JP2010176133A - 光学フィルム及びこれを備えた光学表示用バックライトユニット - Google Patents

光学フィルム及びこれを備えた光学表示用バックライトユニット Download PDF

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圭介 酒井
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Abstract

【課題】ニュートンリング解消、ソフトカットオフ性の向上を果たしながら、輝度向上およびヘイズ値の調整を果たすことができ、外観上の不具合を軽減する効果が得られる光学フィルム及びこのような効果が得られる光学表示用バックライトユニットを提供する。
【解決手段】フィルムの一方の面を第一の面、第一の面と反対側の面を第二の面とし、第一の面に露出し、高さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が形成された光拡散層を有し、第二の面にレンズ層を有さない光学フィルムであって、前記光拡散層のランダム凸凹形状は、塗工時の表面加工によって、ランダムな大きさおよび形状が略球形の凸部が不均一に四方連接された構造からなり、この略球形凸部は、100μm平方あたりの形成個数が75個以下であることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、光学画像表示装置に積層配設され、装置内で表示画面に向かう光を分散させ或いは整える光学フィルムに関する。またこれを備えた光学表示用バックライトユニットに関する。
従来のバックライト拡散フィルムとして、光透過性樹脂に球ビーズのような球状の組成物を配合分散視、これをフィルム基材の片面ないし両面にコーティングしたものが開示される(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の球ビーズのような微小丘陵類部材を散布して凸凹構造を形成している光学シートにおいては、凹凸表面層を有する光学フィルムまたはシートの凹凸面と、隣接する下側の光学基材表面との間で摩擦が生じた場合に、ビーズ欠落による凹凸面の局所的平滑化が懸念される。
これに対して、サンドブラスト法によって光拡散層1の凹凸面を形成すると、このような局所的平滑化の問題は生じないという利点がある。
なおサンドブラスト法に類似した転写物の形成技術として、セラミック溶射の手法を用いてロール心材の表面にセラミック層を形成したエンボスロールが開示される(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、従来のサンドブラスト法による光拡散層1の形成技術として、ニュートンリング解消、ソフトカットオフ性の向上を果たしながら、輝度向上およびヘイズ値の調整を果たすことは困難であった。特に多くのサンドブラスト粒子を転写させるために外観上の不具合が生じやすく、また輝度が低下しやすいものであった。このように、従来のサンドブラスト法による光学シート形成は実用化への課題を残していた。
特開平7−21875号公報 特2008−75129号公報
そこで本発明は、ニュートンリング解消、ソフトカットオフ性の向上を果たしながら、輝度向上およびヘイズ値の調整を果たすことができ、外観上の不具合を軽減する効果が得られる光学フィルムおよびこのような効果が得られる光学表示用バックライトユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく本発明では以下の手段を講じている。
(1)本発明の光学フィルムは、フィルムの一方の面を第一の面、第一の面と反対側の面を第二の面とし、第一の面に露出し、高さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が形成された光拡散層1を有し、第二の面にレンズ層を有さない光学フィルムであって、前記光拡散層1のランダム凸凹形状は、塗工時の表面加工によって、ランダムな大きさおよび形状が略球形の凸部10が不均一に四方連接された構造からなり、この略球形凸部10は、100μm平方あたりの形成個数が75個以下であることを特徴とする。
光拡散層1は好ましくは、各球形凸部10がひとつの最頂部である球形頂部10tを有し、周囲に亘って4つ以上の他の球形凸部10と四方連接すると共に、各球形凸部10の周縁がすべて他の球形凸部10と連接することで、断面視倒立尖形に切除された尖形凹部11を有する。特に光拡散層1の表面は平坦面、および略U型断面の凹面を有さないものが好ましい。
また各球形凸部10は、最頂部を構成する一つの凸レンズ面(最頂凸レンズ面)の周囲に、最頂部よりも低い高さの一つ以上の凸レンズ面を有してなり、複数段の段状の凸レンズ構造となることが好ましい。或いは各球形凸部10の周縁の凹部は一定の高さではなく、最低凹部から最高凹部までの高さ範囲0.37〜2.34μmの間で、ランダムな高さのものに構成されることが好ましい。
(2)前記光学フィルムにおいて、光拡散層1の十点平均粗さが0.5μm以上、3μm未満であることが好ましい。
(3)前記いずれかの光学フィルムにおいて、光拡散層1が、20μないし100μの範囲の粒径をランダムに含むサンドブラスト粒子を衝打した転写ロールによる表面転写成形とその後の紫外線硬化とによって形成されたものであることが好ましい。
また光拡散層1が、20μmないし100μmの範囲の粒径をランダムに含むサンドブラスト粒子Bを衝打した転写ロールTRによる表面転写成形とその後の紫外線硬化とによって形成されたものであることが好ましい。
(4)本発明の光学表示用バックライトユニットは、前記いずれかの光学フィルムを、導光板と表示パネルとの間に積層してなることを特徴とする。
なお、本発明の光拡散層1は平面部分を有さないため、全光線透過率は85%ときわめて低い(なお、ビーズ含有の光拡散層1であれば10%程度である)。また、光拡散層1の凹凸によって、接触する他のフィルム面に対するアンチブロッキング効果が生じ、重ね合わせても傷を付けにくいものとなる。
また表面転写形成による光拡散層1であれば、ビーズ含有による光拡散層1に比べてフィルムの端部まで均一に分散した凹凸形状を形成することができるため、フィルム面前面に亘って光拡散効果を生じさせることができる。
上記手段を講じることで、所定の球形連接構造によってニュートンリング解消、ソフトカットオフ性の向上を果たしながら、輝度向上およびヘイズ値の調整を果たすことができ、外観上の不具合を軽減する効果が得られる光学フィルムを提供しうるものとなった。
本発明の実施例1の光拡散層1の表面を示す顕微鏡拡大写真である。 参考例1の光拡散層1(球形連接構造)を上面としたときの断面構造を示す部分拡大断面図。 本発明の実施例2の光拡散層1の表面を示す顕微鏡拡大写真である。 参考例2の光拡散層1(尖形連接構造)を上面としたときの断面構造を示す部分拡大断面図。 参考例の第一と第二のレンズフィルムを相反積層した光学用バックライトユニットの積層構造を示す部分拡大断面図。 参考例の第一と第二のレンズフィルムを同方向積層した光学用バックライトユニットの積層構造を示す部分拡大断面図。 実施例の第三のフィルムを用いた光学用バックライトユニットの積層構造を示す部分拡大断面図。 参考例の第一のレンズフィルムを用いた光学用バックライトユニットの積層構造を示す部分拡大断面図。 表面転写成形ロールTRの製造方法例を示す説明図。 表面転写成形ロールTRの別の製造方法例を示す説明図。 比較試験におけるサンプル1〜10の各ヘイズ値と光拡散層1の平均面粗さRaとの相関グラフ。 比較試験におけるサンプル1〜10の各ヘイズ値と光拡散層1の十点平均粗さRzとの相関グラフ。 比較試験におけるサンプル1〜10の各ヘイズ値と光拡散層1の最大高さRyとの相関グラフ。 比較試験におけるサンプル2、4、5、9、10の各ヘイズ値とレンズ層3側の法線方向輝度値との相関グラフ。 比較試験におけるサンプル2〜5、10のレンズ層3側の視野角輝度特性の比較グラフ。
発明を実施するための最良の形態例を、参考例、実施例として示す各図とともに説明する。図1は実施例1のレンズフィルムの光拡散層1の拡大表面写真(日本電子株式会社社製のJSM−6380LV型走査型電子顕微鏡を用いて観察したもの)であり、図2は、参考例1の模式断面構造図である。図3、4は実施例2のレンズフィルムの拡大表面写真、及び参考例2の模式断面構造図である。図5、図6は、参考例1または2のレンズフィルムのいずれか2枚を共に、または一枚ずつを組み込んだ本発明の参考例の光学表示用バックライトユニットの重ね合わせ順を示す断面構造図である。図7は本発明の光学フィルムを組み合わせて使用した光学表示用バックライトユニットの断面構造図である。
本発明の参考例のレンズフィルムは、一方及び他方に第一及び第二の面が露出してなる。そして、第一の面側に露出し、この裏側の露出面に実効深さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が表面形成された光拡散層1と、フィルムの第二の面側に露出し、この表側の露出面に連続形成された複数のレンズ構造物からなるレンズ層3とを一体的に層形成してなる。
前記光拡散層1のランダム凸凹形状は、塗工時の表面加工によって、ランダムな大きさおよび形状の略球形の球形凸部10が不均一に四方連接された球形連接構造からなる。特にこの球形凸部10は、100μm平方あたりの形成個数が75個以下であることを特徴とする。
(本発明の光学フィルムの構成例)
参考例のレンズフィルムのうち第一のレンズフィルム(図1、図2)、第二のレンズフィルム(図3、図4)は前記の通り、一の面に光拡散層1が露出し、基材層2を挟んで、一の面とは逆の他の面にレンズ層3が露出した三層構造を基本構成とするが、このような三層構造に限られるものではない。
例えば本発明のフィルムの構成例として、レンズ層3を有さず、光拡散層1および基材層2のみが積層一体化された2層一体化構造とした第三のフィルムF12が挙げられる(図7)。またレンズ層3を有さず、かつ光拡散層1と基材層2とが層化しておらず同一の一体樹脂フィルムのみからなる1層構造のものとしても良い。このほか、屈折率の異なる基材層2を複数層積層一体化し、フィルム全体では4層あるいは5層以上の多層構造のものとしても良い。このように少なくとも光拡散層1を有した光学フィルムとしてのものであれば、本発明の光拡散効果の調整やアンチニュートンリング効果、ソフトカットオフ性を示すことができる。
(光拡散層1)
光拡散層1は、フィルムの第一の面側に露出し、この裏側の露出面に実効深さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が表面形成される。
光拡散層1のランダム凸凹形状は、塗工時の表面加工によって、ランダムな大きさおよび形状の略球形の球形凸部10が不均一に四方連接された球形連接構造からなる。
このような球形凸部10のみからなる球形連接構造を、所定個数以下の形成個数で連接形成することにより、光拡散層1ではフィルムの裏側からの入射光をレンズ層側へ広く分散させると共に、レンズ層からの内部反射光の大部分を、裏側へ透過させることなく、再度分散させながらレンズ層側へ反射することができる。
また従来の光拡散層1と同程度の高ヘイズ値でありながら、高光線透過率であって高い輝度を確保することができる。また、この光拡散層1はビーズ粒子などの別製樹脂体を含まずにランダム凸凹形状が表面形成されていることから、準高ヘイズを達成しながら同時に輝度の低下を抑えることができる。
(球形凸部10)
球形凸部10は、100μm平方あたりの形成個数が75個以下である。さらにいえば、平均直径が11.7μm以上16.5μm以下であることが好ましく、或いは曲率半径が45〜65μm以下であることが好ましい。
各球形凸部10はひとつの凸レンズ面を有し、周囲に亘って4つ以上の他の球形凸部10と四方連接する。球形凸部10の周縁はすべて、他の球形凸部10とのそれぞれの連接境界から構成される。周縁形状は、緩曲線で形成された一方向に長い扁平した閉曲線であって、略楕円、略長円のほか、外側弯曲辺からなる略多角形(三角形、四角形、五角形)を角丸にしたものからなる。
(熱収縮率)
上記光拡散層1の樹脂をプリズム又はレンズ成型樹脂と同等の熱収縮率のものとすることが好ましい。このようなものであれば、フィルム又はシートの環境変化により生じるソリ又はカールの問題を解決し、形状変化の品質が改善される。
(配合樹脂及び屈折率)
光拡散層1に用いる配合樹脂の屈折率を基材層2の樹脂の屈折率よりも高いものとすることが好ましい。
具体的にはアクリル系樹脂、光重合開始剤、光重合硬化剤、及び帯電防止剤を配合した樹脂を塗工し、紫外線硬化させてなる。実施例のアクリル系樹脂としてはアクリレートオリゴマー、アクリレートモノマーが、架橋剤としてo−フェニルフェノールポリエトキシアクリレートが配合され、25℃における粘度1800〜2000mPa・s、25℃における比重1.10〜1.20であった。帯電防止剤によって光拡散層1と他のフィルムの面とが接触したときの電気的影響を防ぐことができる。なお上記は例示に過ぎず、必要に応じて帯電防止剤を含有させないものなど、任意のアクリル系樹脂材料を選択することができる。
(サンドブラストについて)
光拡散層1の製造方法として、サンドブラスト加工法による転写ロールの金型を製作する金型製作工程と、配合樹脂の塗工直後にこの転写ロールTRによって表面を転写成形する転写成形工程と、転写成形工程の直後に紫外線照射によって紫外線硬化させる紫外線硬化工程とを順に具備するものが挙げられる。
金型製作工程においてサンドブラスト加工時に使用するサンドブラスト粒子は20μから100μである。転写ロールは、図9或いは図10に示すように、銅板を周設したドラムを軸回転させながら、所定範囲の径のブラスト粒子をノズルによってドラム表面に衝打しながら、ノズルをドラム軸方向と平行に2回以上往復移動させることで生成する。このとき、図9に示すように、所定範囲径の一種類または予め2種類以上のブラスト粒子を混合させたものを一のノズル衝打工程によって生成するものでもよく、図10に示すように、第一のブラスト粒子B1を第一のノズルN1で衝打したのち、第一のブラスト粒子B1と異なる第二のブラスト粒子B2を第二のノズルN2で衝打するという、複数のノズル衝打工程によって生成したものでも良い。
ノズルN1の衝打を、軸方向に2回以上往復させること、あるいは異なる第二のブラスト粒子を衝打することで、平面部を有さずかつ頂部や凹部の高さがランダムに異なる複雑な表面形状の光拡散層1を転写形成することができる。
サンドブラスト法を用いて、金型表面を不規則な凹凸面へと加工し、該粗面形状をPET、ポリカーボネート、アクリル等の光学フィルム又はシートの透光性材料の少なくとも一方の平滑面に反転転写樹脂成型することにより、凹凸深さが不均一で連続的に変動しているランダム凹凸表面の均一高透過率光学光拡散層1を形成する。
金型である転写ロールの表面を凹凸形状にするサンドブラスト加工時に使用する粒子は、粒径20〜100μmの球形又は非球体の少なくとも一方としている。粗面処理された金型凹凸は、0.5〜5μmの範囲内にある。
これにより、滑らかな視野角輝度特性が得られ、明るさの局所ムラ、及び隣接する下の光学基材との間で生じる密着模様並びに隣接する上又は下の光学基材との間で発生するニュートンリングのような干渉模様等の問題が解決し、光学的な品質が相当改善され、並びに小さなキズや汚れ等目に見える品質も改善される。また、光拡散層1と当接する透光性材料表面のキズ付きを抑制することができる。
(調整方法)
本発明のフィルムの光拡散層1は、サンドブラスト粒子Bによって円柱側面が撃打された転写ロールTRによって表面転写形成されるものである。この転写ロールの作成の際、作成前の転写ロールの円柱金型側面へ衝打するサンドブラスト粒子B群を複数種類用意し、このサンドブラスト粒子B群の配合の比率を調整することで、光拡散層1のヘイズ値の要求に応じた転写ロールTRの所定の衝打窪みを形成するものとしている(図9)。この転写ロールを使用した光拡散層1を形成することで、輝度とヘイズ値を調整することができる。
或いは異なる種類のサンドブラスト粒子B群による複数の衝打工程を組み合わせることで、転写した光拡散層1のヘイズ値を調製することができる。例えば第一のサンドブラスト粒子B1群として粒径45〜65μmの略球形ガラス粒子群を用意し、これを第一の衝打工程として、第一のノズルによって窪み形成前の転写ドラムの側面の金型に衝打しながらノズルを必要回数だけ転写ロールTRの軸方向に沿って往復させる。その後、第二のサンドブラスト粒子B2群として粒径25〜40μmのアルミナ(Al2So3)粒子群(図10下図)を用意し、これを第二の衝打工程として、第一衝打工程後の転写ドラムの側面の金型に衝打しながら軸方向に沿って必要回数だけ往復させる。この第一、第二の衝打工程を組み合わせ、かつ各衝打工程の往復回数を調節することで、転写形成後の光拡散層1の輝度とヘイズ値を調整することができる。
すなわち本発明の光拡散効果の調整方法として、転写ロールへ衝打するサンドブラスト粒子がガラス製粒子とアルミナ製粒子との2種類から成るものであって、ガラス製粒子の所定の粒径分散範囲を設定するガラス粒径設定ステップと、アルミナ製粒子の所定の粒径分散範囲を設定するアルミナ粒径設定ステップと、衝打するガラス製粒子とアルミナ製粒子の配合比を設定する配合比設定ステップとを有し、輝度要求、ヘイズ値に応じてそれぞれガラス製粒子、アルミナ製粒子の配合量を変動させるものとすることができる。このようにしてできたサンドブラスト粒子を衝打した転写ロールによって転写成形し、紫外線硬化によってレンズフィルムの光拡散層1を得る。紫外線硬化による硬化であれば、形状の緩みが生じることなく、転写ロールTRの転写金型の形状に厳密に追従した光拡散層1表面の形状を得ることができる。
このように、転写ロールTRへの衝打粒子の配合量、また衝打粒子の微細突起物の形状(非球状、球状の形状により)、あるいは衝打時のノズル往復回数を変更するといった調節方法であれば、光学特性を犠牲にすることなく、ヘイズ値の調整が確実に行なうことができる。具体的には例えば、ヘイズを上げたいときは、光拡散層1に非球形のものがたくさん含まれるよう、アルミナ粒子の配合比率あるいは粒径を増やし、逆にヘイズを上げたくないときは、球形のものがたくさん含まれるよう、略球形粒子であるガラス粒子の配合比率あるいは粒径を増やす。
(基材層2)
基材層2は、フィルムの主構成材である。具体的にはポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリカーボネート等からなる、厚さ50ないし250μmの主構成材層である。
参考例の一方の面には、プリズム、レンズアレイ、三角錐、四角錘、等の微細構造物からなるレンズ層が形成され、他方の面には、凹凸高さが不均一で、連続的に不規則に変動した光拡散層1が形成され、その表面の平均粗さは5μ未満である。
光拡散層1の表面は、平滑面に微小な丘陵類部材を多数配置したような不連続凹凸形状とは異なり、実効深さ及び大きさが不均一な凹凸が連接したランダム凸凹形状である。
(レンズ層3)
参考例のレンズ層3は、基材層2の片面であるフィルムの第二の面に、プリズム及びレンズの少なくとも一方であるレンズ構造物30が複数個配列されてなる。レンズ構造物30は、連続形成された複数のプリズム、三角錐、四角錘、等のレンズ構造物30からなる。
(光学表示用バックライトユニット)
参考例の光学表示用バックライトユニットは、前記参考例のレンズフィルムを、導光板と表示パネルとの間に2枚以上積層してなるものであって、前記レンズフィルムのうち表示パネルに最も近いレンズフィルムは、ヘイズ値1%以上15%以下であると共に、導光体に最も近いレンズフィルムはヘイズ値15%超20%以下である。
この場合、特に図5に示すように、レンズ層を表示パネル側へ向けた表側の第一のレンズフィルムF1と、レンズ層を導光板側へ向けた第二のレンズフィルムF2とを直接重ね合わせてなることが好ましい。このようにヘイズ値の異なるレンズフィルム同士を直接重ね合わせることで、異なる光拡散効果が重畳されてユニット全体で輝度が向上し、あるいは導光板の不具合が改善される。また光拡散層1同士を直接当接させた部分では大きな光分散効果が得られ、アンチニュートンリング効果、ソフトカットオフ性の向上の効果がより顕著に発揮される。
また前記の場合、図6に示すように、第一、第二のレンズフィルムF1、F2を共に、レンズ層を表示パネル側へ向けて直接重ね合わせてなるものとすれば、整光作用によって輝度を確保しながら高ヘイズによるアンチニュートンリング効果、ソフトカットオフ性の向上の効果を得ることができる。
(実施例の光拡散層1)
以下、実施例1、2のフィルムの光拡散層1について説明する。実施例1の光拡散層1は球形の突起物を形成したもの、実施例2は非球形の突起物を形成したものである。これにより、ニュートンリング解消、ソフトカットオフ性の向上、輝度向上を得ることができる。また微細粗度(平均粗度)を5μm未満にすることにより、好適な光学特性を得られる。
実施例1のフィルムの光拡散層1は、実効深さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が表面形成される。実施例1の光拡散層1のランダム凸凹形状は、図1に示すように、球形凸部10が断面倒立尖形の尖形凹部11を境界として平面方向四方に連接した球形連接構造となっている。図2に参考例1の断面構造を示すように、各球形凸部10は最頂部としてそれぞれひとつの球形頂部10tを有するが、この球形頂部10tの高さ、および尖形凹部11の高さは、所定の表面粗さRzの範囲内においてランダムに設定され、特に隣り合う各球形凸部10における球形頂部10tの高さは異なっており、また尖形凹部11の高さは一断面において異なっている。
実施例2のフィルムの光拡散層1は、実施例1と同様、実効深さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が表面形成される。
実施例2の光拡散層1のランダム凸凹形状は、ランダムな大きさおよび形状の尖形凸部がそれぞれの2辺以上で表面側に浮出したものとして不均一に形成された尖形連設構造からなる。この尖形凸部は、100μm平方あたりの形成個数が所定値以下である。このような多数の尖形凸部12がレンズ面を形成し、さらに尖形凹部11を境界として平面方向四方へランダムに連続して形成した尖形連接構造により、高光線透過率でありながら極めて高いヘイズ値を効率的に達成することができる。尖形凸部の表面は大部分が上方に向かって突出し、端辺にそって下方に弯曲する。またところどころに片面は緩やかな傾斜角度の、棚状部13が散設されるが、水平部は有さないためにこの棚状部13も高ヘイズに寄与するものとなっている。棚状部13は具体的には5度ないし30度の比水平傾斜角度を有する。
実施例2の各尖形凸部の頂部分である尖形頂部12t、および尖形凹部11は実施例1と同様、所定の平均面粗さRa範囲である0.04〜0.17μmの範囲内においてランダムに設定され、特に参考例2として図4に示すように、隣り合う尖形頂部12t同士の高さ、および隣り合う尖形凹部12の尖形凹部11の高さは一断面において異なっている。
(表面粗さ実験)
上記参考例1のレンズフィルムのように、三層一体成形のレンズフィルムからなるとともに光拡散層1がガラス粒子で表面衝打された金型の転写ロールで転写・紫外線硬化形成したレンズフィルムとして、平均面粗さRa,十点平均粗さRz、及び表面最大高さRyの異なる10個のサンプルを作製し、それぞれについてヘイズ(図11ないし図13)、レンズ層3の面への法線方向輝度(図14)、及び視野角輝度特性(図15)を測定した。表1に示すように実施例(1)ないし(10)の10個のサンプルを作成した。表2に示すようにサンプル1(実施例(1))ないしサンプル10(実施例(10))において、表面平均粗さRaは0.04〜0.55μm、表面最大高さRyは0.52〜3.74μm、十点平均粗さRzは0.37〜2.34μmに分散される。
(金型表面の特徴に関する比較試験)
本発明のサンプル1〜10におけるサンドブラスト加工された金型表面の特徴に関する比較試験として、100μm平方辺りの球形凸部10の個数と各凸部分を円と近似した場合の直径を、次にようにして計測した。金型表面形状をPETシートに光硬化樹脂を用いて反転転写し、その直後の紫外線硬化によって樹脂成型し、光拡散層1を表面形成した。その表面を日本電子株式会社社製のJSM−6380LV型走査型電子顕微鏡を用いて観察した図1の如き拡大表面写真から求めた。結果を表1に示す。
〔評価方法〕
〔1〕アンチニュートンリング効果
評価は、バックライトに下拡散シートとプリズムレンズシートを各順に置き、このプリズムシートの上に光拡散層1が接するように、レンズ層を有さない本発明の第三のレンズフィルムF12を乗せ、指で押さえつけたり、シートをたわませたりして、ニュートンリングが発生するのかを目視で行った(図7)。結果は、ニュートンリングが発生しなかった場合「○」、わずかに発生した場合「△」、発生した場合「×」とした。結果を表2のアンチニュートンリング評価A欄に示す。さらに、その光拡散層1と反対側にプリズムレンズを有するプリズムレンズシート間のニュートンリングも評価した。結果を表2のアンチニュートンリング評価B欄に示す。図7、8はアンチニュートンリング効果を確認するための試験における重ね合せ状態を示す断面構造図であり、それぞれ後述する表2の評価A欄、評価B欄の状態を示す。
〔2〕ソフトカットオフ性(なお本発明にいうカットオフとは、輝度の高い角度と低い角度の境界のことである)
評価は、光拡散層1とその反対面にプリズムレンズを有する第一のレンズフィルムF1において、バックライト導光板に光拡散層1が接するように置き、バックライトを点灯させ、ソフトカットオフ性の確認(明るさの境界の有無の確認)を目視で行った(図8)。結果は、明るさの境界が、見えなかった場合「○」、やや見えた場合「△」、はっきり見えた場合「×」とした。評価結果を表2に示す。
〔3〕ブロッキング効果
光拡散層1と導光板またはプリズムレンズ間のブロッキングの評価は、光拡散層1が導光板またはプリズムシートのプリズム面の上に接するように置き、300gの重りを乗せて温度60℃、湿度75%RH、24時間で、ブロッキングの状態を目視で行った。結果は、ブロッキングされている場合「○」、ブロッキングされていない場合「×」とした。評価結果を表2にしめす。
〔4〕カール
試験条件は温度25℃、湿度50%RH、500時間、サンプルサイズは5cm×5cmで行った。評価方法は、平滑なガラス面に光拡散層1が接するように1時間室温状態で放置した後、カールの大きさを測定した。評価の結果は、0.5mm以下なら「○」、0.5mmより大きい場合「×」とした。結果を表2にしめす。
〔測定方法〕
〔1〕ヘイズ:測定は、JIS K7361−1に基づいて、スガ試験機株式会社製HGM−2B型ヘイズメーターを用いて行った。評価結果を表2に示す。
〔2〕表面粗さ:測定は、テーラホブソン株式会社製 フォームタリサーフS5C 表面粗さ測定機を用いて、表面粗さの評価を行った。評価結果を表2及び図11ないし13に示す。
〔3〕輝度:輝度はトプコン色彩輝度計BM−7を用いて測定した。光源には、CCFTが導光板の両サイドにあるバックライトを使用し、下拡散シートの上に光拡散層1とその反対面にプリズムレンズを有する第一のレンズフィルムF1をおいて測定した。結果を表3及び図14,15に示す。表3はサンプル(1)〜(10)におけるヘイズ値と法線方向輝度値である。
比較例として,透明ビーズを含んだビーズマットタイプのプリズムレンズフィルムの輝度も表4及び図14に示す。表4は比較例におけるヘイズと法線方向輝度値である。
図11〜14のグラフに変化点が見られるように、サンプル5〜10におけるRaやRzとヘイズの関係がより相応しい相関を示している。このサンプル1〜4とサンプル5〜10との変化点がアンチニュートンリング効果有無の境界と一致する。特に、サンプル2、4、5、9は図14に示す法線方向輝度、図15に示す視野角特性のいずれも特に高水準であり、比較例1、2をはじめとする従来品よりも高輝度となっている。
また、サンプル10は図11〜13に示すように高ヘイズであるものの、図14、15に示すように輝度特性が比較的低い値をとる。これに対して、サンプル9は、図11〜13に示すように高ヘイズでありながら図14、15に示すように法線方向輝度が高い水準を維持していることがわかる。
1 光拡散層
10 球形凸部
10t 球形頂部
11 尖形凹部
12 尖形凸部
12t 尖形頂部
13 棚状部
2 基材層
3 レンズ層
30 レンズ構造物
F 本発明のレンズフィルム
F1 第一のレンズフィルム
F2 第二のレンズフィルム
F12 第三のレンズフィルム
DS1、DS2 光拡散フィルム
LGP 導光板
BL バックライト板
LS レンズフィルム
N、N1,N2 ブラストノズル
B,B1,B2 ブラスト粒子
TR 転写ロール

Claims (5)

  1. フィルムの一方の面を第一の面、第一の面と反対側の面を第二の面とし、第一の面に露出し、高さ及び大きさが不均一なランダム凸凹形状が形成された光拡散層(1)を有し、第二の面にレンズ層を有さない光学フィルムであって、前記光拡散層(1)のランダム凸凹形状は、塗工時の表面加工によって、ランダムな大きさおよび形状の略球形の凸部(10)が不均一に四方連接された構造からなり、この略球形凸部(10)は、100μm平方あたりの形成個数が75個以下であることを特徴とする光学フィルム。
  2. 光拡散層(1)の表面粗さRzが0.5μm以上、3μm未満である請求項1記載の光学フィルム。
  3. 光拡散層(1)は、各球形凸部(10)がひとつの凸頂部(10t)を有し、周囲に亘って4つ以上の他の球形凸部(10)と四方連接すると共に、各球形凸部(10)の周縁がすべて他の球形凸部(10)と連接することで、断面視倒立尖形に切除された尖形凹部(11)を有する請求項1または2記載の光学フィルム。
  4. 光拡散層(1)が、20μないし100μの範囲の粒径をランダムに含むサンドブラスト粒子を吹き付けた転写ドラムによるサンドブラスト転写とその後の紫外線硬化とによって形成されたものである請求項1または2記載の光学フィルム。
  5. 請求項1ないし3のいずれか記載の光学フィルムを、最裏側の導光体と最表側の光学表示面との間に重ねてなることを特徴とする光学表示用バックライトユニット。
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