JP6645665B1 - 通信システム、アクセスポイント、無線lan端末、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信システム、アクセスポイント、無線lan端末、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】固定的に設置される無線LAN端末がローミングしてしまうことを抑制すること。【解決手段】通信システム1は、自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を送信する無線LAN端末10と、第1の情報が固定局であることを示す場合、無線LAN端末10との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択すると共に、選択された通信レートに関する第2の情報を無線LAN端末に送信するアクセスポイント20と、を備える。無線LAN端末10は、第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する。【選択図】図1

Description

本開示は、通信システム、アクセスポイント、無線LAN端末、通信制御方法及び通信制御プログラムに関する。
無線LAN通信システムでは、アクセスポイント及び無線LAN(Local Area Network)端末がマルチレート制御と呼ばれる通信レートを切り替える機能を有しており、マルチレート制御に関連する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、アクセスポイント及び無線LAN端末間のリンクが成立した際の送受信レートに基づいて、無線LAN端末が使用可能な最高送信レート及び最低送信レートを設定することが開示されている。
特開2005−286642号公報
ところで、無線LAN端末は、現在接続しているアクセスポイントと通信が行えなくなった場合、上記アクセスポイントから別のアクセスポイントに接続し直すローミングを行う。無線LAN端末はローミングを行う際に電波強度及び通信リトライ状況に基づいて無線LAN端末側でローミングを行うか否かを判定し、ローミングを行う条件に合致した場合、ローミングを行う。
ここで、無線LAN端末には、固定的に設置される固定局として用いられる端末が存在する。固定的に設置される無線LAN端末は、例えば当該無線LAN端末に最も近いアクセスポイント等、同一のアクセスポイントに接続した方が好ましい。つまり、固定的に設置される無線LAN端末が、ローミングを行うことを抑制した方が好ましい。
しかしながら、無線LANネットワーク全体のシステム構成を考えた場合、設置場所を固定して使用される無線LAN端末が、意に反してローミングが発生してしまう場合がある。その理由は、電波強度及び通信リトライは、アクセスポイントが制御することが出来ないため、期待通りのローミング制御が出来ないからである。すなわち、固定的に設置される無線LAN端末がローミングを行うことを抑制することが出来ない場合があり得る。
本開示の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、固定的に設置される無線LAN端末がローミングしてしまうことを抑制可能な通信システム、アクセスポイント、無線LAN端末、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することである。
本開示にかかる通信システムは、
自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を送信する無線LAN端末と、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択すると共に、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信するアクセスポイントと、を備え、
前記無線LAN端末は、前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する、通信システムである。
本開示にかかるアクセスポイントは、
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信する通信部と、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択する選択部と、を備え、
前記通信部は、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信する、アクセスポイントである。
本開示にかかる無線LAN端末は、
自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報をアクセスポイントに送信すると共に、前記アクセスポイントとの通信に用いる通信レートに関する第2の情報を前記アクセスポイントから受信する通信部と、
前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する通信制御部と、を備える無線LAN端末である。
本開示にかかる通信制御方法は、
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、を含む通信制御方法である。
本開示にかかる通信制御プログラムは、
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、をコンピュータに実行させる通信制御プログラムである。
本開示によれば、固定的に設置される無線LAN端末がローミングしてしまうことを抑制可能な通信システム、アクセスポイント、無線LAN端末、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成例を示す図である。 CLがAPに接続する際の動作例を説明する図である。 実施の形態2にかかるAPの動作例を説明する図である。 実施の形態2にかかる通信システムの動作例を説明する図である。 実施の形態2にかかる通信システムの動作例を説明する図である。 本開示の各実施の形態にかかる無線LAN端末等のハードウェア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施の形態1)
図1を用いて実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図である。通信システム1は、無線LAN通信システムである。通信システム1は、無線LAN端末10と、アクセスポイント(AP:Access Point)20とを備える。
無線LAN端末10は、アクセスポイント20と接続処理(帰属処理)を行い、アクセスポイント20と無線通信を行う。無線LAN端末10は、アクセスポイント20を無線親機とする無線子局と称されてもよいし、クライアント(CL:Client)と称されてもよい。
無線LAN端末10は、通信部11と、通信制御部12とを備える。
通信部11は、自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報をアクセスポイント20に送信する。また、通信部11は、アクセスポイント20との通信に用いる通信レートに関する第2の情報をアクセスポイント20から受信する。
第1の情報は、自装置が固定的に設置される固定局であることを示す情報を含む。第1の情報は、自装置が移動して使用される端末であるか、又は移動して使用される予定がある端末である移動局であることを示す情報を含んでもよい。換言すると、第1の情報が移動局であることを示す場合、第1の情報は、固定局ではないことを示す情報となる。
第2の情報は、無線LAN端末10と、アクセスポイント20とが設定可能な複数の通信レートのうち、無線LAN端末10と、アクセスポイント20との通信において用いられる通信レートに関する情報である。設定可能な通信レートは、無線LAN端末10及びアクセスポイント20の両方がサポート可能な通信レートであってもよい。
通信制御部12は、第2の情報に含まれる通信レートに基づいてアクセスポイント20との通信を試行する。
アクセスポイント20は、通信部21と、選択部22とを備える。
通信部21は、第1の情報を無線LAN端末10から受信すると共に、後述する選択部22が選択した通信レートに関する第2の情報を無線LAN端末10に送信する。
選択部22は、第1の情報に基づいて、無線LAN端末10との通信において設定可能な複数の通信レートから、通信において用いられる通信レートを選択する。選択部22は、第1の情報が固定局であることを示す場合、無線LAN端末10との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最も高い通信レート(最高通信レート)及び最も低い通信レート(最低通信レート)を含む通信レートを選択する。つまり、選択部22は、無線LAN端末10との通信において設定可能な複数の通信レートのうちの一部の通信レートを選択する。
以上説明したように、無線LAN端末10は、自装置が固定局であるか否かに関する第1の情報をアクセスポイント20に送信する。アクセスポイント20は、無線LAN端末10が固定局である場合、通信において設定可能な通信レートの全てを選択せず、最高通信レート及び最低通信レートを含む一部の通信レートのみを選択する。
ここで、無線通信では、通信レートが低い程、通信が確立し易いという特性を有している。上記のように、アクセスポイント20は、固定局である無線LAN端末10に対して、通信において設定可能な全ての通信レートを選択せずに、一部の通信レートを選択している。そのため、無線LAN端末10及びアクセスポイント20は、通信において設定可能な全ての通信レートを選択する場合と比較して、低い通信レートを用いた通信を行う可能性が高くなり、通信を確立し易くなる。通信が確立し易くなるということは、通信リトライが発生しにくくなるので、ローミングが発生することを抑制することが可能となる。したがって、実施の形態1にかかる通信システム1によれば、固定的に設置される無線LAN端末がローミングしてしまうことを抑制することが可能となる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1を詳細にした実施の形態である。
<通信システムの構成例>
図2を用いて、実施の形態2にかかる通信システム100の構成例について説明する。図2は、実施の形態2にかかる通信システムの構成例を示す図である。
通信システム100は、実施の形態1と同様に無線LAN通信システムである。通信システム100は、CL30、CL40及びAP50を備える。なお、通信システム100は、CL30及びCL40の2つの無線LAN端末を備える構成であるが、通信システム100は、1つ以上の無線LAN端末を備える構成であればよい。
CL30及びCL40は、実施の形態1における無線LAN端末10に対応する無線LAN端末である。CL30及びCL40は、AP50と接続処理を行い、AP50と無線通信を行うクライアントである。CL30及びCL40は、AP50を無線親機とする無線子局と称されてもよい。CL30及びCL40は、例えば、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ装置、無線ルータ等であってもよい。
CL30及びCL40は、無線LAN規格のうち、5GHzの周波数帯を使用するIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11aをサポートする無線LAN端末である。CL30及びCL40は、上記無線LAN規格がサポートする、6Mbps、9Mbps、12Mbps、18Mbps、24Mbps、36Mbps、48Mbps及び54Mbpsの通信レートをサポートする。
なお、当然ながら、CL30及びCL40がサポートする無線LAN規格及び通信レートは一例である。そのため、CL30及びCL40は、IEEE802.11gをサポートしてもよいし、600Mbpsまでの通信レートをサポートするIEEE802.11nをサポートしてもよい。もしくは、CL30及びCL40は、6930Mbpsの通信レートをサポートするIEEE802.11acをサポートしてもよいし、IEEE802.11axをサポートしてもよい。
CL30は、設置状態が固定的である固定局として運用される無線LAN端末である。CL40は、移動して使用されるか又は移動して使用される予定がある移動局として運用される無線LAN端末である。CL30及びCL40は、後述する機能部を有する無線LAN端末であればよいため、同一の構成を有する無線LAN端末であってもよいし、異なる構成を有する無線LAN端末であってもよい。なお、説明を簡略化するために、CL30及びCL40は、同一の構成を有する無線LAN端末であるとして以降の説明を行う。
AP50は、実施の形態1にかかるアクセスポイント20に対応する。AP50は、CL30及びCL40を無線子局とする無線親機である。AP50は、例えば、無線基地局装置、無線ルータを含む無線通信装置、無線中継装置等であってもよい。AP50は、無線LAN規格のうち、5GHzの周波数帯を使用するIEEE802.11aをサポートする。AP50は、上記無線LAN規格がサポートする、6Mbps、9Mbps、12Mbps、18Mbps、24Mbps、36Mbps、48Mbps及び54Mbpsの通信レートをサポートする。
なお、当然ながら、AP50がサポートする無線LAN規格及び通信レートは一例である。AP50は、CL30及びCL40がサポートする無線LAN規格及び通信レートをサポートしていればよい。そのため、AP50は、IEEE802.11gをサポートしてもよいし、IEEE802.11nをサポートしてもよい。もしくは、AP50は、IEEE802.11acをサポートしてもよいし、IEEE802.11axをサポートしてもよい。
<CL(クライアント)の構成例>
次に、CL30及びCL40の構成例について説明する。上述したように、CL30及びCL40は、同じ構成を有する無線LAN端末であるので、まず、CL30の構成例を説明する。その後、CL40の構成例について、CL30と同様の構成に関する説明を適宜割愛しながら説明する。
CL30の構成例について説明する。CL30は、通信部31と、通信制御部32とを備える。
通信部31は、実施の形態1にかかる通信部11に対応する。通信部31は、AP50に接続(帰属)するときに、Probe要求メッセージに、自装置が固定局であるか、又は移動局であるかを示す固定局/移動局情報を含めてAP50に送信する。CL30は、固定局であるため、「固定局」を設定した固定局/移動局情報を含むProbe要求メッセージをAP50に送信する。
また、通信部31は、AP50に接続(帰属)するときに、使用通信レート情報を含むAssociation応答メッセージを受信する。通信部31は、使用通信レート情報をAssociation応答メッセージから取得する。使用通信レート情報は、CL30及びAP50がサポートする通信レートのうち、AP50が選択した通信レートに関する情報である。
通信制御部32は、実施の形態1にかかる通信制御部12に対応する。通信制御部32は、AP50に接続が完了した直後、及びAP50との通信が確立した後に切断された直後に、使用通信レート情報に含まれる通信レートに基づいてAP50との通信を試行する。具体的には、通信制御部32は、使用通信レート情報に含まれる通信レートのうち、通信レートが高い方から順に選択して、選択した通信レートを用いて、AP50との通信を試行する。
例えば、使用通信レート情報に、最高通信レートである54Mbps、最高通信レート及び最低通信レートの間の中間通信レートである24Mbps及び最低通信レートである6Mbpsが設定されているとする。通信制御部32は、最初に54Mbpsを選択して、54Mbpsの通信レートを用いてAP50との通信を試行する。54Mbpsの通信レートでAP50と通信が確立出来なかった場合、通信制御部32は、リトライ回数をインクリメントし、再度、54Mbpsを選択して、54Mbpsの通信レートを用いてAP50との通信を試行する。
通信が確立出来なかった場合、通信制御部32は、リトライ回数をインクリメントし、次に24Mbpsを選択して、24Mbpsの通信レートを用いてAP50との通信を試行する。24Mbpsの通信レートでAP50と通信が確立出来なかった場合、通信制御部32は、リトライ回数をインクリメントし、次に6Mbpsを選択して、6Mbpsの通信レートを用いてAP50との通信を試行する。さらに、通信制御部32は、ローミングが行われるリトライ回数未満であって、最低通信レートで通信が行えない場合、リトライ回数が前記所定回数を超過するか又は通信が確立するまで、最低通信レートで通信の試行を継続する。
上記のように、通信制御部32は、最高通信レートである54Mbpsの場合のみ1回の通信のリトライを行う。なお、通信制御部32は、中間通信レートを用いてAP50と通信が確立しなかった場合、中間通信レートを用いて通信のリトライを行ってもよい。
次に、CL40の構成例について説明する。CL40は、通信部41と、通信制御部42とを備える。通信部41は、通信部31と同一の構成を有し、通信制御部42は、通信制御部32と同一の構成を有するので、重複する説明は割愛する。CL30及びCL40は、固定局であるか移動局であるかの差分である。つまり、CL40に関する以下の説明は、無線LAN端末が移動局である場合の構成についての説明である。
通信部41は、CL40が移動局であるため、「移動局」を設定した固定局/移動局情報を含むProbe要求メッセージをAP50に送信する。
通信制御部42は、AP50に接続が完了した直後、及びAP50との通信が確立した後に切断された直後に、使用通信レート情報に含まれる通信レートのうち、高い方から順に選択して、選択した通信レートを用いて、AP50との通信を試行する。通信制御部42は、通信が行えなかった場合、各通信レートについて、1回ずつのリトライを行う。
<AP(アクセスポイント)の構成例>
次に、AP50の構成例について説明する。AP50は、通信部51と、選択部52と、通信制御部53とを備える。
通信部51は、実施の形態1にかかる通信部21に対応する。通信部51は、CL30及びCL40が接続(帰属)するときに、固定局/移動局情報を含むProbe要求メッセージを受信する。通信部51は、Probe要求メッセージから固定局/移動局情報を取得する。
また、通信部51は、後述する選択部52が選択した通信レートに関する情報を使用通信レート情報に設定して、使用通信レート情報を含むAssociation応答メッセージをCL30及びCL40に送信する。
選択部52は、実施の形態1にかかる選択部22に対応する。選択部52は、通信部51が取得した固定局/移動局情報に基づいて、CL30及びCL40との通信において設定可能な複数の通信レートの中からCL30及びCL40との通信に使用する通信レートを選択する。具体的には、選択部52は、通信部51が取得した固定局/移動局情報に基づいて、CL30及びCL40と、AP50とがサポートする通信レートの中から通信に使用する通信レートを選択する。
選択部52は、固定局/移動局情報が「移動局」である場合、CL40と、AP50とがサポートする全ての通信レートを選択する。
選択部52は、固定局/移動局情報が「固定局」である場合、CL30と、AP50とがサポートする通信レートのうち、最高通信レートである54Mbps、中間通信レートである24Mbps及び最低通信レートである6Mbpsの通信レートを選択する。
なお、本実施の形態では、選択部52は、中間通信レートを1つのみ選択するが、5つ以下の複数の中間通信レートを選択してもよいし、中間通信レートとして選択する通信レートを24Mbps以外の他の通信レートとしてもよい。もしくは、選択部52は、中間通信レートを選択せずに、最高通信レート及び最低通信レートの2つの通信レートを選択するようにしてもよい。
通信制御部53は、CL30及びCL40との通信を制御する制御部である。通信制御部53は、CL30及びCL40に送信した使用通信レートを管理し、CL30及びCL40から通信が試行された場合、使用通信レートのうち、CL30及びCL40が用いている通信レートを判断する。通信制御部53は、CL30及びCL40が用いている通信レートで通信が確立出来る場合、通信を確立する。通信制御部53は、CL30及びCL40からの通信が試行され、CL30及びCL40からの送信データのうちの一部のデータが受信出来なかった場合、通信が確立出来ないことを示す情報及びメッセージの少なくとも一方をCL30及びCL40に送信する。
<通信システムの動作例>
続いて、図3〜図6を用いて、実施の形態2にかかる通信システム100の動作例について説明する。
まず、図3について説明する。図3は、CLがAPに接続する際の動作例を説明する図である。なお、CL30及びCL40は、基本的に同様の動作を行うため、CL30を用いて説明し、CL40の動作がCL30と異なる場合、CL40についても説明する。
まず、CL30の通信部31は、AP50に接続するために、Probe要求メッセージをAP50の通信部51に送信する(ステップS1)。通信部31は、接続を要求するSSID(Service Set Identifier)であるかどうかをAP50に問合せるためにProbe要求メッセージを送信する。また、通信部31は、自装置が固定局であるか移動局であるかの情報を、固定局/移動局情報に設定して、Probe要求メッセージに固定局/移動局情報を含めて通信部51に送信する。通信部51は、Probe要求メッセージを受信すると、固定局/移動局情報を取得する。
CL30がAP50に接続する場合、通信部31は、固定局/移動局情報に「固定局」を設定してProbe要求メッセージに含めてAP50に送信する。一方、CL40がAP50に接続する場合、通信部41は、固定局/移動局情報に「移動局」を設定してProbe要求メッセージに含めてAP50の通信部51に送信する。
次に、AP50の通信部51は、Probe要求メッセージに含まれるSSIDがAP50のSSIDと一致している場合、Probe応答メッセージをCL30の通信部31に送信する(ステップS2)。
次に、CL30及びAP50は、認証情報のやり取りを行うために、通信部31は、Authenticationリクエストメッセージを通信部51に送信し(ステップS3)、通信部51は、Authentication応答メッセージを通信部31に送信する(ステップS4)。
次に、通信部31は、通信部51への接続要求として、Associationリクエストメッセージを通信部51に送信する(ステップS5)。
ここで、選択部52は、Probe要求メッセージに含まれる固定局/移動局情報に基づいて、CL30との通信に用いる通信レートを選択し、選択した通信レートを通信部51に通知する。そして、通信部51は、通知された通信レートに関する情報を使用通信レート情報に設定して、Association応答メッセージに含めて通信部31に送信する(ステップS6)。なお、Associationリクエスト及びAssociation応答のやり取りにおいて、CL30及びAP50は、接続における暗号化等使用するセキュリティ設定を取り交わす。
最後に、ステップS1〜ステップS6までの動作が成立すると、通信部31と通信部51との接続が完了する(ステップS7)。
次に、図4を用いて、AP50の動作例について説明する。図4は、実施の形態2にかかるAPの動作例を説明する図である。具体的には、図4は、通信部51がProbe要求メッセージを受信して、Association応答メッセージをCL30又はCL40に送信するまでに実行される動作例である。
まず、通信部51は、Probe要求メッセージを受信すると、Probe要求メッセージから固定局/移動局情報を取得する(ステップS11)。通信部51は、取得した固定局/移動局情報を選択部52に送信する。
次に、選択部52は、取得した固定局/移動局情報が固定局であるか否かを判定する(ステップS12)。
取得した固定局/移動局情報が固定局である場合(ステップS12のYES)、ステップS13に進む。
ステップS13において、選択部52は、取得した固定局/移動局情報が固定局である場合、CL30及びAP50がサポートできる通信レートから最高通信レート、中間通信レート及び最低通信レートの3つの通信レートを選択する(ステップS13)。選択部52は、最高通信レートとして54Mbps、中間通信レートとして24Mbps及び最低通信レートとして6Mbpsを選択する。選択部52は、選択した通信レートを通信部51に送信する。
一方、取得した固定局/移動局情報が移動局である場合(ステップS12のNO)、ステップS14に進む。
ステップS14において、選択部52は、取得した固定局/移動局情報が移動局である場合、CL30及びAP50がサポートできる全ての通信レートを選択する(ステップS14)。
次に、通信部51は、選択部52が選択した通信レートを使用通信レート情報に設定して、Association応答メッセージに含めて通信部31に送信する(ステップS15)。そして、通信制御部32は、使用通信レート情報に基づいて、通信部51に通信を試行する。換言すると、CL30及びAP50は、使用通信レート情報に含まれた通信レートのみで通信を行うように動作する。
次に、図5を用いて、CL40とAP50との通信をリトライする際の動作例について説明する。CL40は、移動局であるため、図5は、移動局である無線LAN端末と、AP50との動作例を説明する図である。図5に示す動作は、CL40がAP50に接続が完了した直後、及びCL40がAP50と通信を確立した後に切断された直後に実行される。
まず、通信制御部42は、使用通信レート情報に含まれる通信レートのうち、最も高い通信レートを用いてデータを送信する。CL40に送信される使用通信レート情報に含まれる通信レートは、CL40及びAP50がサポート出来る全ての通信レートである。そのため、通信制御部42は、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行する。
通信制御部42は、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行して、通信が確立できない場合、リトライ1回目として、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行する。
リトライ1回目の通信の試行が失敗した場合、通信制御部42は、使用通信レート情報に含まれる通信レートであって、使用していない通信レートのうち、最も高い通信レートを用いてAP50に通信を試行する。つまり、通信制御部42は、最高通信レートの次に通信レートが高い48Mbpsを用いてAP50に通信を試行する。
リトライ2回目の通信の試行が失敗した場合、通信制御部42は、再度、48Mbpsを用いてAP50に通信を試行する。リトライ2回目の通信の試行が失敗した場合、通信制御部42は、使用通信レート情報に含まれる通信レートであって、使用していない通信レートのうち、最も高い通信レートを用いてAP50に通信を試行する。つまり、通信制御部42は、次に通信レートが高い36Mbpsを用いてAP50に通信を試行する。
以降、通信制御部42は、使用通信レート情報に含まれる通信レートのうち、徐々に選択する通信レートが低くなるように通信レートを選択し、当該通信レートを用いた通信の試行が失敗した場合、1度リトライを行うことを繰り返す。そして、通信リトライがローミングを行う閾値等の所定回数に達した場合、通信制御部42は、AP50から他のAPにローミングを行う。なお、図5では、所定回数が15であるとして図示している。
次に、図6を用いて、CL30とAP50との通信をリトライする際の動作例について説明する。CL30は、固定局であるため、図6は、固定局である無線LAN端末と、AP50との動作例を説明する図である。図6に示す動作は、CL30がAP50に接続が完了した直後、及びCL30がAP50と通信を確立した後に切断された直後に実行される。なお、図6においてもローミングを行う所定回数は15であるとする。
まず、通信制御部32は、使用通信レート情報に含まれる通信レートのうち、最も高い通信レートを用いてデータを送信する。CL30に送信される使用通信レート情報に含まれる通信レートは、最高通信レートである54Mbps、中間通信レートである24Mpbs及び最低通信レートである6Mbpsである。そのため、通信制御部32は、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行する。
通信制御部32は、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行して、通信が確立できない場合、リトライ1回目として、最高通信レートである54Mbpsを用いて、AP50に通信を試行する。
リトライ1回目の通信の試行が失敗した場合、通信制御部32は、使用通信レート情報に含まれる通信レートであって、使用していない通信レートのうち、最も高い通信レートを用いてAP50に通信を試行する。つまり、通信制御部32は、最高通信レートの次に通信レートが高い24Mbpsを用いてAP50に通信を試行する。
三角の記号で示しているように、例えば、リトライ2回目の通信の試行において、AP50は、送信したデータのうち、一部のデータが受信出来なかったとする。そうすると、通信制御部53は、一部のデータが受信出来なかったことを示す情報又はメッセージを通信制御部32に送信する。通信制御部53は、AP50との通信が確立出来ないことを認識する。通信制御部32は、24Mbpsを用いて通信リトライを行わずに、最低通信レートである6Mbpsを用いて、AP50に通信を試行する。すなわち、通信制御部32は、中間通信レートを用いて通信を試行して、試行が失敗した場合は、リトライを行わない。
通信制御部32は、最低通信レートである6Mbpsを用いた通信の試行が失敗した場合であって、ローミングを行う所定回数未満である場合、所定回数を超えるか、又はAP50との通信が確立するまで最低通信レートを用いて通信の試行を継続する。上述したように、無線通信は、通信レートが低い程、通信を確立し易いため、通信制御部32は、ローミングを行う所定回数を超えるまで、最低通信レートを用いた通信の試行を継続する。そうすると、図6のリトライ5回目に示すように、CL30は、所定回数を超過せずに、AP50と通信を確立することが可能となる。つまり、このようにすることにより、ローミングが発生してしまう所定回数を超過する前にCL30は、AP50との通信を確立することが可能となる。
以上説明したように、AP50は、固定局であるCL30に対して、サポート可能な通信レートの全てを選択せずに、最高通信レート、中間通信レート及び最低通信レートのみを選択して、CL30に送信する。上述したように、無線通信において、通信確立は通信レートが低い程、可能性が高くなるという特性を有している。そのため、CL30及びAP50は、お互いがサポートする通信レートを順番に変えて通信するよりも、いきなり低レートで通信したほうがより速い段階で通信が確立することとなる。
また、CL30は、中間通信レートを用いて通信を試行し、通信を確立することが出来ない場合、リトライを行わずに最低通信レートを用いた通信の試行を継続するように動作する。通信が確立し易くなるということは、通信リトライが発生しにくくなるので、ローミングが発生することを抑制することが可能となる。したがって、実施の形態2にかかる通信システム100によれば、固定的に設置されるCL30がローミングしてしまうことを抑制することが可能となる。
固定局は一時的に電波の状態が変化し通信リトライが発生することはあるが、固定的に設置されているため、基本的に電波の状態が変化することは少なく、出来るだけ同じアクセスポイントに接続したほうが好ましい。実施の形態2にかかる通信システム100によれば、固定的に設置されるCL30がローミングすることを抑制し、CL30がAP50と通信を継続し続けられる状態を継続することが可能となる。
また、移動局であるCL40に対しては、高速な通信レートによる通信を行わせた方が好ましい。そのため、AP50は、移動局であるCL40に対しては、使用通信レート情報にサポート出来る全ての通信レートに関する情報を設定してCL40に送信する。したがって、実施の形態2にかかる通信システム100によれば、移動局であるCL40に対して、高速な通信レートによる通信を提供することが可能となる。
なお、上述の実施形態では、無線LAN端末は、固定局である場合、「固定局」を設定した固定局/移動局情報をアクセスポイントに送信し、移動局である場合、「移動局」を設定した固定局/移動局情報をアクセスポイントに送信した。上述した実施の形態において、無線LAN端末は、固定局である場合のみ、「固定局」であることを示す情報をアクセスポイントに送信し、移動局である場合は、「移動局」であることを示す情報をアクセスポイントに送信しないようにしてもよい。この場合、AP50は、無線LAN端末から「固定局」であることを示す情報を受信すると「固定局」であると判断し、「固定局」であることを示す情報を受信しないと「移動局」であると判断する。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態において説明した無線LAN端末10、アクセスポイント20、CL30、CL40及びAP50(以下、無線LAN端末10等と称する)は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図7は、本開示の各実施の形態にかかる無線LAN端末等を実現可能な、コンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図7を参照すると、無線LAN端末10等は、複数のアンテナ1201−1〜1201−N、ネットワーク・インターフェース1202、プロセッサ1203及びメモリ1204を含む。複数のアンテナ1201−1〜1201−N及びネットワーク・インターフェース1202は、通信端末60を含む他の無線通信装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1202は、例えば、IEEE 802.11 series、IEEE 802.3 series等に準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1203は、メモリ1204からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された無線LAN端末10等の処理を行う。プロセッサ1203は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1203は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1204は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1204は、プロセッサ1203から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1203は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1204にアクセスしてもよい。
図7の例では、メモリ1204は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1203は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1204から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された無線LAN端末10等の処理を行うことができる。
図7を用いて説明したように、無線LAN端末10等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1または複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を送信する無線LAN端末と、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レート含む通信レートを選択すると共に、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信するアクセスポイントと、を備え、
前記無線LAN端末は、前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する、通信システム。
(付記2)
前記アクセスポイントは、前記最高通信レート及び前記最低通信レートの間の通信レートを示す中間通信レートを選択する、付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記アクセスポイントは、複数の前記中間通信レートを選択する、付記2に記載の通信システム。
(付記4)
前記無線LAN端末は、
前記第2の情報に含まれる通信レートのうちの第1の通信レートで通信が行えない場合、リトライ回数をインクリメントすると共に、前記第1の通信レートより低い第2の通信レートで通信を試行し、
前記リトライ回数が所定回数未満であって、前記最低通信レートで通信が行えない場合、前記リトライ回数が前記所定回数を超過するか又は通信が確立するまで、前記最低通信レートで通信の試行を継続する、付記1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
前記アクセスポイントは、前記第1の情報が前記固定局ではないことを示す場合、又は前記第1の情報を受信しない場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な全ての通信レートに関する前記第2の情報を前記無線LAN端末に送信する、付記1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記無線LAN端末は、前記第1の情報を含むProbe要求メッセージを前記アクセスポイントに送信し、
前記アクセスポイントは、前記第2の情報を含むAssociation応答メッセージを前記無線LAN端末に送信する、付記1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記7)
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信する通信部と、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択する選択部と、を備え、
前記通信部は、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信する、アクセスポイント。
(付記8)
前記選択部は、前記最高通信レート及び前記最低通信レートの間の通信レートを示す中間通信レートを選択する、付記7に記載のアクセスポイント。
(付記9)
前記選択部は、複数の前記中間通信レートを選択する、付記8に記載のアクセスポイント。
(付記10)
前記選択部は、前記第1の情報が前記固定局ではないことを示す場合、又は前記第1の情報を受信しない場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な全ての通信レートを選択する、付記7〜9のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
(付記11)
前記通信部は、前記第1の情報を含むProbe要求メッセージを前記無線LAN端末から受信し、前記第2の情報を含むAssociation応答メッセージを前記無線LAN端末に送信する、付記7〜9のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
(付記12)
自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報をアクセスポイントに送信すると共に、前記アクセスポイントとの通信に用いる通信レートに関する第2の情報を前記アクセスポイントから受信する通信部と、
前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する通信制御部と、を備える無線LAN端末。
(付記13)
前記通信制御部は、前記第2の情報に含まれる通信レートのうちの第1の通信レートで通信が行えない場合、リトライ回数をインクリメントすると共に、前記第1の通信レートより低い第2の通信レートで通信を試行し、
前記リトライ回数が所定回数未満であって、自装置が設定可能な通信レートのうちの最低通信レートで通信が行えない場合、前記リトライ回数が前記所定回数を超過するか又は通信が確立するまで、前記最低通信レートで通信の試行を継続する、付記12に記載の無線LAN端末。
(付記14)
前記通信部は、前記第1の情報を含むProbe要求メッセージを前記アクセスポイントに送信し、前記第2の情報を含むAssociation応答メッセージを前記アクセスポイントから受信する、付記12又は13に記載の無線LAN端末。
(付記15)
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、を含む通信制御方法。
(付記16)
無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、をコンピュータに実行させる通信制御プログラム。
1 通信システム
10 無線LAN端末
11、21、31、41、51 通信部
12、32、42、53 通信制御部
20 アクセスポイント
22、52 選択部
30、40 CL(クライアント)
50 AP(アクセスポイント)

Claims (10)

  1. 自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を送信する無線LAN端末と、
    前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択すると共に、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信するアクセスポイントと、を備え、
    前記無線LAN端末は、前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する、通信システム。
  2. 前記アクセスポイントは、前記最高通信レート及び前記最低通信レートの間の通信レートを示す中間通信レートを選択する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記アクセスポイントは、複数の前記中間通信レートを選択する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記無線LAN端末は、
    前記第2の情報に含まれる通信レートのうちの第1の通信レートで通信が行えない場合、リトライ回数をインクリメントすると共に、前記第1の通信レートより低い第2の通信レートで通信を試行し、
    前記リトライ回数が所定回数未満であって、前記最低通信レートで通信が行えない場合、前記リトライ回数が前記所定回数を超過するか又は通信が確立するまで、前記最低通信レートで通信の試行を継続する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記アクセスポイントは、前記第1の情報が前記固定局ではないことを示す場合、又は前記第1の情報を受信しない場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な全ての通信レートに関する前記第2の情報を前記無線LAN端末に送信する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記無線LAN端末は、前記第1の情報を含むProbe要求メッセージを前記アクセスポイントに送信し、
    前記アクセスポイントは、前記第2の情報を含むAssociation応答メッセージを前記無線LAN端末に送信する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信する通信部と、
    前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択する選択部と、を備え、
    前記通信部は、前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信する、アクセスポイント。
  8. 自装置が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報をアクセスポイントに送信すると共に、前記アクセスポイントとの通信に用いる通信レートに関する第2の情報を前記アクセスポイントから受信する通信部と、
    前記第2の情報に含まれる通信レートに基づいて通信を試行する通信制御部と、を備える無線LAN端末。
  9. 無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
    前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
    前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、を含む通信制御方法。
  10. 無線LAN端末が固定的に設置される固定局であるか否かを示す第1の情報を前記無線LAN端末から受信することと、
    前記第1の情報が前記固定局であることを示す場合、前記無線LAN端末との通信において設定可能な複数の通信レートのうち、最高通信レート及び最低通信レートを含む通信レートを選択することと、
    前記選択された通信レートに関する第2の情報を前記無線LAN端末に送信することと、をコンピュータに実行させる通信制御プログラム。
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