JP2010173115A - 木質板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダニや花粉等のアレルゲンを抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持できる耐久性も有する木質板を提供する。
【解決手段】抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を含有する硬化性樹脂組成物により形成された塗膜を有し、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み以上の大きさであることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、木質板に関するものである。
近年、我が国では3人に1人がアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎等のアレルギー疾患を患っていると言われている。アレルギー疾患の原因としては、ダニ、花粉、カビ、ペットの毛等が挙げられる。
特に室内から検出されるダニの70%以上を占めるチリダニのアレルゲン(以下「ダニアレルゲン」という。)が問題となっている。このチリダニは、虫体、死骸、抜け殻、フン等の全てがアレルゲンになると言われている。中でもフン由来のダニアレルゲンはアレルゲン活性が高く、しかも非常に小さく舞い上がり易いため人体に接触することが多いことから、最も問題とされている。
一般に、室内のフローリング床はカーペットや畳に比べて、ダニアレルゲンはほとんど存在しないと考えられている。しかし近年、フローリング床においても厚生労働省が示すガイドラインを大きく上回るダニアレルゲンが存在することが報告されている。また、フローリング床に存在するダニアレルゲンは、非常に舞い上がり易いことから、微量でもダニで汚染されたカーペットと同じぐらい人体にとって危険であることが報告されており、フローリング床からアレルゲン粒子を除去することは、アレルギー疾患予防に大変有効である。
また、室内の壁面にも、非常に小さく舞い易いダニアレルゲンやペット由来のアレルゲン物質が付着しており、掃除時等に非常に舞い上がり易いことから問題視されている。
フローリング床や壁面に集積、付着したダニアレルゲンを低減、駆除する方法としては、掃除機やモップ等でダニアレルゲンを除去する方法が挙げられる。しかし、ダニアレルゲンは非常に小さくかつ舞い上がり易いため、完全に除去することは事実上不可能であった。
一方、室内に存在するアレルゲンを抑制する方法として、建築材料中にジルコニウム塩等の抗アレルゲン剤を塗布する方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、室内のフローリング床に存在するアレルゲンを抑制する方法として、抗アレルゲン剤を含有する床用艶出し剤を塗布する方法が提案されている(特許文献2参照)。当該方法によれば、抗アレルゲン剤を含有する床用艶出し剤を定期的に塗布することでアレルゲンを抑制することができる。
特開2001−212806号公報 特開2001−214130号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、床用艶出し剤自体の耐摩耗性、耐薬品性、耐アルカリ性に乏しく、ペットのし尿、アルコール、酢等の調味料、洗剤、漂白剤等が付着した場合、容易に剥離、溶出、白化現象等を起こしてしまい、必ずしもアレルゲン抑制に対する十分な対策とは成り得なかった。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、ダニや花粉等のアレルゲンを抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持できる耐久性も有する木質板を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1に、本発明の木質板は、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を含有する硬化性樹脂組成物により形成された塗膜を有し、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み以上の大きさであることを特徴とする。
第2に、上記第1の木質板において、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径と硬化性樹脂組成物により形成された塗膜の厚みとの比率が1:0.1〜1:1であることを特徴とする。
第3に、上記第1または第2の木質板において、硬化性樹脂組成物は、活性エネルギー線硬化型であることを特徴とする。
第4に、上記第1ないし第3のいずれかの木質板において、硬化性樹脂組成物は、脂肪族炭化水素系モノマーを含有することを特徴とする。
上記第1の発明によれば、ダニや花粉等のアレルゲンを抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持できる耐久性も有している。
すなわち、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物が塗膜を構成する硬化樹脂により保持されることで、抗アレルゲン剤のブリードや無機化合物の欠落を有効に防止することができ、抗アレルゲン性能を長期間発現させ耐久性を付与することができる。
さらに、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径を塗膜の厚み以上の大きさとすることで、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物が塗膜表面に露出し、これにより抗アレルゲン性能を発現させることができる。
上記第2の発明および上記第3の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、ダニや花粉等のアレルゲンを特に抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持する耐久性も特に高めることができる。
上記第4の発明によれば、無機化合物に担持された抗アレルゲン剤と相互作用しにくい脂肪族炭化水素系モノマーを硬化性樹脂組成物に含有させることで、抗アレルゲン性能を高めることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる抗アレルゲン剤が担持された無機化合物は、抗アレルゲン剤(A)と無機担体(B)とからなる。
抗アレルゲン剤(A)は、抗アレルゲン性を有する物質であり、その具体例としては、アニオン系界面活性剤、フェノール系ポリマー、金属塩等が挙げられる。
アニオン系界面活性剤の具体例としては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルジフェニルエーテルスルホン酸ジナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、塩化ヘキサデシルピリジニウム、臭化ヘキサデシルピリジニウム、臭化オクタデシルピリジニウム、臭化ドデシルピコリニウム、塩化ドデシルピリジニウム、塩化ベンジルピリジニウム、塩化ブチルピリジニウム、アンモニウム塩、トリエタノールアミンやオクタデシルトリメチルアミン等のアミン、アミン塩等が挙げられる。
フェノール系ポリマーの具体例としては、没食子酸、ポリビニルアルコール、ポリ(4−ビニルフェノール)、ポリチロシン、リグノフェノール誘導体、セルロース、スターチ、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、イヌリン、キトサン、クラスターデキストリン、グアーガム、タンニン酸、カテキン、キチン、キトサン、植物抽出物等が挙げられる。
金属塩の具体例としては、銅、亜鉛、ジルコニウム、錫、鉛、アルミニウム等の2〜4価の金属の硫酸塩、酢酸塩、リン酸塩や、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム等のアルカリ金属の炭酸塩、およびこれらを含む複塩等を挙げることができ、例えば、硫酸亜鉛、明礬、酢酸鉛等を用いることができる。
上記の抗アレルゲン剤(A)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも、着色レベルが低く、素地の外観を損ねることがなく、市販され容易に入手可能であり、安全性が高いものが好ましい。
無機担体(B)としては、従来より知られている無機担体を特に制限なく用いることができ、通常は表面積の大きいものが好ましい。具体的には、無機酸化物、すなわちAl、La、Ce、Si、Ti、Zr、Th、V、Nb、Ta、Cr等の酸化物や、これらを2種以上複合させたもの、例えばシリカアルミナ、シリカマグネシア、シリカチタニア、アルミナチタニア、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、燐酸ジルコニウム、多孔質セラミックス等を用いることができ、あるいはモンモリロナイト、カオリン等の粘土鉱物や珪藻土等の天然物を用いることもできる。中でも、物理的、化学的に長期間安定なものが好ましく、特にシリカ、シリカゲル、燐酸ジルコニウム等が好ましい。
そして無機担体(B)としては、上記に例示したような無機担体に銀イオンまたは銅イオンを担持させたものが好ましく用いられる。
無機担体(B)に抗アレルゲン剤(A)を担持させる方法は、特に制限はなく、例えば従来より知られている方法を用いることができる。例えば、粉末状、ペレット状等に成型した無機担体(B)に、所望の抗アレルゲン剤(A)の水溶液を含浸させ、余分な水分を濾過または蒸発により除去し、乾燥した後、必要に応じて焼成することにより無機担体(B)に抗アレルゲン剤(A)を担持させることができる。あるいは、無機担体(B)のヒドロゾルまたはスラリーに所望の抗アレルゲン剤(A)の水溶液を加え、混練した後乾燥し、必要に応じて焼成することにより無機担体(B)に抗アレルゲン剤(A)を担持させることができる。
無機担体(B)への抗アレルゲン剤(A)の担持量は、特に制限はなく、無機担体(B)や抗アレルゲン剤(A)の種類によって異なるが、余り多過ぎると無機担体(B)の長期安定性が発揮されず、少な過ぎると抗アレルゲン剤(A)の性能が発揮されない。無機担体(B)への抗アレルゲン剤(A)の担持量は、通常は無機担体(B)に対して0.1〜80質量%、好ましくは1〜60質量%の範囲内である。
抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径(レーザー回折・散乱法)は、好ましくは30μm以下である。平均粒径が30μmを超えると、意匠性、加工性が低下する場合がある。
抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の配合量は、抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物の固形分量に対して好ましくは5〜50質量%、より好ましくは10〜30質量%である。当該配合量が少な過ぎると、抗アレルゲン性能が不十分となる場合があり、当該配合量が多過ぎると、塗膜の耐久性を確保することができない場合がある。
本発明の木質板は、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を含有する硬化性樹脂組成物により形成された塗膜を有し、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み以上の大きさである。抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径を塗膜の厚み以上の大きさとすることで、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物が塗膜表面に露出し、これにより抗アレルゲン性能を発現させることができる。
ここで、「塗膜の厚み」とは、硬化性樹脂組成物の樹脂成分の硬化による硬化樹脂の厚みのことである。
硬化性樹脂組成物で形成される塗膜の厚みは、好ましくは15μm以下、より好ましくは3〜10μmである。塗膜の厚みを15μm以下とすることで、抗アレルゲン剤を担持した平均粒径30μm以下の無機化合物の微粒子の欠落を有効に防止しつつ、抗アレルゲン性能を付与することができる。
抗アレルゲン剤を担持した無機化合物の微粒子の平均粒径と硬化性樹脂組成物で形成される塗膜の厚みとの比率は、好ましくは1:0.1〜1:1、より好ましくは1:0.5〜1:1である。当該比率をこの範囲内とすることで、ダニや花粉等のアレルゲンを特に抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持する耐久性も特に高めることができる。なお、抗アレルゲン剤を担持した無機化合物の微粒子の粒子径は分布を有しているため、当該比率が1:1であっても抗アレルゲン剤を担持した無機化合物の微粒子のうち塗膜の厚みよりも大きな粒子径をもつ一部の微粒子が塗膜表面に露出し、これにより抗アレルゲン性能を発現させることができる。すなわち、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、抗アレルゲン剤を担持した無機化合物の微粒子のうちの一部の微粒子が硬化性樹脂組成物で形成される塗膜に埋没してもよい。
本発明に用いられる硬化性樹脂組成物は、塗膜耐久性の点から、樹脂を架橋させることにより硬化させて塗膜を形成するものが好ましい。このような硬化性樹脂組成物の具体例としては、活性エネルギー線硬化型の硬化性樹脂組成物、熱硬化型の硬化性樹脂組成物等が挙げられる。
活性エネルギー線硬化型の硬化性樹脂組成物としては、紫外線硬化型の硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化型の硬化性樹脂組成物等が挙げられる。
熱硬化型の硬化性樹脂組成物としては、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂物、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
本発明では、ダニや花粉等のアレルゲンを抑制することができ、かつ抗アレルゲン性能を長期間維持できる耐久性も有する木質板を短時間で容易に製造することができる点から、活性エネルギー線硬化型の硬化性樹脂組成物が好ましい。
以下、本発明に用いられる活性エネルギー線硬化型の硬化性樹脂組成物について説明する。この硬化性樹脂組成物は、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物と共に、反応性オリゴマーおよび反応性モノマーから選ばれる少なくとも1種を含有する。
上記の反応性オリゴマーは、これを硬化性樹脂組成物に配合することで、耐汚染性や耐擦傷性等の塗膜強度を向上させることができる。反応性オリゴマーは、好ましくは1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する光硬化性(メタ)アクリレートモノマーを重合して得られる樹脂である。その具体例としては、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート、アクリル酸エステル共重合体の側鎖にアクリロイル基またはメタクリロイル基を導入した共重合系(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、フッ素含有オレフィンから誘導されるユニット、重合性不飽和基含有シリコーンから誘導されるユニット、または水酸基含有不飽和エーテルから誘導されるユニットを含有する共重合体であってもよい。
上記の反応性オリゴマーは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。好ましくは、1分子中に3個以上のアクリロイル基を有するウレタンアクリレートまたはエステル変性されたエポキシアクリレートが用いられる。
反応性オリゴマーの分子量(Mw)は、好ましくは500〜4000の範囲内である。分子量が小さ過ぎると、硬化性樹脂組成物の塗膜強度が不十分となる場合がある。分子量が大き過ぎると、硬化性樹脂組成物の粘度と、耐汚染性と、抗アレルゲン性能との良好なバランスを得ることが困難となる。
反応性オリゴマーの配合量は、硬化性樹脂組成物全量に対して好ましくは10〜70質量%、より好ましくは20〜50質量%である。当該配合量が少な過ぎると、塗膜強度が不十分となる場合がある。当該配合量が多過ぎると、塗膜が硬過ぎて脆くなる場合がある。
上記の反応性モノマーは、反応性希釈剤や架橋剤として用いられ、その具体例としては、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリロイルモルフォリン、N−ビニルホルムアミド、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソボニルアクリレート、3−メトキシジブチルアクリレート、エチルカルビトールアクリレート、メトキシトリプロピレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオペンチルグリコールアクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、グリセリントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(ヘキサ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール#400アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
上記の反応性モノマーの中でも、1〜3個の(メタ)アクリロイル基を有するTg(ガラス転移温度)100℃以上のモノマーは、これを硬化性樹脂組成物に配合することで、硬化性樹脂組成物により形成される塗膜の耐汚染性、耐擦傷性、耐クラック性を共に向上させることができる。このようなTg100℃以上のモノマーの具体例としては、イソボニルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、アクリロイルモルフォリン、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
また、上記の反応性モノマーの中でも、1〜2個の(メタ)アクリロイル基を有する脂肪族炭化水素系モノマーは、これを配合することで、抗アレルゲン性能を低下することなく硬化性樹脂組成物の低粘度化を実現することができる。
抗アレルゲン剤を担持した無機化合物は、通常、水素結合能力の高い官能基を持つため、カルボニル基やエーテル基を有するポリマーとの間に相互作用が働く。しかし、アレルゲン物質を不活化する活性点である水素結合能力の高い官能基とポリマーとの間に水素結合による相互作用が働くと、十分な抗アレルゲン性能が発現しにくくなる場合がある。これに対して本発明では、抗アレルゲン剤を担持した無機化合物を分散可能な脂肪族炭化水素系モノマーを用いることにより、抗アレルゲン性能を低下することなく塗料の低粘度化を実現することができる。
脂肪族炭化水素系モノマーの具体例としては、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、グリセリントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
脂肪族炭化水素系モノマーの配合量は、抗アレルゲン性能を低下することなく硬化性樹脂組成物の低粘度化を実現すると共に、他の塗膜物性も確保する点からは、抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物の固形分量に対して好ましくは3〜45質量%、より好ましくは5〜40質量%である。
本発明の硬化性樹脂組成物には、抗アレルゲン剤を担持した無機化合物、反応性オリゴマー、および反応性モノマーに加えて、本発明の効果を損なわない範囲内において光重合開始剤を配合することができる。
光重合開始剤としては、水素引き抜き型あるいは分子内開裂型のものを用いることができる。
水素引き抜き型の光重合開始剤の具体例としては、ベンゾフェノン/アミン系、ミヒラーケトン/ベンゾフェノン系、チオキサントン/アミン系の光重合開始剤等が挙げられる。
分子内開裂型の光重合開始剤の具体例としては、ベンゾイン型、アセトフェノン型、ベンゾフェノン型、チオキサントン型、アシルフォスフィンオキサイド型の光重合開始剤等が挙げられる。中でも、反応性が高いアセトフェノン型の2,2−ジメトキシー2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒドロキシー2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、長波長まで吸収端が伸びているアシルフォスフィンオキサイド型のモノアシルフォスフィンオキサイド、ビスアシルフォスフィンオキサイドが好ましい。
光重合開始剤の配合量は、反応性を高め、かつ塗膜物性等も損なわないようにする点からは、抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物の樹脂固形分量に対して好ましくは1〜10質量%、より好ましくは3〜6質量である。
本発明の硬化性樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内において、抗アレルゲン剤を担持した無機化合物、反応性オリゴマー、反応性モノマー、および光重合開始剤以外の他の添加剤を配合することができる。このような添加剤の具体例としては、ワックス、抗菌剤、防黴剤、非反応性希釈剤、重合禁止剤、艶消し材、消泡剤、沈降防止剤、レベリング剤、分散剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、有機溶剤等が挙げられる。有機溶剤の具体例としては、アルコール、ケトン、エステル類、アミン等が挙げられる。中でも、アルコール、ケトン、エステル類等の電子供与性の高い溶剤は、より溶解し易く好適である。
本発明の硬化性樹脂組成物を木質基材に塗工し、次いで塗膜を硬化することで、木質板を得ることができる。木質板の具体例としては、フローリング床等の床材、室内の壁材、階段、框、ドア、カウンター、家具の側面板・前面板等が挙げられる。
硬化性樹脂組成物を塗工する木質基材は、突き板貼りであってもよく、印刷シート貼りであってもよく、無垢材であってもよい。また、木質基材は、必要に応じて従来公知の目止処理、着色処理等を予め表面に施すことができる。また、下塗り塗料、さらには中塗り塗料を塗布することもできる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、例えば、フローコーター、ロールコーター、吹き付け法、エアレススプレー法、エアスプレー法、刷毛塗り、コテ塗り、浸漬法、引き上げ法、ノズル法、巻き取り法、流し法、盛り付け、パッチング法、グラビアコート法等により、木質基材に塗工することができる。木質基材への塗工は、自動化により、あるいは手動により行うことができる。また、塗工回数は特に制限はなく、1回でも2回以上でもよい。
硬化性樹脂組成物を木質基材に塗工した後、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を照射することにより塗膜を硬化することができる。経済的観点からは、紫外線を用いることが好ましい。例えば高圧水銀ランプを用いた場合、照射量250〜400mJ/cm2で塗膜を硬化することができる。また、電子線を用いる場合には、例えば窒素雰囲気下、加速電圧200kV、電子線量30kGyの条件で電子線を照射し塗膜を硬化することができる。
また、活性エネルギー線で硬化性樹脂組成物を完全に硬化させる前に、予めセミキュアーの工程を導入してもよい。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例および比較例で用いた各成分は以下の通りである。
・抗アレルゲン剤が担持された無機化合物
銀が担持されたシリカゲル(サイリシア370、富士シリシア化学(株)製、平均粒径 6.4μm)100gに対し、硫酸亜鉛7水塩の30%水溶液100gを添加し、約30分間攪拌した後、120℃で3時間加熱乾燥を行い、前駆体を得た。引き続き得られた前駆体50gをイオン交換水100gに分散させた後、オクタデシルトリメチルアミン30gおよびラウリルジフェニルエーテルスルホン酸ジナトリウム30gを添加し、約30分間攪拌した後、120℃で3時間加熱乾燥を行い、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を得た。
・反応性オリゴマー
UA−6LPA、新中村化学工業(株)製、ウレタンアクリレート
・アクリルポリオール樹脂:
ACRYDIC52−666BA、DIC(株)製、アクリルポリオール、水酸基価147、固形分50%
・イソシアネート樹脂
タケネートD−170HN、武田薬品工業(株)製、NCO%22.7%、固形分100%
・反応性モノマー
アロニックスM−215、東亞合成(株)製、Tg100℃以上のモノマー
ACMO、(株)興人製、Tg100℃以上のモノマー
L−C9A、第一工業製薬(株)製、脂肪族炭化水素系モノマー
アロニックスM−309、東亞合成(株)製
アロニックスM−220、東亞合成(株)製
4−HBA、大阪有機化学工業(株)製
・光重合開始剤
IRGACURE184、Ciba社製
・艶消し材
サイロホービック704(富士シリシア化学(株)製、平均粒径6.2μm)
<実施例1>
(硬化性樹脂組成物の調製)
抗アレルゲン剤が担持された無機化合物 11.7部、UA−6LPA(新中村化学工業(株)製)27.4部、アロニックスM−215(東亞合成(株)製)2.0部、ACMO((株)興人製)11.7部、L−C9A(第一工業製薬(株)製)15.6部、アロニックスM−309(東亞合成(株)製)3.9部、アロニックスM−220(東亞合成(株)製)9.8部、4−HBA(大阪有機化学工業(株)製)7.8部、サイロホービック704(富士シリシア化学(株)製)5.9部、IRGACURE184(Ciba社製)4.2部を加えて均一に混合することにより硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
木質基材として厚さ12mmのラワン合板の表面に厚さ0.3mmのナラ材の突き板を貼着した突き板貼り合板を用い、この突き板表面に着色ステインをロールコーターで塗工し、80℃で1分乾燥後、下塗り塗料および中塗り塗料を固形分換算で合計70g/m2塗工してUV硬化させた。
次いで、上塗り塗料として、上記のようにして得られた硬化性樹脂組成物をロールコーターにて固形分換算で10g/m2塗工し、無電極紫外線照射ランプ(出力 120mW/cm、照射線量 350mJ/cm2)により硬化させ、木質基材に硬化性樹脂組成物による塗膜が形成された木質板を得た。
<実施例2>
(硬化性樹脂組成物の調製)
4−HBA(大阪有機化学工業(株)製)の代わりにMEK7.9部を用いた以外は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
木質基材として厚さ12mmのラワン合板の表面に厚さ0.3mmのナラ材の突き板を貼着した突き板貼り合板を用い、この突き板表面に着色ステインをロールコーターで塗工し、80℃で1分乾燥後、下塗り塗料および中塗り塗料を固形分換算で合計70g/m2塗工してUV硬化させた。
次いで、上塗り塗料として、上記のようにして得られた抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物をロールコーターにて固形分換算で10g/m2塗工し、60℃で1分セッティングした後、無電極紫外線照射ランプ(出力 120mW/cm、照射線量 350mJ/cm2)により硬化させ、硬化性樹脂組成物による塗膜が形成された木質板を得た。
<実施例3>
(硬化性樹脂組成物の調製)
抗アレルゲン剤が担持された無機化合物 12.2部、UA−6LPA(新中村化学工業(株)製)28.6部、アロニックスM−215(東亞合成(株)製)2.0部、ACMO((株)興人製)12.2部、L−C9A(第一工業製薬(株)製)16.3部、アロニックスM−309(東亞合成(株)製)4.1部、アロニックスM−220(東亞合成(株)製)10.2部、4−HBA(大阪有機化学工業(株)製)8.2部、サイロホービック704(富士シリシア化学(株)製)6.1部を加えて均一に混合することにより硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
木質基材としての化粧シート貼り合板を用い、この化粧シート表面にプライマー層を塗工し、上塗り塗料として、上記のようにして得られた抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物をグラビアコート法により10g/m2塗工し、酸素濃度100ppmの雰囲気下、加速電圧175KeV、5Mrad(50kGy)の条件で電子線を照射して樹脂を硬化させ、木質基材に抗アレルゲン塗膜形成用樹脂組成物による塗膜が形成された木質板を得た。
<実施例4>
(硬化性樹脂組成物の調製)
抗アレルゲン剤が担持された無機化合物 17.7部、ACRYDIC52−666BA(DIC(株)製)23.6部、タケネートD−170HN(武田薬品工業(株)製)2.5部、サイロホービック704(富士シリシア化学(株)製)8.9部、MEK47.3部を加えて均一に混合することにより硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
木質基材として厚さ12mmのラワン合板の表面に厚さ0.3mmのナラ材の突き板を貼着した突き板貼り合板を用い、この突き板表面に着色ステインをロールコーターで塗工し、80℃で1分乾燥後、下塗り塗料および中塗り塗料を固形分換算で合計70g/m2塗工してUV硬化させた。
次いで、上塗り塗料として、上記のようにして得られた硬化性樹脂組成物をロールコーターにて固形分換算で10g/m2塗布し、常温で1週間反応させて硬化させ、木質基材に硬化性樹脂組成物による塗膜が形成された木質板を得た。
<比較例1>
(硬化性樹脂組成物の調製)
UA−6LPA(新中村化学工業(株)製)31.0部、アロニックスM−215(東亞合成(株)製)2.2部、ACMO((株)興人製)13.3部、L−C9A(第一工業製薬(株)製)17.7部、アロニックスM−309(東亞合成(株)製)4.4部、アロニックスM−220(東亞合成(株)製)11.1部、4−HBA(大阪有機化学工業(株)製)8.9部、サイロホービック440(富士シリシア化学(株)製)6.6部、IRGACURE184(Ciba社製)4.8部を加えて均一に混合することにより硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
上記のようにして得られた硬化性樹脂組成物を用いて、実施例1と同様にして木質板を製造した。
<比較例2>
(硬化性樹脂組成物の調製)
実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物を調製した。
(木質板の製造)
上塗り塗料として、硬化性樹脂組成物を固形分換算で20g/m2塗工した以外は、実施例1と同様にして木質板を製造した。
実施例1〜4および比較例1、2の硬化性樹脂組成物、およびこれらを用いて得られた木質板について、下記の評価を行った。
[塗膜の厚み]
実施例1〜4および比較例1、2の木質板の断面を切断し、塗膜の厚みを走査線電子顕微鏡(SEM)により測定した。
[抗アレルゲン性能]
予め調製したダニ抗原(アサヒビール(株)製、精製ダニ抗原Delf2)の水溶液0.4mlを実施例1〜4および比較例1、2の木質板の塗膜に滴下した(初期濃度 C=T)。24時間後、木質板上のダニ抗原液を回収し、ダニアレルゲン濃度Tを免疫クロマトグラフィー(ダニスキャン、アサヒフードアンドヘルスケア社製)により、抗体とアレルゲン不活化処理した抗原との抗原抗体反応に基づき測定した。測定結果に基づき下記の基準により抗アレルゲン性能を評価した。
○: C>T (初期の抗原濃度より低下)
×: C=T (初期の抗原濃度と同じ)
[耐擦傷性]
次の耐摺動性試験を行った。実施例1〜4および比較例1、2の木質板における塗膜形成面に1.0kgの荷重で雑巾掛けを往復10万回行い、その後の外観状態を目視にて判定し、下記の基準により耐擦傷性を評価した。
○: 外観異常なし
×: 塗膜に白化または傷あり
[耐汚染性]
(耐カレー染色性試験)
実施例1〜4および比較例1、2の木質板の塗膜にカレー粉(ヱスビー食品(株)製)を湯で溶いたもの(濃度10%)を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし、色差計(CM2600:コニカミノルタセンシング(株)製)を用いて、試験前後の表面のLab値を測定し、色差ΔEを算出した。そして下記の基準により評価した。
○: ΔE≦3.0
×: 3.0<ΔE
(耐アルカリ性試験)
実施例1〜4および比較例1、2の木質板の塗膜に5%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし、外観状態より下記の基準により評価した。
○: 外観異常なし
×: 塗膜に白化あり
(耐酸性試験)
実施例1〜4および比較例1、2の木質板の塗膜に1%塩酸%水溶液を滴下し、水分が蒸発しないように時計皿を被せて24時間保持した。24時間後、水洗いし、外観状態より下記の基準により評価した。
○: 外観異常なし
×: 塗膜に白化あり
実施例1〜4および比較例1、2の配合(質量部)および評価結果を表1に示す。
Figure 2010173115
表1より、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を含有する硬化性樹脂組成物により形成された塗膜を有し、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み以上の大きさである実施例1〜4では、抗アレルゲン性能を有していた。また耐擦傷性、耐汚染性も有していた。
一方、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を配合しなかった比較例1では、抗アレルゲン性能を有していなかった。
また、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を配合したが、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み未満の大きさである比較例2も、抗アレルゲン性能を有していなかった。

Claims (4)

  1. 抗アレルゲン剤が担持された無機化合物を含有する硬化性樹脂組成物により形成された塗膜を有し、抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径が塗膜の厚み以上の大きさであることを特徴とする木質板。
  2. 抗アレルゲン剤が担持された無機化合物の平均粒径と硬化性樹脂組成物により形成された塗膜の厚みとの比率が1:0.1〜1:1であることを特徴とする請求項1に記載の木質板。
  3. 硬化性樹脂組成物は、活性エネルギー線硬化型であることを特徴とする請求項1または2に記載の木質板。
  4. 硬化性樹脂組成物は、脂肪族炭化水素系モノマーを含有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の木質板。
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