JP2007017188A - クランプセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減および生産効率の向上を実現し得るクランプセンサを提供する。
【解決手段】磁気コアが収容された可動側ケース11および固定側ケース13をそれぞれ有して各ケース11,13における基端部22,42の軸孔23a,42aに挿通された支軸を中心として回動可能に連結された一対の可動側センサ2および固定側センサ3と、可動側センサ2の軸受部23にコイル部61が嵌め込まれると共に各基端部22,42に両腕部がそれぞれ掛止されて両センサ2,3を付勢するばね4とを備え、固定側センサ3は、軸孔42aと平行またはほぼ平行に形成された挿通孔43aを有して挿通孔43aに挿通されたばね4の腕部63の先端側部位63bが掛止される掛止部43を備え、ばね4の腕部63は、コイル部61の仮想中心軸と平行またはほぼ平行となるように先端側部位63bが曲げられて構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、支軸を中心として回動可能に連結された一対のセンサと、これらのセンサを付勢するねじりコイルばねとを備えたクランプセンサに関するものである。
この種のクランプセンサとして、特開平10−213598号公報において出願人が開示したクランプセンサが知られている。このクランプセンサは、磁気コアが収容されたコアホルダを有する可動側センサおよび固定側センサ、並びに2つのねじりコイルばね等を備えて構成されている。この場合、両センサは、軸受部に挿通された支軸によって開閉自在に軸支されている。また、各ねじりコイルばねは、コイルスプリング部が軸受部に嵌め込まれると共に、開放一端部および開放他端部が可動側センサおよび固定側センサにそれぞれ掛止されて、両センサを付勢している。
このクランプセンサを組み立てる際に、ねじりコイルばねを取り付けるときには、可動側センサのコアホルダ内に形成されている軸受部に2つのねじりコイルばねのコイルスプリング部をそれぞれ嵌め込む。次いで、各ねじりコイルばねの各開放一端部を可動側センサのコアホルダ内に形成されている支柱部に掛止させる。続いて、各ねじりコイルばねにおける各開放他端部の先端部を掛止カバーに形成されている2つの保持用穴にそれぞれ挿通させる。この際に、掛止カバーを進退させることによって掛止カバーの掛止端が固定側センサにおけるコアホルダの側壁部に当たらないように掛止カバーの位置を調整する。次いで、可動側センサと固定側センサとを軸支した状態で、各ねじりコイルばねの開放他端部(掛止カバー)を掴んで、固定側センサのコアホルダに形成されている掛止用切欠部に開放他端部を掛止させる。これにより、各ねじりコイルばねが取り付けられる。この場合、ねじりコイルばねの開放他端部の長さが短く規定されていたとしても、掛止カバーを用いることで、掛止カバーの掛止端までの距離を長くすることができるため、掛止用切欠部に開放他端部(掛止カバー)を確実に掛止させることが可能となっている。
特開平10−213598号公報(第3−5頁、第1−2図)
ところが、上記のクランプセンサには、改善すべき以下の課題がある。すなわち、このクランプセンサでは、ねじりコイルばねの開放他端部に掛止カバーを取り付けたことで、掛止用切欠部に対する開放他端部の確実な掛止を可能としている。しかしながら、このクランプセンサでは、掛止カバーの取り付け工程が必要な分、製造効率が低下するという課題が生じている。また、このクランプセンサでは、掛止カバーを用いる分、製造コストが増加するという課題も存在する。一方、大形のクランプセンサでは、弾性力の強いコイルばねが用いられる。このようなクランプセンサを組み立てる際には、掛止カバーを取り付けたとしても、掛止カバー(開放他端部)を掴んで掛止用切欠部に掛止させるには大きな力が必要なため、作業が困難となることがある。この場合、可動側センサと固定側センサとを軸支せずに両センサが分離している状態、つまりねじりコイルばねの弾性力が加わっていない状態で開放他端部を掛止用切欠部に掛止させた後に、可動側センサを掴んで固定側センサに近づけて(移動させて)両センサの軸孔を一致させて、支軸を軸孔に挿通させる方法も考えられる。しかしながら、ねじりコイルばねの弾性力が加わっていない状態では、ねじりコイルばねの開放他端部が掛止用切欠部から外れ易いため、開放他端部が外れないようにしつつ両センサの軸孔を一致させるには、作業を慎重に行う必要がある。したがって、この方法を採用したときには、製造効率がさらに低下するという課題が生じる。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、製造コストの低減および生産効率の向上を実現し得るクランプセンサを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のクランプセンサは、略弧状の磁気コアが収容されたケースをそれぞれ有して当該各ケースにおける各々の基端部の軸孔に挿通された支軸を中心として回動可能に連結された一対のセンサと、当該一対のセンサの一方における軸受部にコイル部が嵌め込まれると共に前記各基端部に両腕部がそれぞれ掛止されて前記各ケースの先端部が互いに係合する回動方向に向けて当該一対のセンサを付勢するねじりコイルばねとを備えたクランプセンサであって、前記一対のセンサの他方は、前記軸孔と平行またはほぼ平行に形成された挿通孔または切り欠きを有して当該挿通孔または当該切り欠きに挿通された前記両腕部の一方における先端側部位が掛止される掛止部を備え、前記ねじりコイルばねにおける前記一方の腕部は、前記コイル部の仮想中心軸と平行またはほぼ平行となるように前記先端側部位がその基端側部位に対して曲げられて構成されている。
また、請求項2記載のクランプセンサは、請求項1記載のクランプセンサにおいて、前記一方の腕部の先端部は、前記仮想中心軸に対して所定の角度をなすように前記先端側部位に対して曲げられている。
請求項1記載のクランプセンサによれば、軸孔と平行またはほぼ平行な挿通孔または切り欠きを有してその挿通孔または切り欠きに挿通されたねじりコイルばねにおける一方の腕部の先端側部位が掛止される掛止部を備えて一対のセンサの他方を構成し、その先端側部位をコイル部の仮想中心軸と平行またはほぼ平行となるように基端側部位に対して曲げたことにより、従来のクランプセンサとは異なり、掛止カバーを用いることなく、掛止部の挿通孔または切り欠きにその先端側部位を挿通させるだけで、腕部を掛止部に確実に掛止させることができる。したがって、このクランプセンサによれば、掛止カバーの取り付け工程が不要な分、製造効率を十分に向上させることができると共に、掛止カバーが不要な分、製造コストを十分に低減することができる。また、一方のセンサの移動方向と一方の腕部の先端側部位が曲げられた方向とが直交しているため、その先端側部位が掛止部の挿通孔または切り欠きから外れ難いため、両センサの連結作業を容易に行うことができる。したがって、このクランプセンサによれば、組立作業の効率を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載のクランプセンサによれば、コイル部の仮想中心軸に対して所定の角度をなすようにねじりコイルばねにおける一方の腕部の先端部を先端側部位に対して曲げたことにより、両センサを連結する際に、一方のセンサがコイル部の仮想中心軸に沿った方向に振れたとしても、先端部が掛止部における挿通孔または切り欠きの縁部に当接するため、先端側部位が挿通孔または切り欠きから外れる事態を確実に防止することができる。
以下、本発明に係るクランプセンサの最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、クランプセンサ1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示すクランプセンサ1は、例えば、導線に流れる電流を非接触で測定する際に用いられるクランプ型のセンサであって、可動側センサ2、固定側センサ3、ばね4(図2参照)、グリップ部5および連結ピン6を備えて構成されている。
可動側センサ2は、本発明における一対のセンサの一方に相当し、図1,2に示すように、可動側ケース11および磁気コア12を備えている。可動側ケース11は、図6に示すように、互いに嵌合可能な樹脂製の第1ケース11aおよび第2ケース11bを備えている。この場合、両ケース11a,11bは、嵌合状態において、磁気コア12を収容する平面視が略弧状のコア収容部21、およびばね4の一部分を収容すると共にクランプセンサ1の使用時に可動側センサ2を回動させるレバーとして機能する基端部22を構成する。また、この基端部22には、中心に軸孔23aを有する軸受部23が形成されている。この場合、この軸受部23には、図5に示すように、ばね4のコイル部61が嵌め込まれて、軸孔23aには、図7に示すように、連結ピン6が挿通される。また、基端部22の内部には、図5に示すように、ばね4の腕部62を掛止させる壁部24が形成されている。
磁気コア12は、磁気コア本体、磁気コア本体の外側を覆う絶縁ケース(いずれも図示せず)、および絶縁ケースのさらに外側に取り付けられたシールド31(図2参照)を備えて平面視が略弧状(略円弧状)に構成されて、同図に示すように、可動側ケース11のコア収容部21に収容されている。この場合、磁気コア本体は、平面視が略弧状の金属板を所要の枚数積層したコア、コアにおける両端部を除く部分を被覆するボビン、およびボビンの周囲に巻回された巻線(いずれも図示せず)を備えて構成されている。
固定側センサ3は、本発明における一対のセンサの他方に相当し、図1に示すように、固定側ケース13および磁気コア14を備えている。固定側ケース13は、図6に示すように、互いに嵌合可能な樹脂製の第3ケース13aおよび第4ケース13bを備えている。この場合、両ケース13a,13bは、嵌合状態において、磁気コア14を収容する平面視が略弧状のコア収容部41、および可動側ケース11の基端部22の外側に嵌め合わされると共にグリップ部5(図1参照)が取り付けられる基端部42を構成する。また、この基端部42には、可動側ケース11における軸受部23の軸孔23aに連通させられて連結ピン6が挿通される軸孔42a,42aが形成されている。また、基端部42には、図6,7に示すように、掛止部43が形成されている。この場合、掛止部43には、両図に示すように、軸孔42aに対して平行(またはほぼ平行)な挿通孔43aが形成され、この挿通孔43aにばね4の腕部63の先端側部位63bが挿通されて掛止される。
磁気コア14は、磁気コア本体、磁気コア本体の外側を覆う絶縁ケース(いずれも図示せず)、および絶縁ケースの外側に取り付けられたシールド51(図2参照)を備えて平面視が略弧状(略円弧状)に構成されて、同図に示すように、固定側ケース13のコア収容部41に収容されている。この場合、磁気コア本体は、上記した可動側センサ2における磁気コア12の磁気コア本体と同様に構成されている。
ばね4は、ねじりコイルばねであって、図3,4に示すように、コイル部61および腕部62,63で構成されている。この場合、腕部63は、両図に示すように、その先端側部位63bがコイル部61の仮想中心軸Aと平行(またはほぼ平行)となるように基端側部位63aに対して曲げられると共に、その先端部63cが仮想中心軸Aに対して所定の角度だけ傾くように先端側部位63bに対してさらに曲げられて(2段曲げ)構成されている。また、ばね4は、図2に示すように、可動側センサ2における可動側ケース11の軸受部23にコイル部61が嵌め込まれると共に、可動側ケース11の基端部22の内部に形成された壁部24に腕部62が掛止され、かつ固定側センサ3の固定側ケース13における掛止部43の挿通孔43aに腕部63の先端側部位63bが挿通されて掛止部43に掛止された状態で取り付けられる。この場合、ばね4は、取り付けられた状態において、両センサ2,3の各先端部2a,3aが互いに係合する回動方向(同図に示す矢印Bの方向)に両センサを付勢する。
グリップ部5は、図1に示すように、全体として平面視長方形状に構成されると共に、一端部に開口部5aが形成されて、開口部5a側が固定側センサ3の基端部42に固定されている。また、グリップ部5の内部には、図2に示すように、磁気コア12,14から出力される磁気信号に基づいてセンサ信号を出力する基板100が収容されている。
連結ピン6は、本発明における支軸に相当し、図7に示すように、可動側ケース11における軸受部23の軸孔23a、および固定側ケース13における基端部42の軸孔42aに挿通されて、可動側センサ2と固定側センサ3とを回動可能に連結する。
次に、クランプセンサ1の組み立て方法の一例について、図面を参照して説明する。
まず、可動側センサ2を組み立てる。この場合、第1ケース11aにおける平面視が略弧状の部分(図2に示す第1コア収容部21a)に磁気コア12を嵌め込む。次いで、図5に示すように、第1ケース11aの軸受部23の外側にばね4のコイル部61を嵌め込むと共に、第1ケース11aの基端部22の内部にばね4の腕部62を収容して、ばね4を第1ケース11aに保持させる。続いて、第2ケース11bを第1ケース11aに嵌め合わせて、超音波溶着(ウェルダ溶着)によって両ケース11a,11bを接合する。これにより、可動側センサ2の組立てが完了する。
次に、固定側センサ3を組み立てる。この場合、第4ケース13bと共にコア収容部41を構成する第3ケース13aにおける平面視が略弧状の部分(図2に示す第3コア収容部41a)に磁気コア14を嵌め込む。次いで、第4ケース13bを第3ケース13aに嵌め合わせて、超音波溶着(ウェルダ溶着)によって両ケース13a,13bを接合する。これにより、固定側センサ3の組立てが完了する。
続いて、可動側センサ2と固定側センサ3とを連結する。この場合、図6に示すように、可動側センサ2の可動側ケース11に保持されているばね4における腕部63の先端部63cおよび先端側部位63bを、固定側センサ3の固定側ケース13における掛止部43の挿通孔43aに挿通させて、先端側部位63bを掛止部43に掛止させる。この場合、このクランプセンサ1では、掛止部43の挿通孔43aが軸孔42a、つまり両センサ2,3が連結した状態の可動側ケース11の軸孔23aと平行となるように形成され、腕部63の先端側部位63bがコイル部61の仮想中心軸Aと平行となるように基端側部位63aに対して曲げられている。このため、このクランプセンサ1では、従来のクランプセンサとは異なり、掛止カバーを用いることなく掛止部43の挿通孔43aにばね4の腕部63の先端側部位63bを挿通させるだけで、ばね4の腕部63を掛止部43に確実に掛止させることができる。したがって、掛止カバーの取り付け工程が不要な分、製造効率を向上させることが可能となっている。また、掛止カバーが不要な分、製造コストを低減することが可能となっている。
次いで、ばね4の先端側部位63bを、掛止部43の挿通孔43aに挿通させた状態を維持しつつ、可動側センサ2を掴んで、可動側ケース11における軸受部23の軸孔23aと固定側ケース13における基端部42の軸孔42aとが一致する方向(図6に示す矢印Cの方向)に沿って、可動側センサ2を固定側センサ3に近接(移動)させる。この場合、可動側センサ2を掴んで移動させるため、可動側センサ2と固定側センサ3とを連結した後にばね4の先端側部位63bを掴んで掛止部43の挿通孔43aに挿通させるときに要する力と比較して、可動側センサ2を固定側センサ3に僅かな力で容易に近接させることができる。
また、このクランプセンサ1では、腕部63の先端側部位63bがコイル部61の仮想中心軸Aと平行となるように、つまり可動側センサ2の移動方向に対して直交(またはほぼ直交)する方向に曲げられている。したがって、腕部63の先端側部位63bが掛止部43の挿通孔43aから外れ難いため、可動側センサ2を固定側センサ3に近接させる作業を容易に行うことが可能となっている。また、このクランプセンサ1では、コイル部61の仮想中心軸Aに対して所定の角度をなすように先端部63cが先端側部位63bに対してさらに曲げられているため、可動側センサ2を移動させる際に可動側センサ2が仮想中心軸Aに沿った方向に振れたとしても、先端部63cが掛止部43における挿通孔43aの縁部に当接する結果、先端側部位63bが挿通孔43aから外れる事態が確実に防止されている。
続いて、可動側センサ2における可動側ケース11の基端部22を固定側センサ3における固定側ケース13の基端部42の内側に嵌め合わせると共に、可動側ケース11における軸受部23の軸孔23aと固定側ケース13における基端部42の軸孔42aとが一致した状態で両軸孔23a,42aに連結ピン6を挿通させて可動側センサ2と固定側センサ3とを連結する。次に、グリップ部5を取り付ける。この場合、グリップ部5の内部に基板100を収容して固定して、可動側センサ2の磁気コア12における巻線の端部、および固定側センサ3の磁気コア14における巻線の端部を基板100に接続する。次いで、グリップ部5の開口部5aを固定側センサ3の固定側ケース13における基端部42に嵌め合わせて、グリップ部5を基端部42にねじ止めする。以上により、クランプセンサ1が完成する。
このように、このクランプセンサ1によれば、軸孔42aと平行な挿通孔43aを有して挿通孔43aに挿通されたばね4における腕部63の先端側部位63bが掛止される掛止部43を備えて固定側センサ3を構成し、ばね4における腕部63の先端側部位63bをコイル部61の仮想中心軸Aと平行となるように基端側部位63aに対して曲げたことにより、従来のクランプセンサとは異なり、掛止カバーを用いることなく、掛止部43の挿通孔43aに腕部63の先端側部位63bを挿通させるだけで、腕部63を掛止部43に確実に掛止させることができる。したがって、このクランプセンサ1によれば、掛止カバーの取り付け工程が不要な分、製造効率を十分に向上させることができると共に、掛止カバーが不要な分、製造コストを十分に低減することができる。また、可動側センサ2の移動方向と腕部63の先端側部位63bが曲げられた方向とが直交しているため、腕部63の先端側部位63bが掛止部43の挿通孔43aから外れ難いため、可動側センサ2と固定側センサ3との連結作業を容易に行うことができる。したがって、このクランプセンサ1によれば、クランプセンサ1を組み立てる組立作業の効率を十分に向上させることができる。
また、このクランプセンサ1によれば、コイル部61の仮想中心軸Aに対して所定の角度をなすように先端部63cを先端側部位63bに対して曲げたことにより、可動側センサ2と固定側センサ3とを連結する際に、可動側センサ2が仮想中心軸Aに沿った方向に振れたとしても、先端部63cが掛止部43における挿通孔43aの縁部に当接するため、腕部63の先端側部位63bが掛止部43の挿通孔43aから外れる事態を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、1つのばね4で可動側センサ2および固定側センサ3を付勢する構成例について上記したが、2つ以上の任意の数のばね4で両センサ2,3を付勢する構成を採用することもできる。また、ばね4における腕部63の先端側部位63bを挿通させる挿通孔43aが形成された掛止部43を例に挙げて説明したが、挿通孔43aに代えて、先端側部位63bを挿通させる切り欠きを掛止部43に形成することもできる。また、ばね4における腕部63の先端部63cを先端側部位63bに対してさらに曲げた例について上記したが、先端部63cを曲げていない構成を採用することもできる。
クランプセンサ1の平面図である。 クランプセンサ1の内部構成を示す平面図である。 ばね4の斜視図である。 ばね4の側面図である。 ばね4の取り付け方法を説明するための説明図である。 可動側センサ2と固定側センサ3との連結方法を説明するための説明図である。 可動側センサ2および固定側センサ3を連結した状態の斜視図である。
符号の説明
1 クランプセンサ
2 可動側センサ
2a,3a 先端部
3 固定側センサ
4 ばね
6 連結ピン
11 可動側ケース
11a 第1ケース
11b 第2ケース
12,14 磁気コア
13 固定側ケース
13a 第3ケース
13b 第4ケース
22,42 基端部
23 軸受部
23a,42a 軸孔
43 掛止部
43a 挿通孔
61 コイル部
62,63 腕部
63a 基端側部位
63b 先端側部位
63c 先端部
A 仮想中心軸
B 矢印

Claims (2)

  1. 略弧状の磁気コアが収容されたケースをそれぞれ有して当該各ケースにおける各々の基端部の軸孔に挿通された支軸を中心として回動可能に連結された一対のセンサと、当該一対のセンサの一方における軸受部にコイル部が嵌め込まれると共に前記各基端部に両腕部がそれぞれ掛止されて前記各ケースの先端部が互いに係合する回動方向に向けて当該一対のセンサを付勢するねじりコイルばねとを備えたクランプセンサであって、
    前記一対のセンサの他方は、前記軸孔と平行またはほぼ平行に形成された挿通孔または切り欠きを有して当該挿通孔または当該切り欠きに挿通された前記両腕部の一方における先端側部位が掛止される掛止部を備え、
    前記ねじりコイルばねにおける前記一方の腕部は、前記コイル部の仮想中心軸と平行またはほぼ平行となるように前記先端側部位がその基端側部位に対して曲げられて構成されているクランプセンサ。
  2. 前記一方の腕部の先端部は、前記仮想中心軸に対して所定の角度をなすように前記先端側部位に対して曲げられている請求項1記載のクランプセンサ。
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