JP5316358B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに設置されて燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の内燃機関に供給する燃料供給装置として、燃料タンクの開口部を覆う蓋部材に、燃料ポンプを駆動するための駆動電流を制御する駆動回路と当該駆動回路を外部の電気回路に接続するためのコネクタとを組み付けた装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の燃料供給装置では、蓋部材に設置する燃料ポンプの駆動回路として、一般にハイブリッドICが用いられている。ハイブリッドICは、例えばシリコン結晶板上に形成された電子回路を樹脂材料でモールドすることにより形成される。ハイブリッドICでは、燃料ポンプ側端子及び電源側端子のそれぞれに連結するための入出力端子が当該樹脂モールド部分から突出している。
特開2006−144596号公報
上記燃料供給装置がその機能を発揮するためには、燃料ポンプ側端子及び電源側端子のそれぞれにハイブリッドICの所定の端子を連結し、電気的接続を適正に行う必要がある。しかしながら、一般にハイブリッドICは対称形であったり、小型で設置のためのスペースが狭いものであったりすることから、組立工程において誤って正しくない位置に配置されてしまい、溶接等による確実な接続が行われず、適正な電気的接続状態が得られないことがある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料ポンプの駆動回路部品を適正位置に組み付けできる燃料供給装置を提供することである。
請求項1の発明は、燃料タンクに取り付けられて燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の内燃機関に供給する燃料供給装置に係る発明であって、
燃料タンクに形成された開口部を閉じる蓋部材と、蓋部材に支持され燃料タンク内の燃料を加圧して吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプを駆動するための駆動電流を制御する駆動回路部品であって、樹脂材料でモールドすることにより回路を内蔵する本体部と当該本体部からそれぞれ露出する入力端子及び出力端子とを含む駆動回路部品と、燃料タンク外に設けられ駆動回路部品を収容する収容ケースと、収容ケース内に設けられ、電力を供給するために入力端子に連結される電力供給側端子と、収容ケース内に設けられ、燃料ポンプに駆動電流を供給するために出力端子に連結される燃料ポンプ側端子と、駆動回路部品及び収容ケースに設けられ、駆動回路部品の位置を規制して駆動回路部品が誤った向き組み付けられることを妨げ、かつ駆動回路部品の本体部が誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構と、
を備え
入力端子及び出力端子が本体部から突出する方向に平行な本体部の両面は、フラットな面をなし、
誤組み付け防止機構は、収容ケースに形成され本体部の側壁に当接する突壁部と、入力端子または出力端子を拡大するように形成され、駆動回路部品を正しく組み付けした場合に突壁部に干渉せず、かつ駆動回路部品を誤った表裏に誤組み付けした場合に突壁部に衝突する拡大部と、を含んで構成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、当該位置規制部によって駆動回路部品を収容ケースに対して所定位置に配置した状態で固定等することができる。このため、駆動回路部品の各部が接続すべき導電部からずれたり、本来接続すべきでない導電部に誤って接続されたり、本体部が不安定な状態で収容ケース内に配置されたりすることを回避できる。したがって、電力供給側端子、燃料ポンプ側端子をそれぞれ入力端子、出力端子に確実に電気的接続することが可能になり、駆動回路部品が所望の機能を発揮できる適正な設置状態の組み付けを実現できる。
また、請求項1の発明によれば、駆動回路部品の位置決めを実現する位置規制部当該誤組み付け防止機構を併せ持つことにより、例えば駆動回路部品がほぼ対称形であるような場合、表裏の区別がつきにくい形状である場合等であっても、正しい向き及び正しい表裏になるように、確実に設置することが可能になる。したがって、駆動回路部品の形状にかかわらず、より確実に適正な設置状態での駆動回路部品の組み付けを実現できる。
また、請求項1の発明によれば、収容ケースに形成した突壁部と、入力端子または出力端子を拡大するように形成する拡大部とによって、誤組み付け防止機構を構成することができる。したがって、当該拡大部の形状や位置に合わせて収容ケースに突壁部を形成することによって、誤組み付け防止機構を提供できるため、位置ずれ、表裏の誤組み付け及び逆向きの組み付けを回避し、拡大部が形成された入力端子または出力端子を本来接続すべき所定の電力供給側端子または燃料ポンプ側端子に確実に導電させる正規の組み付けが可能になる。
請求項に記載の発明によると、蓋部材に設けられ、燃料ポンプに通電可能に繋がる接続用端子を有する燃料ポンプ側コネクタと、収容ケースに一体に形成し、燃料ポンプ側コネクタの接続用端子に接続されると共に燃料ポンプ側端子に連結される接続用端子を有する収容ケース側コネクタと、を備え、燃料ポンプ側コネクタと収容ケース側コネクタが接続されることにより、燃料ポンプ側コネクタの接続用端子と収容ケース側コネクタの接続用端子とが連結されることを特徴とする。
この発明によれば、燃料タンクの内外を遮断する蓋部材に固定される燃料ポンプ側コネクタと、駆動回路部品を収容する収容ケースを含む収容ケース側コネクタと、を接続することにより、駆動回路部品の入力端子及び出力端子は、燃料ポンプ側コネクタを介して蓋部材と一体になる。これにより、燃料タンク内の燃料の分子が蓋部材等に浸入するようなことがあっても、当該入出力端子をその影響を受けにくい構造で設置することができる。したがって、駆動回路部品の端子部と燃料ポンプ側端子及び電力供給側端子との電気的導通を良好に維持できる燃料供給装置が得られる。
第1実施形態に係る燃料供給装置の平面図である。 図1中のII方向に矢視した側面図であり、一部の内部構造を示している。 ハイブリッドICが設置される収容ケースの内部構造を示した平面図である。 図3のIV−IV切断面における断面図である。 (a)は第1実施形態のハイブリッドICの適正な設置状態を示す平面図であり、(b)〜(d)各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。 第1実施形態のハイブリッドICが収容ケース内に適正に設置された状態を示した平面図である。 図6のVII−VII切断面における断面図である。 (a)は第2実施形態のハイブリッドICの適正な設置状態を示す平面図であり、(b)〜(d)各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。 第2実施形態のハイブリッドICが収容ケースに適正に設置された状態を示した平面図である。 第3実施形態のハイブリッドICが設置される収容ケースの内部構造を示した平面図である。 (a)は第3実施形態のハイブリッドICの適正な設置状態を示す平面図であり、(b)〜(d)各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。 第3実施形態のハイブリッドICが収容ケース内に適正に設置された状態を示した平面図である。 第4実施形態のハイブリッドICが設置される収容ケースの内部構造を示した平面図である。 図13のXIV−XIV切断面における断面図である。 (a)は第4実施形態のハイブリッドICの適正な設置状態を示す平面図であり、(b)〜(d)各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。 第4実施形態のハイブリッドICが収容ケース内に適正に設置された状態を示した平面図である。 図16のXVII−XVII切断面における断面図である。 第5実施形態に係る燃料供給装置の平面図である。 図18中のXIX方向に矢視した側面図であり、一部の内部構造を示している。 図18のXX−XX切断面における断面図であり、蓋部材を除いた状態を示している。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の燃料供給装置に係る第1実施形態を、自動二輪車の燃料タンク20に取り付けられるポンプモジュール1に適用した場合を例にし、図1から図7にしたがって説明する。図1は第1実施形態に係るポンプモジュール1の平面図である。図2は、図1中のII方向に矢視し、一部の内部構造を示した側面図であり、説明の便宜上、蓋部材2が燃料タンク20に取り付けられている状態を部分的に示している。
ポンプモジュール1は、図2に示すように、自動二輪車の内燃機関に燃料を供給するために燃料タンク20に取り付けられている。図2において、燃料タンク20よりも下側が燃料タンク20の内部であり、燃料タンク20よりも上側が燃料タンク20の外である。すなわち、ポンプモジュール1は、自動二輪車の通常の使用状態において燃料タンク20の上側に取り付けられている。図2における上方が、自動二輪車の通常の使用状態において鉛直方向上側となる。ポンプモジュール1は、大きく分けて、蓋部材2、燃料ポンプ8、給電プラグ3、ポンプ収容筒部6、プレッシャレギュレータ9、及びサクションフィルタ10等を備えている。
蓋部材2は、燃料タンク20に形成される開口部21を閉塞し、燃料ポンプ8、プレッシャレギュレータ9及びサクションフィルタ10を支持する閉塞部材として機能する。蓋部材2は、ポリアセタール樹脂(以下、POM樹脂とも称する)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、PBT樹脂とも称する)等を材料とし、金型を用いた成形加工により形成するものである。蓋部材2は、燃料タンク20の開口部21に嵌合固定されるフランジ部2aと、フランジ部2aから燃料タンク20の内部側に向けて筒状に突出して形成されているホルダ部2bと、を備えている。ホルダ部2bの外周には、Oリング2eが嵌められており、燃料タンク20の開口部21と蓋部材2との間をシールしている。
蓋部材2は、燃料ポンプ8が吐出する燃料を燃料タンク20の外部に供給するために、フランジ部2aから燃料タンク20の外側に向けて突出して設けられる吐出管5を備えている。この吐出管5内の燃料通路は、燃料ポンプ8の吐出口及びプレッシャレギュレータ9の圧力作用部に連通している。
蓋部材2は、ホルダ部2bの内側に、プレッシャレギュレータ9の外周部と嵌合して保持する円筒状の第一保持部2cと、燃料ポンプ8の外周部の一方側と嵌合しそれを保持する円筒状の第二保持部2dと、ポンプ収容筒部6に一体に結合する係合手段を構成する係合穴71が形成された係合片7と、を備えている。
ポンプ収容筒部6は、燃料ポンプ8の外周部の他方側と嵌合しそれを保持する有底円筒状であり、さらにその外周部には係合穴71に嵌まって係合する係合突起61が形成され、係合突起61は係合穴71と共に係合手段を構成する。ポンプ収容筒部6は、蓋部材2と同様に、POM樹脂、PBT樹脂等によって形成されている。係合片7は、フランジ部2aから軸方向に突出する短冊形の弾性部材であり、一個又は複数個設けられる。一個又は複数個の係合片7は、ポンプ収容筒部6の外側に嵌まり、係合突起61によって外方に押し広げられた状態から係合突起61が係合穴71に嵌まり込むと、弾性力によってポンプ収容筒部6の外周部を内方に押すようにして一体に保持する。このようにポンプ収容筒部6が係合片7に係止固定されると、燃料ポンプ8及びプレッシャレギュレータ9は、吐出管5内の燃料通路から離れる方向(図2において下方へ向かう方向、すなわち燃料タンク20の底部へ向かう方向)の移動が規制されて、これにより燃料タンク20内で確実に固定される。
第一保持部2c及び第二保持部2dは、吐出管5内の燃料通路に連通している。第二保持部2dのフランジ部2a側には、燃料ポンプ8から延出されるリード線を挿通させるための貫通孔が設けられている。貫通孔は、吐出管5内の燃料通路とは連通しないようにして設けられている。ポンプモジュール1で用いられている燃料ポンプ8は3本のリード線を備えている。この3本のリード線は、燃料ポンプ8の駆動用の電気モータとして使用するブラシレスモータに電力を供給するための駆動電流が流れるリード線である。当該3本のリード線は、給電プラグ3の駆動回路部品としてのハイブリッドIC100に連結される燃料ポンプ側端子32に接続されている。
燃料ポンプ8は、蓋部材2に支持され、燃料タンク20内の燃料を加圧して燃料タンク20の外部に吐出する。燃料ポンプ8は、電気モータにより駆動されるいわゆる電動式ポンプからなり、その外形が略円柱状に形成されている。円筒状の燃料ポンプ8の軸方向の一端のポンプ収容筒部6の底部側には吸入口81が、他端の第二保持部2d側には吐出口82がそれぞれ形成されている。
プレッシャレギュレータ9は、燃料ポンプ8から吐出される燃料圧力を予め定められた所定圧力に調節するためのものである。プレッシャレギュレータ9は、蓋部材2の第一保持部2cに、その圧力作用部を第一保持部2cの底部側、つまり圧力作用部を燃料通路に連通させるように保持されている。したがって、燃料ポンプ8から吐出された燃料の圧力は、燃料通路を介してプレッシャレギュレータ9の圧力作用部へ作用する。燃料ポンプ8から吐出された燃料圧力が所定圧力より高い場合には圧力作用部が開弁して、燃料通路がプレッシャレギュレータ9を介してポンプモジュール1の外部、つまり燃料タンク20内に貯蔵される燃料と連通する。これにより、燃料ポンプ8から吐出された燃料の一部がプレッシャレギュレータ9の排出口から燃料タンク20内へ排出されて燃料通路内の燃料圧力が低下する。やがて、燃料通路内の燃料圧力が所定圧力と同等あるいは以下となると、圧力作用部が閉弁して、燃料通路と燃料タンク20内に貯蔵される燃料との連通が遮断される。これにより、燃料通路の燃料圧力の低下がとまり、燃料通路の燃料圧力が所定圧力に維持される。このようにして、燃料通路の燃料圧力は所定の圧力に維持される。
ポンプ収容筒部6の底部側には、燃料ポンプ8の吸入口81と燃料タンク20内とを連通する通路62が形成されている。通路62の吸入口81とは反対側の端部には、サクションフィルタ10が取り付けられている。サクションフィルタ10は、燃料ポンプ8が吸入する燃料中の異物等を除去するためのものであり、その長手方向が燃料ポンプ8の長手方向とほぼ同じ方向の向くように取り付けられている。サクションフィルタ10は、その骨組部と、骨組部を覆うエレメント11とを有している。エレメント11は、例えば不織布から構成されている。骨格部にエレメント11を覆うことによりエレメント11の内部に空洞を確実に形成して燃料の濾過及び吸い込み機能を果たすことができる。
図3は、ハイブリッドIC100が設置される収容ケース30の内部構造を示した平面図である。図4は図3のIV−IV切断面における断面図である。図5(a)は、第1実施形態のハイブリッドICの適正な設置状態を示す平面図であり、(b)〜(d)の各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。図6はハイブリッドIC100が収容ケース30内に適正に設置された状態を示した平面図である。図7は図6のVII−VII切断面における断面図である。なお、図6において理解を容易にするため、ハイブリッドIC100の本体部101には斜線を付している。
蓋部材2には、燃料ポンプ8を電気的に接続する給電部材としての給電プラグ3が固定されている。図3及図4に示すように、給電プラグ3は、蓋部材2に固定接続される収容ケース30と、樹脂成型加工により収容ケース30に一体に形成されるコネクタ部4と、を備え、燃料タンク20の外部に配置されている。
すなわち、収容ケース30の底部から下方に延出されている接続部37は、蓋部材2のフランジ部2aに形成された貫通孔(図示せず)に嵌まった状態で固定されている。接続部37の内側には3個の燃料ポンプ側端子32が配され、3個の燃料ポンプ側端子32は円筒状の第二保持部2dの内側で燃料ポンプ8の3本のリード線に電気的に接続されている。このようにして収容ケース30は、燃料タンク20の外部に配置されており、その内部に駆動回路部品としてのハイブリッドIC100を収容している。
ハイブリッドIC100は、燃料ポンプ8を駆動するための駆動電流を制御する回路部品であり、図5(a)に示すように、電子回路部分を内蔵する本体部101と、本体部101からそれぞれ外部に露出する3個の入力端子130a,130b,130c及び合わせて3個の出力端子110,111,120と、を備える。本体部101は、電子回路部分を樹脂材料でモールドすることにより所定の形状に成形される。この樹脂モールド部分の一方の側壁から入力端子130a,130b,130cが外方に突出し、他方の側壁から出力端子110,111,120が外方に突出している。
隣り合う出力端子110,111のそれぞれには、向かい合うように、その幅寸法を拡大する拡大部110a、拡大部111aが形成されている。すなわち、拡大部110a及び拡大部111aが形成されている部位は、出力端子自体の幅寸法が部分的に大きくなっているため、出力端子110と出力端子111との間隔が部分的に狭くなっている。
収容ケース30は、ハイブリッドIC100を収容するスペースとして矩形状の底面を有しかつ浅い椀状である。収容ケース30は、本体部101が配置される底面部30aと、入力端子130に電力を供給するための2個の電力供給側端子31a,31b(総称して電力供給側端子31ともいう)と、燃料ポンプ8に駆動電流を供給するための3個の燃料ポンプ側端子32a,32b,32c(総称して燃料ポンプ側端子32ともいう)と、を備えている。
収容ケース30には、その外周縁を形成する周壁部30bのうち、第一の双方向Xの一方側(図3の下側)に位置する部位の周壁部30bから内方に突出するリブ形状の2個の突壁部33と、第一の双方向Xの他方側(図3の上側)に位置する部位の周壁部30bから内方に突出するリブ形状の2個の突壁部34と、それぞれ所定間隔をあけて形成されている。この構成により、図6に示すように、ハイブリッドIC100が収容ケース30に対して正しく組み付けされた場合に、2個の突壁部33は、第一の双方向Xの一方側における本体部101の側壁101cに当接し、2個の突壁部34は、第一の双方向Xの他方側における本体部101の側壁101dに当接するようになっている。これにより、突壁部33及び突壁部34は、収容ケース30に設けられて、第一の双方向Xに駆動回路部品の位置を規制する第一双方向位置規制部を構成する。
さらに収容ケース30には、本体部101が配置される底面部30aの外側であって、第二の双方向Yの一方側(図3の左側)に位置する部位から突出する1個の突壁部35と、第二の双方向Yの他方側(図3の右側)に位置する部位から突出する2個の突壁部36と、が形成されている。さらに1個の突壁部35は、第一の双方向Xについて、燃料ポンプ側端子32bと燃料ポンプ側端子32cとの間に位置するように設けられているが、燃料ポンプ側端子32aと燃料ポンプ側端子32bとの間には設けられないものである。2個の突壁部36の一方は、第一の双方向Xについて、電力供給側端子31aと電力供給側端子31bとの間に位置し、他方は、電力供給側端子31bよりも第一の双方向Xの一方側(図3の下側)に位置するように設けられている。
このように燃料ポンプ側端子32aと燃料ポンプ側端子32bとの間には突壁部35が設けられていないため、拡大部110a及び拡大部111aは、図5(a)に示すように、ハイブリッドIC100を適正な向き及び表裏の状態(収容ケース30の底面部30aに裏面101bが接し表面101aが接しない状態)で収容ケース30に置いた場合には、どの突壁部にも干渉しない。しかしながら、ハイブリッドIC100を図6に示す設置状態ではなく、例えば、図5(b)に示すように表裏反対(収容ケース30の底面部30aに表面101aが接し裏面101bが接しない状態)で上下逆向きの設置状態とした場合には、拡大部110a及び111aは突壁部35に衝突してしまう。また図5(c)に示すように、前述の表裏反対で左右逆向きの設置状態とした場合には、拡大部110a及び111aは図6上側の突壁部36に衝突してしまう。また図5(d)に示すように、図5(a)から180度回転させた設置状態とした場合には、拡大部110a及び111aは図6下側の突壁部36に衝突してしまう。このように、図6に示す設置状態ではなく、ハイブリッドIC100を誤組み付けした場合には、拡大部110a及び111aはいずれかの突壁部に衝突して、正規の組み付けができないため、誤組み付けを容易に回避することが可能になる。
したがって、拡大部110a、拡大部111a、突壁部35、及び突壁部36は、収容ケース30及び駆動回路部品に設けられ、駆動回路部品が誤った向き及び誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構を構成する。
また、上記構成により、図6に示すように、ハイブリッドIC100が収容ケース30に対して正しく組み付けされた場合に、1個の突壁部35は、第二の双方向Yの一方側における本体部101の側壁101eに当接し、2個の突壁部36は、第二の双方向Yの他方側における本体部101の側壁101fに当接する。そして、入力端子130aは電力供給側端子31aに、入力端子130bは電力供給側端子31bに、出力端子110は燃料ポンプ側端子32aに、出力端子111は燃料ポンプ側端子32bに、出力端子120は燃料ポンプ側端子32cにそれぞれ重ね合わされて溶接(例えば、プロジェクション溶接、その他の抵抗溶接)等により固着可能な設置状態となる。
ただし、入力端子130cは電力供給側のリード線が2線であることから、導電しない状態となる。このように正規の組み付けがされた製品においては、2線のリード線から入力端子130a,130bに入力された電力は、ハイブリッドIC100の回路内で制御されて、駆動用電流として出力端子110,111,120から3線のリード線に出力され、燃料ポンプ8のブラシレス3相モータに供給される。
これにより、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30に設けられて、第二の双方向Yに駆動回路部品の位置を規制する第二双方向位置規制部を構成する。以上の構成により、さらに突壁部33、突壁部34、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30に設けられ、駆動回路部品の位置を収容ケース30に対して所定位置に位置決め規制する位置規制部を構成する。
コネクタ部4は、外部の電気配線のコネクタ(図示せず)と結合してポンプモジュール1を外部の電気回路(図示せず)と接続するためのものである。コネクタ部4の形状は、結合される相手コネクタ(図示せず)に対応して設定されている。コネクタ部4は、収容ケース30内から延びる2個の電力供給側端子31a,31bを外部の電気回路と接続するためにその一部を保持する状態で内部に備えている。給電プラグ3、すなわち、コネクタ部4及び収容ケース30は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(以下、PPS樹脂とも称する)、PBT樹脂等を成型加工することにより一体にして形成される。
以上の構成において、ハイブリッドIC100は、収容ケース30に対して正規の所定位置に配置されるので、さらに入力端子130及び出力端子110,111,120のそれぞれを電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に溶接等により固着接続した後に、図7に示すように、例えばシリコン38をポッティングして密封される。
次に、本実施形態のポンプモジュール1がもたらす作用効果について説明する。ポンプモジュール1は、燃料ポンプ8を駆動するための駆動電流を制御し本体部101からそれぞれ露出する入力端子130及び出力端子110,111,120を含むハイブリッドIC100と、ハイブリッドIC100を収容する収容ケース30と、収容ケース30内に設けられ、電力を供給するために入力端子130に連結される電力供給側端子31、及び燃料ポンプ8に駆動電流を供給するために出力端子110,111,120に連結される燃料ポンプ側端子32と、収容ケース30に設けられ、ハイブリッドIC100を収容ケース30に対して所定位置に位置決め規制する位置規制部としての突壁部33、突壁部34、突壁部35、及び突壁部36と、を備える。
ハイブリッドIC100が収容ケース30に対して予め定める位置に設置されなかった場合には、出力端子110,111,120と燃料ポンプ側端子32との電気的導通、及び入力端子130と電力供給側端子31との電気的導通の少なくともどちらか一方が不良となる可能性がある。このような事態が生じると、ポンプモジュール1の正常な機能、つまり燃料タンク20内の燃料をエンジンへ供給するという機能が果たせなくなる。そこで、上記構成によれば、当該位置規制部によってハイブリッドIC100を収容ケース30に対して所定位置に配置した状態で電気的に固着接続することができる。このため、ハイブリッドIC100の各部が本来接続すべき端子からずれたり、本来接続すべきでない端子に誤って接続されたり、本体部101が不安定な状態で収容ケース30内に配置されたりすることを防止できる。したがって、電力供給側端子31、燃料ポンプ側端子32をそれぞれ入力端子130、出力端子110,111,120に確実に電気的接続することが可能になり、ハイブリッドIC100が所望の機能を発揮すべく適正な設置状態の組み付けを実施できる。
特に上記構成は、本実施形態のように電力供給側端子31が2個であり燃料ポンプ側端子32が3個である場合、つまり、ハイブリッドIC100の入力端子と出力端子とが固着接続される相手方の端子の個数が異なる場合に有用である。このような場合に、ハイブリッドIC100が誤った状態で設置されると、製造の検査段階で正しい運転がなされず、不良品になり、生産性の低下、製造コストの上昇を招いてしまう。上記位置規制部によれば、このような事態を未然に防ぎ、良好な生産性及び製造コストの上昇防止を図ることができる。
また、駆動回路部品として集積回路であるハイブリッドIC100を採用するため、駆動回路部分の大きさを小型にすることができ、収容ケース30の小型化が図れる。
また、本実施形態の位置規制部は、収容ケース30に設けられ、第一の双方向XにハイブリッドIC100の位置を規制する第一双方向位置規制部としての突壁部33及び突壁部34と、収容ケース30に設けられ、第一の双方向Xとは異なる方向である第二の双方向YにハイブリッドIC100の位置を規制する第二双方向位置規制部としての突壁部35及び突壁部36と、を含んで構成される。
この構成によれば、当該位置規制部は、二つの異なる双方向X,YについてハイブリッドIC100の位置を規制するため、ハイブリッドIC100の二次元の位置が確実に位置決めされることになる。よって、収容ケース30に突壁を形成する二次元の位置決め構造により、簡素な構造でハイブリッドIC100を正しく位置決めすることができるので、製品の性能確保と製品のコスト低減の両方に効果が期待できる。特にこのような二次元の位置決め構造は、集積回路等の薄形の駆動回路部品において有用である。
また、第一双方向位置規制部及び第二双方向位置規制部は、収容ケース30に形成されて、本体部101の側壁101c,101d,101e,101fに当接する複数の突壁部33,34,35,36で構成されている。この構成によれば、収容ケース30から突出する壁部である複数の突壁部33〜36を適切な位置に形成することで二次元の位置決め構造を提供できるため、収容ケース30の設計を工夫するだけでハイブリッドIC100を正しく位置決めすることができる。これにより、製品の性能確保と製品のコスト低減の両方に効果が期待できる。
ポンプモジュール1は、さらに、収容ケース30及びハイブリッドIC100に設けられ、ハイブリッドIC100が誤った向き及び誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構を備える。この誤組み付け防止機構は、収容ケース30に設けられる突壁部35,36と、入力端子または出力端子を拡大するように形成され、ハイブリッドIC100を正しく組み付けした場合に突壁部35,36に干渉せず、かつハイブリッドIC100を誤組み付けした場合に突壁部35,36に衝突する拡大部110a,111aと、を含んで構成される。
これによれば、前述の所定の位置決めを実現する位置規制部に加え、当該誤組み付け防止機構を併せ持つことにより、ハイブリッドIC100が小型で扱いにくい場合、表裏の区別がつきにくいものである場合、略対称形に近いものである場合等であっても、組立て時に、正しい向き及び正しい表裏になるように適切な設置を喚起できる。したがって、より確実に適正な設置状態でのハイブリッドIC100の組み付けを実施し易くなる。また、拡大部110a,111aの形状や位置に合わせて収容ケース30に突壁部35,36を形成すれば、比較的容易に、位置ずれ、表裏の誤組み付け及び逆向きの組み付けを回避可能とする製品を提供できる。
このような燃料供給装置によれば、拡大部110a,111aが形成された端子及びその他の端子を本来接続すべき所定の電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に確実に導電させる正規の組み付けが可能になる。また、燃料供給装置の組立てにおいても通電不良品の生産数を低減できるため、製品の生産性が向上して製品のコストパフォーマンスの向上にも寄与する。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態とは異なる位置規制部及び誤組み付け防止機構について図8及び図9を参照して説明する。図8(a)は第2実施形態のハイブリッドIC100Aの適正な設置状態を示す平面図であり、図8(b)〜(d)の各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。図9はハイブリッドIC100Aが収容ケース30に適正に設置された状態を示した平面図である。なお、図9において理解を容易にするため、ハイブリッドIC100Aの本体部101Aには斜線を付している。第2実施形態では、第1実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する場合がある。また第2実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、第1実施形態と同様とする。
第2実施形態では、第1実施形態に対して、給電プラグ3AのハイブリッドIC100Aが異なっている。図8に示すように、ハイブリッドIC100Aは、回路部分を内蔵する本体部101Aと、本体部101Aからそれぞれ外部に露出する3個の入力端子130a,130b,130c及び合わせて3個の出力端子110A,111A,120と、を備える。隣り合う出力端子110A,111A,120は同様の矩形状であり、第1実施形態の出力端子110,111のような拡大部は形成されていない。ハイブリッドIC100Aは、第1実施形態の拡大部の代わりに、本体部101Aの側壁101eにおける出力端子110Aと出力端子111Aとの間の部位から外方に突出する本体突出部102を備えている。また収容ケース30は、第1実施形態のものと同一である。
この構成により、図9に示すように、ハイブリッドIC100Aが収容ケース30に対して正しく組み付けされた場合に、2個の突壁部33は、第一の双方向Xの一方側における本体部101の側壁101cに当接し、2個の突壁部34は、第一の双方向Xの他方側における本体部101の側壁101dに当接する。これにより、突壁部33及び突壁部34は、第一の双方向Xに駆動回路部品の位置を規制する第一双方向位置規制部を構成する。
収容ケース30において燃料ポンプ側端子32aと燃料ポンプ側端子32bとの間には突壁部35が設けられていないため、本体突出部102は、図8(a)に示すように、ハイブリッドIC100を適正な向き及び表裏の状態(底面部30aに裏面101bが接し表面101aが接しない状態)で収容ケース30に置いた場合には、どの突壁部にも干渉しない。しかしながら、ハイブリッドIC100Aを図9に示す設置状態ではなく、例えば、図8(b)に示すように表裏反対(底面部30aに表面101aが接し裏面101bが接しない状態)で上下逆向きの設置状態とした場合には、本体突出部102は突壁部35に衝突してしまう。また図8(c)に示すように、前述の表裏反対で左右逆向きの設置状態とした場合には、本体突出部102は図9上側の突壁部36に衝突してしまう。また図8(d)に示すように、図8(a)から180度回転させた設置状態とした場合には、本体突出部102は図9下側の突壁部36に衝突してしまう。このように、図9に示す設置状態ではなく、ハイブリッドIC100Aを誤組み付けした場合には、本体突出部102はいずれかの突壁部に衝突して、正規の組み付けができないため、誤組み付けを容易に回避することが可能になる。
したがって、本体突出部102、突壁部35、及び突壁部36は、収容ケース30及び駆動回路部品に設けられ、駆動回路部品が誤った向き及び誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構を構成する。
また、上記構成により、図9に示すように、ハイブリッドIC100Aが収容ケース30に対して正しく組み付けされた場合に、1個の突壁部35は、第二の双方向Yの一方側における本体部101Aの側壁101eに当接し、2個の突壁部36は、第二の双方向Yの他方側における本体部101Aの側壁101fに当接するようになっている。
これにより、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30に設けられて、第二の双方向Yに駆動回路部品の位置を規制する第二双方向位置規制部を構成する。さらに以上の構成により、突壁部33、突壁部34、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30に設けられ、駆動回路部品の位置を収容ケース30に対して所定位置に位置決め規制する位置規制部を構成する。
以上の構成において、ハイブリッドIC100Aは、収容ケース30に対して正規の所定位置に配置されるので、さらに入力端子130及び出力端子110A,111A,120のそれぞれを電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に溶接等により固着接続した後に、第1実施形態と同様に、例えばシリコン38をポッティングして密封される。
次に、本実施形態がもたらす作用効果について説明する。本実施形態の誤組み付け防止機構は、収容ケース30に形成されて本体部101Aの側壁101c,101dに当接する突壁部33,34と、本体部101Aから外方に突出するように形成され、ハイブリッドIC100Aを正しく組み付けした場合に突壁部33,34に干渉せず、かつハイブリッドIC100Aを誤組み付けした場合に突壁部33,34に衝突する本体突出部102と、を含んで構成される。
この構成によれば、収容ケース30に形成した突壁部33,34と、適正な組み付け状態で突壁部33,34に干渉しないように本体部101Aに形成された本体突出部102とによって、誤組み付け防止機構を確実に構築することができる。したがって、適正な設置状態においてのみ互いに邪魔にならない位置関係に本体突出部102と突壁部33,34を形成すれば、誤組み付け防止機構を提供できるため、位置ずれ、表裏の誤組み付け及び逆向きの組み付けが回避可能になる。また、この構成によれば、本体部101Aを樹脂成形品によって形成する場合には、本体突出部102はその位置、形状及び大きさにおいて容易に形成可能であるため、製品のコストパフォーマンスの向上にも寄与し得る。
このような燃料供給装置によれば、ハイブリッドIC100Aの入力端子130及び出力端子110A,111A,120を本来接続すべき所定の電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に確実に導電させる正規の組み付けが可能になる。また、燃料供給装置の組立てにおいても通電不良品の生産数を低減できるため、製品の生産性が向上して製品のコストパフォーマンスの向上にも寄与する。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第2実施形態とは異なる位置規制部及び誤組み付け防止機構について図10〜図12を参照して説明する。図10は第3実施形態のハイブリッドIC100Bが設置される収容ケース30Bの内部構造を示した平面図である。図11(a)はハイブリッドIC100Bの適正な設置状態を示す平面図であり、図11(b)〜(d)の各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。図12はハイブリッドIC100Bが収容ケース30内に適正に設置された状態を示した平面図である。なお、図12において理解を容易にするため、ハイブリッドIC100Bの本体部101Bには斜線を付している。第3実施形態では、第1及び第2実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する場合がある。また第3実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、第1及び第2実施形態と同様とする。
第3実施形態では、第2実施形態に対して、給電プラグ3BのハイブリッドIC100B及び収容ケース30Bが異なっている。図10に示すように、収容ケース30Bは、第1及び第2実施形態の収容ケース30に対して、第一の双方向Xの他方側(図10の上側)に位置する部位の周壁部30bから内方に突出する突壁部34が1個のみ設けられているものである。この1個の突壁部34は、底面部30aの中心よりも第二の双方向Yの他方側(図10の右側)にのみ設けられており、第二の双方向Yの一方側(図10の左側)、すなわち燃料ポンプ側端子32寄りの突壁部34は設けられていない。
図11に示すように、ハイブリッドIC100Bは、回路部分を内蔵する本体部101Bと、本体部101Bからそれぞれ外部に露出する3個の入力端子130a,130b,130c及び合わせて3個の出力端子110A,111A,120と、を備える。さらにハイブリッドIC100Bは、第1実施形態の拡大部や第2実施形態の本体突出部102の代わりに、本体部101Bの側壁101dにおいて、本体部101Bの中心線から第二の双方向Yの一方側(図10の左側)に寸法d離れた位置に外方に突出する本体突出部103を備えている。つまり、本体突出部103は、側壁101dの片側(第二の双方向Yの一方側)半分の範囲に含まれるように形成されている。
この構成により、図12に示すように、ハイブリッドIC100Bが収容ケース30Bに対して正しく組み付けされた場合に、2個の突壁部33は、第一の双方向Xの一方側(図12下側)における本体部101Bの側壁101cに当接し、1個の突壁部34は、第一の双方向Xの他方側(図12上側)における本体部101Bの側壁101dに当接する。さらに、本体部101Bの本体突出部103は、周壁部30bの第一の双方向Xの他方側(図12上側)に位置する部位に当接するようになる。これにより、突壁部33、突壁部34及び本体突出部103は、第一の双方向Xに駆動回路部品の位置を規制する第一双方向位置規制部を構成する。
さらに、収容ケース30Bには、本体部101Bの中心線に相当する底面部30aの中心線から第二の双方向Yの一方側(図12の左側)に寸法d離れた位置に、突壁部が設けられていない。このため、本体部101Bの本体突出部103は、図12に示すように、ハイブリッドIC100Bを適正な向き及び表裏の状態(底面部30aに裏面101bが接し表面101aが接しない状態)で収容ケース30Bに置いた場合には、収容ケース30Bのどの突壁部にも干渉しない。しかしながら、ハイブリッドIC100Bを図12に示す設置状態ではなく、例えば、図11(b)に示すように表裏反対(底面部30aに表面101aが接し裏面101bが接しない状態)で上下逆向きの設置状態とした場合には、本体突出部103は図12左下側の突壁部33に衝突してしまう。また図11(c)に示すように、前述の表裏反対で左右逆向きの設置状態とした場合には、本体突出部103は図12上側の突壁部34に衝突してしまう。また図11(d)に示すように、図11(a)から180度回転させた設置状態とした場合には、本体突出部103は図12右下側の突壁部33に衝突してしまう。このように、図12に示す設置状態ではなく、ハイブリッドIC100Bを誤組み付けした場合には、本体突出部103は収容ケース30Bのいずれかの突壁部に衝突して、正規の組み付けができないため、誤組み付けを容易に回避することが可能になる。
したがって、ハイブリッドIC100Bの本体突出部103、収容ケース30Bの突壁部33及び突壁部34は、収容ケース30B及び駆動回路部品に設けられ、駆動回路部品が誤った向き及び誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構を構成する。
また、上記構成により、図12に示すように、ハイブリッドIC100Bが収容ケース30Bに対して正しく組み付けされた場合に、1個の突壁部35は、第二の双方向Yの一方側における本体部101Bの側壁101eに当接し、2個の突壁部36は、第二の双方向Yの他方側における本体部101Bの側壁101fに当接するようになっている。
これにより、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30Bに設けられて、第二の双方向Yに駆動回路部品の位置を規制する第二双方向位置規制部を構成する。さらに以上の構成により、突壁部33、突壁部34、突壁部35及び突壁部36は、収容ケース30に設けられ、駆動回路部品の位置を収容ケース30に対して所定位置に位置決め規制する位置規制部を構成する。
以上の構成において、ハイブリッドIC100Bは、収容ケース30Bに対して正規の所定位置に配置されるので、さらに入力端子130及び出力端子110A,111A,120のそれぞれを電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に溶接等により固着接続した後に、第1実施形態と同様に、例えばシリコン38をポッティングして密封される。
次に、本実施形態がもたらす作用効果について説明する。本実施形態の誤組み付け防止機構は、収容ケース30Bに形成されて本体部101Bの側壁に当接する突壁部33,34と、本体部101Bから外方に突出するように形成され、ハイブリッドIC100Bを正しく組み付けした場合に突壁部33,34に干渉せず、かつハイブリッドIC100Bを誤組み付けした場合に突壁部33,34に衝突する本体突出部103と、を含んで構成される。
これによれば、収容ケース30Bに形成した突壁部33,34と、適正な組み付け状態で突壁部33,34に干渉しないように本体部101Bに形成された本体突出部103とによって、誤組み付け防止機構を確実に構築することができる。したがって、適正な設置状態においてのみ互いに邪魔にならない位置関係に本体突出部103と突壁部33,34を形成すれば、誤組み付け防止機構を提供できるため、位置ずれ、表裏の誤組み付け及び逆向きの組み付けが回避可能になる。また、この構成によれば、本体部101Bを樹脂成形品によって形成する場合には、本体突出部103はその位置、形状及び大きさにおいて容易に形成可能であるため、製品のコストパフォーマンスの向上にも寄与し得る。
このような燃料供給装置によれば、ハイブリッドIC100Bの入力端子130及び出力端子110A,111A,120を本来接続すべき所定の電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に確実に導電させる正規の組み付けが可能になる。また、燃料供給装置の組立てにおいても通電不良品の生産数を低減できるため、製品の生産性が向上して製品のコストパフォーマンスの向上にも寄与する。
(第4実施形態)
第4実施形態は、上記各実施形態とは異なる位置規制部及び誤組み付け防止機構について図13〜図17を参照して説明する。図13は第4実施形態のハイブリッドIC100Cが設置される収容ケース30Cの内部構造を示した平面図である。図14は図13のXIV−XIV切断面における断面図である。図15(a)はハイブリッドIC100Cの適正な設置状態を示す平面図であり、図15(b)〜(d)の各図は(a)とは異なる向きに設置された状態を示す平面図である。図16はハイブリッドIC100Cが収容ケース30C内に適正に設置された状態を示した平面図である。図17は図16のXVII−XVII切断面における断面図である。なお、図16において理解を容易にするため、ハイブリッドIC100Cの本体部101Cには斜線を付している。第4実施形態では、第1〜第3実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する場合がある。また第4実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、第1〜第3実施形態と同様とする。
第4実施形態では、第2実施形態に対して、給電プラグ3CのハイブリッドIC100C及び収容ケース30Cが異なっている。図13及び図14に示すように、収容ケース30Cは、第1及び第2実施形態の収容ケース30に対して、底面部30aの中心線から第二の双方向Yの一方側(図13の左側)及び第一の双方向Xの他方側(図13の上側)にそれぞれ所定の寸法変位した位置に円筒状の凸部39を有する。さらに、収容ケース30Cには、収容ケース30と同様の突壁部33及び突壁部34が設けられているが、収容ケース30のような突壁部35及び突壁部36が設けられていない。
ハイブリッドIC100Cは、図15に示すように、回路部分を内蔵する本体部101Cと、本体部101Cからそれぞれ外部に露出する3個の入力端子130a,130b,130c及び合わせて3個の出力端子110A,111A,120と、を備える。さらにハイブリッドIC100Cにおいて、第1実施形態の拡大部、第2実施形態の本体突出部102、第3実施形態の本体突出部103の代わりに、本体部101Cの中心線から第二の双方向Yの一方側(図15(a)の左側)及び第一の双方向Xの他方側(図15(a)の上側)にそれぞれ所定の寸法変位した位置に凹部104が形成されている。本体部101Cに形成される凹部104は、収容ケース30Cの底面部30aに形成される凸部39に対応する位置に設けられており、凸部39が内側に嵌まる大きさ及び形状である。
この構成により、図16に示すように、ハイブリッドIC100Cが収容ケース30Cに対して正しく組み付けされた場合に、2個の突壁部33は、第一の双方向Xの一方側(図16下側)における本体部101Cの側壁101cに当接し、2個の突壁部34は、第一の双方向Xの他方側(図16上側)における本体部101Cの側壁101dに当接する。さらに、本体部101Cの凹部104には凸部39が嵌まるようになる。これにより、突壁部33、突壁部34及び本体突出部103は、第一の双方向Xに駆動回路部品の位置を規制する第一双方向位置規制部を構成する。凸部39及び凹部104は、第二の双方向Yに駆動回路部品の位置を規制する第二双方向位置規制部を構成する。なお、凸部39及び凹部104は、第二双方向位置規制部としてだけでなく、第一の双方向Xに駆動回路部品の位置を規制する第一双方向位置規制部としても機能し得る。
しかしながら、ハイブリッドIC100Cを図16や図15(a)に示す設置状態ではなく、例えば、図15(b)に示すように表裏反対(底面部30aに表面101aが接し裏面101bが接しない状態)で上下逆向きの設置状態とした場合には、底面部30aから突出する円筒状の凸部39が本体部101Cの表面101aに当たり、ハイブリッドIC100Cは傾き、入出力端子130,110A,111A,120が燃料ポンプ側端子32及び電力供給側端子31に適切に接合しうる状態に配置されない。また図15(c)に示すように、前述の表裏反対で左右逆向きの設置状態とした場合でも、図15(b)の場合と同様に、凸部39が本体部101Cの表面101aに当たってしまう。また図15(d)に示すように、図15(a)から180度回転させた設置状態とした場合には、凸部39と凹部104とが互いに対向する位置にないため、凸部39が本体部101Cの裏面101bに当たってしまい、入出力端子130,110A,111A,120が燃料ポンプ側端子32及び電力供給側端子31に適切に接合しうる状態にならない。このように、図16に示す設置状態ではなく、ハイブリッドIC100Cを誤組み付けした場合には、凸部39は本体部101Cの凹部104以外の部分に衝突して、正規の組み付けができないため、誤組み付けを容易に回避することが可能になる。
したがって、ハイブリッドIC100Cの凹部104及び収容ケース30Cに形成された凸部39は、駆動回路部品が誤った向き及び誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構を構成する。以上の構成により、凹部104、凸部39、突壁部33、及び突壁部34は、収容ケース30Cまたは駆動回路部品に設けられ、駆動回路部品の位置を収容ケース30Cに対して所定位置に位置決め規制する位置規制部を構成する。
このようにハイブリッドIC100Cは、収容ケース30Cに対して正規の所定位置に配置されるので、さらに入力端子130及び出力端子110A,111A,120のそれぞれを電力供給側端子31及び燃料ポンプ側端子32に溶接等により固着接続した後に、第1実施形態と同様に、例えばシリコン38をポッティングして密封される。
なお、本体部101Cに凸部を形成し、収容ケース30Cに凸部が嵌まる凹部を形成するようにしてもよい。
次に、本実施形態がもたらす作用効果について説明する。本実施形態の誤組み付け防止機構は、互いに接する収容ケース30C及び本体部101Cのいずれか一方に形成した凸部39と、他方に形成されてハイブリッドIC100Cを正しく組み付けした場合にのみ凸部39が嵌まる凹部104と、を含んで構成される。この構成によれば、収容ケース30C及び本体部101Cのいずれか一方に形成した凸部39と、適正な組み付け状態でのみ凸部39が嵌まる他方の凹部104との少ない構成要素によって、誤組み付け防止機構を確実に構築することができる。したがって、適正な設置状態においてのみ嵌め合う関係に凸部39及び凹部104を形成すれば、誤組み付け防止機構を提供できるため、位置ずれ、表裏の誤組み付け及び逆向きの組み付けが回避可能になる。このような燃料供給装置によれば、入力端子及び出力端子を本来接続すべき所定の電力供給側端子及び燃料ポンプ側端子に確実に導電させる正規の組み付けが可能になる。
また、凹部104及び凸部39は、互いに嵌め合う関係の円筒状で形成したが、このような形状に限定するものではない。例えば、多角形の筒状であってもよく、この場合には、凹部104及び凸部39は、本体部101C及び底面部30aの中心からずれた位置に形成されているため、凹部104と凸部39は一義的に嵌め合う関係になる。したがって、これらのみで、位置規制部と誤組み付け防止機構の両方の機能を併せ持つことになる。すなわちこの場合には、突壁部33,34を不要にすることもできる。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第1実施形態とは異なる給電プラグ3Dの構成について図18〜図20を参照して説明する。図18は第5実施形態に係るポンプモジュール1Aの平面図である。図19は図18中のXIX方向に矢視した側面図であり、一部の内部構造を示している。図20は図18のXX−XX切断面における断面図であり、蓋部材2を除いた状態を示している。第5実施形態では、第1実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する場合がある。また第5実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、第1実施形態と同様とする。
第5実施形態では、第1実施形態に対して、給電プラグ3Dの構成が異なっている。図18〜図20に示すように、給電プラグ3Dは、燃料ポンプ側コネクタ42、収容ケース側コネクタ41、及び収容ケース側コネクタ41に一体に形成されている収容ケース30Dで構成されている。燃料ポンプ側コネクタ42は、一方側が蓋部材2に一体に設けられており、燃料ポンプ8のリード線に通電可能に繋がる接続用端子45を内部に備え、他方側で収容ケース側コネクタ41に接続可能なコネクタである。また、燃料ポンプ側コネクタ42は、蓋部材2とは別部品であって蓋部材2に取り付け固定されることにより蓋部材2に一体に設けられる部品であってもよいし、一体成形等により蓋部材2と一体に形成されることにより蓋部材2に一体に設けられる部品であってもよい。
収容ケース側コネクタ41は、燃料ポンプ側端子32に連結された接続用端子44を内部に備えるコネクタであり、一方側のコネクタ部が燃料ポンプ側コネクタ42に接続されると同時に、接続用端子44が燃料ポンプ側コネクタ42の接続用端子45に接続されるようになっている。さらに収容ケース側コネクタ41は、他端側で収容ケース30Dに一体に形成されている。すなわち、ハイブリッドIC100が搭載されている収容ケース30Dは、収容ケース側コネクタ41の一方側のコネクタ部を介して燃料ポンプ側コネクタ42に一体に接続されている。この構成により、電力供給側の2線のリード線43は、電力供給側端子31、ハイブリッドIC100、燃料ポンプ側端子32、接続用端子44及び接続用端子45が連結されて、燃料ポンプ8のリード線に通電可能に接続されている。
次に、本実施形態のポンプモジュール1Aがもたらす作用効果について説明する。ポンプモジュール1Aの給電プラグ3Dは、燃料ポンプ8に通電可能に繋がる接続用端子45を有して蓋部材2に一体に設けられる燃料ポンプ側コネクタ42と、収容ケース30Dに一体に形成され、燃料ポンプ側コネクタ42の接続用端子45に接続されると共に燃料ポンプ側端子32に連結された接続用端子44を有する収容ケース側コネクタ41と、を備える。そして、燃料ポンプ側コネクタ42と収容ケース側コネクタ41が接続されることにより、燃料ポンプ側コネクタ42の接続用端子45と収容ケース側コネクタ41の接続用端子44とが連結されるため、燃料ポンプ8にハイブリッドIC100で制御される駆動電流を供給可能になる。
これによれば、燃料タンク20の内外を遮断する蓋部材2と一体の燃料ポンプ側コネクタ42と、ハイブリッドIC100を収容する収容ケース30Dと一体に形成される収容ケース側コネクタ41と、を接続することによって、ハイブリッドIC100の入力端子130及び出力端子110,111,120は、蓋部材2に直接接続される樹脂製部材に包まれる状態ではなく、燃料ポンプ側コネクタ42を介して蓋部材2と一体になる。このため、燃料タンク20内の燃料の分子が蓋部材2の内部に浸入するようなことがあっても、当該入出力端子130,110,111,120は、蓋部材2との間に燃料ポンプ側コネクタ42が存在することにより、燃料浸透の影響を受けにくい構造で使用される。したがって、経年使用において、ハイブリッドIC100の入出力端子130,110,111,120と燃料ポンプ側端子32及び電力供給側端子31との電気的導通を良好に維持することができる。
また上記構成によれば、ハイブリッドIC100への燃料の浸入を回避できるため、収容ケース30Dを含む収容ケース側コネクタ41を安価なPOM樹脂等で形成することができる。これにより、耐燃料性に優れる高価なPPS樹脂の使用量を必要最小限度に抑えることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態において、突壁部33,34,35,36は、平面視して角形状を呈しているが、このような形状に限定するものではない。例えば、円形状、半円形状、薄板状等、本体部101の側壁に当接して支持し得る形状及び強度を有していれば、種々の形状を採用することが可能である。
上記第5実施形態の構成は、上記第2実施形態〜第4実施形態のそれぞれに適用可能である。
上記第1実施形態では、ポンプモジュール1においては、燃料ポンプ20の駆動用電動機をブラシレスモータとしているが、他の種類の電動機に置き換えても良い。たとえば、整流子式直流モータ等を用いても良い。
またポンプモジュール1を自動二輪車の燃料タンク20に適用しているが、自動二輪車の燃料タンク20に限るものではなく、他の内燃機関に供給される燃料が収容される燃料タンクにポンプモジュール1を適用してもよい。
1…ポンプモジュール(燃料供給装置)
2…蓋部材
8…燃料ポンプ
20…燃料タンク
21…開口部
30,30B,30C,30D…収容ケース
31,31a,31b…電力供給側端子
32,32a,32b,32c…燃料ポンプ側端子
33,34…突壁部(位置規制部、第一双方向位置規制部)
35,36…突壁部(位置規制部、第二双方向位置規制部、誤組み付け防止機構)
39…凸部(誤組み付け防止機構)
41…収容ケース側コネクタ
42…燃料ポンプ側コネクタ
44,45…接続用端子
100,100A,100B,100C…ハイブリッドIC(駆動回路部品)
101…本体部
102,103…本体突出部(誤組み付け防止機構)
104…凹部(誤組み付け防止機構)
110a,111a…拡大部(誤組み付け防止機構)

Claims (2)

  1. 燃料タンクに取り付けられて前記燃料タンク内の燃料を前記燃料タンク外の内燃機関に供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンクに形成された開口部を閉じる蓋部材と、
    前記蓋部材に支持され前記燃料タンク内の燃料を加圧して吐出する燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプを駆動するための駆動電流を制御する駆動回路部品であって、樹脂材料でモールドすることにより回路を内蔵する本体部と当該本体部からそれぞれ露出する入力端子及び出力端子とを含む駆動回路部品と、
    前記燃料タンク外に設けられ、前記駆動回路部品を収容する収容ケースと、
    前記収容ケース内に設けられ、電力を供給するために前記入力端子に連結される電力供給側端子と、
    前記収容ケース内に設けられ、前記燃料ポンプに駆動電流を供給するために前記出力端子に連結される燃料ポンプ側端子と、
    前記駆動回路部品及び前記収容ケースに設けられ、前記駆動回路部品の位置を規制して前記駆動回路部品が誤った向き組み付けられることを妨げ、かつ前記駆動回路部品の前記本体部が誤った表裏に組みつけられることを妨げる誤組み付け防止機構と、
    を備え
    前記入力端子及び前記出力端子が前記本体部から突出する方向に平行な前記本体部の両面は、フラットな面をなし、
    前記誤組み付け防止機構は、
    前記収容ケースに形成され前記本体部の側壁に当接する突壁部と、
    前記入力端子または前記出力端子を拡大するように形成され、前記駆動回路部品を正しく組み付けした場合に前記突壁部に干渉せず、かつ前記駆動回路部品を誤った表裏に誤組み付けした場合に前記突壁部に衝突する拡大部と、
    を含んで構成されることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記蓋部材に設けられ、前記燃料ポンプに通電可能に繋がる接続用端子を有する燃料ポンプ側コネクタと、
    前記収容ケースに一体に形成し、前記燃料ポンプ側コネクタの前記接続用端子に接続されると共に前記燃料ポンプ側端子に連結される接続用端子を有する収容ケース側コネクタと、を備え、
    前記燃料ポンプ側コネクタと前記収容ケース側コネクタが接続されることにより、前記燃料ポンプ側コネクタの接続用端子と前記収容ケース側コネクタの接続用端子とが連結されることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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