JP2002285931A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2002285931A
JP2002285931A JP2001092680A JP2001092680A JP2002285931A JP 2002285931 A JP2002285931 A JP 2002285931A JP 2001092680 A JP2001092680 A JP 2001092680A JP 2001092680 A JP2001092680 A JP 2001092680A JP 2002285931 A JP2002285931 A JP 2002285931A
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lower case
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fuel
fuel supply
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JP2001092680A
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Masanao Sato
正尚 佐藤
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンク内の燃料水位が下がっても、カプ
ラハウジング内に溜まった水分を排出できる燃料供給装
置を提供する。 【解決手段】 燃料供給装置は、箱形の下ケース2と、
下ケース2内に配設されて燃料ポンプに電気を供給する
カプラ12とを有する。燃料タンク内の下方部に配置さ
れた下ケース2のうち、その底壁10と周壁11との少
なくとも一方に設けられ、下方部へ向けて相手方カプラ
を挿入して接続可能に配置されたカプラ12のカプラハ
ウジング20と、カプラハウジング20の側壁20aの
下方部側に形成された少なくとも1つの水抜き孔26と
を備えている。そのため、燃料タンク内に貯留された燃
料に含まれる水分のうち、カプラハウジング20内に溜
まった水分を水抜き孔から外部へ排出可能となるので、
燃料ポンプに電源を供給する+側端子と−側端子との各
露出部27の水没を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の燃料供給
装置、特に、自動二輪車用である燃料供給装置であり、
更に詳細には、自動二輪車用の燃料タンク内に下方から
装着されるタイプの燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料供給装置は、下ケースと、下ケース
内に配設される燃料ポンプ、ストレーナ、プレッシャレ
ギュレータ、及び、サーミスタと、それらを保持して下
ケースに冠着される上ケースとを有している。下ケース
には燃料ポンプに電源を供給するためのカプラが上向き
に設けられている。そして、カプラには相手方カプラが
嵌合されて電気的に接続される。カプラ内には電源供給
用の+側端子と−側端子とが少なくとも存在する。
【0003】また、他の従来の技術として、例えば、特
開平7−91343号及び特開平8−261086号に
はインタンク式の燃料供給装置が開示されている。これ
らの燃料供給装置は、燃料ポンプのポンプハウジングに
一体成形されたカプラハウジングと、カプラハウジング
に形成された通孔とを有している。このような構成によ
って、燃料タンク内の燃料に含まれた水分を通孔から排
出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、下ケースにインサートモールドされている+
側端子と−側端子との間に水分等が浸入すると、水分等
を介して+側端子と−側端子とが導通されて電気的にシ
ョートする問題点があった。
【0005】また、他の従来の技術では、カプラハウジ
ングに通孔を形成したので、カプラハウジング内に溜ま
った水分を排出することができる。しかしながら、燃料
供給装置自体が燃料中に配置されているため、燃料の水
位が燃料供給装置より下がった場合には、カプラハウジ
ング内に溜まった水分を燃料圧で排出できない不具合が
あった。
【0006】本発明の目的は、燃料タンク内の燃料の水
位が下がっても、確実にカプラハウジング内に溜まった
水分を排出できる燃料供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に依る燃料供給装
置は、箱形の下ケースと、該下ケース内に配設される燃
料ポンプと、該燃料ポンプに電気を供給するためのカプ
ラとを有して車両用の燃料タンク内に配置される燃料供
給装置であって、燃料タンク内の下方部に配置された前
記下ケースのうち、その底壁と周壁との少なくとも一方
に設けられ、前記下方部へ向けて相手方カプラを挿入し
て接続可能なように配置された前記カプラのカプラハウ
ジングと、前記カプラハウジングの側壁の前記下方部側
に形成された少なくとも1つの水抜き孔とを備え、前記
燃料タンク内に貯留された燃料に含まれる水分のうち、
前記カプラハウジング内に溜まった前記水分を前記水抜
き孔から排出することを特徴とする。本発明によれば、
燃料供給装置を構成する下ケースが燃料タンク内の下方
部に配置され、カプラハウジングが下ケースの底壁と周
壁とのうち少なくとも一方に設けられているので、カプ
ラハウジングの形成位置が、燃料供給装置の下方部であ
ると共に、燃料タンク内の下方部である。少なくとも1
つの水抜き孔がカプラハウジングの側壁の下方部側に形
成されているので、燃料水位が低下してもカプラハウジ
ング内に溜まった水分を水抜き孔から確実に排出可能と
なる。
【0008】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
下ケース内にインサートモールドされ、前記カプラハウ
ジング内に露出して配置された少なくとも2つの端子に
関して、前記水抜き孔の位置が前記端子の露出部より下
方であり、前記露出部が前記水分で相互に導通すること
を防止するようにしたことを特徴とする。本発明によれ
ば、少なくとも2つの端子は下ケース内にインサートモ
ールドされ、カプラハウジング内に延びて露出した状態
で配置されているから、水抜き孔の位置が端子の露出部
より下方である。これにより、水分が少なくとも2つの
端子の露出部の間に溜まらないので、露出部と水分とが
導通することが防止される。
【0009】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
カプラハウジングの外側で前記カプラハウジングの長手
方向と同方向に前記下ケースから立設されたカプラ保護
壁に、前記水抜き孔と対応するような補助水抜き孔を形
成したことを特徴とする。本発明によれば、カプラ保護
壁がカプラハウジングの外側で下ケースに立設されてい
るので、下ケース側で電気的に接続されたカプラと相手
方カプラとが保護される。カプラ保護壁には水抜き孔と
対応するように補助水抜き孔が形成されている。そのた
め、燃料内に含まれた水分と、水抜き孔から排出された
水分とが、カプラハウジングの側壁、カプラ保護壁、及
び、下ケースで形成された場所に溜まっても、燃料圧に
よって補助水抜き孔が水分を外部へ排出可能となる。
【0010】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
下ケースからの前記補助水抜き孔の距離が、前記下ケー
スからの前記水抜き孔の距離と同じ又はそれより短いこ
とを特徴とする。本発明によれば、下ケースから補助水
抜き孔までの距離が、下ケースから水抜き孔までの距離
と同じ又はそれより短い。そのため、水抜き孔から排出
された水分と燃料内の水分とが、カプラハウジングの側
壁、カプラ保護壁、及び、下ケースによって形成された
場所に溜まっても、当該場所から水抜き孔へ逆戻りせず
に補助水抜き孔から外部へ排出可能となる。
【0011】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
補助水抜き孔の径が、前記水抜き孔の径より大きく設定
され、前記水抜き孔から排出された水分が前記補助水抜
き孔から容易に排出されるようにしたことを特徴とす
る。本発明によれば、補助水抜き孔の径が水抜き孔の径
よりも大きいので、弱い燃料圧で容易に補助水抜き孔か
ら水分が排出可能となる。即ち、補助水抜き孔から水分
を排出する場合の方が、水抜き孔から水分を排出する場
合よりも容易に水分を排出可能となる。
【0012】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
下ケースから前記水抜き孔までの距離が、前記下ケース
から前記補助水抜き孔までの距離より長く設定され、前
記水抜き孔から排出された水分が逆戻りするのを防止し
たことを特徴とする。本発明によれば、下ケースから水
抜き孔までの距離が下ケースから補助水抜き孔までの距
離よりも長いので、水抜き孔と補助水抜き孔との間には
高低差が設けられている。そのため、水抜き孔から排出
された水分が、水抜き孔より低い位置に形成された補助
水抜き孔から容易に排出可能になる。これにより、水抜
き孔から排出された水分が再び水抜き孔に逆戻りしな
い。
【0013】また、本発明に依る燃料供給装置は、前記
下ケースから前記水抜き孔までの距離が前記下ケースか
ら前記補助水抜き孔までの距離より長く設定され、前記
補助水抜き孔の径が前記水抜き孔の径より大きく設定さ
れ、前記水抜き孔から排出された水分が逆戻りするのを
防止すると共に、前記補助水抜き孔から容易に排出され
るようにしたことを特徴とする。本発明によれば、補助
水抜き孔の径が水抜き孔の径よりも大きいので、弱い燃
料圧で容易に補助水抜き孔から水分が排出可能となる。
下ケースから水抜き孔までの距離が下ケースから補助水
抜き孔までの距離よりも長いので、水抜き孔と補助水抜
き孔との間には高低差が設けられている。そのため、補
助水抜き孔から水分を排出する場合の方が、水抜き孔か
ら水分を排出する場合よりも容易に水分を排出可能とな
る。それと共に、水抜き孔から排出された水分が、水抜
き孔より低い位置に形成された補助水抜き孔から容易に
排出可能になり、再び水抜き孔に逆戻りしない。
【0014】また、前記カプラを前記下ケースに一体成
形することも可能である。前記カプラを前記燃料タンク
の内壁に設けることも可能である。前記下ケースの底壁
を、前記燃料タンクの下方部に位置する一壁と共用する
ことも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。
【0016】図1〜図7は、本発明の一実施の形態であ
る燃料供給装置を示すものである。図1は、本発明の一
実施の形態である燃料供給装置を燃料タンクの最下位置
に組付けた状態を示す側面図である。図2は図1の矢視
X方向から見た図である。図3は図2における下ケース
を示す平面図である。図4は図3の矢視Y方向から見た
図である。図5は図4のZ−Z線に沿って取られたカプ
ラの断面図である。図6は、図5のカプラと相手方カプ
ラとを接続した状態を示す断面図である。図7は、水抜
き孔と補助水抜き孔とがない場合に、露出部が水没して
いる状態を示す断面図である。なお、図6及び図7にお
ける点々は水分を表している。
【0017】図1及び図2に示すように、この燃料供給
装置1は、箱形の下ケース2と、下ケース2内に配設さ
れる燃料ポンプ3、ストレーナ4、プレッシャレギュレ
ータ5(圧力制御装置)、及び、サーミスタ6と、これ
らを保持して下ケース2に冠着される上ケース7とを有
している。そして、燃料供給装置1は、車両等に搭載さ
れた車両用の燃料タンク9の最下位置9aに取付けられ
ている。即ち、燃料タンク9の最下位置9aに相当する
底壁9bには取付孔9cが形成され、取付孔9cには不
図示のシール部材を介して燃料供給装置1が組付けられ
ている。要するに、下ケース2のフランジ2aと取付孔
9cの周縁とがシール部材を介して任意の固定手段で密
着されている。
【0018】下ケース2及び上ケース7は合成樹脂製で
あり、任意の固定手段を介して相互に固定されている。
【0019】図1及び図3のように、下ケース2は、板
厚な円板状のケース本体10(請求項の底壁に相当)
と、ケース本体10に立設された周壁11と、周壁11
に一体的に設けられた上向きのカプラ12とを備えてい
る。ケース本体10にはポンプ配置部13、ストレーナ
装着部14、及び、レギュレータ装着部15が区画形成
されている。ストレーナ装着部14とレギュレータ装着
部15とは、ケース本体10内に形成された補助燃料通
路16を介して連結されている。補助燃料通路16には
燃料を不図示のエンジンへ導入するための吐出口16a
が形成され、吐出口16aには燃料導入管17が接続さ
れている。ケース本体10の周縁には拡径方向に延設さ
れたフランジ2aが一体成形されている。
【0020】ストレーナ装着部14にストレーナ4の一
端部が保持され、レギュレータ保持部15にはプレッシ
ャレギュレータ5の一端部が保持される。ストレーナ装
着部14内には、例えばリング状のシール部材14aが
予め装着されている。
【0021】図3、図4、及び図5に示すように、周壁
11に一体的に設けられたカプラ12は、周壁11のフ
ランジ2a側に配置されたカプラハウジング20と、カ
プラハウジング20の側壁20aに形成された係止突起
21と、カプラハウジング20の底壁20b(又はケー
ス本体10)に設けられた端子孔22を介してカプラハ
ウジング20内に挿入された複数の端子23とから成
る。複数の端子23のうち少なくとも2つは、燃料ポン
プに電源を供給するための+側端子23aと、−側端子
23bとである。そして、端子23は下ケースからカプ
ラハウジング20内に露出した状態で配されている。こ
の時、カプラ12は周壁11のフランジ2a側に配置さ
れているので、燃料タンク9に燃料供給装置1が組付け
られると、カプラ12の位置は燃料タンク9の最下位置
9aに相当することになる。なお、下ケース2内に端子
23をインサートモールド(一体成形)することも可能
である。
【0022】図4及び図6のように、カプラハウジング
20内には相手方カプラ24が挿入される。相手方カプ
ラ24は、合成樹脂製のカプラハウジング24aと、カ
プラハウジング24a内に相手方端子24bを挿入する
端子収容室24cと、端子収容室24c内で端子23を
係止する係止アーム24dとを有している。そして、カ
プラハウジング24aの上壁には一対のロックアーム2
4e,24eが立ち上げられ、一対のロックアーム24
e,24eの間には操作板24fが一体的に設けられ、
操作板24fには、係止突起21に係合される係止孔2
4gが形成されている。相手方端子24bの肩部には係
止アーム24dが係止されている。また、相手方端子2
4bの先端部は二股状に形成され、相手方端子24bの
後端部は電線25が加締められている。
【0023】カプラハウジング20の側壁20aには、
カプラハウジング20のフランジ2a側(即ち、燃料タ
ンク9の最下位置9a側)に少なくとも1つの水抜き孔
26が形成されている。水抜き孔26の位置は端子23
の露出部27より下方である。そのため、+側端子23
aと−側端子23bとの間に水分が浸入して溢れると、
水分を介して+側端子23aと−側端子23bとが導通
され、電気的にショートするのが防止可能となる。
【0024】即ち、本実施の形態では、相手方カプラ2
4はカプラハウジング20の底壁20bまで到達せず
に、途中まで挿入されて係止されている。そのため、相
手方カプラ24とカプラ12とを嵌合させると、相手方
カプラ24とカプラハウジング20の底壁20bとの間
には、カプラハウジング20の底壁20b及び側壁20
aと、下ケース2の周壁11と、相手方カプラ24のカ
プラハウジング24aの底壁20bとで囲まれた水溜可
能空間28が形成される。他方、ガソリンのような燃料
と水との各比重を比べると、燃料の方が小さくて水は大
きい。
【0025】これにより、燃料タンク9内に貯留された
燃料に含まれた水分が、燃料と水との比重関係から、燃
料内の下方に移動し易い。即ち、燃料内の水分は、相手
方カプラ24とカプラ12との嵌合で形成された水溜可
能空間28に溜まる。水溜可能空間28内におけるカプ
ラハウジング20の側壁20aには水抜き孔26が形成
されているので、水分が水溜可能空間28内に溜るが、
燃料に押圧されて水抜き孔26から水溜可能空間28外
へ排出される。
【0026】従って、水分が水溜可能空間28から溢
れ、端子23の露出部27に到達することがない。即
ち、水分に依る+側端子23aと−側端子23bとでの
電気的なショートが発生するのを防止することができ
る。
【0027】以上のような構造により、燃料供給装置1
が燃料タンク9内の最下位置9aに配置され、そしてカ
プラ12が燃料供給装置1の最下位置9aに設けられて
いる。そのため、従来技術と比較して、カプラ20が、
燃料水位8の影響を最も受け難くなる。また、水抜き孔
26がカプラハウジング20に設けられているので、燃
料内の水分が相手方カプラ24とカプラ12とを介して
カプラハウジング20の水溜可能空間28に溜まって
も、水抜き孔26から当該空間28の外に排出可能とな
る。これにより、+側端子23aと−側端子23bとの
電気的なショートを起こすのを防止できる。
【0028】図3、図5及び図6に示すように、本実施
の形態では、燃料供給装置1は、更に、ケース本体10
(又はフランジ2a)に立設されたカプラ保護壁30を
有している。カプラ保護壁30はカプラハウジング20
の側壁20aに相対向し、カプラハウジング20の側壁
20aから所望の距離だけ離れている。そのため、カプ
ラ保護壁30、カプラハウジング20の側壁20a、及
び、ケース本体10(又はフランジ2a)とによって、
上部を開いた水溜部31が形成される。そして、水溜部
31に溜まる水分を外部へ排出するために、カプラ保護
壁30に少なくとも1つの補助水抜き孔32が設けられ
ている。この補助水抜き孔32は水抜き孔26と対応す
るように、即ちケース本体10から水抜き孔26と略同
位置の場所に形成されている。なお、下ケース2からの
補助水抜き孔32の高さは、下ケース2からの水抜き孔
26の高さよりも低いことが望ましい。
【0029】このような構造により、水抜き孔26から
排出された水分と、燃料内に含まれた水分とが水溜部3
1に溜まる。下ケース2に水抜き孔26と補助水抜き孔
32とが設けられていない場合には、端子23の露出部
27が、燃料内に含まれた水分によって水没する(図7
参照)。しかしながら、水と燃料との比重関係により、
水溜部31に溜まった水分が燃料によって下方へ押圧さ
れるので、カプラ保護壁30の補助水抜き孔32から外
部に排出されて除去される。そのため、水分によって、
+側端子23aと−側端子23bとの露出部27が水没
しなくなり、当該露出部27の導通状態が確実に確保可
能となる。これにより、+側端子23aと−側端子23
bとの電気的なショートを防止できる。
【0030】また、燃料供給装置1がそのフランジ2a
側の周壁11に、即ち燃料供給装置1の最下位置9aに
カプラ12を備え、燃料タンク9の最下位置9aに固着
されている。つまり、カプラ12の位置が燃料タンク9
内の最下位置9aになる。そのため、燃料水位8が低下
しても、カプラ12が燃料から露出するのを最大限に抑
えることができる。そして、燃料タンク9内で燃料圧が
下方へ作用することを利用して、+側端子23aと−側
端子23bとの露出部27の間に浸入した水分が水抜き
孔26と補助水抜き孔32とから排出されて除去され
る。これにより、燃料水位8が露出部27近傍の下方
に、即ち燃料タンク9の最下位置9a近傍に到達するま
で、露出部27近傍に浸入した水分を確実に且つ効率的
に排出して除去できる。
【0031】なお、本実施の形態では、下ケース2の裏
面側に別カプラ35が一体的に設けられている。カプラ
12には端子23の一端側が突出され、別カプラ35に
は端子23の他端側が突出されている。そして、別カプ
ラ35には不図示の別の相手方カプラが嵌合され、電気
的に接続される。
【0032】次に、水抜き孔26と補助水抜き孔32と
の関係について説明する。図8は、図5の水抜き孔と補
助水抜き孔との関係を示す断面図である。図9は、図5
の水抜き孔と補助水抜き孔とにおける径の大小関係及び
位置関係を示す断面図である。
【0033】図8に示すように、下ケース2から水抜き
孔26までの距離L1が、下ケース2から補助水抜き孔
32までの距離L2より長く設定されている(L1>L
2)。詳細には、水溜部31の底面31a(又は下ケー
ス2の内壁面)から水抜き孔26の中心軸までの距離L
1が、水溜部31の底面31a(又は下ケース2の内壁
面)から補助水抜き孔32の中心軸までの距離L2より
長く設定されている。即ち、この場合(以下、設定1と
いう)には、水抜き孔26と補助水抜き孔32との各径
が略同一に設定され、且つ、水抜き孔26と補助水抜き
孔32とに高低差(L1−L2)が設けられている。
【0034】設定1の構造により、カプラハウジング2
0内に溜まった水分は、水抜き孔26から水溜部31に
排出される。水溜部31に溜まった水分は、水抜き孔2
6と補助水抜き孔32との高低差によって水溜部31に
逆戻り(逆流)せずに、補助水抜き孔32から外部へ排
出される。即ち、水分が水溜部31から水抜き孔26へ
逆戻りするのを確実に防止できる。それによって、燃料
供給装置1の品質を向上できる。
【0035】図9に示すように、下ケース2から水抜き
孔26までの距離L1が、下ケース2から補助水抜き孔
32までの距離L2より長く設定され(L1>L2)、
且つ、補助水抜き孔32の径(即ち直径)D2が水抜き
孔26の径(即ち直径)D1より大きく設定されている
(D2>D1)。即ち、この場合(以下、設定2とい
う)には、水抜き孔26と補助水抜き孔32との各径が
相違し(D1≠D2)、且つ、水抜き孔26と補助水抜
き孔32との間に高低差(L1−L2)が設けられてい
る。
【0036】設定2の構造を設定1の構造と比較する
と、補助水抜き孔32の径D2が水抜き孔26の径D1
よりも大きく(広く)なったので、弱い燃料圧でさえも
水溜部31に溜まった水分を容易且つ確実に補助水溜部
32から外部へ排出できる。そのため、水抜き孔26か
ら水溜部31に排出された水分が水抜き孔26からカプ
ラハウジング20内へ逆戻りするのを確実に防止できる
と共に、補助水抜き孔32から外部へ排出するのを容易
にできる。
【0037】更に、設定1の構造では、水抜き孔26と
補助水抜き孔32とを同一径に設定し、且つ、水抜き孔
26と補助水抜き孔32との間に高低差を設けたので、
下ケース2を樹脂成形(モールド成形)するための成形
金型の構造が難しくなり、製造コストが増大する恐れが
あった。しかしながら、設定2の構造では、補助水抜き
孔32を水抜き孔26より大きい径に設定し、且つ、補
助水抜き孔32と水抜き孔26との間に高低差を設けた
ので、下ケース2を樹脂成形するための成形金型の構造
を複雑にすることなく、製造コストを上昇させることな
く、容易に水抜き孔26と補助水抜き孔32とを形成で
きる。それと共に、燃料供給装置1の品質も向上でき
る。
【0038】上述の実施の形態では、下ケース2にカプ
ラハウジング20が一体的に設けられている場合を説明
したが、図10に示すような変形例も可能である。
【0039】この変形例の燃料供給装置1′は、カプラ
40のカプラハウジング40aが図1の下ケース2と別
体に形成され、図1の下ケース2が燃料タンク9内の下
方部(又は最下位置)に位置する底壁41(請求項の一
壁に相当)として共用される共用壁41である構造を有
している。そして、カプラハウジング40aには、上述
のような水抜き孔26が形成されている。また、図10
には図示されていないが、図5の保護壁30に対応する
壁(図示せず)を共用壁41に立設し、当該壁に図5の
補助水抜き孔32と対応する孔(図示せず)を成形する
ことも可能である。更に、本実施の形態において、カプ
ラハウジング40aだけを燃料タンク9の内壁面42に
直接的に設けることも可能である。
【0040】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0041】例えば、カプラ12は周壁11に上向き状
態で配置されているが、この状態に限定されずに、カプ
ラ12を横向き状態に配置することも可能である。ま
た、カプラハウジング20の側壁20aに水抜き孔26
を形成するだけでなく、カプラハウジング20内に挿入
される端子23の一端側にも不図示の排出孔を設けるこ
とも可能である。更に、相手方カプラ24のカプラハウ
ジング24aに別途、不図示の水抜き孔を形成すること
も可能である。その上、水抜き孔26の形成場所とその
個数とは任意に変更可能である。
【0042】本実施の形態と変形例との構造により、カ
プラ20(40)を下ケース2(41)に一体的に、又
は、別体的に設けることも可能となる。
【0043】
【発明の効果】発明によれば、車両用の燃料タンクの下
方部に下ケースを配置し、下ケースの底壁と周壁とのう
ち少なくとも一方の下方部側にカプラのカプラハウジン
グを形成したので、カプラを燃料供給装置の下方部に配
置できると共に、燃料タンクの下方部に配置できる。そ
のため、燃料タンク内の燃料水位が低下しても、カプラ
ハウジングが燃料タンク内で燃料から露出される時間を
最大限遅らせることができる。これにより、燃料水位が
燃料タンク内の下方部近くに達するまで、カプラハウジ
ングが燃料から露出せず、カプラハウジングに燃料圧を
作用させることができる。
【0044】また、カプラハウジングの下方部側に水抜
き孔を設けたので、燃料内に含まれた水分が端子と端子
との露出部の間に浸入しても、燃料圧によって水抜き孔
からカプラハウジングの外部へ排出して除去できる。そ
のため、露出部に水分が溜まるのを防止でき、端子の露
出部と水分との導通に依るショートも防ぐことができ
る。
【0045】従って、燃料タンクの下方部にカプラハウ
ジングを配置し、カプラハウジングに水抜き孔を形成し
たので、燃料水位が燃料タンクの下方部近くに到達する
までカプラハウジング内に溜まった水分を、燃料圧によ
ってカプラハウジングの外部へ排出できる。これによ
り、従来と比較して、燃料水位が下がっても確実にカプ
ラハウジング内に溜まった水分を除去できる。
【0046】下ケースにカプラ保護壁を立設し、水抜き
孔に対応するようにカプラ保護壁に補助水抜き孔を設け
たので、カプラハウジングの側壁、カプラ保護壁、及
び、下ケースによって形成された場所に、水抜き孔から
排出された水分と燃料内に含まれた水分とが溜まって
も、水抜き孔に逆戻りさせることなく補助水抜き孔から
燃料供給装置の外部へ排出できる。
【0047】更に、水抜き孔と補助水抜き孔との関係
が、補助水抜き孔の径を水抜き孔の径よりも大きく、下
ケースから水抜き孔までの距離を下ケースから補助水抜
き孔までの距離より長くなるように設定されている。そ
のため、カプラハウジング内から水抜き孔を介してカプ
ラハウジング外に排出された水分を、補助水抜き孔から
容易に排出できる。それと共に、水抜き孔から排出され
た水分が逆戻りするのを防止できる。これにより、燃料
供給装置の製品品質を従来よりも向上できる。
【0048】また更に、カプラを下ケースと一体的に成
形すれば、燃料供給装置のモジュール化を達成できるの
で、燃料供給装置の組立工数を低減できると共に、燃料
供給装置を構成する部品の点数を減少できる。カプラを
燃料タンクの内壁面に設けるようにすれば、燃料ポンプ
とカプラとを分離して配置可能となるので、モジュール
化されていない燃料供給装置でも本発明の構成を適用可
能となる。下ケースの底壁が燃料タンクの下方部に位置
する一壁と共用されれば、燃料供給装置の部品点数を大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である燃料供給装置を燃
料タンクの最下位置に組付けた状態を示す側面図であ
る。
【図2】図1の矢視X方向から見た図である。
【図3】図2における下ケースを示す平面図である。
【図4】図3の矢視Y方向から見た図である。
【図5】図4のZ−Z線に沿って取られたカプラの断面
図である。
【図6】図5のカプラと相手方カプラとを接続した状態
を示す断面図である。
【図7】図6に対応する図であって、水抜き孔と補助水
抜き孔とがない場合に、露出部が水没している状態を示
す断面図である。
【図8】図5の水抜き孔と補助水抜き孔との関係を示す
断面図である。
【図9】図5の水抜き孔と補助水抜き孔とにおける径の
大小関係及び位置関係を示す断面図である。
【図10】カプラを分離した燃料供給装置の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
1 燃料供給装置 1′ 燃料供給装置 2 下ケース 2a フランジ 3 燃料ポンプ 4 ストレーナ 5 プレッシャレギュレータ 6 サーミスタ 7 上ケース 8 燃料水位 9 燃料タンク 9a 最下位置 9b 底壁 9c 取付孔 10 ケース本体(底壁) 11 周壁 12 カプラ 13 ポンプ配置部 14 ストレーナ装着部 14a シール部材 15 レギュレータ装着部 16 補助燃料通路 16a 吐出口 17 燃料導入管 20 カプラハウジング 20a 側壁 20b 底壁 21 係止突起 22 端子孔 23 端子 23a +側端子 23b −側端子 24 相手方カプラ 24a カプラハウジング 24b 相手方端子 24c 端子収容室 24d 係止アーム 24e ロックアーム 24f 操作板 24g 係止孔 26 水抜き孔 27 露出部 28 水溜可能空間 30 カプラ保護壁 31 水溜部 31a 底面 32 補助水抜き孔 35 別カプラ 40 カプラ 40a カプラハウジング 41 共用壁 42 内壁面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の下ケースと、該下ケース内に配設
    される燃料ポンプと、該燃料ポンプに電気を供給するた
    めのカプラとを有して車両用の燃料タンク内に配置され
    る燃料供給装置であって、 燃料タンク内の下方部に配置された前記下ケースのう
    ち、その底壁と周壁との少なくとも一方に設けられ、前
    記下方部へ向けて相手方カプラを挿入して接続可能なよ
    うに配置された前記カプラのカプラハウジングと、 前記カプラハウジングの側壁の前記下方部側に形成され
    た少なくとも1つの水抜き孔とを備え、 前記燃料タンク内に貯留された燃料に含まれる水分のう
    ち、前記カプラハウジング内に溜まった前記水分を前記
    水抜き孔から排出することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料供給装置において、 前記下ケース内にインサートモールドされ、前記カプラ
    ハウジング内に露出して配置された少なくとも2つの端
    子に関して、前記水抜き孔の位置が前記端子の露出部よ
    り下方であり、前記露出部が前記水分で相互に導通する
    のを防止するようにしたことを特徴とする燃料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の燃料供給装置にお
    いて、 前記カプラハウジングの外側で前記カプラハウジングの
    長手方向と同方向に前記下ケースから立設されたカプラ
    保護壁に、前記水抜き孔と対応するような補助水抜き孔
    を形成したことを特徴とする燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の燃料供給装置であって、 前記下ケースからの前記補助水抜き孔の距離が、前記下
    ケースからの前記水抜き孔の距離と同じ又はそれより短
    いことを特徴とする燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の燃料供給装置にお
    いて、 前記補助水抜き孔の径が、前記水抜き孔の径より大きく
    設定され、前記水抜き孔から排出された水分が前記補助
    水抜き孔から容易に排出されるようにしたことを特徴と
    する燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は5記載の燃料供給装置にお
    いて、 前記下ケースから前記水抜き孔までの距離が、前記下ケ
    ースから前記補助水抜き孔までの距離より長く設定さ
    れ、前記水抜き孔から排出された水分が逆戻りするのを
    防止したことを特徴とする燃料供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の燃料供給装置において、 前記下ケースから前記水抜き孔までの距離が前記下ケー
    スから前記補助水抜き孔までの距離より長く設定され、
    前記補助水抜き孔の径が前記水抜き孔の径より大きく設
    定され、前記水抜き孔から排出された水分が逆戻りする
    のを防止すると共に、前記補助水抜き孔から容易に排出
    されるようにしたことを特徴とする燃料供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃
    料供給装置において、 前記カプラが前記下ケースに一体成形されていることを
    特徴とする燃料供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃
    料供給装置において、 前記カプラが前記燃料タンクの内壁に設けられているこ
    とを特徴とする燃料供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    燃料供給装置において、 前記下ケースの底壁が、前記燃料タンクの下方部に位置
    する一壁と共用していることを特徴とする燃料供給装
    置。
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