JPH0735081Y2 - 吊り戸用ガイドレールの接続構造 - Google Patents

吊り戸用ガイドレールの接続構造

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JPH0735081Y2
JPH0735081Y2 JP5182589U JP5182589U JPH0735081Y2 JP H0735081 Y2 JPH0735081 Y2 JP H0735081Y2 JP 5182589 U JP5182589 U JP 5182589U JP 5182589 U JP5182589 U JP 5182589U JP H0735081 Y2 JPH0735081 Y2 JP H0735081Y2
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JP
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guide rail
groove
upper wall
piece
guide rails
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JP5182589U
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博行 榎本
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榎本金属株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、吊り戸用のガイドレールどうしを両者間にわ
たってスライド嵌合するピースで接続する構造に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、家具やクローゼットにおいて、本体開口部を左
右に移動自在に外付け式折り戸で開閉することがある。
このような折り戸には内面の上下にランナをそれぞれ装
着しておき、本体開口部の上下にガイドレールを設け
る。そして、上側のガイドレールに上部ランナを吊り込
み、下部のガイドレールで下部ランナを走行案内する構
造となっている。
上側ガイドレールに吊り戸を吊り込む際に吊り戸の高さ
調整を行うが、この調整作業の能率化を図るために、上
部ランナを予め折り戸に高さ調整可能に取り付けてお
き、上側ガイドレールを長さ方向に分割し、分割された
ガイドレールの一部分を本体開口部に先付け固定し、こ
のガイドレールの一部分にランナを吊り込んだ後にガイ
ドレールの残り部分を先付けレール部分に接続状態で固
定する工法が採られる。
この工法では、本体開口部に先付けされるガイドレール
の一部分と、残りの後付け部分とを接続する際に、両者
の通りを合わせる必要がある。この通り合わせを簡単に
するための従来技術として、実開昭62-46779号公報があ
る。
この従来例を第6図で説明すると、ガイドレール40は下
面中央が開口するC型断面を呈しており、位置合わせ用
ピース43は該レール40に摺動自在に内嵌する。下面が開
放した溝形断面を呈している。そして、ピース43の上部
壁43aの通り方向の端縁中央部にドライバ係合用の切欠
き45・45を形成してなる。
このピース43を本体開口部に先付け固定されるガイドレ
ール40の一部分41に内嵌しておき、ランナを吊り込んだ
後、このガイドレール40の先付け部分41の分割面にガイ
ドレール40の残りの後付け部分42を突き合わせる際に、
ドライバの先をピース43の前記切欠き45に引っ掛けてピ
ース43を分割面に移動させ、分割されたガイドレール40
の両部分41・42にわたってピース43を内嵌し、以てガイ
ドレール40の両部分41・42の通りを合わすものとなって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし従来形式では、ガイドレール40の上部壁40aの下
面が平坦に形成されているので、ドライバの先はピース
43の僅かな厚みの範囲内で係合するだけであり、その端
縁(切欠き45)から滑り外れ易く作業性が悪い。プラス
字形の摺割を形成した、いわゆるプラスねじ用のドライ
バの場合は、尚更である。
また、ガイドレール40の上部壁40aの上面も平坦に形成
されているので、本体開口部のガイドレール取付面に少
しでも凹凸があるとガイドレールの取付姿勢が不安定に
なる。ガイドレール40をこれの上部壁40aに設けたビス
孔を介してガイドレール取付面にビス止めする際に、ビ
ス止め時の変形がガイドレール40の全体に及び点にも問
題があった。
そこで本考案の目的は、分割されたガイドレールの通り
合わせの作業性を高めるとともに、ガイドレールの取り
付けの安定性を向上できる、吊り戸用ガイドレールの接
続構造を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、例えば第1図に示すように、下面中央が開口
するC型断面の吊り戸用ガイドレール1どうしを、その
一方に摺動自在に内嵌され下面が開放する溝形断面の位
置合わせ用ピース2で互いに位置合わせして接続する吊
り戸用ガイドレールの接続構造において、ガイドレール
1の上部壁11の内面の幅方向の中央部に溝3を長手方向
にわたって凹設したこと、上部壁11の該溝3を有する中
央部分11aに、ガイドレール取付面にガイドレール1を
取り付けるためのビス孔30を設けてあること、該上部壁
11の外面の幅方向の両端部に、ガイドレール取付面に接
当する取付基準面4・4を長手方向にわたって突出形成
したこと、ピース2の上部壁2aが、ガイドレール1に前
記溝3を跨いでスライド嵌合するようにしたことを要件
とする。
〔作用〕
本考案においては、ガイドレール1が長さ方向に分割さ
れ、分割されたガイドレール1の一部分1aを先に本体開
口部に固定する。このガイドレール1の先付け部分1aを
本体開口部に固定した後に、又は予めピース2を該レー
ル部分1aに内嵌しておく。そして、ガイドレール1の先
付け部分1aにランナを吊り込んだ後に、この先付け部分
1aの分割面にガイドレール1の残りの部分1bの分割面を
突き合わせ、ピース2の一部にドライバ7の先を当て付
けて該ピース2を分割面に移動させ、分割したガイドレ
ール1の両部分1a・1bにわたってピース2を内嵌させる
ことにより通り合わせを行う。
ピース2の一部にドライバ7の先を当て付けたとき、ド
ライバ7の先端はピース2の上部壁2aの厚みを越えて溝
3の内奥壁に接当するまで係入する。
ガイドレール1の固定に際しては、該レール1の上部壁
11の外面の取付基準面4・4を本体開口部のガイドレー
ル取付面に当て付け、前記溝3を有する上部壁11の中央
部分11aに設けたビス孔30を介して該取付面にビス止め
する。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案をキャビネットに適用した
実施例を示す。
第5図において、このキャビネット本体21の前面開口部
22は折り畳み自在な折り戸23で開閉される。
この折り戸23は、左右1対の扉24・24の先端どうしをヒ
ンジ25で屈折自在に連結し、各扉24の基端側の上下にラ
ンナ26・27を備えている。これら上部ランナ26および下
部ランナ27は各扉24の吊り込み前に各扉24に組み付けて
おく。
前面開口部22の上下に、それぞれアンモニウム合金の押
出形材からなる上ガイドレール1と下ガイドレール28と
が対向状に配置される。そして下部ランナ27を下ガイド
レール28に嵌め込んでから、上ガイドレール1に上部ラ
ンナ26を吊り込む。
上ガイドレール1は左右の長手方向の適当な位置で長短
2つの部分1a・1bに分割し、図では先に長部分1aをキャ
ビネット本体21に第3図に示すごとくビス29で先付けす
る。各扉24に取り付けた上部ランナ26を先付けした長部
分1aに吊り込んでから、残りの短部分1bを継ぎ足してキ
ャビネット本体21にビス29で止める。
第1図および第2図において、上ガイドレール1は内向
きリップ12を備え、下面中央が開口するC溝型断面を呈
しており、その上部壁11の内面の前後幅方向の中央部に
下方の開口溝13とほぼ同幅の溝3が長手方向にわたって
凹設されている。
この上部壁11には、外面の前後端部に取付基準面4・4
が長手方向にわたって突出形成されており、両取付基準
面4・4間に2条の逃げ溝5・5を有する。図の各取付
基準面4と、上部壁11の溝3を有する中央部分11aの外
面とは面一であり、該中央部分11aの外面も取付用基準
面となる。
第4図において、上部ランナ26はプラスチック製の軸受
ブロック26aと、該ブロック26aに一体的に固定される金
属製の取付板26bと、軸受ブロック26aにこれを間に挟ん
で回転自在に支持される前後2組のプラスチック製ロー
ラ26cと、取付板26bを扉24に連結するヒンジ26dとを備
えており、ローラ26cを上ガイドレール1のリップ12と
前後の側壁14・14との間に挿入することにより吊り込
む。この吊り込み前に前記ヒンジ26dを介して上部ラン
ナ26は扉24に先付けされている。符号26fはヒンジ26dと
取付板26bとを貫通してかしめられたピンであり、取付
板26bにこれらのピン26fが摺動自在に挿通される長孔26
gが形成されている。
この後に、取付板26bとヒンジ26dとの高さ関係を調整ね
じ26eで調整することにより、扉24の吊り込み高さを調
整する。
第1図において、上ガイドレール1の長部分1aに短部分
1bを継ぎ足す前に、そのいずれか一方(ここでは短部分
1b)に下面が開放された溝型のピース2をスライド自在
に内嵌しておく。ピース2はその上部壁2aと前後側壁2b
・2bが上ガイドレール1の上部壁11と前後側壁14・14の
各内面にほぼ密着する状態でスライドする。
このピース2の上部壁2aの中央には、ドライバ7の先端
が挿通可能な大きさの孔6を貫通状に設けてあり、継ぎ
足し時には第3図に示すようにドライバ7の先端を該孔
6に挿通して溝3の底に軽く突き当てながらドライバ7
の先端を溝3に沿って移動させることにより、ピース2
の一部分を長短部分1a・1bのいずれか他方(ここでは長
部分1a)側に嵌入させる。かくして長短部分1a・1bの通
りを合わせたのち、短部分1bをビス29で止める。
ビス止め用のビス孔30は、上ガイドレール1において上
部壁11の溝3を有する中央部分11aに長手方向にわたっ
て適当間隔置きに設けてある。図示例では、その孔明け
位置やビス29のねじ込み位置を正確に上ガイドレール1
の前後中央に位置設定するために、該中央部分11aの内
面つまり溝3の前後中央に位置決め用の細溝31を形成
し、該細溝31を目安にしてこれの上にビス孔30を穿孔す
るようにした。
しかるときは、上ガイドレール1をビス29で止めたとき
に、上ガイドレール1は上部壁11の外面の前後端の取付
基準面4・4および中央部分11aの外面がキャビネット
本体21に接当し、キャビネット本体21側に多少の凹凸が
あっても、キャビネット本体21にガイドレール1を安定
良く固定できる。
ピース2をドライバ7の先端で押して移動させる際に、
上ガイドレール1の上部壁11の内面中央部に溝3を形成
してあるので、ドライバ7の先端をピース2の上面より
も奥に差し込め、確実にドライバ7の先端部をピース2
の一部に係合させることができる。
更に、上ガイドレール1をキャビネット本体21に取り付
けるビス29の頭が溝3内に納められるので、上部ランナ
26が上ガイドレール1内を走る際に軸受ブロック26aが
ビス29の頭と接当干渉することはない。
〔別実施態様例〕
扉24に対する上部ランナ26の取付構造、および上ガイド
レール1に対する上部ランナ26の支持構造は、図示例に
限られず、吊り高さの調整手段を含めて種々の設計変更
が可能である。対象の吊り戸も直線移動するだけの間仕
切用パネルの類でもよく、ガイドレール1どうしを長さ
不足のために単に継ぎ足す場合にも適用できる。
ピース2をスライド移動させるためのドライバ7の類
は、前記孔6を省略して該ピース2の上部壁2aの前後の
端縁にドライバ7などの先端を係合させてもよい。
前記上部壁11の中央部分11aは、その外面が取付基準面
4よりも下がっていてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ピース2の上部壁2aがガイドレール1
の上部壁11の内面中央部に形成した溝3を跨いでいる。
従って、ドライバ7などの工具を用いてピース2を移動
させる際に、工具の先端をピース2の上部壁2aを越えて
溝3の奥まで係入できることになり、工具の先端を確実
にピース2に係合させてピース2を確実かつ容易に移動
操作できる。
ガイドレール1の上部壁11は、前記溝3などの存在で凹
凸断面に形成されているので、その分だけ断面積を嫁い
で強度アップを図れる。しかも、該上部壁11の溝3を有
する中央部分11aにビス孔30を設けるようにしたので、
ビス止め箇所に生じた変形が該レール1のランナ案内部
分にまで波及し難い。そのうえで、該上部壁11の外面の
前後に取付基準面4・4を設定してあるので、ガイドレ
ール取付面に多少の凹凸があったり、該上部壁11にビス
止め時の変形などが部分的に生じても該取付面に対して
ガイドレール1を安定良く取り付けることができる。
ガイドレール1を固定するビス29の頭も前記溝3に沈ま
せることができるから、ビス頭とランナとの接当干渉も
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示しており、 第1図は要部の分解斜視図、 第2図はその縦断正面図、 第3図は第2図におけるA−A線断面図、 第4図は上部ランナの斜視図、 第5図はキャビネットの斜視図である。 第6図は従来例の要部の分解斜視図である。 1……上ガイドレール、2……ピース、2a……ピースの
上部壁、3……溝、4……取付基準面、7……ドライ
バ、11……上ガイドレールの上部壁、11a……上部壁の
中央部分、21……キャビネット本体、26……上部ラン
ナ、29……ビス、30……ビス孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面中央が開口するC型断面の吊り戸用ガ
    イドレール1どうしを、その一方に摺動自在に内嵌され
    て下面が開放する溝形断面の位置合わせ用ピース2で互
    いに位置合わせ接続する吊り戸用ガイドレールの接続構
    造において、 ガイドレール1の上部壁11の内面の幅方向の中央部に、
    溝3を長手方向にわたって凹設してあり、 該上部壁11の前記溝3を有する中央部分11aに、ビス孔3
    0を設けてあり、 該上部壁11の外面の幅方向の両端部に取付基準面4・4
    を長手方向にわたって突出形成してあり、 前記ピース2の上部壁2aが、ガイドレール1に前記溝3
    を跨いでスライド嵌合していることを特徴とする吊り戸
    用ガイドレールの接続構造。
JP5182589U 1989-05-01 1989-05-01 吊り戸用ガイドレールの接続構造 Expired - Lifetime JPH0735081Y2 (ja)

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JPH02143480U JPH02143480U (ja) 1990-12-05
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JP6315906B2 (ja) * 2013-07-01 2018-04-25 株式会社ムラコシ精工 折戸金具
AT519905B1 (de) * 2017-05-11 2022-07-15 Blum Gmbh Julius Führungssystem zur Führung einer Möbeltüre
JP7142975B1 (ja) * 2021-10-13 2022-09-28 ケージーパルテック株式会社 戸袋走行レールセット、戸袋走行レールセット設置方法、および戸袋走行レール調整方法

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