JP2010177870A - 電話制御装置及びそれを備えた電話システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部の公衆回線に接続され電話交換機として呼制御を実施する主装置1は、複数の電話端末を収容する端末制御装置2に接続され、着信グループ毎に着信音パターンが対応付けられた着信音パターンデータベース等を記憶する記憶装置11が備えられている。
【選択図】図1
Description
そこで例えば、端末電話機毎又はその端末電話機のグループ毎で、かつ着信があった場合の回線種別対応又は回線対応で着信音が異なるようにする電話装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、同一発信者種別であっても、ダイヤルイン内線番号毎に着信音を区別することができ、また、同一発信者種別であっても、電話回線グループ毎に着信音を区別することができる電話交換機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2に係る発明においては、着信状態の電話回線グループ毎に着信音を鳴動させるのでどの電話回線グループの着信であるのか区別することが可能であるが、特許文献1に係る発明と同様に、複数の電話回線グループに属する内線電話機について、その複数の電話回線グループが同時に着信状態となった場合に、その複数の電話回線グループのうちの一つの電話回線グループへの着信なのか、その複数の電話回線グループ同時の着信であるのか区別することができないという問題点がある。
(電話システムの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電話システムの全体構成図である。
図1において、外部の公衆回線に接続され電話交換機として呼制御を実施する主装置1が、複数の電話端末を収容する端末制御装置2に接続されている。その端末制御装置2には、電話端末3a〜3eが接続されており、INS(登録商標)による接続を構成している。また、この電話端末3a〜3eには、一つ又は複数のキー(図示せず)が備えられており、各キーに対して着信グループを割り付け、その着信グループに参加させることができる。本実施の形態において、電話端末3a〜3eはそれぞれ2つのキーK1及びK2(図示せず)を備えるものとする。また、この電話端末3a〜3eのうち、電話端末3a〜3cによって着信グループ10aが構成され、そして、電話端末3c及び3dによって着信グループ10bが構成されている。また、主装置1は、外部の公衆回線であるPSTN(公衆交換電話網)20に接続されており、そのPSTN20には、例えば、一般電話21a〜21cが接続されている。さらに、主装置1には、各着信グループ毎に着信音パターンが対応付けられた着信音パターンデータベース等を記憶する記憶装置11が備えられている。
また、上記の説明においては、主装置1及び端末制御装置2が別々の装置としているが、これに限られるものではなく、双方の機能を併せ持つ単一の装置とする構成としてもよい。
また、上記で説明したように、端末制御装置2及び電話端末3a〜3eはINS(登録商標)によって接続されているが、これに限られるものではなく、例えば、LANによって接続されSIP(Session Initiation Protocol)による通信プロトコルで通信されるネットワークを構成してもよい。
また、PSTN20は、アナログ回線網に限られるものではなく、例えば、ISDN(登録商標)等のデジタル回線網でもよい。
そして、電話端末3a〜3e及び一般電話21a〜21cは、図1で示されるような固定電話に限られるものではなく、携帯電話又はPHS(登録商標)等で構成されるものとしてもよい。
さらに、図1で示される電話システムの構成は、あくまで一例であり、電話端末、一般電話及び着信グループの数は、図1で示されるものに限られるものではなく、その他の個数で構成されるものとしてもよい。
図2は本発明の実施の形態1に係る電話システムにおける着信グループ毎の着信音パターンの鳴動動作を示す図であり、図3は同電話システムにおける着信グループに対応した着信音パターンデータベースを示す図である。以下において、図2及び図3を参照しながら、着信グループの鳴動動作の概要について説明する。
まず、図2(a)において、発信者Aが一般電話21aによって着信グループ10aに対して発信する。すると、各電話端末が有するキーによって着信グループ10aに設定された、すなわち、着信グループ10aに属する電話端末(ここでは、電話端末3a〜3c)が鳴動する。このとき、鳴動する着信音パターンは、図1における主装置1によって、記憶装置11に記憶された図3で示される着信音パターンデータベースが参照され、着信グループ10aに対応するものとして選択された着信音パターン1である。
図4は本発明の実施の形態1に係る電話システムの複数着信状態における鳴動動作のシーケンス図であり、図5は同電話システムの複数着信状態における鳴動停止のシーケンス図である。以下において、図4を参照しながら、受信端末である電話端末の鳴動動作の詳細、特に、複数着信状態において、その着信状態にある複数の着信グループに属する電話端末3cの鳴動動作の詳細を説明する。ここで、電話端末3cのキーK1には着信グループ10aが、そして、キーK2には着信グループ10bが設定されているものとする。
まず、図4において、一般電話21aから着信グループ10aへの発信が実施される。
(S12)
主装置1は、その発信状態を検出し、図1における記憶装置11に記憶されている着信音パターンデータベースを参照し、着信グループ10aに対応する着信音パターンである着信音パターン1を取得する。
(S13)
そして、主装置1は、着信グループ10aが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK1)、端末制御装置2に着信音パターン情報(ここでは着信音パターン1)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10aに属する電話端末の着信グループ10aが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK1)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターン1を記憶する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。電話端末3cにおけるキーK2用の記憶領域には、この時点では、着信音パターンは記憶されていない。そして、鳴動を開始させる着信音パターンとして着信音パターン1を設定する。なお、着信音パターン(ここでは着信音パターン1)を記憶する媒体は、端末制御装置2における前述のメモリーであると説明しているが、これに限られるものではなく、主装置1における記憶装置11に記憶する構成としてもよい。
(S15)
そして、端末制御装置2は、着信グループ10aに属する電話端末に対して、着信音パターン1による鳴動の開始指令を送信する。
(S16)
その鳴動開始指令を受信した電話端末は、着信音パターン1で鳴動動作を開始する。
(S17)
また、端末制御装置2は、着信グループ10aに属する電話端末に対して、着信グループ10aが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK1)の点灯要求を送信する。なお、端末制御装置2は、一般電話21aから、主装置1を介して、一般電話21aの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10aに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求を送信する構成としてもよい。
(S18)
そのキーの点灯要求を受信した電話端末は、そのキー(電話端末3cにおいてはキーK1)を点灯させる。
次に、一般電話21bが着信グループ10bに対して発信する。
(S20)
主装置1は、その発信状態を検出し、図1における記憶装置11に記憶されている着信音パターンデータベースを参照し、着信グループ10bに対応する着信音パターンである着信音パターン2を取得する。
(S21)
そして、主装置1は、着信グループ10bが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK2)、端末制御装置2に着信音パターン情報(ここでは着信音パターン2)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10bに属する電話端末の着信グループ10bが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターン2を記憶する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK1)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。電話端末3cにおけるキーK1用の記憶領域には、この時点では、既に着信音パターン1が記憶されている。したがって、電話端末3cにおけるキーK1用の記憶領域には着信音パターン1が、そして、キーK2用の記憶領域には着信音パターン2が記憶されているので、端末制御装置2は、電話端末3cは複数着信状態となっている着信グループ10a及び着信グループ10b双方に属していると判定し、電話端末3cに鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターンデータベースにおける複数着信状態に対応する着信音パターン5を設定する。また、前述の他のキー用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン2を設定する。
(S23)
そして、端末制御装置2は、電話端末3cに対して、着信音パターン5による鳴動の開始指令を送信する。また、着信グループ10bのみに属する電話端末に対しては、着信音パターン2による鳴動の開始指令を送信する。
(S24)
その鳴動開始指令を受信した電話端末は、その鳴動開始指令に係る着信音パターン(電話端末3cにおいては着信音パターン5)で鳴動動作を開始する。
(S25)
また、端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信グループ10bが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK2)の点灯要求を送信する。なお、端末制御装置2は、一般電話21bから、主装置1を介して、一般電話21bの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10bに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求を送信する構成としてもよい。
(S26)
そのキーの点灯要求を受信した電話端末は、そのキー(電話端末3cにおいてはキーK2)を点灯させる。
まず、図5において、主装置1は、着信グループ10aに属する電話端末3c以外の電話端末が、一般電話21aへ応答したことを検出、又は、その一般電話21aからの発信の放棄を検出する。
(S32)
そして、主装置1は、着信グループ10aが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK1)、端末制御装置2に鳴動を停止させる着信音パターン情報(ここでは着信音パターン1)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10aに属する電話端末の着信グループ10aが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK1)用に割り当てられた記憶領域に記憶されている着信音パターン1を消去する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。電話端末3cにおけるキーK2用の記憶領域には、この時点では、既に着信音パターン2が記憶されている。したがって、電話端末3cに鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン2を設定する。また、前述の他のキー用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン無しとして設定する。
(S34)
そして、端末制御装置2は、電話端末3cに対して、着信音パターン2による鳴動の開始指令を送信する。また、着信グループ10aのみに属する電話端末に対しては、鳴動の停止指令を送信する。
(S35)
その鳴動開始指令を受信した電話端末3cは、着信音パターン5から着信音パターン2による鳴動動作に切り替える。また、鳴動停止指令を受信した電話端末は、鳴動動作を停止する。
(S36)
また、端末制御装置2は、着信グループ10aに属する電話端末に対して、着信グループ10aが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK1)の滅灯要求を送信する。なお、前述したように端末制御装置2が、一般電話21aから、主装置1を介して、一般電話21aの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10aに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求をしていた場合は、そのアドレス情報の表示消去要求を送信する。
(S37)
そのキーの滅灯要求を受信した電話端末は、そのキー(電話端末3cにおいてはキーK1)を滅灯させる。
主装置1は、着信グループ10bに属する電話端末が、一般電話21bへ応答したことを検出、あるいは、その一般電話21bからの発信の放棄を検出する。
(S39)
そして、主装置1は、着信グループ10bが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK2)、端末制御装置2に鳴動を停止させる着信音パターン情報(ここでは着信音パターン2)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10bに属する電話端末の着信グループ10bが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に記憶されている着信音パターン2を消去する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン無しとして設定する。
(S41)
そして、端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信音パターン2による鳴動の停止指令を送信する。
(S42)
その鳴動停止指令を受信した電話端末は、鳴動動作を停止する。
(S43)
また、端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信グループ10bが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK2)の滅灯要求を送信する。なお、前述したように端末制御装置2が、一般電話21bから、主装置1を介して、一般電話21bの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10bに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求をしていた場合は、そのアドレス情報の表示消去要求を送信する。
(S44)
そのキーの滅灯要求を受信した電話端末は、そのキー(電話端末3cにおいてはキーK2)を滅灯させる。
また、ある特定の電話端末(例えば、電話端末3c)が複数の着信グループに属し、その複数の着信グループが複数着信状態となった場合、複数着信状態に対応する着信音パターンによってその電話端末を鳴動させることによって、複数の着信グループに着信があることを判断することができる。
(電話システムの全体構成)
実施の形態2に係る電話システムの全体構成について、図1で示される実施の形態1に係る電話システムの全体構成と相違する点を説明する。
主装置1は、着信グループに着信があった場合、一般電話21a〜21c等から発信される外線によるものであるのか、電話端末3a〜3eにおけるある電話端末から別の電話端末への発信される内線によるものであるのか、又は、私設された専用回線によるものであるのか、回線の種別を識別する機能を有する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図6は本発明の実施の形態2に係る電話システムにおける着信グループ毎及び回線種別毎の着信音パターンの鳴動動作を示す図であり、図7は同電話システムにおける着信グループ及び回線種別に対応した着信音パターンデータベースを示す図である。以下において、図6及び図7を参照しながら、着信グループの鳴動動作の概要について説明する。
まず、図6(a)において、発信者Aが外線による一般電話21aによって着信グループ10aに対して発信する。すると、各電話端末が有するキーによって着信グループ10aに設定された、すなわち、着信グループ10aに属する電話端末(ここでは、電話端末3a〜3c)が鳴動する。このとき、図1における主装置1は、一般電話21aからの発信が外線によるものであることを識別し、鳴動する着信音パターンは、記憶装置11に記憶された図7で示される着信音パターンデータベースが参照され、着信グループ10a及び外線に対応するものとして選択された着信音パターン1である。
本発明の実施の形態2に係る電話システムの複数着信状態における鳴動動作及び鳴動停止動作は、実施の形態1における図4で示される鳴動動作シーケンス図及び図5で示される鳴動停止シーケンス図と、基本的に同様であるが、まず、図4を参照しながら複数着信状態における鳴動動作について実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
主装置1は、一般電話21aからの発信状態を検出し、その発信が外線によるものであることを識別し、図1における記憶装置11に記憶されている着信音パターンデータベースを参照し、着信グループ10a及び外線に対応する着信音パターンである着信音パターン1を取得する。
電話端末3eが着信グループ10bに対して発信する。
(S20)
主装置1は、その発信状態を検出し、その発信が内線によるものであることを識別し、図1における記憶装置11に記憶されている着信音パターンデータベースを参照し、着信グループ10b及びその他の回線(ここでは、内線)に対応する着信音パターンである着信音パターン4を取得する。
(S21)
そして、主装置1は、着信グループ10bが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK2)、端末制御装置2に着信音パターン情報(ここでは着信音パターン4)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10bに属する電話端末の着信グループ10bが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターン4を記憶する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK1)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。電話端末3cにおけるキーK1用の記憶領域には、この時点では、既に着信音パターン1が記憶されている。したがって、電話端末3cにおけるキーK1用の記憶領域には着信音パターン1が、そして、キーK2用の記憶領域には着信音パターン4が記憶されているので、端末制御装置2は、電話端末3cは複数着信状態となっている着信グループ10a及び着信グループ10b双方に属していると判定し、電話端末3cに鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターンデータベースにおける複数着信状態に対応する着信音パターン5を設定する。また、前述の他のキー用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン4を設定する。
(S23)
そして、端末制御装置2は、電話端末3cに対して、着信音パターン5による鳴動の開始指令を送信する。また、着信グループ10bのみに属する電話端末に対しては、着信音パターン4による鳴動の開始指令を送信する。
(S25)
端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信グループ10bが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK2)の点灯要求を送信する。なお、端末制御装置2は、電話端末3eから、主装置1を介して、電話端末3eの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10bに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求を送信する構成としてもよい。
(S33)
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10aに属する電話端末の着信グループ10aが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK1)用に割り当てられた記憶領域に記憶されている着信音パターン1を消去する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。電話端末3cにおけるキーK2用の記憶領域には、この時点では、既に着信音パターン4が記憶されている。したがって、電話端末3cに鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン4を設定する。また、前述の他のキー用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン無しとして設定する。
(S34)
そして、端末制御装置2は、電話端末3cに対して、着信音パターン4による鳴動の開始指令を送信する。また、着信グループ10aのみに属する電話端末に対しては、鳴動の停止指令を送信する。
(S35)
その鳴動開始指令を受信した電話端末3cは、着信音パターン5から着信音パターン4による鳴動動作に切り替える。また、鳴動停止指令を受信した電話端末は、鳴動動作を停止する。
主装置1は、着信グループ10bに属する電話端末が、電話端末3eへ応答したことを検出、あるいは、その電話端末3eからの発信の放棄を検出する。
(S39)
そして、主装置1は、着信グループ10bが設定されているキーを備える電話端末及びそのキーを特定し(電話端末3cにおいてはキーK2)、端末制御装置2に鳴動を停止させる着信音パターン情報(ここでは着信音パターン4)を送出する。
端末制御装置2は、備えるメモリー(図示せず)において、着信グループ10bに属する電話端末の着信グループ10bが設定されているキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に記憶されている着信音パターン4を消去する。また、端末制御装置2は、その電話端末の他のキー(電話端末3cにおいてはキーK2)用に割り当てられた記憶領域に、着信音パターンが記憶されていないか確認する。着信音パターンが記憶されていない場合は、それらの電話端末に鳴動させる着信音パターンとして、着信音パターン無しとして設定する。
(S41)
そして、端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信音パターン4による鳴動の停止指令を送信する。
(S43)
また、端末制御装置2は、着信グループ10bに属する電話端末に対して、着信グループ10bが設定されたキー(電話端末3cにおいてはキーK2)の滅灯要求を送信する。なお、前述したように端末制御装置2が、電話端末3eから、主装置1を介して、電話端末3eの電話番号等のアドレス情報を取得し、着信グループ10bに属する電話端末に対して、LED等によるアドレス情報の表示要求をしていた場合は、そのアドレス情報の表示消去要求を送信する。
また、実施の形態1と同様に、ある特定の電話端末(例えば、電話端末3c)が複数の着信グループに属し、その複数の着信グループが複数着信状態となった場合、複数着信状態に対応する着信音パターンによってその電話端末を鳴動させることによって、複数の着信グループに着信があることを判断することができる。
また、図6、並びに、実施の形態1との相違点を説明するために参照した図4及び図5において、発信する電話機は一般電話21a及び電話端末3eとしているが、それ以外の一般電話又は電話端末が発信するものとしてよいのは言うまでもない。
Claims (7)
- 単数又は複数の電話端末によって構成された着信グループ毎に異なった着信音パターンを記憶する記憶手段と、
該記憶手段から特定した前記着信音パターンに基づいて、着信対象の前記着信グループに属する前記電話端末の鳴動動作を実施する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記複数の着信グループのうち、ある着信グループが着信状態となった場合、前記記憶手段から、前記着信状態となった着信グループに対応する前記着信音パターンを特定し、該着信音パターンに基づいて前記着信状態となった着信グループに属する前記電話端末に鳴動動作を実施させる
ことを特徴とする電話制御装置。 - 着信グループへの着信時に回線の種別を識別する回線識別手段と、
単数又は複数の電話端末によってそれぞれ構成された複数の前記着信グループ毎及び前記回線識別手段によって識別された回線の種別毎に異なった着信音パターンを記憶する記憶手段と、
該記憶手段から特定した前記着信音パターンに基づいて、着信対象の前記着信グループに属する前記電話端末の鳴動動作を実施する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記複数の着信グループのうち、ある着信グループが着信状態となった場合、前記記憶手段から、前記着信状態となった着信グループ及び前記回線識別手段によって識別された回線の種別に対応する前記着信音パターンを特定し、該着信音パターンに基づいて前記着信状態となった着信グループに属する前記電話端末に鳴動動作を実施させる
ことを特徴とする電話制御装置。 - ある特定の前記電話端末(以下、複数所属電話端末という)が複数の着信グループに属している場合、前記制御手段は該複数の着信グループが同時に着信状態であること(以下、複数着信状態という)を検出した場合に、前記記憶手段から前記複数着信状態に対応する前記着信音パターンを特定し、該着信音パターンに基づいて前記複数所属電話端末に鳴動動作を実施させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電話制御装置。 - 前記制御手段は、
前記複数着信状態において、該複数着信状態となっているいずれかの前記着信グループに属するある電話端末が通話状態になったことを検出し、該電話端末が属する前記着信グループの着信状態を解除することによって、単一の着信グループのみが着信状態となった場合、前記記憶手段から、前記単一の着信グループに対応する前記着信音パターンを特定し、
前記複数着信状態に対応する前記着信音パターンに基づいて鳴動動作を実施している前記複数所属電話端末に対して、前記単一の着信グループに対応する前記着信音パターンに切り替えて鳴動動作を実施させる
ことを特徴とする請求項3記載の電話制御装置。 - 前記複数の着信グループのそれぞれを構成する前記単数又は複数の電話端末と、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電話制御装置と、
を有し、
前記電話端末及び前記電話制御装置を構成要素として含むネットワークを構成する
ことを特徴とする電話システム。 - 前記ネットワークは、INS(登録商標)回線によって構成される
ことを特徴とする請求項5記載の電話システム。 - 前記ネットワークにおける通信は、SIPによる通信プロトコルに基づいて実施される
ことを特徴とする請求項5記載の電話システム。
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