JP5359956B2 - 通信システム及び干渉判定方法、装置 - Google Patents
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Description
かかる高度道路交通システムは、主として、インフラ側の無線通信装置である複数の路側通信機と、各車両に搭載される無線通信装置である複数の車載通信機とによって構成される。
従って、路側通信機と車載通信機との間で安定した通信を維持するためには、路側通信機同士の間で生じる干渉が、車載通信機との間の通信に影響を与える程度のものであるか否かを把握する必要がある。
この場合、判定部の判定結果に基づいて一の路側通信機と他の路側通信機との間で、車載通信機の通信に影響を与えうる干渉が生じていると判断できる場合、制御部が一の路側通信機又は他の路側通信機のいずれか一方に対して、他のタイムスロットを割り当てるので、両路側通信機間の干渉を解消することができ、車載通信機における通信を適正に維持することができる。
この場合、一の路側通信機と他の路側通信機との間の干渉が、車載通信機の通信に影響を与えるものであるか否かをより確実に判断することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る路側通信機を含む高度道路交通システム(ITS)の全体構成を示す概略斜視図である。なお、本実施形態では、道路構造の一例として、南北方向と東西方向の複数の道路が互いに交差した碁盤目構造を想定している。
図1に示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、交通信号機1、路側通信機2、車載通信機3(図2及び図3参照)、中央装置4、車載通信機3を搭載した車両5、及び、車両感知器や監視カメラ等よりなる路側センサ6を含む。
中央装置4は、自身が管轄するエリアに含まれる各交差点Jiの交通信号機1及び路側通信機2とLAN(Local Area Network)を構成している。従って、中央装置4は、各交通信号機1及び各路側通信機2との間で双方向通信が可能である。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
なお、図1及び図2では、図示を簡略化するために、各交差点Jiに信号灯器が1つだけ描写されているが、実際の各交差点Jiには、互いに交差する道路の上り下り用として少なくとも4つの信号灯器が設置されている。
中央装置4は、ワークステーション(WS)やパーソナルコンピュータ(PC)等よりなる制御部(図3)を有しており、この制御部は、路側通信機2、路側センサ6からの各種の交通情報の収集・処理(演算)・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行う。
具体的には、中央装置4の制御部は、自身のネットワークに属する交差点Ciの交通信号機1に対して、同一道路上の交通信号機1群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を行うことができる。
信号制御指令S1は、前記系統制御や広域制御を行う場合の信号制御パラメータの演算周期(例えば、1.0〜2.5分)ごとに送信され、交通情報S2は、例えば5分ごとに送信される。
図2は、上記高度道路交通システムの管轄エリアの一部を示す道路平面図である。
図2では、互いに交差する2つの道路の各々が上りと下りで片側1車線のものとして例示されているが、道路構造はこれに限られるものではない。
図2にも示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、車載通信機3との間で無線通信が可能な複数の路側通信機2と、キャリアセンス方式で他の通信機2,3と無線通信を行う移動無線送受信機の一種である車載通信機3と備えている。
各路側通信機2は、その周囲に広がる基準エリアA(路側通信機2の送信信号が十分に届く範囲)をそれぞれ有し、自身の基準エリアAを走行する車両5の車載通信機3との無線通信が可能である。また、各路側通信機2は、基準エリアAが重複(一部重複でも全部重複でもよい。)する他の路側通信機2とも無線通信が可能である。
なお、前記した通り、交通管制センターに設けられた中央装置4は、各路側通信機2と有線での双方向通信が可能となっているが、これらの間も無線通信であってもよい。
また、路側通信機2は、自身の送信タイミングを制御するために他の路側通信機2との時刻同期機能を有している。この路側通信機2の時刻同期は、例えば、自身の時計をGPS時刻に合わせるGPS同期や、自身の時計を他の路側通信機2からの送信信号に合わせるエア同期等によって行われる。
図3は、中央装置4、路側通信機2、及び、車載通信機3の内部構成を示すブロック図である。
路側通信機2は、無線通信のためのアンテナ20が接続された無線通信部(送受信部)21と、中央装置4と双方向通信する有線通信部22と、それらの通信制御を行うCPU等よりなる制御部23と、制御部23に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部24とを備えている。記憶部24は、制御部23が実行する通信制御のためのプログラムや、各通信機2,3の通信機ID等を記憶している。
図4は、上記第1割当情報S6に含まれるタイムスロットの一例を示す概念図である。
図4に示すように、タイムスロットは、第1スロットT1と第2スロットT2とを含み、これらの合計期間が一定の周期Cで繰り返すようになっている。
第1スロットT1は、路側通信機2用のタイムスロットであり、この時間帯においては路側通信機2による無線送信が許容される。第1スロットT1にはスロット番号iが付されており、このスロット番号iは周期的にインクリメント又はデクリメントされる。
図4に示すタイムスロットにおいて、各スロット番号i=1〜3の第1スロットT1に記したドット●は、当該第1スロットT1に複数の路側通信機2の送信時間が割り当てられていることを示している。
かかるスロット割当は、中央装置4が総括的に行うこともできるし、他装置から取得した設置位置やスロット情報を利用して各路側通信機2が自律的に行うこともできる。また、複数の路側通信機2の中から1つの親機を予め選定しておき、この親機が、自身が管理する他の路側通信機2である子機同士で電波干渉が生じない送信タイミングとなるように、スロット割当を行うようにすることもできる。
図3に戻って、車載通信機3は、無線通信のためのアンテナ30に接続された通信部(送受信部)31と、この通信部31に対する通信制御を行うCPU等よりなる制御部32と、この制御部32に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部33とを備えている。記憶部33は、制御部32が実行する通信制御のためのプログラムや、各通信機2,3の通信機ID等を記憶している。また、通信部31には、GPS受信機34及び速度センサ36が接続されている。GPS受信機34は、GPSアンテナ35により、複数のGPS衛星(図示せず。)からGPS信号を受信する。なお、GPS受信機34は、車載通信機3内に設けられるものであってもよい。
従って、車載通信機3の通信部31は、所定の搬送波周波数の受信レベルを常時感知しており、その値がある閾値以上である場合は無線送信を行わず、当該閾値未満になった場合にのみ無線送信を行うようになっている。
また、車載通信機3の制御部32は、他の車両5から直接受信した車両情報S3や、路側通信機2から受信した他の車両5の車両情報S3に含まれる、位置、速度及び方向に基づいて、右直衝突や出合い頭衝突等を回避するための安全運転支援制御を行うことができる。
図5に示すように、車載通信機3の送信信号には、プリアンブル、ヘッダ、データ、CRC(Cyclic Redundancy Check)が含まれている。
このうち、データには、車両5の位置、方向(進行方向)、速度、車種が含まれるが、路側通信機2からの送信信号を受信した場合の受信レベルを含めることもできる。車両5の位置や方向の情報は、GPS受信機34により、取得することができる。また、速度は、車両5の速度センサ36に基づいた情報である。
次に、路側通信機が行う現状のダウンリンクエリアの推定方法について説明する。
図6は、路側通信機2のダウンリンクエリアを示す略図であり、(a)は路側通信機2と、車載通信機3を搭載した車両51〜54との位置関係を示している。(b)は、路側通信機2から見た全ダウンリンクエリアのうち、路上の一方向へ拡がるダウンリンクエリアのみを抽出して考えた場合の、基準エリアAの形状イメージを平面的に表した図である。
そこで、路側通信機2は、車載通信機3からのアップリンク信号に含まれる当該車載通信機3の位置情報に基づくアップリンクエリアとして確認できる基準エリアAを、自己のダウンリンクエリアと一致するように自己の送信電力を設定する。
以上により、アップリンクエリア及びダウンリンクエリアを基準エリアAに予め一致させることができる。
この場合、上述したように、電波伝搬の可逆性から、路側通信機2からのダウンリンク信号が届く範囲も、車載通信機3からアップリンク信号と同様に狭まっていると推定され、その範囲であるダウンリンクエリアについても、現状のアップリンクエリアであるエリアBとほぼ一致して狭まっていると推定できる。
すなわち、路側通信機2の制御部23(図3)は、現状のエリアBの輪郭線上のみならず、エリアB内で、図8の(a)に示すように、車両51〜53の各車載通信機3から送信される信号に基づく位置とその受信電力とを記憶する。これにより、図8の(b)に示す4本の等電力線を含む受信レベルのマップを生成することができる。なお、これは一例であり、さらに細かい等電力線で示した受信レベルのマップを生成することもできる。
路側通信機2のダウンリンクエリアは、当該路側通信機2の設置間隔の他、電波の伝搬環境の変化によって拡縮が生じるため、複数の路側通信機2間で互いのダウンリンクエリアが重複している干渉エリアが生じる場合がある。
上記干渉エリアとは、複数の路側通信機2の内、現状割り当てられているタイムスロット(第1スロットT1(図4))が同一であるものであって、互いのダウンリンクエリアが重複することで生じるエリアをいう。干渉エリアに位置する車載通信機3は、複数の路側通信機2からのダウンリンク信号を受信してしまうことになるので、適切にダウンリンク信号を受信できず、安定した通信が行えないおそれが生じる。
図9は、互いの基準エリアAが重複しない程度の間隔を置いて設置されている二つの路側通信機2それぞれのダウンリンクエリアの関係を示した模式図である。
このように、互いの基準エリアAが重複しない程度の間隔を置いて路側通信機2が設置されている場合には、図2で示したように近接して設置されている場合と違って、同一のタイムスロットが割り当てられる可能性がある。この場合、原則として、互いのダウンリンクエリアに重なりがないと推定できるからである。
しかし、上述のように、ダウンリンクエリアは、電波の伝搬環境の変化によって拡縮が生じるため、設置の段階では、ダウンリンクエリアが基準エリアA1,A2に設定されていたとしても、その後の伝搬環境の変化によって、路側通信機2a,2bそれぞれのダウンリンクエリアは、図に示すように拡がり、拡がった後の現状のダウンリンクエリアB1,B2が互いに重複することがある。さらに、現状割り当てられているタイムスロットが両路側通信機2a,2bで同一であれば、互いのダウンリンクエリアが重複している干渉エリアが生じる場合がある。
本実施形態において、中央装置4は、各路側通信機2の間に生じる干渉エリアを特定し、さらに、その特定した干渉エリアと、いずれかの路側通信機2の基準エリア内干渉エリアとが重複しているか否かを判定する機能を有している。以下、これらの機能について説明する。
干渉制御部51は、取得部52と、特定部53と、判定部54と、割当制御部55とを備えている。この内、取得部52は、中央装置4が制御対象とする各路側通信機2が送信する現状のダウンリンクエリアBの範囲に関する情報であるエリア情報S9を取得する。また、これら各路側通信機2に割り当てられているタイムスロットに関する情報である第2割当情報S8についても取得する。
エリア情報S9は、各路側通信機2の現状のダウンリンクエリアBの範囲を示しているので、特定部53は、各路側通信機2の現状のダウンリンクエリアBの位置関係や、どの路側通信機2の間でどのような範囲の干渉エリアが生じているかを把握できる。特定部53は、干渉エリアを特定することで、その干渉エリアの範囲に関する情報を取得する。
なお、干渉エリアが特定されない場合には、特定部53は、再度、取得部52にエリア情報S9及び第2割当情報S8の取得を行わせ、継続的に干渉エリアの特定を行う。
判定部54は、自己が記憶している一及び他の路側通信機2に対して設定されている基準エリアAの範囲に関する情報と、特定部53が特定し取得した干渉エリアの範囲に関する情報とから、干渉エリアと、一又は他の路側通信機2の基準エリアAとが重複しているか否かを判定する。
このため、判定部54は、再度、取得部52にエリア情報S9及び第2割当情報S8の取得を行わせ、継続的に干渉エリアの特定を行う。
割当制御部55は、特定部53が取得した各路側通信機2に割り当てられているタイムスロットに関する第2割当情報S8に基づいて、いずれの路側通信機2にも割り当てられていない空きスロットを特定する。空きスロットが特定できた場合には、割当制御部55は、特定した空きスロットを、前記一又は他の路側通信機2のいずれか一方に対して割り当てる。
この場合、各路側通信機2のいずれにも割り当てられていないスロットを一又は他の路側通信機2に割り当てることができ、一又は他の路側通信機以外の路側通信機間で干渉が生じるのを回避できる。
なお、各タイムスロットには上述したように、所定のスロット番号iが付され、スロット番号iを周期的にインクリメント又はデクリメントすることで、所定数のタイムスロットは、周期的に時間軸方向に並べられている。
従って、割当制御部55は、新たなタイムスロットを設ける際には、新たなスロット番号を付したタイムスロットを設ける。これにより、新たなタイムスロットが、従前のタイムスロットとともに、周期的に時間軸方向に配置される。また、この場合、割当制御部55は、各路側通信機2に新たなタイムスロットを設けたことを通知する。タイムスロットの時間軸方向の配列周期が変わるからである。
タイムスロットの割り当てが路側通信機2側で行われている場合には、割当制御部55は、タイムスロットの割り当てを行っている路側通信機2に割り当てに関する制御命令を送信し、当該路側通信機2にタイムスロットの割り当て処理を行わせる。
さらに、判定部54の判定結果に基づいて、一及び他の路側通信機2の間で、車載通信機3の通信に影響を与えうる干渉が生じていると判断できる場合、割当制御部55が一の路側通信機又は他の路側通信機のいずれか一方に対して、他のタイムスロットを割り当てるので、両路側通信機2間の干渉を解消することができ、車載通信機3における通信を適正に維持することができる。
上記実施形態では、各路側通信機2の現状のダウンリンクエリアB、干渉エリア、及び、基準エリアAそれぞれの範囲によって、路側通信機2間の干渉が、車載通信機3の通信に影響を与えるものであるか否かを判断する場合を例示したが、例えば、路側通信機2のエリア推定部23aが、上述のように、現状のダウンリンクエリアBについて受信レベルのマップを示すエリア情報S9を出力する場合には、干渉エリアを生じさせている一及び他の路側通信機2それぞれが送信するダウンリンク信号の送信レベルを推定し、干渉エリア内における両路側通信機2が送信するダウンリンク信号の送信レベル比を求めることができる。
この送信レベル比によって、車載通信機3の通信に影響を与える可能性が極めて高いエリアの有無を特定することができる。
仮に、干渉エリアに存在する車載通信機3が路側通信機2bからの信号を受信しようとする場合、路側通信機2aからの信号が重複していたとしても、路側通信機2bからの信号と、路側通信機2aからの信号との間の受信レベル比(DU比:Desired to Undesired signal ratio)が所定の値以上であれば、前記車載通信機3は路側通信機2bからの信号を受信することができる。
例えば、車載通信機3が信号を受信するのに必要な最低限のDU比が15dBであるとすると、基準エリア内干渉エリア内であっても、DU比が15dBより大きければ、当該車載通信機3は、路側通信機2bからの信号を受信できる可能性がある。一方、DU比が15dBより小さければ、車載通信機3は、路側通信機2bからの信号を受信できなくなり、適切な通信が維持できない。
しかし、図11に示すように、基準エリア内干渉エリア内に、DU比が15dBより小さいエリアが存在すれば、そのエリア(受信不能エリア)では、車載通信機3の通信に影響を与える可能性が極めて高く、路側通信機2の通信を適切に維持できない。
上記実施形態では、中央装置4が、干渉制御部51を備えた場合を例示したが、例えば、図12に示すように、複数の路側通信機2の内の一つに干渉制御部51を設け、これに同様の処理を行わせることもできるし、中央装置4や、路側通信機2とは別に道路上に干渉制御部51の機能を備えた制御装置を設置することもできる。
3 車載通信機
52 取得部
53 特定部
54 判定部
55 割当制御部
Claims (7)
- 複数の車載通信機と、自装置に割り当てられたタイムスロットにおいてダウンリンク信号を送信する複数の路側通信機と、を備えた通信システムであって、
現状のタイムスロット及び現状のダウンリンクエリアに関する情報を取得する取得部と、
前記現状のタイムスロットが同一である複数の路側通信機の中で、当該複数の路側通信機の内の一の路側通信機の現状のダウンリンクエリアと、他の路側通信機の現状のダウンリンクエリアとが重複することで生じる干渉エリアを特定する特定部と、
前記干渉エリアと、前記一又は他の路側通信機に対して予め目標設定される、必要最小限のダウンリンクエリアである基準エリアとが重複しているか否かを判定する判定部と、を備えていることを特徴とする通信システム。 - 前記判定部が、前記干渉エリアと、前記一又は他の路側通信機の基準エリアとが重複していると判定した場合に、前記一の路側通信機又は前記他の路側通信機のいずれか一方に対して、前記現状のタイムスロットに代えて当該現状のタイムスロットとは異なる他のタイムスロットを割り当てる制御部をさらに備えている請求項1に記載の通信システム。
- 前記制御部は、前記他のタイムスロットとして、新たなタイムスロットを生成する請求項2に記載の通信システム。
- 前記判定部は、前記干渉エリアと、前記一又は他の路側通信機の基準エリアとが重複しているか否かを、前記一の路側通信機と、前記他の路側通信機との間の送信電力比に基づいて判定する請求項1〜3に記載の通信システム。
- 前記取得部は、前記車載通信機が送信するアップリンク信号に含まれる当該車載通信機の位置情報とこの位置情報に対応する受信電力に基づいてアップリンクエリアを推定し、これを、前記路側通信機の現状のダウンリンクエリアとして取得する請求項1〜4に記載の通信システム。
- 複数の路側通信機間におけるダウンリンクエリアの干渉が車載通信機における通信に影響を与えうる干渉であるか否かを判定する干渉判定方法であって、
前記複数の路側通信機それぞれに設定された現状のタイムスロット、及び、現状のダウンリンクエリアに関する情報を取得するステップと、
前記現状のタイムスロットが同一である複数の路側通信機の中で、当該複数の路側通信機の内の一の路側通信機の現状のダウンリンクエリアと、他の路側通信機の現状のダウンリンクエリアとが重複することで生じる干渉エリアを特定するステップと、
前記干渉エリアと、前記一又は他の路側通信機に対して予め目標設定される、必要最小限のダウンリンクエリアである基準エリアとが重複しているか否かを判定するステップと、を備えていることを特徴とする干渉判定方法。 - 複数の路側通信機間におけるダウンリンクエリアの干渉が車載通信機における通信に影響を与えうる干渉であるか否かを判定するための装置であって、
前記複数の路側通信機それぞれに設定された現状のタイムスロット、及び、現状のダウンリンクエリアに関する情報を取得する取得部と、
前記現状のタイムスロットが同一である複数の路側通信機の中で、当該複数の路側通信機の内の一の路側通信機の現状のダウンリンクエリアと、他の路側通信機の現状のダウンリンクエリアとが重複することで生じる干渉エリアを特定する特定部と、
前記干渉エリアと、前記一又は他の路側通信機に対して予め目標設定される、必要最小限のダウンリンクエリアである基準エリアとが重複しているか否かを判定する判定部と、を備えていることを特徴とする装置。
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