JP2004027629A - スライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドレール式上吊り引戸において、開閉ストロークの異なる引戸を取り付ける場合であっても、インナーレールとボールリテナーの係合位置にズレを発生させることなく、常に負荷のないスムーズな開閉操作を可能にする。
【解決手段】ストッパ片40をアウターレール15の所望戸当り位置に移動自在に嵌着する一方、戸当り45のストッパ取付部45bと、戸当り位置にあるストッパ片とでアウターレールのガイドレール部15aを間に挟んで、ストッパ片に戸当りを同じ戸当り位置で締着する構成にする。そして、引戸Aのスライド範囲を規定サイズと異なる長さに変更する要請があった場合、ストッパ片の嵌着位置を移動調節して戸当りを同じ戸当り位置に締着し、引戸を閉位置と開位置間でスライドしたときにインナーレールとボールリテナー16との係合位置をズレなく重合させて、所定の係合状態にリセットする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターレールに対しインナーレールを、ボールリテナーで保持した多数のボールを介し摺動自在に係合させたスライドレール組立体を備え、天井側にスライドレール組立体を介してスライド自在に吊設されるスライドレール式上吊り引戸に適用し得る。詳しくは、そのようなスライドレール式上吊り引戸において、その引戸を戸当りに当ててスライド範囲を規制するスライド規制構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の引戸の中でも、上吊り引戸は、引戸開口部の下側に、敷居やレールなど、引戸を案内するガイド部材を設置する必要がないために、床面に段差が発生せず、昨今のバリアフリーの要請に十分応え得る引戸として、需要が高まっている。
【0003】
そこで、従来、この種の上吊り引戸を吊設する構造の例として、たとえば図9に示すようなスライドレール式のものがある。
【0004】
この従来のスライドレール式上吊り引戸1は、その上框部側に、図示のようなスライドレール組立体2を搭載している。スライドレール組立体2は、アウターレール3に対し、ボールリテナー4で保持した多数のボール4aを介しインナーレール5を摺動自在に係合させて、両レール3・5を上下に重なる向きで水平に配設し、アウターレール3を天井側に固定する一方、インナーレール5を上框部1aに取り付けている。そして、引戸1を、スライドレール組立体2を介してスライド自在に吊持し、この引戸1のスライドに応じて引戸開口部を開閉する構成になっている。
【0005】
さらに、従来では、図10および図11に示すように、アウターレール3を、引戸1の所定スライド範囲(開閉ストローク)に合わせて規定の長さサイズに切断加工し、そのアウターレール3の戸尻側端部3aにストッパ片6を嵌入し、予めねじ止めしている。そして、引戸1を全開したとき、それに応じてスライドするインナーレール5の戸尻側端部がストッパ片6に当たると、インナーレール5とボールリテナー4とが閉位置のホームポジションにてズレなく互いに重合する構造になっている。
【0006】
一方、引戸1の戸尻側に立設の壁面Wには、所定の戸当り位置に戸当り7をねじ止めし、引戸1の全開時、戸尻側の木口面1aを戸当り7に当てて止めることで、スライド範囲を規制する構造になっている。図中符号8は、戸当り7に接着したゴム製のクッション板である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上吊り引戸1には、通常、凸状のバーハンドル型取っ手9や凹状の引手型取っ手などを設けるが、全開時に、これら取っ手が壁に当ったり壁に入り込んだりして使用不能にならないように、それら取っ手の設置位置に応じ、その都度、取付現場にて、引戸1のスライド範囲を調整するように要請されることが多い。そこで、従来では、上述のように壁wに戸当り7を設け、引戸1のスライド範囲を所望長さに規制することで、取付現場での要請に応えている。
【0008】
ところが、アウターレール3は、通常、金属製なので、取付現場で切断して所望長さに事後的に調整することが困難であり、そのため図11に示すように、ストッパ片6が戸当り位置より引戸1のスライド方向後方に位置した状態で設置されることになる。これでは、引戸1を全開し、インナーレール5を閉位置側のホームポジションに戻したときに、その戸尻側端部をストッパ片6に当ててインナーレール5とボールリテナー4との係合位置のズレを解消することができない。
【0009】
その結果、従来では、引戸1をスライドさせたときに、その途中でインナーレール5とボールリテナー4の係合位置にズレを生ずると、インナーレール5がボールリテナー4のボール4aと係合しない位置で摺動することがあるが、それが原因でインナーレール5の摺動が重くなり、それだけ引戸1に負荷がかかって開閉操作の負担になるいう課題があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上述のように開閉ストロークの異なる引戸を取り付ける場合であっても、インナーレールとボールリテナーの係合位置にズレを発生させることなく、常に負荷のないスムーズな引戸の開閉操作を可能にするスライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】したがって、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、アウターレール15とインナーレール17とを、ボールリテナー16で保持した多数のボール20…を介し摺動自在に係合させて上下に重なる向きで水平に配設し、前記アウターレール15を天井側に固定する一方、前記インナーレール17を引戸A上に取り付けて該引戸Aをスライド自在に吊持するとともに、その引戸Aを戸当り45に当ててスライド範囲を規制する構成のスライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造において、引戸Aを所定の閉位置と開位置間でスライドしたとき、前記インナーレール17の端部を当てて該インナーレール17と前記ボールリテナー16とを重合させるストッパ片40を備え、該ストッパ片40を、前記アウターレール15内における所望の戸当り位置に移動自在に嵌着する一方、前記戸当り45は、戸当り位置にある前記ストッパ片40と共に前記アウターレール15を介して同じ戸当り位置に固着してなることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記戸当り45は、L形板状に曲げ成形して一片に引戸の戸当り部45aを形成する一方、他片にストッパ取付部45bを形成してなり、該ストッパ取付部45bと、戸当り位置にある前記ストッパ片40とで前記アウターレール15のガイドレール部15aを間に挟んで、前記ストッパ片40に同じ戸当り位置で締着してなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明によるスライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造を適用した引戸構造体を示す分解斜視図である。図2は、引戸構造体のスライドレール組立体を取付状態において示す部分側面図である。引戸構造体10には、引戸Aと、レール取付手段Bと、スライドレール組立体Cを備える。引戸Aは、例えば木製で、上框面aの長さ方向両端に取付溝11を設けてなる。取付溝11は、スライドレール組立体Cの後述するインナーレール17のスライダ23・24長さに合わせて穿設し、それぞれ木口面k側の端部を開放して差込み口11aを形成している。図中符号tは、バーハンドル型の取っ手である。
【0015】
レール取付手段Bは、それぞれ一対のレール受け12と抜け止めキャップ13を備える。レール受け12は、取付溝11に合わせて溝形に曲げ成形してなり、両側縁に、互いに対向する向きに断面L状に屈曲させて係合片12aを設け、両端部に直角に曲げ起したねじ止め片12bを設けてなる。抜け止めキャップ13は、取付溝11の差込み口11aに合わせて矩形の小板片で、片面に、ねじ止め片12bと係合する一対の差込みリブ13aを設けてなる。このレール取付手段Bにおいて、レール受け12は、係合片12aを上向きに取付溝11内に嵌め入れてねじ止めし、予め引戸Aに固着する。
【0016】
スライドレール組立体Cは、アウターレール15と、ボールリテナー16と、インナーレール17を備える。アウターレール15は、図3に示すように曲げ成形し、両側縁に、互いに対向する向きに湾曲したガイドレール部15aを設けてなる。図中符号14は、それぞれ止めねじ用の貫通穴である。ボールリテナー16は、図4に示すように、2本の長手ボール保持材18を備え、これらボール保持材18の両端を、樹脂製のリテナーガイド19で連結して平行に組み付けてなる。ボール保持材18は、図4中一部を拡大して示すように、L板状に曲げた多数の支持片18a…を並設し、各支持片18a…に有する保持穴21にて、図2中鎖線で示すように小径な金属製ボール…20を転動可能に保持してなる。このボールリテナー16は、図3に示すように、アウターレール15内に摺動可能に嵌入する。
【0017】
インナーレール17は、図1に示すように、アウターレール15に対し所定長さの2つの短手なスライダ23・24に分割して構成してなる。スライダ23・24は、それぞれ本体レール25と、ガイドレール26とからなる。本体レール25は、断面略コ形状に曲げ成形したチャネル部25aの両側縁に、互いに離れる向きに湾曲した係合部25bを設けてなる。ガイドレール26は、断面略コ形状に曲げ成形したチャネル部26aの両側縁に、互いに離れる向きに略直角にL板状に屈曲したガイド部26bを設けてなる。スライダ23・24は、本体レール25のチャネル部25aと、ガイドレール26のチャネル部26aの底面側を互いに重ね合わせて、ねじ27で固着して一体化してなる。
【0018】
そこで、スライドレール組立体Cは、分割スライダ23・24における本体レール25の係合部25bを、図4に示すようにボールリテナー16に嵌合することにより、図2に示すように、本体レール25の係合部25bを、アウターレール15のガイドレール部15aに、ボール20…を介してスライド自在に係合させる。そして、図3に示すように、アウターレール15の戸先側端部内に、ストッパ片30を嵌め込んでねじ31で固着し、スライドレール組立体Cとして組み立てられる。
【0019】
ストッパ片30は、たとえば金属製で、アウターレール15の断面形状に合わせて平板ブロック状に形成してなり、引戸Aを所定の閉位置にスライドしたとき、リテナーガイド19を介してインナーレール17の分割スライダ23を当てて、その分割スライダ23とボールリテナー16をズレなく重合させるようになっている。
【0020】
一方、アウターレール15の戸尻側端部内には、ストッパ片40を摺動自在に嵌入し、アウターレール15における所望の戸当り位置に位置決めセット可能な構成になっている。ストッパ片40は、たとえば金属製で、図5でも示すとおり、アウターレール15の断面形状に合わせて平板ブロック状に形成してなる。さらに、このアウターレール15の戸当り位置に嵌着するストッパ片40に対しては、戸当り45を取り付ける構成になっている。
【0021】
戸当り45は、たとえば金属板をL形状に曲げ成形し、一片に戸当り部45aを形成する一方、他片にストッパ取付部45bを形成してなる。この戸当り45を取り付けるときは、ストッパ取付部45bと、戸当り位置にあるストッパ片40とでアウターレール15のガイドレール部15aを間に挟み、止めねじ49を用いて戸当り45をストッパ片40に締着する。これによって、ストッパ片40は、アウターレール15における所望の長さ方向戸当り位置にて固定され、引戸Aを所定の全開位置にスライドしたとき、リテナーガイド19を介してインナーレール17の分割スライダ24を当てて、分割スライダ24とボールリテナー16の係合位置をズレなく重合させる構成になっている。なお、図中符号50は、戸当り45に接着したゴム製のクッション板である。
【0022】
さて、上述した構成の引戸構造体10において、引戸Aを組み付けるときは、図2に示すように、スライドレール組立体Cを横向きに寝かせた状態で、アウターレール15の背面15bを、支持枠体の上桟35に当てがい、一方で、分割スライダ23・24を適宜摺動させて、ねじ貫通穴14を塞がないようにしながら、アウターレール15を上桟35にねじ止めする。そして、スライドレール組立体Cを、予め天井側に水平に固着する。
【0023】
その後、インナーレール17の分割スライダ23・24を、互いに離れる方向にスライドさせて、それぞれアウターレール15の両端寄りの退避位置に、いったん逃がしておく。そして、引戸Aを持ち上げる一方、退避位置のスライダ23・24を、引戸Aの木口面k側から再びスライドさせ、レール受け12内に差し込んでガイドレール26のガイド部26bを係合片12aに係合し、これによって、引戸Aを、スライドレール組立体Cを介してスライド自在に吊持する。しかる後、差込み口11aに抜け止めキャップ13を被せて、差込みリブ13aをレール受け12のねじ止め片12bに係合し、そのねじ止め片12bにねじ止めする。こうして引戸Aを支持枠体の上桟35に吊設する。
【0024】
その後、上述した引戸構造体10では、特にアウターレール15に対し、図6に示すように、その戸尻側端部からストッパ片40を嵌入し、所定の長さ方向戸当り位置にセットする。そして、このストッパ片40に戸当り45をねじ止めする。その場合は、クッション板50を引戸Aの木口面kに対向させ、ストッパ取付部45bとストッパ片40とでアウターレール15のガイドレール部15aを間に挟んだ状態で、止めねじ49を用いて戸当り45をストッパ片40に固着する。これによって、戸当り45とストッパ片40とを、同じ所定戸当た位置にて締着する。そして、図7に示すように引戸Aを組み付け終える。
【0025】
したがって、引戸Aをスライドさせて全開し、開位置のホームポジションに到達したとき、引戸Aの木口面kがストッパ片40の戸当り部45aにクッション板50を介して当接すると同時に、リテナーガイド19を介してインナーレール17の分割スライダ24がストッパ片40に突き当たり、これによって分割スライダ24とボールリテナー16との係合位置をズレなく重合させて、所定の係合状態にリセットする。
【0026】
ところで、上述の如く引戸を取り付ける場合には、取付現場において、希望の開閉ストロークに合わせて引戸のスライド範囲を所望長さに調整するように要望される場合がある。その場合、たとえばスライド範囲を規定サイズより短く調整する必要があるときは、図8に示すとおり、アウターレール15に、その戸尻側端部からストッパ片40を嵌入し、さらにストッパ片40を、矢示する如く、所望のスライド範囲を決める戸当り位置まで長さ方向戸先側へスライドさせて、その戸当り位置に位置決めセットする。それから、ストッパ片40に対し戸当り45のストッパ取付部45bをねじ止めし、両者を同じ戸当り位置にて締着する。
【0027】
したがって、このように取付現場にて、引戸Aのスライド範囲を規定サイズと異なる長さに変更する要請があったとしても、ストッパ片40を位置決め調節して戸当り45を同じ所望戸当り位置に締着することによって、引戸Aを所望の全開位置にスライドしたとき、インナーレール17の分割スライダ24とボールリテナー16との係合位置をズレなく重合させて、所定の係合状態に確実にリセットすることができる。
【0028】
また、上述した引戸構造体10では、前記引戸Aに代え、それと幅サイズが異なる他の引戸を組み付ける場合でも、同じインナーレール17のスライダ23・24をそのまま使用し、それらスライダ23・24を、他の引戸上のレール受け12に係合させればよく、従って、他の引戸を、その幅サイズに関係なく、共通のスライダ23・24を備えたスライドレール組立体Cを介して同じように吊設することができる。これによって、異なる幅サイズの引戸ごとに、わざわざインナーレールを個別に作製し、それらインナーレールを備えた多種類のスライドレール組立体を、予め用意して対応する必要性をなくすことができる。
【0029】
なお、上述した図示実施の形態では、アウターレール15の戸尻側端部においてストッパ片40と戸当り45を同じ戸当り位置で締着した例を示した。しかし、本発明では、両引き引戸のような場合など、必要に応じて、引戸の戸先側に戸当りを設置する場合にも、アウターレール15の戸先側端部においてストッパ片と戸当りを同じ戸当り位置にて同様に締着する構成にすることもできる。これによって、引戸を閉位置のホームポジションにスライドした場合も、同様にインナーレールとボールリテナーとの係合位置をズレなく重合させて、所定の係合状態にリセットすることができる。
【0030】
さらに、以上の図示実施の形態では、2本の短手なスライダ23・24に分割したインナーレール17を備えるスライドレール組立体Cを用いて説明したが、本発明のスライド規制構造は、インナーレールが長手な1本のレール単体からなるスライドレール組立体を備えた上吊り引戸に対しても、そのまま適用し得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】上述の如く構成した本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0032】
請求項1に記載の発明によれば、ストッパ片を、アウターレール内における所望の戸当り位置に移動自在に嵌着する一方、戸当りを、戸当り位置にあるストッパ片と共にアウターレールを介して同じ戸当り位置に固着する構成であるため、取付現場にて、引戸のスライド範囲を規定サイズと異なる長さに変更する要請があったとしても、ストッパ片の嵌着位置を移動調節して戸当りを同じ所望戸当り位置に締着することにより、引戸を閉位置と開位置間でスライドしたときにインナーレールとボールリテナーとの係合位置をズレなく重合させ、所定の係合状態に確実にリセットすることができる。その結果、引戸をスライドさせて開閉するとき、引戸に余計な負荷が加わることがなく、常に抵抗なくスムーズに引戸を開閉操作することができる。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、戸当りは、L形板状に曲げ成形して一片に引戸の戸当り部を形成する一方、他片にストッパ取付部を形成し、ストッパ取付部と、戸当り位置にあるストッパ片とでアウターレールのガイドレール部を間に挟んで、ストッパ片に同じ戸当り位置で締着する構成にすることにより、面倒なく簡単に且つ確実に戸当りとストッパ片を同じ戸当り位置に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドレール式上吊り引戸のスライド範囲規制構造を適用した引戸構造体を示す分解斜視図である。
【図2】引戸構造体のスライドレール組立体を取付状態において示す部分側面図である。
【図3】アウターレールにボールリテナーを嵌入する状態を示す斜視図である。
【図4】ボールリテナーの構成と、それにインナーレールのスライダを係合する状態を示す斜視図である。
【図5】アウターレールの戸尻側端部に取り付けるストッパ片と戸当り部品の分解斜視図である。
【図6】引戸の戸尻側におけるスライド規制構造を示す部分斜視図である。
【図7】引戸構造体の外観斜視図である。
【図8】スライド範囲が短い場合の引戸の戸尻側におけるスライド規制構造を示す部分斜視図である。
【図9】従来のスライドレール式上吊り引戸を、一部を省略して示す側面図である。
【図10】従来のスライド規制構造を備えたスライドレール式上吊り引戸を示す斜視図である。
【図11】従来のスライドレール式上吊り引戸の戸尻側におけるスライド規制構造を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
10      引戸構造体
15      アウターレール
15a     アウターレールのガイドレール部
16      ボールリテナー
17      インナーレール
20      ボール
23・24   インナーレールの分割スライダ
40      ストッパ片
45      戸当り
45a     戸当り部
45b     ストッパ取付部
A       引戸
C       スライドレール組立体

Claims (2)

  1. アウターレールとインナーレールとを、ボールリテナーで保持した多数のボールを介し摺動自在に係合させて上下に重なる向きで水平に配設し、前記アウターレールを天井側に固定する一方、前記インナーレールを引戸上に取り付けて該引戸をスライド自在に吊持するとともに、その引戸を戸当りに当ててスライド範囲を規制する構成のスライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造において、
    引戸を所定の閉位置と開位置間でスライドしたとき、前記インナーレールの端部を当てて該インナーレールと前記ボールリテナーとを重合させるストッパ片を備え、該ストッパ片を、前記アウターレール内における所望の戸当り位置に移動自在に嵌着する一方、
    前記戸当りは、戸当り位置にある前記ストッパ片と共に前記アウターレールを介して同じ戸当り位置に固着してなることを特徴とする、スライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造。
  2. 前記戸当りは、L形板状に曲げ成形して一片に引戸の戸当り部を形成する一方、他片にストッパ取付部を形成してなり、該ストッパ取付部と、戸当り位置にある前記ストッパ片とで前記アウターレールのガイドレール部を間に挟んで、前記ストッパ片に同じ戸当り位置で締着してなることを特徴とする、請求項1に記載のスライドレール式上吊り引戸のスライド規制構造。
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