JP2010174506A - 回動体の往動機構 - Google Patents

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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

【課題】回動体の往動をアシストする機構を、できるだけコンパクトに構成できるようにする。
【解決手段】ドアMaに回動可能にに備えられると共に自由端2a側にストライカ1を備えたアーム体2と、ドア枠FaにドアMaの回動方向に交叉する向きにおいて第一位置と第二位置とに亘るスライド移動可能に備えられる受け部材3と、受け部材3を第二位置に向けて付勢する付勢手段4とを備えている。受け部材3は、前記付勢に抗して第一位置に保持されるようになっていると共に、ドアMaを閉じる過程でこの第一位置においてストライカ1を捕捉した後にこの保持が解かれて前記付勢により第二位置に移動されるようになっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、所定位置に向けて往動回動される回動体に対し、その往動の途中から所定位置までの間において、その往動をアシスト(補助)するように機能する往動機構の改良に関する。
ドアに設けられるストライカ体と、ドア枠に設けられると共にドアを閉じ位置に向けて操作したときに手前側から移動されてくるストライカ体を捕捉するキャッチャーとを備えてなると共に、このキャッチャーを待機位置と回り込み位置との間に亘る往復回動可能に設け、待機位置においてストライカ体を捕捉して回り込み位置まで往動回動するようにしてドアの閉じ込みをアシストなどする機構として特許文献1に示されるものがある。
しかるに、かかる特許文献1のものにあっては、キャッチャーの回動を必須とすることから、ドアの回動方向に沿った向きにおける機構の奥行き、具体的には、このキャッチャーを支持するケースの幅を小さくすることに限界を有するところであった。
国際公開第2007/055204号
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の回動体の往動をアシストする機構を、できるだけコンパクトに構成できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、回動体の往動機構を、回動体及びこの回動体を回動可能に支持する固定体のいずれか一方に回動可能に備えられると共に自由端側にストライカを備えたアーム体と、
回動体及び固定体の他方に、回動体の回動方向に交叉する向きにおいて第一位置と第二位置とに亘るスライド移動可能に備えられる受け部材と、
受け部材を第二位置に向けて付勢する付勢手段とを備えており、
受け部材は、前記付勢に抗して第一位置に保持されるようになっていると共に、回動体の往動の過程でこの第一位置においてストライカを捕捉した後にこの保持が解かれて前記付勢により第二位置に移動されるようになっているものとした。
アーム体は回動可能に備えられていることから、回動体の回動方向に対して受け部材のスライド移動方向が交叉していても、付勢手段による受け部材の第二位置に向けた移動に連動して回動体を往動させることができる。すなわち、受け部材にストライカが捕捉された後に、受け部材の第二位置に向けたスライド移動量に応じてアーム体を回動させることにより、前記のようにスライド移動される受け部材により回動体を往動回動させることができる。受け部材は回動体の回動方向に対し交叉する向きにスライド移動されることから、回動体の回動方向における受け部材の配置スペースを最小のものとすることができ、典型的には、ドア枠に受け部材を外観性を損なうことなく適切に備えさせることができる。
かかる機構において、ストライカを、第一位置にある受け部材の捕捉部に案内するガイド手段を備えさせておけば、回動体の往動の過程でストライカがかかる捕捉部にスムースに捕捉されるようにすることができる。
好ましい一つの形態としては、かかる機構において、受け部材にストライカの捕捉体を、ストライカに掛合する掛合位置とこれに掛合しない非掛合位置とに亘る回動可能に組み付けておくと共に、
この捕捉体と受け部材の支持体とに、受け部材が第一位置にある状態と捕捉体が非掛合位置にある状態を同時に保持させ、しかも、ストライカの当接を契機とした捕捉体の掛合位置への回動を許容すると共にこの回動によって受け部材の前記保持を解く保持手段を備えさせておく。
また、かかる機構において、受け部材の移動軸線上において、受け部材に隣り合うように付勢手段を配置させるようにしておけば、回動体の回動方向における受け部材側の機構の設置スペースの最小化に資することができる。
また、かかる機構において、アーム体の自由端側を、回動体の回動中心側を屈曲内側とするように屈曲させるようにしておけば、回動体の復動時に、受け部材がストライカを解放するまでの間はストライカをできるだけ直線的に移動させることができ、受け部材の第一位置への復帰をスムースに行わせることができる。
また、好ましい一つの形態としては、前記アーム体を、互いに回動可能に組み合わされた二以上のアーム構成体によって構成させておく。
この発明にあっては、ストライカを回動可能なアーム体に備えさせると共に、これを捕捉する受け部材を回動体の回動方向に交叉する向きにスライド移動させることで、回動体の往動をアシストすることから、特にこの回動体の回動方向に沿った向きの機構の奥行きを、できるだけ小さくすることが可能となる。
図1は第一例にかかる往動機構Rの利用状態を示した斜視構成図である。 図2は第一例にかかる往動機構Rの底面構成図であり、受け部材3は第一位置にある。 図3は図2の状態において本体5の底板部5d、前板部5a及び後板部5bを省略して受け部材3などの本体5内に納められた部材を表した要部底面構成図である。 図4は図3の要部拡大構成図である。 図5は本体5のガイド手段9の案内溝9bの斜部9cにストライカ1が位置された状態を表した底面構成図である。 図6は本体5のガイド手段9の案内溝9bのストレート部9dにストライカ1が位置された状態を表した底面構成図である。 図7は図4と同じように往動機構Rの要部を、図6の状態時において表した要部拡大図である。 図8は図4と同じように往動機構Rの要部を、図6の状態から捕捉体6が掛合位置に回動した状態において表した要部拡大図である。 図9は受け部材3が第二位置にあるときの第一例にかかる往動機構Rの底面構成図である。 図10は受け部材3などを納めた本体5の斜視構成図である。(受け部材3は第二位置) 図11は図10の状態から本体5の底板部5d、前板部5a及び後板部5bを省略して受け部材3などの本体5内に納められた部材を表した斜視構成図である。 図12は本体5とチャンネル材10とを分離してこれらを本体5の天板部5c側から見た斜視構成図である。 図13は第一例にかかる往動機構Rを構成するストライカ1及びアーム体2の斜視構成図である。 図14は図13のストライカ1及びアーム体2の分離斜視構成図である。 図15は第二例にかかる往動機構Rの縦断面構成図であり、受け部材3は第一位置にある状態である。 図16は図15の要部拡大図である。 図17は図16に示した箇所を下方から見た要部底面構成図である。 図18は第一位置にある受け部材3にストライカ1が当接された直後の状態を図16と同様に示した要部拡大図である。 図19は第二例にかかる往動機構Rの縦断面構成図であり、受け部材3は第二位置にある状態である。 図20は図19の要部拡大図である。 図21は図20に示した箇所を下方から見た要部底面構成図である。 図22は第二例にかかる往動機構Rを構成する受け部材3の分解斜視構成図である。 図23は受け部材3の要部破断分離側面図である。 図24は第二例にかかる往動機構Rを構成するストライカ1及びアーム体2の斜視構成図である。 図25は図24に示されるストライカ1及びアーム体2の分解斜視構成図である。
以下、図1〜図25に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
なお、ここで図1〜図14は、この発明を適用して構成された往動機構Rの第一例を示している。また、図15〜図25は、この発明を適用して構成された往動機構Rの第二例を示している。
この実施の形態にかかる回動体Mの往動機構Rは、所定位置に向けて往動される回動体Mに対し、その往動の途中から所定位置までの間において、その往動をアシスト(補助)するように機能するものである。
かかる回動体Mは、固定体Fに往動回動及び復動回動可能に支持されるものであり、典型的には、ドアや開き戸などがあげられるが、固定体Fに往動回動及び復動回動可能に支持されるものであれば足りこれらに限られるものではない。図示の例では、往動機構RをドアMaとドア枠Faとに備えさせた例を示している。
図示の例では、回動体MとしてのドアMaは、固定体Fとしてのドア枠Faの戸当たり部Fbに往動時に先頭となる一面Mcを突き当てさせた閉じ位置(所定位置)においてドア枠Faの内方の開口部を閉塞するようになっている。(図9)そして、回動体MとしてのドアMaは、かかる開口部を閉塞しない開き位置から、(図1、図2)前記閉じ位置に向けて往動操作されると、この往動の過程で、往動機構Rを構成する受け部材3に往動機構Rを構成するストライカ1が当接して、(図6、図18)かかる閉じ位置まで往動機構Rの作用を蒙るようになっている。
図示の例ではかかるストライカ1は、回動体MとしてのドアMaの側に取り付けられている。したがって、図示の例では、固定体Fとしてのドア枠Faの側に受け部材3が備えられている。なお、図示の例とは別に、ストライカ1を固定体Fとしてのドア枠Faの側に取り付けて、受け部材3を回動体MとしてのドアMa側に備えさせても、かかる回動体Mの往動をその途中からアシストすることができる。
図示の例では、ストライカ1はアーム体2によってドアMaにおける往動時に先頭となる一面Mcの前方に位置づけられている。より具体的には、図示の例では、かかるストライカ1はドアMaのドアヒンジMb側においてドアMaの上端側に備えられている。かかるストライカ1は、アーム体2の自由端2aから上方に突き出す軸状体として構成されている。ストライカ1の上端はドアMaの上端と略同じか、これよりやや下のレベルに位置され、ドアMaの閉じ位置向けた往動時において、ドア枠Faの枠上部Fcに備えられる受け部材3に、ドアMaが閉じきる直前において捕捉されるようになっている。かかるアーム体2は受け部材3をスライド移動可能に納める後述の本体5の下面のレベルよりも下方に位置され、その基端2bにおいてドアMaに回動可能に組み付けられている。
一方、受け部材3は、回動体Mの回動方向yに交叉する向きにおいて第一位置と第二位置とに亘るスライド移動可能に備えられる。また、かかる受け部材3は、付勢手段4により第一位置にあるときは第二位置に向けて付勢されるようになっている。また、かかる受け部材3は、前記付勢に抗して第一位置に保持されるようになっていると共に、回動体MとしてのドアMaの往動の過程でこの第一位置においてストライカ1を捕捉した後にこの保持が解かれて前記付勢により第二位置に移動されるようになっている。図示の例では、受け部材3は、ドア枠Faの枠上部Fcに、ドアMaの回動方向(つまり前後方向)に交叉する左右方向にスライド移動可能に備えられている。そして、図示の例では、ドアMaの往動時においてドアMaが閉じきる直前に、第一位置にある受け部材3の捕捉体6にストライカ1が突き当たるようになっている。そして、この捕捉体6にストライカ1が突き当たると、図1〜図14に示される第一例では非掛合位置にある捕捉体6が掛合位置に回動して、また、図15〜図25に示される第二例では非掛合位置にある捕捉体6が掛合位置に後退して、このストライカ1を捕捉すると共に、前記保持が解かれて受け部材3が前記付勢によりストライカ1共々第二位置に移動されるようになっている。そして、これにより、ドアMaは閉じ位置(所定位置)まで往動機構Rの作用を受けるようになっている。
アーム体2は回動可能に備えられていることから、回動体Mの回動方向yに対して受け部材3のスライド移動方向が交叉していても、付勢手段4による受け部材3の第二位置に向けた移動に連動して回動体Mを往動させることができる。すなわち、受け部材3にストライカ1が捕捉された後に、受け部材3の第二位置に向けたスライド移動量に応じてアーム体2を回動させることにより、前記のようにスライド移動される受け部材3により回動体Mを往動回動させることができる。受け部材3は回動体Mの回動方向yに対し交叉する向きにスライド移動されることから、回動体Mの回動方向yにおける受け部材3の配置スペースを最小のものとすることができ、典型的には、ドア枠Faに受け部材3を外観性を損なうことなく適切に備えさせることができる。
図示の例では、受け部材3に捕捉されるまでは、ストライカ1とドアMaにおける往動時に先頭となる一面Mcとの間に最も広く間隔が形成されるようになっている。図示の例では、この状態は、後述のねじりコイルバネ2f、2qにより維持されるようになっている。そして、ストライカ1が受け部材3に捕捉されて受け部材3が第二位置に向けて移動されると、受け部材3が第二位置に近づけば近づくほど、前記一面Mcとストライカ1との間の間隔を狭めるように前記バネ2f、2qの付勢に抗してアーム体2が回動されるようになっている。より具体的には、図示の例では、ストライカ1の捕捉後は受け部材3はドアヒンジMbに近づく向きにスライド移動され、アーム体2もストライカ1をこのドアヒンジMbに近づける向きに回動されるようになっている。
(第一例)
図1〜図14に示される第一例にかかる往動機構Rでは、ストライカ1は、単一のアーム体2の自由端2aに備えられている。ストライカ1は、アーム体2の自由端2aに上下動可能に組み合わされていると共に、アーム体2の自由端2aに内蔵された圧縮コイルバネ2gの付勢に抗した下方への移動、つまり、アーム体2の自由端2aからの突きだし寸法の可変可能にこのアーム体2に備えられている。これにより、この第一例では、後述のようにドアMaを閉じ位置に往動させていない状態において誤動作により受け部材3が第二位置に移動してしまった場合に、ドアMaを閉じ位置に向けて往動させることで、掛合位置に回動した捕捉体6の補助掛合部6gと移動端6cとの間をストライカ1に乗り越えさせてこの補助掛合部6gにストライカ1を掛合させることができるようになっている。
また、この第一例では、水平板部2iと垂直板部2jとを備え、水平板部2iをドアMaの上端面に止着させることで垂直板部2jをドアMaの一面Mcに添装させるようにして備えられる取り付けブラケット2hをもって、ドアMaにアーム体2が回動可能に備えられるようになっている。取り付けブラケット2hの垂直板部2jの下端にはこの垂直板部2jの外側に横向きに突き出す耳部2kが形成されており、アーム体2の基端2bに形成された軸穴2cに通されてこの耳部2kに固定される軸構成材2dにより、この軸構成材2dを中心にアーム体2が回動されるようになっている。(図13、図14)
この第一例では、軸構成材2dに巻装されたねじりコイルバネ2fのバネ一端がこの軸構成材に止められ、かつ、バネ他端がアーム体2に止められるようになっていると共に、軸穴2cより後方にこのバネ2fの付勢により取り付けブラケット2hの垂直板部2jに突き当てられる位置決め部2eが形成されており、このバネ2fと位置決め部2eとによりストライカ1とドアMaにおける往動時に先頭となる一面Mcとの間に最も広く間隔が形成されたアーム体2の基本姿勢(図2の姿勢)が維持されるようになっている。
また、この第一例では、アーム体2の自由端2a側が、回動体Mの回動中心側、つまり、ドアMaのドアヒンジMb側を屈曲内側とするように屈曲されている。すなわち、アーム体2は、その基端2bから途中までは真っ直ぐに構成されると共に、自由端2a側において湾曲されて、基本姿勢において自由端2aを基端2bよりもドアヒンジMbに近づけさせている。閉じ位置(図9の位置/所定位置)から回動体MとしてのドアMaを復動つまり開き操作すると、これに伴うストライカ1の移動により受け部材3は付勢手段4の付勢に抗して第一位置までスライド移動されそこでストライカ1を解放して再び保持されることとなるが、アーム体2の自由端2a側がこのように湾曲されていれば受け部材3がストライカ1を解放するまでの間はストライカ1をできるだけ直線的に移動させることができ、受け部材3の第一位置への復帰をスムースに行わせることができる。
この第一例にあっては、受け部材3は、本体5にスライド移動可能に支持されており、この本体5を介して固定体Fとしてのドア枠Faに取り付けられるようになっている。
また、かかる受け部材3にストライカ1の捕捉体6が、ストライカ1に掛合する掛合位置とこれに掛合しない非掛合位置とに亘る回動可能に組み付けられている。それと共に、この捕捉体6と受け部材3の支持体としての本体5とに、受け部材3が第一位置にある状態と捕捉体6が非掛合位置にある状態を同時に保持させ、しかも、ストライカ1の当接を契機とした捕捉体6の掛合位置への回動を許容すると共にこの回動によって受け部材3の前記保持を解く保持手段7が備えられている。
かかる受け部材3は、第一に、捕捉体6がストライカ1と当接されるまでは本体5内において後述する付勢手段4としての引っ張りコイルバネ4aの付勢に抗して保持手段7により第一位置に保持されて待機し、(図2,図3)第二に、捕捉体6がストライカ1と当接されると掛合位置に回動される捕捉体6によりストライカ1を捕捉すると共にこの保持を解いて前記引っ張りコイルバネ4aの付勢により第二位置、図示の例ではドアヒンジMbに近い位置に強制的に移動されるようになっている。(図9)これにより、この第一例では、回動体MとしてのドアMaを往動操作するとストライカ1が受け部材3における捕捉体6に当接捕捉された位置から先は前記のように動作される受け部材3によってドアMaは所定位置としての閉じ位置までその往動がアシストされるようになっている。また、この第一例では、かかるドアMaのアシストされた往動は後述する制動手段8の制動力が作用されてゆっくりとしたものにされ、ドアMaが大きな音を立ててしまったり、戸当たり部Fbに突き当たったときの反力で開き方向に戻ってしまわないようになっている。
このように所定位置まで往動された回動体MとしてのドアMaを復動操作すると、捕捉体6によりストライカ1を捕捉している受け部材3は前記引っ張りコイルバネ4aの付勢に抗しながら、つまりこの引っ張りコイルバネ4aに蓄勢させながら、本体5内を第一位置まで移動され、この第一位置に至ると再び保持手段7により本体5に保持されると共に、捕捉体6は非掛合位置に回動してストライカ1を解放するようになっている。そして、この解放により、ドアMaの所望の位置までの復動が許容されるようになっている。
具体的には、前記受け部材3の支持体としての本体5は、ドア枠Faの枠上部Fcに戸当たり部Fbの一部をなすようにして備えられる。すなわち、本体5は左右方向に細長いケース状をなすように構成されると共に、戸当たり部Fbとなる側に位置される前板部5aと、この前板部5aに対向する後板部5bと、天板部5cと、底板部5dとを備えている。また、かかる本体5の左右両端は閉塞されている。図示の例では、かかる本体5を断面コ字状をなすチャンネル材10に納めてその前板部5aと後板部5bと天板部5cとをこのチャンネル材10によって覆うと共に、かかる本体5の左右両端部をこのチャンネル材10を介してドア枠Faの枠上部Fcに止着させることでこの本体5を枠上部Fcに取り付けるようにしている。
受け部材3は、本体5よりも全長を短くすると共に、本体5の前板部5aと後板部5bとの間に隙間少なく納まる幅を備えており、本体5内に左右方向にスライド移動可能に納められている。そして、前記第一位置において、受け部材3におけるドアヒンジMb側と反対の図2における右端3aと本体5の右端内面とは近接し、かつ、受け部材3の左端3bと本体5の左端内面との間に最も広く間隔が形成されるようになっている。(図2)
図示の例では、受け部材3は、その長さ方向略中程の位置から右端3aまでの間を制動手段8の組み込み部3cとすると共に、その長さ方向略中程の位置から左端3bまでの間に捕捉体6を回動可能に備えている。そして、かかる受け部材3の左端3bと本体5の左端との間に前記付勢手段4となる引っ張りコイルバネ4aが配されている。すなわち、図示の例では、受け部材3の移動軸線x(図3、図11)上において、受け部材3に隣り合うように付勢手段4が配置されており、これによっても回動体Mの回動方向yにおける受け部材3側の機構の設置スペースを最小化するようにしている。
図示の例では、制動手段8は、シリンダー8bと図示しないピストンとピストンロッド8cとを備え、このピストンの移動又は相対的な移動に制動力を作用させるように構成されたピストンダンパー8aによって構成されている。そして、図示の例では、かかるピストンダンパー8aは、受け部材3の組み込み部3cにピストンロッド8c側を左側に突き出させるようにしてシリンダー8bを組み込み固定させると共に、このピストンロッド8cの突き出し端を本体5の長さ方向略中程の位置に形成させた固定部5eに固定させることで、本体5と受け部材3との間に配されている。そして、受け部材3が第一位置にあるときにピストンロッド8cがもっともシリンダー8b内から突き出されるようにしている。(図2)これにより、受け部材3が第一位置から第二位置に向けて付勢手段4の付勢によりスライド移動されるときにはピストンロッド8cがシリンダー8b内に押し込まれて、この受け部材3のスライド移動、さらにはドアMaの閉じ位置への往動に前記制動力が作用されるようになっている。
捕捉体6は、垂直軸6aをもって受け部材3に回動可能に備えられている。図示の例では、かかる捕捉体6は、受け部材3の下側に、受け部材3に設けられた軸穴3dに前記垂直軸6aを入れ込ませて受け部材3に組み合わされている。捕捉体6はこの垂直軸6aを備えた基端6bと移動端6cとの間に、本体5の前板部5a側において開放して後方に向けて凹み込むと共に、捕捉体6の上面と下面とにおいて共に開放されたストライカ1の捕捉凹部6dを備えている。そして、図示の例では、受け部材3が第一位置にあるときは、受け部材3の移動軸線xに対してこの捕捉凹部6dの左右側壁6e、6eが受け部材3の右端3a側に鋭角を作るように交叉し、(図3、図4、図7/すなわち非掛合位置)この非掛合位置にある捕捉体6の捕捉凹部6dの左側の側壁6eにドアMaを閉じ位置に往動させる過程で後述するガイド手段9に案内されてストライカ1が突き当たるようになっている。そして、このようにストライカ1が突き当てられると、捕捉体6は受け部材3の移動軸線xに対して捕捉凹部6dの左右側壁6e、6eを直交させる向きに回動され、(図8/すなわち掛合位置)捕捉凹部6dの内奥部6fにストライカ1が入り込むと共に、保持手段7による保持が解かれて受け部材3の第二位置に向けたスライド移動が開始されるようになっている。
図示の例では、かかるストライカ1を、第一位置にある受け部材3の捕捉体6に案内するガイド手段9が、本体5の前板部5aと底板部5dに形成されている。図示の例では、かかるガイド手段9は、本体5の前板部5aを割り欠く導入開口9aと、底板部5dに形成された案内溝9bとからなる。前記チャンネル材10にはこの導入開口9aに対応した割り欠き10aが形成されている。案内溝9bは、導入開口9aに連通して本体5の幅方向略中程の位置まで斜めに延びる斜部9cと、本体5の幅方向中程の位置でこの斜部9cに連続してそこから本体5の左端側に向けて真っ直ぐに延びるストレート部9dとを有している。斜部9cはストレート部9dとの連通側に近づくに連れて本体5の左端に近づくように傾いている。図示の例では、受け部材3が第一位置にあるときに、このガイド手段9におけるストレート部9dと斜部9cとの連通箇所に、非掛合位置にある捕捉体6が導入開口9aに捕捉凹部6dの入り口を向けるようにして配されるようになっている。(図4)これにより、ドアMaを閉じ位置に向けて往動させる過程においてガイド手段9の斜部9cによりストライカ1を案内してこのストライカ1を捕捉体6の捕捉凹部6dに入り込ませるようにしている。そして、捕捉体6の捕捉凹部6dにストライカ1が入り込むと、捕捉体6は掛合位置に回動され、これを契機に受け部材3の第二位置に向けたスライドが開始されることから、ストライカ1はガイド手段9のストレート部9dに沿って捕捉体6を介してアーム体2を前記のように回動させながらドアヒンジMb側に移動され、これによりドアMaが閉じ位置まで移動されるようになっている。なお、この第一例では、受け部材3の下部に下方に突き出す前壁部3eが形成されていると共に、その後方に捕捉体6が備えられ、かつ、この前壁部3eにも非掛合位置にある捕捉体6の捕捉凹部6dにストライカ1を導きガイド手段9として機能する割り欠き3fが形成されている。捕捉体6が掛合位置に回動されると、捕捉凹部6dの入り口の前方にはこの割り欠き3fよりも左側に位置される前壁部3eが位置されるようになっており、本体5のガイド手段9がなくても受け部材3の第二位置に向けた移動の過程で捕捉体6とストライカ1との掛合状態が解かれることはないようになっている。
前記保持手段7は、この第一例では、捕捉体6の捕捉凹部6dと移動端6cとの間に形成された摺接部7aと、本体5の天板部5cに形成されたこの摺接部7aに対するカム溝7bとから構成されている。
摺接部7aは、捕捉体6の上面から突き出す突起状をなすように構成されている。受け部材3には、この摺接部7aを受け部材3の上面上に突き出させる窓穴3gが形成されている。
カム溝は、摺接部7aの納まる溝幅を有して摺接部7aを納め案内すると共に、受け部材3の移動方向に沿って真っ直ぐに延びる長さ側溝部7cと、この長さ側溝部7cの右端との間にコーナー7fを作って後方に延びる幅側溝部7dとを備えている。幅側溝部7dはコーナー7fから後方に向かうに連れて左側、つまり、前記付勢手段4の付勢方向に近づくように斜めに延びている。
これにより、図示の例では、捕捉体6はカム溝7bの幅側溝部7dに摺接部7aを入り込ませているときは、付勢手段4の付勢により、この幅側溝部7dの後端7eに摺接部7aを位置させて前記非掛合位置に位置づけられ、そして、この幅側溝部7dに摺接部7aは付勢手段4の付勢により引っかかり受け部材3は第一位置に保持される。この状態から、閉じ位置に向けてドアMaが往動されるとガイド手段9に案内されて前記のようにストライカ1は捕捉凹部6dの左側の側壁6e(図7)に突き当たるところ、この側壁6eは摺接部7aよりも垂直軸6a側にあって且つ前方に位置されることから、捕捉体6は摺接部7aを幅側溝部7dから抜け出させる向きに前記掛合位置まで回動される。この回動により摺接部7aがコーナー7fに位置されると付勢手段4の付勢により受け部材3は第二位置までスライド移動され、ドアMaは閉じ位置まで往動される。閉じ位置にあるドアMaを復動させるとストライカ1を捕捉している捕捉体6を介して受け部材3は第一位置まで移動され、このときはストライカ1は捕捉凹部6dの右側の側壁6eを押圧することから、摺接部7aがカム溝のコーナー7fに位置されると摺接部7aを幅側溝部7dに入り込ませる向きに捕捉体6は非掛合位置まで回動され受け部材3は再び第一位置に位置づけられると共に、ストライカ1は受け部材3から解放される。
なお、この第一例にあっては、捕捉体6の下部に捕捉凹部6dと移動端6cとの間において上方に凹んだ補助掛合部6gが形成されており、ドアMaを閉じ位置に回動させていないにもかかわらず誤動作により受け部材3が第二位置に移動してしまったときにドアMaを閉じ位置に向けて往動操作すると、ガイド手段9に案内されたストライカ1が掛合位置にある捕捉体6の補助掛合部6gと移動端6cとの間をストライカ1を下方に移動させながら乗り越えて補助掛合部6gに入り込むようにしてある。これによりこのような誤操作が生じたときにはドアMaを閉じ位置に向けて往動させた後、再び開くことで、受け部材3が第一位置にある所期の状態への復帰が図れるようになっている。
(第2例)
図15〜図25に示される第二例にかかる往動機構Rでは、アーム体2は、互いに回動可能に組み合わされた二以上の棒状をなすアーム構成体2m、2nによって構成されている。一方のアーム構成体2mは、その両端間においてドアMaの一面Mcに取り付けられるようになっている。他方のアーム構成体2nは、アーム構成体2mの一方の一端に垂直軸2oをもって回動可能に組み付けられている。この他方のアーム構成体2nにストライカ1を備えた先端部材2pがネジ止めされてアーム体2の自由端2aにストライカ1が備えられている。
この第二例では、垂直軸2oに巻装されたねじりコイルバネ2qのバネ一端が一方のアーム構成体2m側に止められ、かつ、バネ他端が他方のアーム構成体2n側に止められており、このバネ2qによりストライカ1とドアMaにおける往動時に先頭となる一面Mcとの間に最も広く間隔が形成されたアーム体2の基本姿勢が維持されるようになっている。(図24)
また、この第二例にあっても、受け部材3は、本体5にスライド移動可能に支持されており、この本体5を介して固定体Fとしてのドア枠Faに取り付けられるようになっている。
また、かかる受け部材3にストライカ1の捕捉体6が、ストライカ1に掛合する掛合位置とこれに掛合しない非掛合位置とに亘る移動可能に組み付けられている。それと共に、受け部材3と本体5とに、受け部材3が第一位置にある状態と捕捉体6が非掛合位置にある状態を同時に保持させ、しかも、ストライカ1の当接を契機とした捕捉体6の掛合位置への移動を許容すると共にこの移動によって受け部材3の前記保持を解く保持手段7が備えられている。
図示の例では、本体5は下面を開放させた細長いケース状をなすように構成されている。また、この本体5の一端には後述する下部室5hに連通するストライカ1の導入開口5fが形成されている。典型的には、かかる本体5は、その他端をドアヒンジMbの側に位置させるようにしてドア枠Faの枠上部Fcにこの枠上部Fcに長さ方向を沿わせるようにしてその上部をもって取り付けられる。
この第二例では、受け部材3は、第一に、ストライカ1と当接されるまでは本体5内において本体5の導入開口5f側に後述する付勢手段4としての引っ張りコイルバネ4bの付勢に抗して保持手段7により第一位置に保持されて待機し、(図15)第二に、ストライカ1と当接されるとこの保持を解いて代わりにストライカ1を捕捉してかかる引っ張りコイルバネ4bの付勢により本体5内を前記導入開口5fから離れる向きに第二位置まで強制的に移動されるようになっている。(図19)これにより、図示の例では、回動体MとしてのドアMaを往動操作するとストライカ1が受け部材3に当接した位置から先は前記のように動作される受け部材3によってドアMaは所定位置としての閉じ位置までその往動がアシストされるようになっている。また、この第二例では、かかるドアMaのアシストされた往動は後述する制動手段8の制動力が作用されてゆっくりとしたものにされ、ドアMaが大きな音を立ててしまったり、戸当たり部Fbに突き当たったときの反力で開き方向に戻ってしまわないようになっている。
このように所定位置まで往動された回動体MとしてのドアMaを復動操作すると、捕捉体6によりストライカ1を捕捉している受け部材3は前記引っ張りコイルバネ4bの付勢に抗しながら、つまりこの引っ張りコイルバネ4bに蓄勢させながら、本体5内を第一位置まで移動され、この第一位置に至ると再び保持手段7により保持されると共に、捕捉体6は非掛合位置に回動してストライカ1を解放するようになっている。そして、この解放により、ドアMaの所望の位置までの復動が許容されるようになっている。
具体的には、本体5は、本体5は上部室5gと下部室5hとに区分されている。下部室5hは本体5の長さ方向に亘って下方に開放されている、前記受け部材3はこの下部室5h内を移動されるようになっており、この下部室5hは本体5の長さ方向に沿った一対の壁部5i、5iを備え、この壁部5iによって受け部材3の移動をガイドするようになっている。また、上部室5gは本体5の長さ方向に亘るスリット5mを介して下部室5hと連通されている。
受け部材3は、ベース3hと、このベース3hに本体5の長さ方向にスライド移動可能に組み合わされた捕捉体6と、このベース3hに上下方向にスライド移動可能に組み合わされたストッパ7gと、捕捉体6を常時ベース3hから導入開口5f側に向けて突き出す向きに付勢するバネ3kとを備えている。また、ストッパ7gと捕捉体6とはベース3hに形成された縦向きの案内溝3iに通したピン3jを捕捉体6の主体部6hに形成されたカム溝6mに通して連係されており、前記バネ3kの付勢により捕捉体6が導入開口5f側に前進しきった状態ではストッパ7gはベース3hの上部から上方に突きだし、一方、捕捉体6が前記バネ3kの付勢に抗して後退されるとストッパ7gがベース3h内に引き込まれるようになっている。
また、捕捉体6の前部には、その左右にそれぞれ前記ストライカ1を捕捉するための抱持片6nが備えられている。かかる一対の抱持片6n、6nの一方は、捕捉体6の主体部6hの前端面6iと一方側面6jとの接し合う隅部に薄肉のヒンジ部6kをもって後端6pを一体に接合させて前方に突き出すと共に、この後端6pと前端6oとの間に内方に突き出す突部6qを備えている。また、かかる一対の抱持片6n、6nの他方は、捕捉体6の主体部6hの前端面6iと他方側面との接し合う隅部に薄肉の弾性ヒンジ部6kをもって後端を一体に接合させて前方に突き出すと共に、この後端と前端との間に内方に突き出す突部6qを備えている。そして、図示の例では、かかる一対の抱持片6n、6nは、前記第一位置において、その前端6oに近づくに連れて他方の抱持片6nとの間のピッチを拡げるように前記弾性ヒンジ部6kの弾性により位置づけられ、前記突部6qと反対の背部6rを本体5の下部室5hの導入開口5f側において壁部5iに形成された窓孔5jに収めるようになっている。(図17)また、この第一位置において、一対の抱持片6n、6nの突部6q間にストライカ1を通過させる間隔が形成されるようになっている。(図17)また、この第一位置において、下部室5hの天部5kに形成させた凹部7hにストッパ7gが入り込むようになっている。(図16)このストッパ7gの凹部7hへの入り込みにより第一位置において受け部材3が保持されるようになっている。すなわち、この第二例にあっては、かかるストッパ7gと凹部7hが保持手段7として機能するようになっている。
付勢手段4は、図示の例では、本体5の上部室5g内に収められた引っ張りコイルバネ4bによって構成されている。図示の例では、下部室5hの天部5kに形成された前記スリット5mを通じて上部室5g内に入り込んだ受け部材3のベース3hの後端の一部にかかるバネ4bのバネ一端を止め付け、かつ、かかるバネ4bのバネ他端を本体5の上部室5gの後端側に止め付けさせると共に、受け部材3が第一位置にあるときにかかるバネ4bがもっとも引き延ばされるようにしている。(図15)
制動手段8は、図示の例では、シリンダー8bと図示しないピストンとピストンロッド8cとを備え、このピストンの移動又は相対的な移動に制動力を作用させるように構成されたピストンダンパー8aによって構成されている。図示の例では、かかるピストンダンパー8aは、本体5の下部室5hにおける受け部材3とこの下部室5hの後端との間に、ピストンロッド8cの突き出し端を受け部材3のベース3hに固定させ、かつ、シリンダー8bの移動を阻止するようにして、収められている。そして、受け部材3が第一位置にあるときにピストンロッド8cがもっともシリンダー8b内から突き出されるようにしている。(図15)
また、この第二例にあっては、本体5の導入開口5fの先に、ストライカ1を、第一位置にある受け部材3の捕捉体6に案内するガイド手段9が備えられている。図示の例では、このガイド手段9は、一側部9gを本体5の導入開口5fの形成された一端に一体に連接させたブロック状体9eに、湾曲状案内面9fを形成させてなる。ブロック状体9eの一側部9gは、本体5における導入開口5fを挟んだ一方側において本体5に連接されている。ブロック状体9eは前記一側部9gに対向する他側部9hに向かうに連れて次第に前後方向の厚さを大きくするように構成されており、これによりブロック状体9eの一側部9gと他側部9hとの間にあってドアMaの一面Mcに向けられる側面が、前記湾曲状案内面9fとなっている。
これによりこの第二例では、ドアMaが閉じ位置に向けて往動されると、閉じきる直前においてストライカ1がこの湾曲状案内面9fに当接し、アーム体2を回動させながらストライカ1は本体5の導入開口5fから本体5内に導かれるようになっている。このように本体5内に導かれたストライカ1は、第一位置にある受け部材3の捕捉体6の一対の抱持片6n、6nの突部6q間を通過して前記捕捉体6の主体部6hの前端面6iに突き当たる。(図18)ストライカ1に突き当てられた捕捉体6は前記バネ4bの付勢に抗して後退し、この後退が生じると一対の抱持片6n、6nその背部6rを本体5の前記窓孔5jから抜け出させて本体5の壁部5iにより突部6q間から導入開口5f側にストライカ1を抜け出させない閉じ状態(抱持状態)に位置づけられ、ストライカ1は捕捉体6に捕捉される。また、捕捉体6がこのように後退するとストッパ7gはベース3h内に引き込まれ受け部材3の前記保持が解かれる。(図18)これにより、前記バネ4bの付勢により第二位置に向けた受け部材3の移動がなされ、この受け部材3にはストライカ1が抱持捕捉されていることから、ドアMaは閉じ位置まで往動される。(図19〜図21)前記のように引き込まれたストッパ7gは本体5の下部室5hの天部5kに上端部を摺接させる。この状態からドアMaを復動させると、受け部材3は本体5内をドアMaの往動時と逆向きに移動され、前記第一位置に至ると、ストッパ7gが凹部7hに再び入り込んで捕捉体6の前記バネ3kによる前進が許容されると共に、この前進によって前記窓孔5jに抱持片6nの背部6rが再び入り込んで一対の抱持片6n、6nは開き状態(非抱持状態)となってストライカ1の解放がなされる。(図17)
Ma ドア(回動体M)
Fa ドア枠(固定体F)
R 往動機構
1 ストライカ
2 アーム体
2a 自由端
3 受け部材
4 付勢手段

Claims (6)

  1. 回動体及びこの回動体を回動可能に支持する固定体のいずれか一方に回動可能に備えられると共に自由端側にストライカを備えたアーム体と、
    回動体及び固定体の他方に、回動体の回動方向に交叉する向きにおいて第一位置と第二位置とに亘るスライド移動可能に備えられる受け部材と、
    受け部材を第二位置に向けて付勢する付勢手段とを備えており、
    受け部材は、前記付勢に抗して第一位置に保持されるようになっていると共に、回動体の往動の過程でこの第一位置においてストライカを捕捉した後にこの保持が解かれて前記付勢により第二位置に移動されるようになっていることを特徴とする回動体の往動機構。
  2. ストライカを、第一位置にある受け部材の捕捉部に案内するガイド手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の回動体の往動機構。
  3. 受け部材にストライカの捕捉体が、ストライカに掛合する掛合位置とこれに掛合しない非掛合位置とに亘る回動可能に組み付けられていると共に、
    この捕捉体と受け部材の支持体とに、受け部材が第一位置にある状態と捕捉体が非掛合位置にある状態を同時に保持させ、しかも、ストライカの当接を契機とした捕捉体の掛合位置への回動を許容すると共にこの回動によって受け部材の前記保持を解く保持手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回動体の往動機構。
  4. 受け部材の移動軸線上において、受け部材に隣り合うように付勢手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回動体の往動機構。
  5. アーム体の自由端側が、回動体の回動中心側を屈曲内側とするように屈曲されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の回動体の往動機構。
  6. アーム体が、互いに回動可能に組み合わされた二以上のアーム構成体によって構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の回動体の往動機構。
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