JP2010161863A - ヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ - Google Patents

ヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】モータ収容室と基板収容室間の隔壁にコネクタの端子をインサート成形して、制御回路基板の位置を隔壁に接近させることで、基板収容室をコンパクト化できるヘッドランプクリーナ装置用モータポンプを提供する。
【解決手段】
モータを内蔵する略円筒型のモータポンプケーシング32下部に、上方のモータ収容室60のモータ62で回転するインペラ56を収容するポンプ室50が形成され、ケーシング32上部に、外方に向けて筒状に延出し、内側に複数の端子71,72,73を有するポンプ側コネクタ70と、モータ62の駆動を制御する制御回路基板82を収容する基板収容室80とを一体的に形成したモータポンプで、コネクタ70をモータ収容室60と基板収容室80との間に設け、モータ収容室60と基板収容室80間の隔壁68にコネクタ70の端子71,73をインサート成形して、基板収容室80の上下高さを小さくすることで、モータポンプ32の全長をコンパクトにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、モータ駆動によりタンク内の洗浄液を管路を介して圧送してノズルから車両のヘッドランプに向けて洗浄液を噴射して、ヘッドランプを洗浄するヘッドランプクリーナ装置に使用される車両用モータポンプに係り、特に、モータの駆動を制御する制御回路基板をモータポンプに一体化したヘッドランプクリーナ装置用モータポンプに関する。
自動車等の車両には、積雪・雪解けに伴う泥等によってヘッドランプ表面が汚れることを考慮し、ヘッドランプ表面を洗浄液で洗浄するためのヘッドランプクリーナ装置を搭載したものがある。
泥などの付着によってヘッドランプの機能(配光)が低下しても、ヘッドランプクリーナ装置を用いてヘッドランプ表面を洗浄することで、ヘッドランプの機能を回復させて、視認性を確保することができる。
この種のヘッドランプクリーナ装置は、例えば、洗浄液を収容するタンクと、タンク側壁の外側に固定保持されて、タンク内の洗浄液を吸い上げて圧送するモータポンプと、モータポンプによって圧送された洗浄液をヘッドランプに向けて噴射するノズルと、ノズルとモータポンプとを繋ぐ洗浄液管路とを備えて構成されている。一般的に円筒形状に形成されたモータポンプケーシングの下部には、吐出口と吸込口に連通するポンプ室が設けられ、このポンプ室には、上方のモータ収容室に配置されたモータによって回転駆動するエンンペラが設けられており、エンンペラの回転によって、吸込口から吸い上げたタンク内の洗浄液を吐出口から吐出し洗浄液管路を介してノズルに圧送するように構成されている。そして、下記特許文献1では、モータポンプの駆動を制御する制御回路をモータポンプに一体化するという構成、即ちモータポンプの駆動を制御する制御回路基板をモータポンプケーシング内に一体化するという構成が採用されている。
特開平4−121256号公報(第6頁下段右欄第11行〜第7頁上段左欄第3行、第1図、第8図、第9図参照)
しかし、前記特許文献1において開示されている「制御回路基板をモータポンプケーシング内に一体化した構造のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ」については、発明者が知る限りにおいて現在まで製品として実施されてはいない。
このモータポンプが実施されていない理由としては、特許文献1では、第8図(モータポンプの縦断面図)に示されるように、モータの上に制御回路基板を配置し、さらにその上(モータポンプ最上部)にポンプ側コネクタを設けた構造であるため、発明者が推察するに、第1には、制御回路基板をモータの軸に対し直交する方向に配置(以下、横配置という)する構造しか考えられず、モータポンプの設計の自由度がない。
第2には、第1図(回路構成図)等に示されるように、ポンプ側コネクタの全ての端子(給電用端子,アース用端子、モータ駆動制御信号用端子)が制御回路基板(の制御回路)に接続され、モータには制御回路基板(の制御回路)に設けた給電用端子を介して給電される構造とならざるを得ない。そして、一般には、制御回路基板(の制御回路)と端子間の接続は、基板に設けた係合孔に端子を係合させる形態で行われる。このため、制御回路基板は、これらの端子の全てをそれぞれ接続するための端子係合孔を設ける関係上、それだけ大型化し、モータポンプケーシングの外径が大きくなる等モータポンプが大型化する。さらに、モータポンプは、洗浄水タンク側壁の外側に設けた凹部(側壁を内側に膨出させて形成した凹部)内に固定保持されるため、タンク内に膨出するポンプ固定保持用の凹部が大きくなって、タンク内の有効容積(洗浄液の量)も減少してしまう。
そこで、発明者は、ポンプ側コネクタをモータ収容室と基板収容室との間に形成することで、モータポンプを設計する上での自由度を改善し、さらには、モータポンプ側コネクタの給電用またはアース用の端子をバスバーで構成し、モータの給電またはアースに対応する電極端子に接続することで、制御回路基板に設ける端子係合孔数が減少する分、制御回路基板および基板収容室をコンパクト化できるモータポンプを提供するべく前記した特許文献2(特願2007−176944号、2007年7月5日出願))を提案した。
しかし、未だ公開されていないこの特許文献2(図5,13参照)では、制御回路基板は、ポンプ側コネクタの端子の基板収容室内への延出領域先端部に接続されるが、ポンプ側コネクタの端子の基板収容室内への延出領域を、モータ収容室と基板収容室とを隔成する隔壁から離間するように配設するため、どうしても基板収容室が上下方向に大きくなってしまい、モータポンプのコンパクト化に限界がある。
また、ポンプ側コネクタの端子の基板収容室内への延出領域における絶縁を確保したり、端子延出領域に制御回路基板を支持する支持部としての強度を確保するためには、同文献2図5に示すように、モータポンプケーシング(コネクタ)に一体成形された端子被覆・支持部であるプラットホームで端子延出領域を被覆・支持する構造としなければならず、それだけ基板収容室の内部構造が複雑化し、コネクタの成形が難しい等の新たな問題が提起された。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ポンプ側コネクタをモータ収容室と基板収容室との間に形成することで、モータポンプを設計する上での自由度を改善することである。また、その第2の目的は、モータ収容室と基板収容室とを隔成する隔壁を、ポンプ側コネクタの端子の基板収容室内への延出領域を被覆・支持するプラットホームとして利用することで、モータ収容室と基板収容室を隔成する隔壁に制御回路基板を接近配置できる分、基板収容室の上下高さを小さくできるとともに、基板収容室内に形成するプラットホームの数が少なくなる分、基板収容室の内部構造を簡潔にすることである。また、その第3の目的は、モータポンプ側コネクタの給電用またはアース用の端子をバスバーで構成し、モータの給電またはアースに対応する電極端子に接続することで、制御回路基板に設ける端子係合孔数が減少する分、制御回路基板および基板収容室をコンパクト化することである。
前記第1,第2の目的を達成するために、請求項1に係るヘッドランプクリーナ装置用モータポンプにおいては、モータを内蔵する略円筒型のモータポンプケーシング下部には、洗浄水吸込口および吐出口を有し、その上方のモータ収容室に配置されたモータによって回転するインペラを収容したポンプ室が形成され、一方、前記ケーシング上部には、側方に向けて筒状に延出し、該筒状部内側に複数本の外部端子が露出するポンプ側コネクタと、前記モータの駆動制御回路を構成する制御回路基板を収容した基板収容室とが一体的に形成されるとともに、前記モータ収容室と前記基板収容室との間に前記ポンプ側コネクタが設けられたヘッドランプクリーナ装置用モータポンプであって、
前記外部端子の少なくとも一本を、前記モータ収容室と前記基板収容室とを隔成する隔壁にインサート成形されて該隔壁内を延在するように構成した。
(作用)車載電源側コネクタを接続できるポンプ側コネクタを、モータポンプケーシングのモータ収容室と基板収容室との間に設けるように構成したので、換言すれば、ポンプ側コネクタに設ける端子を基板収容室の制御回路基板とモータ収容室のモータとの間に配設するように構成したので、特許文献2の実施例1,2,3,4(図5,8,10,11参照)と同様に、基板収容室をモータの軸に沿った縦長に形成して制御回路基板をモータの軸に対し平行となる方向に縦配置することも、特許文献2の実施例5(図13参照)と同様に、基板収容室をモータの軸と直交する方向に沿った横長に形成して制御回路基板を横配置することもできる。
モータポンプは、洗浄液タンク側壁の外側に設けた凹部(側壁をタンク内に膨出させて形成した凹部)内に固定保持されるが、モータポンプケーシングの上部側方にポンプ側コネクタが延出しているので、車載電源側コネクタを洗浄液タンク側壁から離れた位置から装脱着でき、車載電源側コネクタをポンプ側コネクタに装脱着する作業が容易となる。
また、特許文献2では、ポンプ側コネクタの外部端子の全てがモータ収容室と基板収容室間の隔壁寄り上方に配設されるとともに、そのいくつかは基板収容室内に延出して、制御回路基板と電気的に接続されているが、該外部端子の基板収容室内への延出領域は、同文献2の図4,5に示すように、絶縁や制御回路基板支持部としての強度を確保するために、モータポンプケーシング(ポンプ側コネクタ)に一体成形された被覆支持部であるプラットホームにインサート成形されている。然るに、請求項1では、モータポンプケーシング内側のモータ収容室と基板収容室とを隔成するために不可欠な隔壁を、ポンプ側コネクタの少なくとも一本の外部端子の基板収容室内への延出領域を被覆・支持するプラットホームとして利用した(換言すれば、モータ収容室と基板収容室間の隔壁に、外部端子の基板収容室内への延出領域を被覆・支持するプラットホームとしての機能をもたせた)ので、以下の2つの作用が奏される。
第1には、モータ収容室と基板収容室間の隔壁位置がポンプ側コネクタ(筒状部)内最下部の外部端子の配設位置となって、ポンプ側コネクタの外部端子の配設位置(外部端子の基板収容室への延出位置)が下方のモータ収容室側に接近する分、モータ収容室と基板収容室間の隔壁に接近させて制御回路基板を配置でき、それだけ基板収容室の上下高さを小さくできる。
第2には、基板収容室内において、ポンプ側コネクタの外部端子の延出領域を被覆・支持するために形成するプラットホームの数をそれだけ省略(少なく)できる。
請求項2においては、請求項1に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプにおいて、前記モータポンプケーシングの上方開口端部に、前記基板収容室の天井を構成する着脱可能なキャップを取着し、
前記隔壁内を延在する外部端子を、該隔壁内で屈曲して前記基板収容室内上方に延出し、該外部端子の上方延出領域が前記隔壁に一体成形されて上方に延出する端子被覆支持部であるプラットホームにその先端部を残してインサート成形されるように構成し、前記プラットホームの上方に突出する前記外部端子の上方延出領域先端部に前記制御回路基板を上方から接続して横配置するように構成した。
(作用)基板収容室内において、制御回路基板を下方から支持する外部端子の上方延出領域は、モータ収容室と基板収容室を隔成する隔壁に一体成形されて上方に延出するプラットホームにインサート成形されて、基板収容室内における外部端子延出領域の絶縁および制御回路基板を下方から支持する支持部としての外部端子延出領域の強度が高められている。
また、キャップを取り外したモータポンプケーシングの上方開口端部(基板収容室の上方)から、制御回路基板を横(水平)にして基板収容室内に横配置できるので、基板収容室の上下高さをいっそう小さくできるとともに、制御回路基板を基板収容室内に収容する作業も簡単となる。
請求項3においては、請求項1または2に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプにおいて、前記モータポンプケーシングの上方開口端部内周に、前記制御回路基板周縁部に係合する位置決用の段差部を設け、前記基板収容室の天井を構成する前記キャップ下面に、前記段差部に係合した前記制御回路基板の周縁部を下方に押圧する押圧部を設けるように構成した。
(作用)前記制御回路基板は、モータポンプケーシングの上方開口端部内周側(基板収容室内周側)の段差部と、基板収容室の天井を構成するキャップ下面側の押圧部によって、その周縁部が上下方向に挟持されて、基板収容室内上方所定位置(段差部位置)に位置決め固定されているので、制御回路基板と外部端子間の電気的接続部(制御回路基板の端子係合孔周縁の導電路(ランド部)と端子間のハンダ付け部)には、電気的接続部を破損させるほどの不測の応力が作用しない。
即ち、特許文献2(図5参照)では、外部端子の基板収容室への延出領域を被覆・支持するプラットホームに設けた基板載置基準面に制御回路基板を当接させることで、基板収容室内所定位置に制御回路基板を位置決めしているが、制御回路基板は、制御回路基板の端子孔周縁部の導電路(ランド部)と端子間のハンダ付けだけで、プラットホームの基準面に固定保持されている。このため、導電路(ランド部)と端子間のハンダ付け部には、制御回路基板の配設作業中に基板上に物を落とすことによる外力や、エンジンの震動や自動車の走行中の振動,加速度等の負荷が繰り返し作用することで、ハンダ付け部が剥離したり、導電路(ランド部)が破損する等の不具合が発生するおそれがある。
然るに、請求項3では、制御回路基板は、モータポンプケーシング側の段差部に係合することで、水平方向および上下方向に位置決めされるとともに、該段差部とキャップ側の押圧部によって、制御回路基板の周縁部が固定保持されている。このため、前記した負荷が導電路(ランド部)と端子間のハンダ付け部に作用せず、ハンダ付け部が剥離したり、導電路(ランド部)が破損する等の不具合は発生し難い。
また、制御回路基板に形成されている制御回路の導電路が挟持されると、制御回路の導電路が断線するおそれがあるが、請求項3では、導電路の形成されていない制御回路基板の周縁部が挟持されるため、制御回路基板の制御回路に悪影響を与えることもない。
前記第3の目的を達成するために、請求項4においては、請求項2または3に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプにおいて、前記ポンプ側コネクタに、該コネクタに一体化されて、前記モータの電極端子と電気的に接続される給電またはアース用,前記制御回路基板と電気的に接続されるアースまたは給電用,前記制御回路基板と電気的に接続される制御信号用のそれぞれ機能の異なる3種類の外部端子と、該コネクタに一体化されて、前記モータの電極端子と前記制御回路基板とに電気的に接続されるアースまたは給電用の内部端子を設け、前記外部端子および内部端子をいずれもバスバーで構成した。
また、請求項5においては、請求項4に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプにおいて、前記給電またはアース用の第1の外部端子を、インサート成形された前記隔壁内を延在し該隔壁内で屈曲して前記基板収容室内に露出し、前記隔壁を上方に貫通して前記基板収容室に突出する前記モータの給電またはアースに対応する電極端子に接続されるバスバーで構成し、
前記アースまたは給電用の第2の外部端子を、インサート成形された前記筒状部後方の基板収容室内に延出した後に屈曲して上方に延出して、その延出先端部が前記制御回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成し、
前記制御信号用の第3の外部端子を、インサート成形された前記隔壁内を延在し該隔壁内で屈曲して上方の基板収容室に延出して、その延出先端部が前記制御回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成し、
前記アースまたは給電用の内部端子を、インサート成形された前記隔壁内で屈曲して前記基板収容室内に露出し、前記隔壁を上方に貫通して前記基板収容室に突出する前記モータのアースまたは給電に対応する電極端子に接続されるとともに、前記基板収容室を上方に延出してその延出先端部が前記回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成した。
(作用)給電用,アース用,制御信号用の全ての外部端子が制御回路基板と電気的に接続される従来構造に比べて、請求項4(5)では、それぞれバスバーで構成した給電用,アース用,制御信号用の外部端子のうち、給電用外部端子とアース用外部端子のいずれか一方(請求項5における第1の外部端子)がモータの電極端子と電気的に接続される構造であるため、制御回路基板に設ける端子係合孔の数が減少し、制御回路基板がコンパクトになる。
特に、第1の外部端子およびアースまたは給電用の内部端子は、モータの電極端子にそれぞれ接続されるという構成上、これらの端子は、モータ収容室と基板収容室とを隔成する隔壁にインサート成形されて該隔壁内を延在するように構成されることが望ましい。
また、制御回路基板には、第2の外部端子,第3の外部端子およびアースまたは給電用の内部端子をそれぞれ構成するバスバーの、基板収容室内上方への延出領域先端部が係合できる端子係合孔が設けられているので、基板収容室の上方から、制御回路基板をその端子係合孔と各バスバーの先端部とが係合する方向に押し込んで、例えば、請求項2では、基板収容室側の基板載置部である段差部に係合させることで、また、特許文献2のように、端子延出領域を被覆・保持するプラットホームの端面が基板載置部である場合は、基板収容室の上方から、制御回路基板をプラットホームの端面(基板載置面)に当接させることで、基板収容室における制御回路基板の配置が終了する。後は、バスバーの突出先端部と端子係合孔周辺に形成されているモータ駆動制御回路の導電路(ランド)間をハンダ溶接などで接続すればよく、各バスバーと制御回路基板(のモータ駆動制御回路)とを簡単に接続できる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るヘッドランプクリーナ装置用モータポンプによれば、縦長に形成した基板収容室に制御回路基板を縦配置したり、横長に形成した基板収容室に制御回路基板を横配置する等、モータポンプの設計の自由度が大幅に上がる。
また、洗浄液タンク側壁に固定保持されたモータポンプに対し、洗浄液タンク側壁から離れた位置から車載電源側コネクタをポンプ側コネクタに装脱着できるので、車載電源側コネクタの装脱着作業が容易となる。
また、モータ収容室と基板収容室間の隔壁に制御回路基板を接近させて配置できるので、基板収容室の上下高さが小さくなって、モータポンプの全長をコンパクトにできる。
また、基板収容室内に形成するプラットホームの数が少なくなる分、基板収容室の内部構造が簡潔となって、コネクタの成形が容易となる。
請求項2によれば、基板収容室内における外部端子の絶縁が確保されるとともに、基板収容室内所定位置に制御回路基板をがたつくことなく固定保持できる。
また、基板収容室の上下高さを小さくできる分、モータポンプの全長をさらにコンパクトにできるとともに、制御回路基板の基板収容室内への収容が簡単となる分、モータポンプの組み立ても容易となる。
請求項3によれば、制御回路基板と端子間の電気的接続部(制御回路基板の端子係合孔周縁の導電路(ランド部)と端子間のハンダ付け部)における耐久性が優れているので、モータポンプの長期の安定使用が保証される。
請求項4(5)によれば、制御回路基板に設ける端子係合孔が少ない分、制御回路基板をコンパクト化でき、それだけ基板収容室がコンパクトとなって、モータポンプの小型化を達成できる。
また、例えばモータポンプケーシングの外径を小さくでき、洗浄水タンク内側に膨出するモータポンプ収容凹部の径を小さくできる分、洗浄水タンク内の有効容積(洗浄液の量)も増加する。
また、制御回路基板をコンパクト化しない場合は、不要となる端子係合孔相当の面積だけ電子部品搭載スペースが拡がるので、モータ駆動制御回路を増設することで、モータ駆動制御機能を高めることができる。
また、制御回路基板に設ける端子係合孔が少ない分、各バスバーと制御回路基板(のモータ駆動制御回路)とのハンダ溶接作業が簡単になって、それだけモータポンプの組み立ても容易となる。
本発明に係るモータポンプの第1の実施例を用いたヘッドランプクリーナ装置全体の斜視図である。 ヘッドランプクリーナ装置用モータポンプの斜視図である。 同モータポンプの正面図である。 同モータポンプの右側面図である。 同モータポンプの縦断面図(図3に示す線V−Vに沿う断面図)である。 同モータポンプの縦断面図(図4に示す線VI−VIに沿う断面図)である。 同モータポンプのキャップを外した状態の基板収容室の平面図である。 基板収容室の縦断面図(図7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)である。 同モータポンプの要部であるコネクタの端子の配置を示す斜視図である。 同モータポンプの分解斜視図である。 モータの駆動制御回路図で、(a)はコネクタと制御回路基板とモータ間の配線の一例を示す配線図、(b)はコネクタと制御回路基板とモータ間の配線の他の例を示す配線図である。 モータの駆動制御ロジックを示すタイムチャートである。 スペーサアッシーの斜視図で、(a)はスペーサアッシーの全体斜視図、(b)は一部を断面で示すスペーサアッシーの斜視図である。 同モータポンプの水平断面図(図4に示す線XIV―XIVに沿う断面図)である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るモータポンプの第1の実施例を用いたヘッドランプクリーナ装置全体の斜視図、図2は第1の実施例に係るヘッドランプクリーナ装置用モータポンプの斜視図、図3は同モータポンプの正面図、図4は同モータポンプの右側面図、図5は同モータポンプの縦断面図(図3に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は同モータポンプの縦断面図(図4に示す線VI−VIに沿う断面図)、図7は同モータポンプのキャップを外した状態の基板収容室の平面図、図8は基板収容室の縦断面図(図7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)、図9は同モータポンプの要部であるコネクタの端子の配置を示す斜視図、図10は同モータポンプの分解斜視図、図11はモータの駆動制御回路図で、(a)はコネクタと制御回路基板とモータ間の配線の一例を示す配線図、(b)はコネクタと制御回路基板とモータ間の配線の他の例を示す配線図、図12はモータの駆動制御ロジックを示すタイムチャート、図13はスペーサアッシーの斜視図で、(a)はスペーサアッシーの全体斜視図、(b)は一部を断面で示すスペーサアッシーの斜視図、図14は同モータポンプの水平断面図(図4に示す線XIV―XIVに沿う断面図)である。
これらの図、特に図1において、ヘッドランプクリーナ装置10は、洗浄液を貯留するタンク14と、タンク14内の洗浄液を吸い上げて管路22を介して圧送するモータポンプ30と、管路22の末端に設けられ、圧送された洗浄液を車両の左右に配置されたヘッドランプ(図示せず)に向けて噴射する複数のノズル18、20とを備えて構成され、車体バンパ24の背面側に配置されている。符号12は、タンク14に洗浄水を注入するための注入口12である。
上記構成において、モータポンプ30を駆動すると、タンク14内の洗浄液がモータポンプ30によって吸い上げられて、管路22を介して各ノズル18、20に圧送され、各ノズル18、20から噴射される洗浄液によってヘッドランプの表面が洗浄される。このため、モータポンプ30を用いてヘッドランプを洗浄することで、泥などの付着によってヘッドランプの機能(配光)が低下しても、ヘッドランプの機能を回復させて、視認性を確保することができる。
図2〜6および図10において、モータポンプ30は、全体が縦長円柱形状に構成されており、略円筒型のモータポンプケーシング32の最下部には、ポンプ室50が形成され、ポンプ室50の上には、スペーサ41とブッシュ48から構成されたスペーサアッシー40を介して、モータ62を収容するモータ収容室60が形成され、キャップ33が取着されたケーシング32の最上部には、ケーシング32内を水平に横断する隔壁66を介して、制御回路基板82を収容する基板収容室80が形成され、ケーシング32の上部側方には、車載電源側コネクタ90(図5参照)が接続されるポンプ側コネクタ70が一体的に形成されている。
モータポンプケーシング32は、図2〜6,10に示すように、ポンプ室50を画成する上方が開口する樹脂製のポンプハウジング51、モータ収容室60および基板収容室80を画成する樹脂製のコネクタ一体型モータハウジング61で構成されており、両ハウジング51、61間の係合部に設けた凹凸ランス係合部によって、モータポンプケーシング32として一体化されている。
即ち、凹凸ランス係合部は、モータハウジング61の開口部外周面に周設された凸部(微小高さの凸リブ)61aと、ポンプハウジング51の開口部内周面に周設された凹部(微小深さの凹溝)51aで構成されており、ポンプハウジング51側の複数の舌片51bとモータハウジング61側のスリット61bとを軸方向にそれぞれ一致させた位置で、両ケーシング51,61(の凹部51a,凸部61a)を軸方向に凹凸ランス係合させることができる。図1,2,10の符号51c,61cは、ポンプハウジング51とモータハウジング61を周方向に位置決めするための目印である。
ポンプ室50は、下方の吸込口52を介してタンク14内に、側方の吐出口54を介して管路22にそれぞれ連通するとともに、ポンプ室50には、その上方のモータ収容室60に収容されたモータ62の駆動軸63に軸着されたインペラ56が配置されている。そして、モータポンプ30は、図1に示すように、タンク14の側壁に設けた凹部15内に把持されるとともに、下端の吸込口52がタンク14内に延出した形態に固定保持されている。そして、モータ62の駆動によってインペラ56が回転し、吸込口52からポンプ室50に吸い上げられた洗浄水は吐出口54から管路22に圧送される。
ポンプ側コネクタ70は、モータ収容室60と基板収容室80との間に設けられている。即ち、モータ収容室60と基板収容室80に跨がるモータハウジング61(モータポンプケーシング32)の上部外側方には、内部が前方に開口する筒状部70aが延出形成され、該筒状部70a内には、外部端子71,72,73が設けられ、筒状部70a後方のモータハウジング61(基板収容室80)内には、内部端子75が設けられて、ポンプ側コネクタ70が構成されている。
基板収容室80は、モータハウジング61の横断面(水平断面)の全体占める空間として形成されて、モータ62の駆動制御回路82aを構成する制御回路基板82を横配置できる大きさに形成されている。
後で詳しく説明するが、コネクタ70の外部端子71は、基板収容室80においてモータ62の電極端子64と電気的に接続され、コネクタ70の外部端子72,73は、基板収容室80内においてそれぞれ上方に延出し、基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82と電気的に接続され、コネクタ70の内部端子75は、基板収容室80においてモータ62の電極端子65と電気的に接続されるとともに、基板収容室80内上方の制御回路基板82と電気的に接続されている。
筒状部70aの内部には、図5に示すように、車載電源側コネクタ90側の端子(図示せず)を受け入れできる前面開口部70bと、後方の基板収容室80とを隔成する隔壁68が形成され、外部端子71,72,73は、この隔壁68または隔壁66(モータ収容室60と基板収容室80とを隔成する隔壁)にインサート成形されて、図3,7に示すように、各端子の先端部71a,72a,73aが筒状部70a内に上下2段に整然と配置されている。
筒状部70a内の下段に位置する外部端子71は、図7に示すように、インサート成形されている隔壁66内を円弧状のケーシング形成壁に倣う平面視円弧形状で水平に延在し、該隔壁66内で上方に屈曲して基板収容室80内に雌端子71bとして露出し、隔壁66を上方に貫通して基板収容室80に突出するモータ62のプラス側電極端子64に接続されるバスバーで構成されている。即ち、外部端子71の他端部に形成された雌端子71bは、図6に示すように、隔壁66に設けた連通孔78aの真上において露出し、モータ収容室60に配置されたモータ62のプラス側電極端子64に接続される給電用端子を構成している。
同じく筒状部70a内の下段に位置する2本の外部端子73(73C,73D)は、図7に示すように、何れも、インサート成形された隔壁66内を、モータ62の駆動軸周縁凸部62a係合用凹部66a(図5,6参照)を迂回する円弧形状に延在し、該隔壁66内で屈曲して上方の基板収容室80に延出して、その延出先端部73bが基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83に係合するバスバーで構成されている。即ち、外部端子73(73C,73D)は、基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83の周縁部(モータ駆動制御回路82aの制御信号対応導電路)に電気的に接続される制御信号用端子(例えば、制御信号用端子73cはクリーナスイッチ信号用端子、制御信号用端子73Dはイグニッション信号用端子)を構成している。
筒状部70a内上段に位置する3本の外部端子72,73(73A,73B)は、図5,7に示すように、何れも、インサート成形された隔壁68内を真っ直ぐ後方に水平に延在し、該隔壁68内で屈曲して基板収容室80内上方に延出して、それぞれの延出先端部72b,73bが基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83に係合するバスバーで構成されている。
即ち、外部端子73(73A,73B)は、外部端子73(73C,73D)と同様、基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83の周縁部(モータ駆動制御回路82aの制御信号対応導電路)に電気的に接続される制御信号用端子(例えば、制御信号用端子73Aはヘッドランプ信号用端子、制御信号用端子73Bはフロントウィンドウォッシャー信号用端子)を構成している。一方、外部端子72は、基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83の周縁部(モータ駆動制御回路82aにおけるアース対応導電路の出力側)に電気的に接続されるアース用端子を構成している。
また、内部端子75は、図7に示すように、コネクタ70(筒状部70a)を正面視して外部端子71と左右反対側となるように、隔壁66にインサート成形されており、隔壁66内で屈曲して基板収容室80内に雌端子75aとして露出し、隔壁66を上方に貫通して基板収容室80に突出するモータ62の電極端子65に接続されるとともに、基板収容室80を上方に延出して、その延出先端部75bが基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82の端子係合孔83に係合するバスバーで構成されている。即ち、内部端子75には、図6に示すように、隔壁66に設けた連通孔78bの真上において露出する雌端子75aが形成されており、内部端子75は、モータ収容室60に配置されたモータ62のマイナス側電極端子65に接続されるとともに、基板収容室80内上方に配置された制御回路基板82(モータ駆動制御回路82aにおけるアース対応導電路の入力側)にその上方延出端部75bが電気的に接続されるアース用端子を構成している。
また、図5に示すように、隔壁66から上方に延出する外部端子73C,73Dの上方延出領域は、隔壁66に一体成形されて上方に延出する端子被覆支持部であるプラットホーム67にそれぞれの先端部73bを残してインサート成形され、同じく、隔壁68から上方に延出する外部端子72,73A,73Bの上方延出領域は、隔壁68に一体成形されて上方に延出する端子被覆支持部であるプラットホーム69にそれぞれの先端部72b,73bを残してインサート成形されており、これによって、基板収容室80内における端子延出領域の絶縁が確保されるとともに、制御回路基板82を下方から支持する支持部としての端子延出領域の強度が高められている。
また、モータハウジング61(モータポンプケーシング32)の上方開口端部には、基板収容室80の天井を構成するキャップ33が装脱着可能に取着されている。符号33dは、キャップ33側の弾性フック、符号61dは、モータハウジング61側の掛止部である。このため、モータハウジング61からキャップ33を取り外した状態で、開口された基板収容室80の上方から制御回路基板82を基板収容室80内に配置できる。
また、図8に示すように、モータハウジング61(基板収容室80)の上方開口端部内周面の周方向等分4個所には、半径方向内側に僅かに突出する縦リブ(凸条)81aで構成した制御回路基板係合用(位置決用)の段差部81bが設けられ、モータハウジング61(基板収容室80)の上方開口端部内周面のコネクタ筒状部70aに望む側には、制御回路基板82を周方向に位置決めするための直線状厚肉部81が形成されている。一方、基板収容室80内上方に突出する端子延出部先端部72b,73b,75bに対応する端子係合孔83が設けられた制御回路基板82は、外径がモータハウジング61(基板収容室80)の内径に整合する大きさに形成されるとともに、モータハウジング61(基板収容室80)側の直線状厚肉部81に係合する直線状側縁部82bが形成されている。このため、基板収容室80側の直線状厚肉部81に直線状側縁部82bが係合するように、制御回路基板82を基板収容室80の段差部81bに載置すれば、基板収容室80内上方に突出する端子延出部先端部72b,73b,75bと制御回路基板82の端子係合孔83がそれぞれ係合する。このように、基板収容室80内所定位置への制御回路基板82の載置が簡単となって、その後の端子延出部先端部72b,73b,75bと係合孔83の周縁部(のモータ駆動制御回路82aを構成する導電路のランド)間をハンダ溶接する作業も容易となる。
また、基板収容室80の天井を構成するキャップ33外周縁下面側には、Oリング装着溝33aが周設され、Oリング装着溝33aの内周壁33bは、モータハウジング61(基板収容室80)側の縦リブ81a(段差部81b)に対応する位置に形成されて、段差部81bに係合した制御回路基板82の周縁部を下方に押圧する押圧部を構成している。符号33cは、Oリング装着溝33aに装填されたOリングである。
このため、制御回路基板82は、モータハウジング61内周側(基板収容室80内周側)の段差部81bとキャップ33下面側の押圧部33bによって、その周縁部が上下方向に挟持されて、基板収容室80内上方所定位置(段差部81b位置)に位置決め固定されて、制御回路基板80(制御回路基板80の端子係合孔83周縁の導電路)と端子延出部先端部72b,73b,75b間の電気的接続部(ハンダ付け部)には、電気的接続部を破損させるほどの不測の応力が作用しないように構成されている。
即ち、本実施例では、制御回路基板80は、モータハウジング61(基板収容室80)側の段差部81bに係合することで、水平方向および上下方向に位置決めされるとともに、該段差部81bとキャップ33側の押圧部33bによって、制御回路基板82の周縁部が確実に固定保持されている。このため、制御回路基板82の配設作業中に基板82上に物を落としたとしても、あるいはエンジンの震動や自動車の走行中の振動,加速度等の負荷が繰り返しモータハウジング61に伝達されるとしても、制御回路基板80と端子延出部先端部72b,73b,75b間の電気的接続部(ハンダ付け部)が剥離したり、制御回路基板80の導電路が破損する等の不具合が発生しない。
また、制御回路基板82に形成されている制御回路82aの導電路が挟持されると、制御回路82aの導電路が断線するおそれがあるが、本実施例では、導電路の形成されていない制御回路基板82の周縁部が挟持される構造であるため、制御回路基板82の制御回路82aに悪影響を与えることもない。
また、モータ収容室60と基板収容室80とは、両室60,80間の隔壁68に設けた連通孔78a,78bを介して連通しているが、これらの連通孔78a,78bは、モータ収容室60と基板収容室80間における空気の対流の生成を促進して、モータ収容室60内に熱がこもることを抑制する作用がある。即ち、ポンプハウジング51には、空気孔58が設けられており、モータ62の発熱によって暖められたモータ収容室60内の空気は、上方の連通孔78a,78bを介してモータ収容室60に侵入するとともに、下方の空気孔58からは、後で詳しく説明するが、冷たい外部空気がスペーサ41に設けた通気通路Tを介してモータ収容室60に侵入することで、モータ収容室60と基板収容室80間に空気の対流が形成されて、モータ収容室60内に熱がこもりにくい。
特に、本実施例では、基板収容室80側の制御回路基板位置決用の段差部81bを、モータハウジング61(基板収容室80)の上方開口部内周面の周方向等分4箇所に設けた縦リブ81aで構成することで、基板収容室80の内径を実質的に大きくして、モータ収容室62内の熱(モータの発熱)の放熱効果を上げるように構成されている。即ち、制御回路基板位置決用の段差部81bを、キャップ33側の押圧部(Oリング装着溝33aの内周壁33b)に上下方向に対応する、モータハウジング61(基板収容室80)の上方開口部内周面にリング状に周設した構成とすることも可能であるが、この場合は、基板収容室80の大きさ(内径)が段差部81bの巾の2倍相当狭められる分、モータ収容室80内の熱(モータの発熱)が放熱される放熱室として機能が低下するのに対し、基板収容室80の実質的な大きさ(内径)が狭められない本実施例では、モータ収容室80内の熱(モータの発熱)を放熱する放熱室として十分機能する。
また、制御回路基板位置決用の段差部81bを、モータハウジング61(基板収容室80)の内周面に設けた縦リブ81aで構成することは、基板収容室80内上方に向けて延出形成するプラットホーム67,69の形成位置や、制御回路基板の下面側に搭載する電子部品85,86の配置等といったレイアウト上の制約を受けにくいという効果もある。即ち、制御回路基板位置決用の段差部81bを、前記したように、リング状に周設した場合は、基板収容室80の大きさ(内径)が段差部81bの巾の2倍相当狭められるため、それだけ基板収容室80内上方に延出する外部端子(プラットホーム)形成位置や、制御回路基板下面側に搭載する電子部品85,86の配置等といったレイアウト上の制約を受けるのに対し、本実施例では、段差部81bを周方向等分4箇所に設けた縦リブ81aで構成したので、基板収容室80の実質的な大きさ(内径)は狭められず、それだけ基板収容室80内上方に延出する外部端子(プラットホーム)形成位置や、制御回路基板82下面側に搭載する電子部品85,86の配置等といったレイアウト上の制約が少ない。なお、制御回路基板82位置決用の段差部81b(縦リブ81a)を増加させると、それだけ制御回路基板82の固定保持がより確実となる一方、基板収容室80の実質的な大きさ(内径)がそれだけ狭められることになるため、周方向等分4箇所または3箇所が望ましい。
また、制御回路基板82には、6個の端子係合孔83が設けられているが、端子係合孔83は、図7,8に示すように、制御回路基板82の周縁部に沿って設けられて、制御回路基板82の中央部には、広い電子部品搭載スペースが形成されている。即ち、電子部品84,84,86は、制御回路基板82の表裏両面に形成されている導電路パターンの所定のランド部に搭載されるが、基板収容室80の側壁と干渉するおそれがある制御回路基板82の周縁部には、搭載させ難い。本実施例では、もともと電子部品を搭載させ難いデッドスペースとなる制御回路基板82の周縁部に沿って端子係合孔83を設けているので、端子を被覆支持するプラットホーム67,68は制御回路基板82の周縁部に対応する位置となって、基板収容室80の側壁やプラットホーム67,68との干渉を心配することなく基板82中央の広範囲のスペースに電子部品84,84,86を搭載することができる。
また、モータ62の駆動を制御する制御用ICである電子部品84は、最も熱の影響を受けやすい電子部品であるが、基板収容室80内の上方に十分に離間して横配置された制御回路基板82の上面側に搭載されて、モータ収容室60側の熱が伝達され難い構造となっている。
また、モータポンプ30を組み立てるには、まず、キャップ33を外した状態のモータハウジング61内にモータ62を収容して、基板収容室80内において連通孔78a,78bに望むように露出している給電用外部端子(バスバー)71の一端部(雌端子)71b,アース用内部端子(バスバー)75の一端部(雌端子)75aに、モータ62の電極端子64,65を接続する。端子64と端子71b,端子65と端子75aがそれぞれ接続されたか否かは、上方に開口する基板収容室80側から確認できる。次に、モータハウジング61の基板収容室80に突出している端子の突出先端部72b,73b,75bに端子係合孔83が係合するように、制御回路基板82を段差部81bに係合させて配置する。制御回路基板82は、基板収容室80側の直線状厚肉部81によって周方向に正確に位置決めされるので、端子の突出先端部72b,73b,75bと端子係合孔83は正確に係合する。そして、端子72b,73b,75bを端子係合孔83周縁部(の導電路)にハンダ溶接により接続した後、キャップ33をモータハウジング61に取着する。これにより、制御回路基板82は、段差部81bとキャップ33側の押圧部33bで挟持されて、段差部81b位置に固定保持される。最後に、モータハウジング61開口側から突出するモータ62の駆動軸63にスペーサアッシー40を介してインペラ56を組み付け、スペーサアッシー40,インペラ56を覆うようにポンプハウジング51を被せて、モータハウジング61下端部にポンプハウジング51を凹凸ランス係合させることで、モータポンプ30として一体化する。
また、制御回路基板82に設けられているモータ駆動制御回路82aは、図11(a)に示すように、インターフェース部,タイマー部,モータ駆動部を備え、自動車の車室内に設けられているクリーナスイッチ(図示せず)ONにより、直ちにモータ62が一定時間(例えばT秒)だけ駆動し、ノズル18,20から洗浄水が一定時間(例えばT秒)だけ噴射されるように構成されている。
そして、この駆動制御回路82aでは、タイマー部とモータ駆動部(のリレー回路)とによって、モータ62の連続駆動を禁止する制御ロジックを持つように構成されている。具体的には、図12に示すように、クリーナスイッチONにより、モータ62が一定時間(例えばT秒)駆動するが、モータ62の駆動停止後一定時間(例えばT/2秒)経過するまでは、クリーナスイッチがONとなっても入力(モータを駆動させるための信号)を受けつけない制御ロジックをもっている。これにより、クリーナスイッチを頻繁にONしたとしても、モータ62の駆動停止後は必ず一定時間(例えばT/2秒)のモータ休止時間が確保されて、モータ62の故障原因となる連続駆動による発熱を確実に抑制できる。
また、洗浄水タンク14には、別途、ウィンドウォッシャー装置用のモータポンプ(図示せず)が設けられており、車室内に設けられたウィンドウォッシャースイッチONにより、同ポンプが駆動し、タンク14内の洗浄水が管路(図示せず)を介して圧送されて、フロントウィンドウ洗浄用ノズル(図示せず)からフロントウィンドウに向けて洗浄水が噴射されるようになっているが、ウィンドウォッシャー装置によりフロントウィンドウを洗浄する際には、所定の条件下でモータポンプ30も駆動して、ヘッドランプの洗浄も行うように構成されている。即ち、制御回路基板82に設けられているモータ駆動制御回路82aは、ヘッドランプスイッチONの場合には、ウィンドウォッシャースイッチONとなると、クリーナスイッチのON/OFFとは無関係に直ちにモータ62が一定時間だけ駆動して、ノズル18,20から洗浄水が一定時間噴射される。
フロントウィンドウが汚れている場合は、一般にヘッドランプも汚れているので、夜間に走行する場合には、フロントウィンドウおよびヘッドランプを洗浄するためにウィンドウォッシャースイッチおよびヘッドランプクリーナスイッチの双方を操作する必要があるが、本実施例では、ヘッドランプの点灯を条件として、ウィンドウォッシャー装置の作動に連動してヘッドランプクリーナ装置10が作動するので、わざわざヘッドランプクリーナスイッチを操作するまでもなくヘッドランプの洗浄ができるという利点がある。
また、前記した実施例では、図11(a)に示すように、コネクタ70に配設された給電用外部端子(バスバー)71がモータ62のプラス側電極端子64に接続され、モータ62のマイナス側電極端子65は、アース用内部端子(バスバー)75を介してモータ駆動制御回路82aに接続され、モータ駆動制御回路82aは、コネクタ70に配設されたアース用外部端子(バスバー)72に接続されて、モータ62には、コネクタ70を介して直接給電される構造であったが、モータ駆動制御回路82aを介してモータ62に給電される構造であってもよい。即ち、図11(b)に示すように、コネクタ70に配設されている外部端子(バスバー)71をモータ62のマイナス側電極端子65に接続して、アース用端子として機能させ、コネクタ70に配設されている外部端子(バスバー)72をモータ駆動制御回路82bに接続して、給電用端子として機能させるとともに、内部端子(バスバー)75をモータ62のプラス側電極端子64に接続して、給電用端子として機能させる構造であってもよい。なお、モータ駆動制御回路82bは、図6(b)の配線構成に対応するように、図11(a)のモータ駆動制御回路82aとはその構成の一部が異なることは勿論である。
このように、本実施例のモータポンプ30は、既に説明したように、洗浄液タンク14の外側壁に設けた凹部(側壁を内側に膨出させて形成した凹部)15内に固定保持されているが、ケーシング32の側方に延出しているコネクタ70がタンク14の外側壁の外方に露出する形態(図1参照)となるので、ポンプ側コネクタ70に対し車載電源側コネクタ90を装脱着する作業が容易である。
また、コネクタ70の給電用外部端子(バスバー)71は、特許文献1に見られるように制御回路基板82に接続するのではなく、モータ62のプラス側電極端子64に直接接続するように構成したので、制御回路基板82に設ける端子係合孔83の数が減少する分(端子71bに対応する端子係合孔83を設けない分)、制御回路基板82はコンパクト化されており、それだけ基板収容室80、さらにはモータポンプ30もコンパクトなものになっている。
また、コンパクトなモータポンプ30では、洗浄水タンク14に設けるポンプ収容凹部15を小さくできる分、洗浄水タンク14内の有効容積(洗浄液の量)も増加する。
また、モータ収容室60は、スペーサ41に設けた通気通路Tおよびポンプハウジング51に設けた空気孔58を介して外気と連通することで、モータ収容室60および基板収容室80に外気が取り込まれて、モータ62を冷却する(モータ収容室60および基板収容室80に熱がこもらない)ように構成されているが、この空気通路Tには外から水が浸入することを防止する防水構造が採用されており、以下、通気通路Tの防水構造について説明する。
スペーサアッシー40は、図13に示すように、中央部にモータの駆動軸挿通用の上下貫通孔42が設けられ、外周に断面コ字溝43が周設された略円筒形状の樹脂製スペーサ41と、スペーサ41の上端円盤状部外周に周設した溝41aに介装されたゴム製Oリング46と、スペーサ41の下端円盤状部底面側の凹部41bに嵌め込まれた円盤形状のゴム製ブッシュ48で構成されている。
スペーサ41の断面コ字溝43は、図14に示すように、ポンプケーシング51の軸方向に対し空気孔56に臨む位置に設けられ、断面コ字溝43の上側面には、該溝43内をモータケーシング61内に連通する連通孔44が設けられており、断面コ字溝43と該コ字溝43を取囲むポンプケーシング51の内周面によって画成された円環状の空気チャンバCと、連通孔44とによって、空気孔58とモータケーシング61(モータ収容室60)内とを連通させる空気通路Tが構成されている。
また、ブッシュ48の中央部には、図13(b)に示すように、モータの駆動軸挿通用の孔48aが設けられ、この孔48aには、モータ62の駆動軸63に摺接するリップ49が軸方向2段に形成されている。ブッシュ48の周縁部は、ポンプケーシング51に設けられた空気孔58の内側に周設されている段差部51d(図5,6参照)に担持されるとともに、ポンプケーシング51とモータケーシング61が凹凸ランス係合することで、スペーサアッシー40の周縁部(ブッシュ48の周縁部)がモータケーシング61の開口縁部61dとポンプケーシング51の段差部51dによって挟持されて、空気通路Tとポンプケーシング51間が水密状態に保持されている。即ち、リップ49が形成されたゴム製ブッシュ48は、空気通路Tとポンプケーシング51間を水密状態に保持するとともに、ポンプケーシング51とモータケーシング61間を水密状態に保持するシール手段を構成している。また、Oリング46は、空気通路Tとモータケーシング61間を水密状態に保持するシール手段を構成している。
また、スペーサ41の断面コ字溝43とポンプケーシング51の内周面によって画成された円環状の空気チャンバCの容積は、ある程度の大きさに形成されることで、モータケーシング61内に水が浸入しにくい構造となっている。即ち、モータケーシング61内は、ポンプケーシング51に設けた空気孔58とスペーサアッシー40(スペーサ41)に形成された空気通路T(空気チャンバC,連通孔44)を介して呼吸できることで、モータケーシング61(モータ収容室50)内への水の浸入が抑制されているが、タイヤの跳ね上げた水が駆動中の高温のモータポンプにかかった場合等、モータケーシング61(モータ収容室60)内の気圧が外気圧に比べて急激に低下すると、空気孔58から空気通路T内に水が吸い込まれるおそれがあるが、空気通路T内の空気チャンバCに相当量の水を収容することができるので、それだけ上方のモータケーシング61(モータ収容室60)内に水が侵入できない。
また、空気孔58は、図6に示すように、下方に向けてL字状に屈曲して開口するとともに、スペーサ41の断面コ字溝43は、図14に示すように、該溝43を横断するように放射状に延出する4枚の立壁45によって周方向に複数の部屋R1〜R4に分離隔成されるとともに、空気孔56からもっとも離間する位置(周方向反対側)の部屋R3に連通孔44が設けられて、モータケーシング61(モータ収容室60)内に水がよりいっそう侵入しにくい構造となっている。
即ち、第1には、空気孔56が下方に向けて開口するため、それだけ空気孔58に水が浸入しにくい。
第2には、モータケーシング61(モータ収容室60)内への連通孔44が空気孔34の周方向反対側に配置されていることから、空気通路T(空気チャンバC)の長さが最長となって、モータケーシング61(モータ収容室60)に水が浸入しにくい。
第3には、スペーサ41の断面コ字溝43に沿って形成されている立壁45(部屋R1〜R4)が、水の侵入を阻止する障壁として作用し、空気孔56から最も離間する部屋R3に連通孔44が設けられていることから、モータケーシング61(モータ収容室60)内に水がより浸入しにくい。
第4には、コ字溝43を横切る方向に延在する立壁45は、ポンプケーシング51(ポンプ室50)の内周面に当接する位置まで延出するとともに、立壁45の延出先端下部が符号45aで示すように切り欠かれて、ポンプケーシング51(ポンプ室50)の内周面との間に排水用の隙間45aが形成されている。このため、空気通路T(空気チャンバC)の各部屋R1〜R4に水が侵入したとしても、この隙間45aから水が流れ出て、空気孔58から排水されるようになっている。
特に、排水用の隙間45aが立壁45の延出先端下部に形成されることで、モータポンプ30を横置き配置した場合にも、水の排出機能が損なわれることがない。
なお、スペーサ41の上面には、図5,13に示すように、モータ62側の係合孔62a(図5参照)と係合する位置決め突起41cが形成されており、突起41cと係合孔62bが係合することで、スペーサアッシー40(スペーサ41)とモータ62が周方向に位置決めされて、空気孔58と連通孔44とが周方向反対側となるように配置されている。
即ち、モータ62は、電極端子64,65と連通孔78a,78b(基板収容室80内の雌端子71ab,75a)が係合して、モータケーシング61に対し周方向に位置決めされている。スペーサアッシー40に設けた連通孔44は、モータ62側の係合孔62bスペーサ41の位置決め突起41cが係合することで、モータ62を介して、モータケーシング61と周方向に位置決めされ、ポンプケーシング51に設けた空気孔56は、モータケーシング61側のスリット61bおよび目印61cとポンプケーシング51側の舌片51bおよび目印51cとが周方向に一致することで、モータケーシング51と周方向に位置決めされるので、モータポンプ30を組み立てる際に、モータ62側の係合孔62aとスペーサ41の位置決め突起41cを係合(図5参照)させることで、空気孔56と連通孔44とが周方向反対側となるように正確に配置することができる。
なお、前記した実施例では、基板収容室80側の基板載置部である段差部81bに制御回路基板82が係合することで、基板収容室80内所定位置に制御回路基板82が位置決めされるように構成されているが、特許文献2のように、端子延出領域を被覆・保持するプラットホーム67,68の端面を基板載置面として、プラットホーム67,68の端面(基板載置面)だけで、基板収容室80内所定位置に制御回路基板82を位置決めするように構成してもよい。
10 ヘッドランプクリーナ装置
14 洗浄液タンク
15 洗浄液タンク側壁に設けた凹部
18,20 ノズル
22 管路
30 モータポンプ
32 モータポンプケーシング
33 モータポンプケーシングの上方開口部に取着されたキャップ(基板収容室の天井を構成するキャップ)
33b 制御回路基板周縁部押圧部であるOリング装着溝の内周壁
50 ポンプ室
51 ポンプハウジング
52 洗浄水吸込口
54 洗浄水吐出口
56 インペラ
58 空気孔
60 モータ収容室
61 モータハウジング
62 モータ
63 モータの駆動軸
64 モータのプラス側電極端子
65 モータのマイナス側電極端子
66 基板収容室とモータ収容室を隔成する隔壁
67 基板収容室とモータ収容室間の隔壁から上方に延出するプラットホーム
68 コネクタ筒状部内と基板収容室を隔成する隔壁
69 筒状部内と基板収容室間の隔壁から上方に延出するプラットホーム
70 ポンプ側コネクタ
71 給電用外部端子(バスバー)
72 アース用外部端子(バスバー)
73(73A〜73D) 制御信号用外部端子(バスバー)
75 アース用内部端子(バスバー)
78a,78b 基板収容室とモータ収容室間の連通孔
80 基板収容室
81a 基板収容室の内周面に設けた縦リブ
81b 基板収容室の内周面に設けた段差部
81c 制御回路基板を周方向に位置決めする直線状厚肉部
82 制御回路基板
82a モータの駆動制御回路
82b 制御回路基板の直線状側縁部
83 端子係合孔
90 車載電源側コネクタ

Claims (5)

  1. モータを内蔵する略円筒型のモータポンプケーシング下部には、洗浄水吸込口および吐出口を有し、その上方のモータ収容室に配置されたモータによって回転するインペラを収容したポンプ室が形成され、一方、前記ケーシング上部には、側方に向けて筒状に延出し、該筒状部内側に複数本の外部端子が露出するポンプ側コネクタと、前記モータの駆動制御回路を構成する制御回路基板を収容した基板収容室とが一体的に形成されるとともに、前記モータ収容室と前記基板収容室との間に前記ポンプ側コネクタが設けられたヘッドランプクリーナ装置用モータポンプであって、
    前記外部端子の少なくとも一本が、前記モータ収容室と前記基板収容室とを隔成する隔壁にインサート成形されて該隔壁内を延在するように構成されたこと特徴とするヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ。
  2. 前記モータポンプケーシングの上方開口端部には、前記基板収容室の天井を構成する着脱可能なキャップが取着され、
    前記隔壁内を延在する外部端子は、該隔壁内で屈曲して前記基板収容室内上方に延出し、該外部端子の上方延出領域が前記隔壁に一体成形されて上方に延出する端子被覆支持部であるプラットホームにその先端部を残してインサート成形されるとともに、前記プラットホームの上方に突出する前記外部端子の上方延出領域先端部に前記制御回路基板が上方から接続されて横配置されたことを特徴とする請求項1に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ。
  3. 前記モータポンプケーシングの上方開口端部内周には、前記制御回路基板周縁部に係合する位置決用の段差部が設けられ、前記基板収容室の天井を構成する前記キャップ下面には、前記段差部に係合した前記制御回路基板の周縁部を下方に押圧する押圧部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載のヘッドランプクリーナ用モータポンプ。
  4. 前記ポンプ側コネクタには、該コネクタに一体化されて、前記モータの電極端子と電気的に接続される給電またはアース用,前記制御回路基板と電気的に接続されるアースまたは給電用,前記制御回路基板と電気的に接続される制御信号用のそれぞれ機能の異なる3種類の外部端子と、該コネクタに一体化されて、前記モータの電極端子と前記制御回路基板とに電気的に接続されるアースまたは給電用の内部端子が設けられ、
    前記外部端子および内部端子は、いずれもバスバーで構成されたことを特徴とする請求項2または3に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ。
  5. 前記給電またはアース用の第1の外部端子は、インサート成形された前記隔壁内を延在し該隔壁内で屈曲して前記基板収容室内に露出し、前記隔壁を上方に貫通して前記基板収容室に突出する前記モータの給電またはアースに対応する電極端子に接続されるバスバーで構成され、
    前記アースまたは給電用の第2の外部端子は、インサート成形された前記筒状部後方の基板収容室内に延出した後に屈曲して上方に延出して、その延出先端部が前記制御回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成され、
    前記制御信号用の第3の外部端子は、インサート成形された前記隔壁内を延在し該隔壁内で屈曲して上方の基板収容室に延出して、その延出先端部が前記制御回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成され、
    前記アースまたは給電用の内部端子は、インサート成形された前記隔壁内で屈曲して前記基板収容室内に露出し、前記隔壁を上方に貫通して前記基板収容室に突出する前記モータのアースまたは給電に対応する電極端子に接続されるとともに、前記基板収容室を上方に延出してその延出先端部が前記回路基板に設けた端子係合孔に係合するバスバーで構成されたことを特徴とする請求項4に記載のヘッドランプクリーナ装置用モータポンプ。
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