JP5390612B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

通信装置および通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5390612B2
JP5390612B2 JP2011523640A JP2011523640A JP5390612B2 JP 5390612 B2 JP5390612 B2 JP 5390612B2 JP 2011523640 A JP2011523640 A JP 2011523640A JP 2011523640 A JP2011523640 A JP 2011523640A JP 5390612 B2 JP5390612 B2 JP 5390612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
parameter
information
movement
motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011523640A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011055477A1 (ja
Inventor
亨宗 白方
幸司 今村
良隆 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011523640A priority Critical patent/JP5390612B2/ja
Publication of JPWO2011055477A1 publication Critical patent/JPWO2011055477A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390612B2 publication Critical patent/JP5390612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1118Determining activity level
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0002Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/06Devices, other than using radiation, for detecting or locating foreign bodies ; determining position of probes within or on the body of the patient
    • A61B5/065Determining position of the probe employing exclusively positioning means located on or in the probe, e.g. using position sensors arranged on the probe
    • A61B5/067Determining position of the probe employing exclusively positioning means located on or in the probe, e.g. using position sensors arranged on the probe using accelerometers or gyroscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1126Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb using a particular sensing technique
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/20Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel
    • H04W4/21Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel for social networking applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2560/00Constructional details of operational features of apparatus; Accessories for medical measuring apparatus
    • A61B2560/02Operational features
    • A61B2560/0204Operational features of power management
    • A61B2560/0209Operational features of power management adapted for power saving
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、動作を行う動体の一部位に装着されたときに、当該動体の他部位に装着された通信相手装置と無線通信を行う通信装置に関するものである。
近年、日常生活においてユーザーの行動を制限することなく、常時生体情報を計測することで健康管理や医療診断支援を行うシステムが注目されている。このような計測をするためには、配線のわずらわしさがなく、小型で低消費電力な計測装置が求められる。
従来の生体情報計測システムでは、生体情報を計測するセンサ(計測装置)によって計測された生体情報を、外部機器(情報端末)が無線通信で収集する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された生体情報計測システムは、所定の位置に設置され、生体情報を収集する情報端末と、生体に装着され、生体情報を計測する計測装置とを備える。
計測装置は、脈波データおよび加速度データを生体情報として計測し、計測した生体情報を無線通信によって自動的に情報端末に送信する。ここで、計測装置と情報端末とが常に無線通信可能な状態を維持した場合、特に、計測装置側の消費電力が大きくなることが問題となる。
そこで、特許文献1に記載された技術では、加速度データを用いて計測装置が移動したか否かを検出する。そして、計測装置が移動したか否かと前回通信可能であったか否かとに基づいて、生体情報の送信タイミングを制御する。このように生体情報を送信するタイミングを制御することにより、無線通信のために消費する電力を抑制することが可能となる。
特開2008−73456号公報
ところで、人間のような生体の行動中に、その生体の様々な生体情報(例えば、体温、心拍、血圧、心電、筋電、あるいは血中酸素飽和度など)を計測する場合、それぞれの生体情報の計測に適した部位に各計測装置が装着される必要がある。上述した従来の技術では、複数の計測装置が生体の互いに異なる部位に装着された場合に、各計測装置が個別に情報端末と通信する。そのため、各計測装置の通信用消費電力が大きくなってしまう。
そこで、各計測装置のデータを中継装置に一旦集めて、中継装置が一旦集めたデータを情報端末に送信する構成が考えられる。この場合、各計測装置は、生体の部位(例えば胸など)に装着された中継装置と無線通信を行えばよいので、通信距離を短くすることができ、通信用の消費電力を抑制することができる。
しかしながら、生体に装着された装置間における無線通信では、生体組織の影響、あるいは生体の動作による姿勢変動の影響により、無線伝搬環境が大きく変動する。そのため、中継装置を生体に装着することによって通信距離が短くなっても、各計測装置と中継装置との間の通信が不安定になってしまう。
また、通信をしようとする計測装置が装着された部位(例えば、頭部)が移動していなくても、他の部位(例えば、腕部)が移動することによって、計測装置と中継装置との間の無線伝搬環境が変動し、通信状態が変化してしまう場合がある。
このような場合、前回通信可能であったときに計測装置が移動していなければ可能であると判定する特許文献1の技術では、安定して無線通信を行うことができない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、動作を行う動体の第1部位に装着された通信装置と当該動体の第2部位に装着された通信相手装置との間の無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することができる通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る通信装置は、動作を行う動体の第1部位に装着されたときに、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための通信装置であって、前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得部と、前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得部によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定するパラメータ決定部と、前記パラメータ決定部によって決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信部とを備える。
本構成によれば、通信装置と通信相手装置との間の無線伝搬環境に影響を与える部位の動きに基づいて、通信装置と通信相手装置との間の無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータを決定することができる。したがって、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを効果的に決定することが可能となる。このように決定されたパラメータに従って無線通信を行うことにより、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
また、前記動き取得部は、前記第1部位の動きを示す情報を前記動き情報として取得し、前記パラメータ情報は、前記第1部位の動きと前記パラメータとを対応付けた情報であることが好ましい。
本構成によれば、通信装置が装着された第1部位の動きが通信装置と通信相手装置との間の無線伝搬環境に影響を与える場合に、効果的にパラメータを決定することが可能となる。
また、前記無線通信部は、前記通信相手装置から無線信号を受信し、前記通信装置は、さらに、受信された前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記無線信号が受信されたときに取得された前記動き情報が示す前記第1部位の動きとを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部を備えることが好ましい。
本構成によれば、パラメータを決定する際に用いるパラメータ情報を、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、通信装置が装着された第1部位の動きと、通信装置および通信相手装置間の無線伝搬環境との依存関係に適応して、パラメータ情報を動的に生成することができる。したがって、このように生成されたパラメータ情報を用いてパラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
また、前記動き取得部は、前記第2部位の動きを示す情報を前記動き情報として前記通信相手装置から取得し、前記パラメータ情報は、前記第2部位の動きと前記パラメータとを対応付けた情報であることが好ましい。
本構成によれば、通信相手装置が装着された第2部位の動きが通信装置と通信相手装置との間の無線伝搬環境に影響を与える場合に、効果的にパラメータを決定することが可能となる。
また、前記無線通信部は、前記第2部位の動きを示す動き情報を含む無線信号を前記通信相手装置から受信し、前記通信装置は、さらに、受信された前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記無線信号に含まれる動き情報が示す前記第2部位の動きとを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部を備えることが好ましい。
本構成によれば、パラメータを決定する際に用いるパラメータ情報を、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、通信相手装置が装着された第2部位の動きと、通信装置および通信相手装置間の無線伝搬環境との依存関係に適応して、パラメータ情報を動的に生成することができる。したがって、このように生成されたパラメータ情報を用いてパラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
また、前記第1部位および前記第2部位とは異なる第3部位には、当該第3部位の動きを計測する動き計測装置が装着され、前記動き取得部は、前記第3部位の動きを示す情報を前記動き情報として前記動き計測装置から取得し、前記パラメータ情報は、前記第3部位の動きと前記パラメータとを対応付けた情報であることが好ましい。
本構成によれば、動き計測装置が装着された第3部位の動きが通信装置と通信相手装置との間の無線伝搬環境に影響を与える場合に、効果的にパラメータを決定することが可能となる。
また、前記無線通信部は、前記通信相手装置から無線信号を受信し、かつ、前記第3部位の動きを示す動き情報を含む無線信号を前記動き計測装置から受信し、前記通信装置は、さらに、前記通信相手装置から受信した前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記動き計測装置から受信した無線信号に含まれる動き情報とを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部とを備えることが好ましい。
本構成によれば、パラメータを決定する際に用いるパラメータ情報を、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、動き計測装置が装着された第3部位の動きと、通信装置および通信相手装置間の無線伝搬環境との依存関係に適応して、パラメータ情報を動的に生成することができる。したがって、このように生成されたパラメータ情報を用いてパラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
また、前記動き情報は、前記動体の部位の加速度の大きさの時間変化を示す情報を含むことが好ましい。
本構成によれば、加速度センサなどを用いて、動き情報を容易に取得することが可能となる。
また、前記パラメータは、通信タイミングを特定するためのパラメータおよび送信電波の強度を特定するためのパラメータの少なくとも一方を含むことが好ましい。
本構成によれば、通信タイミングおよび送信電波の強度の少なくとも一方を制御することができるので、無線通信のための消費電力を効果的に抑制することが可能となる。
また、前記通信装置は、さらに、前記第1部位における動体情報を計測する動体情報センサを備え、前記無線通信部は、前記動体情報センサによって計測された動体情報を無線通信によって前記通信相手装置に送信することが好ましい。
本構成によれば、通信装置によって計測された動体情報を、通信相手装置に送信することが可能となる。
また、前記通信相手装置は、前記第2部位において動体情報を計測し、前記無線通信部は、前記通信相手装置によって計測された動体情報を無線通信によって前記通信相手装置から受信することが好ましい。
本構成によれば、通信相手装置によって計測された動体情報を収集することが可能となる。
また、前記通信相手装置は複数であり、前記通信装置は、さらに、前記無線通信部が複数の前記通信相手装置から受信した動体情報を、前記動体に装着されていない外部機器に送信する外部通信部を備えることが好ましい。
本構成によれば、通信相手装置によって計測された動体情報を収集し、外部機器に送信することが可能となる。これにより、各通信相手装置が比較的遠く離れた外部機器と通信する必要がなくなるので、システム全体としての消費電力を抑制することが可能となる。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える通信装置として実現することができるだけでなく、通信装置に含まれる特徴的な処理部をステップとする通信方法として実現することもできる。また、通信方法に含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなコンピュータプログラムを、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
また、本発明は、通信装置が備える特徴的な処理部を有する集積回路として実現することもできる。
本発明によれば、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを効果的に決定することができ、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの概要を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、生体の部位の動きが無線伝搬環境に与える影響を説明するための図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る通信装置において実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態2に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態3に係る通信システムの概要を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態3に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態4に係る生体情報計測システムの構成を示す図である。 図9Aは、本発明の実施の形態4に係るセンサノードのハードウェア構成を示す模式図である。 図9Bは、本発明の実施の形態4に係るマスタノードのハードウェア構成を示す模式図である。 図10は、センサノードとマスタノードとの使用シーンの一例(装着例)を示す図である。 図11Aは、生体の直立静止時における電波伝搬特性の一例を示す図である。 図11Bは、生体の歩行動作時における電波伝搬特性の一例を示す図である。 図12は、歩行動作時の各部位に装着したセンサノードと腰部に装着したマスタノードとの間の電波伝搬特性の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態4に係るセンサノードの機能構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態4に係るマスタノードの機能構成を示すブロック図である。 図15は、本発明の実施の形態4に係るセンサノードの動作を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施の形態4に係るセンサノードが送信パラメータテーブルを生成するシーケンスの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態4に係る送信パラメータテーブルの一例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態4に係るセンサノードがマスタノードに計測データを送信するシーケンスの一例を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態4に係るセンサノードによる送信パラメータテーブルの更新の一例を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態5に係る送信パラメータテーブルを生成するシーケンスの一例を示す図である。 図21Aは、本発明の実施の形態5に係るセンサノードが生成した送信パラメータテーブルの一例を示す図である。 図21Bは、本発明の実施の形態5に係るマスタノードが生成した送信パラメータテーブルの一例を示す図である。 図22は、本発明の実施の形態6に係る、2つのセンサノード(第1センサノードおよび第2センサノード)とマスタノードとの間における無線通信のシーケンスの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、説明の便宜のため、以下の各実施の形態では生体が人間である場合について説明する。なお、生体は、必ずしも人間である必要はなく、例えば、ねずみ、猿、あるいは犬など、運動能力を有する動体であれば何でもよい。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
本実施の形態に係る通信装置は、通信装置が装着された第1部位の動きを示す動き情報に対する、通信装置および通信相手装置間の無線伝搬環境(以下、単に「無線伝搬環境」という)の依存性を利用して、通信装置および通信相手装置の間の無線通信を成功させるためのパラメータを決定する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システム1の概要を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、通信装置10と通信相手装置20とを備える。
通信装置10は、人間90の第1部位に装着される装置であり、第1部位に装着されたときに、第2部位に装着された通信相手装置20と無線通信を行う。第1部位とは、人間90の一部位であって、例えば、手部、腕部、足部、腰部、胸部、あるいは頭部などである。本実施の形態では、第1部位の動きは、無線伝搬環境に大きな影響を与える。つまり、無線伝搬環境は、第1部位の動きに依存する。
通信相手装置20は、人間90の第2部位に装着される装置であり、第2部位に装着されたときに、第1部位に装着された通信装置10と無線通信を行う。第2部位は、人間90の一部位であって、第1部位とは異なる部位である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る通信システム1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、通信装置10は、動き取得部11と、パラメータ決定部12と、無線通信部13とを備える。
動き取得部11は、生体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する。ここで、動き情報とは、無線伝搬環境に影響を与える部位の動きを示す情報である。具体的には、動き情報は、例えば、生体の部位の加速度の大きさの時間変化を示す情報である。なお、動き情報は、必ずしも生体の部位の加速度の大きさの時間変化を示す情報である必要はない。
本実施の形態では、動き取得部11は、第1部位の動きを示す情報を動き情報として取得する。具体的には、動き取得部11は、例えば、第1部位の動きを検出するセンサ(例えば、ジャイロセンサ、加速度センサあるいは位置センサなど)を含む。
パラメータ決定部12は、パラメータ情報を用いて、動き取得部11によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定する。ここで、パラメータ情報は、生体の部位の動きと、無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けた情報である。例えば、パラメータ情報は、生体の部位の動きとパラメータとを対応付けたテーブルまたは数式である。
なお、本実施の形態では、パラメータ情報は、第1部位の動きとパラメータとを対応付けた情報である。つまり、パラメータ決定部12は、第1部位の動きが無線伝搬環境に与える影響が大きいことを利用して、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを決定する。
ここで、パラメータとは、通信装置10と通信相手装置20との間で無線通信を行うときの通信方式を示す。具体的には、パラメータは、例えば、変調方式、データレート、誤り訂正符号化、送信タイミング、送信電力、指向性制御、または中継経路に関するパラメータである。より好ましくは、パラメータは、通信タイミングを特定するためのパラメータ、および送信電波の強度(送信電力)を特定するためのパラメータの少なくとも一方を含む。これにより、通信装置10は、通信タイミングおよび送信電波の強度の少なくとも一方を制御することができるので、無線通信のための消費電力を効果的に抑制することが可能となる。
無線通信部13は、決定されたパラメータに従って、第2部位に装着された通信相手装置20と無線通信を行う。具体的には、無線通信部13は、パラメータに従って、例えば、通信装置10が計測した生体情報などを通信相手装置20に送信する。
また例えば、無線通信部13は、決定されたパラメータを含む無線信号を通信相手装置20に送信してもよい。この場合、通信相手装置20は、受信した無線信号に含まれるパラメータに従って、データ(例えば、通信相手装置20が計測した生体情報など)を通信装置10に送信する。
なお、無線通信部13は、無線通信を行うために必要な一般的な構成要素によって構成されればよく、例えばデータを変調するための回路などによって構成される。
次に、部位の動きが無線伝搬環境に与える影響について図3を用いて説明する。
図3は、生体の部位の動きが無線伝搬環境に与える影響を説明するための図である。具体的には、図3(a)は、歩行中の人間の腕部の動き強度の時間変化を示すグラフである。また、図3(b)は、腕部に装着された通信装置10と腰部に装着された通信相手装置20との間における無線信号の受信強度の時間変化を示すグラフである。
動き強度は、通信装置10によって計測された腕部の加速度の大きさを示す。
受信強度は、通信装置10および通信相手装置20の一方において受信された信号の信号強度を示す。つまり、受信強度は、通信装置10および通信相手装置20の他方から所定強さで放射された電波を通信装置10および通信相手装置20の一方が受信したときの電波強度を示す。この受信強度が大きいほど、無線伝搬環境が良好であることを示す。
図3に示すように、動き強度が比較的大きな凸形状によって表される時間変化を示す時間区間では、受信強度は大きくなり、無線伝搬環境は良好になる。一方、動き強度が比較的小さな凸形状によって表される時間変化を示す時間区間では、受信強度は小さくなり、無線伝搬環境は良好ではなくなる。そして、このような動き強度と受信強度との関係は繰り返され、再現性がある。
このことから、腕部の動きが無線伝搬環境に影響を与えていることがわかる。つまり、無線伝搬環境は、腕部の動きに依存することがわかる。
したがって、このような動き強度の時間変化に対する受信強度の依存性を利用すれば、動き強度に基づいて、現在または未来の受信強度に適応したパラメータを決定することができる。つまり、動き情報に対する無線伝搬環境の依存性を利用すれば、動き情報に基づいて、無線通信を成功させるためのパラメータを決定することができる。
具体的には、パラメータ決定部12は、例えば、極大値として第1閾値以上の動き強度が計測された後に、第2閾値以下の動き強度が計測されることを示す動き情報に対応するパラメータとして、無線伝搬環境が悪化しても無線通信可能なパラメータを決定すればよい。また、パラメータ決定部12は、例えば、極大値として第3閾値以上第1閾値未満の動き強度が計測された後に、第2閾値以下の動き強度が計測されることを示す動き情報に対応するパラメータとして、無線伝搬環境が良好なときに利用するパラメータを決定すればよい。
つまり、通信装置10は、動き情報に対する無線伝搬環境の依存性を利用して予め生成されたパラメータ情報を用いて、パラメータを決定することにより、現在または未来の無線伝搬環境に適応したパラメータを用いて無線通信することが可能となる。なお、無線伝搬環境(受信強度)がどのような動き情報に対して依存性があるかは、当業者によって一般的に用いられる統計手法などに基づいて推定されればよい。このように推定された動き情報を用いて、パラメータ情報は生成されればよい。
なお、図3では、動き情報が動き強度の時間変化である場合について説明したが、動き情報は必ずしも動き強度の時間変化である必要はない。例えば、動き情報は、動き方向の時間変化であってもよい。また、動き情報は、複数の部位間の相対的な動きの大きさまたは方向の時間変化であってもよい。また、動き情報は1つである必要もない。つまり、動き情報は、通信装置10と通信相手装置20との間の無線伝搬環境に影響を与える部位の動きを示す1つ以上の情報であればよい。
次に、以上のように構成された通信装置10における各種動作について簡単に説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る通信装置10において実行される処理の流れを示すフローチャートである。
まず、動き取得部11は、生体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する(S11)。続いて、パラメータ決定部12は、生体の部位の動きと、無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、動き取得部11によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定する(S12)。
そして、無線通信部13は、決定されたパラメータに従って、第2部位に装着された通信相手装置20と無線通信を行う(S13)。
以上のように、本実施の形態に係る通信装置10によれば、通信装置10と通信相手装置20との間の無線伝搬環境に影響を与える第1部位の動きに基づいて、通信装置10と通信相手装置20との間の無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータを決定することができる。したがって、通信装置10は、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを効果的に決定することが可能となる。そして、通信装置10は、このように決定されたパラメータに従って無線通信を行うことにより、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態に係る通信装置10によれば、ある時点における第1部位の動きの大小に関わらず、パラメータを効果的に決定することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
実施の形態1に係る通信装置は、通信装置が装着された第1部位の動きを示す動き情報に基づいて、第2部位に装着された通信相手装置との無線通信を成功させるためのパラメータを決定していた。しかしながら、第1部位の動きが無線伝搬環境に与える影響が小さい場合、通信装置は、第1部位の動きを示す動き情報を用いて、現在または未来の無線伝搬環境に適応したパラメータを決定することが難しい。
そこで、本実施の形態に係る通信装置は、通信相手装置が装着された第2部位の動きを示す動き情報に基づいて、無線通信を成功させるためのパラメータを決定する。以下に、本実施の形態に係る通信装置について、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る通信システム1の機能構成を示すブロック図である。図5において、無線通信部13は、図2と同様であるので説明を省略する。また、通信装置10における各種動作についても、図4と同様であるので、図示および説明を省略する。
動き取得部11は、第2部位の動きを示す情報を動き情報として通信相手装置20から取得する。具体的には、動き取得部11は、通信相手装置20によって計測された、第2部位の動きを示す情報を、通信相手装置20から無線通信によって取得する。
なお、本実施の形態では、第2部位の動きは、無線伝搬環境に大きな影響を与える。つまり、無線伝搬環境は、第2部位の動きに依存する。
パラメータ決定部12は、パラメータ情報を用いて、動き取得部11によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定する。本実施の形態では、パラメータ情報は、第2部位の動きとパラメータとを対応付けた情報である。つまり、パラメータ決定部12は、第2部位の動きが無線伝搬環境に与える影響が大きいことを利用して、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを決定する。
以上のように、本実施の形態に係る通信装置10によれば、通信装置10と通信相手装置20との間の無線伝搬環境に影響を与える第2部位の動きに基づいて、通信装置10と通信相手装置20との間の無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータを決定することができる。したがって、通信装置10は、通信相手装置20が装着された第2部位の動きが無線伝搬環境に影響を与える場合に、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを効果的に決定することが可能となる。そして、通信装置10は、このように決定されたパラメータに従って無線通信を行うことにより、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
実施の形態1および2に係る通信装置は、通信装置が装着された第1部位または通信相手装置が装着された第2部位の動きを示す動き情報に基づいて、通信相手装置との無線通信を成功させるためのパラメータを決定していた。しかしながら、第1部位の動きまたは第2部位の動きが無線伝搬環境に与える影響が小さい場合、通信装置は、第1部位の動きまたは第2部位の動きを示す動き情報に基づいて、現在または未来の無線伝搬環境に適応したパラメータを決定することが難しい。
そこで、本実施の形態に係る通信装置は、第1部位および第2部位と異なる第3部位の動きを示す動き情報に基づいて、無線通信を成功させるためのパラメータを決定する。以下に、本実施の形態に係る通信装置について、実施の形態1および2と異なる点を中心に説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る通信システム1の概要を示す図である。図6に示すように、通信システム1は、通信装置10と通信相手装置20とに加えて、動き計測装置30を備える。
動き計測装置30は、第3部位に装着され、第3部位の動きを計測する。第3部位は、人間90の一部位であって、第1部位および第2部位とは異なる部位である。
なお、本実施の形態では、第3部位の動きは、通信装置10と通信相手装置20との間における無線伝搬環境に大きな影響を与える。つまり、無線伝搬環境は、第3部位の動きに依存する。例えば、第1部位、第2部位および第3部位は、頭部、腰部および腕部である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る通信システム1の機能構成を示すブロック図である。図7において、無線通信部13は、図2と同様であるので説明を省略する。また、通信装置10における各種動作についても、図4と同様であるので、図示および説明を省略する。
動き取得部11は、第3部位の動きを示す情報を動き情報として動き計測装置30から取得する。具体的には、動き取得部11は、動き計測装置30によって計測された、第3部位の動きを示す情報を、動き計測装置30から無線通信によって取得する。
パラメータ決定部12は、パラメータ情報を用いて、動き取得部11によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定する。本実施の形態では、パラメータ情報は、第3部位の動きとパラメータとを対応付けた情報である。つまり、パラメータ決定部12は、第3部位の動きが無線伝搬環境に与える影響が大きいことを利用して、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを決定する。
以上のように、本実施の形態に係る通信装置10によれば、通信装置10と通信相手装置20との間の無線伝搬環境に影響を与える第3部位の動きに基づいて、通信装置10と通信相手装置20との間の無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータを決定することができる。したがって、通信装置10は、動き計測装置30が装着された第3部位の動きが無線伝搬環境に影響を与える場合に、現在または未来の無線伝搬環境に適応するパラメータを効果的に決定することが可能となる。そして、通信装置10は、このように決定されたパラメータに従って無線通信を行うことにより、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
次に、実施の形態4〜6において、上記の実施の形態1〜3に示す通信システムを生体情報計測システムに応用した場合の具体例について説明する。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係る生体情報計測システムの構成を示す図である。
図8に示すように、生体情報計測システムは、生体情報を収集する外部機器101と、第1の生体上に構成した第1のネットワーク102と、第2の生体上に構成した第2のネットワーク103とを備える。第1のネットワーク102と第2のネットワーク103とは、それぞれ、センサノード104と、マスタノード105とによって構成される。
センサノード104は、生体の各部位に装着され、生体情報(例えば、心拍、心電、脈拍、筋電、脳波、血中酸素飽和度、血糖、血圧、体温、姿勢、あるいは加速度など)をセンシングする。そして、センサノード104は、センシングした生体情報をマスタノード105に送信する。本実施の形態では、センサノード104は、通信装置10に相当する。
マスタノード105は、同じネットワークに属する複数のセンサノード104によってセンシングされた生体情報を、センサノード104から受信する。そして、マスタノード105は、受信した生体情報を保存、解析、表示、あるいは出力などを行うことで生体情報計測を行う。また、マスタノード105は、外部機器101と無線通信により接続され、マスタノード105が管理する計測結果を外部機器101に送信する。本実施の形態では、マスタノード105は、通信相手装置20に相当する。
外部機器101は、マスタノード105から受信した計測結果に基づいて、ユーザーあるいは操作者にサービス(例えば、健康管理、病状の管理など)を提供する。
図8では、計測される生体ごとに独立したネットワーク(第1のネットワーク102および第2のネットワーク103)が構成されている。各ネットワークは、1つ以上のマスタノード105と1つ以上のセンサノード104とから構成される。センサノード104の装着数あるいは装着部位は、取得する生体情報の種類に応じて、決めることができる。
ネットワーク内の構成は、予め設定したマスタノード105が複数のセンサノード104を集中管理するスター型でもよいし、アドホックネットワークのように分散管理するメッシュ型でもよい。本実施の形態では、操作者または外部機器101と直接インタラクションを行うノードをマスタノード105とし、マスタノード105にセンシングした生体情報を送信するノードをセンサノード104とする。
図9Aは、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104のハードウェア構成を示す模式図である。また、図9Bは、本発明の実施の形態4に係るマスタノード105のハードウェア構成を示す模式図である。図10は、センサノード104とマスタノード105との使用シーンの一例(装着例)を示す図である。なお、本発明に係るセンサノード104およびマスタノード105は、図9Aおよび図9Bに示す例に限定されない。また、本発明に係るセンサノード104およびマスタノード105の使用シーンも図10に示す例に限定されない。
図9Aにおいて、センサノード104は、電源部202、加速度センサ203、生体センサ204、無線部205、アンテナ206、マイコン(マイクロプロセッサ)207、および生体装着部208を備える。センサノード104に取り付けられたコイン電池201から供給される電力は、電源部202で上述した各デバイス(加速度センサ203など)の駆動に必要な電圧あるいは電流に変換される。
加速度センサ203は、センサノード104に係る3次元の加速度を計測する。生体センサ204は、例えば生体装着部208の電極から装着部位の筋電波形などの生体情報を計測する。
マイコン207は、これらの各デバイスを制御する。各種センサで計測された情報は、無線部205およびアンテナ206を介して、マスタノード105へ送信される。
図9Bにおいて、マスタノード105は、図9Aのセンサノード104が備えるデバイスに加えて、表示操作部209および外部通信部210を備える。マスタノード105は、自身が備える生体センサ204によって計測された生体情報に加えて、センサノード104から無線送信された生体情報を取得する。
表示操作部209は、これらの取得された生体情報を操作者に対して提示する。具体的には、表示操作部209は、例えば、計測値を画面に表示する表示デバイス、あるいは計測状態を示すためのLED(Light Emitting Diode)などである。また、表示操作部209は、操作者からの操作(例えば、スイッチによる計測の開始あるいは終了の指示操作、または表示の切替操作など)に応じて各種情報の出力を行う。
外部通信部210は、外部機器101と通信を行う。なお、外部機器101は、典型的には、生体に装着されず、所定の位置に設置されるコンピュータ機器である。
なお、図9Aおよび図9Bでは、生体センサ204を1つのみ図示しているが、生体センサは複数個であってもよい。
これらのセンサノード104およびマスタノード105は、図10に示すように、例えば、生体の計測部位に直接的に、あるいは装着具(図示せず)を用いて間接的に貼り付けて装着される。図10の例では、腰にマスタノード105が装着され、両手首、両足首および頭部にセンサノード104が装着されている。
このように、センサノード104およびマスタノード105は、生体に装着されるので、小型であることが求められる。また、センサノード104およびマスタノード105は、生体の動作を妨げないようにするため、電池で駆動することが求められる。
つまり、センサノード104およびマスタノード105は、電源容量が小さい小型の電池によって駆動することが求められる。このため、センサノード104およびマスタノード105は、長時間の計測を行うために、消費電力をできるかぎり小さくすることが求められる。
また、センサノード104およびマスタノード105を小型化するために、アンテナ206も小型化が求められる。しかし、アンテナを小型化すれば、波長に対して十分な大きさが得られないため、利得が低減する場合がある。さらに、生体への電磁波の影響を避けるため、無線部205の送信電力はできるだけ低く(小さく)することが求められる。また、生体は水分を多く含む誘電体であるため、ノード間に生体による遮蔽などが生じると伝搬ロスを生じる。また、使用する周波数帯によっては、その波長よりも短い距離での通信を行うことになる。したがって、生体近傍での電波伝搬特性は、一般的な広い空間における電波伝搬特性と異なる場合が生じる。
以下、動作の説明をわかりやすくするため、生体として人間を例に挙げる。
図11Aおよび図11Bは、生体近傍における電波伝搬特性の一例を示す図である。具体的には、図11Aは、生体の直立静止時における電波伝搬特性の一例を示す図である。また、図11Bは、生体の歩行動作時における電波伝搬特性の一例を示す図である。図11Aおよび図11Bは、生体の腰部に装着したマスタノード105と、頭部、腕部、あるいは脚部に装着したセンサノード104との間の電波伝搬特性を示す。
例えば、図11Aに示すように、直立静止時は、距離的に近い腰部−腕部間の伝搬ロスは、比較的小さくなる。また、少し距離が離れる腰部−脚部は、中程度の伝搬ロスとなる。腰部との間の距離が脚部と同程度となる頭部では、腕(肩)部による遮蔽などにより、伝搬ロスが大きくなる傾向がある。
さらに、生体が動作すると、これらの部位による静的な伝搬ロスに加えて、装着部位の変位による電波伝搬特性の変動(無線伝搬環境の変化)が生じる。図11Bに図示する歩行動作を一例にして、説明する。
人間は、歩行動作時に腕部を前後に大きく振る。体の前に腕部が位置するときは、腰部−腕部は見通しとなる。一方、体の後ろに腕部が位置するときは、腰部−腕部が胴部でさえぎられるため、見通し外となる。また、体側部付近では、腰部との距離が近いことから、腰部に対する腕部の相対的な関係の変化が大きくなる。
また、脚部も、歩行動作時に、前後の振れに加え、上下方向の変位が生じる。脚部も、腕部と同様、体の前に位置する場合と体の後ろに位置する場合とで、脚部と腰部との相対的な関係(見通し、見通し外)が変化する。なお、脚部は、腰部との距離が腕部と比べて遠くなることから、相対的な関係の変化は腕部に比べて小さくなる。
また、頭部については、変位自体は小さいものの、腰部との間の遮蔽物となる腕(肩)部の動きによって、見通しあるいは見通し外となり、腰部との相対的な関係に変動が生じる。
これらの各部位の動きには、関連性がある。例えば、自然な歩行動作が行われている場合、右腕部と左脚部とが体の前方に位置するときに左腕部と左脚部とが体の後方に位置する。さらに、各部位の可動域には、制限がある。
図12は、歩行動作時の各部位に装着したセンサノードと、腰部に装着したマスタノードとの間の電波伝搬特性の一例を示す図である。図12の各グラフの横軸は、時間(msec)を示す。また、図12(a)の縦軸は頭部の動き強度の一例を示し、図12(b)の縦軸は頭部の受信強度の一例を示す。以下同様に、図12(c)および図12(d)の縦軸は、腕部の動き強度および受信強度の一例を示す。また、図12(e)および図12(f)の縦軸は、脚部の動き強度および受信強度の一例を示す。
また、グラフ上部には、横軸が示す時間に合わせた歩行動作時の姿勢の模式図を示している。例えば、人間が1秒間に約2歩のリズムで歩行している場合、模式図に示すように、時刻100msecのときは右腕部と左脚部とが腰部の前に出た状態となり、時刻500msecのときは左腕部と右脚部とが腰部の前に出た状態となる。
ここでは、動き強度として、加速度センサから得られる加速度の大きさを用いている。なお、例えば、3軸加速度センサから得られる各軸における加速度の大きさの平均値を動き強度として用いてもよい。さらに、動き強度に加えて、運動の方向を用いることが好ましい。
図12において、頭部に装着したセンサノードでは、動きの変動はあまり見られないが、受信強度は歩行のリズムにあわせて変動することがわかる。同様に、腕部と脚部も、受信強度の変動が見られるが、腕部と脚部では運動が異なるため、動き強度の時系列波形は大きく異なる。また、腰部に装着したマスタノードとの位置関係の変動が、装着部位ごとに異なるため、受信強度の変動にも時間的なずれが生じる。
図13は、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104の機能構成を示すブロック図である。図13において、センサノード104は、生体情報センサ601、加速度センサ603、無線通信部604、制御部605、メモリ606、および電源部607を備える。
生体情報センサ601は、動体情報センサの一例であり、センサノード104が装着された部位における生体情報を計測する。なお、生体情報センサ601は、複数種類の生体情報を計測してもよい。生体情報センサ601が計測する生体情報の種類数は、装着部位あるいは計測したい生体情報に応じて決定されればよい。例えば、生体情報センサ601は、体温用センサと脈拍用センサとから構成されてもよい。また例えば、生体情報センサ601は、筋電センサと血中酸素飽和度センサと体温センサとから構成されてもよい。
なお、本発明の一態様に係る通信装置には、予め複数の生体情報センサが実装されており、使用時(装着時)に、複数の生体情報センサのうち必要な生体情報センサだけを選択して使用されてもよい。
加速度センサ603は、動き取得部に相当し、3次元の加速度を計測する。つまり、加速度センサ603は、センサノード104が装着された部位の動き(姿勢あるいは変位(移動))を計測することができる。なお、センサノード104は、加速度センサに加えて、または加速度センサの代わりに、姿勢センサ、ジャイロセンサ、角度センサ、伸展屈曲センサ、および回転センサの少なくとも1つを備えてもよい。
生体情報センサ601および加速度センサ603によって計測された計測情報は、制御部605に入力される。制御部605は、計測すべき生体情報の取得に必要な制御(例えば、センサの制御、センシング周期、あるいはセンシング情報の補正など)を行い、計測情報を一時的にメモリ606に保持する。制御部605は、マスタノードとの通信プロトコルに従い、メモリ606から一時的に保持された計測情報を読み出す。
無線通信部604は、制御部605が読み出した計測情報を、無線通信によってマスタノード105に送信する。
また、制御部605は、計測や通信に必要のない期間、極力消費電力を低減するように電源部607を制御して、スリープ動作に入る処理を行わせる。
さらに、制御部605は、パラメータ決定部およびパラメータ生成部として機能する。つまり、制御部605は、加速度センサ603によって計測された加速度に基づいて、マスタノード105に生体情報を無線送信するための送信パラメータを決定する。また、制御部605は、マスタノード105から受信された無線信号の信号強度に対応する送信パラメータと、当該無線信号が受信されたときに取得された動き情報が示す、センサノード104が装着された部位の動きとを対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。
なお、送信パラメータテーブルはパラメータ情報の一例である。また、送信パラメータは、パラメータの一例である。
図14は、本発明の実施の形態4に係るマスタノード105の機能構成を示すブロック図である。図14において、マスタノード105は、生体情報センサ701、加速度センサ703、無線通信部704、制御部705、メモリ706、電源部707、外部通信部708、およびユーザーインタフェース部709を備える。なお、マスタノード105が備える外部通信部708およびユーザーインタフェース部709以外の構成要素は、図13のセンサノード104と同じ機能を有するため、説明を省略する。
ユーザーインタフェース部709は、操作者から入力を受け付け、操作者へ情報を出力する。ユーザーインタフェース部709は、例えば、スイッチなどの入力手段(図示せず)を介して操作者からの入力を受け付ける。具体的には、ユーザーインタフェース部709は、計測の開始および停止の指示、あるいは計測モードの変更の指示などの入力を受け付ける。また、ユーザーインタフェース部709は、例えば、液晶ディスプレイもしくはLEDなどの表示手段(図示せず)、または音声を出力する音声出力手段(図示せず)を介して、計測の状態、あるいは計測結果を示す情報などを出力する。
外部通信部708は、生体に装着されていない外部機器101と情報またはデータの送受信を行う。例えば、外部通信部708は、有線あるいは無線により、複数のセンサノード104から受信した生体情報を送信する。これにより、各センサノード104が比較的遠く離れた外部機器101と通信する必要がなくなるので、生体情報計測システム全体としての消費電力を抑制することが可能となる。
なお、上述したスリープ動作とは、計測あるいは通信に必要のない期間に、例えば、生体情報センサ601、701、加速度センサ603、703、あるいは無線通信部604、704などへの電源供給を制御部605、705が一時的に停止させ、センサノード104あるいはマスタノード105が消費する電力を低減させる動作である。
なお、マスタノード105とセンサノード104は同じ構成として、動作の違いで区別してもよい。以降では説明を簡単にするために、生体情報を計測して送信する機能を主とするものをセンサノードとし、センサノードから送信される生体情報を受信する機能を主とするものをマスタノードとする。
次に、上述したセンサノード104とマスタノード105による生体情報計測システムの動作について、詳細に説明する。
図15は、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104の動作を示すフローチャートである。
センサノード104が生体に装着され、電源スイッチがONにされたときに、センサノード104は初期設定を行う(S101)。
次に、制御部605は、自身の装着部位と通信相手の装着部位との間の無線伝搬環境に対応する送信パラメータテーブルを生成する(S102)。ここで、装着部位については、予めノードごとに定めておき、ユーザーにその位置に装着するよう指示してもよい。あるいは、各ノードが通信状況や動き状況からどの部位に装着されたかを判断するようにしてもよい。また、送信パラメータテーブルも、予めノードごとに定めておいてもよい。あるいは、各ノードが通信状況や動き状況から通信に最適な送信パラメータを判断し、送信パラメータテーブルを作成または更新するようにしてもよい。
次に、マスタノード105は、外部から計測開始の指示を受け取り、各ノードに対して計測開始を要求する。センサノード104は、マスタノード105から計測開始の要求に従って計測を開始する(S103)。
ステップS104からステップS108が計測の基本ループとなる。まず、センサノード104は、生体情報の計測周期に基づいて、タイマーを設定する(S104)。センサノード104は、計測および通信に必要ない期間にはスリープ動作を行い、消費電力を低減する。
計測すべきタイミングになると、生体情報センサ601は、センサ情報を計測し、一時的にメモリに保存する。また、加速度センサ603は、加速度を動き情報として計測する(S105)。
次に、制御部605は、送信パラメータテーブルを参照して、加速度センサ603によって計測された動き情報に対応する送信パラメータを決定する(S106)。送信パラメータには、変調方式、データレート、誤り訂正符号化、送信タイミング、送信電力、アンテナの切替選択、指向性制御、あるいは中継ノードによる中継経路の選択などの通信方式を示すパラメータが含まれる。
現在の無線伝搬環境に適応した送信パラメータが決定された後、制御部605は、メモリ606に一時的に保存された生体情報を読み出す。そして、無線通信部604は、決定された送信パラメータに従って、読み出された生体情報をマスタノード105に送信する(S107)。
制御部605は、計測終了の指示があるか否かを判定する(S108)。ここで、計測終了の指示がなければ(S108のNO)、ステップS104に戻り、計測処理を続ける。一方、計測終了の指示があれば(S108のYES)、処理を終了する。
次に、ステップS102における送信パラメータテーブルの生成について詳細に説明する。ここでは、生体の第1部位に装着されたセンサノード104が、生体の第2部位に装着されたマスタノード105との間の通信に用いる送信パラメータが格納された送信パラメータテーブルを生成する場合について説明する。
センサノード104を装着した生体が所定動作(例えば、歩行動作や走行動作など)を行っている間、マスタノード105からサウンディングパケット(無線信号)を送信する。制御部605は、サウンディングパケットの受信強度に対応する送信パラメータと計測されたセンサノード自身の動き強度とを関連付けて送信パラメータテーブルに格納する。つまり、制御部605は、受信された無線信号の信号強度に対応する送信パラメータと、無線信号が受信されたときに取得された動き情報が示す第1部位の動きとを対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。
センサノード104は、この送信パラメータテーブルを用いて送信パラメータを決定することにより、生体の動作に伴うセンサノード104の動き強度の変動から予測される、マスタノード105との間の受信強度の変動に適応する送信パラメータを決定することができる。したがって、センサノード104は、マスタノード105との通信の成功確率を向上させることが可能となる。つまり、センサノード104は、無線通信の確実性を向上させることができる。
図16は、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104がマスタノード105との通信に用いる送信パラメータテーブルを生成するシーケンスの一例を示す図である。具体的には、図16(a)は、マスタノード105の送受信状態の時間変化を表し、「RX」は受信、「TX」は送信を示す。「b」で示した四角の印は、ビーコンパケットを表し、「s」で示した四角の印は、サウンディングパケットを示す。ここでは、マスタノードは、ビーコンパケットを送信したのち、所定間隔でサウンディングパケットを複数回送信することを繰り返すことを示している。ビーコンパケットには、次のビーコン送信時間、送信パラメータテーブル生成要求、あるいはサウンディングパケットの送信時間間隔などの情報が含まれてもよい。また、サウンディングパケットには、次のサウンディングパケットの送信時間、あるいは送信電力などの情報が含まれてもよい。
図16(b)は、図16(a)と同様の表記を用いて、センサノード104の送受信状態の時間変化を示している。センサノード104は、マスタノード105が送信したビーコンパケット、およびサウンディングパケットを受信していることを示している。サウンディングパケットを受信したセンサノード104は、その受信強度を計測し、保存する。
図16(c)は受信強度変化の一例を示す。サウンディングパケットが時間T1からT9の順に一定間隔で送信されたとする。以降、時間Tn(nは整数)は、「スロット」と呼ぶ。図16(c)では、それぞれの受信タイミングでの受信強度を黒丸の印で示している。受信強度の値は、真値で保存されてもよいし、デシベル値で保存されてもよい。あるいは、受信強度の値は、サウンディングパケットに含まれた送信電力の情報から当該パケットを受信したときの受信電力を減算し、伝搬ロスを表す値として保存されてもよい。
また、受信強度の値は、量子化して保存されてもよい。例えば図16(b)に示すように、閾値TH1、およびTH2を定め、TH1未満の場合は「L」、TH1以上TH2未満は「M」、TH2以上は「H」として、受信強度の値は保存されてもよい。図16(c)では、受信強度の値は、時間T1からT9の順に、HHLLHHHLMHという時系列として保存されている。
センサノード104は、受信強度の計測とほぼ同時に自身の動き強度を計測し保存する(図16(d))。動き強度の値は、加速度値であってもよいし、例えば、加速度の積分値などから移動量に変換した値などであってもよい。また、図16(d)に示すように、閾値TH3、TH4を定め、TH3未満の場合は「L」、TH3以上TH4未満は「M」、TH4以上は「H」として、動き強度の値は保存されてもよい。図16(d)では、動き強度の値は、時間T1からT9の順にHMMMLHLMMHという時系列として保存されている。
このようにして、計測した動き強度の時系列データから動き情報が得られる。動き情報は、例えば、現在の時間から過去にさかのぼった期間を切り出した時系列パターンとして得ることができる。図16(e)では、動き情報は、3スロット分の動き強度をひとまとめとした情報である。図16(e)の時間T3での動き情報は、過去2スロット分(T1,T2)の動き強度と現在の動き強度(T3)とを合わせたMMHである。同様に各スロットで、動き情報としてMMM、LMM、HLM、LHL、MLHなどが得られる。
このようにして、得られた受信強度と動き情報とを用いて、制御部605は、送信パラメータテーブルを生成する。図17は、本発明の実施の形態4に係る送信パラメータテーブルの一例を示す図である。この送信パラメータテーブルでは、各スロットで求められた動き情報と送信パラメータとが組にして保存されている。
送信パラメータは、動き情報に対応する受信強度に基づいて生成される。例えば、受信強度が弱い「L」の場合は、送信タイミングを受信強度が強くなるまで遅らせる、あるいは、送信電力を上げて送信する、ことを示す送信パラメータが生成される。ここでは、送信パラメータとして、送信タイミング、送信電力、および再送タイミングが生成されている。
なお、送信パラメータは、実装された無線通信部における送受信の仕様に対応させて生成されることができる。例えば、送信パラメータは、受信感度を上げるために変調方式あるいは伝送レートを特定するためのパラメータであってもよい。また、直接スペクトル拡散が使われる場合は、送信パラメータは、拡散率を特定するためのパラメータであってもよい。あるいは、送信パラメータは、ダイバーシチによって、送受信アンテナの組を変更するためのパラメータであってもよい。
例えば、図17に示す送信パラメータテーブルの1行目は、動き情報HMMに対して、受信強度がH(閾値TH2以上)となることを示す。そして、受信強度がHに対応する送信パラメータとして、送信タイミングが即時であることを示す「now」と、送信電力を調整する必要がないことを示す「±0」と、再送タイミングが即時であることを示す「now」とが生成されている。
また、送信パラメータテーブルの3行目は、動き情報MMHに対して、受信強度がL(閾値TH1未満)となることを示す。そして、受信強度がLに対応する送信パラメータとして、送信タイミングが遅延であることを示す「delay」と、送信電力を上げることを示す「H」と、再送タイミングが2スロット後であることを示す「2T」とが生成されている。
以下同様に、受信強度あるいは受信強度の時系列情報から送信タイミング、送信電力、および再送タイミングが生成されている。センサノード104がマスタノード105に対して生体情報を送信する場合は、制御部605は、これらの送信パラメータの組から1つだけを選んでもよいし、複数を組み合わせて選んでもよい。
なお、送信パラメータテーブルは、上述したように動作開始の度に装着された生体の動作に基づいて生成されてもよいし、予め平均的な動き情報や受信強度に基づいて決定したものを生成されてもよい。また、説明の便宜のため、送信パラメータテーブルに受信強度が格納されている例について説明したが、送信パラメータテーブルには、必ずしも受信強度が格納される必要はない。
次に、送信パラメータテーブルを用いて、センサノード104がマスタノード105に生体情報を送信するステップS106からステップS107について説明する。ここではセンサノード104とマスタノード105とは、生体情報の計測ループに入っており、センサノード104を装着した生体は、送信パラメータテーブル生成時に行っていた所定動作とほぼ同様の動作をしているものと仮定する。生体情報のセンシングは各スロットで行われるものとする。
図18は、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104が、送信パラメータテーブルに基づいて、マスタノード105に計測データを送信するシーケンスの一例を示す図である。具体的には、図18(a)はセンサノード104の動き強度の時間変化を示す。また、図18(b)はセンサノード104が計測した動き強度から得られた動き情報の時間変化を示す。また、図18(c)はセンサノード104の送受信状態の時間変化を示す。また、図18(d)はマスタノード105の送受信状態の時間変化を示す。また、図18(e)はマスタノード105での受信強度の時間変化を示す。また、図18(c)および図18(d)において、「b」で示した四角の印はビーコンパケットを示し、ハッチングされた四角の印はデータパケットを示し、黒塗りされた四角の印はACKパケットを示し、「d」で示した四角の印は遅延送信または再送するデータを示す。
マスタノード105は、所定周期でビーコンパケットを送信する。ビーコンパケットには、次のビーコン送信時間、生体情報計測要求、生体情報計測時間間隔、計測データ送信間隔などの情報が含まれてもよい。
センサノード104は、スロットごとに生体情報と動き強度とを計測する。計測した生体情報(計測データ)は、一旦メモリに保存される。図18(a)に示す動き強度の時系列変化から、図18(b)に示す動き情報が得られる。例えば、スロットT1において、動き情報HMMが得られる。
センサノード104の制御部605は、図17の送信パラメータテーブルを参照し、動き情報がHMMである場合に推定される受信強度Hにおいて無線通信を成功させるための送信パラメータを選択する。つまり、制御部605は、送信パラメータテーブルを参照して、動き情報HMMに対応する送信パラメータを決定する。
例えば、制御部605は、スロットT1では、動き情報HMMに対応する送信パラメータを、即時送信(now)と決定する。そして、図18(c)に示すように、無線通信部604は、決定した送信パラメータに従って、メモリに保存した計測データをデータパケットとして、マスタノード105に即時に送信する。このとき、マスタノード105では、図18(e)に示すように、スロットT1での受信強度が十分に大きい。そのため、マスタノード105は、図18(d)に示すように、データパケットの受信に成功し、ACKパケットを送信する。センサノード104の制御部605は、無線通信部604がACKパケットを受信することにより無線通信が成功したと判定し、次のスロットまで各処理部をスリープ状態に制御することができる。
スロットT2でも同様に、制御部605は、動き情報MHMに基づいて送信パラメータテーブルを参照して送信パラメータを即時送信(now)と決定する。また、無線通信部604は、決定された送信パラメータに従って計測データを即時送信する。
スロットT3では、センサノード104の動き情報はMMHとなる。制御部605は、送信パラメータテーブルを参照し、動き情報がMMHの場合に推定される受信強度Lにおいて無線通信を成功させるための送信パラメータを決定する。つまり、制御部605は、送信タイミングとして遅延送信(delay)することを示す送信パラメータか、あるいは送信電力を上げる(H)ことを示す送信パラメータかを選択する。ここでは、制御部605は、遅延送信(delay)を選択し、再送タイミングとしては2スロット後(2T)を選択するものとする。このように選択された送信パラメータに従って、制御部605は、スロットT3での計測データ1101を送信キューに格納し、次のスロットまで各処理部をスリープ状態に制御することができる。
スロットT4でも同様に、制御部605は、遅延送信(delay)を送信パラメータとして選択する。そして、制御部605は、スロットT4での計測データ1102を送信キューに格納する。
スロットT5では、センサノード104の動き情報はLMMとなる。制御部605は、送信パラメータテーブルを参照し、動き情報LMMに対応する送信パラメータを、即時送信可能(now)と決定する。その結果、無線通信部604は、送信キューに蓄積された計測データ1101および1102と、スロットT5での計測データとをマスタノード105に送信する。
このとき、無線通信部604は、これら複数の計測データを個別のデータパケットとして送信してもよいし、1つのデータパケットとして送信してもよい。1つのデータパケットとして送信する場合、無線通信部604は、計測データを連結して時間多重で送信してもよいし、Walsh符号などの直交符号を用いての符号多重や複数のサブキャリアによる周波数多重などにより送信してもよい。
図18(e)に示すように、マスタノード105では、スロットT5での受信強度は十分に大きい。そのため、マスタノード105は、図18(d)に示すように、データパケットの受信に成功し、ACKパケットを送信する。制御部605は、無線通信部604がACKパケットを受信することにより無線通信が成功したと判定し、次のスロットまで各処理部をスリープ状態に制御することができる。
スロットT6では、制御部605は、動き情報HLMに基づいて送信パラメータテーブルを参照し、送信パラメータを即時送信(now)と決定する。無線通信部604は、決定された送信パラメータに従って、計測データを即時送信する。
スロットT7では、制御部605は、動き情報LHLに基づいて送信パラメータテーブルを参照し、計測データを即時送信する。しかし、データパケットが送信された時点でマスタノード105ではスロットT7の受信強度が低くなっていたとする。このため、マスタノード105は、データパケットの受信に失敗し、ACKパケットの送信を行わない。
そこで、センサノード104の無線通信部604は、ACKパケットを受信できないため、制御部605は、無線通信が失敗したと判定する。ここで、制御部605は、図17に示す送信パラメータテーブルを参照し、動き情報LHLに対応する再送タイミング(now)を送信パラメータとして決定する。そして、無線通信部604は、決定された再送タイミング(now)に従って、スロットT7内で再送を行う。制御部605は、この再送パケットも通信に失敗したと判定した場合、計測データ1103を送信キューに格納する。
スロットT8では、センサノード104は、動き情報MLHに基づいて遅延送信が選択され、スロットT8での計測データ1104は送信キューに格納される。
スロットT9では、センサノード104の動き情報はMMLとなる。制御部605は、送信パラメータテーブルを参照し、送信パラメータを即時送信(now)と決定する。これにより無線通信部604は、送信キューに蓄積された計測データ1103および1104と、スロットT9での計測データとをマスタノード105に送信する。
なお、ここでは、送信パラメータが送信タイミングを特定するためのパラメータである場合を例に各種動作を説明したが、送信パラメータは、必ずしも、送信タイミングを特定するためのパラメータである必要はない。例えば、図17に示すように、送信パラメータは、送信電力(送信電波の強度)を特定するためのパラメータであってもよい。この場合であっても、無線通信部604は、現在の無線伝搬環境に適応して無線通信を成功させるためのパラメータに従って無線通信を行うことができるので、安定して無線通信を行うことができるという効果を得ることができる。
また、送信パラメータは、送信タイミングを特定するための送信パラメータと送信電力を特定するための送信パラメータとを組み合わせた送信パラメータであってもよい。また、複数の送信パラメータのそれぞれに優先度を付与しておき、例えば、制御部605は、複数の送信パラメータの中から優先度に従って一の送信パラメータを選択してもよい。例えば、送信タイミングを特定するための送信パラメータに、送信電力を特定するためのパラメータよりも高い優先度が付与されている場合、制御部605は、まず、送信タイミングを特定するための送信パラメータを選択する。そして、制御部605は、決定した送信パラメータに従って行われた無線通信が失敗した場合に、送信電力を特定するための送信パラメータを選択する。
また、制御部605は、送信キューに蓄積されている送信すべきデータのデータ量に応じて、複数の送信パラメータの中から一の送信パラメータを選択してもよい。具体的には例えば、送信キューに所定値以上のデータ量のデータが保存されている場合は、制御部605は、送信電力を特定するための送信パラメータを選択すればよい。一方、送信キューに所定値未満のデータ量のデータしか保存されていない場合は、制御部605は、送信タイミングを特定するための送信パラメータを選択すればよい。これにより、送信キューに多くのデータが蓄積され、データの送信が遅延することを抑制することができる。
また、制御部605は、電源部607が供給可能な電力量に応じて、複数の送信パラメータの中から一の送信パラメータを選択してもよい。具体的には、供給可能な電力量が予め定められた値以上の場合は、制御部605は、送信電力を特定するための送信パラメータを選択すればよい。一方、供給可能な電力量が予め定められた値未満の場合は、制御部605は、送信タイミングを特定するための送信パラメータを選択すればよい。これにより、供給可能な電力に余裕があるときには送信の遅延を抑制でき、供給可能な電力に余裕がないときには電力の消費を抑制することができる。
なお、スロットT7での通信のように、送信パラメータテーブルでの判定と実際の通信状態の不整合が判明した場合、制御部605は、送信パラメータテーブルを更新してもよい。
図19は、本発明の実施の形態4に係るセンサノード104による送信パラメータテーブルの更新の一例を示す図である。図19に示すように、スロットT7での動き情報LHLの行は、受信強度「H」、送信タイミング「now」、送信電力「±0」、再送「now」と設定されていた。しかし、実際の通信の結果は、データパケットおよび再送パケットとも通信に失敗し、2スロット後のスロットT9で通信が成功している。したがって、制御部605は、この結果を用いて動き情報LHLの行を受信強度「L」、送信タイミング「delay」、送信電力「H」、再送「2T」に更新することができる。
これにより、センサノード104は、現在の通信状況に応じて、動的に送信パラメータテーブルを生成することができる。センサノード104は、このように生成された送信パラメータテーブルを用いて送信パラメータを決定することにより、無線通信の確実性を向上させ、無線通信のための消費電力を抑制することが可能となる。
なお、制御部605は、マスタノード105からのACKパケットをセンサノードが受信するときの受信強度に基づいて、送信パラメータテーブルを更新するようにしてもよい。また、マスタノード105は、ACKパケットにデータパケットの受信強度情報を含めるようにしてセンサノード104に通知し、制御部605は、通知された受信強度情報を用いて送信パラメータテーブルを更新するようにしてもよい。
以上のように説明した処理を繰り返すことにより、センサノード104は、センサノード104が装着された部位の動き情報に基づいて推定されるマスタノード105での受信強度に適応した送信パラメータを決定し、決定した送信パラメータに従って計測データをマスタノード105に送信することができる。
以上のように、本実施の形態に係るセンサノード104によれば、送信パラメータを決定する際に用いる送信パラメータテーブルを、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、センサノード104は、センサノード104が装着された部位の動きと、センサノード104およびマスタノード105間の無線伝搬環境との実際の依存関係に応じて、送信パラメータテーブルを動的に生成することができる。したがって、センサノード104は、このように生成された送信パラメータテーブルを用いて送信パラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。
本実施の形態では、センサノード104とマスタノード105との双方が、送信パラメータテーブルを生成し、生成したパラメータテーブルを参照して送信パラメータを決定する。つまり、マスタノード105の制御部705も、パラメータ決定部およびパラメータ生成部として機能する。以下において、センサノード104およびマスタノード105のそれぞれが、通信装置として機能し、かつ、通信相手装置として機能する。
図20は、本発明の実施の形態5に係る送信パラメータテーブルを生成するシーケンスの一例を示す図である。図20において、黒塗りされた四角の印は、ACKパケットを表し、その他の表記方法については、図16および図18と同様である。図20を用いて、センサノード104がサウンディングパケットを複数回送信し、マスタノード105がその受信応答をすることで、センサノード104およびマスタノード105の双方が送信パラメータテーブルを生成する処理について説明する。
まず、マスタノード105は、ビーコンパケットを送信し、センサノード104へのサウンディング要求を行う(図20(d))。このビーコンパケットを受信したセンサノード104は、サウンディングを開始する(図20(c))。
センサノード104は、時間スロットごとに自身の動き強度を計測し(図20(a))、動き情報を求める(図20(b))。センサノード104は、スロットごとの動き情報をサウンディングパケットに入れてマスタノード105に送信する(図20(c))。
マスタノード105は、サウンディングパケットを受信すると(図20(d))、そのときの受信強度を計測し、保存する(図20(e))。マスタノード105は、サウンディングパケットを誤りなく受信できれば、ACKパケットをセンサノード104に送信する。そして、マスタノード105は、受信できたセンサノード104の動き情報と計測した受信強度および当該受信強度に対応する送信パラメータとを組にして送信パラメータテーブルに保存する。つまり、マスタノード105(制御部705)は、受信されたサウンディングパケットの信号強度に対応する送信パラメータと、当該サウンディングパケットに含まれる動き情報が示すセンサノード104が装着された部位の動きとを対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。なお、マスタノード105は、ACKパケットにサウンディングパケットの受信強度情報を含めて送信してもよい。
センサノード104は、サウンディングパケットに対するACKパケットが所定時間内に受信できれば、サウンディングパケットの送信に成功したと判定する。そして、センサノード104は、センサノード自身の動き情報と、送信に成功したという結果および当該結果に対応する送信パラメータとを組にして送信パラメータテーブルに保存する。あるいは、センサノード104は、ACKパケットの受信時に計測した受信強度を加えて送信パラメータテーブルに保存してもよい。また、ACKパケットにサウンディングパケットのマスタノード105での受信強度情報が含まれている場合は、センサノード104は、この受信強度情報を加えて送信パラメータテーブルに保存してもよい。
例えば、図20において、スロットT1、T2では、サウンディングパケットの通信に成功し、ACKパケットがセンサノード104に返信されている。また、スロットT3では、受信強度が低く(図20(e))、マスタノードがサウンディングパケットの受信に失敗(NG)している(図20(d))。この場合、マスタノード105は、センサノード104の動き情報を得ることができないので、ACKパケットを送信しない。マスタノード105は、センサノード104の動き情報は不定とし、このスロットでの受信強度情報と組にして送信パラメータテーブルに保存する。
センサノード104は、所定時間内にACKパケットが受信できないので、サウンディングパケットの送信に失敗したと判定し、センサノード自身の動き情報と送信に失敗したという結果とを組にして送信パラメータテーブルに保存する。例えば、図20においてスロットT3、T4では、サウンディングパケットの通信に失敗し、ACKパケットが返信されなかった例を示している。
以上のシーケンスを所定回数繰り返すことで、センサノード104およびマスタノード105は、センサノード104が装着された部位の動きと送信パラメータとを対応付けた送信パラメータテーブルを生成することができる。
図21Aは、本発明の実施の形態5に係るセンサノード104が生成した送信パラメータテーブルの一例を示す図である。また、図21Bは、本発明の実施の形態5に係るマスタノード105が生成した送信パラメータテーブルの一例を示す図である。
図21Aに示すように、センサノード104の送信パラメータテーブルには、センサノード自身の動き情報と、送信成功か送信失敗かを示す送信成否とが組にして格納される。また、センサノード104は、動き情報に対応付けて、送信成否に基づく送信パラメータ(送信タイミング、送信電力、再送タイミングなど)を、図17と同様に送信パラメータテーブルに格納する。あるいは、センサノード104は、送信成功時にマスタノード105から送信されるACKパケットから得られる受信強度情報を用いて送信パラメータ(特に送信電力を特定するためのパラメータ)を送信パラメータテーブルに格納してもよい。
マスタノード105の送信パラメータテーブルには、センサノード104から受信した動き情報と、動き情報を受信したときの受信強度とが組にして格納される。また、マスタノード105は、動き情報に対応付けて、受信強度に基づく送信パラメータを、図17と同様に送信パラメータテーブルに格納する。つまり、マスタノード105は、受信された無線信号の信号強度(受信強度)に対応する送信パラメータと、無線信号に含まれる動き情報が示す、センサノード104が装着された部位(第2部位)の動きと、を対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。
ここで、図14(b)の3行目のように、サウンディングパケットの受信に失敗し、センサノード104の動き情報が受信できなかった場合(不定をxで表記する)でも、マスタノード105は、その前後で受信できたサウンディングパケットに含まれる動き情報を用いて、動き情報を補間することも可能である。さらに、マスタノード105は、補間した動き情報とそのときの受信強度とを、ビーコンパケットなどを用いてセンサノードに送信して、通信が失敗する場合の情報を通知するようにしてもよい。
また、マスタノード105は、複数のセンサノード104に対する送信パラメータテーブルを持つようにして、最も多くのセンサノード104と通信が可能となる状態になるタイミングを推定し、そのタイミングでビーコンパケットを送信するようにしてもよい。
この場合、マスタノード105は、まず、複数のセンサノード104が装着された複数の部位の動きを示す動き情報を取得する。そして、マスタノード105は、各センサノード104との無線通信が成功する通信タイミングを、送信パラメータテーブルを参照してセンサノード104ごとに決定する。さらに、マスタノード105は、決定した通信タイミングの中で最も数(決定数)が多い通信タイミングを選択し、選択した通信タイミングを特定するためのパラメータを、複数の部位の動きに対応する送信パラメータとして決定する。
このように決定された送信パラメータに従って、マスタノード105は、各センサノード104に生体情報の送信を要求する送信要求を送信する。その結果、マスタノード105は、複数のセンサノード104と同時に無線通信を行うときに、多くのセンサノード104との間において無線通信が成功する可能性が高い通信タイミングで、無線通信を行うことが可能となる。したがって、マスタノード105および各センサノード104は、効率的に無線通信を行うことができ、消費電力を抑制することが可能となる。
以上のように、本実施の形態では、センサノード104とマスタノード105との双方が、通信に用いる送信パラメータテーブルを生成した後、図18で説明したのと同様にして生体情報の無線通信を行う。
以上のように、本実施の形態に係るマスタノード105によれば、送信パラメータを決定する際に用いる送信パラメータテーブルを、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、マスタノード105は、センサノード104が装着された部位の動きと、センサノード104およびマスタノード105間の無線伝搬環境との実際の依存関係に応じて、送信パラメータテーブルを動的に生成することができる。したがって、マスタノード105は、このように生成された送信パラメータテーブルを用いて送信パラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について説明する。
本実施の形態では、実施の形態3と同様に、通信装置が装着された第1部位および通信相手装置が装着された第2部位とは異なる第3部位の動きに基づいて、通信装置と通信相手装置との無線通信を成功させるためのパラメータが決定される。以下において、マスタノードが通信装置に相当し、第2センサノードが通信相手装置に相当し、第1センサノードが動き計測装置に相当する。
図22は、本発明の実施の形態6に係る、2つのセンサノード104(第1センサノードおよび第2センサノード)とマスタノード105との間における無線通信のシーケンスの一例を示す図である。具体的には、図22(a)は、第1センサノードの動き強度の時間変化を示す図である。また、図22(b)は、第1センサノードの動き情報の時間変化を示す図である。また、図22(c)は、第1センサノードから送信された無線信号がマスタノードで受信されたときの信号強度(受信強度)の時間変化を示す図である。また、図22(d)は、第1センサノードの送受信状態の時間変化を示す図である。また、図22(e)は、マスタノード105の送受信状態の時間変化を示す図である。また、図22(f)は、第2センサノードの送受信状態の時間変化を示す図である。また、図22(g)は、第2センサノードの動き強度の時間変化を示す図である。また、図22(h)は、第2センサノードの動き情報の時間変化を示す。また、図22(i)は、第2センサノードから送信された無線信号がマスタノード105で受信されたときの信号強度(受信強度)の時間変化を示す図である。
ここで記載する第1センサノードおよび第2センサノードは、実施の形態4および5におけるセンサノード104と同様の構成である。本実施の形態では、説明の便宜上区別するために、第1センサノードおよび第2センサノードと呼ぶ。
ここで、第1センサノードは腕部(第3部位)に装着され、第2センサノードは頭部(第2部位)に装着され、マスタノード105は腰部(第1部位)に装着されていると仮定する。また、各ノードを装着した生体(例えば、人間など)が、歩行動作をしていると仮定する。
歩行動作により腕が前後に振ることから、第1センサノードによって計測される動き強度は、大きく変動する(図22(a))。これに伴って、マスタノード105が受信する、第1センサノードから送信された無線信号の受信強度も変動する(図22(c))。
一方、頭部は歩行動作でもほとんど動きがないので、第2センサノードによって計測される動き強度の変動は少ない(図22(g))。しかし、頭部と腰部間の伝搬経路途中にある腕部の動きにより、マスタノード105が受信する、第2センサノードから送信された無線信号の受信強度は変動する(図22(i))。
このような場合、第1のセンサノードが装着された部位の動き強度と受信強度との間には相関関係があるが、第2のセンサノードが装着された部位の動き強度と受信強度との間には相関関係がない。したがって、第1センサノードは、自身(第1センサノード)の動き情報に基づいて、無線通信を成功させるための効果的な送信パラメータを決定することができる。しかし、第2センサノードは、自身(第2センサノード)の動き情報に基づいて、無線通信を成功させるための効果的な送信パラメータを決定することができない。
そこで、本実施の形態では、マスタノード105は、第1センサノードの動き情報に基づいて、第2センサノードにポーリングを行う。
図22の(d)、(e)および(f)において、「b」で示した四角の印はビーコンパケットを表し、ハッチングされた四角の印はデータパケットを示し、「p」で示した四角の印はポーリングACKパケットを表し、黒塗りされた四角の印はACKパケットを表す。
ここで、ポーリングACKパケットとは、あるノードに対するACK(Acknowledgment)、またはNACK(Negative Acknowledgment)の情報と、別のノードに対するポーリングあり、またはポーリングなしの情報とを含むパケットを意味する。
例えば、マスタノード105は、第1センサノードへ受信成功を通知し、かつ第2センサノードへ送信要求を通知する場合は、[ACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、ON)]を示す情報を含むポーリングACKパケットを送信する。
また、マスタノード105は、第1センサノードへ受信成功を通知し、かつ第2センサノードへ送信休止を通知する場合は、[ACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、OFF)]を示す情報を含むポーリングACKパケットを送信する。あるいはこの場合、マスタノード105は、第1センサノードへの通常のACKパケットを送信してもよい。
また、マスタノード105は、第1センサノードへ受信失敗を通知し、かつ第2センサノードへ送信要求を通知する場合は、[NACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、ON)]を示す情報を含むポーリングACKパケットを送信する。あるいはこの場合、マスタノード105は、第2センサノードへのポーリングだけを行うパケットを送信してもよい。
また、マスタノード105は、第1センサノードへ受信失敗を通知し、かつ第2センサノードへ送信休止を通知する場合は、[NACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、OFF)]を示す情報を含むポーリングACKパケットを送信する。あるいはこの場合、マスタノード105は、ポーリングACKパケットを送信しなくてもよい。
まず、各ノードは、実施の形態4または5において説明したシーケンスに基づいて、送信パラメータテーブルを予め生成しているものとする。マスタノード105は、第1センサノードおよび第2センサノードの送信パラメータテーブルを保持し、これらの相互関係から第1センサノードの動き情報と第2センサノードの受信強度を組として、第2センサノードの送信パラメータテーブルを更新する。
つまり、マスタノード105の制御部705は、第2センサノードから受信した無線信号の信号強度に対応する送信パラメータと、第1センサノードから受信した無線信号に含まれる動き情報とを対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。
例えば、図22のスロットT4、T5、T8、およびT9では、第2センサノードから送信された無線信号の受信強度はLとなる。このとき、制御部705は、第1センサノードの動き情報MMH、MMM、MLH、およびMMLのそれぞれと、受信強度Lにおいて無線通信を成功させるための通信方式を示す送信パラメータを対応付けた送信パラメータテーブルを生成する。
このようなポーリングACKパケットおよび送信パラメータテーブルを用いて、第1センサノードおよび第2センサノードとマスタノード105とが通信する様子を時間に沿って説明する。
スロットT1で、マスタノード105はビーコンパケットをブロードキャスト送信する。このとき、ビーコンパケットには、第1センサノードに対して第1センサノード自身の動き情報に基づいて送信パラメータを決定するよう通知する情報が含まれる。さらに、ビーコンパケットには、第2センサノードに対して、マスタノード105からのポーリングによって送信パラメータを決定するよう通知する情報が含まれる。これにより、第1センサノードは、第1センサノード自身の動き情報に基づいて、データ送信時の送信パラメータを決定する。また、第2センサノードは、ポーリングに基づいて、データ送信時の送信パラメータを決定する。
スロットT2で、第1センサノードは、第1センサノード自身の動き強度(図22(a))から動き情報HMM(図22(c))を取得する。そして、第1センサノードは、送信パラメータテーブルを参照して、取得した動き情報の場合に受信強度がHになると判定し(図22(c))、受信強度Hに対応する送信パラメータを即時送信(now)と決定する。そして、第1センサノードは、決定した送信パラメータに従って、計測データと第1センサノード自身の動き情報HMMとを含めたデータパケットをマスタノード105に送信する(図22(d))。
マスタノード105は、第1センサノードから送信されたデータパケットを受信し、計測データと第1センサノードの動き情報HMMとを得る。ここで、マスタノード105は、第2センサノードの送信パラメータテーブルを参照して、第1センサノードの動き情報に対応する第2センサノードの受信強度がMになると判定し(図22(i))、受信強度Mに対応する送信パラメータを即時送信(now)と決定する。その結果、マスタノード105は、第1センサノードに対してACKを通知し、かつ第2センサノードに対して送信要求を通知する情報[ACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、ON)]を含むポーリングACKパケットを送信する(図22(e))。つまり、マスタノード105は、決定した送信パラメータに従って、第2センサノードに生体情報を即時送信することを要求する送信要求を、第2センサノードに送信する。
第1センサノードは、ポーリングACKパケットを受信し、ACK(第1センサノード)を示す情報からデータパケットの送信に成功したと判定する。
第2センサノードは、ポーリングACKパケットを受信し、ポーリング(第2センサノード、ON)を示す情報から、データパケットの送信要求と判定し、計測データと自身の動き情報LLL(図22(h))を含めたデータパケットを送信する(図22(f))。
マスタノード105は、第2センサノードによって計測された生体情報を含むデータパケットを無線通信によって第2センサノードから受信する。そして、マスタノード105は、受信の成功を通知するACKパケットを第2センサノードに送信する。第2センサノードは、ACKパケットを受信し、データパケットの送信に成功したと判定する。
スロットT3は、スロットT2と同様に通信が行われるので、説明を省略する。
スロットT4およびT5では、第1センサノードは、第1センサノード自身の動き情報(図22(b))から受信強度がLになると判定し(図22(c))、計測データの送信を行わず、その計測データをメモリに保持しておく。
マスタノード105は、第1センサノードからの動き情報の履歴と、第1センサノードの送信パラメータテーブルから、このスロットにおける第1センサノードの動き情報を推定する。例えば、マスタノード105は、送信パラメータテーブルに格納された第1センサノードの動き情報の順序に基づいて、第1センサノードの動き情報を推定する。そして、マスタノード105は、第2センサノードの送信パラメータテーブルを参照して、推定した第1センサノードの動き情報に対応する送信パラメータを決定する。
ここでは、マスタノード105は、第1センサノードの動き情報がMMHおよびMMMであると推定する。そして、マスタノード105は、送信パラメータテーブルを参照して、動き情報がMMHおよびMMMの場合に第2センサノードの受信強度がともにLになると判定し、送信パラメータを遅延送信(delay)と決定する。これにより、マスタノード105は、決定した送信パラメータに従って、第2センサノードに対するポーリングを行わない。
第2センサノードは、マスタノード105からのポーリングが行われないため、スロットT4およびT5において、データパケットの送信に適さないと判定し、計測データをメモリに保持しておく。
スロットT6では、第1センサノードは、第1センサノード自身の動き情報(図22(b))から、受信強度がHになると判定し、送信パラメータを即時送信(now)と決定する。そして、第1センサノードは、メモリに保持していたスロットT4およびT5の計測データおよびスロットT6の計測データと、動き情報とを含めたデータパケットをマスタノードに送信する(図22(d))。スロットT2のときと同様に、マスタノード105は、ポーリングACKパケットを送信し、第2センサノードからデータパケットを受信する。
スロットT7、T8では、スロットT2の場合と同様の通信が行われるので説明を省略する。また、スロットT9では、スロットT4の場合と同様の通信が行われるので説明を省略する。
スロットT10では、第1センサノードは、第1センサノードの動き情報に基づいてデータパケットを送信する。マスタノード105は、受信したデータパケットに含まれる第1センサノードの動き情報MML(図22(b))に基づいて、第2センサノードの受信強度がLとなると判定し(図22(i))、送信パラメータを遅延送信(delay)と決定する。これにより、マスタノード105は、第2センサノードに対するポーリングを行わず、第1センサノードに対するACKパケットを送信する。あるいはこの場合、マスタノード105は、[ACK(第1センサノード)、ポーリング(第2センサノード、OFF)]を示す情報を含むポーリングACKパケットを送信してもよい。
以上のように、マスタノード105は、第2センサノード自身の動き情報と第2センサノードからマスタノード105から送信される無線信号の受信強度とが関連付けられない場合であっても、送信パラメータテーブルを生成することができる。つまり、マスタノード105は、第1センサノードの動き情報と、第2センサノードとマスタノード105との間の無線通信に用いる送信パラメータとを対応付けた送信パラメータテーブルを生成することができる。そして、このように生成された送信パラメータテーブルを参照することにより、無線通信を成功させるための送信方法を示す送信パラメータを効率的に決定することが可能となる。
本実施の形態に係るマスタノード105によれば、送信パラメータを決定する際に用いる送信パラメータテーブルを、実際に受信された無線信号の信号強度を用いて生成することができる。つまり、マスタノード105は、第1センサノードが装着された部位の動きと、第2センサノードおよびマスタノード105間の無線伝搬環境との実際の依存関係に応じて、送信パラメータテーブルを動的に生成することができる。したがって、マスタノード105は、このように生成された送信パラメータテーブルを用いて送信パラメータを決定することにより、無線通信の確実性をさらに向上させ、無線通信のための消費電力をさらに抑制することが可能となる。
以上、本発明の一態様に係る通信装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、あるいは異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態1〜3において、通信装置10は、第1〜第3部位のいずれかの部位の動きに基づいてパラメータを決定していたが、第1〜第3部位の動きの組み合わせに基づいてパラメータを決定してもよい。この場合、パラメータ情報は、第1〜第3部位の動きの組み合わせとパラメータとを対応付けた情報となる。
これにより、無線伝搬環境が複数の部位の動きに依存する場合に、通信装置10は、無線伝搬環境に適応したパラメータを効果的に決定することができる。特に、通信装置10および通信相手装置20の双方が動く可能性がある場合において、効果的にパラメータを決定することができる。
また、上記実施の形態5において、マスタノード105は、各スロットにおける動き情報を含むパケットをセンサノード104から受信することにより、センサノード104の動きに基づく送信パラメータテーブルを効率的に生成していた。しかし、マスタノード105は、必ずしもこのように送信パラメータテーブルを生成する必要はない。例えば、マスタノード105は、センサノード104によって実施の形態4のように生成された送信パラメータテーブルを、センサノード104から受信してもよい。
なお、上記実施の形態では、生体として人間を例に挙げて説明した。しかし、人間でなくとも、センサノード、マスタノードを装着できる生体(例えば、人間以外の動物など)であってもよい。あるいは、センサノードあるいはマスタノードは、生体でなくとも、例えば、反復あるいは移動などの動作を行う機械等に装着されてもよい。つまり、センサノードあるいはマスタノードは、動作を行う動体に装着されればよい。この場合、センサノードあるいはマスタノードは、動体情報センサを備えればよい。動体情報センサは、例えば、動体の部位の状態(摩耗状態あるいは潤滑油の量など)を動体情報として計測すればよい。
なお、実施の形態に係る各構成は、集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。例えば、通信装置10は、動き取得部11とパラメータ決定部12と無線通信部13とを有するシステムLSIから構成されてもよい。これらの構成は、1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。
ここでは、LSIと表現したが、回路の集積度の違いによっては、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと称呼されることもある。また集積回路化の手法は、LSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで集積回路化を行ってもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable GateArray)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサ(Reconfigurable Processor)を用いてもよい。あるいは、これらの機能ブロックの演算は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)などを用いて演算することもできる。さらに、これらの処理ステップはプログラムとして記録媒体に記録して、実行することで処理することもできる。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える通信装置として実現することができるだけでなく、通信装置に含まれる特徴的な処理部をステップとする通信方法として実現することもできる。また、通信方法に含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなコンピュータプログラムを、CD−ROM等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明の一態様に係る通信装置は、動作を行う動体の一部位に装着されたときに、当該動体の他部位に装着された通信相手装置との間の無線通信の確実性を向上させることができる。これにより、本発明の一態様に係る通信装置は、無駄な電力消費を抑えることで電池の長寿命化をはかり、長時間常時計測が行える生体情報計測装置として有用である。また、本発明の一態様に係る通信装置は、センサノードの動きが激しく、その結果、無線伝搬環境が変動する環境で長期間の使用が要求されるセンサネットワークにも応用することができる。
1 通信システム
10 通信装置
11 動き取得部
12 パラメータ決定部
13 無線通信部
20 通信相手装置
30 動き計測装置
101 外部機器
102 第1のネットワーク
103 第2のネットワーク
104 センサノード
105 マスタノード
201 コイン電池
202 電源部
203 加速度センサ
204 生体センサ
205 無線部
206 アンテナ
207 マイコン
208 生体装着部
209 表示操作部
210 外部通信部
601、701 生体情報センサ
603、703 加速度センサ
604、704 無線通信部
605、705 制御部
606、706 メモリ
607、707 電源部
708 外部通信部
709 ユーザーインタフェース部

Claims (14)

  1. 動作を行う動体の第1部位に装着されたときに、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための通信装置であって、
    前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得部と、
    前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得部によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部によって決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信部とを備え
    前記動き取得部は、前記第1部位の動きを示す情報を前記動き情報として取得し、
    前記パラメータ情報は、前記第1部位の動きと、当該動きが計測されたときに前記通信相手装置から受信した無線信号の信号強度に対応するパラメータであって前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを、予め対応付けた情報である
    通信装置。
  2. 前記無線通信部は、前記通信相手装置から無線信号を受信し、
    前記通信装置は、さらに、
    受信された前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記無線信号が受信されたときに取得された前記動き情報が示す前記第1部位の動きとを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部を備える
    請求項に記載の通信装置。
  3. 動作を行う動体の第1部位に装着されたときに、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための通信装置であって、
    前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得部と、
    前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得部によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部によって決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信部とを備え、
    前記動き取得部は、前記第2部位の動きを示す情報を前記動き情報として前記通信相手装置から取得し、
    前記パラメータ情報は、前記第2部位の動きと前記パラメータとを対応付けた情報である
    信装置。
  4. 前記無線通信部は、前記第2部位の動きを示す動き情報を含む無線信号を前記通信相手装置から受信し、
    前記通信装置は、さらに、
    受信された前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記無線信号に含まれる動き情報が示す前記第2部位の動きとを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部を備える
    請求項に記載の通信装置。
  5. 動作を行う動体の第1部位に装着されたときに、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための通信装置であって、
    前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得部と、
    前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得部によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部によって決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信部とを備え、
    前記第1部位および前記第2部位とは異なる第3部位には、当該第3部位の動きを計測する動き計測装置が装着され、
    前記動き取得部は、前記第3部位の動きを示す情報を前記動き情報として前記動き計測装置から取得し、
    前記パラメータ情報は、前記第3部位の動きと前記パラメータとを対応付けた情報である
    信装置。
  6. 前記無線通信部は、前記通信相手装置から無線信号を受信し、かつ、前記第3部位の動きを示す動き情報を含む無線信号を前記動き計測装置から受信し、
    前記通信装置は、さらに、
    前記通信相手装置から受信した前記無線信号の信号強度に対応するパラメータと、前記動き計測装置から受信した無線信号に含まれる動き情報とを対応付けた前記パラメータ情報を生成するパラメータ生成部とを備える
    請求項に記載の通信装置。
  7. 前記動き情報は、前記動体の部位の加速度の大きさの時間変化を示す情報を含む
    請求項1、3および5のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記パラメータは、通信タイミングを特定するためのパラメータおよび送信電波の強度を特定するためのパラメータの少なくとも一方を含む
    請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置は、さらに、
    前記第1部位における動体情報を計測する動体情報センサを備え、
    前記無線通信部は、前記動体情報センサによって計測された動体情報を無線通信によって前記通信相手装置に送信する
    請求項1、3および5のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記通信相手装置は、前記第2部位において動体情報を計測し、
    前記無線通信部は、前記通信相手装置によって計測された動体情報を無線通信によって前記通信相手装置から受信する
    請求項1、3および5のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記通信相手装置は複数であり、
    前記通信装置は、さらに、
    前記無線通信部が複数の前記通信相手装置から受信した動体情報を、前記動体に装着されていない外部機器に送信する外部通信部を備える
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 動作を行う動体の第1部位に装着された通信装置が、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための通信方法であって、
    前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得ステップと、
    前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得ステップにおいて取得された動き情報に対応するパラメータを決定するパラメータ決定ステップと、
    前記パラメータ決定ステップにおいて決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信ステップとを含み、
    前記動き取得ステップでは、前記第1部位の動きを示す情報を前記動き情報として取得し、
    前記パラメータ情報は、前記第1部位の動きと、当該動きが計測されたときに前記通信相手装置から受信した無線信号の信号強度に対応するパラメータであって前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを、予め対応付けた情報である
    通信方法。
  13. 動作を行う動体の第1部位に装着されたときに、前記動体の第2部位に装着された通信相手装置と無線通信を行うための集積回路であって、
    前記動体の少なくとも1つの部位の動きを示す動き情報を取得する動き取得部と、
    前記動体の部位の動きと、前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを対応付けたパラメータ情報を用いて、前記動き取得部によって取得された動き情報が示す動きに対応するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部によって決定されたパラメータに従って、前記通信相手装置と無線通信を行う無線通信部とを備え
    前記動き取得部は、前記第1部位の動きを示す情報を前記動き情報として取得し、
    前記パラメータ情報は、前記第1部位の動きと、当該動きが計測されたときに前記通信相手装置から受信した無線信号の信号強度に対応するパラメータであって前記無線通信を成功させるための通信方式を示すパラメータとを、予め対応付けた情報である
    集積回路。
  14. 請求項12に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2011523640A 2009-11-06 2010-08-25 通信装置および通信方法 Active JP5390612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011523640A JP5390612B2 (ja) 2009-11-06 2010-08-25 通信装置および通信方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009254656 2009-11-06
JP2009254656 2009-11-06
JP2011523640A JP5390612B2 (ja) 2009-11-06 2010-08-25 通信装置および通信方法
PCT/JP2010/005227 WO2011055477A1 (ja) 2009-11-06 2010-08-25 通信装置および通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011055477A1 JPWO2011055477A1 (ja) 2013-03-21
JP5390612B2 true JP5390612B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=43969720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011523640A Active JP5390612B2 (ja) 2009-11-06 2010-08-25 通信装置および通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8467726B2 (ja)
EP (1) EP2498536B1 (ja)
JP (1) JP5390612B2 (ja)
WO (1) WO2011055477A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10567942B2 (en) 2018-02-16 2020-02-18 Casio Computer Co., Ltd. Communication apparatus and communication control method

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2481191A (en) 2010-02-25 2011-12-21 Sita Information Networking Computing Ireland Ltd Graphical development tool for software application development
US8509923B2 (en) * 2010-06-30 2013-08-13 Motorola Solutions, Inc. Methods for managing power consumption in a sensor network
WO2012084549A1 (en) 2010-12-21 2012-06-28 Sita N.V Reservation system and method
CN103999102B (zh) 2011-08-03 2017-07-11 Sita信息网络处理美国有限公司 物品处理和跟踪系统及其方法
US10631760B2 (en) * 2011-09-02 2020-04-28 Jeffrey Albert Dracup Method for prediction, detection, monitoring, analysis and alerting of seizures and other potentially injurious or life-threatening states
GB2499288A (en) 2012-02-09 2013-08-14 Sita Inf Networking Computing Usa Inc Path determination
US8947239B1 (en) * 2012-03-05 2015-02-03 Fitbit, Inc. Near field communication system, and method of operating same
JP5853784B2 (ja) * 2012-03-16 2016-02-09 富士通株式会社 ワイヤレス生体センサ
US20150372770A1 (en) * 2013-02-06 2015-12-24 Koninklijke Philips N.V. Body coupled communiication system
US9119178B2 (en) * 2013-02-08 2015-08-25 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Efficient transmission parameter selection
US10320908B2 (en) 2013-03-25 2019-06-11 Sita Information Networking Computing Ireland Limited In-flight computing device for aircraft cabin crew
JP6212280B2 (ja) 2013-04-26 2017-10-11 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
JP6216149B2 (ja) 2013-04-26 2017-10-18 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
US10231333B1 (en) 2013-08-27 2019-03-12 Flextronics Ap, Llc. Copper interconnect for PTH components assembly
US9554465B1 (en) 2013-08-27 2017-01-24 Flextronics Ap, Llc Stretchable conductor design and methods of making
US9674949B1 (en) 2013-08-27 2017-06-06 Flextronics Ap, Llc Method of making stretchable interconnect using magnet wires
US9338915B1 (en) 2013-12-09 2016-05-10 Flextronics Ap, Llc Method of attaching electronic module on fabrics by stitching plated through holes
US9521748B1 (en) 2013-12-09 2016-12-13 Multek Technologies, Ltd. Mechanical measures to limit stress and strain in deformable electronics
US9736947B1 (en) * 2013-12-16 2017-08-15 Multek Technologies, Ltd. Nano-copper via fill for enhanced thermal conductivity of plated through-hole via
GB2523441A (en) 2014-02-19 2015-08-26 Sita Information Networking Computing Ireland Ltd Reservation system and method therefor
JP2015154889A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 セイコーエプソン株式会社 ウェアラブル機器及びウェアラブル機器の制御方法
JP2017528053A (ja) * 2014-07-30 2017-09-21 株式会社東芝 ボディエリアネットワークにおけるmacパラメータの構成
US10001546B2 (en) 2014-12-02 2018-06-19 Sita Information Networking Computing Uk Limited Apparatus for monitoring aircraft position
JP6485076B2 (ja) * 2015-01-30 2019-03-20 富士通株式会社 親ノード,子ノード,及び無線通信システム
US10538338B2 (en) 2015-06-01 2020-01-21 Sita Information Networking Computing Uk Limited Method and system for monitoring aircraft status
JP6582625B2 (ja) * 2015-07-02 2019-10-02 富士通株式会社 状態監視方法、状態監視プログラム及び状態監視装置
JP6573071B2 (ja) 2015-08-27 2019-09-11 カシオ計算機株式会社 電子機器及びその制御方法、制御プログラム
USD822028S1 (en) 2016-04-12 2018-07-03 Symbol Technologies, Llc Wearable device mount
US9693622B1 (en) * 2016-04-12 2017-07-04 Symbol Technologies, Llc Wearable device mount
CN109075873B (zh) * 2016-05-11 2021-07-13 皇家飞利浦有限公司 用于全双工体耦合通信的方法和装置
JP6419117B2 (ja) * 2016-08-04 2018-11-07 京セラ株式会社 基地局および無線通信端末
WO2018030742A1 (ko) * 2016-08-09 2018-02-15 주식회사 비플렉스 운동 인식 방법 및 장치
JP6848305B2 (ja) * 2016-09-29 2021-03-24 ソニー株式会社 通信装置及び通信方法
WO2018096634A1 (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 オリンパス株式会社 データ処理装置、コンピュータ読取可能媒体、データ処理方法、及びプログラム
WO2018096631A1 (ja) 2016-11-24 2018-05-31 オリンパス株式会社 データ処理装置、コンピュータ読取可能媒体、データ処理方法、及びプログラム
USD836625S1 (en) 2016-12-08 2018-12-25 Sita Information Networking Computing Canada, Inc. Self-service kiosk
JP6899662B2 (ja) * 2017-02-09 2021-07-07 三菱電機株式会社 遠方監視制御システム及び遠方監視制御方法
US10620013B2 (en) 2017-03-09 2020-04-14 Sita Information Networking Computing Usa, Inc. Testing apparatus and method for testing a location-based application on a mobile device
US10360785B2 (en) 2017-04-07 2019-07-23 Sita Information Networking Computing Usa, Inc. Article tracking system and method
JP2017148570A (ja) * 2017-04-28 2017-08-31 カシオ計算機株式会社 電子機器、センサ制御方法及びプログラム
USD881961S1 (en) 2017-05-19 2020-04-21 Sita Information Networking Computing Usa, Inc. Robot
JP7086541B2 (ja) * 2017-08-09 2022-06-20 オムロンヘルスケア株式会社 データ受信装置、データ送信装置およびデータ伝送システム
US11410088B2 (en) 2017-11-03 2022-08-09 Sita Ypenburg B.V. Systems and methods for interactions between ticket holders and self service functions

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1198574A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Toyota Motor Corp 移動体用無線通信システムおよびそのシステムに用いられる無線通信移動局
JP2001057966A (ja) * 1999-06-26 2001-03-06 Daimlerchrysler Aerospace Ag 人間を医学的に長期監視するための装置
JP2003318999A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 変調回路、復調回路及び無線装置
JP2004065803A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Casio Comput Co Ltd データ送受信システム
JP2006524963A (ja) * 2003-04-25 2006-11-02 モトローラ・インコーポレイテッド 加入者装置からの実効輻射出力を増大させる方法および装置
JP2008073456A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Toshiba Corp 生体情報計測システム、計測装置、生体情報計測方法および生体情報計測プログラム
WO2010018518A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Techniques for dynamically switching between synchronous and asynchronous operation modes in body area networks

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5959529A (en) * 1997-03-07 1999-09-28 Kail, Iv; Karl A. Reprogrammable remote sensor monitoring system
US6621413B1 (en) * 2000-08-16 2003-09-16 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Wireless monitoring of a mobile magnet
US6549756B1 (en) * 2000-10-16 2003-04-15 Xoucin, Inc. Mobile digital communication/computing device including heart rate monitor
JP2003309495A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Seiko Instruments Inc データ電送装置
US6992580B2 (en) * 2002-07-25 2006-01-31 Motorola, Inc. Portable communication device and corresponding method of operation
US20050195094A1 (en) * 2004-03-05 2005-09-08 White Russell W. System and method for utilizing a bicycle computer to monitor athletic performance
US20060094449A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for preventing communication link degradation due to the disengagement or movement of a self-positioning transceiver
US7647071B2 (en) * 2007-03-29 2010-01-12 Broadcom Corporation Communication devices with integrated gyrators and methods for use therewith
KR101518830B1 (ko) * 2008-09-02 2015-05-12 삼성전자주식회사 휴대 단말기의 수집 정보 표시 방법 및 장치
US8085145B2 (en) * 2009-04-03 2011-12-27 Sharp Laboratories Of America, Inc. Personal environmental monitoring method and system and portable monitor for use therein

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1198574A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Toyota Motor Corp 移動体用無線通信システムおよびそのシステムに用いられる無線通信移動局
JP2001057966A (ja) * 1999-06-26 2001-03-06 Daimlerchrysler Aerospace Ag 人間を医学的に長期監視するための装置
JP2003318999A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 変調回路、復調回路及び無線装置
JP2004065803A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Casio Comput Co Ltd データ送受信システム
JP2006524963A (ja) * 2003-04-25 2006-11-02 モトローラ・インコーポレイテッド 加入者装置からの実効輻射出力を増大させる方法および装置
JP2008073456A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Toshiba Corp 生体情報計測システム、計測装置、生体情報計測方法および生体情報計測プログラム
WO2010018518A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Techniques for dynamically switching between synchronous and asynchronous operation modes in body area networks

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010055248; Masahiro Kuroda, Yasuhiro Tamura, Ryuji Kohno, Osamu Tochikubo: 'Empirical Evaluation of Zero-admin Authentication for Vital Sensors in Body Area Networks' 30th Annual International IEEE EMBS Conference , 20080820, p. 2349-2352, IEEE *
JPN6010055249; Achim Volmer, Reinhold Orglmeister: 'Wireless Body Sensor Network for Low-Power Motion-Tolerant Syncronized Vital Sign Measurment' 30th Annual International IEEE EMBS Conference , 20080820, p.3422-3425, IEEE *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10567942B2 (en) 2018-02-16 2020-02-18 Casio Computer Co., Ltd. Communication apparatus and communication control method

Also Published As

Publication number Publication date
US8467726B2 (en) 2013-06-18
EP2498536A4 (en) 2014-07-09
WO2011055477A1 (ja) 2011-05-12
US20110294429A1 (en) 2011-12-01
EP2498536A1 (en) 2012-09-12
JPWO2011055477A1 (ja) 2013-03-21
EP2498536B1 (en) 2017-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5390612B2 (ja) 通信装置および通信方法
Ullah et al. A comprehensive survey of wireless body area networks: On PHY, MAC, and network layers solutions
González-Valenzuela et al. Mobility support for health monitoring at home using wearable sensors
Shnayder et al. Sensor networks for medical care
Khan et al. Wireless body area network (WBAN) for medical applications
US10206570B2 (en) Adaptive wireless body networks
EP2382722B1 (en) Combining body-coupled communication and radio frequency communication
EP2328463B1 (en) Monitoring vital parameters of a patient using a body sensor network
US20140275861A1 (en) Ambulatory sensing system and associated methods
ATE461656T1 (de) Drahtlose ekg-vorrichtung
JP2015084797A (ja) 電子機器及び通信制御方法
US10595778B2 (en) Wearable garment as well as a system and method for determining the support provided by a wearable garment
Crilly et al. Using smart phones and body sensors to deliver pervasive mobile personal healthcare
EP3518737A1 (en) Wireless vital sign monitoring
Fu et al. A wireless implantable sensor network system for in vivo monitoring of physiological signals
JP2017533603A (ja) Wban内のmac通信のための好ましい条件を決定するための方法、装置、システム、およびコンピュータ可読媒体
US9867222B2 (en) Wireless communication system, wireless communication method, transmission device, control method, and recording medium
Zhang et al. Reactive virtual coordinate routing protocol for body sensor networks
JP2014216699A (ja) 情報集約装置、接続切り替え方法及び無線ネットワークシステム
Arghavani et al. Chimp: A learning-based power-aware communication protocol for wireless body area networks
RU75293U1 (ru) Телеметрическая система для мониторинга физиологических параметров
JP2015154889A (ja) ウェアラブル機器及びウェアラブル機器の制御方法
Gama et al. Towards a reconfigurable wireless sensor network for biomedical applications
US20170344577A1 (en) Biological information measuring apparatus, communication system, and communication method
Parkhomenko et al. Remote Monitoring of the Hospital Cardiac Patients Heart Rate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250