JP2010166710A - ステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルエンド部の全体をほぼ均一に冷却することができるとともに、流通させる冷媒の量を増加させた際に、冷却路を流れる冷媒の流速が高くなり冷却効率を向上させることができるステータを提供する。
【解決手段】コイルエンド部12は、複数のスロット2のそれぞれに挿入されたスロット導体部11に連続して設けられ、複数のスロット2のそれぞれからステータ軸方向外側へ延出する複数の軸方向導体部13を備え、コイルエンド部12の少なくとも外周面を全周にわたって覆う本体部21と、本体部21の径方向内側に形成されて複数の軸方向導体部13を個別に収容する収容室と、当該収容室内に冷媒を導入する導入路23と、を有するカバー部材20を備え、収容室の内壁面と軸方向導体部13との隙間が、導入路23から導入された冷媒が流通する冷却路であるステータ1。
【選択図】図1

Description

本発明は、周方向に所定間隔で複数設けられ、内周面側に開口するスロットを有する円筒状のステータコアと、前記ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備えるステータに関する。
ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部を冷却する方法として、コイルエンド部の外周面に対して上部から冷媒を噴射し、コイルエンド部を冷却する技術が知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。特許文献1に記載の構成では、オイルポンプから吐出された冷媒としての油がコイルエンド部の上部に設けられた部屋に供給され、当該部屋の底面に形成された噴射口からコイルエンド部へ向けて油が噴射される。そして、コイルエンド部へ噴射された冷媒は、コイルエンド部から滴下するまでの間に流れる経路中において、コイルエンド部との間での熱交換によりコイルエンド部を冷却する。
特開平8−130856号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成では、コイルエンド部へ噴射された冷媒がコイルエンド部から滴下するまでの間に流れる経路については何ら制御されていないため、コイルエンド部へ噴射された冷媒は、重力等に従い任意の経路に沿って流れる。そのため、コイルエンド部の全体を均一に冷却することは難しく、コイルエンド部の下部等が局所的に温度が高くなる等の温度むらが生じるおそれがある。
また、冷媒が流れる経路は任意の経路となり得る上に、冷媒がコイルエンド部と熱交換を行う際の冷媒の流速は専ら重力に依存するため、噴射口から噴射する冷媒の量を増加させたとしても、増加させた冷媒の量の分だけ冷媒の流速が高くなり冷却効率が向上するとも限らない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルエンド部の全体をほぼ均一に冷却することができるとともに、流通させる冷媒の量を増加させた際に、冷却路を流れる冷媒の流速が高くなり冷却効率を向上させることができるステータを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る、周方向に所定間隔で複数設けられ、内周面側に開口するスロットを有する円筒状のステータコアと、前記ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備えるステータの特徴構成は、前記コイルエンド部は、前記複数のスロットのそれぞれに挿入されたスロット導体部に連続して設けられ、前記複数のスロットのそれぞれからステータ軸方向外側へ延出する複数の軸方向導体部を備え、前記コイルエンド部の少なくとも外周面を全周にわたって覆う本体部と、当該本体部の径方向内側に形成されて前記複数の軸方向導体部を個別に収容する収容室と、当該収容室内に冷媒を導入する導入路と、を有するカバー部材を備え、前記収容室の内壁面と前記軸方向導体部との隙間が、前記導入路から導入された冷媒が流通する冷却路とされている点にある。
上記の特徴構成によれば、複数の軸方向導体部のそれぞれにおいて、カバー部材が備える収容室の内壁面との隙間に冷媒が流通する冷却路が形成されるため、全てのスロットに対して略均一に軸方向導体部を冷却することができる。よって、コイルエンド部の全体をほぼ均一に冷却することができ、コイルエンド部における温度むらの発生を抑制することができる。
また、軸方向導体部のそれぞれが収容室に収容されるとともに、導入路から導入された冷媒が流通する冷却路が収容室の内壁面により区画されているため、収容室に供給された冷媒が冷却路以外の経路を流れることは抑制される。よって、導入路へ供給する冷媒の量を増加させた場合に、増加させた冷媒の量に応じて冷却路を流れる冷媒の流速が高くなり冷却効率を向上させることができる。
ここで、前記冷却路は、ステータ径方向内側へ向かって開口する開口部を有する構成とすると好適である。
この構成によれば、軸方向導体部を冷却した後の冷媒をステータ径方向内側へ排出することができ、収容室からの冷媒の排出経路を適切に確保することができる。また、軸方向導体部に連続して設けられている導体部が径方向内側に配設されている場合には、当該導体部へ軸方向導体部を冷却した後の冷媒を供給することができ、軸方向導体部を冷却した後の冷媒を無駄にすることなく当該導体部の冷却に用いることができる。
また、前記冷却路は、前記軸方向導体部のステータ径方向外側面に沿って流れる外周域と、前記軸方向導体部のステータ周方向両側面に沿って流れる側方域と、を有する構成とすると好適である。
この構成によれば、軸方向導体部のステータ径方向外側面とステータ周方向両側面との双方に冷媒を流通させることができるので、冷媒が広い面積で軸方向導体部に接しながら流通する状態にできる。よって、軸方向導体部をより効率的に冷却することが可能となる。
また、前記冷却路は、前記導入路との接続部から下流側へ向かうに従って流路断面積が次第に小さくなる絞り部を有する構成とすると好適である。
この構成によれば、冷却路における絞り部より下流側における冷媒の流速を、導入路における冷媒の流速より高めることができ、冷却効率を更に向上させることができる。
また、前記導入路は、前記本体部における前記ステータコア側の端面に形成された凹溝により構成されていると好適である。
この構成によれば、導入路を本体部と同一の部品とすることができ、部品点数の増加を抑制することができる。また、カバー部材を製造する際の導入路の形成工程を簡素なものとすることができる。
また、前記導入路は、前記収容室の径方向外側を一周する周回路と、当該周回路と前記収容室の内部とをつなぐ接続路とを有する構成とすると好適である。
この構成によれば、周回路に冷媒を供給するだけで、それぞれの収容室に対して冷媒を行き渡らせることができる。
また、前記接続路は、前記収容室の径方向外壁を介して前記周回路と前記収容室内とをつなぐ第一接続路と、隣接する2つの前記収容室間に設けられ、前記周回路から径方向内側に延びて前記収容室の周方向側壁を介して前記収容室内につながる第二接続路とを有する構成とすると好適である。
この構成によれば、収容室内に対して、径方向外壁側及び周方向側壁側の双方から冷媒を供給することができる。従って、収容室内に形成される冷却路の各部に比較的均一に冷媒を供給でき、冷却効率を更に向上させることができる。
また、前記カバー部材は、前記ステータの径方向に沿って放射状に配置され、隣接する2つの軸方向導体部間に挿入される複数の径方向壁部を有し、隣接する2つの径方向壁部間に前記収容室が形成されている構成とすると好適である。
この構成によれば、収容室のステータ周方向の両側における内壁面を、径方向壁部のステータ周方向側面で形成することができ、複数の収容室間を周方向に適切に区画することが可能となる。
また、前記径方向壁部のステータ径方向内側端部に、ステータ周方向に突出し、ステータ軸方向に延びる突条が形成されている構成とすると好適である。
この構成によれば、収容室のステータ径方向内側の端部に、当該端部より径方向外側におけるステータ周方向幅より狭いステータ周方向幅を有する開口部を形成することができる。
また、前記カバー部材の径方向内側に配置され、前記ステータコアの軸方向端部に取り付けられる中空円板状の部材であって、その軸方向厚さの範囲内で、ステータ径方向内側へ向かって開口する前記収容室の開口部を閉塞する封止部材を、更に備える構成とすると好適である。
この構成によれば、冷媒がステータ径方向内側へ流れ、ステータと、ステータの径方向内側に配設されるロータとの間に形成される隙間に浸入するのを抑制することができる。
また、前記封止部材は、外周面に前記複数のスロットと同じ間隔で設けられた複数の封止突部を備え、各封止突部が、前記収容室のそれぞれの前記開口部を閉塞する構成とすると好適である。
この構成によれば、収容室のそれぞれの開口部が閉塞されるため、冷媒がステータ径方向内側へ流れ、ステータと、ステータの径方向内側に配設されるロータとの間に形成される隙間に浸入するのを更に抑制することができる。
また、前記ステータコアの複数のスロットに対応する複数の凹部が内周面側に形成された中空円板状の部材であって、前記ステータコアの軸方向端面と前記カバー部材との間に挟まれて取り付けられるベース部材を、更に備える構成とすると好適である。
この構成によれば、冷却路の軸方向位置を、ベース部材の軸方向厚さを変えることで任意に設定することができる。
また、前記ベース部材の軸方向厚さは、前記スロットに挿入され、一部が前記ステータコアの軸方向端部から突出するように設けられた絶縁シートにおける、前記軸方向端部からの突出量より大きく設定されている構成とすると好適である。
この構成によれば、カバー部材が絶縁シートと接触するのを抑制することができる。従って、冷却路を設計する際に、絶縁シートの影響をほとんど考慮する必要がなく、容易に適切な隙間の冷却路を設定することが可能となる。
また、前記ベース部材に、前記ステータコアの外周面に形成された冷媒供給路と前記カバー部材に設けられた前記導入路とを連通させる連通路が形成されている構成とすると好適である。
この構成によれば、ステータコアの外周面に冷媒供給路が形成されている場合において、当該冷媒供給路からカバー部材の導入路に対して適切に冷媒を供給することができる。
また、前記本体部は、前記コイルエンド部の外周面に加えて、前記コイルエンド部のステータ軸方向端面におけるステータ径方向外側の一部の領域までを覆うように形成されている構成とすると好適である。
この構成によれば、軸方向導体部における収容室内に収容される部分をより大きくすることができるので、軸方向導体部をより確実に冷却することができる。
また、前記コイルエンド部は、前記軸方向導体部と、異なるスロット間を周方向につないで2つの前記軸方向導体部同士を接続する周方向導体部とを有して構成され、前記カバー部材は、軸方向視にて前記軸方向導体部の全体を覆う形状を有する構成とすると好適である。
この構成によれば、軸方向導体部の全体を効果的に冷却することができる。また、冷却路がステータ径方向内側へ向かって開口する開口部を有する構成においては、軸方向導体部を冷却した後の冷媒を周方向導体部に供給することができるため、軸方向導体部だけでなく周方向導体部も効果的に冷却することができる。
また、前記ステータコアの外周面に接する内周面を有する円筒状部材を更に備え、前記ステータコアは、中空円板状の鋼板を積層した積層構造体であり、前記ステータコアの外周面には、積層状態にある前記鋼板を溶接により互いに接合するために軸方向に延びるように形成された溶接溝が形成され、前記円筒状部材の内周面と前記溶接溝とにより、前記ステータコアの外周面を軸方向に流れる冷媒の流路である軸方向流路が形成され、前記軸方向流路が、前記導入路へ冷媒を供給する冷媒供給路となっている構成とすると好適である。
この構成によれば、ステータコアに余分な溝等を設けることなく、ステータコアの外周に軸方向に沿った冷媒の流路を形成することができる。そして、当該流路に冷媒を流すことで、ステータコアの外周面を通してコイルエンド部を冷却するための収容室内に冷媒を適切に供給することができる。
また、前記円筒状部材は、ステータ周方向全域にわたってステータ周方向に延びる周方向凹溝が内周面に形成され、前記ステータコアの外周面と前記周方向凹溝とにより、前記ステータコアの外周面を周方向に流れる冷媒の流路である周方向流路が形成され、前記周方向流路は、前記軸方向流路と交差し、当該交差部で連通している構成とすると好適である。
この構成によれば、円筒状部材の内周面に周方向凹溝を穿つだけで、ステータコアの外周に沿った周方向に延びる冷媒の流路を形成することができる。そして、当該流路に冷媒を流すことで、ステータコアの外周面を良好に冷却することができる。さらに、周方向流路と軸方向流路とは交差し、当該交差部で連通しているため、両流路間での冷媒の流通、混合を実現でき、ステータコアの外周面の冷却と、収容室内への冷媒の供給との双方を適切に実現することができる。
本発明の実施形態に係るステータの軸方向断面図である。 カバー部材を軸方向に移動させた状態におけるステータの斜視図である。 カバー部材を取り外し、円筒状部材を軸方向に移動させた状態におけるステータの斜視図である。 ステータの分解斜視図である。 カバー部材の斜視図である。 図5の一部を拡大して冷却液の流れを示す説明図である。 ベース部材の斜視図である。 封止部材の斜視図である。 封止部材の斜視図である。 カバー部材、ベース部材、及び封止部材を取り付ける前の状態におけるスロット導体部と軸方向導体部との境界付近を径方向内側から見た模式図である。 図10においてベース部材を取り付けた状態を示す模式図である。 図11において更にカバー部材を取り付けた状態を示す模式図である。 図12において更に封止部材を取り付けた状態を示す模式図である。 カバー部材の導入路における冷却液の流れを示す説明図である。 冷媒供給路及び導入路における冷却液の流れを示す説明図である。 ステータの一部拡大断面図である。 図16におけるXVII−XVII断面図である。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るステータ1の軸方向断面図である。図2は、ステータ1が有するカバー部材20を軸方向に移動させた状態におけるステータ1の斜視図である。図3は、カバー部材20を取り外し、円筒状部材60を軸方向に移動させた状態におけるステータ1の斜視図である。図4は、ステータ1の分解斜視図である。これらの図に示されるように、本実施形態に係るステータ1は、コイルエンド部12を覆うカバー部材20を備え、当該カバー部材20は、コイルエンド部12を形成する複数の軸方向導体部13を個別に収容する収容室22を備えている。カバー部材20は、さらに収容室22の内部に冷却液を導入する導入路23を備え、導入路23から導入された冷却液が、収容室22の内壁面と軸方向導体部13との隙間で形成される冷却路30を流通することで、複数の軸方向導体部13を個別に冷却するように構成されている。本実施形態においては、冷却液が本発明における冷媒に相当する。冷却液は、例えば油とすることができる。以下、本実施形態に係るステータ1の構成について、ステータ1の概略構成、カバー部材20の構成、ベース部材50の構成、封止部材40の構成、取付順序、ステータ1の冷却機構について、順に詳細に説明する。なお、以下の説明では、特に断らない限り、ステータ1の中心軸心を基準として、軸方向、周方向、径方向が定義されている。
1.ステータの概略構成
ステータ1は、図1〜図4に示されるように、主な構成要素として、ステータコア3、円筒状部材60、コイル10、カバー部材20、ベース部材50、及び封止部材40を備えている。
ステータコア3は、図1に示されるように、中空円板状の電磁鋼板6を積層した積層構造体であり、略円筒形状に形成されている。本実施形態においては、電磁鋼板6が本発明における鋼板に相当する。ステータコア3の内周面には、その軸方向に延びる複数のスロット2が周方向に沿って所定間隔で設けられている。各スロット2は互いに同じ断面形状であって、所定の幅及び深さを有して内周面側に開口している。本実施形態においては、ステータコア3には、その全周で計48個のスロット2が設けられている。そして、スロット2のそれぞれにコイル10が巻装され、ステータコア3の軸方向端部から突出したコイルエンド部12が形成される。
図3に示されるように、ステータコア3を構成する複数枚の電磁鋼板6のそれぞれの外径側には、積層状態にある電磁鋼板6を溶接により互いに接合するための径方向内側に引退した凹部が、外周を周方向に略均等に6分割するように6箇所形成されている。そして、電磁鋼板6を積層した状態においては、当該凹部が積層方向(軸方向と同じ)に連なるため、ステータコア3の外周面には軸方向に延びる溶接溝61が、外周を周方向に略均等に6分割する箇所において、軸方向の全領域に亘って形成される。なお、図3及び図15に示されるように、溶接溝61は、互いに隣接して形成された一対の溝部から成っている。
ステータコア3は、例えば焼き嵌め等により、ステータコア3の外周面に接する内周面を有する円筒状部材60に固定されて収納されている。円筒状部材60は周方向に均等配置された3つの取付部66を有している。よって、ステータ1は、円筒状部材60の取付部66を介して、ステータ1を収容するためのケース(図示せず)に固定可能に構成されている。
また、図3に示されるように、円筒状部材60の内周面には、周方向全域に亘って周方向に延びる周方向凹溝63が形成されている。なお、周方向凹溝63は、軸方向における複数箇所に形成されている。
コイル10は、図1及び図4に示されるように、ステータコア3の複数のスロット2のそれぞれに挿入されるスロット導体部11と、上記コイルエンド部12とを有している。コイル10のコイルエンド部12は、複数のスロット2のそれぞれに挿入されたスロット導体部11に連続して設けられ、複数のスロット2のそれぞれから軸方向外側へ延出する複数の軸方向導体部13と、異なるスロット2間を周方向につないで2つの軸方向導体部13同士を接続する周方向導体部14とを有して構成されている。
さらに、コイル10は、ステータコア3に巻装可能な所定形状に予め形成されており、図1に示されるように、ステータコア3の各スロット2には、コイル10を形成する線状導体が複数本挿入される。なお、本実施形態においては、各スロット2に4本の線状導体が挿入されている。また、コイル10を形成する線状導体は矩形断面を有している。スロット導体部11においては、当該4本の線状導体が、スロット2の内部において径方向に一列に並んで整列配置されている。そして、スロット導体部11に連続して軸方向に延出し、ステータコア3から軸方向に突出している線状導体により、コイルエンド部12の軸方向導体部13が構成されている。この軸方向導体部13においては、4本の線状導体は、一列に並んだ状態を保ちながら、軸方向に略平行な状態から径方向内側に屈曲され、径方向に略平行な状態になるように整列配置されている。なお、図4より明らかなように、軸方向導体部13は、軸方向導体部13同士が周方向に重なることなく配置されている。本実施形態では、コイルエンド部12を構成する線状導体の内、スロット導体部11と周方向位置が同じ部分を軸方向導体部13とする。そして、周方向導体部14においては、スロット2の内部において径方向外側に配置されている2本の線状導体が、ステータコア3の軸方向端部から軸方向外側に所定距離離れた位置において径方向に並んで配置されるとともに、軸方向における当該位置よりステータコア3側の位置において、スロット2の内部において径方向内側に配置されている2本の線状導体が径方向に並んで配置されている。
本実施形態においては、ステータ1は三相交流で駆動される回転電機に用いられるステータであり、コイル10も三相構成(U相、V相、W相)で形成されている。そして、隣接する2つのスロット2に同じ相の線状導体が4本ずつ挿入される。図4に示されるように、隣接する2つのスロット2のそれぞれにおいて径方向外側に配置されている2本の線状導体を併せた計4本の線状導体が、ステータコア3の軸方向端部から軸方向外側に所定距離離れた位置において径方向に並んで配置されているとともに、軸方向における当該位置よりステータコア3側の位置において、隣接する2つのスロット2のそれぞれにおいて径方向内側に配置されている2本の線状導体を併せた計4本の線状導体が径方向に並んで配置されている。
図4に示されるように、位相の異なる周方向導体部14の一部が周方向に重なり合うように配置されている。そして、位相の異なる周方向導体部14の間での電気的絶縁性を確保するため、位相の異なる周方向導体部14の重なり合った部分に相間絶縁シート4が介装されている。相間絶縁シート4は、例えばアラミド繊維とポリエチレンテレフタラートを貼り合わせたもの等の電気的絶縁性及び耐熱性の高い材料で成形したシート等を用いることができる。
また、図4に示されるように、隣接する2つの軸方向導体部13間には、空隙が形成されている。当該空隙は、周方向に沿って所定間隔で形成され、周方向における幅が軸方向においてほぼ一様になっている。そして、この空隙に、後述するカバー部材20の径方向壁部27が挿入される。
2.カバー部材の構成
図5は、カバー部材20の斜視図である。図5に示されるように、カバー部材20は、本体部21、収容室22、及び導入路23を備えている。カバー部材20は、例えば樹脂等の絶縁材料で形成される。
本体部21は、図1及び図2に示されるように、コイルエンド部12の外周面を全周に亘って覆うとともに、軸方向視にて、軸方向導体部13の全体を覆う形状を有している。ここで、コイルエンド部12の外周面とは、本実施形態では、コイルエンド部12の複数の軸方向導体部13における径方向最外周に沿った面である。
収容室22は、本体部21の径方向内側に形成されて複数の軸方向導体部13を個別に収容するための空間であり、軸方向導体部13と同数だけ形成されている。図5に示されるように、カバー部材20は、径方向に沿って放射状に配置され、隣接する2つの軸方向導体部13の間に挿入される複数の径方向壁部27を有し、隣接する2つの径方向壁部27の間に収容室22が形成されている。また、径方向壁部27の径方向内側端部には、周方向に突出し、軸方向に延びる突条28が形成されている。そして、隣接する2つの突条28の間の空間により、収容室22の開口部が形成されている。よって、収容室22の開口部の周方向幅は、収容室22の内部における周方向幅より狭くなっている。
導入路23は、収容室22の内部に冷却液を導入するための流路である。図5及び図6に示されるように、本実施形態では、導入路23は、本体部21におけるステータコア3側の端面に形成された凹溝により構成されており、収容室22の径方向外側を一周する周回路24と、当該周回路24と収容室22の内部とをつなぐ接続路25,26と、周回路に冷却液を導入するための導入口29とを有している。なお、図6は、図5の一部を拡大して冷却液の流れを示す説明図である。そして、接続路は、収容室22の径方向外壁を介して周回路24と収容室22の内部とをつなぐ第一接続路25と、隣接する2つの収容室22の間に設けられ、周回路24から径方向内側に延びて収容室22の周方向側壁を介して収容室22の内部につながる第二接続路26とを有して構成されている。また、導入口29は、上述したステータコア3に形成される溶接溝61と同数(本実施形態では6個)だけ、外周を周方向に略均一に分割する位置に形成されている。
詳細は後述するが、冷媒供給路67及び導入路23における冷却液の流れを示す説明図である図15に示されるように、導入口29には、ステータコア3の外周面に形成される軸方向流路62、及びベース部材50の連通路51を介して冷却液が供給される。図6には、導入口29に供給された冷却液の流通の様子が実線の矢印で示されており、導入口29に供給された冷却液は、周回路24に供給され、周回路24から第一接続路25及び第二接続路26を介して収容室22の内部に供給される。
3.ベース部材の構成
図7は、ベース部材50の斜視図である。ベース部材50は、例えば樹脂等の絶縁材料で形成される。図7に示されるように、ベース部材50は、ステータコア3の複数のスロットに対応する複数の凹部52が内周面側に形成された中空円板状の部材である。そして、図1及び図4に示されるように、ベース部材50は、ステータコア3の軸方向端面とカバー部材20との間に挟まれて取り付けられる。よって、カバー部材20により形成される冷却路30の軸方向位置が、ベース部材50の軸方向厚さにより定められる。
ベース部材50には、連通路51が形成されている。連通路51は、図15に示されるように、ステータコア3の外周面に形成された軸方向流路62とカバー部材20に設けられた導入路23とを連通させるための流路である。本実施形態では、連通路51は、軸方向流路62と導入口29とを連通させることで、軸方向流路62を流れる冷却液が収容室22の内部へ供給されるように構成されている。連通路51は、導入口29と同数(本実施形態では6個)だけ外周を周方向に略均等に分割する位置に形成されている。
4.封止部材の構成
図8は、コイルエンド部12側からの封止部材40の斜視図である。また、図9は、ステータコア3側からの封止部材40の斜視図である。封止部材40は、例えば樹脂等の絶縁材料で形成される。図1に示されるように、封止部材40は、カバー部材20の径方向内側に配置され、ステータコア3の軸方向端部に取り付けられる中空円板状の部材である。封止部材40は、その軸方向厚さの範囲内で、ステータ径方向内側へ向かって開口する収容室22の開口部を閉塞するための部材である。
図8に示されるように、封止部材40は、外周面に複数のスロット2と同じ間隔で設けられた複数の封止突部41を備え、各封止突部41が、収容室22のそれぞれの開口部を閉塞するように構成されている。さらに、封止部材40は、ステータコア3の軸方向端部に取り付けられた状態において、コイルエンド部12の径方向内側に配設されている線状導体の一部が挿入される複数(本実施形態では24個)のコイル受け部42を有している。
5.取付順序
ここで、図10〜図13を参照して、カバー部材20、ベース部材50、及び封止部材40の取付順序について説明する。なお、これらの部材は、液密状態が得られるように固定される。図10は、カバー部材20、ベース部材50、及び封止部材40を取り付ける前の状態におけるスロット導体部11と軸方向導体部13との境界付近を径方向内側から見た模式図である。図11は、図10においてベース部材50を取り付けた状態を示す模式図である。図12は、図11において更にカバー部材20を取り付けた状態を示す模式図である。図13は、図12において更に封止部材40を取り付けた状態を示す模式図である。
図10に示すように、スロット2の内部には、一部がステータコア3の軸方向端部より突出するようにスロット内絶縁シート5が挿入されている。本実施形態においては、スロット内絶縁シート5が本発明における絶縁シートに相当する。スロット内絶縁シート5も、相間絶縁シート4と同様、例えばアラミド繊維とポリエチレンテレフタラートを貼り合わせたもの等の電気的絶縁性及び耐熱性の高い材料で成形したシート等を用いることができる。
図11に示すように、最初にベース部材50を、ステータコア3の軸方向端部に取り付ける。なお、ベース部材50の軸方向厚さは、スロット内絶縁シート5の軸方向端部からの突出量より大きく設定されている。この際、図15に示されるように、ベース部材50の連通路51が後述する軸方向流路62と連通するよう、ベース部材50の周方向における位置が定められる。
次に、図12に示すように、カバー部材20を、ベース部材50のステータコア3側と反対側の軸方向端部に取り付ける。この際、図15に示されるように、カバー部材20の導入口29が後述する軸方向流路62と連通するよう、カバー部材20の周方向における位置が定められる。ここで、ベース部材50とカバー部材20とは液密状態で当接されるため、カバー部材20の導入口29に供給された冷却液は、図14に示されるように、周回路24、第一接続路25、及び第二接続路26のみを流れ、収容室22の内部に形成された冷却路30の外周域31や側方域32に供給される。なお、図14は、カバー部材20の導入路23における冷却液の流れを示す説明図である。冷却路30についての詳細は後述する。
最後に、図13に示すように、封止部材40をカバー部材20の径方向内側に取り付ける。図13に示されるように、封止部材40が備える封止突部41が、収容室22のそれぞれの開口部を閉塞する。なお、封止部材40の軸方向における位置は、図1及び図13に示されるように、ステータコア3側の端面が、カバー部材20のステータコア3側の端面と略一致するように定められる。また、封止部材40のコイル受け部42に、コイルエンド部12を形成する線状導体の内、封止部材40に最も近接して配設されている24個の線状導体が挿入されるように、封止部材40の周方向における位置が定められる。
6.ステータの冷却機構
上述のように、本実施形態に係るステータ1は、円筒状部材60及びカバー部材20を備えている。そして、円筒状部材60により冷媒供給路67が形成され、カバー部材20によりコイルエンド部を冷却するための冷却路30が形成されている。以下に、これらの冷媒供給路67及び冷却路30の構成について詳細に説明する。
6−1.冷媒供給路の構成
図15(a)は、冷媒供給路67における冷却液の流れを示す説明図であり、冷却液の流れを実線の矢印で示してある。本実施形態では、冷媒供給路67は、軸方向流路62と周方向流路64を備えて構成されている。
軸方向流路62は、円筒状部材60の内周面と、ステータコア3に形成された溶接溝61とにより形成され、ステータコア3の外周面を軸方向に流れる冷却液の流路である。上述のように、溶接溝61はステータコア3の外周面を周方向に略均等に6分割する箇所に形成されており、それぞれの溶接溝61の配設箇所に軸方向流路62が形成される。図15(a)には、その内の1つの軸方向流路62が示されている。そして、軸方向流路62はステータコア3の軸方向端部において、ベース部材50の連通路51を介してカバー部材20の導入口29に連通されている。
周方向流路64は、ステータコア3の外周面と、円筒状部材60に形成された周方向凹溝63とにより形成され、ステータコア3の外周面を周方向に流れる冷却液の流路である。上述のように、周方向凹溝63は軸方向における複数箇所に形成されており、それぞれの周方向凹溝63の配設箇所に周方向流路64が形成される。図15(a)には、その内の3つの周方向流路64が示されている。そして、軸方向流路62と周方向流路64は複数の交差部65において交差し、それぞれの交差部65において互いに連通するように構成されている。
冷媒供給路67は以上のように構成されているため、図示しないポンプが作動することにより軸方向流路62に連通する流路(図示せず)に供給された冷却液は、軸方向流路62を流れ、ベース部材50の連通路51を介してカバー部材20の導入口29に供給される。また、軸方向流路62を流れる冷却液の一部は周方向流路64に分配され、周方向流路64を流れる冷却液が、ステータコア3の外周面を冷却する。ステータコア3の外周面を冷却した冷却液は、何れかの交差部65を介して何れかの軸方向流路62に流入する。
6−2.冷却路の構成
冷却路30は、カバー部材20の収容室22の内壁面と、軸方向導体部13との隙間により形成され、導入路23から導入された冷却液が流通する流路である。すなわち、冷却路30は、収容室22の内壁面により区画されている。また、軸方向導体部13のそれぞれが収容室22に収容されるため、軸方向導体部13のそれぞれについてその周囲に冷却路30が形成される。この冷却路30には、カバー部材20の導入路23を介して冷媒供給路67から冷却液が供給される。図15(b)に、カバー部材20の導入路23における冷却液の流れを示す。この図において、冷媒供給路67の軸方向流路62から供給される冷却液が冷却路30に流入する際における冷却液の流れが、実線の矢印で示されている。
冷却路30は、図14に示されるように、互いに連通する外周域31と側方域32を有して形成されており、これらの外周域31及び側方域32を冷却液が流れる際に、軸方向導体部13の冷却が行われる。なお、図14に示されるように、冷却路30は軸方向導体部13の周囲を囲むように形成されている。
外周域31は、軸方向導体部13の径方向外側面に沿って冷却液が流れる領域である。ステータ1の一部拡大図である図16に示されるように、外周域31は、軸方向導体部13の径方向外側面に沿って径方向内側に屈曲し、径方向内側へ向かって開口する冷却路30の開口部に連通している。図16における実線の矢印は、外周域31における冷却液の流通の様子を示している。また、図16におけるXVII−XVII断面図である図17に示されるように、側方域32は、軸方向導体部13の周方向両側面に沿って冷却液が流れる領域である。図17における実線の矢印は、側方域32における冷却液の流通の様子を示している。側方域32も、軸方向導体部13の周方向側面に沿って径方向内側に屈曲し、上記の冷却路30の開口部に連通している。なお、冷却路30の開口部は、封止部材40の封止突部41によって閉塞されていない収容室22の開口部と軸方向導体部13との隙間により形成されている。
図14に示されるように、導入口29に供給された冷却液は、周回路24、第一接続路25を介して冷却路30の外周域31に流入するとともに、第二接続路26を介して冷却路30の側方域32に流入する。そして、冷却路30に流入したこれらの冷却液は、軸方向導体部13の径方向外側面や周方向両側面、或いは、軸方向導体部13を形成する線状導体間の隙間を伝って、内径側に形成された上述した冷却路30の開口部に向かって流れる。そして、軸方向導体部13の冷却を行った後の冷却液は、冷却路30の開口部からカバー部材20の外側に流出し、周方向導体部14に供給される。そして、冷却液が周方向導体部14を伝って流れる際に、周方向導体部14の冷却が行われる。
また、図17に示されるように、冷却路30は、導入路23との接続部から下流側へ向かうに従って流路断面積が次第に小さくなる絞り部33を有している。絞り部33は、それより下流側における冷却液の流速を、それより上流側における冷却液の流速より高めるためのものである。本実施形態では、隣接する2つの径方向壁部27の間の距離が、ステータコア3側の端面から軸方向外側の所定の位置に向かうにしたがって小さくなるように、径方向壁部27の周方向における厚みが設定されている。径方向壁部27の周方向における厚みは、突条28が形成されている箇所を除く径方向の全域に亘って、上記のように設定されている。なお、冷却路30の開口部は、径方向壁部27の突条28によって形成される収容室22の開口部と、軸方向導体部13との隙間により形成されている。よって、絞り部33は、冷却路30の開口部を除く径方向全域に亘って形成されている。
なお、絞り部33の終端部(下流側端部)の位置は、封止部材40におけるステータコア3側と反対側の端面よりもステータコア3側に位置するように形成される。なお、本実施形態においては、終端部(下流側端部)の位置が、封止部材40におけるステータコア3側と反対側の端面と略同一の位置とされている。よって、冷却液が絞り部33を軸方向外側へ向かって流れる際に、冷却液は収容室22から径方向内側へ向かって逃げることができず、閉じた流路内で流路断面積が絞られることになる。そのため、絞り部33の下流側へ供給される冷却液の流速を効果的に高めることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態においては、カバー部材20の本体部21が、軸方向視にて軸方向導体部13の全体を覆う形状を有する場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、カバー部材20の本体部21が、コイルエンド部12の軸方向端面における径方向外側の一部の領域を覆う構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。また、カバー部材20の本体部21が、コイルエンド部12の軸方向端面を覆わず、コイルエンド部12の外周面のみを覆う構成としても良い。
(2)上記の実施形態においては、径方向壁部27の径方向内側端部に、周方向に突出し、軸方向に延びる突条28が形成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、径方向壁部27の径方向内側端部に突条28が形成されていない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(3)上記の実施形態においては、導入路23が、収容室22の径方向外側を一周する周回路24と、当該周回路24と収容室22の内部とをつなぐ接続路とを有して構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、導入路23が周回路24を有さず、個々の収容室22に個別に冷却液を供給する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(4)上記の実施形態においては、接続路は、収容室22の径方向外壁を介して周回路24と収容室22の内部とをつなぐ第一接続路25と、隣接する2つの収容室22の間に設けられ、周回路24から径方向内側に延びて収容室22の周方向側壁を介して収容室22の内部につながる第二接続路26とを有している場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、接続路が、第一接続路25及び第二接続部26の何れか一方のみを有する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(5)上記の実施形態においては、スロット2の内部に挿入されたスロット内絶縁シート5がステータコア3の軸方向端部から突出し、ステータ1が備えるベース部材50の軸方向厚さが、スロット内絶縁シート5の当該軸方向端部からの突出量より大きく設定されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、スロット内絶縁シート5がステータコア2の軸方向端部からほとんど突出しない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、ステータ1がベース部材50を備えない構成としても良い。
(6)上記の実施形態においては、ステータ1がベース部材50を備え、ベース部材50に、ステータコア3の外周面に形成された冷媒供給路67とカバー部材20に設けられた導入路23とを連通させる連通路51が形成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、ステータコア3の外周面に冷媒供給路67が形成されていない場合等には、ベース部材50が連通路51を備えない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。また、ステータ1がベース部材50を備えない構成としても良い。
(7)上記の実施形態においては、ステータ1が封止部材40を備え、封止部材40の封止突部41が、収容室22の開口部を閉塞する場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、封止部材40が封止突部41を備えずに収容室22の開口部を閉塞する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。例えば、封止部材40の外周面により、収容室22の開口部を閉塞する構成とすることができる。また、ステータ1が封止部材40を備えない構成としても良い。
(8)上記の実施形態においては、冷却路30が、径方向内側へ向かって開口する開口部を有する場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、冷却路30が、径方向内側ではなく、軸方向外側へ向かって開口する開口部を有する構成、或いは、径方向内側へ向かって開口する開口部及び軸方向外側へ向かって開口する開口部の双方を有する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(9)上記の実施形態においては、冷却路30が、軸方向導体部13の径方向外側面に沿って流れる外周域31と、軸方向導体部13の周方向両側面に沿って流れる側方域32と、を有している場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、冷却路30が、外周域31及び側方域32の何れか一方のみを有する構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(10)上記の実施形態においては、冷却路30が、導入路23との接続部から下流側へ向かうに従って流路断面積が次第に小さくなる絞り部33を有する場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、冷却路30が絞り部33を有さない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(11)上記の実施形態においては、導入路23が、本体部21におけるステータコア3側の端面に形成された凹溝により構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、導入路23を、本体部21の内部に設けられた孔により構成したり、本体部21とは別の部材で構成することも本発明の好適な実施形態の一つである。
(12)上記の実施形態においては、円筒状部材60の内周面に周方向凹溝63が形成され、当該周方向凹溝63とステータコア3の外周面とにより周方向流路64が形成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、円筒状部材60の内周面に周方向凹溝63が形成されず、ステータコア3の外周面に周方向流路64が形成されない構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(13)上記の実施形態においては、円筒状部材60の内周面と溶接溝61とにより、ステータコア3の外周面に軸方向流路62が形成され、軸方向流路62が、導入路23へ冷却液を供給する冷媒供給路67として構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、軸方向流路62が、円筒状部材60の内周面に形成された軸方向凹溝とステータコア3の外周面とにより形成される構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。また、冷媒供給路67が、ステータコア3の外周面に形成された軸方向流路62ではなく、ステータ1を収容するケースの内部に設けられた流路などで構成されても良い。
(14)上記の実施形態においては、ステータコア3が円筒状部材60に収容されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、ステータコア3が円筒状部材60に収容されず、ケースに直接固定される構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(15)上記の実施形態においては、コイル10がステータコア3に巻装可能な所定形状に予め形成されており、コイル10を形成する線状導体が矩形断面を有している場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、コイル10を形成する線状導体が、例えば円形等の矩形断面以外の断面形状を有する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。また、コイル10が、ステータコア3に巻装可能な所定形状に予め形成されていない構成とすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
(16)上記の実施形態においては、ステータ1は三相交流で駆動される回転電機に用いられるステータである場合を例として説明した、しかし、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、ステータ1が、三相交流以外の電力により駆動される回転電機に用いられるステータとすることも本発明の好適な実施形態の一つである。
本発明は、周方向に所定間隔で複数設けられ、内周面側に開口するスロットを有する円筒状のステータコアと、当該ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備える公知の各種ステータに好適に利用することができる。
1:ステータ
2:スロット
3:ステータコア
5:スロット内絶縁シート(絶縁シート)
6:電磁鋼板(鋼板)
10:コイル
11:スロット導体部
12:コイルエンド部
13:軸方向導体部
14:周方向導体部
20:カバー部材
21:本体部
22:収容室
23:導入路
24:周回路
25:第一接続路(接続路)
26:第二接続路(接続路)
27:径方向壁部
28:突条
30:冷却路
31:外周域
32:側方域
33:絞り部
40:封止部材
41:封止突部
50:ベース部材
51:連通路
52:凹部
60:円筒状部材
61:溶接溝
62:軸方向流路
63:周方向凹溝
64:周方向流路
65:交差部
67:冷媒供給路

Claims (18)

  1. 周方向に所定間隔で複数設けられ、内周面側に開口するスロットを有する円筒状のステータコアと、前記ステータコアの軸方向端部から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備えるステータであって、
    前記コイルエンド部は、前記複数のスロットのそれぞれに挿入されたスロット導体部に連続して設けられ、前記複数のスロットのそれぞれからステータ軸方向外側へ延出する複数の軸方向導体部を備え、
    前記コイルエンド部の少なくとも外周面を全周にわたって覆う本体部と、当該本体部の径方向内側に形成されて前記複数の軸方向導体部を個別に収容する収容室と、当該収容室内に冷媒を導入する導入路と、を有するカバー部材を備え、
    前記収容室の内壁面と前記軸方向導体部との隙間が、前記導入路から導入された冷媒が流通する冷却路とされているステータ。
  2. 前記冷却路は、ステータ径方向内側へ向かって開口する開口部を有する請求項1に記載のステータ。
  3. 前記冷却路は、前記軸方向導体部のステータ径方向外側面に沿って流れる外周域と、前記軸方向導体部のステータ周方向両側面に沿って流れる側方域と、を有する請求項1又は2に記載のステータ。
  4. 前記冷却路は、前記導入路との接続部から下流側へ向かうに従って流路断面積が次第に小さくなる絞り部を有する請求項3に記載のステータ。
  5. 前記導入路は、前記本体部における前記ステータコア側の端面に形成された凹溝により構成されている請求項1から4の何れか一項に記載のステータ。
  6. 前記導入路は、前記収容室の径方向外側を一周する周回路と、当該周回路と前記収容室の内部とをつなぐ接続路とを有する請求項1から5の何れか一項に記載のステータ。
  7. 前記接続路は、前記収容室の径方向外壁を介して前記周回路と前記収容室内とをつなぐ第一接続路と、隣接する2つの前記収容室間に設けられ、前記周回路から径方向内側に延びて前記収容室の周方向側壁を介して前記収容室内につながる第二接続路とを有する請求項6に記載のステータ。
  8. 前記カバー部材は、前記ステータの径方向に沿って放射状に配置され、隣接する2つの軸方向導体部間に挿入される複数の径方向壁部を有し、隣接する2つの径方向壁部間に前記収容室が形成されている請求項1から7の何れか一項に記載のステータ。
  9. 前記径方向壁部のステータ径方向内側端部に、ステータ周方向に突出し、ステータ軸方向に延びる突条が形成されている請求項8に記載のステータ。
  10. 前記カバー部材の径方向内側に配置され、前記ステータコアの軸方向端部に取り付けられる中空円板状の部材であって、その軸方向厚さの範囲内で、ステータ径方向内側へ向かって開口する前記収容室の開口部を閉塞する封止部材を、更に備える請求項1から9の何れか一項に記載のステータ。
  11. 前記封止部材は、外周面に前記複数のスロットと同じ間隔で設けられた複数の封止突部を備え、各封止突部が、前記収容室のそれぞれの前記開口部を閉塞する請求項10に記載のステータ。
  12. 前記ステータコアの複数のスロットに対応する複数の凹部が内周面側に形成された中空円板状の部材であって、前記ステータコアの軸方向端面と前記カバー部材との間に挟まれて取り付けられるベース部材を、更に備える請求項1から11の何れか一項に記載のステータ。
  13. 前記ベース部材の軸方向厚さは、前記スロットに挿入され、一部が前記ステータコアの軸方向端部から突出するように設けられた絶縁シートにおける、前記軸方向端部からの突出量より大きく設定されている請求項12に記載のステータ。
  14. 前記ベース部材に、前記ステータコアの外周面に形成された冷媒供給路と前記カバー部材に設けられた前記導入路とを連通させる連通路が形成されている請求項12又は13に記載のステータ。
  15. 前記本体部は、前記コイルエンド部の外周面に加えて、前記コイルエンド部のステータ軸方向端面におけるステータ径方向外側の一部の領域までを覆うように形成されている請求項1から14の何れか一項に記載のステータ。
  16. 前記コイルエンド部は、前記軸方向導体部と、異なるスロット間を周方向につないで2つの前記軸方向導体部同士を接続する周方向導体部とを有して構成され、
    前記カバー部材は、軸方向視にて前記軸方向導体部の全体を覆う形状を有する請求項1から15の何れか一項に記載のステータ。
  17. 前記ステータコアの外周面に接する内周面を有する円筒状部材を更に備え、
    前記ステータコアは、中空円板状の鋼板を積層した積層構造体であり、
    前記ステータコアの外周面には、積層状態にある前記鋼板を溶接により互いに接合するために軸方向に延びるように形成された溶接溝が形成され、
    前記円筒状部材の内周面と前記溶接溝とにより、前記ステータコアの外周面を軸方向に流れる冷媒の流路である軸方向流路が形成され、
    前記軸方向流路が、前記導入路へ冷媒を供給する冷媒供給路となっている請求項1から16の何れか一項に記載のステータ。
  18. 前記円筒状部材は、ステータ周方向全域にわたってステータ周方向に延びる周方向凹溝が内周面に形成され、
    前記ステータコアの外周面と前記周方向凹溝とにより、前記ステータコアの外周面を周方向に流れる冷媒の流路である周方向流路が形成され、
    前記周方向流路は、前記軸方向流路と交差し、当該交差部で連通している請求項17に記載のステータ。
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