JPH0645052U - 多連引違い扉装置 - Google Patents

多連引違い扉装置

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JPH0645052U
JPH0645052U JP8455192U JP8455192U JPH0645052U JP H0645052 U JPH0645052 U JP H0645052U JP 8455192 U JP8455192 U JP 8455192U JP 8455192 U JP8455192 U JP 8455192U JP H0645052 U JPH0645052 U JP H0645052U
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JP
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doors
fixed
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JP8455192U
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常樹治 熊谷
徳幸 大藤
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株式会社イトーキクレビオ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3枚以上の扉を互いに引違い状に配するとと
もに、一側端の扉を操作して他の扉を連動させて開閉す
ることが可能であり、各扉を独自に上下のレール間に通
常の方法で横方向移動可能に装着した後、簡単な作業に
て各扉を連動させることが可能な多連引違い扉装置を提
供することを目的とする。 【構成】 少なくとも3枚以上の扉を互いに引違い可能
にそれぞれ上下のレール間に装着し、各扉の背面の同位
置には後方及び両側方へ開放した案内溝18を横設し、
前方扉Fの案内溝に横方向移動可能に係合させたスライ
ダー28を後方扉Bの前面にネジ止め固定するととも
に、案内溝の両側開放端を閉塞すべく端部部材22を扉
側端に固定してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多連引違い扉装置に係わり、更に詳しくは少なくとも3枚以上の扉 を互いに引違い状に配するとともに、一側端の扉を操作して他の扉を連動させて 開閉することが可能な扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、扉装置として、実公昭60−3905号公報にて開示される如く、上レ ールに互いに引違い可能に吊支した3枚の扉のうち、中間扉の下方に該中間扉の 下面に突設したガイドを摺動案内するガイドレールを敷設するとともに、該中間 扉の両端下面に取付けたガイド腕上面にガイドを突設し、左右両側に位置する扉 下面にガイド溝を設けるとともに、その一端下面に取付けたガイド腕下面にガイ ドを突設し、中間扉のガイド腕のガイドが前記ガイド溝内を摺動自在であり、ま た左右両側扉のガイド腕のガイドのそれぞれが前記ガイドレールを摺動自在であ るものが提供されている。
【0003】 しかし、各扉を所定位置に装着するには、各扉を上レールに吊支するとともに 、中間扉の下面に突設したガイドを床に敷設したガイドレールに係合させ且つ左 右両側扉の下面のガイド溝を中間扉のガイド腕上面に突設したガイドに係合させ るとともに、左右両側扉の下面に取付けたガイド腕下面に突設したガイドを前記 ガイドレールに係合させなければならず、その組立作業が複雑で手間がかかるも のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、各扉を独自に上下の レール間に通常の方法で横方向移動可能に装着した後、簡単な作業にて各扉を連 動させることが可能な多連引違い扉装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題解決のために、少なくとも3枚以上の扉を互いに引違い 可能にそれぞれ上下のレール間に装着し、各扉の背面の同位置には後方及び両側 方へ開放した案内溝を横設し、前方扉の案内溝に横方向移動可能に係合させたス ライダーを後方扉の前面にネジ止め固定するとともに、案内溝の両側開放端を閉 塞すべく端部部材を扉側端に固定してなる多連引違い扉装置を構成した。
【0006】
【作用】
以上の如き内容からなる本考案の多連引違い扉装置は、少なくとも3枚以上の 扉をそれぞれ独立させて上下のレール間に装着して互いに引違い可能となし、そ の後、前方扉の背面に横設した案内溝の一側開放端からスライダーを係合すると ともに、該スライダーを後方扉にネジ止め固定し、そして該案内溝の両側開放端 を扉側端に固定した端部部材で閉塞して組立てるのであり、前方扉又は後方扉の 一方の扉の開閉操作に伴って前方扉の案内溝内を後方扉の前面に固定したスライ ダーが相対的に横方向へ移動し、該スライダーと一側の端部部材が当接した後は 他方の扉へその開閉力を伝達して、以後は前方扉と後方扉が連動して一体となし て開閉するものである。
【0007】
【実施例】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。図1及び 図2に本考案の多連引違い扉装置の代表的実施例を示し、3枚の扉を互いに引違 い可能に連動させた例を示している。図中1はキャビネット、2は右扉、3は右 扉2の後方に配した中間扉、4は中間扉3の後方に配した左扉、5は各扉の開閉 動作を連動させる連動装置をそれぞれ示している。尚、本実施例の説明において 、中間扉3の前方に位置する右扉2と左扉4の前方に位置する中間扉3をそれぞ れ前方扉Fと称し、一方、中間扉3の後方に位置する左扉4又は右扉2の後方に 位置する中間扉3をそれぞれ後方扉Bと称する。
【0008】 前記キャビネット1の前框部6の下面側には、下レール7を取付けるとともに 、上面側には上レール8を取付け、該下レール7及び上レール8には、それぞれ 三条の突条9,…及び突条10,…を前後に等間隔に突設し、一対の対向する突 条9,10間に各扉の上下部を横方向移動自在に装着する。
【0009】 前記右扉2、中間扉3及び左扉4は、それぞれ同一構造のものであり、本実施 例ではガラス扉を示し、ガラス板11の下縁部に下枠体12を固定するとともに 、上縁部に上枠体13を固定したものである。前記下枠体12及び上枠体13は 、アルミニウム製又は合成樹脂製の押出し成形体である。
【0010】 前記下枠体12は、上部に前記ガラス板11の下縁部を嵌合する上方開放した 取付溝14を形成するとともに、下部に下方開放した凹溝15を形成し、該凹溝 15の両側部には前記下レール7の突条9上を転動する戸車16,16を嵌着で きるようにし、更に中間部17の背面には後方及び両側方へ開放した案内溝18 を横設している。該案内溝18は、断面縦長の略長方形の溝であり、その後方側 の開口上下縁には係合縁19,19を互いに対向するように突設している。また 、前記案内溝18の側端部を含む中間部17の両側端部を切欠して凹所20を形 成し、該凹所20内の端面であって案内溝18の上下部に螺孔21,21を形成 し、端部部材22をネジ23,23にて固定できるようにしている。
【0011】 即ち、前記端部部材22は、前記凹所20内に嵌合して、該凹所20を埋め尽 くす取付部24と、該取付部24の上下中間に突設した前記案内溝18の側端部 に嵌入する規制部25とよりなり、前記取付部24の上下部に貫設した座ぐり孔 26,26に通したネジ23,23を前記螺孔21,21に螺合して着脱可能に 固定するのである。ここで、前記端部部材22を下枠体12の凹所20内に固定 した状態では、下枠体12の側端面と該端部部材22の取付部24の側面とは略 面一となるように設定している。
【0012】 更に、前記案内溝18の側端部近傍であって、該案内溝18内から前面側に中 間部17を貫通するように座ぐり孔27,27を並設し、前方扉Fの案内溝18 内に横方向移動可能に係合したスライダー28の螺孔29,29に、案内溝18 内から貫通させたネジ30,30を螺合して、後方扉Bの下枠体12の中間部1 7前面に前記スライダー28を着脱自在に固定するのである。ここで、前記ネジ 30の頭部は案内溝18内に突出しないように設定されている。尚、前記スライ ダー28は、上下面に前記係合縁19,19を受入れ得る係合溝31,31を形 成し、前記端部部材22を取付ける前に、案内溝18内にその一側端側から挿入 して装着するのであり、その装着状態で該スライダー28の後面は下枠体12の 背面より若干突出している。そして、このスライダー28の突出部を後方扉Bの 下枠体12の前面に固定するのである。本実施例では、前記スライダー28は、 案内溝18内に係合させた際に、脱落しないように係合縁19,19と係合溝3 1,31が抜け止め係合するように設定しているが、それは本考案において本質 的ではなく、案内溝18内に単に一部が収容され、該案内溝18内で横方向移動 し、両側端部に固定した端部部材22の規制部25に当接するものであれば、適 宜変更可能である。
【0013】 前記上枠体13は、下部に前記ガラス板11の上縁部を嵌合する下方開放した 取付溝32を形成するとともに、上部に上方開放した凹溝33を形成し、該凹溝 33の適所には前記上レール8の突条10を受入れるスライダーを兼ねたレール 受け具34を嵌着できるようにしている。
【0014】 本考案に係る扉の連動装置5は、前記案内溝18と、スライダー28及び案内 溝18の両側端部を閉塞する端部部材22,22とより構成されるのである。
【0015】 本考案において、扉の構造は何ら限定されるものではなく、前記ガラス板11 の代わりに非透光性の化粧板を用いることも可能であり、また下枠体12及び上 枠体13の構造も限定する必要はなく、しかも下枠体12及び上枠体13が存在 しなくても、前方扉Fの背面に前記同様の案内溝18が形成され、該案内溝18 に係合して横方向移動可能なスライダー28が後方扉Bの前面に着脱自在に固定 でき、その案内溝18の両側端部を端部部材22,22にて閉塞できる構造であ れば適宜採用し得るのである。
【0016】 しかして、本考案の多連引違い扉装置を組立てるには、先ず左扉4を常法通り 、下レール7の突条9と上レール8の突条10間に装着し、順次同様に中間扉3 及び右扉2を装着し、各扉を互いに引違い開閉可能とする。この状態では、各扉 は通常の独立した扉として開閉使用できるのである。次に、前方扉Fの一方の端 部部材22を外した状態で、その側端部から案内溝18内にスライダー28を挿 入した後、該端部部材22の規制部25を案内溝18内に嵌入するとともに、取 付部24を凹所20内に嵌合し、ネジ23,23を取付部24の座ぐり孔26, 26に挿通して凹所20内端面に形成した螺孔21,21に螺合して固定する。 そして、後方扉Bの案内溝18内に形成した座ぐり孔27,27に後方からネジ 30,30を挿通して前記スライダー28の螺孔29,29に螺合し、該スライ ダー28を後方扉Bの前面に固定する。こうして、前方扉Fと後方扉Bとの連動 連結が完了する。
【0017】 図3は、前述のようにキャビネット1の前框部6に装着した各扉を閉じた状態 を示し、中間扉3に固定したスライダー28は右扉2の案内溝18の左端部に位 置するとともに、左扉4に固定したスライダー28は中間扉3の案内溝18の左 端部に位置している。尚、図中35は右扉2の右端部及び左扉4の左端部に設け た把手である。そして、図3の閉じた状態から、右扉2の把手35を持って左方 向へ移動させると、先ず右扉2のみが左方向へ移動し、右扉2の右端部の端部部 材22の規制部25が中間扉3のスライダー28に当接した後は、右扉2と中間 扉3が一体となして左方向へ移動し、図4に示すような開いた状態となる。また 、図3の閉じた状態から、左扉4の把手35を持って右方向へ移動させると、先 ず左扉4のみが左方向へ移動し、左扉4のスライダー28が中間扉3の右端部の 端部部材22の規制部25に当接した後又は把手35が中間扉3の端部に当接し た後は、左扉4と中間扉3が一体となして右方向へ移動し、図5に示すような開 いた状態となる。ここで、前記スライダー28の固定する位置は、座ぐり孔27 ,27の位置設定によって自由に変更可能であり、それにより半開き状態が実現 可能である。
【0018】 尚、本実施例では3枚の扉を有するものを示したが、更に多数の扉を有するも のでも、前記同様の簡単な連結作業で連動させることができるのである。
【0019】
【考案の効果】
以上にしてなる本考案の多連引違い扉装置は、少なくとも3枚以上の扉を互い に引違い可能にそれぞれ上下のレール間に装着し、各扉の背面の同位置には後方 及び両側方へ開放した案内溝を横設し、前方扉の案内溝に横方向移動可能に係合 させたスライダーを後方扉の前面にネジ止め固定するとともに、案内溝の両側開 放端を閉塞すべく端部部材を扉側端に固定してなるので、その組立作業は、各扉 をそれぞれ独立させて上下のレール間に装着して互いに引違い可能となし、その 後、前方扉の背面に横設した案内溝の一側開放端からスライダーを係合するとと もに、該スライダーを後方扉にネジ止め固定し、そして該案内溝の両側開放端を 扉側端に固定した端部部材で閉塞するだけでよいので、極めて簡単であり、また 3枚以上の扉にも適用できるのである。そして、前方扉又は後方扉の一方の扉の 開閉操作に伴って前方扉の案内溝内を後方扉の前面に固定したスライダーが相対 的に横方向へ移動し、該スライダーと一側の端部部材が当接した後は他方の扉へ その開閉力を伝達して、以後は前方扉と後方扉が連動して一体となして開閉する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の多連引違い扉装置の組立状態を示す要
部断面図である。
【図2】同じく要部分解斜視図である。
【図3】各扉を閉じた状態を示す簡略横断面図である。
【図4】各扉を左側へ開いた状態を示す簡略横断面図で
ある。
【図5】各扉を右側へ開いた状態を示す簡略横断面図で
ある。
【符号の説明】
F 前方扉 B 後方扉 1 キャビネット 2 右扉 3 中間扉 4 左扉 5 連動装置 6 前框部 7 下レール 8 上レール 9 突条 10 突条 11 ガラス板 12 下枠体 13 上枠体 14 取付溝 15 凹溝 16 戸車 17 中間部 18 案内溝 19 係合縁 20 凹所 21 螺孔 22 端部部材 23 ネジ 24 取付部 25 規制部 26 座ぐり孔 27 座ぐり孔 28 スライダー 29 螺孔 30 ネジ 31 係合溝 32 取付溝 33 凹溝 34 レール受け具 35 把手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3枚以上の扉を互いに引違い
    可能にそれぞれ上下のレール間に装着し、各扉の背面の
    同位置には後方及び両側方へ開放した案内溝を横設し、
    前方扉の案内溝に横方向移動可能に係合させたスライダ
    ーを後方扉の前面にネジ止め固定するとともに、案内溝
    の両側開放端を閉塞すべく端部部材を扉側端に固定して
    なることを特徴とする多連引違い扉装置。
JP1992084551U 1992-11-13 1992-11-13 多連引違い扉装置 Expired - Fee Related JP2577348Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10292732A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Okamura Corp 引き違い戸の連動装置
EP2369115A3 (de) * 2010-03-23 2016-08-17 Alcoa Aluminium Deutschland, Inc. Aushebesicherung für Schiebefenster oder Schiebetüren

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05195668A (ja) * 1992-01-22 1993-08-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd 引戸装置

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