JP2010170241A - 通信制御装置とこれを備えた路側通信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、路側通信機2が無線送信を行う時間帯を時分割で割り当て、それ以外の時間帯を移動通信機3による無線送信のために開放する通信制御装置に関する。この通信制御装置は、交差点Jiに流入する第1道路Raの交通制御を行う交通信号機1の信号灯器1aの灯色に関する灯色情報を取得する取得手段22と、信号灯器1aが通行権を与える第1道路Raを通行する移動体5aに搭載された移動通信機3に対して路側通信機2が無線送信する提供情報S6の内容を、取得した信号灯器1aの灯色に対応して選択するデータ選択手段23Bと、を備えている。
【選択図】 図3
Description
かかる高度道路交通システムは、主として、インフラ側の無線通信装置である複数の路側通信機と、各車両に搭載される無線通信装置である複数の車載通信機とによって構成される。
そこで、路側通信機の情報送信を優先的に行うためには、通信に用いる周波数を一定時間ごとに時分割して路側通信機の送信専用の時間スロットを設ける、時分割多重(TDMA:Time Division Multiple Access)によるマルチアクセスが有効となる。
なお、この場合、各路側通信機からの送信タイミングを制御するため、各路側通信機は他の路側通信機との時刻同期機能を有している必要がある。
一方、ITS用の通信帯域としては、700MHz帯で概ね10MHz幅とする規格が検討されているが、このような比較的狭い帯域幅の場合には、路側通信機の電波が到達する通信エリアにおいて、車載通信機の送信時間を如何に有効に確保するかが問題となる。
このため、信号灯器の灯色に対応して路側通信機の送信時間を少なくでき、その分だけ移動通信機に開放する送信時間を増大させることができる。
例えば、第1道路と交差点を挟んで対向する第2道路を移動する他移動体の動的情報は、第1道路の信号灯器の灯色によっては自移動体にとって不要になる場合があるので、前記データ選択手段は、前記交差点に流入する道路であって、前記第1道路と当該交差点を挟んで対向する道路である第2道路を移動する他の移動体の動的情報を前記提供情報に含めるか否かを、前記信号灯器の灯色に応じて選択することが好ましい(請求項2)。
しかし、この第3道路を移動する他移動体の動的情報についても、第1道路の信号灯器の灯色によっては自移動体にとって不要になる場合があるので、前記データ選択手段は、前記交差点において前記第1道路と交差する第3道路を移動する他の前記移動体の動的情報を前記提供情報に含めるか否かを、前記信号灯器の灯色に応じて選択することが好ましい(請求項3)。
このため、本発明において、前記データ選択手段は、前記信号灯器の灯色が赤である期間においては、前記動的情報を前記提供情報に含めないことが好ましい(請求項4)。
この場合、第1道路の信号灯色が赤である期間においては、自移動体に対する提供情報の情報量が少なくなり、路側通信機の送信時間が短縮化される。
その理由は、第1道路の信号灯器の灯色が全赤である期間は、その灯色が青に変化する直前の期間であるから、第2道路や第3道路の他移動体の動的情報を、第1道路の自移動体が事前に取得することにより、右直衝突の回避や渋滞の回避に備えることができるからである。
このため、信号灯器の灯色に対応して路側通信機の通信エリアを縮小でき、その分だけ移動通信機が自由に送信可能なエリアが拡大するので、移動通信機による送信機会を増大させることができる。
このため、第2の本発明において、前記出力調整手段は、前記信号灯器の灯色が赤である期間においては、前記路側通信機の送信出力を通常より低下させることが好ましい(請求項7)。
もっとも、第1道路の信号灯器の灯色が全赤である期間は、前記した通り、第1道路や第2道路の他移動体の動的情報を自移動体に提供すべき時間帯であるあるから、前記データ選択手段は、前記信号灯器の灯色が全赤である期間においては、前記路側通信機の送信出力を通常に設定することが好ましい(請求項8)。
この場合、子機のスロット割当を行う親機の路側通信機が本発明の通信制御装置を備えていてもよいし、自装置に対するスロット割当を自律的に行う路側通信機が本発明の通信制御装置を備えていてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る高度道路交通システム(ITS)の全体構成を示す概略斜視図である。なお、本実施形態では、道路構造の一例として、南北方向と東西方向の複数の道路Rが互いに交差した碁盤目構造を想定している。
図1に示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、交通信号機1、路側通信機2、車載通信機3(図2及び図3参照)、中央装置4、車載通信機3を搭載した車両5、及び、車両感知器や監視カメラ等よりなる路側センサ6を含む。
中央装置4は、自身が管轄するエリアに含まれる各交差点Jiの交通信号機1及び路側通信機2とLAN(Local Area Network)を構成している。従って、中央装置4は、各交通信号機1及び各路側通信機2との間で双方向通信が可能である。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
なお、図1では、図示を簡略化するために、各交差点Jiに信号灯器が1つだけ描写されているが、実際の各交差点Jiには、互いに交差する道路の上り下り用として少なくとも4つの信号灯器が設置されている(図2参照)。
中央装置4は、ワークステーション(WS)やパーソナルコンピュータ(PC)等よりなる制御部を有している。この制御部は、路側通信機2、路側センサ6からの各種の交通情報の収集・処理(演算)・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行う。
具体的には、中央装置4の制御部は、自身のネットワークに属する交差点Jiの交通信号機1に対して、同一道路上の交通信号機1群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を行うことができる。
信号制御指令S1は、前記系統制御や広域制御を行う場合の信号制御パラメータの演算周期(例えば、1.0〜2.5分)ごとに送信され、交通情報S2は、例えば5分ごとに送信される。
図2は、上記高度道路交通システムの管轄エリアの一部を示す道路平面図である。
なお、図2では、交差点Jiに流入する各道路Rの各々が上りと下りで片側1車線のものとして例示されているが、道路構造はこれに限られるものではない。
図2にも示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、道路Rを通行中の車載通信機3との間で無線通信が可能な複数の路側通信機2と、キャリアセンス方式で他の通信機2,3と無線通信を行う移動無線送受信機の一種である車載通信機3とを備えている。車載通信機3は、道路Rを走行する各車両5にそれぞれ搭載されている。
本実施形態の路側通信機2は、各交差点Jiの複数の信号灯器1a〜1dにそれぞれ設けられた指向性アンテナ2a〜2dを備え、このアンテナ2a〜2dは、信号灯器1a〜1dの灯光方向とほぼ同じ方向に指向している。
また、路側通信機2の各通信エリアAは、実際には隣接する交差点Jiにほぼ到達しており、このため、各路側通信機2は、隣接する交差点Jiに設置された他の路側通信機2との無線通信も可能である。
前記した通り、交通管制センターに設けられた中央装置4は、各路側通信機2と有線での双方向通信が可能となっているが、これらの間も無線通信であってもよい。
また、路側通信機2は、自身の送信タイミングを制御するために他の路側通信機2との時刻同期機能を有している。この路側通信機2の時刻同期は、例えば、自身の時計をGPS時刻に合わせるGPS同期や、自身の時計を他の路側通信機2からの送信信号に合わせるエア同期等によって行われる。
また、本実施形態では、後述のデータ選択手段23Bやスロット割当手段23C等を要旨とする本発明の「通信制御装置」を、各路側通信機2に搭載した場合を例示するが、その通信制御装置は、上記親機となる路側通信機2のみに設けてもよいし、路側通信機2とは別個に路側に設置することにしてもよい。
図3は、路側通信機2と車載通信機3の内部構成を示すブロック図である。
このうち、路側通信機2は、無線通信のための前記指向性アンテナ2a〜2dが接続された無線通信部(送受信部)21と、中央装置4と双方向通信する有線通信部22と、それらの通信制御を行うプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)等よりなる制御部23と、制御部23に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部24とを備えている。
路側通信機2の制御部23は、上記コンピュータプログラムを実行することで達成される機能部として、データ転送手段23Aを備えている。
このデータ転送手段23Aは、有線通信部22が中央装置4から受信した渋滞情報等の交通情報S2(後述する静的情報S6aの一種)を、いったん記憶部24に一時的に記憶させ、無線通信部21を介して車載通信機3に対してブロードキャスト送信する。
本実施形態の路側通信機2は、信号灯器1a〜1dの切り替えタイミングを含む中央装置4からの信号制御指令S1を有線通信部22から取得し、この指令S1を記憶部24に記憶させている。
図4において、「SN」は、南北方向の信号灯器1a,1bの灯色変化を示し、「EW」は、東西方向の信号灯器1c,1dの灯色変化を示している。
また、「1G」、「1Y」及び「1R」は、それぞれ南北方向の信号灯器1a,1bが青、黄及び赤であることを示し、「2G」、「2Y」及び「2R」は、それぞれ東西方向の信号灯器1c,1dが青、黄及び赤であることを示している。
また、図4に示す第1信号期間TS1は、南北方向の信号灯器1a,1bが対応道路に通行権を与える期間(青色1G及び黄色1Y)と全赤期間とを含み、第2信号区間TS2は、東西方向の信号灯器1c,1dが通行権を与える期間(青色2G及び黄色2Y)よりなる。なお、全赤期間とは、図4に符号ARで示す通り、南北方向及び東西方向のすべての信号灯器1a〜1dの灯色が赤である期間のことを言う。
なお、図4に示す各期間TS1,TS2は、南北方向の信号灯器1a,1bに着目した場合のものであり、東西方向の信号灯器1c,1dに着目した場合の各期間TS1,TS2はそれぞれ次のように設定される。
第1信号期間TS1=2G+2Y+全赤期間
第2信号期間TS2=1G+1Y
図3に戻り、路側通信機2の制御部23は、前記コンピュータプログラムの実行によって達成される機能部として、更に、データ選択手段23Bとスロット割当手段23Cとを備えている。
このうち、データ選択手段23Bは、路側通信機2から車載通信機3に送信する、車両5に役立つ提供情報S6に含めるべきデータの内容を、信号灯器1a〜1dの灯色に対応して選択するものである。
このうち、静的情報S6aには、道路線形情報、標識情報、施設情報及び地域情報が含まれる。道路線形情報は道路Rの線形形状に関する情報であり、標識情報は、道路標識の位置や種別に関する情報である。また、施設情報は、病院や役所などの施設に関する情報であり、地域情報は、各地域の店舗やコマーシャルに関する情報である。
本実施形態のデータ選択手段23Bは、信号灯器1a〜1dの灯色状況によって、交差点Jiに流入する特定方向の道路Rを通行する車両5の動的情報S6bを、当該交差点Jiに流入する他の道路Rを通行する他の車両5に対する提供情報S6に含めたり含めなかったりする選択処理を実行する。なお、この選択処理の詳細については後述する。
図5は、スロット割当手段23Cが生成するタイムスロットの一例を示す概念図である。図5に示すように、このタイムスロットは、第1スロットT1とそれ以外の第2スロットT2とを含み、これらの各スロットT1,T2の合計期間が一定周期で繰り返すようになっている。
また、第2スロットT2は、車載通信機3用のタイムスロットである。この時間帯は車載通信機3による無線送信用として開放するスロットであるため、路側通信機2は第2スロットT2では無線送信を行わない。
もっとも、各アンテナ1a〜1dからの電波送信のタイミングがずれるように送信制御を行ってもよい。この場合、1つの第1スロットT1に対して複数の分割スロットを設定し、その各分割スロットを各アンテナ1a〜1dの電波送信時間に割り当ててもよいし、各アンテナ1a〜1dの電波送信を異なるスロット番号iで行うことにしてもよい。
例えば、図5に示すように、スロット割当手段23Cは、提供情報S6に動的情報S6aと静的情報S6bの双方が含まれる場合には、その各情報S6a,S6bのデータ量に相当するスロット長(図5の空白部分と破線ハッチング部分)を第1スロットT1として割り当てる。
このように第1スロットT1のスロット長が短めに設定されると、その分だけ車載通信機3用の第2スロットT2の時間帯が増えるので、キャリアセンス方式で無線通信する車載通信機3の送信機会が増加することになる。
制御部23のデータ転送手段23Aは、生成された割当情報S7を、無線通信部21を介して自身の通信エリアAに無線送信する。
通信エリアAを通行する車両5の車載通信機3は、上記割当情報S7を受信すると、その割当情報S7に記された第1スロットT1以外の時間帯(図5の第2スロットT2)でキャリアセンス方式による無線送信を行う。
図3に戻り、車載通信機3は、無線通信のためのアンテナ30に接続された通信部(送受信部)31と、この通信部31に対する通信制御を行うプロセッサ等よりなる制御部32と、この制御部32に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部33とを備えている。
記憶部33は、制御部32が実行する通信制御のためのコンピュータプログラムや、各通信装置2,3の通信機ID等を記憶している。
従って、車載通信機3の通信部31は、所定の搬送波周波数の受信レベルを常時感知しており、その値がある閾値以上である場合は無線送信を行わず、当該閾値未満になった場合にのみ無線送信を行うようになっている。
また、車載通信機3の制御部32は、他の車両5から直接受信した車両情報S3や、路側通信機2から受信した提供情報S6(動的情報S6bを含む。)に含まれる、他の車両5の現時の位置、速度及び方向に基づいて、右直衝突や出合い頭衝突等を回避するための安全運転支援制御を行うことができる。
図6に示すように、車載通信機3の送信信号には、プリアンブル、ヘッダ、データ、CRC(Cyclic Redundancy Check)が含まれている。
このうち、データには、車両5の位置、方向(進行方向)及び速度が含まれるが、路側通信機2からの送信信号を受信した場合の受信レベルを含めることもできる。車両5の位置や方向は、通常は、GPS等の車両5側のセンサ類が自律的に測定した情報であるが、光ビーコン等のインフラ側から取得可能な場合もある。速度は、車両5の速度センサに基づいた情報である。
図7は、前記データ選択手段23Bによる選択処理を示すための道路平面図である。
図7に示すように、ここでは、交差点Jに向かって北進する道路をRa、南進する道路をRb、西進する道路をRc、及び、東進する道路をRdと定義する。これらの各道路Ra〜Rdは、それぞれ、対応する信号灯器1a〜1dによって通行権が与えられる。
また、以下の説明では、各道路Ra〜Rdのうちで着目する第1道路を北進道路Raに設定し、この道路Raを通行する車両5を「自車両5a」といい、それ以外の道路Rb〜Rdを走行する車両5を「他車両5b〜5d」という。
ここで、北進道路Raに通行権がある図7(a)において、自車両5aが交差点Jに向かって北進中であると仮定する。
この場合、北進道路(第1道路)Raと交差点Jを挟んで対向する道路である南進道路(第2道路)Rbにも通行権があるため、この南進道路Rbを走行する他車両5bが、交差点Jで右折、左折或いは直進するか否かは、自車両5aが他車両5bとの右直衝突を判定する上において重要な情報となる。
この場合、例えば、その右折側の東進道路Rdが渋滞していて、先詰まりである場合には、自車両5aのドライバがそれに気付かずに交差点Jで右折を強行すると、東進道路Rdに流入することができずに交差点Jで立ち往生し、南進する他車両5bと衝突する危険性がある。従って、右折側の東進道路(第3道路)Rdが先詰まりか否かも、自車両5aが他車両5bとの右直衝突を判定する上において重要な情報となる。
従って、この場合には、自車両5aにおいて右直衝突を回避する判定を行う実益が余りなく、南進道路Rbを通行する他車両5bや右折側の東進道路Rdを通行する他車両5dの動的情報S6bを、自車両5aに通知する必要性が乏しい。
もっとも、信号灯器1aの灯色が全赤である期間は、その灯色が青に変化する直前の期間であり、北進道路Raの自車両5aがこれから発進し始める時期ようとする期間であるから、他車両5bや他車両5dの動的情報を北進道路Raの自車両5aが事前に取得できれば、右直衝突の回避や渋滞の回避に備えることができる。従って、信号灯器1aの全赤期間(図4に示す第1信号区間TS1に含まれる。)においては、他車両5bや他車両5dの動的情報S6bは提供情報S6に含められる。
図8(a)及び(b)のうち、図8(a)は図7(a)の場合に対応するタイムチャートであり、図8(b)は図7(b)の場合に対応するタイムチャートである。
図8(a)に示すように、提供情報S6に動的情報S6bが含まれている場合には、第1スロットT1のスロット長が、静的情報S6aと動的情報S6bの双方のデータ量に相当する時間に設定されるので、そのスロット長が比較的長くなる。
このため、第1スロットT1のスロット長が短縮する分だけ第2スロットT2のスロット長が増大し、自車両5aが送信可能な時間帯が増加する。
図9は、第2実施形態に係る路側通信機2の内部構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係る路側通信機2が第1実施形態(図3)のそれと異なるところは、路側通信機2の制御部23が、無線通信部21によるアンテナ2a〜2dからの送信出力を信号灯器1a〜1dの灯色に対応して切り替える出力調整手段23Dを更に有している点にある。
本実施形態の出力調整手段23Dは、第1信号期間TS1の間(図10(a))は、北進道路Raに対応するアンテナ2aからの送信出力を通常通りに設定するが、第2信号期間TS2の間(図10(b))は、北進道路Raに対応するアンテナ2aからの送信出力を通常よりも低下させる。
このため、図10(b)に示すように、第2信号期間TS2の間は、北進道路Raに対する路側通信機2の通信エリアAが短縮し、その分だけ自車両5aが自由に送信可能なエリアが拡大することになる。これにより、北進道路Raを通行する自車両5aの通信機会が増大する。
今回開示した各実施形態は本発明の例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上記実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲とその構成と均等な意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、図9に示す路側通信機2では、制御部23が、出力調整手段23Dの他にデータ選択手段23Bとスロット割当手段23Cを有しているが、データ選択手段23Bとスロット割当手段23Cを有しない制御部23を採用することもできる。
1a〜1d 信号灯器
2 路側通信機(通信制御装置)
2a〜2d 指向性アンテナ
3 車載通信機(移動通信機)
4 中央装置
5 車両(移動体)
5a 自車両
5b〜5d 他車両
6 路側センサ
7 通信回線
8 ルータ
21 無線通信部
22 有線通信部(取得手段)
23 制御部
23A データ転送手段
23B データ選択手段
23C スロット割当手段
23D 出力調整手段
24 記憶部
30 アンテナ
31 通信部
32 制御部
33 記憶部
Ji 交差点
R 道路
Ra 北進道路(第1道路)
Rb 南進道路(第2道路)
Rc 西進道路
Rd 東進道路(第3道路)
S1 信号制御指令(灯色情報)
S2 交通情報
S3 車両情報
S4 感知情報
S5 画像データ
S6 提供情報
S6a 静的情報
S6b 動的情報
S7 割当情報
Claims (9)
- 少なくとも1つの路側通信機が無線送信を行う時間帯を時分割で割り当て、それ以外の時間帯を移動通信機による無線送信のために開放する通信制御装置であって、
交差点に流入する第1道路の交通制御を行う交通信号機の信号灯器の灯色に関する灯色情報を取得する取得手段と、
前記信号灯器が通行権を与える前記第1道路を移動する移動体に搭載された前記移動通信機に対して前記路側通信機が無線送信する提供情報の内容を、取得した前記信号灯器の灯色に対応して選択するデータ選択手段と、
を備えていることを特徴とする通信制御装置。 - 前記データ選択手段は、前記交差点に流入する道路であって、前記第1道路と当該交差点を挟んで対向する道路である第2道路を移動する他の移動体の動的情報を前記提供情報に含めるか否かを、前記信号灯器の灯色に応じて選択する請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記データ選択手段は、前記交差点において前記第1道路と交差する第3道路を移動する他の前記移動体の動的情報を前記提供情報に含めるか否かを、前記信号灯器の灯色に応じて選択する請求項1又は2に記載の通信制御装置。
- 前記データ選択手段は、前記信号灯器の灯色が赤である期間においては、前記動的情報を前記提供情報に含めない請求項2又は3に記載の通信制御装置。
- 前記データ選択手段は、前記信号灯器の灯色が全赤である期間においては、前記動的情報を前記提供情報に含める請求項4に記載の通信制御装置。
- 少なくとも1つの路側通信機が無線送信を行う時間帯を時分割で割り当て、それ以外の時間帯を移動通信機による無線送信のために開放する通信制御装置であって、
交差点に流入する第1道路の交通制御を行う交通信号機の信号灯色の灯色に関する灯色情報を取得する取得手段と、
前記信号灯器が通行権を与える前記第1道路を移動する移動体に搭載された前記移動通信機に対する前記路側通信機の送信出力を、取得した前記信号灯器の灯色に対応して切り替える出力調整手段と、
を備えていることを特徴とする通信制御装置。 - 前記出力調整手段は、前記信号灯器の灯色が赤である期間においては、前記路側通信機の送信出力を通常より低下させる請求項6に記載の通信制御装置。
- 前記出力調整手段は、前記信号灯器の灯色が全赤である期間においては、前記路側通信機の送信出力を通常に設定する請求項7に記載の通信制御装置。
- 請求項1又は6に記載の通信制御装置を備えた路側通信機。
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