JPH1198574A - 移動体用無線通信システムおよびそのシステムに用いられる無線通信移動局 - Google Patents

移動体用無線通信システムおよびそのシステムに用いられる無線通信移動局

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JPH1198574A
JPH1198574A JP9258274A JP25827497A JPH1198574A JP H1198574 A JPH1198574 A JP H1198574A JP 9258274 A JP9258274 A JP 9258274A JP 25827497 A JP25827497 A JP 25827497A JP H1198574 A JPH1198574 A JP H1198574A
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Toru Ito
徹 伊藤
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
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    • HELECTRICITY
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    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J13/00Code division multiplex systems
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/22Negotiating communication rate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速移動中にCDMA方式の通信を高速に行
うと、通信が不安定になる。そのため、高速移動体で
は、通信速度を高く設定できない。 【解決手段】 車載通信機1と基地局50の間でCDM
A方式のデータ通信が行われる。速度センサ17が移動
速度を検出する。速度センサ17が速度判定値を横切る
と、通信速度が切り替えられる。停止時または低速移動
時は、通信速度が高く設定される。加速して移動速度が
速度判定値を上回ると、通信速度が下げられる。全速度
域で良好な通信が行われ、かつ、最大限の通信速度での
データ通信が可能となる。通信速度の切替のために、例
えば、PNコードのチップレートが変更される。また、
同時に並行処理するPNコードの数が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA方式の移
動体用無線通信システムに関し、特に、車両などの高速
の移動体に適するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル方式の移動体通信システ
ムが、電話やデータ伝送のために用いられている。従来
の移動体通信システムでは、TDMA(Time Division
Multiple Access;時分割多元接続)方式や、FDMA
(Frequency Division MultipleAccess;周波数分割多
元接続)方式が用いられている。従って、時間や周波数
を物理的に分割することによって多元接続が実現されて
いる。
【0003】近年、CDMA(Code Division Multiple
Access;符号分割多元接続)方式が提案され、その開
発が進展している。CDMA方式では、複数の移動局に
より同じ周波数帯域が同時に使用される。そして、スペ
クトル拡散通信技術に基づいて、符号を用いて多元接続
が実現される。例えばDS(Direct Sequence)タイプ
のスペクトル拡散では、PN(Pseudorandom Noise)コ
ードを用いて通信信号の拡散変調および復調が行われ
る。各ユーザに異なるPNコードを割り当てることによ
り、複数のユーザが同じ帯域の周波数を使用して、それ
ぞれの通信を行うことができる。
【0004】CDMA方式の採用により、従来の方式と
比較して大幅に周波数効率を向上することができ、すな
わち、同時に基地局と接続可能な移動局数を増大でき、
従って、CDMAは、移動体通信システムで問題となる
加入者数の増大を解決する方式として期待されている。
その他にも、CDMAは、秘話性に優れる、基地局間の
ソフトハンドオフが可能である、などの長所を有するシ
ステムとして注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CDMA通信では、移
動体の移動速度により、安定した通信を確保できる通信
速度が制限される。そのため、車両等のように高速で移
動する移動体に移動局を設ける場合、従来は通信速度が
十分に低く設定されている必要があり、通信速度の高速
化のニーズに応えることが困難であった。移動体として
の車両を例にして、この問題について以下に説明する。
【0006】CDMAでは、他の通信技術と同様に、通
信速度をできるだけ高速化することが望まれる。CDM
Aはモーバイルコンピューティングに適用され、移動局
側の端末装置と基地局の間でのデータ伝送が行われる。
動画像や静止画像、音声の同時データ伝送などのため、
伝送データ量が増大する傾向にあり、従って、高い通信
速度で正確な通信を行うことが要求される。データ伝送
時間を短縮して通信利用料金を低減するためであり、ま
た、移動体では連続接続可能な時間が限られることがあ
るからである。
【0007】歩行者用の携帯端末のように、静止状態ま
たは低速移動状態での通信を前提とするならば、CDM
Aの通信速度をかなり高速に設定することができる。車
両でも、停車または低速走行中であれば、同様の高速通
信ができる。しかし、高速通信中に車速が高くなると、
正常な通信ができなくなってしまう。後述するように、
ドプラーシフトの影響が大きくなることなどが原因であ
る。そのため、車両での使用を想定する場合、通信速度
の設定を低く抑えなければならない。
【0008】因みに参考として、TDMAおよびFDM
Aを使った従来システムでは、1ユーザに複数のデータ
チャンネルを同時に割り当てることにより、データ伝送
速度の高速化が図られている。例えば国内のPDC(Pe
rsonal Digital Celuler)では、デジタル移動体通信に
おいて、9.6Kbpsの伝送速度が、28.8Kbp
sへ増速される。
【0009】また、従来システムにおいても、一般的な
歩行者あるいは静止固定状態での携帯端末を前提とした
モーバイルコンピューティングにおいては、最大限のデ
ータ伝送速度が得られる。しかし、車両のように通信時
の端末側の移動速度が数10Km/h以上となる場合に
は、静止または低速時と同様の伝送速度を実現すること
は困難であり、そのために伝送時間の制約に対応できな
いなどの問題がある。
【0010】また、特開平8−149543号公報はP
HS(Personal Handyphone System)に関するものであ
り、周知のようにPHSではTDMA方式およびFDM
A方式が用いられる。同公報では、移動体の移動速度が
GPS(Global PositioningSystem)衛星からの受信信
号などに基づいて検出される。そして、移動速度が一定
以上になると、移動体端末のユーザに警報が発せられ、
通信が困難になることが報知される。この場合、ユーザ
は、移動速度を落とさなければ通信を続けられず、高速
移動しながら通信を継続することはできない。
【0011】CDMA方式の移動体用通信システムに話
を戻す。CDMAでは、前述のように、移動体の移動速
度により通信速度が制限される。特に、広帯域CDMA
(W−CDMA;Wide-CDMA)では、低速でのみ利
用される歩行者用端末装置と、車両等の移動体用の端末
装置では、通信速度に大きな差が生じ、前者の通信速度
が後者の数倍以上に達する。そのため、CDMA通信を
使うモーバイルコンピュータ環境が両者の間で全く異な
ってしまう。特に、ITS(Intelligent Transport Sy
stems)技術に見られるように、車両のデータ通信は、
今後益々重要になる傾向にある。従って、データ通信速
度をできるだけ高速化することが望まれる。
【0012】移動速度により通信速度が制限される理由
は、一つにはドプラーシフトにある。移動速度が大きい
場合、拡散復調での逆拡散にドプラーシフトの影響が発
生する。特に、車両のように移動速度が一定せずに絶え
ず変動する場合、下記に説明するように、ドプラーシフ
トに対する追従が難しい。
【0013】DS方式を採用する場合、前述のように、
PNコードを用いて拡散変調および復調が行われる。車
両では、拡散復調処理にて、PNコードの相関がとられ
る(逆拡散)。PNコードは、図8に示されるように、
通常、+1または−1が擬似的にランダムに現れる波形
を有する。一つの+1または−1に対応する波形をチッ
プといい、一つのチップが持続する時間をチップ時間と
いい、単位時間当たりのチップ数をチップレートとい
う。チップレートと通信信号の帯域幅は対応しており、
チップレートが大きくなれば、結果的に帯域幅も広くな
る。
【0014】ここで、通信速度が高速になるに従って、
チップレートや帯域幅も大きくなる。例えば、チップレ
ートが1.024Mbit/sのときよりも、4.09
6Mbit/sのときの方が、通信速度が大きい。チッ
プレートが高いと、チップ時間(1チップ当たりの時間
幅)が短くなる。一方、車両のように移動速度の変化幅
が大きい場合、ドプラーシフトの変動も大きい。通信速
度を高く設定すると、ドプラーシフトの変動がチップ時
間に対して相対的に大きくなる。そのため、従来は、車
両でのCDMA通信を想定する場合には、通信速度を抑
えるしかなかった。
【0015】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
ある。その目的は、車両のように移動速度が高速に達す
る移動体に好適に適用される移動体用無線通信システム
であって、全速度域でCDMA通信を良好に行うことが
可能であり、かつ、通信速度が向上し最大限の速度での
通信が可能なシステムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の移動体用無線通信システムは、移動局と
基地局の間でCDMA方式の無線通信を行うシステムで
あり、移動局の移動速度を検出する移動速度検出手段
と、前記移動速度と所定の速度判定値を比較する判定手
段と、移動速度が前記速度判定値を横切った場合に、基
地局と移動局の間の通信速度を切り替える通信速度切替
手段と、を含む。
【0017】好ましくは、本発明の移動体用無線通信シ
ステムは、移動局と基地局を含む。移動局は、移動局の
移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記移動速度
と所定の速度判定値を比較する判定手段と、移動速度が
前記速度判定値を横切った場合に、基地局に対して通信
速度の切換を要求する要求手段と、移動局側の通信速度
を切り替える移動局通信速度切替手段と、を有する。基
地局は、移動局からの要求に応じて基地局側の通信速度
を切り替える基地局通信速度切替手段を有する。移動局
の前記移動局通信速度切替手段は、基地局側での通信速
度の切替に合わせて、移動局側の通信速度を切り替え
る。
【0018】本発明によれば、移動速度が低いとき、通
信速度が高く設定される。移動速度が速度判定値を越え
ると、低い通信速度への切替が行われる。従って、高速
通信中に移動体が加速して移動速度が高くなっても、通
信状態の悪化が回避される。逆に、移動速度が下がって
速度判定値を下回ると、高い通信速度への切替が行われ
る。従って、移動体の減速に応じて通信速度を増大し、
データ通信を短時間で終わらせることができる。このよ
うに、本発明によれば、移動体の全速度域で良好な通信
を行うことが可能であり、かつ、各移動速度域で適切な
通信速度を設定することにより、できるだけ高速での通
信を行うことが可能となる。移動体がどのような速度で
移動しているときにも適切な通信ができる。従って、任
意の場所でデータ通信が可能であるという移動体通信の
利点を、CDMA方式の通信においても、十分に生かす
ことが可能となる。
【0019】なお、本発明は、前述した直接拡散(D
S)タイプのスペクトル拡散を用いたCDMA通信に適
しているが、他の種類のスペクトル拡散が適用される通
信にも適している。例えば、周波数ホッピング(F
H)、時間ホッピング(TH)、あるいは、ハイブリッ
ド(DS/FH)である。
【0020】また、速度判定値や通信速度の切替段数
は、1つでもよく、複数でもよい。多数の速度判定値を
設定し、通信速度の切替段数を増やせば、連続的に通信
速度を変更できる。
【0021】(2)好ましくは、本発明のシステムにお
いて、通信速度の切替では、PNコードのチップレート
または通信信号の帯域幅の変更が行われる。
【0022】PNコードのチップレートを変更すれば、
これに伴って通信速度も変わる。チップレートが高けれ
ば、通信速度も大きい。また、チップレートが高いと、
高速移動時にドプラーシフトの悪影響が生じる。本発明
によれば、移動速度が低いときは、チップレートを高く
することにより高速通信が行われる。移動速度が高くな
ると、チップレートを下げる。これにより、高速移動中
の通信も良好に行われる。通信信号の帯域幅はチップレ
ートと対応しており、チップレートを変えれば帯域幅も
変わる。従って、通信速度の切替では帯域幅が変更され
てもよい。
【0023】また、チップレートの変更は、PNコード
の変形によって実現されてもよい。また、チップレート
の変更は、PNコード自体の変更によって実現されても
よい。後者の場合、低速移動時と高速移動時では異なる
PNコードが用いられる。
【0024】(3)好ましくは、本発明の通信システム
において、一対の移動局と基地局との間では複数のPN
コードを同時に用いた通信が可能であり、通信速度の切
替では、同時に使用するPNコードの数の変更が行われ
る。
【0025】この態様は、CDMAの通信速度を従来よ
りも一層向上する構成に関係する。この態様では、一対
の移動局と基地局の間で同時に複数のPNコードが用い
られる。従って、1つのPNコードを使用する場合と比
較すると、PNコードの数に比例して通信速度が大きく
なる。しかし、複数のPNコードの同時処理は、移動体
の移動速度が小さいときでないと難しい。その理由は、
フェージングの影響にあると考えられる。周知のように
フェージングは、建物などの影響で受信信号の振幅・位
相が変動する現象であり、代表的にはマルチパスに起因
する。また、建物などの障害物の陰を移動するときの瞬
時遮断(バーストノイズ)もフェージングを発生させ
る。このフェージングの影響により、移動速度が大きい
と、安定した通信処理ができるPNコード数が限られ
る。
【0026】従って、複数のPNコードを使用する場
合、そのことに関して前述した本発明の課題の解決が必
要となる。すなわち、静止状態や低速移動を前提とする
ならば、PNコード数を多く設定し、高速の通信ができ
る。しかし、高速の移動体への適用を考えると、PNコ
ード数を少なく設定しなければならず、そのため、通信
速度を高くできない。
【0027】本発明によれば、移動体が低速で移動して
いるときには、比較的多くのPNコードを同時に処理す
ることにより、高速の通信ができる。移動速度が大きく
なると、PNコード数が少ない数に変更される。これに
より、フェージングの影響のを受けずに良好な通信がで
きる。逆に、移動速度が小さくなると、PNコード数を
増やして高速の通信ができる。このように、本発明によ
れば、全速度域で良好な通信ができ、かつ、各移動速度
域で適切なPNコード数を設定することにより、できる
だけ高速の通信を行うことが可能となる。
【0028】なお、上記の(3)の態様は、通信システ
ムに対して、(2)の構成とともに適用されてもよい。
また、(2)の構成を適用せず、(3)の態様のみが適
用されてもよい。
【0029】(4)また好ましくは、本発明の通信シス
テムにおいて、通信速度の切替では、スペクトル拡散度
の変更が行われる。スペクトル拡散では、1次変調後の
信号に対し、上記のDS方式やFH方式などを用いて、
2次変調が行われ、帯域幅が広げられる。スペクトル拡
散度は、スペクトル拡散における2次変調後の帯域幅
の、2次変調前の帯域幅に対する比である。拡散度が変
更されると通信速度が変わり、本発明の効果が得られ
る。拡散度の変更は、例えば、上記の(2)の態様で説
明したように、PNコードのチップレートの変更によっ
て実現できる。その他にも、2次変調での処理を変える
ことにより、拡散度を異ならせることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
「実施形態1」以下、本発明の好適な実施の形態(以
下、実施形態という)について、図面を参照し説明す
る。図1は、全体構成を示すブロック図である。本実施
形態の移動体用無線通信システムは、車載通信機1と基
地局50を有する。車載通信機1は、本発明の移動局に
相当する。車載通信機1は移動端末装置に設けられ、こ
の移動端末装置が車両に搭載されている。そして、本シ
ステムでは、DSタイプのスペクトル拡散を利用したW
−CDMA方式の通信により、移動端末装置と基地局の
間でデータ伝送が行われる。
【0031】図1において、車載通信機1には、従来の
CDMA通信装置と同様の構成である、拡散変調部3、
送信PNコード発生部5およびRF出力部7が設けられ
ている。拡散変調部3では、スペクトル拡散通信におけ
る1次変調および2次変調が行われる。拡散変調部3に
は、送信すべきデータが入力される。まず、1次変調で
は、通常の適当な狭帯域変調方式(例えばPSK(Phas
e Shift Keying)やFSK(Frequency Shift Keying)
に従って変調が行われる。2次変調では、1次変調信号
に対して送信PNコードが乗積される。送信PNコード
は、送信PNコード発生部5にて発生され、拡散変調部
3に供給される。送信PNコードのチップレートはかな
り高く、これにより信号の帯域幅が大きくなる。2次変
調前後の帯域幅の比がスペクトル拡散度である。2次変
調後の信号は、RF出力部7に送られ、アンテナ9を用
いて送信される。
【0032】ここで、送信PNコード発生部5は、従来
の構成と以下の点で異なる。本実施形態の送信PNコー
ド発生部5は、高速通信用と低速通信用の2種類の送信
PNコードを発生できるように構成されている。高速通
信用のPNコードは、低速通信用のPNコードと比較し
て、チップレートが高い。両PNコードは、後述するよ
うに、車速に応じて使い分けられる。
【0033】また、車載通信機1において、拡散復調部
11、RF受信部13および受信PNコード発生部15
も、従来のCDMA通信装置と同様の構成である。アン
テナ9に届いた受信信号は、フロントエンド部としての
RF受信部13を通り、拡散復調部11に入力される。
拡散復調部11では、変調時と逆の工程で、受信信号の
復調が行われる。まず、逆拡散処理として、受信信号に
受信PNコードが乗積される。これにより、広い帯域に
拡散されていた信号のスペクトラム成分が、1次変調波
のスペクトラム成分に戻る。逆拡散後の信号が通常の狭
帯域方式にて復調され、元のデータが得られる。
【0034】受信PNコードは、受信PNコード発生部
15で発生される。本実施形態の特徴として、送信側と
同様に、受信PNコード発生部15は、高速通信用と低
速通信用の2種類のPNコードを発生できるように構成
されている。ここでも、高速通信用のPNコードは、低
速通信用のPNコードと比較して、チップレートが高
い。両PNコードは、後述するように、車速に基づいて
使い分けられる。
【0035】また、車載通信機1には、図1に示すよう
に、速度センサ17が設けられている。本実施形態で
は、速度センサ17としてGPS装置が用いられる。G
PS装置は、人工衛星から送られる電波を用いて車両の
現在位置を検出する。このときにGPS装置内部で求め
られるドプラー速度に基づいて、衛星と車両の距離の変
化量が分かり、さらに車両の移動速度が分かる。その
他、GPS装置の絶対位置検出値の時間的変化に基づい
て移動速度を求めてもよい。また、車載ナビゲーション
装置に設けられているGPS装置を、本実施形態の通信
装置が活用することが好ましい。
【0036】変形例では、速度センサ17として、エン
ジンや変速機を制御するための車速センサや、スピード
メータ用の車速センサを用いることも好適である。例え
ば、車輪の回転角度に応じたパルス信号を発生する距離
センサ(車速センサ)が用いられる。同様に加速度セン
サも利用できる。
【0037】速度センサ17で検出された車速は、移動
速度判定部19に送られる。移動速度判定部19は、図
1で一点鎖線に囲まれた他の構成とともに、通信制御部
30としてのCPUに設けられている。移動速度判定部
19では、車速が所定の速度判定値と比較される。車速
が速度判定値を横切ったと判断されたとき(高速から低
速へ、または低速から高速へ)、判断結果がデータ通信
速度切替要求部21へ送られる。車速が速度判定値より
も低ければ、高速の通信を安定して行うことができる。
そこで、車速が低下して速度判定値を横切った場合、高
速側への通信速度の切替要求が、データ通信速度切替要
求部21により発生される。一方、車速が上向きに速度
判定値を横切ったとき、低車速状態と同程度の高速通信
を正常に行うことは難しく、通信速度を下げる必要があ
る。そこで、低速側への切替要求が発生される。
【0038】ここで特に、図2に示されるように、移動
速度判定部19には、一定のヒステリシス特性が設けら
れており、これにより煩雑な通信速度の切替が防止され
る。図示のように、2つの速度判定値、すなわち、第1
速度判定値SPD1および第2速度判定値SPD2が設
定されている。第1速度判定値SPD1は、停車状態ま
たは低車速からの高速へ移行する場合(加速)に用いら
れる。一方、第2速度判定値SPD2は、高車速から低
車速または停車へ移行する場合(減速)に用いられる。
SPD1>SPD2である。
【0039】例えば、図2の時点t2で車速が第1速度
判定値SPD1を越える。このとき、車速が第1速度判
定値SPD1を横切ったことを示す信号19aが、移動
速度判定部19からデータ通信速度切替要求部21へ送
られる。また、時点t5では、車速が第2速度判定値S
PD2を下回ったことを示す信号19bが、移動速度判
定部19から出力される。
【0040】このようなヒステリシス特性により、車速
が検出閾値付近で上下に横切って変動したときの、通信
速度切替の煩雑な繰り返し(ハンチング)が防止され、
安定した通信が確保される。
【0041】さらに、ヒステリシス特性に関しては、下
記のような設定が好ましい。ここでは、移動速度判定部
19での判断結果に応答して実際に通信速度の切替が行
われるまでの切替待ち時間が考慮される。通信速度の切
替処理に時間遅れが発生するために切替待ち時間が長い
場合、切替処理の間に車速が変化する。そこで、加速時
の判断基準である第1速度判定値SPD1は、より低速
または静止側に設定する。これにより、切替待ち時間中
に車速が上がってしまうために通信が不安定または困難
な状態が発生するのを防止することができる。また、第
2速度判定値SPD2は、より高速側に設定する。早め
に切替処理が開始され、車速が十分に低下するころには
高速通信への切替を完了することができる。従って、で
きるだけ長い時間、高速通信を継続できる。
【0042】さらに、移動速度判定部19での処理に関
し、一定時間の不感帯を設けることも好適である。例え
ば、移動速度判定部19は、車速が第1速度判定値SP
D1を横切ったことを検出したとする。検出から一定時
間が経過した後に、検出情報19aがデータ通信速度切
替要求部21へ送られる。一定時間の経過前に車速が再
びSPD1を横切った場合、信号19aは出力されな
い。第2速度判定値SPD2に関しても同様である。こ
れにより、さらに、通信速度の切替のハンチングが低減
する。不感帯は、データ通信速度切替要求部21の処理
に関して設定されてもよい。この場合は、切替要求の発
生が一定時間遅らされる。不感帯の処理は、上記の移動
速度判定部19やデータ通信速度切替要求部21以外
の、任意の他の構成で行われても良い。
【0043】図1に戻り、データ通信速度切替要求部2
1は、通信速度の切替要求(高速側へ、または、低速側
へ)を送信データ制御部23に送る。送信データ制御部
23は、拡散変調部3に制御信号を送り、データ送信を
制御している。特に、送信データ制御部23は、基地局
との通信を制御するための制御チャンネルに関する処理
を行う。送信データ制御部23は、制御チャンネルで送
るべきデータを拡散変調部3に供給し、このデータが基
地局へ送信される。通信速度の切替要求も、この制御チ
ャンネルを用いて基地局へ送信される。
【0044】なお、変形例として、通信速度の切替要求
は、制御チャンネル以外の手段を用いて送信されてもよ
い。例えば、伝送されるデータのヘッダ部分に付加され
てもよい。
【0045】次に、基地局50の構成を説明する。基地
局50には、拡散変調部52、送信PNコード発生部5
4、RF出力部56、拡散復調部58、RF受信部6
2、および受信PNコード発生部64が設けられてい
る。これらの構成は、それぞれ、車両側の対応する構成
と同様である。車両側での送信PNコードと基地局側で
の受信PNコードは同じものでなければならない。同様
に、基地局側での送信PNコードと車両側での受信PN
コードは同じものでなければならない。また、送信PN
コード発生部54および受信PNコード発生部64で
は、車両側と同様に、高速通信用と低速通信用の2種類
のPNコードが使用可能である。
【0046】制御チャンネルデータ解読部66は、図1
で一点鎖線に囲まれた他の構成とともに、通信制御部8
0としてのCPUに設けられている。制御チャンネルデ
ータ解読部66には、制御チャンネルを用いて送られた
制御情報が拡散復調部58から入力され、制御情報が解
読される。この制御情報を用いて通信の制御が行われ
る。車両から送られた通信速度の切替要求もここで解読
される。
【0047】通信速度の切替要求は、制御チャンネルデ
ータ解読部66からデータ通信速度切替・応答部68に
送られる。データ通信速度切替・応答部68は、切替要
求に従って、これから使用すべきPNコードを送信PN
コード発生部54および受信PNコード発生部64に指
示する。前述のように、高速通信用のPNコードの方
が、低速通信用のPNコードよりも、チップレートが高
い。チップレートを高くすれば、通信速度も大きくな
る。
【0048】データ通信速度切替・応答部68での処理
には、通信エラー判定部70の判定結果が考慮される。
本実施形態の通信システムでは、ランダムノイズに対処
するために、誤り訂正符号(例えばCRC(Cycric Red
undancy Check)やパリティチェック)が用いられる。
通信エラー判定部70は、誤り訂正処理での誤り発生率
(誤り発生の頻度)を求める。そして、過去の所定時間
内の誤り発生率が所定基準値より高いか否かが判断され
る。これにより、通信エラーが安定して低いか否かが判
定される。データ通信速度切替・応答部68は、判定結
果に基づいて、通信エラーの発生率が高いときには、高
速通信への切替を見合わせる。
【0049】データ通信速度切替・応答部68は、PN
コードの切替を送信PNコード発生部54および受信P
Nコード発生部64に指示したとき、同時に、切替応答
信号を制御チャンネルデータ送出部72に伝える。切替
応答信号には、切替後のPNコードが示される。制御チ
ャンネルデータ送出部72では、制御チャンネルを用い
て車両へ送るべき制御情報が処理される。制御情報は、
拡散変調部52に送られ、RF出力部56から車両へ送
信される。通信速度の切替応答信号も制御チャンネルを
用いて車両へ送られる。
【0050】次に、車両側の構成の説明に戻る。車両側
の通信制御部30には、さらに、拡散復調部11で復調
されたデータを処理する受信データ制御部25が設けら
れている。制御チャンネルを用いて送られた制御情報
は、拡散復調部11から受信データ制御部25へ送られ
る。受信データ制御部25は、制御情報に切替応答信号
が含まれているか否かを調べる。切替応答信号は、デー
タ通信速度切替制御部27に送られる。応答信号には、
切替後のPNコードが示されている。データ通信速度切
替制御部27は、このPNコードの使用を、送信PNコ
ード発生部5および受信PNコード発生部15に指示す
る。この切替により、基地局側での送信PNコードと車
両側の受信PNコードが同じになり、かつ、車両側での
受信PNコードと車両側の送信PNコードが同じにな
る。新しいPNコードに対応して、各々の変調部や復調
部での処理が変更され、通信速度が切り替わる。
【0051】次に、図3および図4を参照し、図1のシ
ステムにおける、通信速度の切替処理を説明する。図3
は、車両側での処理を示し、図4は、基地局側での処理
を示している。
【0052】図3において、通信が開始すると、速度セ
ンサ17で車速が検出される(S10)。移動速度判定
部19により、現在のデータ通信速度の状態は、高速か
否かが判定される(S12)。高速伝送状態の場合、現
在車速が第1速度判定値SPD1より高いか否かが判定
される(S14)。YESは、低車速かつ高速通信状態
から加速が行われ、車速が第1速度判定値SPD1を横
切ったことを意味する。そこで、データ通信速度切替要
求部21にて、判定結果に基づいて、低速データ通信速
度への切替要求が発生される(S16)。S14がNO
であれば、S10に戻る。
【0053】一方、S12にて低速伝送状態と判断され
た場合、S18へ進む。S18では、現在車速が第2速
度判定値SPD2より低いか否かが判定される。YES
は、高車速かつ低速通信状態から減速が行われ、車速が
第2速度判定値SPD2を横切ったことを意味する。そ
こで、データ通信速度切替要求部21にて、高速データ
通信速度への切替要求が発生される(S20)。S18
がNOであれば、S10に戻る。
【0054】S16またはS20で生成された切替要求
は、送信データ制御部23により、制御チャンネルを用
いて基地局50へ送信される(S22)。切替要求の送
信は、基地局から応答がくるまで継続される。
【0055】図4において、基地局側では、通信開始
後、制御チャンネルデータ解読部66により、無線通信
の受信信号の制御チャンネルが識別される(S50)。
そして、制御チャンネルを用いて送られる制御情報が解
読され、制御情報に、新しい切替要求(データ通信速度
切替要求)が含まれているか否かが判定される(S5
2)。切替要求が送られてこなければ、S50に戻る。
S52がYESのとき、切替要求はデータ通信速度切替
・応答部68へ送られる。そして、切替要求が、高速側
への切替と低速側への切替のどちらを示すかが判定され
る(S54)。
【0056】高速側への切替要求の場合、S56にて、
通信エラーが安定して低いか否かが判断される。この判
断は、通信エラー判定部70にて行われ、判断結果がデ
ータ通信速度切替・応答部68へ送られる。通信エラー
の発生率が高い場合、通信速度を上げると、エラー発生
が増長する可能性がある。そこで、通信速度の切替は行
われず、S50に戻る。この場合、車両からは切替要求
が送信され続ける。従って、上記のS56までの処理が
繰り返され、通信エラーの発生率が低くなった時点でS
58へ進む。
【0057】S56で通信エラーの発生率が低ければ、
S58へ進む。そして、切替要求に従い、高速通信用の
PNコードを生成することが、送信PNコード発生部5
4および受信PNコード発生部64に指示される。拡散
変調部52や拡散復調部58では、新しいPNコードに
対応した高速の通信処理が開始される。さらに、切替要
求に応答したことを示す切替応答信号が生成され、制御
チャンネルデータ送出部72へ送られる。切替応答信号
は、制御チャンネルを用いて車両へ送られる。
【0058】一方、S54がNO(低速側への切替要
求)の場合は、下記のように処理される。このケースで
は、元々、図3のS12でYESと判断され、現在は高
速通信が行われている。また、このケースでは、通信速
度を下げるのであるから、S56のエラー判断は必要な
い。そこで、S54からS58へ進む。切替要求に従
い、低速通信用のPNコードを生成することが、送信P
Nコード発生部54および受信PNコード発生部64に
指示される。拡散変調部52や拡散復調部58では、新
しいPNコードに対応した低速の通信処理が開始され
る。ここでも、切替応答信号が、制御チャンネルを用い
て車両へ送られる。
【0059】図3に戻り、車両側では、切替要求の送信
(S22)の後、切替応答信号の受信が待たれる(S2
4)。切替応答信号は、制御情報とともに送られてく
る。受信データ制御部25により、制御情報に含まれる
切替応答信号が検出される。切替応答信号には、切替後
のPNコードが示される。この応答信号に対応するPN
コードが、データ通信速度切替制御部27により、送信
PNコード発生部5および受信PNコード発生部15に
割り当てられる(S26)。送信PNコード発生部5お
よび受信PNコード発生部15では、PNコードを変更
する。変更後のPNコードに対応して、拡散変調部3お
よび拡散復調部11では、通信速度が切り替えられる。
変更後の現在の通信速度状態が、通信制御部30のメモ
リに記憶され(S28)、S10に戻る。以上により、
車速の変化に対応した通信速度の切替が完了する。
【0060】図5は、低速側から高速側へ通信速度が切
り替えられるときの、PNコードの変化を示している。
始めは車両が高速で走行しており、かつ、低速通信用の
PNコード11が用いられている。高車速では、車速の
変化にともなうドプラーシフトの変動が大きい。しか
し、PNコード11は、チップレートが十分に低く、チ
ップ時間が十分に長い。ドプラーシフトの変動がチップ
時間に対して相対的には十分に小さい。従って、ドプラ
ーシフトの悪影響を受けることなく、良好な通信が行え
る。
【0061】上記の状態から車両が減速し、車速が第2
速度判定値SPD2を下回ったとき、図5に示されるよ
うに、データ通信速度切替要求信号が生成される(T
1)。この要求信号は、車両で生成され、基地局へ送ら
れる。基地局では、制御チャンネルの情報から切替要求
が検出されると、これに応えるデータ通信速度切替応答
信号が生成される(T2)。応答信号は、基地局から車
両へ送られる。車両では、切替応答信号を受信すると、
要求信号の送信が停止される(T3)。そして、所定の
タイミングで高速通信用のPNコードへの切替が行われ
る(T4)。通信速度の切替が良好に行われたことが分
かると、切替応答信号の発生が停止される(T5)。
【0062】T4以降は、高速のデータ伝送が行われ
る。ここで用いられるPNコード12は、図示のよう
に、チップレートが高く、チップ時間が短い。一方、車
速が低いか零であるので、ドプラーシフトの変動が小さ
い。従って、ドプラーシフトの変動は、チップ時間に対
して十分に小さい。チップレートが高くともドプラーシ
フトの悪影響を受けることがなく、高速データ通信が良
好に行われる。
【0063】上記の図5と同様の処理は、高速側から低
速側への通信速度の切替においても行われる。
【0064】次に、再び図2を参照し、車速の変化につ
れて通信速度が切り替わる様子を説明する。図2におい
て、時点t1以前は停車中であり、高速通信が行われ
る。時点t1で車両が加速を開始し、時点t2で車速が
第1速度判定値SPD1を越える。このとき、車両と基
地局の間で、切替要求信号と切替応答信号が交わされ、
データ通信速度が低速側へ切り替えられる。t2以降
は、低速通信用のPNコードが使用される。その後、t
3で加速が終わり、t4で減速が始まり、t5で車速が
第2速度判定値SPD2を下回る。このとき、通信速度
が高速側に切り替えられる。
【0065】その後すぐにまた加速が始まるが、車速が
第2速度判定値SPD2を越えても通信速度は変更され
ない(t6)。移動速度判定部19にヒステリシス特性
を与えた効果により、通信速度の煩雑な切替が好適に防
止されている。車速が第1速度判定値SPD1を越えた
ときに(t7)、再び通信速度が低速側へ切り替えられ
る。そして、車両の減速とともに、通信速度が高速側に
切替られ(t8)、この高速通信状態は、停車(t9)
後も継続される。
【0066】以上のように、本実施形態によれば、車速
に応じてPNコードのチップレートが変更され、チップ
レートに応じた速度の通信が行われる。ドプラーシフト
の影響を受けないように、低速用と高速用のPNコード
のチップレートが適切に設定されている。従って、全車
速域で良好な通信が行われ、かつ、各車速で極力高い通
信速度が実現される。車両用の移動局の通信速度が、静
止状態で使用される移動局の通信速度に近づけられ、両
者のモーバイルコンピュータ環境の差が低減される。
【0067】なお、本実施形態では、通信速度の切替に
おいて、異なるチップレートを持つ2つのPNコード1
1、12が用いられた。2つのPNコードは、チップレ
ートのみが違うものでもよい。また、両者は全く違うP
Nコードでもよい(チップレート自体の変更)。
【0068】また、通信速度の切替において、帯域幅の
変更が行われてもよい。前述のようにチップレートを変
えれば、これに応じて通信速度も変更される。また、チ
ップレートを変えれば、通信信号の帯域幅が変わる。帯
域幅を変えるためには、チップレートの変更が効果的で
ある。
【0069】本実施形態の変形例を説明する。上記の実
施形態では、速度センサ17を用いて車速が検出され
た。本変形例では、他の手段を用いて車速が検出され
る。例えば、変速機を操作するためのシフトレバーの位
置に基づいて車速が検出される。シフトレバーの位置
が、ニュートラル、パーキング、リバースであるとき
は、車速が低いと判断される。レバー位置がドライブで
あるときは、車速が高いと判断される。また例えば、パ
ーキングブレーキ(フット式を含む)のON/OFFに
基づいて車速が判断される。ONのとき、車速が低い
(停車)と判断される。これらの変形例の判断手法が、
上記の速度センサ17の検出値と併せて利用されること
も好適である。
【0070】また、本実施形態では、車両が切替要求を
基地局へ送る。それから、基地局からの応答を待って、
車両側の通信速度の切替が行われる。この変形例では、
車両は、切替要求の送信すると、適当なタイミングで通
信速度の切替を実行する。図1において、データ通信速
度切替要求部21は、切替要求を、送信データ制御部2
3およびデータ通信速度切替制御部27に送る。切替要
求に対応するPNコードの生成が、送信PNコード発生
部5および受信PNコード発生部15に指示される。一
方、基地局側では、前述のように、切替要求に対応する
通信速度の切替が行われる。このように、車両は、基地
局からの応答をトリガーとせずに通信速度を切り替え
る。この変形例でも本発明の効果が好適に得られる。
【0071】また、本実施形態では、移動局が車載通信
機である。しかし、本発明は、上記の構成に限定されな
い。この他にも、本発明は、高速で移動する移動体に設
けられる移動局に好適に適用される。また、ユーザが持
ち歩ける携帯端末であって、車両などの高速移動体に持
ち込んで使用されるものに対しても、本発明が好適に適
用される。もちろん、車載型や携帯型などのいろいろな
種類の不特定の移動局を対象とする通信システムに本発
明を適用することも好適である。
【0072】なお、上記の各種変形例は、以下の他の実
施形態に対しても、適宜、適用することができる。
【0073】「実施形態2」次に、本発明の好適な第2
の実施形態を説明する。上記の実施形態1では、通信速
度の切替時に、PNコードのチップレートが変更され
た。本実施形態では、チップレートは変更されず、以下
のように、PNコードの数が変更される。
【0074】本実施形態の通信システムは、実施形態1
と同様に、図1に示される構成を有する。ただし、4つ
のPNコードが同時に使用される点で異なる。
【0075】図6は、本実施形態の車両側の送信関連の
構成を示している。図1と同様に、拡散変調部103、
送信PNコード発生部105、およびRF出力部107
が設けられている。伝送すべきデータは、拡散変調部1
03の前段で、データ分割処理部110に入力される。
伝送データは、一定単位量のデータごとに区切られる。
そして、この一定単位量のデータが、さらに、4つの部
分データに分割される。4つの部分データは、拡散変調
部103へ送られる。一方、送信PNコード発生部10
5では、4種類のPNコード1、2、3、4が生成され
る。各PNコードは、実施形態1の低速通信用のPNコ
ードと同じチップレートをもつ。2次変調では、上記の
4つの部分データに、それぞれ、異なるPNコードが乗
積される。そして、4つの部分データは、同時にRF出
力部107に送られ、アンテナ9を介して基地局へ送ら
れる。
【0076】基地局は、上記と同様の受信関連構成を有
する。受信信号に対し、上記の4種類のPNコード1、
2、3、4が乗積される。PNコード1の乗積により、
車両側でPNコード1を用いて拡散変調した部分データ
の逆拡散が行われる。他の部分データについても同様で
ある。このようにして、4つの部分データが別々に得ら
れる。この4つの部分データをつなぎ合わせることによ
り、元の一定単位量のデータが得られる。上記の処理
が、一定単位量のデータごとに行われる。
【0077】本システムでは、同時に使用するPNコー
ドの数を変更可能である。図6の送信PNコード発生部
105では、拡散変調部103へ送るPNコードの数
が、1つまたは4つに変更される。必要に応じ、PNコ
ード1のみが出力される。この場合、データ分割処理は
行われない。拡散変調部103では、実施形態1と同様
の通常の処理が行われる。もちろん、PNコード1のみ
を使用するときは、基地局側でも同様の措置が取られ
る。
【0078】上記は、車両側の送信関連構成と、基地局
側の受信関連構成の説明であった。同様の構成は、車両
側の受信関連構成、基地局側の送信関連構成にも設けら
れている。
【0079】このように、本実施形態では、4つの異な
るPNコードが同時に処理される。これにより、通信速
度が従来の4倍になる。ところが、高車速では、複数の
PNコードを同時並列処理しようとすると、安定した通
信が困難になる。これは、前述の如くフェージングの影
響に起因すると考えられる。そこで、本実施形態では、
車速に応じて同時に使用するPNコードの数が切り替え
られる。
【0080】本実施形態のシステムにおける通信速度の
切替処理は、全体的には実施形態1と同様であり、以下
では、実施形態1との相違点を中心に説明する。車両側
では、実施形態1と同様に、車速が速度判定値(SPD
1、SPD2)と比較される。車速が速度判定値を横切
ると、通信速度の切替要求が基地局へ送られる。基地局
では、切替要求に対応して、データ通信速度切替・応答
部68により、通信速度の切替が行われる。
【0081】現在、低速通信中で1つのPNコードのみ
が用いられているとする。切替要求は、高速側への切替
を示している。データ通信速度切替・応答部68は、送
信PNコード発生部に4つの送信PNコードを生成する
ことを指示し、また、受信PNコード発生部に4つの受
信PNコードを生成すること指示する。さらに、PNコ
ード数が4であることを示す応答信号が、車両へ送られ
る。この処理は、図4のS58にて行われる。
【0082】この応答信号は、車両側で、データ通信速
度切替制御部27に入力される。そして、車両側の送信
PNコード発生部および受信PNコード発生部にも、4
つのPNコードを使用することが指示される。このよう
にして、4つのPNコードを同時処理する高速通信への
切替が行われる。この処理は、図3のS28で行われ
る。
【0083】低速通信への切替は、上記の逆である。基
地局側では、切替要求に対応し、PNコードの使用数が
4から1へ減らされる。また、切替応答が車両へ送ら
れ、車両側でもPNコードの使用数が4から1へ減らさ
れる。
【0084】図7は、低速側から高速側へ通信速度が切
り替えられるときの、PNコード数の変化を示してい
る。始めは、車両が高速で走行しており、1種類のPN
コード1のみが用いられている。従って、高車速でも、
複数のPNコードを処理するときのフェージングの影響
はなく、十分に良好な通信が行われる。車速が低下する
と、図5を用いて説明したように、車両と基地局の間で
切替要求と切替応答が交わされる。これにより、PNコ
ード数が1から4に増える。T4以降は、4種類のPN
コード1〜4が同時に使用され、通信速度は4倍にな
る。車速が低いので、複数のPNコードを同時処理して
も、フェージングの悪影響を受けずに、良好な通信が行
える。上記の図7と同様の処理は、高速側から低速側へ
の通信速度の切替においても行われる。
【0085】以上のように、本実施形態によれば、複数
のPNコードを同時使用することにより、従来よりも一
層高速の通信が可能となる。そして、PNコードの複数
化に伴う高車速でのフェージングの悪影響の発生が、P
Nコード数の適切な切替制御によって回避される。従っ
て、全車速域で良好な通信が行われ、かつ、各車速で極
力高い通信速度が実現されるという、本発明の効果が、
好適に得られる。
【0086】変形例として、PNコード数の変更(実施
形態2)と、PNコードのチップレートの変更(実施形
態1)とが、両方とも行われてもよい。低速走行では、
高いチップレートをもつPNコードが複数用いられる。
高速走行では、PNコード数が減らされ、かつ、低いチ
ップレートをもつPNコードが使われる。また、本実施
形態において、各PNコードのチップレートは同一でな
くともよい。
【0087】「実施形態3」上述の実施形態1では、P
Nコードのチップレートが変更され、それとともに通信
速度が変更された。このとき、チップレートを高くする
ことによりスペクトル拡散度が大きくなり、そして、通
信速度が大きくなる。しかし、その他の手法を用いてス
ペクトル拡散度を大きくし、通信速度を大きくしてもよ
い。
【0088】本実施形態では、PNコードのチップレー
トの変更は行われない。その代わりに、拡散変調部に
て、スペクトル拡散度を車速に応じて変える処理が行わ
れる。これにより、通信速度が切り替えられる。拡散復
調部でも、拡散度の変更に対応して、処理が変更され
る。上記の拡散度の変更は、実施形態1と同様に、切替
要求や切替応答の受信時に行われる。全体的な切替処理
は、実施形態1と同様である。
【0089】以上のように、本実施形態によっても、車
速に応じて通信速度が切り替えられ、実施形態1と同様
の効果が得られる。なお、本実施形態3を実施形態1や
実施形態2、またはその両者と組み合わせることも好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】 車速と速度判断値を比較する処理でのヒステ
リシス特性を示す図である。
【図3】 図1のシステムの車両側の処理を示すフロー
チャートである。
【図4】 図1のシステムの基地局側の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 低速から高速への通信速度の切替時のPNコ
ードの変化を示すタイムチャートである。
【図6】 実施形態2のシステムにおいて複数のPNコ
ードを同時に処理するための構成を示す図である。
【図7】 実施形態2において、低速から高速への通信
速度の切替時のPNコード数の変化を示すタイムチャー
トである。
【図8】 DS方式のスペクトル拡散に基づくCDMA
に用いられるPNコードを示す図である。
【符号の説明】
1 車載通信機、3,52 拡散変調部、5,54 送
信PNコード発生部、11,58 拡散復調部、15,
64 受信PNコード発生部、17 速度センサ、19
移動速度判定部、21 データ通信速度切替要求部、
23 送信データ制御部、25 受信データ制御部、2
7 データ通信速度切替制御部、50基地局、68 デ
ータ通信速度切替・応答部、70 通信エラー判定部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と基地局の間でCDMA方式の無
    線通信を行う移動体用無線通信システムにおいて、 移動局の移動速度を検出する移動速度検出手段と、 前記移動速度と所定の速度判定値を比較する判定手段
    と、 移動速度が前記速度判定値を横切った場合に、基地局と
    移動局の間の通信速度を切り替える通信速度切替手段
    と、 を含むことを特徴とする移動体用無線通信システム。
  2. 【請求項2】 移動局と基地局の間でCDMA方式の無
    線通信を行う移動体用無線通信システムにおいて、 移動局は、 移動局の移動速度を検出する移動速度検出手段と、 前記移動速度と所定の速度判定値を比較する判定手段
    と、 移動速度が前記速度判定値を横切った場合に、基地局に
    対して通信速度の切換を要求する要求手段と、 移動局側の通信速度を切り替える移動局通信速度切替手
    段と、 を有し、 基地局は、移動局からの要求に応じて基地局側の通信速
    度を切り替える基地局通信速度切替手段を有し、 前記移動局通信速度切替手段が、基地局側での通信速度
    の切替に合わせて、移動局側の通信速度を切り替えるこ
    とを特徴とする移動体用無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、 通信速度の切替では、PNコードのチップレートまたは
    通信信号の帯域幅の変更が行われることを特徴とする移
    動体用無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の通信シ
    ステムにおいて、 一対の移動局と基地局との間では複数のPNコードを同
    時に用いた通信が可能であり、 通信速度の切替では、同時に使用するPNコードの数の
    変更が行われることを特徴とする移動体用無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、 通信速度の切替では、スペクトル拡散度の変更が行われ
    ることを特徴とする移動体用無線通信システム。
  6. 【請求項6】 基地局との間でCDMA方式の無線通信
    を行う無線通信移動局において、 移動速度を検出する移動速度検出手段と、 前記移動速度と所定の速度判定値を比較する判定手段
    と、 移動速度が前記速度判定値を横切った場合に、通信速度
    を切り替える通信速度切替手段と、 を含むことを特徴とする無線通信移動局。
  7. 【請求項7】 基地局との間でCDMA方式の無線通信
    を行う無線通信移動局において、 移動速度を検出する移動速度検出手段と、 前記移動速度と所定の速度判定値を比較する判定手段
    と、 移動速度が前記速度判定値を横切った場合に、基地局に
    対して通信速度の切換を要求する要求手段と、 基地局からの応答信号に基づいて、前記要求に対応した
    基地局での通信速度の切替に合わせ、移動局側の通信速
    度を切り替える通信速度切替手段と、 含むことを特徴とする無線通信移動局。
  8. 【請求項8】 請求項6または7のいずれかに記載の移
    動局において、 通信速度の切替では、PNコードのチップレートまたは
    通信信号の帯域幅の変更が行われることを特徴とする無
    線通信移動局。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の移動局
    において、 基地局との間で複数のPNコードを同時に用いた通信が
    可能であり、 通信速度の切替では、同時に使用するPNコードの数の
    変更が行われることを特徴とする無線通信移動局。
  10. 【請求項10】 請求項6または7のいずれかに記載の
    移動局において、 通信速度の切替では、スペクトル拡散度の変更が行われ
    ることを特徴とする無線通信移動局。
JP9258274A 1997-09-24 1997-09-24 移動体用無線通信システムおよびそのシステムに用いられる無線通信移動局 Pending JPH1198574A (ja)

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