JP2010176094A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潜像担持体の特性を考慮した露光制御を行うことで、光量補正をすることなく、相反則不軌の起きにくい露光走査を行うことができる光走査装置を実現する。
【解決手段】本発明は、光源1からの光束を偏向反射面を持つ光偏向器5により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像光学系6により被走査面111上に光スポットとして集光して、等速的な光走査を行なう光走査装置110において、前記被走査面111は、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体であり、該潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態で、露光を可能とする走査周波数で駆動させることを特徴としており、画像濃度むらの現れない、光走査装置を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電潜像形成装置やキャリア移動時間測定装置等に応用される光走査装置と、その光走査装置を備えたデジタル複写機、レーザプリンタ、レーザファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
従来、レーザダイオード(LD)等の光源から射出される光ビームを光偏向手段(例えばポリゴンミラー等の光偏向器)を含む走査光学系を介して潜像担持体(例えば光導電性の感光体)の被走査面上に結像させて潜像形成を行う光走査装置が知られており、電子写真方式の画像形成装置(例えばデジタル複写機、レーザプリンタ、レーザファクシミリ、あるいはこれらの複合機等)の潜像形成手段として用いられている。また、画像形成装置の高速化、高密度化に伴い、複数の光ビームを同時に走査して、副走査方向の複数ラインの書き込みを同時に行うマルチビーム走査光学系を用いた光走査装置が提案されている。
電子写真方式の画像形成装置で潜像担持体として用いられる感光体には、感光体に与えられる総露光エネルギー密度は同じでも、光量と露光時間の関係が異なると潜像形成状態が異なる相反則不軌の現象がある。すなわち、ごく短時間に露光した場合は、比較的長い時間をかけて露光した場合に比べ、総露光量が等しいにもかかわらず感光体の電位変化量が少なくなる、相反則不軌が生じる。
これは、光量が強いとキャリアの再結合量が増大し、表面に到達するキャリア量が減少することが原因と考えられている。そして、これがマルチビーム走査光学系の場合、画像濃度むらとなって現れてくる。
ここで、図19は画像形成装置の走査光学系として、LD1〜LD4の4つのLDを配列した4chLDA(4チャンネル・レーザダイオードアレイ)を用いた例である。LD1とLD2の境界領域は、ほぼ同時に露光されているため、短い時間で強い光量が当たっている。これに対し、LD4とLD1の境界領域は、はじめLD4が露光した後に、LD1が露光することになるので時間差(タイムラグ)が生じ、結果的に長い時間に弱い光量が当たったことになる。この場合、時間差露光の方が潜像電位分布が深く形成され、トナーが付着しやすくなる。この結果、LD4とLD1の境界領域は、他の部分より画像濃度が濃くなり、画像濃度むらを生じることになる。
上記のような相反則不軌現象は、感光体の特性値中でも、例えば有機感光体の電荷発生層(CGL)の膜厚や、キャリア移動度、量子効率、キャリア発生量に依存する。このため、相反則不軌の起き難い感光体、走査光学系を含めた作像システムを提供することが望ましいが、従来の計測手法では、空間分解能が数ミリ程度しか得られなく、メカニズムを解析するのに十分な精度が得られなかった。このため、最適露光条件は、出力画像から判断するしかなく、対処療法的に、出力画像から濃度むらが起きないように光量補正するしかなかった。
また、この方法では、光源出力を光源の数だけ調整させる必要があるため、光源数が増えると組み合わせが膨大となり、難しくなるだけでなく、安定した画像を得ることができなかった。
また、従来技術の一例として、特許文献1(特開2004−77714号公報)には、マルチビームを走査しても相反則不軌による画質欠陥が生じることなく、高画質の画像を得ることを課題として、「飛び越し走査を採用することにより、任意の隣り合う走査線の組を取り上げても、各々の走査番号jを必ず異なった組み合わせにすることができるので、走査間隔の時間を一主走査時間以上にすることができる。この結果、相反則不軌によるバンディングの画質欠陥を大幅に軽減でき、実用上画質欠陥として認識されにくい画像を得ることができる。」ことが記載されている。
上記の特許文献1に記載の従来技術に関しては、飛び越し走査を採用することにより、相反則不軌によるバンディングの画質欠陥の影響を低減させている。
しかしながら、相反則不軌は、潜像担持体である感光体の特性が主要因して起こるにも関わらず、上記の従来技術では感光体に関する特性が考慮されていない
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、潜像担持体の特性を考慮した露光制御を行うことで、光量補正をすることなく、相反則不軌の起きにくい露光走査を行うことができる光走査装置を提供することを目的とする。
また本発明は、上記の光走査装置を用いて潜像担持体に対して光走査を行うことにより潜像を形成し、該潜像を現像して可視化する画像形成装置を提供することを目的とし、さらには、相反則不軌の起きにくい作像システムとすることで、画像濃度むらの現れない高画質な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の解決手段は、光源からの光束を偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して、等速的な光走査を行なう光走査装置において、前記被走査面は、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体であり、該潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態で、露光を可能とする走査周波数で駆動させることを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の解決手段は、第1の解決手段の光走査装置において、最低1面の走査で必要露光に達する方式であり、1回の走査周波数をf(Hz)、前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが該電荷発生層から前記電荷輸送層へ移動する実移動時間をT1(s)としたとき、
f≧1/T1
となるように走査周波数を設定することを特徴とする(請求項2)。
本発明の第3の解決手段は、第1の解決手段の光走査装置において、最低でもm面(m>1)の走査で必要露光に達する方式であり、1回の走査周波数をf(Hz)、前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが表面に到達する実到達時間をT2(s)としたとき、
f≦(m−1)/T2
となる走査周波数で駆動させることを特徴とする(請求項3)。
本発明の第4の解決手段は、第1から第3のいずれか一つの解決手段の光走査装置において、前記光源として、マルチビーム光源を用いることを特徴とする(請求項4)。
また、本発明の第5の解決手段は、第4の解決手段の光走査装置において、前記マルチビーム光源として、VCSELを用いることを特徴とする(請求項5)。
本発明の第6の解決手段は、潜像担持体に光走査により静電潜像を形成し、前記静電潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることを特徴とする(請求項6)。
本発明の第7の解決手段は、電荷輸送物質として、ジスチルベン化合物を用いる潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることを特徴とする(請求項7)。
本発明の第8の解決手段は、電荷発生層から表面に達するキャリアの実移動時間が1ms以下である潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることを特徴とする(請求項8)。
本発明の第1の解決手段では、光源からの光束を偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して、等速的な光走査を行なう光走査装置において、前記被走査面は、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体であり、該潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態で、露光を可能とする走査周波数で駆動させることにより、画像濃度むらの現れない、光走査装置を提供することができる。
本発明の第2の解決手段では、第1の解決手段の光走査装置において、最低1面の走査で必要露光に達する方式であり、1回の走査周波数をf(Hz)、前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが該電荷発生層から前記電荷輸送層へ移動する実移動時間をT1(s)としたとき、
f≧1/T1
となるように走査周波数を設定することにより、最低一回の走査で必要露光に達する方式で、画像濃度むらの現れないようにすることが可能となる光走査装置を提供することができる。
本発明の第3の解決手段では、第1の解決手段の光走査装置において、最低でもm面(m>1)の走査で必要露光に達する方式であり、1回の走査周波数をf(Hz)、前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが表面に到達する実到達時間をT2(s)としたとき、
f≦(m−1)/T2
となる走査周波数で駆動させることにより、多重露光による走査方式で、画像濃度むらの現れないようにすることが可能となる光走査装置を提供することができる。
本発明の第4の解決手段では、第1から第3のいずれか一つの解決手段の光走査装置において、前記光源として、マルチビーム光源を用いることを特徴とし、さらに、第5の解決手段では、前記マルチビーム光源として、VCSELを用いることを特徴とするので、VCSELのような多チャンネル光源では、従来方式では、画像濃度むらが置きやすく、また、光源数が多いため調整が難しかったが、本方式を用いることで、画像濃度むらの現れないようにすることが可能となる光走査装置を提供することができる。
この結果、画像濃度むらの発生原因と対策を実施することができ、出力画像品質を向上させることができる。
本発明の第6の解決手段では、潜像担持体に光走査により静電潜像を形成し、前記静電潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることにより、相反則不軌のおきにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない高画質な画像形成装置を提供することができる。
本発明の第7の解決手段では、電荷輸送物質として、ジスチルベン化合物を用いる潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることにより、相反則不軌のおきにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない画像形成装置を提供することができる。
また、ジスチルベン化合物を用いる潜像担持体を用いたことで、各工程のプロセスクォリティが向上するため、高画質、高耐久、高安定、省エネルギー化が実現できる。
本発明の第8の解決手段では、電荷発生層から表面に達するキャリアの実移動時間が1ms以下である潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、第1から第5のいずれか一つの解決手段の光走査装置を用いることにより、相反則不軌のおきにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない画像形成装置を提供することができる。
また、潜像形成に影響を与える重要な特性値である適切なキャリア移動時間の潜像担持体を用いることで、画像濃度むらの現れないかつ高速・高密度に対応した画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す図であって、光走査装置とマルチビーム光源の構成例を示す図である。 潜像形成に用いる感光体の構成例を示す概略要部断面図である。 静電潜像の測定装置の構成例と計測事例を示す図である。 入射電子と試料の関係を示す説明図である。 潜像深さ計測結果の一例を示す図である。 潜像深さ計測の流れを示すフローチャートである。 表面電位分布を取得するための電荷又は電位の分布モデルを修正する方法の一例を示すフローチャートである。 遅延時間と潜像深さの関係の説明図ある。 遅延時間特性と遅延時間特性のメカニズムの説明図ある。 遅延時間と潜像深さの関係を示す図である。 遅延時間と潜像深さの関係を示す図である。 複数面の走査による多重露光の説明図である。 本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。 遅延時間を変えて2回露光させたときの遅延時間と潜像深さの測定結果を示す図である。 図14の処方A,Bの測定値を近似曲線で表した図である。 近似曲線の関数として用いるハイパボリックタンジェントの式と曲線と、そのハイパボリックタンジェントの式を元にした近似曲線の説明図である。 図16のグラフの横軸をリニアスケールで表示した図である。 ジスチルベン化合物の一例を示す一般式である。 画像形成装置の走査光学系として、4chLDA(4チャンネル・レーザダイオードアレイ)を用いた場合の発光タイミングと、その問題点の説明図である。
以下、本発明の構成、動作および作用効果を、図示の実施例に基いて詳細に説明する。
[実施例1]
まず、第1、第4の解決手段の実施例を説明する。
図1に本発明に係る光走査装置及びマルチビーム光源の構成例を示す。
図1(a)に示すように、半導体レーザを含む光源ユニット1から射出した光ビームは、コリメートレンズ2を介して略平行光となり、線像結像光学系としてのシリンダレンズ3に入射する。シリンダレンズ3は副走査方向にのみパワーを有し、入射してくる複数の光ビームを副走査方向にのみ集束させ、折り返しミラー4を介して光偏向手段であるポリゴンミラー5の偏向反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結像させる。
そして、ポリゴンミラー5を駆動させる図示されないモータ部と駆動用ICがあり、駆動用ICに適切なクロックを与えることでポリゴンミラー5のモータ部を所望の速度で回転させることができる。
モータ部によりポリゴンミラー5が矢印方向に等速回転されると、偏向反射面で反射された複数の光ビームは、それぞれ偏向ビームとなって等角速度的に偏向される。
各偏向ビームは、偏向しつつ、走査結像光学系6としての走査レンズL1,L2を透過すると、長尺平面鏡である折り返しミラー7により反射されて光路を屈曲され、被走査面の実体をなす潜像担持体111上に、走査レンズL1,L2の作用により光スポットとして集光する。
図に示す如く、ポリゴンミラー5一つの反射面による走査で被走査面の複数のラインを同時に走査する。
各発光点の発光信号を制御する図示されない画像処理装置内のバッファメモリには、各発光点に対応する1ライン分の印字データが蓄えられている。ポリゴンミラー5の偏向反射面1面毎に上記印字データが読み出され、潜像担持体111上の走査線上で印字データに対応して光ビームが点滅し、走査線に従って静電潜像が形成される。
ここで、図1(b)に示す構成例は、図1(a)の光源ユニット1に用いるマルチビーム光源の一例として、4個の半導体レーザ(LD)からなる光源が副走査方向に一列に配列された半導体レーザアレイ(レーザダイオードアレイ(LDA))201を用い、この半導体レーザアレイ(LDA)201がコリメートレンズ2の光軸垂直方向に配置されている実施例である。
潜像担持体111としては、光導電性の感光体などが使われる。
有機感光体(OPC)の構成は、主に図2に示すように、導電性支持体の上に下引き層(UL)、電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)層から構成され、表面電荷が帯電している状態で、露光されると、CGLの電荷発生材料(CGM)によって、光が吸収され、正負両極性のチャージキャリアが発生する。このキャリアは、電界によって、一方はCTLに、他方は導電性支持体に注入される。CTLに注入されたキャリアはCTL中を電界によって、CTL表面にまで移動し、感光体表面の電荷と結合して消滅する。これにより、感光体表面に電荷分布を形成する。すなわち、静電潜像を形成する。CTLにはキャリアを表面に移動させるための電荷輸送材料(CTM)があり、その輸送能力は、CTM材料に依存して異なる。
下引き層(UL)は、導電性支持体からの電荷注入を阻止する働きなどがある。
この他にも、CTLとCGLが逆層構成となっているものや、電荷発生材と電荷輸送材を混合した、単層感光体であっても良い。また、CTLより上面に保護膜がある場合もあるが、それも電荷を輸送する能力のある膜であれば適用されることは言うまでもない。
相反則が成立する場合は、
露光エネルギー密度=単位面積当たりの像面光量×露光時間
であるため、露光エネルギー密度が一定であれば、静電潜像が変わることは無い。
しかしながら、相反則不軌現象があると、
単位面積当たりの像面光量×露光時間=露光エネルギー密度
が一定でも、露光時間が長い条件では、静電潜像の潜像径や潜像深さは大きく異なってくる。
これは、光量が強いとキャリアの再結合量が増大し、表面に到達するキャリア量が減少するためである。
従って、複数の光ビームで露光する場合は、相反則不軌現象が顕著に表れてくる。
本願発明者らは、従来困難であった、感光体上の静電潜像をミクロンスケールで定量的に計測する装置を開発した。
図3に静電潜像の測定装置の構成例と計測事例を示す。
この測定装置は、荷電粒子ビームを照射する荷電粒子照射部と露光部、試料設置部、1次反転荷電粒子や2次電子などの検出部からなる。
ここでいう、荷電粒子とは、電子ビームあるいはイオンビームなど電界や磁界の影響を受ける粒子を指す。
以下電子ビームを照射する実施例で説明する。
図3に示す測定装置の電子ビーム照射部は荷電粒子光学系300で構成され、この荷電粒子光学系300は、電子ビームを発生させるための電子銃301と、電子ビームを制御するためのエキストラクタ(サプレッサ電極、引き出し電極)302と、電子ビームのエネルギーを制御するための加速電極303と、電子銃301から発生された電子ビームを集束させるためのコンデンサレンズ(静電レンズ)304と、電子ビームをON/OFFさせるためのビームブランキング電極(ビームブランカ)305と、電子ビームの照射電流を制御するためのアパーチャ(仕切り弁306と可動絞り307)と、非点補正用のスティグメータ308と、ビームブランカ305とアパーチャ(仕切り弁306、可動絞り307)を通過した電子ビームを走査させるための走査レンズ(偏向コイル)309と、走査レンズ309を通過した電子ビームを再び集光させるための対物レンズ(静電レンズ)310と、ビーム射出開口部311とからなる。それぞれのレンズ等には、図示しない駆動用電源が接続されている。
なお、イオンビームを用いる場合には、電子銃の代わりに液体金属イオン銃などを用いる。
また、1次反転電子を検出する手段(検出器)312として、シンチレータや光電子増倍管などを用いている。
測定対象である感光体の試料313は導体からなる試料設置部314に載置され、試料設置部314の導体には、電圧印加部315により電圧Vsubを印加できる構成となっている。
図3の左側には、計測の信号処理フローの一例を表記しており、検出器312で検出された信号は、検出信号処理手段で処理され、電子軌道計算手段により電子軌道が計算され、測定結果が出力される。
図4に入射電子と試料の関係の説明図を示す。
入射する荷電粒子の試料垂直方向の速度ベクトルが、試料到達前に反転するような状態が存在する領域が存在し、その1次入射荷電粒子を検出する構成となっている。
なお、加速電圧は、正で表現することが一般的であるが、加速電圧の印加電圧Vaccは負であり、電位ポテンシャルとして、物理的意味を持たせるためには、負で表現する方が説明しやすいため、ここでは、加速電圧は負(Vacc<0)と表現する。
また、電子ビームの加速電位ポテンシャルをVacc(<0)、試料の電位ポテンシャルをVp(<0)とする。
電位とは、単位電荷が持つ電気的な位置エネルギーである。従って、入射電子は、電位0(V)では加速電圧Vaccに相当する速度で移動するが、試料面に接近するに従い、電位が高くなり、試料電荷のクーロン反発の影響を受けて速度が変化する。
従って、一般的に以下のような現象が起こる。
図4(a)において、|Vacc|>|Vp|の場合、電子は、速度は減速されるものの、試料に到達する。
また、同図(b)において、|Vacc|<|Vp|の場合には、入射電子の速度は試料の電位ポテンシャルの影響を受けて、徐々に減速し、試料に到達する前に速度が0となって、反対方向に進む。
空気抵抗の無い真空中では、エネルギー保存則がほぼ完全に成立する。従って、入射電子のエネルギーを変えたときの、試料面上でのエネルギー、すなわちランディングエネルギーがほぼ0となる条件を計測することで、表面の電位を計測することができる。ここでは1次反転荷電粒子、特に電子の場合を1次反転電子と呼ぶことにする。試料に到達したとき発生する二次電子と1次反転荷電粒子では、検出器312に到達する量が大きく異なるので、明暗のコントラストの境界より、識別することができる。
なお、走査電子顕微鏡などには、反射電子検出器があるが、この場合の反射電子とは、一般的に試料の物質との相互作用により、入射電子が後方背面に反射(散乱)され、試料の表面から飛び出す電子のことを指す。反射電子のエネルギーは入射電子のエネルギーに匹敵する。反射電子の強度は試料の原子番号が大きいほど大きいといわれ、試料の組成の違い、凹凸がわかるための検出方法である。
これに対して、1次反転電子は、試料表面の電位分布の影響を受けて、試料表面に到達する前に反転する電子のことで有り、全く異なる現象である。
ここで、図5は潜像深さ計測結果の一例を示す図であり、図6は潜像深さ計測の流れを示すフローチャートである。
各走査位置(x,y)で、加速電圧Vaccと、試料下部の印加電圧Vsubとの差を、
Vth(=Vacc−Vsub)
とすれば、ランディングエネルギーがほぼ0となるときのVth(x,y)を測定することで電位分布V(x,y)を測定することができる。Vth(x,y)は、電位分布V(x,y)とは、一意的な対応関係があり、Vth(x,y)はなだらかな電荷分布などであれば、近似的に電位分布V(x,y)と等価となる。
図5の(a)の曲線は試料表面の電荷分布によって生じた表面電位分布の一例を示している。2次元的に走査する電子銃の加速電圧Vaccは−1800Vとした。中心(横軸座標=0)の電位が約−600Vであり、中心から外側に向かうに従って、電位がマイナス方向に大きくなり、中心から半径が75μmを超える周辺領域の電位は約−850V程度になっている。同図中段の楕円形は試料の裏面をVsub=−1150Vに設定したときの検出器出力を画像化した図である。このとき、Vth=Vacc−Vsub=−650Vとなっている。同図下段の楕円形はVsub=−1100Vとした他は上記の条件と同じ条件で得られた検出器出力を画像化した図である。このときのVthは−700Vになっている。
従って、加速電圧Vacc又は印加電圧Vsubを変えながら、試料表面を電子で走査させ、Vth分布を計測することにより、試料の表面電位情報を計測することが可能となる。
この方法を用いることにより、従来困難であった、潜像プロファイルをミクロンオーダーで可視化することが可能となる。
図7は電荷分布修正による電位分布測定結果算出の解析手順を示すフローチャートである。この図7に示すフローチャートのように、試料の電荷又は電位の分布をモデリングしておき、電子ビームの軌道を算出して、電子ビームの軌道に基づいて、表面電位分布を取得するための電荷又は電位の分布モデルを修正する方法を用いることで、電位分布をさらに高精度に計測することも可能となる。
このような計測手段を用いて、図8(a)に示すように、露光エネルギー密度一定、すなわち、照射光量と照射時間を一定の条件下で、走査周期に相当する遅延時間Tを変えて潜像電位深さVpvを測定すると、図8(b)に示すように、遅延時間が長くなると、潜像電位深さVpvが深く形成される傾向にあり、全体としては、図9(a)に示すように、遅延時間を対数スケールにするとS字カーブ的に変化することがわかった。
潜像電位深さが、図9(a)に示すように、遅延時間に対してS字カーブ的に変化する現象は、図9(b)に示すように、2回目露光のときの1回目露光で発生したキャリア位置が関係する。
CGL移動時間内では、1回目と2回目に発生したキャリアがCGL内に共存しているため、再結合条件が時間に依存せず、ほぼ一定となる。これを状態Aとする。
CTL移動時間内遅延時間の範囲では、時間が長くなるに従い、潜像が深く形成される。これは、1回目キャリア位置で、CGL電界強度が変化し、2回目露光時の量子効率すなわちキャリア生成量が変化することから生じる。これを状態Bとする。
遅延時間が長くなると、キャリアが最表面に到達して、キャリア位置が不変のため、キャリア生成量及び再結合量に変化は無く、潜像電位深さは一定となる。これを状態Cとする。
従って、遅延時間を変えて、潜像電位深さを計測することにより、生成キャリアの移動状態を計測することができる。
移動度の計測としてはTOF(タイムオブフライト)法などがあるが、UL,CGLを含んだ層構成の感光体を評価することは原理的に難しい。また、移動度が測定できたとしても、実際の移動時間を求めることはさらに困難といえる。
これに対して本計測法では、UL,CGLを含んだ層構成の感光体として評価することが可能であり、実際の潜像形成過程に非常に忠実であると考える。
上記の状態A,B,Cを正確に定義するなら、S字カーブと表現した、遅延時間を対数目盛で表示させたときの潜像電位深さ変化曲線の変曲点での接線とLtDMinとの交点をT1、LtDMaxとの交点をT2、としたときの、遅延時間をTとしたとき、
状態A:T≦T1
状態B:T1<T<T2
状態C:T>T2
と明確に区分することができる。
状態Aと状態Cは、キャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態、状態Bをキャリアが感光体表面に向かって電荷輸送層を移動している状態、とする。
厳密には、状態A、状態Cであってもキャリアは少しだけ動いているが、状態Bに比べて、移動が非常に緩やかな状態であるため、これをキャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態と定義する。
状態Bでは、遅延時間の違いによって、潜像深さが変化する。すなわち、画像濃度が変化する。
従って、この条件に相当する、走査周期(=1/走査周波数)で、潜像を形成すると、画像濃度が大きく変化しやすい。
この領域を避けた状態A、状態Cで露光させることによって、走査面をまたいでも潜像状態が変化することがない。すなわち、実質的に相反則不軌が起きない、安定して、均一な画像濃度を実現することができる。
前述の図19に示した画像濃度が濃くなった現象を状態A〜Cで説明する。
これは、1つの面で露光される領域と、2つの面にまたがって露光される領域があり、2つの面にまたがったときに発生した遅延時間が状態Bであったことによる。
状態Bの場合、わずかな時間のずれで、潜像深さの値が変わることを意味し、また、時間は一定であったとしても、感光体の移動特性にばらつきが置きやすく、潜像深さに差が出やすくなる。
従って、状態Aと状態Cのようにキャリアがほぼ移動していない状態で、露光することが望ましい。
[実施例2]
次に第2の解決手段の実施例を説明する。
図10に露光タイミングと遅延時間の関係を示す。S1が1面露光による遅延時間、S2が2面露光による遅延時間である。1面露光の場合、同時に露光される場合もあるが、光偏向器に対する入射角度は、光源によって微妙に異なっている場合は、数μs程度遅延時間が生じることもあるが、どちらに対しても適用される。
従って、最低で1面の走査で必要露光に達する方式で、画像濃度むらが起きない状態にするには、走査面が2面にまたいで露光されたときも1面露光と同じ状態であればよい。すなわち、光偏向器の走査周期の時間に相当する遅延時間が状態Aの領域にあればよい。
これは言い換えると、1回の走査周波数をf(Hz)としたとき、光偏向器の走査周期Tは、1/fで表すことができるから、
f≧1/T1
の条件で駆動させれば良い。
電荷輸送材料から見ると、実移動時間の遅い材料が望ましい。また、逆に考えることもできる。例えば、駆動周波数が5kHzの場合、実移動時間は200μs以上であれば良いことがわかる。
状態Aを実現するためには、走査周波数を早くすればよい。また、プロセススピードに影響がない程度に移動時間が長い電荷輸送材料を用いると、走査周波数の選択性を広げることができる。
すなわち、電荷の移動度は、単に早ければよいというものではなく、走査時間や露光条件との兼ね合いで最適条件が決定されるべきものである。
ちなみに、走査周波数が固定されている場合、それに対して、上記条件に照らし合わせて最適な実移動時間を有する電荷輸送材料をふくむ感光体を選定しても良い。
[実施例3]
次に第3の解決手段の実施例を説明する。
図12(a)は、最低でも2面走査で必要露光に達する多重露光方式である。LD光源数がk個縦に並んでおり、走査周波数をf(Hz)、時間に換算して、T(sec)の周期で走査する。T(sec)後には、副走査方向にLD−1番目からLD−k番目の像面ピッチの1/2だけ進む。この方式では、1回走査するだけでは、必要とされる露光量に達せず、最低でも2回、すなわち2面走査する必要が有る。1面走査と3面走査の境界領域では、3面照射される可能性がある。
すなわち、2面分の走査で露光が完了する領域と、3面分の走査で露光が完了する領域とがある。
このような条件では、例え、各領域での積分光量が一定でも、上述の通り潜像電位深さに差が生じてしまう。
このような方式では、図11に示すごとく、状態Cでの走査周波数を設定すると良い。
Smは1〜m面の走査時間、Snは1〜n面の走査時間である。
一般的には、
n=m+1
であるが、ビーム径がピッチに比べて非常に大きいと、
n>m+1
の場合もありうる。
すなわち、
f≦1/T2
であれば良い。
同様に、図12(b)に示すような、最低でも3面走査で必要露光に達する多重露光方式では、
f≦2/T2
となる。
言い換えると、最低でもm面走査で必要露光に達する多重露光方式では、
f≦(m−1)/T2
となる。
状態Cを実現するためには、表面に到達する実移動時間が短い電荷輸送材料を用いるか、走査周波数を遅くすればよい。
なお、mは必ずしも整数でなくとも良い。また、全く同じ位置を露光する方式ではなく、ビームとビームの間に露光する飛び越し走査方式でも良い。
[実施例4]
次に第5の解決手段の実施例を説明する。
本実施例は、これまで述べてきた光走査装置において、マルチビーム光源1を垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)としたことを特徴とする。
図1(c)に、発光点をx軸方向とy軸方向の平面に配置した波長780nmの垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)からなる光走査装置の光源部の構成例を示す。この構成例は、水平方向(主走査方向)に3個、垂直方向(副走査方向)に4個、計12個の発光点を有する面発光レーザ202を用いた例である。この構成例を、図1(a)に示す光走査装置に適用することにより、一つの走査線上を水平方向に配置した3つの光源により走査し、垂直方向4本の走査線を同時に走査するように構成することができる。
VCSELは光源数の増加が容易であるので、水平方向・垂直方向の発光点の数は上記の数でなくても良い。例えば、発光点が40個あっても良く、その配列も4×10、8×5等でも良い。また、等間隔でない配置をすることも可能である。
また、光源波長は、780nm帯に限るものではない。
VCSELを用いると、端面発光型の半導体レーザを複数用いる半導体レーザ(LD)アレイに比較して、発生させる光束の数が増加するほど、1本当たりのコストを低コスト化できる。またVCSELは共振器長が非常に短いことから、モードホッピングもLDアレイより起こりにくく、原理的にモードホッピングが発生しないように構成することもできる。従って波長変化に起因する光走査の品質劣化を低減できる。特に、波長の変化による光学特性の変化が大きい回折光学素子を用いた光学系に垂直共振器型面発光レーザを適用した場合には、モードホッピングがないことによって、非常に良好な光走査を行うことができる。
なお、光源を多数個配置すると相反則不軌による目に見える画像濃度むらが顕著に現われる傾向にあるため、本実施例のように、光源部にVCSELを用いた構成にすることが効果的である。
[実施例5]
次に第6の解決手段の実施例を説明する。
図13は本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図であり、レーザプリンタの一例を略示したものである。このレーザプリンタ100は、潜像担持体111として「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有している。潜像担持体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115が配備されている。この実施例では「帯電手段」として、オゾン発生の少ない接触式の帯電ローラ112を用いているが、コロナ放電を利用するコロナチャージャを帯電手段として用いることもできる。また、潜像形成手段として、例えば図1に示した構成の光走査装置110が設けられており、帯電ローラ112と現像装置113との間で「レーザビームLBの光走査による露光」を行うようになっている。また、図13において、符号116は定着装置、符号117はカセット、符号118は給紙コロ、符号119はレジストローラ対、符号120は搬送路、符号121は排紙ローラ対、符号122は排紙トレイを示している。
画像形成を行うときは、光導電性の感光体である潜像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一に帯電され、光走査装置110のレーザビームLBによる光書込による露光により静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。この静電潜像は現像装置113により反転現像され、潜像担持体111上にトナー画像が形成される。転写紙を収納したカセット117は画像形成装置100本体に着脱可能で、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙の最上位の1枚が給紙コロ118により給紙される。給紙された転写紙は、その先端部をレジストローラ対119に銜えられる。レジストローラ対119は、像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングを合せて転写紙を転写部へ送りこむ。送りこまれた転写紙は、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙は定着装置116でトナー画像を定着されたのち、搬送路120を通り、排紙ローラ対121により排紙トレイ122上に排出される。また、トナー画像が転写された後、潜像担持体111の表面はクリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
以上のような構成の画像形成装置では、潜像形成手段として実施例1〜4で説明した光走査装置110及び潜像担持体(有機感光体)を用いることにより、相反則不軌の起きにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない高画質な画像形成を行うことができる。従って、解像力に優れて高精彩、かつ高耐久で信頼性の高い画像形成装置を実現することができる。
なお、図13では画像形成装置の一実施形態としてレーザプリンタの構成例を示したが、このプリンタの上部に原稿読取装置(スキャナ)や原稿搬送装置(ADF)等を設置すればデジタル複写機として用いることができ、さらに通信機能等を付加することにより、レーザファクシミリやデジタル複合機として用いることができる。
また、図13では、単色の画像形成部を示しているが、潜像担持体とその周囲の構成部材を含む画像形成部を、転写紙搬送方向に沿って複数並設することにより、多色画像やフルカラー画像対応の画像形成装置を構成することができる。そして、このような多色やフルカラー対応の構成にした場合にも、潜像形成手段に本発明の光走査装置を用いることにより、解像力に優れて高精彩、かつ高耐久で信頼性の高いカラー画像形成装置を実現することができる。
[実施例6]
次に第7、第8の解決手段の実施例を説明する。
画像形成装置の構成は図13と同様であり、実施例5で説明した通りである。
ここでは、潜像担持体111である有機感光体(OPC)の導電性支持体、UL層、電荷発生層(CGL)は同じで、電荷輸送層(CTL)の処方が異なっている場合の測定結果の実施例を示す。
CTLの膜厚は35μmで同じであるが、CTLの処方Aは、ジスチルベン系化合物、
CTLの処方Bは、スチルベン系化合物、である。
ジスチルベン系化合物は、スチルベン系化合物に比べ、π共役の広がりの大きい構造を有しており、キャリアの表面への移動時間が短いとされる。
主な潜像形成条件は以下の通りである。
帯電条件:帯電電位:−900V、
露光条件:波長 :655nm、
ビーム径:57μm×83μm、
像面光量:2回で露光させることで、必要露光エネルギー(4mJ/m)に
達する光出力。
遅延時間を変えて2回露光させたときの測定結果を図14に示す。また、図14の測定結果の処方A,Bの測定値を近似曲線で表したのが図15である。
近似曲線の関数としては、図16(a)及び下記に示すような、ハイパボリックタンジェントの式:
tanh(x)=[exp(x)−exp(−x)]/[exp(x)+exp(−x)] 式(1)
を元にして、図16(b)に示すような曲線の、最大値LtDMax、最小値LtDMin、傾きβが変えられる式で表現してしても良い。
これにより、
T1:T0を通り傾きβの直線とLtDMinとの交点、
T2:T0を通り傾きβの直線とLtDMaxとの交点、
とすることで、計測することができる。
図14、図15の測定結果を見ると、処方Aの方が、処方Bよりも短い遅延時間で立ち上がりが速いことがわかる。すなわち、状態Aから状態Bへ遷移する時間、また状態Bから状態Cへ遷移する時間が短い。
キャリア移動時間の測定結果は以下の通りであった。
処方A:
変曲点到達時間 T0:26μs、
キャリア移動時間T2:122μs、
処方B:
変曲点到達時間 T0:450μs、
キャリア移動時間T2:2548μs、
であり、処方Aは処方Bに比べて、約20倍短時間側にシフトしているがわかる。
従って、
f≦(m−1)/T2
m=2
であるから、
最低でも2面の走査で必要露光に達する方式の場合、相反則不軌による画像濃度むらの影響の起きない1回の走査周波数fは、
処方Aの場合、f≦8197Hz
処方Bの場合、f≦392Hz
となる。
また、要求される走査周波数から、適切な処方を選択しても良い。
今、感光体線速から要求される走査周波数がf=1666Hzだとすれば、処方Aを選択することが望ましいことがわかる。
図17は、図15の横軸をリニアスケールで表示したものである。
走査周波数f=1666Hz(T=1/f=600μs)の場合で比較すると、2面露光と3面露光での深さ変化は、
処方A:0.09%、
処方B:1.92%、
となる。
これを帯電電位−900Vで換算すると、処方Aは0.9Vと実質的にほとんど無視できるほど小さい変化であるのに対し、処方Bは17.3Vと出力画像濃度に影響を及ぼす値であることがわかる。
従って、ジスチルベン系化合物が、電荷輸送材料として適していることがわかる。
また最低でも4面の走査で必要露光に達する方式の場合には、
処方Aの場合、f≦24590Hz、
処方Bの場合、f≦1177Hz、
となり、処方Bであっても多重露光面数を増やすことによって、実使用可能である走査周波数1kHz以上に対応することが可能となる。
状態Cの条件で使用する場合、電荷輸送材料としては移動時間が短い電荷輸送材料で、なおかつ高帯電性を持つ物質であることが望ましい。そして、その中でもジスチルベン化合物を用いることが好ましい。図18はジスチルベン化合物の一例を示す一般式である。なお、ジスチルベン化合物を用いた感光体については、本出願人による先願である特許文献2に詳細に記載されている。
本実施例の画像形成装置では、ジスチルベン化合物を用いる潜像担持体を用いたことで、各工程のプロセスクォリティが向上するため、高画質、高耐久、高安定、省エネルギー化が実現できる。そして、実施例1〜4で説明した光走査装置を用いることにより、相反則不軌のおきにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない画像形成装置を実現することができる。
ところで、感光体線速Vは、走査周波数fと一回の走査で進む副走査方向移動量ρY(dpi)より以下の式(2)で表わすことができる。
感光体線速:V[mm/s]=(25.4/ρY)・f 式(2)
ρY=副走査書込密度(dpi)/光源数・必要露光に達する面数m
近年、画像形成装置の高密度化で副走査書込密度は4800dpi以上を求められており、コストを含めた現実的な光源数は30〜40程度、m≧2で、感光体線速を200mm/s以上確保するには、f≧1kHz以上であることが望ましい。
従って、電荷発生層から表面に達するキャリアの実移動時間が1ms以下である潜像担持体であることが望ましい。
また、電荷発生層(CGL)や電荷輸送層(CTL)を形成するときに用いる結着樹脂としては、従来から知られている絶縁性のよい電子写真感光体用の結着樹脂であれば何でも使用することができ、特に限定されない。
以上のように、潜像形成に影響を与える重要な特性値である適切なキャリア移動時間の潜像担持体を用いることで、画像濃度むらの現れないかつ高速・高密度に対応した画像形成装置を提供することができる。そして、実施例1〜4で説明した光走査装置を用いることにより、相反則不軌のおきにくい作像システムとすることができ、画像濃度むらの現れない画像形成装置を実現することができる。
1:光源ユニット
2:コリメートレンズ
3:シリンダレンズ
4:折り返しミラー
5:ポリゴンミラー
6:走査光学系
7:折り返しミラー
8:同期検知器
100:レーザプリンタ(画像形成装置)
110:光走査装置
111:像担持体(被走査媒体)
112:帯電ローラ
113:現像装置
114:転写ローラ
115:クリーニング装置
116:定着装置
117:給紙カセット
118:給紙コロ
119:レジストローラ対
120:搬送路
121:排紙ローラ対
122:排紙トレイ
201:半導体レーザアレイ(LDA)
202:面発光レーザ
300:荷電粒子光学系
301:電子銃
302:エキストラクタ(引き出し電極)
303:加速電極
304:コンデンサレンズ(静電レンズ)
305:ビームブランキング電極
306:仕切り弁
307:可動絞り
308:スティグメータ
309:走査レンズ(偏向電極)
310:対物レンズ(静電レンズ)
311:ビーム射出開口部
312:検出器
313:試料
314:試料設置部
315:電圧印加部
L1,L2:走査レンズ
特開2004−77714号公報 特開2000−137339号公報

Claims (8)

  1. 光源からの光束を偏向反射面を持つ光偏向器により等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光して、等速的な光走査を行なう光走査装置において、
    前記被走査面は、電荷発生層と電荷輸送層を有する潜像担持体であり、該潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが電荷輸送層をほぼ移動していない状態で、露光を可能とする走査周波数で駆動させることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    最低1面の走査で必要露光に達する方式であり、
    1回の走査周波数をf(Hz)
    前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが該電荷発生層から前記電荷輸送層へ移動する実移動時間をT1(s)としたとき、
    f≧1/T1
    となるように走査周波数を設定することを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1記載の光走査装置において、
    最低でもm面(m>1)の走査で必要露光に達する方式であり、
    1回の走査周波数をf(Hz)
    前記潜像担持体の電荷発生層で生成したキャリアが表面に到達する実到達時間をT2(s)としたとき、
    f≦(m−1)/T2
    となる走査周波数で駆動させることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の光走査装置において、
    前記光源として、マルチビーム光源を用いることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項4記載の光走査装置において、
    前記マルチビーム光源として、VCSELを用いることを特徴とする光走査装置。
  6. 潜像担持体に光走査により静電潜像を形成し、前記静電潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、
    請求項1から5のいずれか一つに記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 電荷輸送物質として、ジスチルベン化合物を用いる潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、
    請求項1から5のいずれか一つに記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 電荷発生層から表面に達するキャリアの実移動時間が1ms以下である潜像担持体に光走査により潜像を形成し、前記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、
    請求項1から5のいずれか一つに記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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