JP3285328B2 - ドアクローザ及びドアクローザ取付具並びにドアクローザ取付方法 - Google Patents

ドアクローザ及びドアクローザ取付具並びにドアクローザ取付方法

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JP3285328B2
JP3285328B2 JP25836098A JP25836098A JP3285328B2 JP 3285328 B2 JP3285328 B2 JP 3285328B2 JP 25836098 A JP25836098 A JP 25836098A JP 25836098 A JP25836098 A JP 25836098A JP 3285328 B2 JP3285328 B2 JP 3285328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉に取り付けて使
用するドアクローザ及び該ドアクローザを扉に取り付け
るためのドアクローザ取付具並びにドアクローザ取付方
法に関するもので、特に、様々な種類の扉に取付可能な
ドアクローザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のドアクローザは、図12及
び図13に示す如く、扉30に取り付けるドアクローザ
本体51と、建具取付枠35に取り付けるブラケット5
2と、一端が前記ドアクローザ本体51に回動自在に連
結され他端が前記ブラケット52に回動自在に連結され
てなるリンク機構53とを備えてなるものであり、前記
ドアクローザ本体51の背面51aには凹部51bが形
成されてなり、該凹部51bには、前記ドアクローザ本
体51を扉30に取り付けるための本体固定板54が収
納されて取り付けられてなる。
【0003】また、該本体固定板54には、ドアクロー
ザ本体51を扉30に取り付けるべく取付孔55が穿設
されてなり、該取付孔55は、図13に示す如く、扉3
0に左右一対穿設されているビス孔31,31に対応し
た位置に設けられてなる。即ち、左右一対の取付孔5
5,55の互いの離間距離Pは、扉30の左右一対のビ
ス孔31,31の孔間隔Lと一致して設定されてなる。
【0004】かかるドアクローザは、扉30のビス孔3
1の位置に本体固定板54の取付孔55の位置を合わせ
て本体固定板54を扉30に取り付けて固定し、該本体
固定板54に前記ドアクローザ本体51を取り付けるこ
とにより、ドアクローザ本体51を扉30に固定して使
用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、扉30の左
右一対のビス孔31,31は、図13に示す如く、取り
付けられるドアクローザの機種等に応じて穿設されてお
り、ビス孔31,31の孔間隔Lは扉30の種類によっ
て各々異なるものである一方、従来のドアクローザは、
本体固定板54の左右の取付孔55,55の離間距離P
が一定であるため、図13に二点破線で示す如く、扉3
0のビス孔31,31の孔間隔L2が取付孔55,55
の離間距離Pと異なる場合には、本体固定板54を扉3
0に固定できず、従ってドアクローザ本体51を扉30
に取り付けることができないという問題点があった。
【0006】また、敢えてドアクローザ本体51を扉3
0に取り付けるには、扉30に新たにビス孔31を穿設
する必要があるが取付作業上極めて煩雑であるため、一
般には、扉30のビス孔31に対応したドアクローザを
準備しなければならない。この場合、ドアクローザ本体
51は外観上最も目立つ部分であるため、使用する者に
とっては、可能な範囲でドアクローザ本体51の小さい
タイプが望ましいのである。
【0007】しかるに、図13に示す如く、扉30のビ
ス孔31,31の孔間隔L2が取付孔55,55の離間
距離Pより大きい場合、即ち、ビス孔31,31の孔間
隔L2がドアクローザ本体1の左右の長さよりも長い場
合には、取り付けようとしたドアクローザ本体51より
も長さの大きいドアクローザ本体51を取り付けなけれ
ばならなかった。
【0008】かかる問題は、図12に示すタイプと異な
り、図14に示すような、本体固定板54を使用せずに
ドアクローザ本体51を直接扉30に取り付けていた場
合に生じることが多い。
【0009】即ち、図14に示すタイプのドアクローザ
は、ドアクローザ本体51が左右両側に延設されてなる
厚みの薄い両延設部に、扉30の孔間隔L2と一致した
離間距離P2の取付孔55,55が穿設されたものであ
るため、このタイプのドアクローザが取り付けられてい
た扉30に、本体固定板54を収納するタイプのドアク
ローザを取り付ける場合には、より大型のドアクローザ
本体51を取り付ける必要が生じるのである。
【0010】何れにしても、従来のドアクローザは、一
種類の孔間隔Lのビス孔31,31にのみ取り付け可能
である専用品であり、極めて汎用性に乏しいものであっ
た。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、取付孔の離間距離を自在に設定可能にする
ことにより、複数種類の扉に取り付けることができる汎
用性の高いドアクローザを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係るドアクロー
ザは、ドアクローザ本体1と、該ドアクローザ本体1に
着脱可能な本体固定板10と、取付孔17を有する一対
の取付部材11,11とを備え、該一対の取付部材1
1,11は、前記本体固定板10に互いの取付孔17,
17の離間距離Pを自在に設定可能に設けられてなるこ
とを特徴とする。
【0013】本発明に係るドアクローザにあっては、一
対の取付部材11,11が本体固定板10に互いの取付
孔17,17の離間距離Pを自在に設定可能に設けられ
てなるので、扉に穿設されているビス孔の孔間隔に取付
孔17,17の離間距離Pを設定して取付部材11を扉
に取り付けることができ、本体固定板10にドアクロー
ザ本体1を取り付けて、ドアクローザ本体1を扉に取り
付けることができる。従って、一種類のドアクローザー
でビス孔が様々な間隔に穿設されている複数の扉に取り
付けることが可能となるのである。
【0014】特に、請求項2記載の如く、ドアクローザ
本体1の背面1aに本体固定板10を収容可能な凹部1
bを設けることにより、本体固定板10をドアクローザ
本体1に収容させて扉からのドアクローザ本体1の前面
までの突出量を抑制した状態で取り付けることができ
る。
【0015】しかも取付部材11がドアクローザ本体1
よりも外側に取付孔17を設定可能に設けられてなるの
で、ドアクローザ本体1を扉に取り付けると取付孔17
はドアクローザ本体1よりも外側に位置した状態となる
結果、ドアクローザ本体1の長さを、扉に穿設されてい
るビス孔の孔間隔よりも短くより小型にすることができ
る。
【0016】従って、図14に示すようなドアクローザ
本体51に取付孔55が穿設されたタイプのドアクロー
ザが元々取り付けられていた扉にも、取付孔17をドア
クローザ本体1の外側に設定して本体固定板10を凹部
1bに収容可能なドアクローザ本体1をビス孔の孔間隔
の内側に取り付けることができるのである。
【0017】また、請求項3記載の如く、本体固定板1
0に長孔12を穿設すると共に取付部材11を該長孔1
2に沿って移動可能に設けることにより、取付孔17の
位置を長孔12に沿って変化させて、より一層離間距離
Pを正確に調整することができ、また、請求項4記載の
如く、本体固定板10を把持可能に取付部材11を形成
することにより、取付部材11が本体固定板10を保持
して姿勢を平行に維持した状態で離間距離Pの調整を行
うことができ、また、調整完了後に本体固定板10を強
固に把持して固定させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。図1において、1は扉に
固定されるドアクローザ本体で、2は建具取付枠に取り
付けるべく建具取付孔2aが穿設されてなるブラケット
で、3は一端側が前記ドアクローザ本体1に回動自在に
連結され他端側が前記ブラケット2に回動自在に連結さ
れてなるリンク機構である。
【0019】前記ドアクローザ本体1の背面1a側には
凹部1bが形成されてなり、該凹部1bの一端側には、
ピン5が固着されてなる。
【0020】4は前記ドアクローザ本体1の背面1a側
に着脱可能に取り付けることができるドアクローザ取付
具で、該ドアクローザ取付具4は、図2に示す如く、両
端10a,10bが前面10c側に折曲してなるプレー
ト状の本体固定板10と、扉に取り付けるための一対の
取付孔17を有する左右一対の取付部材11とからな
る。
【0021】前記本体固定板10は、一端10a側が前
記ピン5と係合可能に且つ他端10b側がビス6によっ
てドアクローザ本体1に螺着可能に設けられてなり、本
体固定板10は、ドアクローザ本体1に取り付けられた
状態において、背面10dがドアクローザ本体1の背面
1aと略同一になるように形成されてなる。即ち、ドア
クローザ本体1の凹部1bは、該本体固定板10を収容
可能に形成されてなる。
【0022】12は本体固定板10の長手方向に向かっ
て穿設されてなる長孔で、該長孔12は、本体固定板1
0の長手方向にそれぞれ左右二カ所づつ合計4カ所設け
られてなり、該長孔12には、前記左右一対の取付部材
11,11が長手方向に沿って移動可能に取り付けられ
てなる。
【0023】具体的には、取付部材11は、図2乃至図
4に示す如く、前記本体固定板10の背面10d側に位
置し一対のネジ孔18,18が穿設されてなる取付板1
4と、本体固定板10の前面10c側に位置し一対の丸
孔15aが穿設されてなる補助板15とを備えてなり、
前記取付板14には、扉に取り付けるための一対の取付
孔17,17が穿設されてなり、該取付孔17は、扉に
固定ビスを介して取り付けた際に該固定ビスの頭部が取
付板14の前面から突出しないように形成されてなる。
【0024】また、取付板14と補助板15は、補助板
15の一対の丸孔15a,15aから螺入され前記長孔
12,12を貫通する調整ネジ16,16によって前記
本体固定板10を挟み込むように連結され、長孔12に
沿って本体固定板10の長手方向に自在に移動可能に取
り付けられてなり、しかも、調整ネジ16を取付板14
に強く螺入することによって本体固定板10を固定可能
に設けられてなる。
【0025】また、前記取付板14の一端側には、図3
に示す如く断面視略コの字状に折曲してなる保持部14
aが形成されてなり、該保持部14aは、両側壁14
b,14b間に本体固定板10と補助板15が嵌合可能
に形成されてなる。
【0026】即ち、取付部材11は、取付板14の保持
部14aと補助板15で本体固定板10を挟み込むよう
にして把持可能に形成されてなると共に、保持部14a
の両側壁14b,14bが本体固定板10に当接して本
体固定板10の取付部材11に対する傾きを抑制すべく
形成されてなる。
【0027】このように、左右一対の取付部材11,1
1は、取付板14と補助板15を連結する調整ビス16
が長孔12と係合することにより、互いに接離可能とな
って取付孔17,17の離間距離Pを自在に設定できる
ように本体固定板10に取り付けられてなる。
【0028】しかも、取付部材11は、端面11aが本
体固定板10の両端の段部13に当接することにより長
手方向の移動を制止できるように構成されてなり、端面
11aが段部13に当接した際に、取付孔17が前記ド
アクローザ本体1の左右方向の外側に位置するように構
成されてなる。即ち、取付孔17,17の離間距離Pの
最大値がドアクローザ本体1の長さよりも大きくなるよ
うに構成されてなる。
【0029】次に、上記の如く構成されたドアクローザ
を扉30に取り付ける取付方法について説明する。ま
ず、図5に示す如く、取付板14の取付孔17を扉30
のビス孔31の位置に合わせ、固定ビス32を用いて左
右一対の取付板14,14を扉30に固着する。この状
態で、左右一対の取付板14,14の取付孔17,17
の離間距離Pは、扉30の左右のビス孔31,31の孔
間隔Lとなる。
【0030】そして、取付板14の保持部14aの両側
壁14b,14b間に本体固定板10をはめ込んで、調
整ネジ16によって補助板15を取付板14に仮止めし
て本体固定板10を把持させる。
【0031】この状態で、本体固定板10を図6の矢印
C方向(左右方向)に移動させてドアクローザ本体1を
取り付けるべき位置の調整を行う。この際、本体固定板
10は長孔12に沿って自在に移動できるので、微妙且
つ正確な位置調整を行うことができ、また、本体固定板
10が取付部材11によって把持されているので、本体
固定板10が移動中に落下することがなく容易に調整で
きる。更に、取付板14の保持部14aの両側壁14
b,14bが本体固定板10の上下端部と当接すること
により、両側壁14b,14bが移動の際のガイドとな
って本体固定板10の傾斜を抑制するので、本体固定板
10を常に平行に維持した状態で正確に調整できる。
【0032】このようにして本体固定板10の位置調整
を行って位置を決定させた後、調整ネジ16を強く螺入
し、補助板15と取付板14によって本体固定板10を
挟み込んで固定して、ドアクローザ取付具4の取り付け
が完了する。
【0033】そして、図7に示す如く、ドアクローザ本
体1のピン5に本体固定板10の一端10a側を係合さ
せて凹部1bに本体固定板10を収納し、本体固定板1
0の他端10b側をビス6によってドアクローザ本体1
と固定し、ドアクローザ本体1の扉30への取り付けが
終了する。
【0034】以上のように、ドアクローザ本体1が取り
付けられた状態では、本体固定板10がドアクローザ本
体1の凹部1bに収納され、ドアクローザ本体1と扉3
0との間には唯一取付板14のみが介在した状態であ
り、扉30の厚み方向の取り付け寸法(突出量)を抑制
することができる。
【0035】また、取付部材11は、取付孔17,17
の離間距離Pを自在に設定することができるので、上記
の孔間隔L以外のビス孔31,31であっても取り付け
ることができる。
【0036】即ち、孔間隔Lが上記の場合よりも短い場
合(孔間隔L1)や、逆に長い場合(孔間隔L2)であ
っても、図8及び図9に示す如く容易に取り付けること
ができるのである。
【0037】特に、図9においては、両取付部材11,
11を外側に離し、取付孔17をドアクローザ本体1よ
りも外側に位置させた状態であり、ドアクローザ本体1
の左右の長さよりも扉30のビス孔31の孔間隔L2が
長い場合にも取り付けることができる。
【0038】即ち、ドアクローザ取付具4は、取付孔1
7がドアクローザ本体1よりも外側に位置できるよう構
成されてなるので、ドアクローザ本体1の長さをビス孔
31の孔間隔L2よりも短くすることができるのであ
る。
【0039】このように、ドアクローザ取付具4は、取
付孔17,17の離間距離Pが自在に設定可能であるの
で、様々なビス孔17,17の孔間隔L,L2,L3に
対応することが可能となる。また、上述のような孔間隔
L,L2,L3以外にも種々の孔間隔Lのビス孔31を
有する扉30に取り付けることができるものである。
【0040】尚、本実施形態においては、まず取付部材
11のみを扉30に取り付けているが、取付部材11が
本体固定板10に取り付けられた状態で取付部材11を
扉30に固定してドアクローザ取付具4を扉30に取り
付けても構わない。
【0041】更に、上記実施形態では、取付板14に両
側壁14b,14bを設け、該両側壁14b,14bで
本体固定板10をガイドさせることにより、本体固定板
10の傾きを抑制させてなるが、この構成以外にも種々
のものを採用できる。例えば、取付板14に本体固定板
10の長孔12に係合する係合部を設けてもよい。即
ち、図10及び図11の如く、係合部として、各々の長
孔12に係合する係合突起20を設け、該係合突起20
を長孔12に係合させることにより、本体固定板10と
取付板14との上下方向の位置決めを容易に行うことが
でき、且つ本体固定板10の移動の際のガイドにもな
る。更に、補強板15を取付板14に仮止めする際に、
この係合突起20を目印として利用することもできる。
尚、係合突起10を設けているので、側壁14bを設け
る必要がなくなり、高精度の折曲工程が不要となる利点
もある。
【0042】また、図10及び図11の如く、取付板1
4に取付孔17を複数組設けることも可能である。この
形態では、上下に一定間隔離間した二箇所の取付孔1
7,17を一組として合計三組の取り付け位置を選ぶこ
とができる。即ち、取付孔17a,17aの組、同17
b,17bの組、同17c,17cの組の三組であり、
両取付板14,14は左右対称形状になっている。従っ
て、上下方向の取り付け位置の位置調整が可能となり、
より一層汎用性が高まる。
【0043】更に、この本体固定板10は、上下端部が
長手方向に沿って前面側に折り曲げられてなり、この折
曲部21,21がリブとして機能するので、長手方向の
曲げ強度を向上させることができる。
【0044】また、上記実施形態においては、ドアクロ
ーザ取付具4は、取付部材11が長孔12に沿って移動
可能に形成されてなるものについて説明したが、ドアク
ローザ取付具4の構成は、これに限定するものではな
く、例えば、本体固定板10の長手方向に複数のネジ孔
を設け、該ネジ孔に取付部材11を螺着することによ
り、取付孔17,17の離間距離Pを設定してもよい。
但し、長孔12に沿って移動可能に構成することによ
り、離間距離Pの調整をより一層自在に設定することが
でき、扉30への取付の汎用性が高まるという利点があ
る。
【0045】更に、ドアクローザ本体1は、本体固定板
10を収容可能な構成として説明したが、ドアクローザ
本体1に取付孔17が穿設されてなるタイプのドアクロ
ーザにも対応可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るドアクロー
ザにあっては、取付孔の離間距離を自在に設定して取付
部材を扉に固定することができるので、従来の如く個々
の扉に応じて多種のドアクローザーを用意する必要がな
くなり、一種類のドアクローザーにて様々な扉に取り付
けることができ、汎用性が極めて高いという効果を奏す
るのである。更に、取り付け時に扉に新たにビス孔を穿
設する必要もなく、極めて効率よく取付作業を行うこと
ができる効果もある。
【0047】特に、請求項2記載の如く、ドアクローザ
本体の背面に本体固定板を収容可能な凹部を設けること
により、ドアクローザ本体を取り付けた際の扉の厚み方
向の突出量を抑制することができ、しかも、取付部材を
ドアクローザ本体の外側に取付孔が設定可能に構成する
ことにより、ドアクローザ本体を扉のビス孔の孔間隔よ
りも短く小型にすることができる。
【0048】また、請求項3記載の如く、取付部材を長
孔に沿って移動可能に設けることにより、より一層離間
距離を微妙且つ正確に調整することができる結果、所望
の取付位置に取り付けることができ、また、請求項4記
載の如く、本体固定板を取付部材により把持することに
より、本体固定板の位置調整が容易になると共にドアク
ローザ本体が傾いて扉に取り付くことなく平行な取付状
態を得ることができ、更に、本体固定板を強固に固定で
きる結果、十分なドアクローザ本体の取付強度を得るこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるドアクローザを示
す一部断面を含む平面図。
【図2】本発明の一実施形態におけるドアクローザの要
部を示し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図。
【図3】一実施形態のドアクローザの要部を示す図2
(ロ)のA−A断面図。
【図4】一実施形態のドアクローザの要部を示す図2
(ロ)のB−B断面図。
【図5】一実施形態のドアクローザの使用状態を示し、
(イ)は取付板の取付前の状態の正面図、(ロ)は取付
後の正面図。
【図6】一実施形態のドアクローザの使用状態を示す正
面図。
【図7】一実施形態のドアクローザの使用状態を示す一
部断面を含む平面図。
【図8】一実施形態のドアクローザの使用状態を示す正
面図。
【図9】一実施形態のドアクローザの使用状態を示す正
面図。
【図10】他実施形態のドアクローザの要部を示す正面
図。
【図11】図10のS−S線端面図。
【図12】従来のドアクローザを示す一部断面を含む平
面図。
【図13】従来のドアクローザの使用状態を示す正面
図。
【図14】従来のドアクローザを示す正面図。
【符号の説明】
1…ドアクローザ本体、1a…背面、1b…凹部、2…
ブラケット、2a…建具取付孔、3…リンク機構、4…
ドアクローザ取付具、5…ピン、6…ビス、10…本体
固定板、10c…前面、10d…背面、11…取付部
材、11a…端面、12…長孔、13…段部、14…取
付板、14a…保持部、14b…側壁、15…補助板、
16…調整ビス、17…取付孔、18…ネジ孔、30…
扉、31…ビス孔、32…固定ビス、35…建具取付
枠、P…離間距離、L…孔間隔、

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアクローザ本体(1)と、該ドアクロ
    ーザ本体(1)に着脱可能な本体固定板(10)と、取
    付孔(17)を有する一対の取付部材(11,11)と
    を備え、該一対の取付部材(11,11)は、前記本体
    固定板(10)に互いの取付孔(17,17)の離間距
    離(P)を自在に設定可能に設けられてなることを特徴
    とするドアクローザ。
  2. 【請求項2】 前記ドアクローザ本体(1)の背面(1
    a)には、前記本体固定板(10)を収容可能な凹部
    (1b)が設けられてなり、しかも、前記取付部材(1
    1)は、取付孔(17)をドアクローザ本体(1)より
    も外側に設定可能に設けられてなる請求項1記載のドア
    クローザ。
  3. 【請求項3】 前記本体固定板(10)には、長孔(1
    2)が穿設されてなり、しかも、前記取付部材(11)
    は、長孔(12)に沿って移動可能に設けられてなる請
    求項1又は2記載のドアクローザ。
  4. 【請求項4】 前記取付部材(11)は、前記本体固定
    板(10)を把持可能に形成されてなる請求項1乃至3
    の何れかに記載のドアクローザ。
  5. 【請求項5】 ドアクローザ本体(1)に着脱可能な本
    体固定板(10)と、取付孔(17)を有する一対の取
    付部材(11,11)とを備え、該一対の取付部材(1
    1,11)は、前記本体固定板(10)に互いの取付孔
    (17,17)の離間距離(P)を自在に設定可能に設
    けられてなることを特徴とするドアクローザ取付具。
  6. 【請求項6】 取付孔(17)を扉(30)のビス孔
    (31)の位置に合わせて一対の取付部材(11,1
    1)を扉(30)に取り付け、ドアクローザ本体(1)
    に着脱可能な本体固定板(10)を前記取付部材(1
    1)に対する位置調整を行って取付部材(11)に固定
    し、該本体固定板(10)に前記ドアクローザ本体
    (1)を取り付けることを特徴とするドアクローザ取付
    方法。
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