JP2000104016A - 床材の被覆組成物 - Google Patents

床材の被覆組成物

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JP2000104016A
JP2000104016A JP27295198A JP27295198A JP2000104016A JP 2000104016 A JP2000104016 A JP 2000104016A JP 27295198 A JP27295198 A JP 27295198A JP 27295198 A JP27295198 A JP 27295198A JP 2000104016 A JP2000104016 A JP 2000104016A
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coating composition
coating
coating film
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oligomer
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JP27295198A
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English (en)
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Yoji Tominaga
洋二 富永
Nobuo Yamamura
信雄 山村
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GENGEN KAGAKU KOGYO KK
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GENGEN KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行負荷による表面光沢の劣化が少なく、ラ
ード、プロセスオイルなどによる着色汚れがわずかで、
かつ研磨などによって着色汚れを簡単に取り除くことが
できる、床材表面の被覆組成物、これを被覆した床面被
覆体及びその製造方法、並びに光沢保持性に優れた樹脂
塗膜を作成し得る複合フィルムを提供する。 【解決手段】 床材表面に塗布する被覆組成物である。
被覆組成物は、光硬化型オリゴマーと光開始剤とを含有
している。光硬化型オリゴマーの1分子当たりの平均官
能基数は4以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、表面光沢保持のために床材表面
に塗布する被覆組成物、これを被覆した床面被覆体及び
その製造方法、並びに光沢保持性に優れた樹脂塗膜を形
成するための複合フィルムに関する。
【0002】
【従来技術】ファーストフード店、コンビニエンススト
ア、百貨店、体育館、病院、事務所、住居、工場などの
床材料としては、i) 塩化ビニルなどの樹脂系タイル及
びシート、ii) フローリングなどの木質系材料、iii)
磁器タイルなどのセラミックス系材料、iv) 大理石など
の石材料、及びv) モルタルなどのコンクリート系材料
などが用いられている。
【0003】これらの床材料は、そのまま用いることが
できるが、一般的にはワックス等の艶出し剤を塗布して
表面劣化防止、耐久性向上、光沢付与、滑り止めなどを
図っている。また、我々は、艶出し剤の塗布による、煩
雑な日常床メンテナンス作業や艶出し剤の剥離作業を軽
減するために、床面用水性塗料の発明(特願平8−24
8703号)、塗装作業自体を不要とする複合フィルム
(特願平9−254347号)を提案した。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の床
面用水性塗料や複合フィルムを用いても、施工後数ヶ月
経過すると店舗床面の光沢が低下する。また、土砂、ラ
ード等の食用オイル、靴底ゴムに含まれているプロセス
オイル等により、床面に汚れが付着し目立つ。しいて
は、従来の艶出し剤の塗布層と同様に、塗膜を剥離せざ
るを得なくなることも多い。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑み、歩行
負荷による表面光沢の劣化が少なく、ラード、プロセス
オイルなどによる着色汚れがわずかで、かつ研磨などに
よって着色汚れを簡単に取り除くことができる、床材表
面の被覆組成物、これを被覆した床面被覆体及びその製
造方法、並びに、光沢保持性に優れた樹脂塗膜を作成し
得る複合フィルムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、床材表面に塗布する被覆
組成物であって、該被覆組成物は、光硬化型オリゴマー
と光開始剤とを含有してなり、かつ上記光硬化型オリゴ
マーの1分子当たりの平均官能基数は4以上であること
を特徴とする被覆組成物である。
【0007】本発明は、光硬化型オリゴマーの1分子当
たり平均官能基数が上記被覆組成物を硬化させた塗膜の
光沢保持性能に関係しているという新規な知見に基づき
なされたものである。
【0008】即ち、本発明においては、被覆組成物に含
まれる光硬化型オリゴマーの1分子当たりの平均官能基
数が4以上である。被覆組成物を床材表面に塗布し光を
照射すると光硬化型オリゴマーが光開始剤によって結合
硬化する。これにより、床材表面に、光沢劣化を防止し
得る塗膜が形成される。従って、本発明の被覆組成物に
より形成された塗膜は、歩行負荷による表面光沢の劣化
が少なく、光沢保持性能に優れている。また、ラード、
プロセスオイルなどによる着色汚れが目立たない。
【0009】また、上記塗膜の汚れは、研磨などによっ
て簡単に取り除くことができ、床材表面のリフレッシュ
作業が容易である。塗膜の剥離も可能であり,重ねて塗
膜を形成することもできる。また,塗膜の傷の修復もで
きる。更に、日常清掃方法は極めて簡便な方法でよい。
例えば、ダスタークロス、集塵ブラシ、吸引式掃除機
や、水、中性洗剤のモップ拭き等で、塗膜を清掃するこ
とにより、床材表面の光沢が回復する。よって、ポリッ
シャー、バーニッシャーなどの機械的方法による日常清
掃は一切不要であり、維持管理費の大幅な削減を図るこ
とができる。
【0010】また、塗膜表面に付着した汚れは、サンド
ペーパや研磨剤入りコンパウンドやクレンザ等による研
磨によって簡単に除去できる。但し、研磨方法によって
は、研摩により汚れを除去した後バフィングすることに
より光沢を回復させることが必要となる場合である。つ
まり、本発明の被覆組成物により形成した塗膜は、床メ
ンテナンスの総コストの大幅な削減につながる。
【0011】次に、本発明の詳細について説明する。光
硬化型オリゴマー1分子当たりの平均官能基数とは、光
硬化型オリゴマー1分子中に含まれる官能基の数の平均
値をいう。この平均官能基数は、光硬化型オリゴマーが
複数種類の場合にはその光硬化型オリゴマーの平均分子
量を用いて計算した値となる。
【0012】光硬化型オリゴマーが2種類である場合に
おける、平均分子量を用いた1分子当たりの平均官能基
数の計算方法について例示説明する。2種類の光硬化型
オリゴマーの平均分子量をMa、Mbとし、その添加重
量をWa、Wb、1分子当たりの平均官能基数をNa、
Nbとすると、1分子当たりの平均官能基数Nは、N=
{(Wa/Ma)・Na+(Wb/Mb)・Nb}/
{(Wa/Ma)+(Wb/Mb)}であらわされる。
【0013】被覆組成物がモノマーを含有する場合に
は、モノマーの平均官能基数は、上記光硬化型オリゴマ
ーの平均官能基数には含まれない。モノマーは光硬化型
オリゴマーとともに硬化反応をおこすが、実質的にモノ
マー配合は塗膜の光沢保持性能に影響を与えないからで
ある。その理由は、モノマー配合量は光硬化型オリゴマ
ーに比べて少ないからであると考えられる。
【0014】上記光硬化型オリゴマーは、1分子当たり
の平均官能基数が4以上である。これにより、床材表面
に、光沢劣化を防止し得る塗膜を形成することができ
る。一方、4未満の場合には、光沢劣化のおそれがあ
る。
【0015】光硬化型オリゴマーの1分子当たりの平均
官能基数は、5以上であり、更には6以上であることが
好ましい。これにより、光沢劣化防止効果が更に高くな
る。また、光硬化型オリゴマーの1分子当たりの平均官
能基数の上限は、15〜20程度であることが好まし
い。1分子あたりの官能基数が多くなると官能基の反応
率が低下するからであり、また官能基を極めて多くする
ことが合成上困難であるからである。
【0016】上記官能基としては、アクリロイル基、ビ
ニル基、メタクリロリル基、アリル基等がある。この
中、アクリロイル基がより好ましい。
【0017】上記光硬化型オリゴマーとしては、例え
ば、エポキシアクリレートオリゴマー、アルキドアクリ
レートオリゴマー、ウレタンアクリレートオリゴマー、
ポリエステルアクリレートオリゴマー、ポリエーテルア
クリレートオリゴマー、メラミンアクリレートオリゴマ
ー、ポリブタジエンアクリレートオリゴマー、ポリオー
ルアクリレートオリゴマー、シリコンアクリレートオリ
ゴマー、不飽和ポリエステル樹脂、及び不飽和(メタ)
アクリル樹脂のグループから選ばれる1種又は2種以上
を用いることができる。
【0018】上記光硬化型オリゴマーは、水性エマルシ
ョン系及び/又は水性ディスパーション系であることが
好ましい。ここで、水性エマルション系とは、水中で液
滴として分散し乳化する性質をいう。水性ディスパーシ
ョン系とは、水中で粒子として分散する性質をいう。
【0019】水性エマルション系及び/又は水性ディス
パーション系の光硬化型オリゴマーは、塗膜乾燥時に臭
気がなく、洗浄用有機溶剤が不要である。また、一般に
粘度が低いため、刷毛、ローラー、ムートン、モップ、
吹付けなどの簡易な塗布方法に適している。
【0020】また、光硬化型オリゴマーは、有機系や無
溶剤系であってもよい。この場合には、溶媒除去が不要
か又は短時間で足りる。上記光開始剤は、光を照射した
ときに光硬化型オリゴマーの硬化反応を開始させる。光
開始剤には、開裂型、水素引き抜き型、イオン反応型が
あるが(UV・EB硬化技術、昭和57年、(株)総合
技術センター出版事業部、第152頁)、いずれも用い
ることができる。
【0021】上記光開始剤としては、例えば、ベンジル
ジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モンフォリノプロパノン−1、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルフォリノフェニル)−ブタノン−1,1−〔4−(2
−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−プロパン−1−オン、ビス(シクロ
ペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3(ピ
ル−1−イル)フェニル)チタニウム、ビスアシルフォ
スフォンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルジフェニルフォスフインオキサイド、ベンゾインアル
キルエーテルがある。
【0022】続いて、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインイソブチルエーテル、1−(4−イソプ
ロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパ
ン−1−オン、P−tert−ブチルトリクロロアセト
フェノン、P−tert−ブチルジクロロアセトフェノ
ン、ベンジル、ベンゾイン、アセトフェノン、ベンゾフ
ェノンがある。
【0023】続いて、1−フェニル−1,2−プロパン
ジオン−2−(O−エトキシカルボニル)オキシム、2
−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、
ジベンゾスベロン、2,4−ジエチルチオキサントン、
2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジメ
チルチオキサントン、4,4’−ジクロルベンゾフェノ
ン、4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、
4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、3,
3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカーボ
ニル)ベンゾフェノン、ベンザルアセトン、ビアセチ
ル、α,α−ジクロル−4−フェノキシアセトフェノ
ン、2−エチルアンスラキノンがある。
【0024】続いて、n−ブチルベンゾインエーテル、
イソブチルベンゾインエーテル、テトラメチルチウラム
スルフィド、アゾビスイソブチルニトリル、ベンゾイル
パーオキサイド、3,3−ジメチル−4−メトキシベン
ゾフェノン、メチルベンゾイルフォーメート、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、アシロキシムエステル、塩
素化アセトフェノン、ヒドロキシアセトフェノン、アシ
ルホスフィンオキサイド、イソブチルチオキサントン、
4−N,N’−ジメチルアセトフェノン、アセトフェノ
ンジエチルケタール、4’−イソプロピル−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピオフェノンがある。
【0025】続いて、フェニルグリオキシル酸メチル、
O−ベンゾイル安息香酸メチル、P−ジメチルアミノ安
息香酸メチル、2,2’−ビス(O−クロロフェニル)
−4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビ
イミダゾール、10−ブチル−2−クロロアクリドン、
カンファーキノン、3−ケトクマリン、アンスラキノ
ン、α−ナフチル、アセナフセン、P,P’−ジメトキ
シベンジル、P,P’−ジクロロベンジル、2,6−ジ
メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ベ
ンゾイルジエトキシホフィンオキサイド、α−クロルア
ンスラキノン、2−tert−ブチルアンスラキノン、
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチル−ペンチルホスフィンオキサイド等がある。
これらはいずれも、単独で用いることも、複数種を組み
合わせて用いることもできる。
【0026】光硬化型オリゴマー100重量部に対する
光開始剤の配合比は、0.01〜10重量部であること
が好ましい。これにより、被覆組成物の光硬化反応が効
果的に行われる。
【0027】本発明の被覆組成物には、上記光硬化型オ
リゴマー及び光開始剤のほかに、必要に応じてモノマー
や添加剤又は溶剤などを添加することができる。モノマ
ーは、反応性希釈剤ともいわれ、一般に光硬化型オリゴ
マーの低粘度化のために添加するが、床材との密着性及
び柔軟性など塗膜性能の向上のために添加されることが
ある。
【0028】上記モノマーとしては、例えば、単官能モ
ノマーとして、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、ヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシルメチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、N,N’−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、N,N’−ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、カルビト
ールアクリレート、イソボルニルアクリレート、スチレ
ン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、ビニルトルエン等
がある。
【0029】また、2官能モノマーとして、例えば、
1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリストールジアクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジアクリレート等があ
る。
【0030】また、多官能モノマーとして、例えば、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレート、テトラメチロールメタンテ
トラアクリレート、N,N,N’,N’−テトラキス
(β−ヒドロキシエチル)エチルジアミンのアクリル酸
エステル等がある。また、アリル系モノマーとして、例
えば、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、
ジアリルアジペート等がある。これらはいずれも、単独
で用いることも、複数種を組み合わせて用いることもで
きる。
【0031】モノマーは、光硬化型オリゴマー100重
量部に対して、0〜400重量部添加することができ
る。400重量部を超える場合には、塗膜の耐摩耗性、
耐薬品性、耐候性などの塗膜物性が低下するおそれがあ
るからである。
【0032】上記添加剤には、増感剤、着色剤、消泡
剤、湿潤剤、レベリング剤、粘度調整剤、貯蔵安定剤、
抗菌剤、滑り止め剤、塗膜ひび割れ防止剤、密着促進
剤、分散剤、界面活性剤、体質顔料などがある。いずれ
も、既知のものを用いることができる。
【0033】上記被覆組成物を塗布する床材としては、
例えば、プラスティック、木質材、セラミックス、石
材、コンクリート、金属などがある。更に具体的には、
プラスティックとしては、コンポジションビニル床タイ
ル、ホモジニアスビニル床タイル、複合床タイル、ゴム
床タイル、発泡層を有しないビニル床シート、発泡層を
有するビニル床シート、クッションフロア、リノリュー
ム床材、塩化ビニル等がある。木質材としては、単層フ
ローリング、複合フローリング、縁甲板、コルクタイ
ル、木煉瓦、塗り床材などがある。セラミックスとして
は、陶製タイル、磁器質タイル、陶器質タイル、陶製ブ
ロック、ノンスリップタイルなどがある。石材として
は、花崗岩、大理石、テラゾータイルなどがある。コン
クリートとしては、例えば、モルタルがある。
【0034】上記被覆組成物は、床材表面を被覆する塗
膜を形成する。かかる塗膜を有する床面被覆体を製造す
る方法としては、例えば、床材表面に上記被覆組成物を
塗布する工程と、上記被覆組成物に光を照射して硬化さ
せる工程とからなることを特徴とする床面被覆体の製造
方法がある。
【0035】被覆組成物は、上記組成からなるため、こ
れを光硬化させると、光沢保持性能に優れた塗膜が形成
される。
【0036】上記床材表面には、上記被覆組成物を塗布
する前に、シーラー用樹脂膜を形成することが好まし
い。シーラー用樹脂膜は、床材表面への被覆組成物の浸
透を抑制するため、被覆組成物の乾燥厚み制御を正確に
行うことができる。特に、木質系などの被覆組成物が浸
透しやすい床材については、上記シーラー用樹脂膜を形
成することの意義は大きい。
【0037】被覆組成物が浸透しやすい床材はシーラー
用樹脂膜を形成することなく直接被覆組成物を塗布する
と、長時間光照射しても床材内部に深く浸透した被覆組
成物を完全硬化させることが困難となり、また未硬化の
被覆組成物が経時的に滲み出てくる場合がある。
【0038】上記シーラー用樹脂膜は、ウレタン系、ア
クリル系、エポキシ系、酢酸ビニル系など、通常シーラ
ー用塗料として使用される樹脂を用いることができ、有
機系、水溶液系または水性エマルション系、水性ディス
パーション系を問わない。
【0039】シーラー用樹脂膜の乾燥は、光硬化、自然
乾燥、熱風乾燥など、通常塗料の乾燥方法で行うことが
できるが、一般には乾燥時間が短く光劣化の少ない方法
が好ましい。シーラー用樹脂膜の樹脂硬化は、被覆組成
物の塗布前に行うことが好ましい。被覆組成物の床材表
面への浸透を防止するためである。
【0040】シーラー用樹脂膜の厚みは、床面表面に必
要とされる種々の機能により自由に設定できる。被覆組
成物の床材内部への浸透を防ぎ、かつ要求される塗膜性
能が発揮される膜厚がよい。
【0041】被覆組成物に照射する光は、高圧水銀灯、
メタルハライドランプなどの紫外線がある。照射面での
照射光量は、1〜5000mJ/cmであることが好
ましい。1mJ/cm未満の場合には、光硬化型オリ
ゴマーの硬化速度が遅くなり、5000mJ/cm
超える場合には、照射能力の低い設備を用いるときは長
い照射時間が必要となり、短時間でその照射光量を照射
しようとすると設備費が高くなり、また塗膜劣化のおそ
れがあるからである。更には、10〜3000mJ/c
であることが好ましい。
【0042】その他、被覆組成物に照射する光は、ハロ
ゲンランプ、キセノンランプ等の可視光、太陽光でもよ
いが、硬化を良好に行うためには、紫外線部を含む短波
長成分の多い光が好ましい。
【0043】被覆組成物の塗布厚みは、乾燥厚みで、少
なくとも4μm以上、好ましくは7μm以上、より好ま
しくは11μm以上であることが好ましい。4μm未満
の場合には、塗膜の初期光沢が低くなるおそれがあり、
7μm未満の場合には研磨等で塗膜の汚染部分を取り除
いたときに塗膜の光沢が低下するおそれがある。また、
11μm以下の場合には、塗膜表面を繰り返し研磨等で
塗膜の汚染部分を取り除いたときに塗膜の光沢が低下す
るおそれがある。
【0044】また、被覆組成物の塗布厚みは、乾燥厚み
で、200μm以下であることが好ましい。200μm
を超える場合には、塗布作業が長時間になり、塗膜の乾
燥や硬化に必要な時間や照射光量も大きくなるほか、塗
膜の収縮によるひび割れや床材反りが生じるおそれがあ
る。
【0045】上記の製造方法により得られる床面被覆体
としては、例えば、床材表面に塗膜を被覆してなる床面
被覆体であって、上記塗膜は、光硬化型オリゴマーと光
開始剤とを含有してなり、かつ上記光硬化型オリゴマー
の1分子当たりの平均官能基数は4以上である被覆組成
物を光硬化させたものであることを特徴とする床面被覆
体がある。
【0046】上記塗膜は、上記被覆組成物を光硬化させ
たものであるため、上記のごとく、光沢保持性能に優れ
ている。上記塗膜の厚みは、上記被覆組成物の乾燥塗布
厚みと同様であることが好ましい。
【0047】また、上記被覆組成物を用いて樹脂塗膜を
形成する方法としては、例えば、床材表面に樹脂塗膜を
形成するための複合フィルムであって、上記複合フィル
ムは、床材に対して密着する側に設けた樹脂塗膜と、床
材に対して密着する側と反対側に設けた基材シートと、
上記基材シートに接して塗布された被覆組成物とからな
り、当該被覆組成物は、上記で述べた被覆組成物である
ことを特徴とする複合フィルムがある。
【0048】上記複合フィルムを、床材表面に、樹脂塗
膜の側を密着させ、硬化させた後に、基材シートを除去
する。すると、床材表面に樹脂塗膜が形成され、その表
面には上記被覆組成物を硬化させてなる塗膜が形成され
る。塗膜は、上記のごとく、上記光沢保持性能に優れて
いるため、樹脂塗膜の光沢は長期間持続し、耐久性があ
る。従って、上記複合フィルムによれば、光沢が長期間
持続する樹脂塗膜を形成することができる。
【0049】樹脂塗膜は、硬化前に水に溶解可能な水溶
性樹脂であることが好ましい。水を溶剤として用いるこ
とができるため、有機系溶剤を用いる必要はなく、乾燥
時に環境を汚染することがなく、塗布作業がしやすい。
上記水溶性樹脂としては、エポキシ系、アクリル系、ア
クリルウレタン系、ウレタン系、酢酸ビニル系などの樹
脂がある。
【0050】また、樹脂塗膜は、床材表面側に設けた水
溶性樹脂層と、床材表面側と反対側に設けた非水溶性樹
脂層とからなり、上記水溶性樹脂層は、硬化前に水に溶
解可能であり、ビニル基を有する反応性化合物とポリビ
ニルアルコールとを含むことが好ましい。これにより、
樹脂塗膜の耐水性及び密着性が高くなる。また、上記非
水溶性樹脂層を上記被覆組成物により形成することがで
きる。上記ビニル基を有する反応性化合物は、アクリル
系、不飽和(メタ)アクリル系、不飽和ポリエステル、
アルキド、エポキシ系などがある。
【0051】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本例では、各種光硬化型オリゴマー1種類を用いて被覆
組成物を調製しこれを塗膜としたときの、光沢保持性能
を評価した。まず、1分子当たりの平均官能基数の異な
る各光硬化型オリゴマー100重量部に対して、光開始
剤としてダロキュア1173(日本チバガイギー(株)
製)2重量部を加えて、床材の被覆組成物を調製した。
光硬化型オリゴマーは、表1に示すごとく、ウレタン系
(試料1〜12)、ポリエステル系(試料13〜1
7)、エポキシ系(試料18)、ポリエーテル系(試料
19〜23)である。
【0052】次に、#400サンドペーパーで研磨した
ポリエステル化粧板に、上記被覆組成物をアプリケータ
で平均乾燥厚み20μmとなるように塗布した。ここ
で、有機系の光硬化型オリゴマーで粘度の高いものは、
酢酸ブチルアセテートでアプリケータ塗布可能な粘度に
なるよう希釈して用いた。1時間以上放置した後、高圧
水銀灯(H05−L21;アイグラフィックス(株)
製)を用いて、光量2700mJ/cmの光を照射し
た。これにより、ポリエステル化粧板に被覆組成物から
なる塗膜を形成した。
【0053】次に、上記塗膜の光沢保持性能を評価し
た。評価方法は、塗膜表面の上に珪砂8号を介して荷重
1200g/cmの金属塊をのせ、金属塊を40回往
復させる試験を行った。試験前後の表面光沢度(測定角
度60°)の差で評価した。表面光沢度は、堀場製作所
製のグロスチェッカー(商品名IG−330)で測定し
た。
【0054】塗膜の光沢保持性能は、表面光沢度差が小
さいほど高いことになる。一般に、表面光沢度は、40
〜90であることが望まれる。なお、金属塊の40回往
復後の塗膜表面は、人の往来の激しい店舗での3ヶ月間
後の床材表面に相当する。
【0055】試験前の塗膜の初期表面光沢度は、いずれ
の塗膜でも、90±10であった。試験の前と後の表面
光沢度差を、図1、表1に示した。測定結果より、塗膜
の表面光沢度差は、光硬化型オリゴマー1分子当たりの
平均官能基数と密接な関係があり、1分子当たりの平均
官能基数がそれぞれおよそ(4±1)、(5±1)、
(6±1)のときに、表面光沢度差がそれぞれ約40、
30、30未満となっていることがわかる。なお、表面
光沢度差が40、30、30未満の場合における試験後
の表面光沢度は、それぞれ50、60、60より大であ
る。また、光沢保持性能は、表面光沢度差が小さいほど
高いことになる。一般に、表面光沢度そのものは、好ま
しくは50〜90、更に好ましくは60〜90であるこ
とが望まれる。
【0056】
【表1】
【0057】実施形態例2 本例では、2種類の光硬化型オリゴマーを用いて床材表
面に塗膜を形成し、光沢保持性能を評価した。まず、2
種類のウレタン系光硬化型オリゴマーを準備した。これ
らは、互いに平均分子量を用いて計算した1分子当たり
の平均官能基数が異なる。この2種類のウレタン系光硬
化型オリゴマーを表2に示すごとく適当な配合比で混合
し、試料24〜29とした。各試料合計100重量部に
対して、光開始剤としてダロキュア1173(日本チバ
ガイギー(株)製)2重量部を加えた。また、必要に応
じて希釈剤としての酢酸ブチルアセテート0〜30重量
部を加えた。これにより、床材の被覆組成物を調製し
た。
【0058】次に、#400サンドペーパーで研磨した
ポリエステル化粧板に、上記被覆組成物を実施形態例1
と同様に塗布し、平均乾燥厚み20μmの塗膜を得た。
塗膜の光沢保持性能について実施形態例1と同様に評価
した。評価結果を図2、表2に示した。
【0059】測定結果によれば、平均分子量を用いて計
算した1分子当たりの平均官能基数が、それぞれおよそ
(4±1)、(5±1)のときに、表面光沢度差がそれ
ぞれ約40、30となっていた。2種の光硬化型オリゴ
マーを用いて塗膜を形成した場合には、塗膜の表面光沢
度差は、平均分子量を用いて計算した光硬化型オリゴマ
ー1分子当たりの平均官能基数と密接な関係があり、そ
の関係は、実施形態例1のように1種類の光硬化型オリ
ゴマーを用いた場合と同様である。また、光沢保持性能
は、表面光沢度差が小さいほど高いことになる。一般
に、表面光沢度そのものは、好ましくは50〜90、更
に好ましくは60〜90であることが望まれる。
【0060】
【表2】
【0061】実施形態例3 本例では、光硬化型オリゴマーの官能基1個当たりの数
平均分子量と光沢保持性能との関係を調べた。実施形態
例1で用いた各種光硬化型オリゴマー(試料1〜23)
の官能基1個当たりの数平均分子量を調査した。その数
平均分子量をX軸、実施形態例1、2の評価結果である
表面光沢度差をY軸に表し、図3に図示した。
【0062】図3より、光硬化型オリゴマーの官能基1
個当たりの数平均分子量が小さいほど、塗膜の光沢保持
性能が高くなる傾向があった。例えば、官能基1個当た
りの数平均分子量300に着目すると、その光沢保持性
能は67〜27程度まで非常に幅が広くなり、官能基1
個当たりの数平均分子量300が好ましいとはいえな
い。
【0063】一方、実施形態例1の図1の結果から、1
分子当たりの平均官能基数が6の場合には光沢保持性能
が27程度と幅が狭く、1分子当たりの平均官能基数が
6であればよいことがわかる。以上から、官能基当たり
の数平均分子量は、塗膜の光沢保持性能への影響は少な
いことがわかる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、歩行負荷による表面光
沢の劣化が少なく、ラード、プロセスオイルなどによる
着色汚れがわずかで、かつ研磨などによって着色汚れを
簡単に取り除くことができる、床材表面の被覆組成物、
これを被覆した床面被覆体及びその製造方法、並びに、
光沢保持性に優れた樹脂塗膜を作成し得る複合フィルム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における、光硬化型オリゴマーの
1分子当たりの平均官能基数と塗膜の光沢保持性能との
関係を示す特性図。
【図2】実施形態例2における、光硬化型オリゴマーの
1分子当たりの平均官能基数と塗膜の光沢保持性能との
関係を示す特性図。
【図3】実施形態例3における、光硬化型オリゴマーの
官能基当たりの数平均分子量と塗膜の光沢保持性能との
関係を示す特性図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 163/10 C09D 163/10 167/07 167/07 // C08F 290/06 C08F 290/06 299/02 299/02 Fターム(参考) 4D075 AC43 AE03 BB46Z CB04 DA04 DA06 DB38 DC02 EA06 EA21 EB22 EB45 EC37 4F100 AK01B AK01C AK22C AK25C AK41B AK51B AK51C AK53B AK53C AK54B AT00A BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CA30B CC00B GB08 JB09C JB14B JL00 JL06 JL14A JM01B JN21 4J027 AA04 AB01 AB02 AB03 AC01 AC03 AC04 AC06 AE01 AF01 AG01 AH03 AJ04 AJ08 BA01 BA04 BA05 BA06 BA07 BA08 BA09 BA10 BA13 BA19 BA20 BA21 BA22 BA23 BA24 BA26 BA28 CB10 CC05 CD08 4J038 CA101 CG141 CH121 DB451 DD181 DD241 DG321 FA241 FA251 FA261 FA271 FA281 JA28 JA29 JA33 JA34 JA60 JB18 JB32 JC01 JC26 JC29 JC38 KA03 MA10 MA12 NA01 NA05 PA17 PB05 PC02 PC04 PC06 PC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材表面に塗布する被覆組成物であっ
    て、 該被覆組成物は、光硬化型オリゴマーと光開始剤とを含
    有してなり、かつ上記光硬化型オリゴマーの1分子当た
    りの平均官能基数は4以上であることを特徴とする被覆
    組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記光硬化型オリゴ
    マーの1分子当たりの平均官能基数は5以上であること
    を特徴とする被覆組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記光硬化型オリゴ
    マーの1分子当たりの平均官能基数は6以上であること
    を特徴とする被覆組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記光硬化型オリゴマーは、水性エマルション系及び/
    又は水性ディスパーション系であることを特徴とする被
    覆組成物。
  5. 【請求項5】 床材表面に請求項1〜4のいずれか1項
    の被覆組成物を塗布する工程と、 上記被覆組成物に光を照射して硬化させる工程とからな
    ることを特徴とする床面被覆体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、上記床材表面には、
    上記被覆組成物を塗布する前に、シーラー用樹脂膜を形
    成することを特徴とする床面被覆体の製造方法。
  7. 【請求項7】 床材表面に塗膜を被覆してなる床面被覆
    体であって、 上記塗膜は、光硬化型オリゴマーと光開始剤とを含有し
    てなり、かつ上記光硬化型オリゴマーの1分子当たりの
    平均官能基数は4以上である被覆組成物を光硬化させた
    ものであることを特徴とする床面被覆体。
  8. 【請求項8】 床材表面に樹脂塗膜を形成するための複
    合フィルムであって、 上記複合フィルムは、床材に対して密着する側に設けた
    樹脂塗膜と、床材に対して密着する側と反対側に設けた
    基材シートと、上記基材シートに接して塗布された被覆
    組成物とからなり、 上記被覆組成物は、請求項1〜4のいずれか1項の被覆
    組成物であることを特徴とする複合フィルム。
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