JP2003259437A - 無線通信装置および伝送レート決定方法 - Google Patents

無線通信装置および伝送レート決定方法

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JP2003259437A
JP2003259437A JP2002030942A JP2002030942A JP2003259437A JP 2003259437 A JP2003259437 A JP 2003259437A JP 2002030942 A JP2002030942 A JP 2002030942A JP 2002030942 A JP2002030942 A JP 2002030942A JP 2003259437 A JP2003259437 A JP 2003259437A
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和行 宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AMC方式において伝送レート(変調方
式と符号化レート)の割り当てを高精度に最適化するこ
と。 【解決手段】 基地局は、ドップラー周波数検出器11
7で、各移動局のドップラー周波数(移動速度)を検出
する。MCS割り当て部125では、ドップラー周波数
検出器117で得られたドップラー周波数(移動速度)
に基づいて、MCS(符号化レートと変調方式)とCI
Rの関係式を補正して、たとえば、CIRのしきい値を
補正して、CIR報告値に対する最適なMCSを決定す
る。MCS割り当て部125の割り当て結果(符号化レ
ートと変調方式)は、符号化部101と変調部103へ
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置およ
び伝送レート決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】より高速なIMT−2000のパケット
伝送方式として、下りのピーク伝送速度の高速化、低伝
送遅延、高スループット化等を目的としたHSDPA
(High Speed Downlink Packet Access)と呼ばれる方
式が検討されている。そして、HSDPAを支援する技
術として、3GPP(3rd Generation Partnership Pro
ject)TR25.848 "Physical layer aspects of U
TRA High Speed DownlinkPacket Access" には、AMC
(Adaptive Modulation and Coding:適応変調符号化方
式)と呼ばれる伝送方式が開示されている。
【0003】このAMC技術は、回線品質の変動に応じ
て、変調方式や誤り訂正符号化レートを適応的にかつ高
速に変更する技術である。AMC技術では、回線品質が
良好なほど、高速の変調方式を用い、誤り訂正符号化レ
ートを大きくすることで、伝送レートを高速にする。具
体的には、移動局(または基地局)で随時移動局毎の下
りの伝搬状態を測定し、基地局ではその測定結果に基づ
いて、情報を伝送すべき移動局と最適な伝送レートを決
定し、情報伝送する。伝送レートに関係するものとし
て、変調方式(たとえば、QPSK(Quaternary Phase
Shift Keying)や16QAM(Quaternary Amplitude
Modulation))、符号化レート(たとえば、1/3でタ
ーボ符号化し、パンクチャ(puncture)またはリピティ
ション(repetition)することで符号化率を変更する)
が検討されている。回線品質情報としては、たとえば、
CIR(Carrier to Interference Ratio)やSIR(S
ignal to Interference Ratio)、TFRC(Transport
Format and Resource Combination)、個別チャネル
(たとえば、DPCH(Dedicated Physical Channe
l))の送信電力などが用いられる。
【0004】たとえば、AMC技術での伝送レートの決
定における一適用例において、基地局は、移動局から報
告されるCIR、または、個別チャネルの送信電力に基
づいて、変調方式と符号化レート(MCS:Modulation
and Coding Scheme)など、つまり、伝送レートに関係
するものを決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな伝送レートの決定においては、次のような課題が存
在する。すなわち、瞬時の情報を基に伝送レートを決定
しても、割り当てまでの遅延や移動局の移動速度、移動
局または基地局での回線品質の測定精度などの影響によ
り、情報の信頼度が低下する。たとえば、移動局の移動
速度が遅い(ドップラー周波数が小さい)場合は、伝搬
環境の変動はそれほど大きくないが、移動速度が速い
(ドップラー周波数が大きい)場合は、伝搬環境の変動
が大きくなり、情報の信頼度は低下する。その結果、伝
送レートの割り当てを最適化することができず、スルー
プットに大きな影響を及ぼす可能性がある。
【0006】なお、このような課題は、上記HSDPA
の場合に限定されるものではなく、伝送レートを制御す
る方式において広く当てはまる。すなわち、上記HSD
PAでは、拡散率が固定されているが、一般に、伝送レ
ートの決定には、変調方式や符号化レートのほかに、拡
散率や送信パワーなども関係するため、このような情報
の信頼度が低下すると伝送レートの決定を最適化するこ
とができず、その伝送方式の性能に大きな影響を及ぼす
可能性がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、伝送レートの決定を高精度に最適化することが
できる無線通信装置および伝送レート決定方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の無線通信
装置は、回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、
回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段
と、通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、前
記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
て、前記決定手段によって決定される伝送レートを補正
する補正手段と、を有する構成を採る。
【0009】この構成によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線
品質情報と伝送レートとの関係を用いて決定される、回
線品質情報に対応する伝送レートを補正するため、伝送
レート(たとえば、変調方式と符号化レート)の決定を
高精度に最適化することができる。
【0010】(2)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、通信相手からの再送要否情報を取得する取得
手段、をさらに有し、前記補正手段は、前記検出手段に
よって検出された相対移動速度および前記取得手段によ
って取得された再送要否情報に基づいて、前記決定手段
によって決定される伝送レートを補正する、構成を採
る。
【0011】この構成によれば、検出された相対移動速
度および取得された再送要否情報(たとえば、パケット
通信におけるAck/Nack情報)に基づいて上記伝
送レートの補正を行うため、伝送レートの決定をより一
層高精度に最適化することができる。
【0012】(3)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、通信相手からの再送要否情報を取得する取得
手段と、前記取得手段によって取得された再送要否情報
に基づいて、前記検出手段によって検出された相対移動
速度を補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有
し、前記補正手段は、前記相対移動速度補正手段によっ
て補正された相対移動速度に基づいて、前記決定手段に
よって決定される伝送レートを補正する、構成を採る。
【0013】この構成によれば、取得された再送要否情
報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack
情報)に基づいて、検出された相対移動速度を補正し、
補正後の相対移動速度に基づいて上記伝送レートの補正
を行うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適
化することができる。
【0014】(4)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、回線品質の変動量を算出する算出手段と、前
記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基づ
いて、前記検出手段によって検出された相対移動速度を
補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、前記
補正手段は、前記相対移動速度補正手段によって補正さ
れた相対移動速度に基づいて、前記決定手段によって決
定される伝送レートを補正する、構成を採る。
【0015】この構成によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、検出さ
れた相対移動速度を補正し、補正後の相対移動速度に基
づいて上記伝送レートの補正を行うため、伝送レートの
決定をより一層高精度に最適化することができる。
【0016】(5)本発明の無線通信装置は、回線品質
情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質情報に対
応する伝送レートを決定する決定手段と、通信相手の相
対移動速度を検出する検出手段と、前記検出手段によっ
て検出された相対移動速度に基づいて、回線品質情報を
補正する補正手段と、を有する構成を採る。
【0017】この構成によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて回線品
質情報を補正し、回線品質情報と伝送レートとの関係を
用いて、補正後の回線品質情報に対応する伝送レートを
決定するため、伝送レート(たとえば、変調方式と符号
化レート)の決定を高精度に最適化することができる。
【0018】(6)本発明の無線通信装置は、回線品質
情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質情報に対
応する伝送レートを決定する決定手段と、回線品質の変
動量を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出
された回線品質の変動量に基づいて、前記決定手段によ
って決定される伝送レートを補正する補正手段と、を有
する構成を採る。
【0019】この構成によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、回線品
質情報と伝送レートとの関係を用いて決定される、回線
品質情報に対応する伝送レートを補正するため、伝送レ
ート(たとえば、変調方式と符号化レート)の決定を高
精度に最適化することができる。
【0020】(7)本発明の無線通信装置は、回線品質
情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用いて、
回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定手段
と、通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、前
記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
て、前記関係式を補正する補正手段と、を有する構成を
採る。
【0021】この構成によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線
品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を補正
し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応する伝
送レートを決定するため、伝送レート(たとえば、変調
方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化すること
ができる。
【0022】(8)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、通信相手からの再送要否情報を取得する取得
手段、をさらに有し、前記補正手段は、前記検出手段に
よって検出された相対移動速度および前記取得手段によ
って取得された再送要否情報に基づいて、前記関係式の
補正を行う、構成を採る。
【0023】この構成によれば、検出された相対移動速
度および取得された再送要否情報(たとえば、パケット
通信におけるAck/Nack情報)に基づいて前記関
係式の補正を行うため、伝送レートの決定をより一層高
精度に最適化することができる。
【0024】(9)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、通信相手からの再送要否情報を取得する取得
手段と、前記取得手段によって取得された再送要否情報
に基づいて、前記検出手段によって検出された相対移動
速度を補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有
し、前記補正手段は、前記相対移動速度補正手段によっ
て補正された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補
正を行う、構成を採る。
【0025】この構成によれば、取得された再送要否情
報(たとえば、パケット通信におけるAck/Nack
情報)に基づいて、検出された相対移動速度を補正し、
補正後の相対移動速度に基づいて前記関係式の補正を行
うため、伝送レートの決定をより一層高精度に最適化す
ることができる。
【0026】(10)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、回線品質の変動量を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基
づいて、前記検出手段によって検出された相対移動速度
を補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、前
記補正手段は、前記相対移動速度補正手段によって補正
された相対移動速度に基づいて、前記関係式の補正を行
う、構成を採る。
【0027】この構成によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、検出さ
れた相対移動速度を補正し、補正後の相対移動速度に基
づいて前記関係式の補正を行うため、伝送レートの決定
をより一層高精度に最適化することができる。
【0028】(11)本発明の無線通信装置は、回線品
質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用い
て、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定
手段と、通信相手の相対移動速度を検出する検出手段
と、前記検出手段によって検出された相対移動速度に基
づいて、回線品質情報を補正する補正手段と、を有する
構成を採る。
【0029】この構成によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて回線品
質情報を補正し、回線品質情報と伝送レートとの関係を
規定する関係式を用いて、補正後の回線品質情報に対応
する伝送レートを決定するため、伝送レート(たとえ
ば、変調方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化
することができる。
【0030】(12)本発明の無線通信装置は、回線品
質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用い
て、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決定
手段と、回線品質の変動量を算出する算出手段と、前記
算出手段によって算出された回線品質の変動量に基づい
て、前記関係式を補正する補正手段と、を有する構成を
採る。
【0031】この構成によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、回線品
質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を補正
し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応する伝
送レートを決定するため、伝送レート(たとえば、変調
方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化すること
ができる。
【0032】(13)本発明の無線通信装置は、伝送レ
ートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手段と、
送信データが通信相手において誤りなく受信される受信
確率を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得
された受信確率に基づいて、前記補正処理を行うか否か
を決定する決定手段と、を有する構成を採る。
【0033】この構成によれば、通信相手での受信確率
に基づいて、伝送レート決定時の補正処理を行うか否か
を決定するため、必要時にのみ補正処理が行われ、処理
量の削減および消費電力の低減を図ることができる。
【0034】(14)本発明の無線通信装置は、伝送レ
ートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手段と、
前記補正手段による補正処理が実行されているか否かを
通知する信号を通信相手に送信する送信手段と、を有す
る構成を採る。
【0035】この構成によれば、補正処理が実行されて
いるか否かを通知する信号を通信相手に送信するため、
通信を行っている双方で必要もなく同時に補正処理を行
うことをなくすことができ、移動通信システム全体とし
て処理量の削減および消費電力の低減を図ることがで
き、また、最適な制御を行うことができる。
【0036】(15)本発明の無線通信装置は、上記記
載の無線通信装置を通信相手とする無線通信装置であっ
て、補正処理が実行されているか否かを通知する信号を
送信するように前記通信相手に要求する要求手段、を有
する構成を採る。
【0037】この構成によれば、補正処理が実行されて
いるか否かを通知する信号を送信するように通信相手に
要求するため、この要求を受けた通信相手は補正処理が
実行されているか否かを通知する信号を要求元に送信す
ることになり、通信を行っている双方で必要もなく同時
に補正処理を行うことをなくすことができ、移動通信シ
ステム全体として処理量の削減および消費電力の低減を
図ることができ、また、最適な制御を行うことができ
る。
【0038】(16)本発明の無線通信装置は、伝送レ
ートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手段と、
通信相手における補正処理を停止させる信号を前記通信
相手に送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0039】この構成によれば、たとえば、補正処理を
実行する際に通信相手での補正処理を停止させる必要が
ある場合は、通信相手での補正処理を停止させる信号を
その通信相手に送信するため、通信を行っている双方で
必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことがで
き、移動通信システム全体として処理量の削減および消
費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を行
うことができる。
【0040】(17)本発明の無線通信装置は、上記記
載の無線通信装置を通信相手とする無線通信装置であっ
て、伝送レートを決定する際に所定の補正処理を行う補
正手段と、前記通信相手から送信された、補正処理を停
止させる信号を受信する受信手段と、前記受信手段によ
って受信された信号に基づいて前記補正手段による補正
処理を停止させる制御手段と、を有する構成を採る。
【0041】この構成によれば、通信相手から送信され
た、補正処理を停止させる信号を受信すると、この信号
に基づいて補正処理を停止するため、通信を行っている
双方で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすこ
とができ、移動通信システム全体として処理量の削減お
よび消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制
御を行うことができる。
【0042】(18)本発明の基地局装置は、上記いず
れかに記載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0043】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する基地局装置を提供することができる。
【0044】(19)本発明の移動局装置は、上記いず
れかに記載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0045】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する移動局装置を提供することができる。
【0046】(20)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質情
報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、通
信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、前記
検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、前記
決定ステップで決定する伝送レートを補正する補正ステ
ップと、を有するようにした。
【0047】この方法によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線
品質情報と伝送レートとの関係を用いて決定される、回
線品質情報に対応する伝送レートを補正するため、伝送
レート(たとえば、変調方式と符号化レート)の決定を
高精度に最適化することができる。
【0048】(21)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質情
報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、通
信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、前記
検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、回線
品質情報を補正する補正ステップと、を有するようにし
た。
【0049】この方法によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて回線品
質情報を補正し、回線品質情報と伝送レートとの関係を
用いて、補正後の回線品質情報に対応する伝送レートを
決定するため、伝送レート(たとえば、変調方式と符号
化レート)の決定を高精度に最適化することができる。
【0050】(22)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質情
報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、回
線品質の変動量を算出する算出ステップと、前記算出ス
テップで算出した回線品質の変動量に基づいて、前記決
定ステップで決定する伝送レートを補正する補正ステッ
プと、を有するようにした。
【0051】この方法によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、回線品
質情報と伝送レートとの関係を用いて決定される、回線
品質情報に対応する伝送レートを補正するため、伝送レ
ート(たとえば、変調方式と符号化レート)の決定を高
精度に最適化することができる。
【0052】(23)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用
いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
定ステップと、通信相手の相対移動速度を検出する検出
ステップと、前記検出ステップで検出した相対移動速度
に基づいて、前記関係式を補正する補正ステップと、を
有するようにした。
【0053】この方法によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、回線
品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を補正
し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応する伝
送レートを決定するため、伝送レート(たとえば、変調
方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化すること
ができる。
【0054】(24)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用
いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
定ステップと、通信相手の相対移動速度を検出する検出
ステップと、前記検出ステップで検出した相対移動速度
に基づいて、回線品質情報を補正する補正ステップと、
を有するようにした。
【0055】この方法によれば、通信相手の相対移動速
度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて回線品
質情報を補正し、回線品質情報と伝送レートとの関係を
規定する関係式を用いて、補正後の回線品質情報に対応
する伝送レートを決定するため、伝送レート(たとえ
ば、変調方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化
することができる。
【0056】(25)本発明の伝送レート決定方法は、
無線通信装置における伝送レート決定方法であって、回
線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を用
いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
定ステップと、回線品質の変動量を算出する算出ステッ
プと、前記算出ステップで算出した回線品質の変動量に
基づいて、前記関係式を補正する補正ステップと、を有
するようにした。
【0057】この方法によれば、回線品質の変動量を算
出し、算出された回線品質の変動量に基づいて、回線品
質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を補正
し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応する伝
送レートを決定するため、伝送レート(たとえば、変調
方式と符号化レート)の決定を高精度に最適化すること
ができる。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、通信相手の相対
移動速度を検出し、検出された相対移動速度に基づい
て、回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて決定さ
れる、回線品質情報に対応する伝送レートを補正するこ
とである。
【0059】特に、本発明の骨子は、通信相手の相対移
動速度を検出し、検出された相対移動速度に基づいて、
回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を
補正し、補正後の関係式を用いて回線品質情報に対応す
る伝送レートを決定することである。
【0060】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0061】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。
【0062】図1に示す送信側の無線通信装置100
は、たとえば、AMC技術を用いた無線通信装置であっ
て、符号化部101、変調部103、拡散部105、送
信無線部107、アンテナ109、受信無線部111、
逆拡散部113、復調部115、ドップラー周波数検出
器117、復号化部119、CIR報告値抽出部12
1、CIR報告値記憶部123、およびMCS割り当て
部125を有する。ここでは、複数ユーザに対する送信
データを扱うことができるようにするため、送信無線部
107、アンテナ109、および受信無線部111以外
の各部101〜105、113〜125は、それぞれ、
複数設けられている。この送信側の無線通信装置100
は、たとえば、移動通信システムにおける基地局装置
(以下単に「基地局」という)に搭載されている。
【0063】また、図2は、本発明の実施の形態1に係
る無線通信装置の受信側の構成を示すブロック図であ
る。
【0064】図2に示す受信側の無線通信装置150
は、たとえば、AMC技術を用いて図1の送信側の無線
通信装置100と無線通信を行う無線通信装置であっ
て、アンテナ151、受信無線部153、逆拡散部15
5、復調部157、復号化部159、パイロット信号抽
出部161、CIR測定部163、符号化部165、変
調部167、拡散部169、および送信無線部171を
有する。この受信側の無線通信装置150は、たとえ
ば、移動通信システムにおける移動局装置(以下単に
「移動局」という)に搭載されている。
【0065】次いで、上記構成を有する送信側および受
信側の無線通信装置100、150の動作について説明
する。
【0066】送信側の無線通信装置100(基地局)
は、各ユーザに対する送信データごとに、まず、符号化
部101で、送信データを符号化した後、変調部103
で、符号化後の送信データを変調する。ここで、符号化
部101および変調部103では、MCS割り当て部1
25での割り当て結果(符号化レートと変調方式)に従
って、それぞれ、誤り訂正符号化処理、変調処理が行わ
れる。符号化レートについては、たとえば、1/3で符
号化し、パリティの部分をパンクチャまたはリピティシ
ョンすることで符号化率を変更し、変調方式について
は、たとえば、QPSKと16QAMの中から選択す
る。ここでの伝送レート(符号化レートと変調方式)の
決定は、前回取得された情報に基づくものである。MC
S割り当て部125の処理については、後で詳述する。
変調後の送信データは、拡散部105へ出力される。
【0067】拡散部105では、固有の拡散コードを用
いて変調後の送信データを拡散する。拡散後の送信デー
タは、送信無線部107へ出力され、ここで、アップコ
ンバートなどの所定の無線処理が施された後、アンテナ
109から無線送信される。
【0068】その後、受信側の無線通信装置150(移
動局)は、アンテナ151で、基地局から無線送信され
た信号を受信して、受信無線部153へ出力する。
【0069】受信無線部153では、アンテナ151で
受信した信号に対してダウンコンバートなどの所定の無
線処理を施す。受信無線部153の出力信号(ベースバ
ンド信号)は、逆拡散部155へ出力される。
【0070】逆拡散部155では、送信時と同じ拡散コ
ードを用いて受信信号を逆拡散し、復調部157で、逆
拡散後の受信信号を復調する。復調後の受信信号は、復
号化部159およびパイロット信号抽出部161へ出力
される。
【0071】復号化部159では、復調後の受信信号を
復号化して、所望の受信データを取得する。
【0072】一方、パイロット信号抽出部161では、
復調後の受信信号から所定のパイロット信号(既知信
号)を抽出する。抽出されたパイロット信号は、CIR
測定部163へ出力される。
【0073】CIR測定部163では、抽出されたパイ
ロット信号を用いてCIRを測定する。CIRは、受信
品質を示す一つの情報であって、回線品質を示す一指標
である。測定されたCIR値は、CIR報告値として符
号化部165へ出力される。
【0074】符号化部165では、測定されたCIR値
を他の情報とともに符号化した後、順次、変調部167
で、符号化後の情報を変調し、拡散部169で、固有の
拡散コードを用いて変調後の情報を拡散する。拡散後の
情報は、送信無線部171へ出力され、ここで、アップ
コンバートなどの所定の無線処理が施された後、アンテ
ナ151から無線送信される。
【0075】その後、送信側の無線通信装置100(基
地局)は、アンテナ109で、移動局から無線送信され
た信号を受信して、受信無線部111へ出力する。
【0076】受信無線部111では、アンテナ109で
受信した信号に対してダウンコンバートなどの所定の無
線処理を施す。受信無線部111の出力信号(ベースバ
ンド信号)は、逆拡散部113へ出力される。
【0077】逆拡散部113では、移動局毎に、送信時
と同じ拡散コードを用いて受信信号を逆拡散し、復調部
115で、逆拡散後の受信信号を復調する。復調後の受
信信号は、ドップラー周波数検出器117および復号化
部119へ出力される。
【0078】ドップラー周波数検出器117では、復調
後の受信信号を用いて当該移動局のドップラー周波数
(つまり、移動速度)を検出する。ドップラー周波数
(移動速度)の検出は、基地局と通信を行っている各移
動局に対して行われる。検出された各移動局のドップラ
ー周波数(移動速度)は、MCS割り当て部125へ出
力される。
【0079】一方、復号化部119では、復調後の受信
信号を復号化する。復号化された情報は、CIR報告値
抽出部121へ出力される。
【0080】CIR報告値抽出部121では、復号化さ
れた情報からCIR報告値を抽出する。抽出されたCI
R報告値は、報告元の移動局に対応付けられてCIR報
告値記憶部123に記憶される。CIR報告値記憶部1
23に記憶された各移動局のCIR報告値は、適宜、M
CS割り当て部125に提供される。
【0081】MCS割り当て部125では、移動局毎
に、当該移動局のCIR報告値およびドップラー周波数
(移動速度)に基づいて、当該移動局に最適なMCS
(符号化レートと変調方式)を割り当てる。
【0082】具体的には、たとえば、MCS割り当て部
125には、あらかじめ、MCS(符号化レートと変調
方式)とCIRの関係式が設定されている。報告された
CIR値に対してMCSを割り当てる関係式は、テーブ
ルの形式であっても計算式の形式であってもよい。テー
ブル形式の場合は、ROMなどに記憶されたテーブルか
ら、CIR報告値に対応するMCSを読み出すことにな
り、計算式の形式の場合は、DSP(Digital Signal P
rocessor)などでその都度その計算式を用いて毎回CI
R報告値からMCSを計算することになる。
【0083】図3は、MCSとCIRの関係式の一例を
示す図である。ここでは、CIRとして、たとえば、5
つのしきい値TH1、TH2、TH3、TH4、TH5
が設定されており、CIR報告値がどのしきい値の範囲
にあるかによってMCSの割り当てが行われるようにな
っている。具体的には、図3に示す例の場合、CIR報
告値がTH1以上TH2未満の範囲にあるときはMCS
1が選択され、CIR報告値がTH2以上TH3未満の
範囲にあるときはMCS2が選択され、CIR報告値が
TH3以上TH4未満の範囲にあるときはMCS3が選
択され、CIR報告値がTH4以上TH5未満の範囲に
あるときはMCS4が選択され、CIR報告値がTH5
以上の範囲にあるときはMCS5が選択される。ここ
で、MCS1〜MCS5は、それぞれ、符号化レートと
変調方式の組み合わせであって、MCSの番号が大きく
なるほど、伝送レートを高速にする組み合わせとなって
いる。
【0084】本実施の形態では、MCS割り当て部12
5は、検出されたドップラー周波数(移動速度)に基づ
いて上記関係式を補正することで、CIR報告値に対す
る最適なMCSを決定する。具体的には、検出されたド
ップラー周波数(移動速度)に基づいて、上記関係式に
おけるしきい値を補正する。より具体的には、ドップラ
ー周波数の影響があるために回線品質が劣化する可能性
があるので、伝送レートを低速の方向に切り替えるよう
にしきい値を補正する(図3の例では、右の方向)。
【0085】その際、たとえば、図4の制御表に示すよ
うに、移動局のドップラー周波数(移動速度)が大きい
場合は、選択における補正量を大きくとってしきい値を
大きく補正する。また、移動局のドップラー周波数(移
動速度)が中程度の場合は、選択における補正量を中程
度にとってしきい値を中程度に補正し、移動局のドップ
ラー周波数(移動速度)が小さい場合は、選択における
補正量を小さくとってしきい値を小さく補正する。すな
わち、ドップラー周波数(移動速度)の大きさによって
回線品質の変動速度が異なるので、各伝送レート(各M
CS)での変動分を補償するために、必要な補正量(マ
ージン)だけしきい値を動かす。
【0086】このように、移動局のドップラー周波数
(移動速度)の大きさによって上記関係式におけるCI
Rのしきい値TH1〜TH5(図3参照)を補正するこ
とで、回線品質の劣化に応じた最適な伝送レート(MC
S)を選択することが可能になる。このとき、ドップラ
ー周波数の検出の仕方については、細かい値を検出する
場合のみならず、たとえば、上記のように、大、中、小
といった3段階で判定する場合をも含む。
【0087】MCS割り当て部125での割り当て結果
(最適な符号化レートと変調方式)は、符号化部101
および変調部103へ出力され、次回の送信データの伝
送に反映される。
【0088】このように、本実施の形態によれば、AM
C技術において、各移動局のドップラー周波数(移動速
度)を検出し、得られたドップラー周波数(移動速度)
に基づいてMCS(符号化レートと変調方式)とCIR
の関係式を補正して、最適なMCSを決定するため、A
MC技術において変調方式と符号化レートの割り当てを
高精度に最適化することができる。
【0089】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この送信側の無線通信装置200
(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置200(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0090】本実施の形態の特徴は、移動局のドップラ
ー周波数(移動速度)に加えて当該移動局からのAck
(Acknowledgment:肯定応答)/Nack(Negative a
cknowledgment:否定応答)情報を用いてMCS(符号
化レートと変調方式)とCIRの関係式を補正すること
である。そのため、復号化部119で復号化されたAc
k/Nack情報は、送信元の移動局に対応付けられて
Ack/Nack情報記憶部201に記憶される。ドッ
プラー周波数検出器117によって検出された各移動局
のドップラー周波数(移動速度)およびAck/Nac
k情報記憶部201に記憶された各移動局からのAck
/Nack情報は、MCS割り当て部203に提供され
る。
【0091】ここで、Ack/Nack情報は、パケッ
ト通信における再送の要否に関する情報であって、Ac
k情報は、受信信号に誤りが存在しないこと、つまり、
再送が不要であることを示し、Nack情報は、受信信
号に誤りが存在すること、つまり、再送が必要であるこ
とを示している。Ack/Nack情報の送信形態に
は、Ack情報とNack情報の両方を送信する場合
と、Ack情報とNack情報のいずれか一方(たとえ
ば、Ack情報)のみを送信する場合とがある。後者の
場合は、たとえば、Ack情報を受信しなかった場合
に、Nack情報を取得したものとみなすようになって
いる。
【0092】MCS割り当て部203では、移動局毎
に、当該移動局のCIR報告値、ドップラー周波数(移
動速度)、およびAck/Nack情報に基づいて、当
該移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方式)を
割り当てる。具体的には、実施の形態1でのMCS割り
当て方法(図3、図4参照)において、Ack/Nac
k情報を用いてドップラー周波数(移動速度)による補
正量をさらに微調整する。たとえば、Ack情報を受け
取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)による補
正量を設定値よりも小さくし、Nack情報を受け取っ
た場合は、ドップラー周波数(移動速度)による補正量
を設定値よりも大きくする。
【0093】このように、本実施の形態によれば、AM
C技術において、各移動局のドップラー周波数(移動速
度)を検出し、得られたドップラー周波数(移動速度)
およびAck/Nack情報に基づいてMCS(符号化
レートと変調方式)とCIRの関係式を補正して、最適
なMCSを決定するため、AMC技術において変調方式
と符号化レートの割り当てをより一層高精度に最適化す
ることができる。
【0094】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この送信側の無線通信装置300
(基地局)は、図2に示す送信側の無線通信装置200
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置300(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0095】本実施の形態の特徴は、移動局からのAc
k/Nack情報を用いてMCSとCIRの関係式自体
を補正する代わりに、移動局からのAck/Nack情
報を用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)
を直接補正することである。そのため、Ack/Nac
k情報記憶部201に記憶された各移動局からのAck
/Nack情報は、ドップラー周波数検出器301に提
供される。
【0096】ドップラー周波数検出器301では、復調
後の受信信号を用いて各移動局のドップラー周波数(移
動速度)を検出するが、その際、移動局毎に、当該移動
局からのAck/Nack情報を用いてドップラー周波
数の計算を補正する。具体的には、たとえば、Ack情
報を受け取った場合は、ドップラー周波数(移動速度)
を小さくする方向に補正し、Nack情報を受け取った
場合は、ドップラー周波数(移動速度)を大きくする方
向に補正する。Ack/Nack情報によって補正され
たドップラー周波数(移動速度)は、MCS割り当て部
125へ出力される。
【0097】MCS割り当て部125では、実施の形態
1と同様のMCS割り当て方法(図3、図4参照)によ
って、各移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方
式)の割り当てを行う。
【0098】このように、本実施の形態によれば、移動
局からのAck/Nack情報を用いて当該移動局のド
ップラー周波数(移動速度)を補正するため、実施の形
態1でのMCS割り当て方法(図3、図4参照)自体を
補正することなく、実施の形態1と同様の効果を得るこ
とができる。
【0099】なお、実施の形態2および実施の形態3に
おいては、Ack/Nack情報を補助的に利用してい
るが、Ack/Nack情報の利用形態は、これに限定
されるわけではない。たとえば、Ack/Nack情報
のみを用いてMCS(符号化レートと変調方式)とCI
Rの関係式を補正して、最適なMCSを決定することも
可能である。具体的には、たとえば、Ack情報を受け
取った場合は、選択における補正量を前回の設定値より
も小さくし、Nack情報を受け取った場合は、選択に
おける補正量を前回の設定値よりも大きくする。あるい
は、たとえば、Ack情報を受け取った場合は「+A」
とし、Nack情報を受け取った場合は「−B」とし
て、その累積がしきい値「+C」を超えた場合は、選択
における補正量を前回の設定値よりも小さくし、その累
積がしきい値「−D」を下回った場合は、選択における
補正量を前回の設定値よりも大きくする(ここで、A、
B、C、Dはそれぞれ同じ値でもよいし、違う値でもよ
い)。
【0100】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この送信側の無線通信装置400
(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置400(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0101】本実施の形態の特徴は、移動局からのAc
k/Nack情報を用いて当該移動局のドップラー周波
数(移動速度)を補正する代わりに、CIR変動情報を
用いて当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を補
正することである。ここで、CIR変動情報とは、MC
S割り当て時に用いたCIR報告値とその割り当てで送
信し受信した時の受信CIRの報告値との差(算出値)
である。そのため、本実施の形態では、CIR変動情報
を記憶するCIR変動情報記憶部401を設け、このC
IR変動情報記憶部401に記憶されたCIR変動情報
をドップラー周波数検出器403に提供する。
【0102】ドップラー周波数検出器403では、復調
後の受信信号を用いて各移動局のドップラー周波数(移
動速度)を検出するが、その際、移動局毎に、CIR変
動情報記憶部401に記憶された当該移動局のCIR変
動情報を用いてドップラー周波数の計算を補正する。具
体的には、たとえば、CIR変動量が小さい場合は、ド
ップラー周波数(移動速度)が小さいと判断して、もし
ドップラー周波数が大きく検出されていた場合には、ド
ップラー周波数(移動速度)を小さくする方向に補正
し、CIR変動量が大きい場合は、ドップラー周波数
(移動速度)が大きいと判断して、もしドップラー周波
数が小さく検出されていた場合には、ドップラー周波数
(移動速度)を大きくする方向に補正する。CIR変動
情報によって補正されたドップラー周波数(移動速度)
は、MCS割り当て部125へ出力される。
【0103】MCS割り当て部125では、実施の形態
1と同様のMCS割り当て方法(図3、図4参照)によ
って、各移動局に最適なMCS(符号化レートと変調方
式)の割り当てを行う。
【0104】このように、本実施の形態によれば、移動
局のCIR変動情報を用いて当該移動局のドップラー周
波数(移動速度)を補正するため、実施の形態1でのM
CS割り当て方法(図3、図4参照)自体を補正するこ
となく、実施の形態1と同様の効果を得ることができ
る。
【0105】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この送信側の無線通信装置500
(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置500(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0106】本実施の形態の特徴は、移動局のドップラ
ー周波数(移動速度)によってMCSとCIRの関係式
自体を補正する代わりに、移動局のドップラー周波数
(移動速度)によって当該移動局からのCIR報告値を
直接補正することである。そのため、ドップラー周波数
検出器117によって検出された各移動局のドップラー
周波数(移動速度)は、CIR補正部501へ出力され
る。
【0107】CIR補正部501では、移動局毎に、当
該移動局のCIR報告値をCIR報告値記憶部123か
ら読み出してMCS割り当て部125に提供する際に、
当該移動局のドップラー周波数(移動速度)を用いてC
IR報告値を補正する。具体的には、上記のように、ド
ップラー周波数の影響により、回線品質が変動するの
で、伝送レートを低速の方向に切り替えるようにCIR
報告値を補正する、つまり、CIR報告値を小さくす
る。
【0108】その際、たとえば、図9の制御表に示すよ
うに、移動局のドップラー周波数(移動速度)が大きい
場合は、CIR報告値の補正量を大きくとってCIR報
告値を大きく補正する。また、移動局のドップラー周波
数(移動速度)が中程度の場合は、CIR報告値の補正
量を中程度にとってCIR報告値を中程度に補正し、移
動局のドップラー周波数(移動速度)が小さい場合は、
CIR報告値の補正量を小さくとってCIR報告値を小
さく補正する。
【0109】このように、本実施の形態によれば、移動
局のドップラー周波数(移動速度)によって当該移動局
からのCIR報告値を補正するため、実施の形態1での
MCS割り当て方法における関係式(図3参照)自体を
補正することなく、実施の形態1と同様の効果を得るこ
とができる。
【0110】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロ
ック図である。なお、この送信側の無線通信装置600
(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置600(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0111】本実施の形態の特徴は、移動局のドップラ
ー周波数(移動速度)に基づいてMCS(符号化レート
と変調方式)とCIRの関係式を補正する代わりに、C
IR変動情報を用いて上記関係式を補正することであ
る。ここで、CIR変動情報とは、上記のように、MC
S割り当て時に用いたCIR報告値とその割り当てで送
信し受信した時の受信CIRの報告値との差(算出値)
である。そのため、本実施の形態では、実施の形態5と
同様に、CIR変動情報を記憶するCIR変動情報記憶
部401を設けている。このCIR変動情報記憶部40
1に記憶されたCIR変動情報は、MCS割り当て部6
01に提供される。
【0112】MCS割り当て部601では、移動局毎
に、当該移動局のCIR報告値およびCIR変動量に基
づいて、当該移動局に最適なMCS(符号化レートと変
調方式)を割り当てる。
【0113】具体的には、MCS割り当て部601は、
実施の形態1と同様に、MCS(符号化レートと変調方
式)とCIRの関係式を有し、当該関係式を用いて各移
動局からのCIR報告値に基づいてMCSの選択を行う
が、移動局のCIR変動量に基づいて上記関係式を補正
することで、当該移動局に最適なMCSを決定する。具
体的には、移動局のCIR変動量に基づいて、上記関係
式におけるしきい値を補正する。
【0114】その際、たとえば、図11の制御表に示す
ように、移動局のCIR変動量が大きい場合は、選択に
おける補正量を大きくとってしきい値を大きく補正す
る。また、移動局のCIR変動量が中程度の場合は、選
択における補正量を中程度にとってしきい値を中程度に
補正し、移動局のCIR変動量が小さい場合は、選択に
おける補正量を小さくとってしきい値を小さく補正す
る。すなわち、CIR変動量の大きさによって回線品質
の劣化の仕方が異なる場合は、各伝送レート(各MC
S)での劣化分を推定し、それに対して必要な補正量
(マージン)だけしきい値を動かす。
【0115】なお、しきい値の動かし方については、補
正量を毎回動かすのではなく、状況を見ながら動かすこ
と、つまり、毎回最初のしきい値に対して補正量を設定
するのではなく、一度決めた補正量を少しずつ変更して
いくことも可能である。
【0116】このように、本実施の形態によれば、AM
C技術において、各移動局のCIR変動情報を用いてM
CS(符号化レートと変調方式)とCIRの関係式を補
正して、最適なMCSを決定するため、AMC技術にお
いて変調方式と符号化レートの割り当てを高精度に最適
化することができる。
【0117】なお、上記各実施の形態1〜6では、回線
品質としてCIRを使用しているが、これに限定される
わけではない。たとえば、CIRに代えて、SIR、T
FRC、個別チャネル(たとえば、DPCH)の送信電
力など、任意の適当な情報を使用することができる。
【0118】また、上記各実施の形態1〜6では、基地
局においてMCS割り当て処理(伝送レートの決定)を
行う場合について説明したが、これに限定されるわけで
はない。たとえば、移動局において同様にMCS割り当
て処理を行うことも可能である。また、移動局が受信可
能な伝送レートを基地局に報告し、この報告結果を基に
基地局が最適な伝送レートを割り当てることも可能であ
る。なお、後者の場合、基地局が割り当てる伝送レート
は移動局が報告した伝送レートと一致する必要はなく、
移動局からの伝送レートの報告はあくまで基地局が割り
当ての際に参考にするものである。
【0119】また、上記各実施の形態1〜6では、デー
タ伝送方式としてAMC技術を用いた場合を例にとって
説明したが、本発明はこれに限定されるわけではない。
本発明は、伝送レートを制御する任意のデータ伝送方式
に適用可能である。すなわち、上記のように、伝送レー
トの決定には、変調方式や符号化レートのほかに、拡散
率や送信パワーなども関係するため、本発明は、伝送レ
ートの決定に関係する当該各種パラメータを変更するデ
ータ伝送方式に広く適用することができる。
【0120】また、これらの情報は、伝送レートの決定
だけでなく、どの移動局に伝送を行うかの決定(スケジ
ューリング(scheduling))においても有効である。た
とえば、伝送レートが速い移動局を優先するときに、こ
の補正をかけて伝送レートを用いることで、効率的にス
ケジューリングすることが可能である。
【0121】また、上記各実施の形態1〜4および6で
は、伝送レートの補正方法として、MCS(伝送レー
ト)とCIR(回線品質情報)の関係式を補正すること
によって伝送レートの補正を行う場合を例にとって説明
したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、上記
所定のパラメータに基づいて直接伝送レートの補正を行
うことも可能である。
【0122】以上では、伝送レートの決定を高精度に最
適化するために、伝送レートの決定、たとえば、MCS
(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う際に、所
定の補正処理を行うことについて説明してきた。すなわ
ち、伝送レートの決定においては、フェージングや割り
当て遅延などによって移動局からの情報(たとえば、C
IRなどの報告値)に誤差が生じるため、たとえば、M
CS(符号化レートと変調方式)の割り当てにおいて上
記各実施の形態1〜6に示すような補正処理を行うこと
が望ましい。しかし、このような補正処理を常時行う必
要はなく、処理量の削減および消費電力の低減を図ると
ともに最適な制御を行うという観点からは、必要時にの
み補正処理を行うようにすることが望ましい。
【0123】また、そのような補正処理は、上記のよう
に、基地局においても移動局においても行うことができ
る。よって、移動局は、補正処理を行うものと、補正処
理を行わないものとに分かれ、また、補正処理を行うも
のにおいても、互いに補正処理の内容が異なることが考
えられる。しかし、補正処理は必ずしも移動局と基地局
の両方で同時に行う必要はなく、移動通信システム全体
として処理量の削減および消費電力の低減を図るととも
に最適な制御を行うという観点からは、両者の間で何ら
かの調整を取ることが望ましい。
【0124】以下に説明する実施の形態7は前者の課題
に、実施の形態8は後者の課題にそれぞれ対応したもの
である。
【0125】(実施の形態7)図12は、本発明の実施
の形態7に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロ
ック図である。なお、この送信側の無線通信装置700
(基地局)は、図1に示す送信側の無線通信装置100
(基地局)と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、この送信側の無線通信装置700(基地局)と無線
通信を行う受信側の無線通信装置(移動局)は、図2に
示す受信側の無線通信装置150(移動局)と全く同様
であるため、その説明を省略する。
【0126】本実施の形態の特徴は、基地局から最初に
送信されたデータ(再送データではない)が移動局で誤
りなく受信される確率(受信確率)に基づいて、MCS
(符号化レートと変調方式)の割り当てを行う際に所定
の補正処理を行うか否かを決定することである。そのた
め、受信確率観測部701が復号化部119とMCS割
り当て部703の間に設けられている。受信確率観測部
701は、基地局から最初に送信されたデータ(パケッ
トデータ)に対する移動局からのAck/Nack情報
を復号化部119から受け取り、それを所定回数記録し
て、上記受信確率を算出する。算出された受信確率は、
MCS割り当て部703へ出力される。なお、MCS割
り当て部703は、上記各実施の形態1〜6におけるM
CS割り当て部125、203、601が有する補正機
能をはじめとする任意の補正機能を有している。そのた
め、ここでは、補正処理に必要な情報の入力系について
図示を省略するとともに、MCS割り当て部703にお
ける補正処理の内容について説明を省略する。
【0127】MCS割り当て部703では、移動局毎
に、受信確率観測部701から出力された受信確率に基
づいて、MCS割り当て時に所定の補正処理を行うか否
かを決定する。たとえば、受信確率が非常に高い場合
(たとえば、一例として、受信確率が90%以上の場
合)は、補正値が過剰なレベルに収束するようにシステ
ムが制御されていると判断して、そのような制御を修正
すべく、所定の補正処理を実行する。一方、受信確率が
低い場合(たとえば、一例として、受信確率が75%以
下の場合)は、補正値が許容できないレベルに収束する
ようにシステムが制御されていると判断して、そのよう
な制御を修正すべく、所定の補正処理を実行する。これ
に対して、受信確率が一定の範囲内(たとえば、一例と
して、受信確率が75%から90%の間にある場合)に
ある場合は、補正値が適切なレベルに保持されており補
正処理を行う必要はないと判断して、処理量の削減およ
び消費電力の低減の観点から、補正処理を行わない。
【0128】このように、本実施の形態によれば、移動
局での受信確率に基づいて、MCS割り当て時の補正処
理を行うか否かを決定するため、必要時にのみ補正処理
が行われ、処理量の削減および消費電力の低減を図るこ
とができる。
【0129】なお、本実施の形態では、受信確率を算出
する際の基礎として、基地局から最初に送信されたデー
タのみを考慮しているが、これに限定されるわけではな
い。たとえば、再送分も含めて基地局から送信されたす
べてのデータに対する移動局での受信確率を算出し、こ
の算出結果に基づいて補正処理の要否を決定するように
してもよい。
【0130】また、本実施の形態では、基地局において
MCS割り当て処理(伝送レートの決定)を行う場合に
ついて説明したが、これに限定されないことは、上記各
実施の形態1〜6の場合と同様である。
【0131】また、本実施の形態では、データ伝送方式
としてAMC技術を用いた場合を例にとって説明した
が、これに限定されないことは、上記各実施の形態1〜
6の場合と同様である。
【0132】(実施の形態8)本実施の形態は、基地局
と移動局がいずれも補正機能を有する場合である。補正
機能の内容は、特に限定されない。たとえば、基地局と
移動局は、いずれも、上記した送信側の構成(図1、図
5、図6、図7、図8、図10参照)および受信側の構
成(図2参照)を有することができる。
【0133】本実施の形態の特徴は、移動局から基地局
に対して、自己が補正処理を行っているか否かを通知す
る信号を送信すること、また、基地局で補正処理を実行
する際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場
合は、基地局から移動局に対して、移動局での補正処理
を停止させる信号を送信することである。これらの信号
の送信は、たとえば、DPCHを用いて行われる。
【0134】具体的には、たとえば、移動局は、補正処
理を行っているか否かを通知する信号(通知信号)を基
地局に送信する。このとき、基地局は、移動局に対し
て、上記通知信号を送信するように要求することができ
るようにしてもよい(この要求もまた、たとえば、DP
CHを用いて行われる)。通知を受けた基地局は、移動
局が補正処理を行っていない場合は、ただちに補正処理
を実行し、移動局が補正処理を行っている場合は、所定
の期間移動局での補正処理の結果を観察して、移動局に
代えてまたは移動局と共に補正処理を行う必要があるか
否かを判断する。なお、基地局は、移動局での補正処理
の結果を観察しながら補正処理を行うことも可能であ
る。
【0135】また、たとえば、基地局で補正処理を実行
する際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場
合において、基地局は、移動局での補正処理を停止させ
る信号(停止信号)を移動局に送信する。この停止信号
を受信した移動局は、受信した停止信号に従って、補正
処理を停止する。これにより、基地局での補正処理を、
意図したとおりに確実に実行することができる。
【0136】このように、本実施の形態によれば、基地
局と移動局がいずれも補正機能を有する場合において、
移動局から基地局に対して、たとえば、基地局からの要
求に従って、自己が補正処理を行っているか否かを通知
する信号を送信し、また、基地局で補正処理を実行する
際に移動局での補正処理を停止させる必要がある場合
は、基地局から移動局に対して、移動局での補正処理を
停止させる信号を送信するため、移動局と基地局の両方
で必要もなく同時に補正処理を行うことをなくすことが
でき、移動通信システム全体として処理量の削減および
消費電力の低減を図ることができ、また、最適な制御を
行うことができる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送レートの決定を高精度に最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の受
信側の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態1におけるMCS割り当ての際に使
用されるMCSとCIRの関係式の一例を示す図
【図4】実施の形態1におけるドップラー周波数と補正
量の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図9】実施の形態5におけるドップラー周波数と補正
量の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態6に係る無線通信装置の
送信側の構成を示すブロック図
【図11】実施の形態6におけるCIR変動量と補正量
の定性的な関係を示す制御表の一例を示す図
【図12】本発明の実施の形態7に係る無線通信装置の
送信側の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600 送
信側の無線通信装置(基地局) 101 符号化部 103 変調部 117、301、403 ドップラー周波数検出器 121 CIR報告値抽出部 123 CIR報告値記憶部 125、203、601、703 MCS割り当て部 150 受信側の無線通信装置(移動局) 163 CIR測定部 201 Ack/Nack情報記憶部 401 CIR変動情報記憶部 501 CIR補正部 701 受信確率観測部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 健晋 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 平松 勝彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA13 AA33 CC10 EE02 EE10 HH22 HH28

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線品質情報と伝送レートとの関係を用
    いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
    定手段と、 通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
    て、前記決定手段によって決定される伝送レートを補正
    する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 通信相手からの再送要否情報を取得する
    取得手段、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記検出手段によって検出された相対移動速度および前
    記取得手段によって取得された再送要否情報に基づい
    て、前記決定手段によって決定される伝送レートを補正
    する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 通信相手からの再送要否情報を取得する
    取得手段と、 前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づい
    て、前記検出手段によって検出された相対移動速度を補
    正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動
    速度に基づいて、前記決定手段によって決定される伝送
    レートを補正する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 回線品質の変動量を算出する算出手段
    と、 前記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基
    づいて、前記検出手段によって検出された相対移動速度
    を補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動
    速度に基づいて、前記決定手段によって決定される伝送
    レートを補正する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 回線品質情報と伝送レートとの関係を用
    いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
    定手段と、 通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
    て、回線品質情報を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 回線品質情報と伝送レートとの関係を用
    いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する決
    定手段と、 回線品質の変動量を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基
    づいて、前記決定手段によって決定される伝送レートを
    補正する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】 回線品質情報と伝送レートとの関係を規
    定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送レ
    ートを決定する決定手段と、 通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
    て、前記関係式を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  8. 【請求項8】 通信相手からの再送要否情報を取得する
    取得手段、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記検出手段によって検出された相対移動速度および前
    記取得手段によって取得された再送要否情報に基づい
    て、前記関係式の補正を行う、 ことを特徴とする請求項7記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 通信相手からの再送要否情報を取得する
    取得手段と、 前記取得手段によって取得された再送要否情報に基づい
    て、前記検出手段によって検出された相対移動速度を補
    正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動
    速度に基づいて、前記関係式の補正を行う、 ことを特徴とする請求項7記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 回線品質の変動量を算出する算出手段
    と、 前記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基
    づいて、前記検出手段によって検出された相対移動速度
    を補正する相対移動速度補正手段と、をさらに有し、 前記補正手段は、 前記相対移動速度補正手段によって補正された相対移動
    速度に基づいて、前記関係式の補正を行う、 ことを特徴とする請求項7記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 回線品質情報と伝送レートとの関係を
    規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送
    レートを決定する決定手段と、 通信相手の相対移動速度を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された相対移動速度に基づい
    て、回線品質情報を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  12. 【請求項12】 回線品質情報と伝送レートとの関係を
    規定する関係式を用いて、回線品質情報に対応する伝送
    レートを決定する決定手段と、 回線品質の変動量を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された回線品質の変動量に基
    づいて、前記関係式を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  13. 【請求項13】 伝送レートを決定する際に所定の補正
    処理を行う補正手段と、 送信データが通信相手において誤りなく受信される受信
    確率を取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得された受信確率に基づいて、
    前記補正処理を行うか否かを決定する決定手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  14. 【請求項14】 伝送レートを決定する際に所定の補正
    処理を行う補正手段と、 前記補正手段による補正処理が実行されているか否かを
    通知する信号を通信相手に送信する送信手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の無線通信装置を通信
    相手とする無線通信装置であって、 補正処理が実行されているか否かを通知する信号を送信
    するように前記通信相手に要求する要求手段、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  16. 【請求項16】 伝送レートを決定する際に所定の補正
    処理を行う補正手段と、 通信相手における補正処理を停止させる信号を前記通信
    相手に送信する送信手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の無線通信装置を通信
    相手とする無線通信装置であって、 伝送レートを決定する際に所定の補正処理を行う補正手
    段と、 前記通信相手から送信された、補正処理を停止させる信
    号を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された信号に基づいて前記補
    正手段による補正処理を停止させる制御手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項17のいずれかに
    記載の無線通信装置を有することを特徴とする基地局装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項1から請求項17のいずれかに
    記載の無線通信装置を有することを特徴とする移動局装
    置。
  20. 【請求項20】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質
    情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、 通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、 前記検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、
    前記決定ステップで決定する伝送レートを補正する補正
    ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  21. 【請求項21】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質
    情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、 通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、 前記検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、
    回線品質情報を補正する補正ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  22. 【請求項22】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を用いて、回線品質
    情報に対応する伝送レートを決定する決定ステップと、 回線品質の変動量を算出する算出ステップと、 前記算出ステップで算出した回線品質の変動量に基づい
    て、前記決定ステップで決定する伝送レートを補正する
    補正ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  23. 【請求項23】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を
    用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する
    決定ステップと、 通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、 前記検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、
    前記関係式を補正する補正ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  24. 【請求項24】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を
    用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する
    決定ステップと、 通信相手の相対移動速度を検出する検出ステップと、 前記検出ステップで検出した相対移動速度に基づいて、
    回線品質情報を補正する補正ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
  25. 【請求項25】 無線通信装置における伝送レート決定
    方法であって、 回線品質情報と伝送レートとの関係を規定する関係式を
    用いて、回線品質情報に対応する伝送レートを決定する
    決定ステップと、 回線品質の変動量を算出する算出ステップと、 前記算出ステップで算出した回線品質の変動量に基づい
    て、前記関係式を補正する補正ステップと、 を有することを特徴とする伝送レート決定方法。
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