JP2010179896A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブを設ける場合において、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ制動性能をさらに向上させた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びる複数のリブによって構成されるリブ状陸部40を備え、リブ状陸部40は、リブ10と、リブ10の車両装着時内側、及びリブ10の車両装着時外側に設けられ、サイプ50及びサイプ60によってリブ10と分断されるリブ20及びリブ30とを有し、トレッド幅方向WTRに沿ったリブ10の幅は、トレッド幅方向WTRに沿ったリブ20及びリブ30の幅よりも狭く、リブ状陸部40は、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLよりも車両装着時内側に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブによって構成されるリブ状陸部を備える空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤでは、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる陸部であるリブが複数設けられたトレッドパターンが広く用いられている(例えば、特許文献1)。
このようなリブでは、トレッド幅方向に沿ったリブ幅は数cm程度であることが一般的であり、リブを分断する細溝の幅よりも充分に広い。このため、リブの剛性が高くなり、車両の操縦安定性などの向上に寄与する。
特開平1−215605号公報(第2図)
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤには、次のような問題があった。すなわち、リブの剛性、具体的にはタイヤ周方向に沿った入力に対する剛性が高いため、リブの剛性が低い場合と比較して、空気入りタイヤが路面に接地する接地長が短くなる。接地長が短いと、制動性能が低下する問題がある。
一方、制動性能の低下を抑制するため、単にリブ幅を狭くすると、車両の操縦安定性などが低下する別の問題を引き起こす。
そこで、本発明は、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブを設ける場合において、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ制動性能をさらに向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、タイヤ周方向(タイヤ周方向R)に沿って直線状に延びる複数のリブによって構成されるリブ状陸部(例えば、リブ状陸部40)を備える空気入りタイヤ(例えば、空気入りタイヤ1)であって、リブ状陸部は、中央細リブ(例えば、リブ10)と、中央細リブの車両装着時内側、及び中央細リブの車両装着時外側に設けられ、細溝(例えば、サイプ50)によって中央細リブと分断される隣接細リブ(例えば、リブ20、リブ30)と
を有し、トレッド幅方向(トレッド幅方向WTR)に沿った中央細リブの幅(例えば、リブ幅W10)は、トレッド幅方向に沿った隣接細リブの幅(例えば、リブ幅W20、リブ幅W30)よりも狭く、リブ状陸部は、空気入りタイヤのタイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)よりも車両装着時内側に設けられることを要旨とする。
このような空気入りタイヤによれば、リブ状陸部を構成する中央細リブ及び隣接細リブは、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる細長い形状であるため、タイヤ周方向に沿った入力に対する剛性は、低下する。つまり、リブ状陸部は、タイヤ周方向に沿った入力に対する剛性が低いリブにより構成されるため、リブ状陸部の接地長は長くなり、接地面積が大きくなる。
また、リブ状陸部は、タイヤ周方向に沿って直線状に延び、トレッド幅方向に沿って並ぶ中央細リブ及び隣接細リブによって構成されるため、リブ状陸部は、中央細リブ及び隣接細リブが、互いに支えあうことで剛性を確保する。これにより、リブ状陸部は、空気入りタイヤ1の操縦安定性の低下を抑制する。
つまり、空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブで構成されるリブ状陸部により、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ、制動性能をさらに向上させる。
空気入りタイヤ1は、一般的なネガティブキャンバーが付与された車両に装着された場合、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLよりも車両装着時内側に設けられるリブ状陸部40は、空気入りタイヤ1が路面に接地する際の接地圧が高い領域となる。従って、リブ状陸部40は、空気入りタイヤ1の制動性能に効果的に寄与するため、空気入りタイヤ1は、制動性能を向上させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、トレッド幅方向に沿った前記リブ状陸部の幅は、空気入りタイヤのトレッド幅の5%以上、50%以下であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は2の特徴に係り、中央細リブの幅は、隣接細リブの幅の80%以下であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の特徴の何れかに係り、細溝は、サイプであることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至4の特徴の何れかに係り、隣接細リブに隣接し、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる主溝(例えば、主溝150)と、隣接細リブに形成され、主溝に連なる横溝(例えば、横溝80)とを備え、横溝の一端は、主溝に連なり、横溝の他端は、隣接細リブ内で終端することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至5の特徴の何れかに係り、中央細リブの幅は、トレッド幅方向に沿ったリブ状陸部の幅の1/6以上、2/7以下であることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1乃至6の特徴の何れかに係り、隣接細リブの幅は、トレッド幅方向に沿ったリブ状陸部の幅の1/3以上であることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1乃至7の特徴の何れかに係り、中央細リブは、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブによって構成されることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1乃至8の特徴の何れかに係り、空気入りタイヤは、ネガティブキャンバーが付与された車両に装着されることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブを設ける場合において、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ制動性能をさらに向上させた空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤを構成するトレッドの展開図である。 本発明の比較例における空気入りタイヤにおけるトレッドの展開図である。 本発明の比較例における空気入りタイヤにおけるトレッドの展開図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤを構成するトレッドの展開図である。
次に、本発明に係る第1実施形態、第2実施形態、その他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
第1実施形態においては、(1)空気入りタイヤの構成、(2)リブ状陸部の詳細構成、(3)比較評価、(4)作用・効果について説明する。
(1)空気入りタイヤの構成
図1は、空気入りタイヤ1の正面図である。図1に示すように、本実施形態において、空気入りタイヤ1は、ネガティブキャンバーが付与された車両に装着される。
図2は、図1に示す空気入りタイヤ1を構成するトレッドの展開図である。空気入りタイヤ1におけるトレッド表面に形成される各部位について説明する。具体的には、(1.1)陸部、(1.2)主溝について説明する。なお、図1〜5(図3〜4は、後述)に示す空気入りタイヤにおいて、陸部、主溝、サイプ(後述)の見分けが付くように、主溝及びサイプには、ハッチングを施している。従って、実際の主溝及びサイプの外観とは異なっている。
(1.1)陸部
空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って延び、路面と接地するリブ状陸部40と、陸部100と、陸部140とを備える。
リブ状陸部40と、陸部100と、陸部140とは、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLよりも車両装着時内側に設けられる。
トレッド幅方向WTRに沿ったリブ状陸部40の幅は、空気入りタイヤ1のトレッド幅の5%以上、50%以下である。
(1.2)主溝
空気入りタイヤ1は、陸部と陸部との間にタイヤ周方向Rに沿って延びる主溝150、主溝180を備える。
具体的には、主溝150は、リブ状陸部40と、陸部100との間に形成される。主溝180は、リブ状陸部40と、陸部140との間に形成される。
(2)リブ状陸部の詳細構成
リブ状陸部40の詳細構成について、説明する。具体的には、(2.1)リブ、(2.2)サイプ、(2.3)リブの幅について、説明する。
(2.1)リブ
リブ状陸部40は、タイヤ周方向Rに沿って延びる複数のリブ(リブ10、リブ20、リブ30)によって構成される。
リブ20は、リブ10の車両装着時内側に設けられ、サイプ50(後述)によって、リブ10と分断される。リブ30は、リブ10の車両装着時外側に設けられ、サイプ60(後述)によって、リブ10と分断される。
(2.2)サイプ
リブ状陸部40には、リブとリブとの間に、タイヤ周方向Rに沿って延びるサイプ50及びサイプ60が形成される。具体的には、サイプ50は、リブ10とリブ20との間に形成される。サイプ60は、リブ10とリブ30との間に形成される。サイプ50及びサイプ60は、主溝150よりも溝幅が狭いサイプである。
(2.3)リブの幅
トレッド幅方向WTRに沿ったリブ10の幅であるリブ幅W10は、トレッド幅方向WTRに沿ったリブ20及びリブ30の幅であるリブ幅W20及びリブ幅W30よりも狭い。
具体的には、リブ幅W10は、リブ幅W20及びリブ幅W30の80%以下である。リブ幅W10は、トレッド幅方向に沿ったリブ状陸部40の幅の1/6以上、2/7以下である。
リブ幅W20及びリブ幅W30は、トレッド幅方向に沿ったリブ状陸部40の幅の1/3以上である。
(3)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(3.1)評価方法、(3.2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(3.1)評価方法
3種類の空気入りタイヤを用いて、操縦安定性及び制動性能について評価を行った。空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ :225/45R17
・ リムホイールサイズ :7J-17
・ タイヤの種類 :ノーマルタイヤ(スタッドレスタイヤ以外のタイヤ)
・ 車種 :国産車セダン
・ 荷重条件 :600N+ドライバーの体重
・ 測定方法 :
操縦安定性;高速試験コース(サーキット場)及び一般道において、ドライバーによるフィーリング評価
制動性能;ABS機能を発揮した状態で、時速100km/hからの減速度を測定
操縦安定性及び制動性能の評価結果は、従来の空気入りタイヤである比較例1に係る空気入りタイヤ2の評価結果を100としたときの対比指数で表示した。操縦安定性及び制動性能の評価結果は、大きい数値を示すほど、優れた性能を有することを示す。
比較例1、2で用いた空気入りタイヤ2、3のトレッドの展開図を図3及び図4に示す。
図3に示すように、比較例1の空気入りタイヤ2は、実施例の空気入りタイヤ1と比較して、リブ状陸部40の構成が異なる。具体的には、比較例1の空気入りタイヤ2は、リブ状陸部40の代わりにタイヤ周方向Rに沿って延びる陸部120、陸部130、サイプ160を有している。特に、比較例1の空気入りタイヤ2は、空気入りタイヤ1のリブ10の代わりとなるリブを有していない点で、図2に示す実施例の空気入りタイヤ1と異なる。
図4に示すように、比較例2の空気入りタイヤ3は、実施例の空気入りタイヤ1と比較して、リブ状陸部40の構成が異なる。具体的には、比較例2の空気入りタイヤ3は、リブ状陸部40の代わりにタイヤ周方向Rに沿って延びる陸部110、陸部122、陸部132、主溝162、主溝170が形成されている。特に、比較例2の空気入りタイヤ3の主溝162及び主溝170のトレッド幅方向WTRに沿った溝幅は、空気入りタイヤ1のサイプ50及びサイプ60の溝幅に比べて、広く形成されている点で、図2に示す実施例の空気入りタイヤ1と異なる。
(3.2)評価結果
各空気入りタイヤの評価結果について、表1を参照しながら説明する。
Figure 2010179896
比較例2の空気入りタイヤ3は、比較例1の空気入りタイヤ2と比べて、優れた制動性能を備えるが、操縦安定性の低下を抑制できていない。
実施例の空気入りタイヤ1は、比較例1、2の空気入りタイヤ2及び空気入りタイヤ3に比べて、操縦安定性の低下を抑制しつつ、優れた制動性能を備えることが分かる。
(4)作用・効果
以上説明したように、本実施形態によれば、リブ状陸部40を構成するリブ10、リブ20、リブ30は、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びる細長い形状であるため、タイヤ周方向Rに沿った入力に対する剛性は、低下する。
つまり、リブ状陸部40は、タイヤ周方向Rに沿った入力に対する剛性が低いリブにより構成されるため、リブ状陸部40の接地長は長くなり、接地面積が大きくなる。
また、リブ状陸部40は、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延び、トレッド幅方向WTRに沿って並ぶリブ10、リブ20、リブ30によって構成されるため、リブ状陸部40は、リブ10、リブ20、リブ30が互いに支えあうことで、剛性を確保する。これにより、リブ状陸部40は、空気入りタイヤ1の操縦安定性の低下を抑制する。
つまり、空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びる複数のリブで構成されるリブ状陸部40により、車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ、制動性能をさらに向上させる。
トレッド幅方向に沿ったリブ幅W10は、トレッド幅方向に沿ったリブ幅W20及びリブ幅W30よりも狭いため、リブ10は、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びる細長い形状となり、リブ20、リブ30よりもタイヤ周方向Rに沿った入力に対する剛性が更に低下する。このため、リブ10は、リブ状陸部40において、リブ20、リブ30よりも空気入りタイヤ1の制動性能を向上させる。
空気入りタイヤ1は、一般的なネガティブキャンバーが付与された車両に装着されることにより、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLよりも車両装着時内側に設けられるリブ状陸部40は、空気入りタイヤ1が路面に接地する際の接地圧が高い領域となる。従って、リブ状陸部40は、空気入りタイヤ1の制動性能に更に効果的に寄与するため、空気入りタイヤ1は、制動性能を向上させることができる。
本実施形態では、リブ幅W10は、リブ幅W20及びリブ幅W30の80%以下であるため、リブ10は、リブ状陸部40において、空気入りタイヤ1の制動性能を更に効率的に向上させる。一方、リブ20、リブ30は、リブ状陸部40において、空気入りタイヤ1の操縦安定性の低下を充分に抑制する。
本実施形態では、サイプ50及びサイプ60は、サイプであるため、リブ状陸部40は、トレッド幅方向WTRに沿った入力に対する剛性が低下することを更に抑制できる。
本実施形態では、リブ幅W10は、リブ状陸部40の幅の1/6以上、2/7以下であるため、リブ10は、リブ状陸部40において、空気入りタイヤ1の制動性能を更に効率的に向上させる。
本実施形態では、リブ幅W20及びリブ幅W30は、リブ状陸部40の幅の1/3以上であるため、リブ20、リブ30で操縦安定性を更に向上させることができる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態における空気入りタイヤ1は、リブ状陸部40は、タイヤ周方向に沿って直線状に延びるリブ10、リブ20、リブ30により構成されていた。これに対して、第2実施形態における空気入りタイヤ4は、リブ状陸部の中央に複数のリブを備え、リブ状陸部の端側のリブに横溝を備える。
具体的には、第2実施形態の空気入りタイヤ4においては、(1)リブ状陸部の詳細構成、(2)横溝、(3)作用・効果について、図5を参照しながら説明する。
なお、以下の第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点を主に説明し、重複する説明を省略する。
(1)リブ状陸部の詳細構成
図5に示すように、リブ状陸部42は、タイヤ周方向Rに沿って延びる複数のリブ(リブ12、リブ13、リブ22、リブ32)によって構成される。具体的には、第1実施形態異なり、リブ状陸部42の中央には、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びるリブ12及びリブ13が形成される。
リブ12は、リブ13の車両装着時内側に設けられ、サイプ70によって、リブ13と分断される。リブ22は、リブ12の車両装着時内側に設けられ、サイプ52によって、リブ12と分断される。リブ32は、リブ13の車両装着時外側に設けられ、サイプ62によって、リブ13と分断される。リブ22及びは、主溝150に連なる横溝80を備える。リブ32は、主溝180に連なる横溝90を備える。具体的には、横溝80(横溝90)の一端は、主溝150(主溝180)に連なり、横溝80(横溝90)の他端は、リブ22(リブ32)内で終端する。
トレッド幅方向WTRに沿ったリブ12及びリブ13の幅であるリブ幅W12及びリブ幅W13は、トレッド幅方向WTRに沿ったリブ22及びリブ32の幅であるリブ幅W22及びリブ幅W32よりも狭い。
(2)横溝
横溝80は、リブ22に形成され、主溝150に連なる。横溝90は、リブ32に形成され、主溝180に連なる。
(3)作用・効果
以上説明したように、本実施形態では、空気入りタイヤ4は、リブ22又はリブ32に形成され、主溝150又は主溝180に連なる横溝80又は横溝90を備えるため、リブ22及びリブ32のタイヤ周方向Rに沿った入力に対する剛性を低下させることができ、トレッド幅方向WTRに沿ったリブ12の幅よりも広いリブ幅を備えるリブ22及びリブ32においても、接地長は長くなり、接地面積が大きくなるため、制動性能を更に向上させる。
本実施形態では、リブ状陸部42の中央には、タイヤ周方向Rに沿って直線状に延びるリブ12及びリブ13が形成されるため、空気入りタイヤ4の制動性能を更に向上させる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。
上述した第1実施形態では、空気入りタイヤ1は、ネガティブキャンバーが付与された車両に装着されているが、これに限られず、ポジティブキャンバーが付与された車両に装置されていてもよい。この場合、リブ状陸部40は、タイヤ赤道線CLよりも車両装着時外側に設けられることにより、更に車両の操縦安定性の低下を抑制しつつ、制動性能を向上させる。
上述した第1実施形態では、リブ状陸部40には、リブとリブとの間に、タイヤ周方向Rに沿って延びるサイプ50及びサイプ60が形成されるが、これに限られず、サイプ50及びサイプ60は、トレッド幅方向WTRに沿って、所定の幅を有する細溝であってもよい。この場合、トレッド幅方向WTRに沿った細溝の幅は、主溝150の幅よりも狭いことが好ましい。
上述した第2実施形態では、横溝80及び横溝90は、リブ22又はリブ32に形成されているが、これに限られず、例えば、横溝80及び横溝90は、リブ12及びリブ13に形成されていてもよい。
上述した第1実施形態では、陸部100及び陸部140について、特に限定しておらず、例えば、陸部100及び陸部140には、サイプ、横溝等が形成されていてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1、2、3、4…空気入りタイヤ、
10、12、13、20、30、32…リブ、40、42…リブ状陸部
50、52、60、62、70…サイプ、80、90…横溝
100、110、120、122、130、132、140…陸部
150、160、162、170、180…主溝

Claims (9)

  1. タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブによって構成されるリブ状陸部を備える空気入りタイヤであって、
    前記リブ状陸部は、
    中央細リブと、
    前記中央細リブの車両装着時内側、及び前記中央細リブの車両装着時外側に設けられ、細溝によって前記中央細リブと分断される隣接細リブと
    を有し、
    トレッド幅方向に沿った前記中央細リブの幅は、前記トレッド幅方向に沿った前記隣接細リブの幅よりも狭く、
    前記リブ状陸部は、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線よりも前記車両装着時内側に設けられる空気入りタイヤ。
  2. トレッド幅方向に沿った前記リブ状陸部の幅は、空気入りタイヤのトレッド幅の5%以上、50%以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記中央細リブの幅は、前記隣接細リブの幅の80%以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記細溝は、サイプである請求項1乃至3の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記隣接細リブに隣接し、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる主溝と、
    前記隣接細リブに形成され、前記主溝に連なる横溝とを備え、
    前記横溝の一端は、前記主溝に連なり、
    前記横溝の他端は、前記隣接細リブ内で終端する請求項1乃至4の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記中央細リブの幅は、トレッド幅方向に沿った前記リブ状陸部の幅の1/6以上、2/7以下である請求項1乃至5の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記隣接細リブの幅は、トレッド幅方向に沿った前記リブ状陸部の幅の1/3以上である請求項1乃至6の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記中央細リブは、タイヤ周方向に沿って直線状に延びる複数のリブによって構成される請求項1乃至7の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記空気入りタイヤは、ネガティブキャンバーが付与された車両に装着される請求項1乃至8の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
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