JP5374122B2 - ドア引き込み装置 - Google Patents

ドア引き込み装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5374122B2
JP5374122B2 JP2008300231A JP2008300231A JP5374122B2 JP 5374122 B2 JP5374122 B2 JP 5374122B2 JP 2008300231 A JP2008300231 A JP 2008300231A JP 2008300231 A JP2008300231 A JP 2008300231A JP 5374122 B2 JP5374122 B2 JP 5374122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
catcher
upper horizontal
horizontal frame
catched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008300231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010126925A (ja
Inventor
高策 井上
勝之 奥村
あかね 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008300231A priority Critical patent/JP5374122B2/ja
Publication of JP2010126925A publication Critical patent/JP2010126925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374122B2 publication Critical patent/JP5374122B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

本発明は所定開き角度まで閉じたドアを自動的に閉じるドア引き込み装置に関する。
従来のドア引き込み装置としては例えば特許文献1に示すものが知られている。このものは、ドア枠の上横枠に引き込み機構部が設けられ、該引き込み機構部は縦軸回りに回動自在に設けられたアームを備えている。そして、ドアを閉じた際には、ドアに設けられたピンが手先側斜め前方に突出したアームの長溝に導入されて係止され、この後、ばねの弾性力によりアームを後方に回動させることで、ドアが自動的に閉じられるようになっている。
しかし、前記特許文献1のドア引き込み装置は、前記アームが前後に回動するものであるので、引き込み機構部を上横枠の前後幅内にコンパクトに収めることが難しくなる。このため、ドアが開状態にあるときにアームが上横枠よりも前方に突出して見栄えを悪くしたり、前後幅の小さい上横枠に引き込み機構部を設けることができない場合がある。
特開2006−283460号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、引き込み機構部を上横枠の前後幅内にコンパクトに収めることができ、しかも、確実にドアを引き込むことができ、また、ドア幅やドアの重量、使用方法等に応じてドアの引き込み開始位置を調節することができるドア引き込み装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のドア引き込み装置は、ドア枠2の上横枠7に設けられる引き込み機構部10と、ドア1の上端部に設けられてドア1から背方に突出する被キャッチ部9を備え、前記引き込み機構部10は、上横枠7の長手方向にスライド自在でドア1を所定開き角度まで閉じたときに前記被キャッチ部9に着脱自在に係合するキャッチャー14と、前記被キャッチ部9に係合したキャッチャー14を上横枠7の長手方向の吊元側に駆動させてドア1を閉状態とする駆動部16を備え、前記被キャッチ部9がドア1の幅方向の位置を調節可能とされるドア引き込み装置であって、駆動部16は、キャッチャー14が設けられて上横枠7の長手方向に移動自在な移動部材28と、上横枠7の長手方向に伸縮して移動部材28を吊元側へ駆動させる方向に弾性力を付勢する弾性部材29とを有することを特徴とする。なお、ここでは、ドア1の厚み方向を前後方向と定義すると共に閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側と定義している。
本発明にあっては、被キャッチ部が係合したキャッチャーを上横枠の長手方向に駆動してドアを自動的に閉状態とすることができ、これにより、引き込み機構部の前後幅を小さくして、平面視において上横枠の前後幅内に引き込み機構部をコンパクトに収めることができる。
しかも、被キャッチ部の左右方向の位置を調節することができるため、被キャッチ部をキャッチャーに確実に係合させ、確実にドアを引き込むことができる。さらに、ドア幅やドアの重量、使用方法等に応じて、引き込み機構部によるドアの引き込み開始位置を調節することができる。
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。なお、以下では、上横枠7の長手方向及びドア1の幅方向を左右方向、平面視で上横枠7の長手方向と直交する方向及びドア1の厚み方向を前後方向と定義する。また、閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側とする。
本例のドア引き込み装置は後述のドア緩衝装置と併せてドア開閉駆動装置を構成するものであり、所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1をドア開閉駆動装置の働きによりゆっくりと自動的に閉じられるようになっている。このうち、ドア引き込み装置は所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1を自動的に閉じる機能を担い、ドア緩衝装置はドア1が閉じられる際に生じる衝撃を緩和する機能を担う。
図7等に示すようにドア1の側端部はドア枠2の一方の縦枠3に蝶番4を介して回動自在に連結されている。ドア枠2の後部の内周面には戸当たり5が突設され、ドア1はその背面縁部を戸当たり5に当接した閉状態において、その全部がドア枠2内に収められる。
図1に示すように、ドア開閉駆動装置は、ドア1に設けられた被キャッチ部材6と、ドア枠2の上横枠7に設けられたドア開閉駆動ユニット8とで構成されている。
被キャッチ部材6はドア1の背面上端部の吊元側端部に設けられている。被キャッチ部材6はドア1の背方に向けて突出する被キャッチ部9を備え、被キャッチ部9は厚みの薄い略板状に形成されている。
ドア開閉駆動ユニット8は上横枠7の吊元側(ここでいう吊元側とは上横枠7の左右方向におけるドア回動軸の側の半部を意味する)に設けられ、図8に示す引き込み機構部10及び緩衝機構部11と、これらを覆うケーシング12(図2参照)とで構成されている。
まず、引き込み機構部10について説明する。図9や図10に示すように、引き込み機構部10は、左右に長い引き込み機構部ベース13(以下、単にベース13と記載する)と、ベース13に設けられたキャッチャー14、駆動部16、及びガイド部材17で構成される。この引き込み機構部10と前述の被キャッチ部材6とでドア引き込み装置が構成さる。
図3や図5に示すように、ベース13は左右に長尺で下方に開口する略溝型に形成され、上横枠7の後部下面に形成された左右に長い嵌込溝20に嵌め込まれ、ベース13の後面部の下縁から後方に突出した後縁片18を上横枠7の下面に沿わせた状態で上横枠7に取り付けられる。ベース13は平面視で上横枠7の前後幅内に収まり、且つ、前記上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
ガイド部材17はベース13の吊元側の内部に収納され、ベース13に対して固定される。図10に示すようにガイド部材17の内部には左右に長く下方及び手先側(左右方向における吊元側と反対側)に開口するスライド溝21が形成されている。
スライド溝21の開口22はガイド部材17の手先側の端面から下面に亘って形成されている。この開口22が形成されたガイド部材17の鉛直な端面によってロック部25が構成され、同じく開口22が形成されたガイド部材17の水平な下面によってレール部24が構成されている。また、レール部24とロック部25は正面視弧状の面からなるガイド部26によって滑らかに接続されている。
駆動部16は、ベース13に対して左右方向にスライド自在に設けられた左右に長い移動部材28と、移動部材28に対して左右方向における吊元側へ駆動する方向に弾性力を付勢する弾性部材29とで構成されている。
移動部材28の手先側には左右に長く上方に開口したばね収納溝30(図11参照)が形成されている。ばね収納溝30には引張ばねが収納され、該引張ばねにより弾性部材29が構成されている。
弾性部材29の吊元側の端部はベース13に係止され、反対側の端部は移動部材28に係止される。これによって移動部材28は弾性部材29により常に吊元側に付勢される。移動部材28の吊元側の端部には下方に開口する配置溝31(図10参照)が形成されている。
移動部材28の吊元側の端部には被キャッチ部9に着脱自在に係合可能となるキャッチャー14がその上部を配置溝31内に収めた状態で左右に回動自在に設けられている。キャッチャー14の回動軸方向は前後方向と平行である。
キャッチャー14は前記駆動部16の弾性部材29によって移動部材28を吊元側に駆動することで、左右方向における吊元側に移動する。
キャッチャー14は前後方向の厚みが薄く且つ正面視略逆U字状の部材からなり、吊元側から下方に突出する第1爪部33と、手先側から下方に突出する第2爪部34と、両爪部33、34の突出基端同士を接続する接続部35を備えている。キャッチャー14の両部33、34の間には前後及び下方に開口する開口部36が形成されている。
キャッチャー14の上部に位置する接続部35には前後方向に突出する被枢支部37が形成され、この被枢支部37が移動部材28の吊元側端部に枢支されることで、キャッチャー14が移動部材28に対して回動自在となっている。
ャッチャー14は図11に示す手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢から図9に示す略鉛直下向きに開口する係合姿勢までの範囲で回動可能としてある。キャッチャー14の上部は前記待機姿勢及び係合姿勢となったときに移動部材28に当接され、これによってキャッチャー14の回動範囲は前記待機姿勢から係合姿勢までの範囲に制限されている。キャッチャー14の手先側の部分の前後両側には被ガイド部38が突出形成されている。
移動部材28の吊元側の端部はガイド部材17のスライド溝21に左右方向にスライド自在に収納されている。
キャッチャー14の両被ガイド部38はガイド部材17のレール部24、ロック部25、又はガイド部26に沿って配置される。
キャッチャー14は、両被ガイド部38が図13に示すようにガイド部材17によりガイドされ、これに伴いキャッチャー14は、両被ガイド部38がロック部25に沿う待機姿勢から、両被ガイド部38がレール部24に沿う係合姿勢までの範囲内で回動する。
図12(a)及び図13(a)に示すキャッチャー14は弾性部材29により移動部材28が吊元側に付勢され、且つ、両被ガイド部38がロック部25に当接し、且つ前記待機姿勢となったロック状態にある。このロック状態では、キャッチャー14の第1爪部33は、ベース13、ガイド部材17、及び第2爪部34よりも下方に突出している。
今、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、ドア1を開いた状態から人の手により閉方向に回動させる。すると、ドア1から背方に突出した被キャッチ部9は、図12の(a)〜(c)や図13の(a)〜(d)に示すように正面視で左右方向における吊元側に移動し、ドア1が所定開き角度まで閉じられたときにキャッチャー14に係合される。
具体的には、開いたドア1を所定開き角度まで閉じたときには、まず図13(a)に示すように被キャッチ部9がロック状態にあるキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過して、図13(b)に示すようにキャッチャー14の第1爪部33に当接する。
被キャッチ部9がさらに吊元側に移動すると、被キャッチ部9にてキャッチャー14の第1爪部33が吊元側に押圧され、これによりキャッチャー14の両被ガイド部38はロック部25からガイド部26に沿って下方に移動してレール部24に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26に沿ってガイドされることで、キャッチャー14は図13(a)に示す待機姿勢から係合姿勢まで回動して図12(b)に示すように開口部36に被キャッチ部9が係合される。この係合姿勢にあるキャッチャー14の両部33、34はベース13及びガイド部材17よりも下方に突出する。
また、前述のように両被ガイド部38がロック部25からガイド部26を介してレール部24に至ると、両被ガイド部38のロック部25に対する係止が解除され、該移動部材28が弾性部材29の弾性力により吊元側に駆動される。
このとき、キャッチャー14はその両被ガイド部38がレール部24に沿って走行し、このため前記係合姿勢を維持した状態で図12(c)や図13(d)に示すように係合した被キャッチ部9と共に左右方向の吊元側に移動する。また、この際、被キャッチ部9はドア1の閉方向の回動に伴い徐々に後方に移動してキャッチャー14の開口部36への挿入深さを深くしていく。
そして、このように被キャッチ部9が吊元側に移動することで、所定開き角度まで閉じられたドア1が自動的に回動して閉状態となる。
逆に、前記閉じたドア1を人の手により開方向に回動させる。すると、被キャッチ部9は正面視で左右方向における手先側に移動し、ドア1が所定開き角度まで開かれたときにキャッチャー14との係合が外れる。
具体的には、閉じたドア1を所定開き角度まで開いたときには、手先側に移動する被キャッチ部9によりキャッチャー14の第2爪部34が手先側に押圧され、移動部材28がキャッチャー14と共に弾性部材29の弾性力に抗して手先側に移動する。このとき、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24に沿って手先側に移動し、これによりキャッチャー14はドア1が係合姿勢を維持したまま手先側に移動する。
被キャッチ部9がさらに手先側に移動してドア1が所定開き角度をえたときには、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24からガイド部26に至る。このように両被ガイド部38がレール部24から外れると、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢までの範囲で回動自在となる。このため、さらに被キャッチ部9が手先側に移動すると、両被ガイド部38はガイド部26に沿って上方に移動してロック部25に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26にガイドされることで、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢まで回動して図12(a)や図13(a)に示すロック状態となり、このとき、被キャッチ部9のキャッチャー14の開口部36に対する係合が外れる。この待機姿勢にあるキャッチャー14は第2爪部34の下端が第1爪部33の下端よりも上方に位置するため、ドア1をさらに開いた場合には、被キャッチ部9をキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過させて支障なくドア1を開状態とすることができる。
本例のドア引き込み装置は、キャッチャー14が上横枠7の長手方向に駆動してドア1を閉状態とする。このため、上横枠7に設けられる引き込み機構部10の前後幅を小さくして、平面視において上横枠7の前後幅内に引き込み機構部10をコンパクトに収めることができる。
また、前記ドア引き込み装置の被キャッチ部9はドア1の幅方向の位置を調節可能とされている。
具体的には、図1や図2に示すように、被キャッチ部材6は、ドア1の背面に取り付けられるケース59と、ケース59に設けられた被キャッチ体56とで構成されており、被キャッチ体56の上端部から背方に向けて被キャッチ部9が突設されている。
ケース59の左右両側にはドア1の幅方向に長い長孔54が形成されている。ケース59は各長孔54に左右方向にスライド自在に後方から挿通されたねじからなる固着具55をドア1に固着することにより、ドア1に取付けられる。なお、固着具55は釘で構成しても良いものとする。
被キャッチ部材6をドア1に取り付ける場合、各固着具55の長孔54への左右方向における挿通位置を変更することにより、被キャッチ部材6のドア1の幅方向における取付位置を調節し、ひいては被キャッチ部9の左右方向の位置を調節できるようになっている。
次に緩衝機構部11について説明する。図14及び図15に示す緩衝機構部11は、左右に長い緩衝機構部ベース40(以下、単にベース40と記載する)と、ベース40に設けられた動作変換機構及びショックアブソーバー43で構成されている。また、図2に示すようにドア1の背面における受部47に対応する位置にはドア回動の閉じ際に緩衝機構部11の受部47に対しドア閉止方向への押圧力を伝える押圧作用部51が設けられており、該押圧作用部51と緩衝機構部11とでドア緩衝装置が構成されている。
図8(b)に示すように、ベース40は前方に開口する略溝型に形成され、その上面にベース13を載置し、ベース13の後縁片18をベース40の上面部にビス止めすることにより、ベース13に取り付けられる。ベース40は上横枠7の前後幅内に収められ、また、上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
動作変換機構は受部47の前後動作を受部47の前後ストロークよりも長いストロークとなる左右方向の動作に変換するものであり、作動体41と動作変換部42で構成されている。
作動体41は前方に開口するベース40に左右方向にスライド自在に収納されている。
動作変換部42はドア1の閉じる際の回動動作に応じて作動体41を左右方向に動作させるものであり、ベース40に設けられた平面視く字状となるリンク機構部45と、リンク機構部45に設けられた受部47と、後述のねじりばね46で構成される。
リンク機構部45は固定側リンク48と固定側リンク48よりも長い可動側リンク49とで構成され、固定側リンク48の一端はベース40に回動自在に連結され、可動側リンク49の一端は固定側リンク48の他端に回動自在に連結されている。可動側リンク49の他端は前記作動体41に連結されている。
受部47は固定側リンク48と可動側リンク49の連結部分に回動自在に設けられている。
リンク機構部45は、受部47が前後方向に動作することで、固定側リンク48がベース40に対して回動し、これにより図14のように固定側リンク48及び可動側リンク49が左右方向と略平行となって直線状に伸長した状態から、図16のように平面視く字状に折曲した状態までの範囲で変形可能となっている。このようにリンク機構部45を伸長状態や折曲状態に変更することで作動体41が左右方向に移動する。
固定側リンク48のベース40に枢支された端部とベース40の間には、伸長状態となったリンク機構部45の固定側リンク48を前方に回動する弾性力を付与するねじりばね46が配設されている。これによって、リンク機構部45は図16に示す折曲状態を維持するよう付勢される。
ショックアブソーバー43は左右方向に伸縮する伸縮式で且つ収縮時にのみ抵抗力を発生させるワンウェイ式のものであって、ベース13内に設けられ、該ショックアブソーバー43によって作動体41の左右方向の動作を緩衝する。
今、リンク機構部45が図16に示す折曲状態にあり、且つ、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、開いたドア1を人の手により閉方向に回動させる。すると、まず、ドア1が所定開き角度まで閉じられた時点で被キャッチ部9がキャッチャー14に係合され、前述の引き込み機構部10によるドア1の引き込みが開始される。
そして、この後、前記引き込み機構部10によりドア1が少し閉方向に回動した時点で、ドア1の押圧作用部51が折曲状態にあるリンク機構部45に設けられた受部47に当たり、以後、ドア1が完全に閉じられるまで、引き込み機構部10の駆動力によって当該押圧作用部51が受部47を押圧して後方に移動させる。このとき、リンク機構部45は前記折曲状態から伸長状態へと変形していき、これにしたがって作動体41はショックアブソーバー43の抵抗に抗して手先側に移動するので、ドア1はゆるやかに閉状態となる。
また、他例として、前記被キャッチ部9は図17及び図18に示すように被キャッチ体56の上端部から背方に突出する板状部60の一部で構成しても良い。
板状部60の左右方向の中央部には上下に貫通する挿入孔61が形成されており、板状部60の挿入孔61より吊元側の部分で被キャッチ部9が構成されている。
挿入孔61には、待機姿勢にあるキャッチャー14が係合姿勢に回動したときに、上方から第2爪部34が挿入されるようになっており、このように第2爪部34が挿入孔61に挿入された状態で前記引き込み機構により被キャッチ部9が吊元側に駆動されるようになっている。なお、本例においても、前記一例と同様に被キャッチ部9の左右方向の位置を調節できるようになっている。
このように、本発明のドア引き込み装置にあっては、被キャッチ部9の左右方向の位置を調節することができ、このため、被キャッチ部9をキャッチャー14に確実に係合させることができる。
また、前記ドア引き込み装置によるドア1の引き込み開始位置を調節することも可能となる。すなわち、図18(a)に示すように、被キャッチ部9を図18(b)に示す標準位置よりも吊元側に配置した場合には、被キャッチ部9がキャッチャー14に係合される位置、すなわち引き込み機構による引き込みが開始される位置のドア1の開き角度αを小さくすることができる。逆に図18(c)に示すように被キャッチ部9を手先側に配置した場合には、被キャッチ部9がキャッチャー14に係合される位置のドア1の開き角度αを大きくすることができる。したがって、ドア幅やドアの重量、使用方法等に応じてドア引き込み装置によるドア1の引き込み開始位置を調節することができる。
なお、前記各例ではドア1を閉じた状態ではドア1がドア枠2内に収められるものとしたが、閉じたドア1は後部のみがドア枠2内に収められるものであっても良いし、ドア枠2の前方に位置するものであって良い。
また、前記各例では、上横枠7に前記緩衝機構部11を設けると共にドア1の上端部に前記押圧作用部51を設けたが、逆に、ドア1の上端部に前記緩衝機構部11を設けると共に上横枠7に前記押圧作用部51を設けても良い。また、ドア緩衝装置を設けずに、ドア引き込み装置のみを設けても良い。
本発明の実施の形態の一例であり、ドアを開いた状態を示すドア前側から見た斜視図である。 同上のドアを開いた状態をドア後側から見た斜視図である。 同上のキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、一部図示を省略した斜視図である。 同上のドアを閉じた状態を示す一部図示を省略した斜視図である。 上のキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示す側断面図である。 同上のドアを閉じた状態を示す背面図である。 同上の押圧作用部が受部に当たる直前の状態を示す下面図である。 同上のドア開閉駆動ユニットを示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は引き込み機構部と緩衝機構部とを分離した斜視図である。 同上の引き込み機構部の一部を断面で示した斜視図である。 同上のベースの図示を省略した引き込み機構部の分解斜視図である。 同上のベースの図示を省略した引き込み機構部の側面図である。 同上のドアを閉じたときに被キャッチ部がキャッチャーに係合する状態を順に示した説明図であり、(a)はキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、(b)はキャッチャーに被キャッチ部が係合した状態を示し、(c)はドアが閉じた状態を示す。 同上のドアを閉じたときに被キャッチ部がキャッチャーに係合する状態を順に示した説明図であり、(a)はキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、(b)はキャッチャーの第1爪部に被キャッチ部が当接した状態を示し、(c)は被ガイド部がガイド部にてガイドされている状態を示し、(d)はドアが閉じた状態を示す。 同上の緩衝機構部を示す斜視図である。 同上の緩衝機構部の分解斜視図である。 同上の上枠体と緩衝機構部の位置関係を示す説明図である。 他例の被キャッチ部材を示す斜視図である。 同上の被キャッチ部材の左右方向の位置の調節に伴い、引き込み開始位置が異なる様子を示す説明図であり、(a)は被キャッチ部材を吊元側に配置した状態を示し、(b)は被キャッチ部材を標準位置に配置した状態を示し、(c)は被キャッチ部材を手先側に配置した状態を示す。
符号の説明
1 ドア
2 ドア枠
7 上横枠
9 被キャッチ部
10 引き込み機構部
14 キャッチャー
16 駆動部

Claims (1)

  1. ドアの厚み方向を前後方向と定義すると共に、閉止状態にあるドアを開く際にドアを動作させる方向を前側と定義し、ドア枠の上横枠に設けられる引き込み機構部と、ドアの上端部に設けられてドアから背方に突出する被キャッチ部を備え、前記引き込み機構部は、上横枠の長手方向にスライド自在でドアを所定開き角度まで閉じたときに前記被キャッチ部に着脱自在に係合するキャッチャーと、前記被キャッチ部に係合したキャッチャーを上横枠の長手方向の吊元側に駆動させてドアを閉状態とする駆動部を備え、前記被キャッチ部がドアの幅方向の位置を調節可能とされるドア引き込み装置であって、駆動部は、キャッチャーが設けられて上横枠の長手方向に移動自在な移動部材と、上横枠の長手方向に伸縮して移動部材を吊元側へ駆動させる方向に弾性力を付勢する弾性部材とを有することを特徴とするドア引き込み装置。
JP2008300231A 2008-11-25 2008-11-25 ドア引き込み装置 Expired - Fee Related JP5374122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300231A JP5374122B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 ドア引き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300231A JP5374122B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 ドア引き込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010126925A JP2010126925A (ja) 2010-06-10
JP5374122B2 true JP5374122B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=42327504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008300231A Expired - Fee Related JP5374122B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 ドア引き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5374122B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3285328B2 (ja) * 1997-10-22 2002-05-27 リョービ株式会社 ドアクローザ及びドアクローザ取付具並びにドアクローザ取付方法
JP4661592B2 (ja) * 2005-12-27 2011-03-30 中西金属工業株式会社 ドアクローザ
JP4951582B2 (ja) * 2008-04-24 2012-06-13 株式会社ニフコ ラッチ装置
JP5377923B2 (ja) * 2008-10-20 2013-12-25 株式会社ニフコ 可動体のアシスト機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010126925A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5678329B2 (ja) イジェクト機構、引出しガイド、および、イジェクトシステム
JP4751607B2 (ja) 自走往動させる機構、引き戸機構、および、引き出し機構
JP5368813B2 (ja) 回動体の往動機構
JP5102540B2 (ja) 引き戸の走行制御装置
WO2007122831A1 (ja) 可動体の自走往動機構、引き戸、およびスペーサ具
JP2010138631A (ja) 車両のドアハンドル装置
JP5109406B2 (ja) 引戸用ブレーキ装置
JP5726556B2 (ja) 開閉体閉止装置
JP5982132B2 (ja) 開閉体緩衝装置
JP5044534B2 (ja) ドア引き込み装置
JP5225199B2 (ja) 回動体のアシスト機構
JP5139873B2 (ja) ラッチ装置
JP5374122B2 (ja) ドア引き込み装置
JP5308132B2 (ja) ドア緩衝装置
JP2009108653A (ja) ドアクローザ装置
JP5054658B2 (ja) ドア引き込み装置
JP4951582B2 (ja) ラッチ装置
JP5314392B2 (ja) ドア引き込み装置
JP5308131B2 (ja) ドア開閉駆動装置
JP6836190B2 (ja) 両開き収納装置
JP4765129B2 (ja) 窓開閉装置
JP5139875B2 (ja) ラッチ機構
JP5154974B2 (ja) ラッチ装置
WO2012036244A1 (ja) 指挟み込み防止具
JP5743563B2 (ja) 可動体の往動機構

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100715

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees