JP2016160918A - 燃料タンク - Google Patents

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Yuichi Murakoshi
勇一 村越
池谷 昌紀
Masanori Iketani
昌紀 池谷
康次 元木
Koji Motoki
康次 元木
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Abstract

【課題】タンク本体に対するポンプユニットの組付け作業性を向上することのできる燃料タンクを提供する。【解決手段】燃料タンク10は、タンクホール22を有するタンク本体12と、タンク本体12の底部に設けられたサブタンク14と、タンクホール22からの挿入によりサブタンク14に組付けられるポンプユニット16とを備える。ポンプユニット16は、燃料ポンプ30及びマウント28を有する。マウント28には、ポンプユニット16をサブタンク14に組付ける際の持ち手となる柄部材55が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用の燃料を貯留するタンク本体と、タンク本体内の燃料を内燃機関に圧送する燃料ポンプを有するポンプユニットとを備える燃料タンクに関する。
従来の燃料タンクには、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の燃料タンクは、タンク本体とサブタンクとポンプユニットとを備えている。タンク本体は、上面部に開口部を有している。サブタンクは、タンク本体の底部に設けられている。ポンプユニットは、燃料ポンプ、及び、燃料ポンプを保持するポンプ保持部材を有している。ポンプユニットは、タンク本体の開口部からの挿入によりサブタンクに組付けられている。
特開2003−172217号公報
特許文献1によると、ポンプユニットをサブタンクに組付ける作業は、一般的に作業者の手作業で行われている。しかし、タンク本体の開口部の開口面積は比較的小さい。また、タンク本体の内部が暗くて見にくい。また、タンク本体の開口部からポンプユニットの組付け場所までが遠い。また、タンク本体の開口部からポンプユニットを持ったまま手を差し入れると、タンク本体の内部が一層暗くなるばかりでなく、タンク本体の開口部により手の動きが拘束されることになる。このような理由により、タンク本体に対するポンプユニットの組付け作業性が悪いという問題があった。本発明が解決しようとする課題は、タンク本体に対するポンプユニットの組付け作業性を向上することのできる燃料タンクを提供することにある。
第1の発明は、上面部に開口部を有するタンク本体と、前記タンク本体の底部に設けられたユニット取付部材と、燃料ポンプ、及び、該燃料ポンプを保持するポンプ保持部材を有し、かつ、前記開口部からの挿入により前記ユニット取付部材に組付けられるポンプユニットと、を備える燃料タンクであって、前記ポンプユニット側の部材には、該ポンプユニットを前記ユニット取付部材に組付ける際の持ち手となる柄部材が設けられている。この構成によると、作業者は、柄部材を持ち手として、ポンプユニットを手元で操作することによって、ポンプユニットをユニット取付部材に組付けることができる。このため、タンク本体に対するポンプユニットの組付け作業性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記柄部材は、前記ポンプユニット側の部材に対して上下方向に回動可能に設けられている。この構成によると、ポンプユニットの組付けにかかる状況に応じて、柄部材を上下方向の回動によって適切な位置に変更することができる。例えば、ポンプユニットをユニット取付部材に組付けるときには、柄部材を直立状態にすることにより、柄部材による組付け操作をしやすくすることができる。また、ポンプユニットをタンク本体の開口部に通過させるときには、柄部材を傾倒状態にして、タンク本体の開口部に対する柄部材の干渉を回避することができる。これにともない、柄部材をポンプユニット側の部材に固定的に設ける場合と比べて、柄部材の設置にかかる制約が緩和されることにより、柄部材の設計の自由度を向上することができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間には、ユニット取付部材にポンプ保持部材をその上方からポンプ保持部材を下降させることによって相互に係合する係合手段が設けられ、前記係合手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係合部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係合部に対して弾性を利用して係合される弾性係合部とにより構成されている。この構成によると、ユニット取付部材の上方からポンプ保持部材を下降させることによって、ユニット取付部材の被係合部にポンプ保持部材の弾性係合部が弾性を利用して係合される。したがって、ユニット取付部材にポンプ保持部材をワンタッチで容易に取付けることができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間の一端側には、相互の係合によりポンプ保持部材の上下方向の回動支点となる係止手段が設けられ、前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間の他端側には、前記係止手段を回動支点としてポンプ保持部材を下方へ回動させることによって相互に係合する係合手段が設けられ、前記係止手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係止部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係止部に係止される係止部とにより構成され、前記係合手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係合部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係合部に対して弾性を利用して係合される弾性係合部とにより構成されている。この構成によると、係止手段の被係止部に係止部が係止された状態で、係止手段を回動支点としてポンプ保持部材を下方へ回動させることによって、係合手段の被係合部に弾性係合部が弾性を利用して係合される。したがって、ユニット取付部材にポンプ保持部材を容易に取付けることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記柄部材は、前記弾性係合部に設けられている。この構成によると、柄部材によって弾性係合部を操作することができる。このため、例えば、被係合部に対する弾性係合部の係合を容易に解除することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明において、前記タンク本体の開口部を閉鎖する蓋部材と、前記ポンプユニットと前記蓋部材との間に配索される配索部材と、を備え、前記柄部材には、前記配索部材を掛止する掛止部が設けられている。この構成によると、柄部材の掛止部に配索部材を掛止することにより、燃料の揺動等による配索部材の揺動を抑制することができる。
実施形態1にかかる燃料タンクを示す断面図である。 タンク本体に対するポンプユニットの組付け過程1を示す断面図である。 タンク本体に対するポンプユニットの組付け過程2を示す断面図である。 実施形態2にかかる燃料タンクを示す断面図である。 実施形態3にかかる燃料タンクを示す断面図である。 タンク本体に対するポンプユニットの組付け過程を示す断面図である。 実施形態4にかかるポンプユニットの組付け構造を示す断面図である。 実施形態5にかかるポンプユニットの組付け構造を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]実施形態1に係る燃料タンクは、自動車等の車両に搭載される内燃機関用の燃料を貯留する燃料タンクである。各図において、上下方向は、車両に搭載された状態での燃料タンクの重力方向いわゆる天地方向に対応する。また、説明の都合上、各図において、左右方向を燃料タンクの前後方向として定めるが、燃料タンクの配置方向を特定するものではない。図1は燃料タンクを示す断面図である。図1に示すように、燃料タンク10は、タンク本体12とサブタンク14とポンプユニット16とフランジユニット18を備えている。
タンク本体12を説明する。タンク本体12は、上面部20及び底面部21を有する中空容器状に形成されている。上面部20には、円形孔からなるタンクホール22が形成されている。底面部21は、車両に対する燃料タンク10の搭載状態において水平状態におかれる。タンク本体12は、樹脂製でもよいし、金属製でもよい。なお、タンクホール22は本明細書でいう「開口部」に相当する。
次に、サブタンク14を説明する。サブタンク14は、タンク本体12の底部すなわち底面部21上に設置されている。サブタンク14は、タンクホール22の下方又は下方付近に配置されている。サブタンク14は、前後方向(図1において左右方向)を長くする長四角形箱状に形成されている。サブタンク14は、底板部24と左右(図1では一方のみを示す)の側板部25と前板部26と後板部27とを有している。底板部24は、タンク本体12の底面部21上に固定されている。サブタンク14は、タンク本体12の底部において燃料を貯留する。サブタンク14は、樹脂製でもよいし、金属製でもよい。なお、サブタンク14は本明細書でいう「ユニット取付部材」に相当する。
次に、ポンプユニット16を説明する。ポンプユニット16は、サブタンク14に組付けられることにより、タンク本体12内の底部に水平状態で配置されている。ポンプユニット16は、マウント28及び燃料ポンプ30等を備えている。マウント28は、例えば樹脂製で、前後方向(図1において左右方向)を長くする長四角形板状に形成されている。また、マウント28の左右方向(図1において紙面表裏方向)の長さは、サブタンク14の同方向の長さより僅かに長く設定されている。また、マウント28の前後方向(図1において左右方向)の長さは、サブタンク14の前板部26と後板部27との間の間隔よりも短く設定されている。なお、マウント28は本明細書でいう「ポンプ保持部材」に相当する。
燃料ポンプ30は、サブタンク14内の燃料を吸入しかつ吐出する電動式の燃料ポンプである。燃料ポンプ30の外形は、略円柱形状に形成されている。燃料ポンプ30は、マウント28の上面側に対して、軸方向が前後方向となる横置き状態で配置されている。なお、燃料ポンプ30の軸方向の一端部に設けられた燃料吸入口(不図示)は後方(図1において右方)に指向され、その他端部に設けられた燃料吐出口(不図示)は前方(同、左方)へ指向されている。
燃料ポンプ30(詳しくは燃料吸入口)には、燃料吸入用の燃料フィルタ32が接続されている。燃料フィルタ32は、燃料ポンプ30に吸入されるサブタンク14内の燃料を濾過する。燃料フィルタ32は、フィルタ部材33と接続管34とを備えている。フィルタ部材33は、樹脂製の不織布等によって袋状に形成されている。フィルタ部材33は、上下方向に偏平に形成されている。なお、フィルタ部材33の内部空間には、フィルタ部材33の袋形状を保持する樹脂製の内部保持部材(不図示)が配置されている。
接続管34は、フィルタ部材33の後端部上に配置されている。接続管34は、樹脂製で、エルボ状に形成されている。接続管34の一端部は、内部保持部材(不図示)に接続されかつフィルタ部材33の内部空間に連通されている。接続管34の他端部は、燃料ポンプ30の燃料吸入口に接続されている。接続管34により、フィルタ部材33の内部空間と燃料ポンプ30の燃料吸入口とが連通されている。フィルタ部材33は、マウント28の下側に沿って水平状に配置されている。フィルタ部材33は、サブタンク14内に配置されている。
燃料ポンプ30の燃料吐出口には、プレッシャレギュレータ36が接続されている。プレッシャレギュレータ36は、燃料ポンプ30から吐出された燃料の圧力を調整し、その調整した燃料を吐出口37から吐出し、余剰となった余剰燃料を排出口(不図示)からタンク本体12内に排出する。なお、サブタンク14に対するポンプユニット16の組付け構造については後で説明する。
次に、フランジユニット18を説明する。フランジユニット18は、タンク本体12のタンクホール22に装着されている。フランジユニット18は、例えば樹脂製で、タンクホール22を閉鎖する円板状のフランジ本体40を備えている。フランジ本体40には、燃料吐出管41及び電気コネクタ42等が設けられている。フランジ本体40の下面側において、燃料吐出管41とプレッシャレギュレータ36の吐出口37とは、可撓性を有する蛇腹状のホース等からなる配管部材44を介して接続されている。また、フランジ本体40の下面側において、フランジ本体40の電気コネクタ42と燃料ポンプ30の電気コネクタ(不図示)とは、可撓性を有する配線部材46を介して接続されている。また、図示しないが、フランジ本体40の上面側において、燃料吐出管41には、内燃機関いわゆるエンジンにつながる燃料供給配管が接続される。また、電気コネクタ42には、外部コネクタが接続される。なお、フランジユニット18は本明細書でいう「蓋部材」に相当する。また、配管部材44及び配線部材46は本明細書でいう「配索部材」に相当する。
次に、ポンプユニット16の作動を説明する。外部からの駆動電力により燃料ポンプ30が駆動されると、サブタンク14内の燃料が、燃料フィルタ32から燃料ポンプ30に吸入される。その燃料は、燃料ポンプ30により昇圧された後、プレッシャレギュレータ36により燃料圧力が調整されてから配管部材44へ吐出される。その燃料は、フランジユニット18の燃料吐出管41からエンジンへと供給される。なお、ポンプユニット16とフランジユニット18とにより、タンク本体12内に貯留された燃料をエンジンに供給する燃料供給装置が構成されている。
次に、サブタンク14に対するポンプユニット16の組付け構造について説明する。なお、ポンプユニット16の組付け構造は左右対称状に構成されているから、その右側の構造について説明し、その左側の構造についての説明を省略する。サブタンク14の側板部25の中央部の外側面には、四角形状の係合凹部48が形成されている(図2参照)。なお、係合凹部48は本明細書でいう「被係合部」に相当する。
マウント28の側端部の中央部には、弾性係合片50が垂下状に形成されている。弾性係合片50は、板厚方向(図1において紙面表裏方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されており、可撓性を有している。弾性係合片50は、サブタンク14の側板部25の外側に対してその上方からほとんど隙間なく嵌合可能に形成されている。弾性係合片50の内側面(サブタンク14の側板部25に面する側の面)には、四角形状の係合突起51が形成されている。係合突起51は、弾性係合片50の撓み変形を利用してサブタンク14の係合凹部48に係合可能に形成されている。なお、弾性係合片50は本明細書でいう「弾性係合部」に相当する。また、係合凹部48と弾性係合片50とにより係合手段53が構成されている。また、ポンプユニット16は、前後方向を長手方向としている。ポンプユニット16の長手方向の全長は、タンクホール22の口径よりも大きい。
また、マウント28の前端部上には、棒状の柄部材55が固定柱状に立設されている。柄部材55は、ポンプユニット16をサブタンク14に組付ける際の持ち手となる。なお、マウント28は本明細書でいう「ポンプユニット側の部材」に相当する。
次に、タンク本体12に対するポンプユニット16の組付け方法について説明する。ポンプユニット16の組付けは、作業者の手作業で行われる。作業者は、柄部材55を持ち手として、タンク本体12の上方からタンクホール22内にポンプユニット16を挿入する。このとき、ポンプユニット16の後端部(図2において右端部)を斜め下方に向けた傾斜姿勢として、タンクホール22を通過させる(図2中、実線16(A)参照)。なお、図2中、Hは作業者の手を示す。
続いて、タンク本体12内に挿入したポンプユニット16を、水平姿勢に移動させつつ(図2中、二点鎖線16(B)参照)、サブタンク14に対応させる。そして、ポンプユニット16を下降させて、マウント28でサブタンク14上にその上面開口部を覆うように配置させる。これにより、サブタンク14の係合凹部48に対して、マウント28の弾性係合片50の係合突起51がその弾性係合片50の撓み変形を利用して係合いわゆるスナップフィット係合される(図3参照)。これにともない、マウント28の側端部がサブタンク14の側板部25上に当接又は近接される。このようにして、ポンプユニット16がサブタンク14に組付けられる。その後、フランジユニット18をタンク本体12のタンクホール22に装着することによって、ポンプユニット16の組付け作業が完了する(図1参照)。
また、燃料フィルタ32の交換、燃料ポンプ30の修理、交換等に際して、ポンプユニット16を取外したい場合がある。そのような場合には、タンク本体12のタンクホール22からフランジユニット18を取外した後、マウント28の弾性係合片50を撓み変形を利用して拡開させることにより、係合凹部48に対する係合突起51の係合を解除する。この状態で、挿入時とは逆順で、ポンプユニット16をタンクホール22から取出せばよい。
前記した燃料タンク10によると、作業者は、柄部材55を持ち手として、ポンプユニット16を手元で操作することによって、ポンプユニット16をサブタンク14に組付けることができる。このため、タンク本体12に対するポンプユニット16の組付け作業性を向上することができる。また、柄部材55を持ち手として、ポンプユニット16を手元で操作することによって、ポンプユニット16をサブタンク14から取出すことができる。このため、タンク本体12に対するポンプユニット16の取出し作業性も向上することができる。
また、サブタンク14の上方からマウント28を下降させることによって、サブタンク14の係合凹部48にマウント28の弾性係合片50が弾性を利用して係合される。したがって、サブタンク14にマウント28をワンタッチで容易に取付けることができる。
[実施形態2]実施形態2は、実施形態1(図1参照)の柄部材55に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図4は燃料タンクを示す断面図である。図4に示すように、柄部材55の中央部には、L字状のフック部57が形成されている。フック部57の上端部には、柄部材55との間の開口幅を狭くする突起部58が形成されている。フック部57には、配管部材44及び配線部材46が掛止されている。したがって、燃料の揺動等による配管部材44及び配線部材46の揺動を抑制することができる。突起部58は、フック部57に掛止された配管部材44及び配線部材46の抜け外れを抑制する。なお、フック部57は本明細書でいう「掛止部」に相当する。また、フック部57には、配管部材44及び配線部材46のうちの一方の部材のみを掛止してもよい。また、柄部材55には、複数のフック部57を設けてもよいし、配管部材44及び配線部材46を個別に掛止するフック部を設けてもよい。
[実施形態3]実施形態3は、実施形態1(図1参照)のマウント28及び柄部材55に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図5は燃料タンクを示す断面図である。図5に示すように、マウント28の中央部上には、取付台60が設けられている。取付台60には、棒状の柄部材62の下端部がピン63を介して回動可能に連結されている。これにより、柄部材62は、マウント28に対して上下方向に回動可能に設けられている(図5中、矢印参照)。
本実施形態によると、ポンプユニット16の組付けにかかる状況に応じて、柄部材62を上下方向の回動によって適切な位置に変更することができる。例えば、ポンプユニット16をサブタンク14に組付けるとき、詳しくはマウント28をサブタンク14に係合手段53の係合により取付けるときには、柄部材62を直立状態にする(図5参照)。これにより、柄部材62による組付け操作をしやすくすることができる。また、ポンプユニット16をタンク本体12のタンクホール22に通過させるときには、柄部材62を前方斜め下方へ傾斜する傾倒状態にする(図6参照)。これにより、タンク本体12のタンクホール22に対する柄部材62の干渉を回避することができる。これにともない、柄部材62をマウント28に固定的に設ける場合(図1参照)と比べて、柄部材62の設置にかかる制約が緩和されることにより、柄部材62の設計の自由度を向上することができる。
[実施形態4]実施形態4は、実施形態1(図1参照)のポンプユニット16の組付け構造すなわち係合手段53を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図7はポンプユニットの組付け構造を示す断面図である。図7に示すように、サブタンク14の後板部27の上端部には、上方へ突出する突片状の係止受け部64が形成されている。係止受け部64には、板厚方向(図7において左右方向)に貫通する係止孔65が形成されている。サブタンク14の前板部26の上端部には、上方へ突出する突片状の係合受け部67が形成されている。係合受け部67には、板厚方向(図7において左右方向)に貫通する係合孔68が形成されている。なお、係止受け部64は本明細書でいう「被係止部」に相当する。また、係合受け部67は本明細書でいう「被係合部」に相当する。
マウント28の後端部には、後方(図7において右方)へ突出する突片状の後側の延出部70が形成されている。また、マウント28の前端部には、前方(同、左方)へ突出する突片状の前側の延出部72が形成されている。これにより、両延出部70,72を含むマウント28が、サブタンク14の係止受け部64と係合受け部67との間にほとんど隙間なく嵌合可能に形成されている。
後側の延出部70の後端面には、後方(図7において右方)へ突出する突片状の係止片74が形成されている。係止片74は、サブタンク14の係止受け部64の係止孔65内に係合可能に形成されている。後側の延出部70と係止片74とは同一中心線上に形成されている。係止片74の横幅(図7において紙面表裏方向の幅)は、後側の延出部70の横幅よりも小さく設定されている。なお、係止片74は本明細書でいう「係止部」に相当する。また、係止受け部64と係止片74とにより係止手段76が構成されている。
前側の延出部72の前端部上には、弾性係合片78が直立状に設けられている。弾性係合片78は、板厚方向(図7において左右方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されており、可撓性を有している(図7中、二点鎖線78参照)。弾性係合片78は、サブタンク14の前側の延出部72の後側(図7において右側)に対してその上方からほとんど隙間なく嵌合可能に形成されている。弾性係合片78は、サブタンク14の前側の延出部72よりも上方へ延在している。弾性係合片78の上端部には、前方へ突出する突片状の操作部79が形成されている。弾性係合片78の前側面には、係合突起81が形成されている。係合突起81は、弾性係合片78の撓み変形を利用してサブタンク14の係合孔68に係合可能に形成されている。なお、弾性係合片78は本明細書でいう「弾性係合部」に相当する。また、係合受け部67と弾性係合片78とにより係合手段83が構成されている。
次に、タンク本体12に対するポンプユニット16の組付け方法について説明する。ポンプユニット16の組付けは、例えば、作業者の手作業で行われる。作業者は、柄部材55を持ち手として、ポンプユニット16を、実施形態1と同様に、タンク本体12の上方からタンクホール22内に挿入する。続いて、サブタンク14の係止受け部64の係止孔65内にマウント28の係止片74を係入する。マウント28の後側の延出部70は、サブタンク14の係止受け部64に当接される。この状態のポンプユニット16が図7に二点鎖線16で示されている。
この状態で、マウント28の前端部を押下げる。すると、係止手段76(詳しくは、係止受け部64と係止片74との係止部分)を回動支点にして、マウント28がその前端部を下方へ回動される。これにより、サブタンク14の係合受け部67の係合孔68に対して、マウント28の弾性係合片78の係合突起81がその弾性係合片50の撓み変形を利用して係合いわゆるスナップフィット係合される。このようにして、ポンプユニット16がサブタンク14に組付けられる。
また、燃料フィルタ32の交換、燃料ポンプ30の修理、交換等に際して、ポンプユニット16を取外したい場合がある。そのような場合には、マウント28の弾性係合片78の撓み変形を利用して操作部79を後方へ操作することにより、係合受け部67の係合孔68に対する係合突起81の係合を解除する。この状態で、挿入時とは逆順で、ポンプユニット16をタンクホール22から取出せばよい。
本実施形態によれば、係止手段76の係止受け部64に係止片74が係止された状態で、係止手段76を回動支点としてマウント28を下方へ回動させることによって、係合手段83の係合受け部67に弾性係合片78が弾性を利用して係合される。したがって、サブタンク14にマウント28を容易に取付けることができる。
[実施形態5]実施形態5は、実施形態4(図7参照)の柄部材55を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図8はポンプユニットの組付け構造を示す断面図である。図8に示すように、弾性係合片78の操作部79上には、棒状の柄部材85が直立状に立設されている。したがって、柄部材85によって弾性係合片78を操作することができる。このため、例えば、係合受け部67に対する弾性係合片78の係合を容易に解除することができる(図8中、二点鎖線85参照)。また、係合受け部67に対する弾性係合片78の係合を補助することができる。なお、弾性係合片78は本明細書でいう「ポンプユニット側の部材」に相当する。
[他の実施形態]本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、ポンプユニット16のマウント28に搭載される部品を増加してもよい。例えば、増加する部品としては、燃料残量を検出する燃料残量検出装置、サブタンク14外の燃料をタンク内へ移送するジェットポンプ、タンク本体12内の圧力を検出する圧力センサ等が挙げられる。また、柄部材は、ポンプユニット側の部材であれば、任意の部材に設けてもよい。また、サブタンク14に代え、ポンプユニット専用のユニット取付部材をタンク本体12に設けてもよい。また、係合手段53の係合凹部48をマウント28の弾性係合片50に配置し、係合突起51をサブタンク14に配置してもよい。また、係止手段76の係止片74をサブタンク14の係止受け部64に配置し、係止孔65をマウント28の後側の延出部70側に配置してもよい。また、係合手段83の係合孔68をマウント28の弾性係合片78に配置し、係合突起81をサブタンク14の係合受け部67に配置してもよい。
10…燃料タンク
12…タンク本体
14…サブタンク(ユニット取付部材)
16…ポンプユニット
18…フランジユニット(蓋部材)
20…上面部
22…タンクホール(開口部)
28…マウント(ポンプ保持部材、ポンプユニット側の部材)
30…燃料ポンプ
44…配管部材(配索部材)
46…配線部材(配索部材)
48…係合凹部(被係合部)
50…弾性係合片(弾性係合部
53…係合手段
55…柄部材
57…フック部(掛止部)
62…柄部材
64…係止受け部(被係止部)
67…係合受け部(被係合部)
74…係止片(係止部)
76…係止手段
78…弾性係合片(弾性係合部、ポンプユニット側の部材)
83…係合手段
85…柄部材

Claims (6)

  1. 上面部に開口部を有するタンク本体と、
    前記タンク本体の底部に設けられたユニット取付部材と、
    燃料ポンプ、及び、該燃料ポンプを保持するポンプ保持部材を有し、かつ、前記開口部からの挿入により前記ユニット取付部材に組付けられるポンプユニットと、
    を備える燃料タンクであって、
    前記ポンプユニット側の部材には、該ポンプユニットを前記ユニット取付部材に組付ける際の持ち手となる柄部材が設けられている燃料タンク。
  2. 請求項1に記載の燃料タンクであって、
    前記柄部材は、前記ポンプユニット側の部材に対して上下方向に回動可能に設けられている燃料タンク。
  3. 請求項1に記載の燃料タンクであって、
    前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間には、ユニット取付部材にポンプ保持部材をその上方からポンプ保持部材を下降させることによって相互に係合する係合手段が設けられ、
    前記係合手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係合部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係合部に対して弾性を利用して係合される弾性係合部とにより構成されている燃料タンク。
  4. 請求項1に記載の燃料タンクであって、
    前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間の一端側には、相互の係合によりポンプ保持部材の上下方向の回動支点となる係止手段が設けられ、
    前記ユニット取付部材と前記ポンプ保持部材との間の他端側には、前記係止手段を回動支点としてポンプ保持部材を下方へ回動させることによって相互に係合する係合手段が設けられ、
    前記係止手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係止部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係止部に係止される係止部とにより構成され、
    前記係合手段は、前記ユニット取付部材に設けられた被係合部と、前記ポンプ保持部材に設けられかつ前記被係合部に対して弾性を利用して係合される弾性係合部とにより構成されている燃料タンク。
  5. 請求項4に記載の燃料タンクであって、
    前記柄部材は、前記弾性係合部に設けられている燃料タンク。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料タンクであって、
    前記タンク本体の開口部を閉鎖する蓋部材と、
    前記ポンプユニットと前記蓋部材との間に配索される配索部材と、
    を備え、
    前記柄部材には、前記配索部材を掛止する掛止部が設けられている燃料タンク。
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