JP2005309576A - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数の移動体が走行し得る通信エリアにおいても、ネットワークのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能にすること。
【解決手段】 情報配信システム(1A)は、可変の伝送レートでデータ信号を送信する無線送信部(9)と、無線送信部(9)から無線送信されたデータ信号を受信する受信器(ST1 〜STN )を有する移動体(101 〜10N )に対する速度規制情報を検知する検出部(22A)と、前記速度規制情報に応じて前記データ信号の伝送レートを変更する伝送レート設定部(21)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線伝送路を通じて情報を配信する情報配信システムなどに関する。
従来、無線伝送路を通じて車両などの移動体に情報を配信するシステムとしては、電波ビーコン,光ビーコンまたはFM多重放送を用いてユーザーの車両に道路情報を配信するVICS(道路交通情報通信システム;Vehicle Information and Communication System)などが知られている。また、携帯電話機やインターネット,無線LAN(Wireless Local Area Network)の普及に伴い、IEEE 802.11(米国電気電子技術者協会規格802.11)などに準拠する無線LANを用いて、比較的狭域の通信エリアにおいて不特定多数の移動体に情報を配信するシステムが提案されている。この種のシステムは、たとえば、特許文献1(特開2003−317187号公報),特許文献2(特開2001−184595号公報)に開示されている。
一般に、静止中の受信端末と比べると、移動中の受信端末が受信する配信情報の品質は劣化しやすく、特に、送信端末が移動中の受信端末に宛てて高い伝送レートでデータを配信するとき、受信エラーが発生する確率は高い。そこで、いわゆるオートフォールバック(auto fallback)方式では、受信端末は、送信端末からデータの受信に成功したときにACK信号(受信確認信号;ACKnowledgement signal)を返信する。送信端末は、受信端末からACK信号を受信しているときは比較的高い伝送レートでデータを送信し、所定時間が経過してもACK信号を受信することができないときは低い伝送レートでデータを再送することで情報配信の信頼性が確保されている。
不特定多数の受信端末にデータを配信するときはデータをブロードキャストするのが適している。しかしながら、ブロードキャスト通信の信頼性を確保するために、すべての受信端末にACK信号を要求すると、再送回数の増大によってネットワークのスループットが低下しやすい。一方、受信端末にACK信号を要求しない場合は、受信エラーが発生しても、送信端末は伝送路に適した低い伝送レートでデータを再送することができないため、情報配信の信頼性を確保し難いという問題がある。特に、多数の受信端末が移動している通信エリアでブロードキャスト通信を行うときに前述の問題が起こりやすい。複数の受信端末にデータをマルチキャストする場合、すなわち、複数の受信端末のアドレスを指定して同じデータを送信する場合でも同様である。
特開2003−317187号公報 特開2001−184595号公報
以上の状況などに鑑みて本発明の主目的は、移動体が走行し得る通信エリアにおいても、ネットワークのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能にする情報配信システムを提供する点にある。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明は、情報配信システムであって、可変の伝送レートでデータ信号を送信する無線送信部と、前記無線送信部から無線送信されたデータ信号を受信する受信器を有する移動体に対する速度規制情報を検知する検出部と、前記速度規制情報に応じて前記データ信号の伝送レートを変更する伝送レート設定部と、を備えることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、情報配信システムであって、可変の伝送レートでデータ信号を送信する無線送信部と、前記無線送信部から無線送信されたデータ信号を受信する受信器を有する移動体の渋滞情報を検知する検出部と、前記渋滞情報に応じて前記データ信号の伝送レートを設定する伝送レート設定部と、を備えることを特徴としている。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る種々の実施例について説明する。
<第1実施例>
図1は、本発明に係る第1実施例の情報配信システム1Aの構成を概略的に示すブロック図である。情報配信システム1Aは、情報配信装置2A,交通管制部12および情報配信サーバ(情報配信源)13を備えている。情報配信装置2Aは、コントローラ11A、無線送信部(アクセスポイント)9、通信インターフェース(I/F)6,7および配信データ格納部8を備えており、コントローラ11Aは、通信制御部20,伝送レート設定部21および検出部22Aを備えている。
コントローラ11Aは、マイクロプロセッサ,プログラムを格納する不揮発性メモリ,RAM(Random Access memory),内部バスおよび入出力インターフェースを備えた集積回路である。通信制御部20,伝送レート設定部21および検出部22Aは、マイクロプロセッサで実行されるプログラムまたは一連の命令群で構成されてもよいし、もしくはハードウェアとしてコントローラ11Aに組み込まれていてもよい。
交通管制部12は、予め定めたタイムスケジュールに従って速度規制情報を発生し、これを信号機15に供給し且つ信号機15を遠隔制御する。信号機15は制御ボックス18を備えており、制御ボックス18が、交通管制部12から供給される速度規制情報に基づいて信号機15の点灯または消灯を制御する。コントローラ11Aと交通管制部12とは、パケット通信網などの電気通信回線(図示せず)を介して相互に接続されている。信号機15は、走行路17の近傍に配置されており、走行路17上の移動体(車両)101 ,102 ,…,10N (Nは2以上の整数)の速度を規制する交通規制手段である。信号機15は、赤色光源16R,黄色光源16Yおよび青色光源16Bを備えており、交通管制部12から与えられる速度規制情報に応じて、赤色光源16R,黄色光源16Yおよび青色光源16Bを個別に点灯または消灯させる。赤色光源16Rの点灯は「停止」を、黄色光源16Yの点灯は「注意して進行可能」を、青色光源16Bの点灯は「進行可能」をそれぞれ示している。なお、青色光源16Bが、「進行可能」を表示する矢印形状を持つ領域を含んでもよい。あるいは、青色光源16Bが、「進行可能」を表示する領域に加えて、「右折可能」または「左折可能」を表示する領域を有してもよい。たとえば、赤色光源16Rの点灯と同時に、青色光源16Bのうちの「右折可能」を示す領域を点灯させ、「進行可能」を表示する領域を消灯させる場合もあり得る。
また、本実施例では、車両用信号機15を用いているが、本発明では車両用信号機15に限定されず、歩行者もしくは鉄道車両の進行速度を規制する信号機もしくは棒、または歩行者の進行を規制する音声を発するスピーカーなどを用いてもよい。
移動体101 ,…,10N は、それぞれ、受信器(ステーション)ST1 ,…,STN を搭載している。無線送信部9は受信器ST1 ,…,STN との間で無線通信を行う機能を有している。通信エリアは、比較的狭域であり、半径数m〜数百m程度の領域である。採用される無線通信規格としては、公知の無線LAN規格,たとえば,IEEE 802.11(米国電気電子技術者協会規格802.11),Bluetooth(登録商標),HIPERLAN/2(HIgh PErformance Radio Local Area Network Type 2),またはHiSWAN(High Speed Wireless Access System)などの規格が挙げられる。IEEE 802.11は、IEEE 802.11a, IEEE 802.11bおよびIEEE 802.11gなどを含む規格である。通信媒体としては、可視光線,赤外線(IR),あるいは無線周波数帯域の電磁波などを用いることができる。本実施例では、移動体は自動車101 ,…,10N であるが、本発明ではこれに限らず、移動体が鉄道車両,自転車もしくは歩行者などであってもよい。
なお、本実施例の情報配信システム1Aは、複数の移動体101 ,102 ,…,10N に情報配信しているが、本発明に係る情報配信システムは、複数の移動体に限らず、単体の移動体に情報配信するものであってよい。後述する他の実施例においても同様である。
情報配信サーバ13は、移動体101 ,…,10N の速度規制が行われる規制地点周辺,すなわち信号機15が配置される地点17p周辺の交通情報,行先案内情報,広告情報あるいは時事情報などの配信情報をコントローラ11Aに供給するものである。コントローラ11Aと情報配信サーバ13とは、パケット通信網などの電気通信回線(図示せず)を介して相互に接続されており、コントローラ11Aは、通信インターフェース7で受信された配信情報を配信データ格納部8に格納する。交通情報としては、移動体101 ,…,10N の運転者が必要とするリアルタイムの道路交通情報,具体的には、渋滞状況,混雑状況,区間旅行時間,工事規制地点,車両の交通事故もしくは故障の状況などが挙げられる。行先案内情報としては、レストラン,病院もしくは銀行などの店舗情報,または遊園地もしくは観光地などの観光情報などが挙げられる。
コントローラ11Aの通信制御部20は、配信データ格納部8から配信情報を読み出してこれを無線送信部9に転送し、所定のタイミングで同一の配信情報をブロードキャストまたはマルチキャストするように無線送信部9を制御する。無線送信部9は、無線送信すべきデータ信号のデジタル変調方式と符号化率とを切り換えることによって可変の伝送レートでデータ信号を送信する機能を有している。無線送信部9がIEEE 802.11a規格に準拠している場合、図2に示す伝送レート(ビットレート),変調方式および符号化率の組み合わせのいずれかでデータ信号を送信することができる。符号化率とは、符号化後のビット数に対する元データのビット数の比で定義される。図2を参照すると、無線送信部9は、BPSK(Binary Phase Shift Keying),QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),16−QAM(16値直交振幅変調;Sixteen Quadrature Amplitude Modulation)または64−QAM(64値直交振幅変調)のいずれかでデータ信号をデジタル変調し、その結果により得た変調信号を、1/2,3/4,2/3のいずれかの符号化率で間引くことで送信データを得ることができる。図3は、IEEE 802.11a規格によるフレーム信号の構造を概略的に示す図である。図3を参照すると、無線送信部9から送出されるフレーム信号30は、プリアンブル部31,ヘッダ部32およびデータ部33で構成されている。ヘッダ部32は6Mbpsの固定の伝送レートで送信され、ヘッダ部32の中に、データ部33の伝送レートとデータ長などが含まれている。送信データを構成するデータ部33は、ヘッダ部32で指定されている伝送レートで送信される。したがって、受信器(ステーション)ST1 ,…,STN は、受信したフレーム信号30のヘッダ部32を読み取ることでデータ部33を受信することが可能である。
伝送レート設定部21は、後述する速度規制情報や渋滞情報などに応じて、無線送信すべきデータ信号の伝送レート(ビットレート)を変更する機能を持つ。伝送レート設定部21は、図4(A),(B)に示すような、予め定めた伝送レートテーブルを備えており、この伝送レートテーブルを参照してデータ信号の伝送レートを変更することができる。図4(A)に示す伝送レートテーブルによれは、信号機15(図1)の点灯色が青色のときは、6Mbpsまたは9Mbpsの低速の伝送レートが、その点灯色が黄色のときは、12Mbpsの中速の伝送レートが、その点灯色が赤色のときは、18Mbps〜45Mbpsの高速の伝送レートがそれぞれ選択され得る。また、図4(B)に示す伝送レートテーブルによれば、走行路17の渋滞度(混雑度)すなわち単位時間当たりの移動体101 ,…,10N の交通量の度合いが低いときは、6Mbpsまたは9Mbpsの低速の伝送レートが、渋滞度が中程度のときは、12Mbpsの中速の伝送レートが、渋滞度が高いときは、18Mbps〜45Mbpsの高速の伝送レートがそれぞれ選択され得る。
なお、図4(A)に示した伝送レートテーブルは、信号機15の青色、黄色および赤色の点灯色にそれぞれ対応した3段階の伝送レートを設定しているが、この代わりに、信号機15の赤色と赤色以外の点灯色とにそれぞれ対応した2段階の伝送レート、あるいは、信号機15の青色と青色以外の点灯色とにそれぞれ対応した2段階の伝送レートを設定している伝送レートテーブルを用いてもよい。
検出部22Aは、受信器ST1 ,…,STN をそれぞれ有する移動体101 ,…,10N に対する速度規制情報を検知する機能を持つ。具体的には、交通管制部12が、情報配信装置2Aの送信要求に応答して、信号機15に供給する速度規制情報と同じ情報を電気通信回線を介して情報配信装置2Aに送信しており、検出部22Aは、通信インターフェース6で受信された速度規制情報を検知しこれを伝送レート設定部21に与える。なお、交通管制部12は、情報配信装置2Aからの送信要求を待たずに、周期的にあるいは所定のタイムスケジュールに従って、送信する機能も有している。上述の通り、伝送レート設定部21は、速度規制情報に応じてデータ信号の伝送レートを決定する。
以上の構成を有する情報配信システム1Aの動作を以下に説明する。図5は、情報配信装置2Aのコントローラ11Aによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
図5を参照すると、まず、検出部22Aは、所定のタイムスケジュールに従って交通管制部12に速度規制情報を要求する(ステップS1)。次いで、検出部22Aは、交通管制部12から送信された速度規制情報を検出したか否かを判定する(ステップS2)。検出部22Aは、交通管制部12に送信要求を発した(ステップS1)後は、交通管制部12から送信された速度規制情報を検出する迄待機している。なお、検出部22Aは、所定時間が経過しても速度規制情報を検出し得ないときは、交通管制部12に繰り返し速度規制情報を要求してもよい。
交通管制部12が送信要求に応えて速度規制情報を送信し、検出部22Aが通信インターフェース6で受信された速度規制情報を検知したとき、検出部22Aは速度規制情報を伝送レート設定部21に与え、伝送レート設定部21は、伝送レートテーブルを参照して速度規制情報に応じた伝送レートを設定し、これを通信制御部20のレジスタに記憶する(ステップS4〜S7B)。すなわち、速度規制情報は、信号機15の点灯色の情報を含んでおり、伝送レート設定部21は、信号機15の点灯色が青色,黄色または赤色のいずれであるかを判定し(ステップS4)、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照し(ステップS4,S6,S8)、データ信号の伝送レートを、判定した点灯色に応じたビットレートに設定する(ステップS5,S7,S9)。信号機15の点灯色が青色の場合は、伝送レート設定部21は移動体101 ,…,10N が比較的高速で移動中であると判断し、伝送レートを低ビットレート(6Mbpsまたは9Mbps)に設定する。点灯色が黄色の場合は、伝送レート設定部21は移動体101 ,…,10N が比較的低速で移動中であると判断し、伝送レートを中ビットレート(12Mbps)に設定する。点灯色が赤色の場合は、伝送レート設定部21は移動体101 ,…,10N が静止中であると判断し、伝送レートを高ビットレート(18Mbps〜54Mbpsのいずれか1つ)に設定する。
前記ステップS5,S7,S9で伝送レートが設定された後は、上記ステップS1以後の処理が繰り返し実行される。通信制御部20は、レジスタに記憶されている伝送レートでデータ信号を送信するように無線送信部9を制御する。レジスタに記憶されている伝送レートが更新されると、通信制御部20は、新たな伝送レートでデータ信号を送信するように無線送信部9を制御する。無線送信部9は、配信データ格納部8に記憶されている配信情報を指定の変調方式でデジタル変調し、指定の符号化率でマルチキャストまたはブロードキャストすることとなる。
上記の通り、情報配信システム1Aは、交通管制部12から供給される速度規制情報に基づいて移動体101 ,…,10N の走行速度に適した伝送レートでデータを送信するため、無線LANのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能とするものである。また、比較的シンプルなアルゴリズムでリアルタイム性の高い伝送レート制御が可能である。したがって、無線LANの比較的狭域の通信エリアにおいても、信頼性の高い情報配信が可能となる。
次に、上記情報配信システム1Aの変形例について説明する。図6,図7は、それぞれ、第1および第2の変形例の情報配信システム1B,1Cの構成を概略的に示すブロック図である。各変形例において、情報配信システム1Aの構成要素と同じ符号を付された構成要素は、上記構成要素と同じ機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
第1の変形例の情報配信システム1B(図6)では、情報配信装置2Bは、速度規制情報を交通管制部12から供給されておらず、信号機15の制御ボックス18から供給されている。コントローラ11Bの検出部22Bは、通信インターフェース6で受信された速度規制情報を検出しこれを伝送レート設定部21に与える。信号機15の制御ボックス18と通信インターフェース6とはケーブルで相互に接続されてもよいし、あるいは、IPv4(Internet Protocol Version 4)またはIPv6(Internet Protocol Version 6)に準拠したIPアドレス(Internet Protocol Address)を制御ボックス18に付して、制御ボックス18と通信インターフェース6とがインターネット技術を利用した通信回線で相互に接続されてもよい。
本変形例では、情報配信装置2Bは、遠方の交通管制部12から電気通信回線を通じて速度規制情報の供給を受けずに、規制地点にある信号機15から速度規制情報の供給を受けているため、検出部22Bは、信号機15の点灯および消灯に関する情報をより確実に取得することが可能である。たとえば、信号機15が、交通管制部12の制御を受けずに自律的に動作する場合でも、移動体101 ,…,10N の走行速度に応じて伝送レートを変更することが可能である。また、交通管制部12と情報配信装置2Bとの間の電気通信回線に異常が発生した場合でも、その異常に関わりなく、伝送レートを制御することができる。
次に、第2の変形例の情報配信システム1C(図7)では、情報配信装置2Cは、交通管制部12から電気通信回線を通じて上記速度規制情報の代わりに渋滞情報の供給を受けており、コントローラ11Cの検出部22Cは、通信インターフェース6で受信された渋滞情報を検出しこれを伝送レート設定部21に与える。伝送レート設定部21は、図4(B)に示した伝送レートテーブルを参照して渋滞情報に応じた伝送レートを設定し、これを通信制御部20のレジスタに記憶する。伝送レート設定部21は、渋滞度が高いときは、移動体101 ,…,10N が低速で移動または静止していると推定して伝送レートを高ビットレートに設定し、渋滞度が中程度のときは、移動体101 ,…,10N が中速で移動していると推定して伝送レートを中ビットレートに設定し、渋滞度が低いときは、移動体101 ,…,10N が比較的高速で移動していると推定して伝送レートを低ビットレートに設定する。この結果、無線送信部9は、走行路17の渋滞状況に応じた伝送レートでデータ信号を送信することとなる。交通管制部12としては、たとえば、公知のVICS(道路交通情報通信システム)が挙げられる。
<第2実施例>
以下、本発明に係る第2実施例について説明する。図8は、第2実施例の情報配信システム1Dの構成を概略的に示すブロック図である。図8において、上記情報配信システム1Aの構成要素と同じ符号を付された構成要素は、上記構成要素と同じ機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
情報配信システム1Dは、情報配信装置2D,交通管制部12および情報配信サーバ13を備えている。情報配信装置2Dは、コントローラ11D、無線送信部9、通信インターフェース6,7および配信データ格納部8を備えており、コントローラ11Dは、通信制御部20,伝送レート設定部21,検出部22Dおよびタイマー34を備えている。コントローラ11Dは、上記第1実施例のコントローラ11Aと同様に、マイクロプロセッサ,プログラムを格納する不揮発性メモリ,RAM,内部バスおよび入出力インターフェースを備えた集積回路である。
伝送レート設定部21は、上記第1実施例の伝送レート設定部21と同様に、速度規制情報や渋滞情報などに応じて、無線送信すべきデータ信号の伝送レート(ビットレート)を変更する機能を有しており、図4(A),(B)に示すような伝送レートテーブルを参照してデータ信号の伝送レートを変更することができる。
検出部22Dは、上記第1実施例の検出部22Aと同様に、受信器ST1 ,…,STN をそれぞれ有する移動体101 ,…,10N に対する速度規制情報を検知する機能を持つ。本実施例では、タイマー34は、速度規制情報に基づいて、移動体101 ,…,10N に対する速度規制の開始時間と終了時間とを計測することができる。また、検出部22Dは、タイマー34を用いて移動体101 ,…,10N に対する速度規制の実行するタイムスケジュールを取得してこれを記憶する機能を有している。
図9のタイミングチャートに示すように、信号機15の点灯色は、速度規制情報に従って、R(赤色),B(青色),Y(黄色),R,B,Y,…の順に周期的に変化する。また、赤色点灯期間TR ,青色点灯期間TB および黄色点灯期間TY は、走行路17の混雑状況や時間帯,曜日に応じて変化し得るものの、たとえば十数分程度の短時間で点灯期間TR ,TB ,TY が変えられることがないのが普通である。検出部22Dは、第1の期間(測定期間)T1 において、タイマー34を用いて点灯期間TR ,TB ,TY を測定することでタイムスケジュールを取得しこれを記憶する。 測定期間T1 に続く第2の期間(自律期間)T2 においては、検出部22Dは、外部から供給される速度規制情報に依存せずに、記憶しているタイムスケジュールに従って速度規制情報を自ら生成しこれを伝送レート設定部21に供給する。したがって、自律期間T2 においては、伝送レート設定部21は、前記タイムスケジュールに従って伝送レートを設定することとなる。図10に示すように、測定期間T1 と自律期間T2 とは周期的に出現する。
以上の構成を有する情報配信システム1Dの動作を以下に説明する。図11および図12は、情報配信装置2Dのコントローラ11Dによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。図11に示すフローチャートと図12に示すフローチャートとは、接続子C1,C2を介して連続している。
図11を参照すると、まず、検出部22Dによりタイマー34が起動され、測定期間T1 における経過時間の計測が開始される(ステップS10)。続いて、検出部22Dは、交通管制部12に速度規制情報を要求する(ステップS11)。次いで、検出部22Dは、交通管制部12から送信された速度規制情報を検出したか否かを判定する(ステップS12)。検出部22Dは、交通管制部12に送信要求を発した(ステップS11)後は、交通管制部12から送信された速度規制情報を検出する迄待機している。なお、検出部22Dは、所定時間が経過しても速度規制情報を検出し得ないときは、交通管制部12に繰り返し速度規制情報を要求してもよい。
交通管制部12が送信要求に応えて速度規制情報を送信し、検出部22Dが通信インターフェース6で受信された速度規制情報を検知したとき、検出部22Dは速度規制情報の変化が有るか否か、すなわち、以前に取得した速度規制情報が今回のそれと相違するか否かを判定する(ステップS13)。たとえば、信号機15の以前の点灯色が赤色であり、今回の点灯色も赤色である場合、検出部22Dは速度規制情報の変化無しと判定してステップS11に処理を戻す。一方、信号機15の点灯色が赤色から青色に変化した場合は、検出部22Dは速度規制情報の変化有りと判定して次のステップS14に処理を移行させる。速度規制情報に変化が有った場合、検出部22Dは点灯情報を内部メモリに記録する(ステップS14)。具体的には、信号機15の点灯色が赤色から青色に変化した場合は、赤色点灯期間TR と、点灯色が赤色から青色へ変化したことが記録される。
次に、伝送レート設定部21は、信号機15の点灯色が青色,黄色または赤色のいずれであるかを判定し(ステップS15)、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照して(ステップS16,S18,S20)、データ信号の伝送レートを、判定した点灯色に応じたビットレートに設定する(ステップS17,S19,S21)。点灯色が黄色または赤色の場合は、伝送レートが中ビットレートまたは高ビットレートに設定され(ステップS19,S21)、その後、前記ステップS11以後の処理が繰り返し実行される。一方、点灯色が青色の場合は、伝送レート設定部21は伝送レートを低ビットレートに設定し(ステップS17)、その後、検出部22Dは、タイマー34から供給される計時データに基づいて測定期間T1 が経過したか否かを判定し(ステップS22)、測定期間T1 が経過していないと判定した場合は、上記ステップS11に処理を戻す。一方、前記ステップS22において、検出部22Dは、測定期間T1 が経過したと判定した場合は、図12に示すステップS23以後に処理を移行させる。
図12を参照すると、ステップS23では、検出部22Dによりタイマー34が起動され、自律期間T2 における経過時間の計測が開始される(ステップS23)。続いて、検出部22Dは青色点灯期間TB が経過したか否かを判定し、青色点灯期間TB が経過する迄待機している(ステップS24)。青色点灯期間TB が経過したとき、信号機15の点灯色は青色から黄色に変化する。次のステップS25において、検出部22Dは、上記測定期間2 に記録されたタイムスケジュールを読み出して、点灯色が黄色である旨の速度規制情報を生成しこれを伝送レート設定部21に与える。伝送レート設定部21は、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照して伝送レートを中ビットレートに設定する。
その後、検出部22Dは黄色点灯期間TY が経過したか否かを判定し、黄色点灯期間TY が経過する迄待機している(ステップS26)。黄色点灯期間TY が経過したとき、信号機15の点灯色は黄色から赤色に変化する。次のステップS27において、検出部22Dは、上記タイムスケジュールを読み出して、点灯色が赤色である旨の速度規制情報を生成しこれを伝送レート設定部21に与える。伝送レート設定部21は、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照して伝送レートを高ビットレートに設定する。
その後、検出部22Dは赤色点灯期間TR が経過したか否かを判定し、赤色点灯期間TR が経過する迄待機している(ステップS28)。赤色点灯期間TR が経過したとき、信号機15の点灯色は赤色から青色に変化する。次のステップS29において、検出部22Dは、上記タイムスケジュールを読み出して、点灯色が青色である旨の速度規制情報を生成しこれを伝送レート設定部21に与える。伝送レート設定部21は、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照して伝送レートを低ビットレートに設定する。その後、検出部22Dは、タイマー34から供給される計時データに基づいて、自律期間T2 が経過したか否かを判定する(ステップS30)。検出部22Dが自律期間T2 が経過しないと判定した場合は、上記ステップS24以後の処理が繰り返し実行され、検出部22Dが自律期間T2 が経過したと判定した場合は、上記ステップS10以後の測定期間T1 における処理が繰り返し実行される。
上述の通り、本実施例の情報配信システム1Dは、上記第1実施例の情報配信システム1Aと同様に、無線LANのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能とするものである。また、比較的シンプルなアルゴリズムでリアルタイム性の高い伝送レート制御が可能である。さらに、本実施例では、交通管制部12に対して速度規制情報の送信要求を発する回数が減るため、交通管制部12の処理負荷の軽減が可能である。
<第3実施例>
以下、本発明に係る第3実施例について説明する。図13は、第3実施例の情報配信システム1Eの構成を概略的に示すブロック図である。図13において、上記情報配信システム1Aの構成要素と同じ符号を付された構成要素は、上記構成要素と同じ機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
情報配信システム1Eは、情報配信装置2Eおよび情報配信サーバ13を有する。情報配信装置2Eは、コントローラ11E、配信データ格納部8、無線送信部9、通信インターフェース7、撮像部37および入力インターフェース35を備えており、コントローラ11Eは、通信制御部20,伝送レート設定部21,検出部22Eおよび画像処理部36を備えている。コントローラ11Eは、上記第1実施例のコントローラ11Aと同様に、マイクロプロセッサ,プログラムを格納する不揮発性メモリ,RAM,内部バスおよび入出力インターフェースを備えた集積回路である。
撮像部37は、CCDセンサやCMOSセンサなどからなる固体撮像素子、光学系および信号処理系などを有し、移動体101 ,…,10N に対する速度規制が行われる規制地点付近に配置され且つ規制地点付近を撮像し得る視野を持つ。本実施例では、撮像部37は、信号機15の赤色光源16R,青色光源16Bおよび黄色光源16Yを撮像して動画像信号を生成しこれを入力インターフェース35に出力する。入力インターフェース35は、動画像信号からノイズを除去し、動画像信号のゲインを適正なレベルに調整し、動画像信号をA/D変換した後に画像処理部36に供給する。画像処理部36は、入力インターフェース35から入力する動画像データを画像処理した後に検出部22Eに与える。
検出部22Eは、撮像部37で撮像された画像データに基づいて速度規制情報を検知する機能を有している。具体的には、画像処理部36は、各画像フレームを赤色成分のみのRフレーム,黄色成分のみのYフレーム,青色成分のみのBフレームからなる面順次データに変換し、Rフレーム,YフレームおよびBフレームそれぞれの平均輝度を算出してこれらを検出部22Eに供給する。検出部22Eは、各平均輝度が所定の閾値以下か否かを判定することで、赤色光源16R,黄色光源16Yおよび青色光源16Bそれぞれの点灯または消灯を検出し、速度規制情報を生成してこれを伝送レート設定部21に与えることができる。他の解析処理として、各画像フレームから、赤色光源16Rの撮像領域のみを含む画像データ、黄色光源16Yの撮像領域のみを含む画像データ、および青色光源16Bの撮像領域のみを含む画像データを抽出し、各画像データの平均輝度を算出する処理を採用してもよい。
以上の構成を有する情報配信システム1Eの動作を以下に説明する。図14は、情報配信装置2Eのコントローラ11Eによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
図14を参照すると、まず、画像処理部36は、入力インターフェース35から供給される動画像データをサンプリングしてこれを取得する(ステップS40)。その後、画像処理部36は動画像データを処理し(ステップS41)、検出部22Eは、画像処理部36から入力する処理データに基づいて速度規制情報を検出しこれを伝送レート設定部21に与える(ステップS42)。
伝送レート設定部21は、信号機15の点灯色が青色,黄色または赤色のいずれであるかを判定し(ステップS43)、図4(A)に示した伝送レートテーブルを参照して(ステップS44,S46,S48)、データ信号の伝送レートを、判定した点灯色に応じたビットレートに設定する(ステップS45,S47,S49)。点灯色が青色の場合は、伝送レートが低ビットレートに設定され(ステップS45)、点灯色が黄色の場合は、伝送レートが中ビットレートに設定され(ステップS47)、点灯色が赤色の場合は、伝送レートが高ビットレートに設定される(ステップS49)。その後、上記ステップS40以後の処理が繰り返し実行される。
上述の通り、本実施例の情報配信システム1Eは、撮像部37で撮像された動画像に基づいて移動体101 ,…,10N の走行速度に適した伝送レートでデータを送信するため、無線LANのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能とするものである。また、比較的シンプルなアルゴリズムでリアルタイム性の高い伝送レート制御が可能である。また、上記第1および第2実施例と比べると、電気通信回線やケーブルを介して外部から速度規制情報などを取得せずに済むため、安定した伝送レート制御が可能となる。
<第4実施例>
以下、本発明に係る第4実施例について説明する。図15は、第4実施例の情報配信システム1Fの構成を概略的に示すブロック図である。図15において、上記情報配信システム1Aの構成要素と同じ符号を付された構成要素は、上記構成要素と同じ機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
情報配信システム1Fは、情報配信装置2Fおよび情報配信サーバ13を有する。情報配信装置2Fは、コントローラ11F、配信データ格納部8、無線送信部9、通信インターフェース6、指向性マイクロフォン42および入力インターフェース40を備えており、コントローラ11Fは、通信制御部20,伝送レート設定部21,検出部22Fおよび音声認識部41を備えている。コントローラ11Fは、上記第1実施例のコントローラ11Aと同様に、マイクロプロセッサ,プログラムを格納する不揮発性メモリ,RAM,内部バスおよび入出力インターフェースを備えた集積回路である。
交通管制部12は、予め定めたタイムスケジュールに従って速度規制情報を発生し、これを信号機43に供給し且つ信号機43を遠隔制御する。信号機43は、赤色光源48R,青色光源48Bおよびスピーカ45を備えており、十字路(規制地点)46の近傍に配置される。また、信号機43は制御ボックス44を備えており、制御ボックス44が、交通管制部12から供給される速度規制情報に基づいて信号機43の赤色光源48Rおよび青色光源48Bそれぞれの点灯または消灯を制御する。制御ボックス44と交通管制部12とは、パケット通信網などの電気通信回線(図示せず)を介して相互に接続されている。赤色光源48Rの点灯は「停止」を、青色光源48Bの点灯は「進行可能」をそれぞれ示している。また、制御ボックス44は、赤色光源48Rおよび青色光源48Bの点灯と消灯に合わせて歩行者471 ,472 に対する規制音を発するようにスピーカ45を制御する。たとえば、赤色光源48Rが点灯しているときは、スピーカ45が警告音を発し、青色光源48Bが点灯しているときは、スピーカ45が誘導音を発することとなる。
指向性マイクロフォン42は、移動体(歩行者)471 ,472 に対する速度規制が行われる規制地点付近に配置され且つ規制地点付近の音声を検出する。入力インターフェース40は、指向性マイクロフォン42から入力する音声信号からノイズを除去し、音声信号をA/D変換した後に音声認識部41に出力する。音声認識部41は、入力インターフェース40から入力する音声データのケプストラム領域の特徴量を抽出し、これを検出部22Fに出力する。検出部22Fは、予め用意された音声パターンと前記特徴量とを比較することで速度規制情報を検出する。
以上の構成を有する情報配信システム1Fの動作を以下に説明する。図16は、情報配信装置2Fのコントローラ11Fによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
図16を参照すると、まず、音声認識部41は、入力インターフェース40から供給される音声データをサンプリングしてこれを取得する(ステップS50)。その後、音声認識部41は音声データに音声認識処理を施すことで特徴量を算出しこれを検出部22Fに出力する(ステップS51)。検出部22Fは、音声認識部41から入力する特徴量に基づいて速度規制情報(以下、検出音と呼ぶ。)を検出しこれを伝送レート設定部21に供給する(ステップS52)。
伝送レート設定部21は、検出音が「進行可能」または「停止」のいずれを示す音であるかを判定し(ステップS53)、伝送レートテーブルを参照して(ステップS54,S56)、データ信号の伝送レートを、判定した音に応じたビットレートに設定する(ステップS55,S57)。検出音が「進行可能」を示す場合は、伝送レートは低ビットレートに設定され(ステップS55)、検出音が「警告音」を示す場合は、伝送レートは高ビットレートに設定される(ステップS57)。その後、上記ステップS50以後の処理が繰り返し実行される。
上述の通り、本実施例の情報配信システム1Fは、指向性マイクロフォン42で検出された音声に基づいて歩行者471 ,472 の移動速度に適した伝送レートでデータを送信するため、無線LANのスループットを低下させず、高品質のデータ配信を可能とするものである。
本発明に係る第1実施例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 伝送レート,変調方式および符号化率の組み合わせを示す図である。 IEEE 802.11規格によるフレーム信号の構造を概略的に示す図である。 (A)は、信号機の点灯色に応じた伝送レートを示す図であり、(B)は、渋滞度に応じた伝送レートを示す図である。 第1実施例の情報配信装置のコントローラによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 第1実施例の変形例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施例の他の変形例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明に係る第2実施例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 信号機の点灯色を示すタイミングチャートである。 信号機の点灯色を示すタイミングチャートである。 第2実施例の情報配信装置のコントローラによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 第2実施例の情報配信装置のコントローラによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明に係る第3実施例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 第3実施例の情報配信装置のコントローラによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明に係る第4実施例の情報配信システムの構成を概略的に示すブロック図である。 第4実施例の情報配信装置のコントローラによる処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
1A〜1F 情報配信システム
2A〜2F 情報配信装置
6,7 通信インターフェース
8 配信データ格納部
9 無線送信部
101 〜10N 移動体(車両)
11A〜11F コントローラ
12 交通管制部
13 情報配信サーバ(情報配信源)
20 通信制御部
21 伝送レート設定部
22A〜22F 検出部
34 タイマー
36 画像処理部
37 撮像部
41 音声認識部
42 指向性マイクロフォン

Claims (17)

  1. 情報配信システムであって、
    可変の伝送レートでデータ信号を送信する無線送信部と、
    前記無線送信部から無線送信されたデータ信号を受信する受信器を有する移動体に対する速度規制情報を検知する検出部と、
    前記速度規制情報に応じて前記データ信号の伝送レートを変更する伝送レート設定部と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 請求項1記載の情報配信システムであって、前記検出部は、前記移動体の速度を規制する交通規制手段を遠隔制御する交通管制部から、前記速度規制情報の供給を受けることを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項1記載の情報配信システムであって、前記検出部は、前記移動体の速度を規制する交通規制手段から、前記速度規制情報の供給を受けることを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記速度規制情報に基づいて前記移動体に対する速度規制の開始時間と終了時間とを計測するタイマーをさらに備え、
    前記検出部は、前記タイマーを用いて前記移動体に対する速度規制を実行するタイムスケジュールを取得してこれを記憶し、
    前記伝送レート設定部は、前記タイムスケジュールに従って前記データ信号の伝送レートを変更することを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項4記載の情報配信システムであって、前記検出部は、前記タイムスケジュールを所定の周期毎に取得することを特徴とする情報配信システム。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、
    前記移動体に対する速度規制が行われる規制地点付近に配置され且つ前記規制地点付近を撮像する撮像部をさらに備え、
    前記検出部は、前記撮像部で撮像された動画像データに基づいて前記速度規制情報を検知することを特徴とする情報配信システム。
  7. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記移動体に対する速度規制が行われる規制地点付近に配置され且つ前記規制地点付近の音声を検出するマイクロフォンをさらに備え、
    前記検出部は、前記マイクロフォンで検出された音声の特徴量を抽出し前記特徴量に基づいて前記速度規制情報を検知することを特徴とする情報配信システム。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記伝送レート設定部は、前記速度規制情報に対応した伝送レートを定めている伝送レートテーブルを備え、前記伝送レートテーブルを参照して前記データ信号の伝送レートを変更することを特徴とする情報配信システム。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記無線送信部は、前記移動体に対する速度規制が行われる規制地点付近に配置されていることを特徴とする情報配信システム。
  10. 情報配信システムであって、
    可変の伝送レートでデータ信号を送信する無線送信部と、
    前記無線送信部から無線送信されたデータ信号を受信する受信器を有する移動体の渋滞情報を検知する検出部と、
    前記渋滞情報に応じて前記データ信号の伝送レートを設定する伝送レート設定部と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  11. 請求項10記載の情報配信システムであって、前記伝送レート設定部は、前記渋滞情報に対応した伝送レートを定めている伝送レートテーブルを備え、前記伝送レートテーブルを参照して前記データ信号の伝送レートを変更することを特徴とする情報配信システム。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記伝送レート設定部は、無線送信すべきデータ信号の変調方式および符号化率を変更することで前記伝送レートを変更することを特徴とする情報配信システム。
  13. 請求項1から12のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記検出部は、前記移動体の走行路近傍に配置されている信号機の点灯および消灯のタイミングを示す情報を前記速度規制情報として検知することを特徴とする情報配信システム。
  14. 請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記無線送信部は、前記データ信号をブロードキャストすることを特徴とする情報配信システム。
  15. 請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記無線送信部は、前記データ信号をマルチキャストすることを特徴とする情報配信システム。
  16. 請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記移動体に対する速度規制が行われる規制地点周辺の交通情報,行先案内情報,広告情報および時事情報の中から選択した少なくとも1つの情報を前記配信情報として供給する情報配信源をさらに備えることを特徴とする情報配信システム。
  17. 請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の情報配信システムであって、前記無線送信部は、無線LAN規格に準拠していることを特徴とする情報配信システム。
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