JP2010182506A - ワイヤハーネスの布線用治具及び布線板、ワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents
ワイヤハーネスの布線用治具及び布線板、ワイヤハーネスの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】布線用治具1は、布線板20上にネジ等で固定されるベース2と、そのベース2上へ垂直に立設される支柱3と、その支柱3の上端に設けられ、横断面円形となる一対の軸部5,5を上方へ平行に突出したU字状の電線受け部4とを備える。支柱3は、ベース2に対して所定角度(ここでは略90度)の範囲で回転可能に連結されると共に、コイルバネ8によって当該回転範囲の端部位置に回転付勢されている。
【選択図】図1
Description
このような布線用治具においては、電線を掛けて布線する際に電線が様々な方向から張力を受けるため、電線が軸部間の布線空間から抜けるおそれがある。特に布線板は、作業性を良くするために所定角度(例えば60度)傾斜させて設置されることもあるため、布線板に対して垂直に立設される布線用治具も傾斜し、さらに電線が抜けやすくなってしまう。
一方、完成したワイヤハーネスを電線受け部間から抜き取る際に、棒片や板バネ,電線受け部の上端がワイヤハーネスと干渉するため、抜き取りの大きな抵抗となり、ここでも作業性を悪くしてしまう。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、電線受け部の軸部の上端に、布線空間の上方を狭める方向へ折曲する折曲部を設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、一対の軸部を、布線方向で前後にずらして形成したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1の構成において、電線受け部の軸部の上端に、布線空間の上方を狭める内側位置と、布線空間の上方を拡げる外側位置との間で任意に揺動可能な可動部を設けたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、布線板であって、請求項1乃至4の何れかに記載のワイヤハーネスの布線用治具を、一対の軸部が平面視で電線の布線方向に沿って並ぶ向きで複数立設してなることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、ワイヤハーネスの製造方法であって、請求項5に記載の布線板を用い、布線用治具における一対の軸部間に電線を布線方向に貫通させ、回転付勢される一対の軸部によって電線を挟持させて布線を行うことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、折曲部を設けることで、より電線の抜けが生じにくくなる。また、このように折曲部を設けても、完成したワイヤハーネスを抜き取る際には、電線受け部が回転して必要な分だけ布線空間を開放するため、ワイヤハーネスの抜き取りの邪魔になることがない。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、軸部をずらすことで折曲部を布線方向でオーバーラップさせることができるので、布線作業中での電線の抜けがより効果的に防止される。勿論完成したワイヤハーネスの抜き取りも簡単に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、布線作業の際には可動部を内側位置へ倒しておけば、より電線の抜けが生じにくくなる。また、このように可動部を設けても、完成したワイヤハーネスを抜き取る際には、可動部を外側位置へ倒すことで何ら障害なく抜き取りが行える。
図1は、ワイヤハーネスの布線用治具(以下単に「治具」という。)の説明図で、治具1は、布線板20上にネジ等で固定されるベース2と、そのベース2上へ垂直に立設される支柱3と、その支柱3の上端に設けられ、横断面円形となる一対の軸部5,5を上方へ平行に突出したU字状の電線受け部4とを備える。
支柱3は、ベース2に対して所定角度(ここでは略90度)の範囲で回転可能に連結されると共に、付勢手段によって当該回転範囲の端部位置に回転付勢されている。この構造は、例えば支柱3の下端で放射方向へ突設した突起6を、ベース2に形成した扇状の切欠き7内で付勢手段となるコイルバネ8によって周方向へ押圧する等して形成される。よって、上端の電線受け部4も、実線及び二点鎖線で夫々示すように略90度の範囲で回転可能で、且つ実線で示す端部位置に回転付勢されることになる。
また、布線される電線10の数が増えたり電線径が大きかったりすると、図2(B)に示すようにワイヤハーネスWの径に合わせて電線受け部4が回転し、布線方向Aでの布線空間9を大きく開くことになるが、軸部5,5によるワイヤハーネスWの挟持は継続される。従って、この場合もワイヤハーネスWは電線受け部4の中央でがたつきなく保持され、電線受け部4から上方へ不用意に抜けにくくなる。
また、図4に示すように、各軸部5の上端にピン13によって可動部12を夫々連結して、両可動部12,12を、布線空間9の上方を狭める内側位置と、布線空間9の上方を拡げる外側位置との間で任意に揺動可能とすることもできる。この可動部12を設けることで、布線作業の際には内側位置へ倒しておけば、より電線の抜けが生じにくくなる。また、このように可動部12を設けても、完成したワイヤハーネスを抜き取る際には、二点鎖線で示すように可動部12を外側位置へ倒すことで何ら障害なく抜き取りが行える。
なお、この折曲部のオーバーラップ量は適宜変更可能で、また、必ずしもオーバーラップさせる必要はなく、回転付勢の端部位置で電線一本分程度の隙間が布線方向で形成されるようにしたり、隙間を設けずに折曲部の端部同士が布線方向で近接するように形成したりして差し支えない。
さらに、電線受け部の形態も、U字状に限らず、倒コ字状としたり、軸部の断面を長円や楕円等にしたり等、適宜設計変更可能である。
Claims (6)
- 布線板に立設される支柱と、その支柱の上端に設けられ、上方へ突出させた一対の軸部を有して当該軸部間に電線の布線空間を形成する電線受け部とを備えたワイヤハーネスの布線用治具であって、
前記電線受け部を前記支柱を中心として所定角度回転可能に設けると共に、付勢手段によって前記電線受け部を前記所定角度の端部位置へ回転付勢することを特徴とするワイヤハーネスの布線用治具。 - 前記電線受け部の軸部の上端に、前記布線空間の上方を狭める方向へ折曲される折曲部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの布線用治具。
- 前記一対の軸部を、前記布線方向で前後にずらして形成したことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネスの布線用治具。
- 前記電線受け部の軸部の上端に、前記布線空間の上方を狭める内側位置と、前記布線空間の上方を拡げる外側位置との間で任意に揺動可能な可動部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの布線用治具。
- 請求項1乃至4の何れかに記載のワイヤハーネスの布線用治具を、前記一対の軸部が平面視で電線の布線方向に沿って並ぶ向きで複数立設してなる布線板。
- 請求項5に記載の布線板を用い、前記布線用治具における前記一対の軸部間に電線を布線方向に貫通させ、回転付勢される前記一対の軸部によって前記電線を挟持させて布線を行うことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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