JP2018126046A - 電動車両用インバータ、及び電動車両 - Google Patents

電動車両用インバータ、及び電動車両 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の組立時や整備時において、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることによる作業者の感電を防ぐことができる電動車両用インバータを提供する。
【解決手段】電動車両のモータに接続される電動車両用インバータであって、インバータ制御部を備えたインバータ本体と、インバータ本体に配設された高電圧端子部と、高電圧端子部を覆うように、インバータ本体に取り付けられる端子カバーと、高電圧端子部にアクセスする際に、高電圧端子部の高電圧を遮断するインターロック回路と、端子カバーと接合部において脱着自在に接合されるとともに、インバータ本体に脱着自在に固定される本体カバーと、を備え、本体カバーの少なくとも一部は、端子カバーの上に重ねて取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本開示は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HV)、プラグインハイブリッドカー(PHV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)などの電池式電気自動車、その他の電動車両(以下、単に「電動車両」と言う)において搭載され、エンジンコントロールユニット(ECU)、電源(バッテリ)、モータ、ジェネレータなどと接続される電動車両用インバータ、および、該電動車両用インバータを備えた電動車両に関する。
従来、電動車両のパワートレイン(駆動機構)に使用されるインバータは、バッテリとの電力需給や、モータやジェネレータの駆動、回生に伴う電力授受のため、高電圧ハーネス(電線ユニット)が接続されている。
ところで、インバータの高電圧ハーネス接続部(高電圧端子部)は、車両の組立時や整備時に作業しやすいように、端子カバーが設置され、端子カバーにより覆われている構造が一般的である。
この場合、車両の組立時や整備時において、通常、正しい手順によって作業される場合、インバータの端子カバーを取り外す際は、バッテリのサービスプラグを抜くことで、高電圧ハーネスの端子部には、電圧が印加されない状態であり、このような状態で、車両の組立や整備の作業が行われる。
また、特許文献1には、ケースに収容されたインバータなどの高電圧部に対して、電圧が印加された状態において、高電圧部の活線作業を防止するための、電動車両の高電圧部活線作業防止装置が提案されている。かかる装置では、インバータを箱体形状のハウジング内に収容しており、このハウジング内に、電動アクチュエータによるロック機構を設けている。また、電動アクチュエータの動作電源を、バッテリから電線を介して供給される電力としている。
これにより、電線から電動アクチュエータに電力が供給されている場合に、ロック機構がロック状態に保持され、高電圧部にアクセスできないようになっている。一方、電線から電動アクチュエータに電力が供給されていない場合に、インバータを収容するケース部のカバー部を開くことができ、高電圧部にアクセスできるように構成されている。
特開2011−193546号公報
このような従来のインバータでは、万一、上記のような手順を踏まずに、すなわち、バッテリのサービスプラグ(インバータの電源コネクタ)を抜くことなく、誤ってインバータの端子カバーを取り外してしまった場合には、高電圧ハーネスの端子部に、高電圧が印加された状態となり、不用意に端子部に触れることがあり、作業者が感電する虞があった。
このため、従来、端子カバーにインターロック回路用コネクタを一体化させ、端子カバーを外すと、インターロック回路のコネクタも外れ、高電圧が遮断される構造のインバータが提案されている。
しかしながら、このような構造のインバータでは、端子カバーを外す前に、インバータの電源コネクタを取り外してしまうと、インバータの電源がオフの状態(インバータに電流が供給されない状態)となり、インターロック機能が機能せず、端子部の高電圧が遮断されない虞がある。
このような現状に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両の組立時や整備時において、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることによる作業者の感電を防ぐことができる電動車両用インバータ、及び電動車両を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る電動車両用インバータは、電動車両のモータに接続される電動車両用インバータであって、インバータ制御部を備えたインバータ本体と、前記インバータ本体に配設された高電圧端子部と、前記高電圧端子部を覆うように、前記インバータ本体に取り付けられる端子カバーと、前記高電圧端子部にアクセスする際に、高電圧端子部の高電圧を遮断するインターロック回路と、前記端子カバーと接合部において脱着可能に接合されるとともに、前記インバータ本体に脱着自在に固定される本体カバーと、を備え、前記本体カバーの少なくとも一部は、前記端子カバーの上に重ねて取り付けられる。
上記(1)の構成によれば、本体カバーを取り外さないと、端子カバーが取り外せないので、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることによる、作業者の感電を防ぐことができる。
また、本体カバーを取り外さないと、端子カバーが取り外せないので、誤った手順で作業しても、作業員に誤った手順で作業していることを認識させることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記インバータ本体に、前記インターロック回路の一部が形成されるとともに、前記本体カバーに、前記インターロック回路の一部が形成され、前記本体カバーの少なくとも一部が前記端子カバーの上に重ねて取り付けられることによって前記インターロック回路が成立するように構成されている。
上記(2)の構成によれば、本体カバーをインバータ本体から取り外すと、インターロック回路が遮断されて、高電圧端子部の高電圧を遮断する。
従って、車両の組立時や整備時において、本体カバーをインバータ本体から取り外すと、インターロック回路が自動的に遮断されるので、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部の高電圧が確実に遮断できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記本体カバーをインバータ本体に脱着自在に固定する締結ボルト用のボルト座面金具孔と、締結ボルトとによって、前記本体カバーに形成された前記インターロック回路と、前記インバータ本体に形成された前記インターロック回路と、を電気的に接続する。
上記(3)の構成によれば、ボルト座面金具孔を介して、締結ボルトによって、本体カバーに形成されたインターロック回路と、インバータ本体に形成されたインターロック回路とが、電気的に接続されている状態となる。
従って、締結ボルトを取り外して、本体カバーをインバータ本体から取り外せば、インターロック回路が遮断されるので、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部の高電圧が確実に遮断できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)のいずれか一つの構成において、前記本体カバーは、インターロック接続ラインを脱着自在に接続するためのインターロックコネクタを有し、前記インターロック接続ラインを、インターロックコネクタから取り外すことで前記インターロック回路が遮断されるように構成されている。
上記(4)の構成によれば、本体カバーに、インターロック接続ラインを、脱着自在に接続するためのインターロックコネクタが形成されており、インターロック接続ラインを、インターロックコネクタから取り外さないと、本体カバーが取り外せないようになっている。
そして、インターロック接続ラインを、インターロックコネクタから取り外すと、インターロック回路が遮断されて、高電圧端子部の高電圧を遮断するように構成されている。
従って、車両の組立時や整備時において、インターロック接続ラインを、インターロックコネクタから取り外すと、インターロック回路が遮断されて、高電圧端子部の高電圧を遮断されるので、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部の高電圧が確実に遮断できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)から(4)のいずれか一つの構成において、前記端子カバーと前記本体カバーとの接合部が、前記端子カバーと前記本体カバーに設けた凹凸係合部が相互に係合することにより、脱着自在に係止されている。
上記(5)の構成によれば、端子カバーと本体カバーとの接合部が、端子カバーと本体カバーに設けた凹凸係合部が相互に係合している状態であるので、本体カバーを取り外さないと、端子カバーが取り外せない状態に簡単に保持された状態にできる。従って、車両の組立時や整備時において、簡単な作業で、誤った手順で作業するのを防止できる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(4)のいずれか一つの構成において、前記端子カバーと前記本体カバーとの接合部が、接合部材を介して相互に脱着自在に接合されている。
上記(6)の構成によれば、端子カバーと本体カバーとの接合部が、接合部材を介して相互に脱着自在に接合されているので、接合部材を取り外してから、本体カバーを取り外さないと、端子カバーが取り外せない状態に確実に保持された状態となる。これにより、車両の組立時や整備時において、誤った手順で作業するのが確実に防止できる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(7)のいずれか一つの構成において、前記インバータ本体のインバータ制御部に電源を接続するためのメインコネクタが、前記本体カバーに覆われており、前記本体カバーを、インバータ本体からから取り外すことで、前記メインコネクタにアクセス可能に構成されている。
上記(7)の構成によれば、メインコネクタが、本体カバーに覆われており、本体カバーを、インバータ本体からから取り外さないと、メインコネクタにアクセスできない。
従って、先にインバータ本体への電源供給のメインコネクタを取り外して、誤った手順で作業することがなく、インバータの端子カバーを誤って取り外すことがない。
これにより、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることがない。
(8)本発明の少なくとも一実施形態に係る電動車両は、上記(1)から(8)のいずれか一つに記載の電動車両用インバータを備える。
上記(8)の構成によれば、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることによる作業者の感電を防ぐことができる。
本発明によれば、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部に、不用意に触れることによる、作業者の感電を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの斜視図である。 図1の電動車両用インバータの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの上面図である。 図3のA−A線での断面図である。 図1のB部分のインターロックコネクタ部分を示す部分拡大斜視図である。 図5のインターロックコネクタ部分を示す縦断面である。 本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの概略を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの斜視図、図2は、図1の電動車両用インバータの分解斜視図、図3は、本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの上面図、図4は、図3のA−A線での断面図、図5は、図1のB部分のインターロックコネクタ部分を示す部分拡大斜視図、図6は、図5のインターロックコネクタ部分を示す縦断面、図7は、本発明の実施形態に係る電動車両用インバータの概略を示す回路図である。
図1〜図7において、符号10は、全体で本発明の電動車両用インバータ10を示している。
なお、図1〜図2において、電動車両用インバータ10以外の電動車両の構成部品も図示しているが、これらは、周知の構成部品であるので、その詳細については、説明を省略する。
本発明の電動車両用インバータ10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HV)、プラグインハイブリッドカー(PHV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)などの電動車両において搭載され、エンジンコントロールユニット(ECU)、電源(バッテリ)、モータ、ジェネレータなどと接続されるものである。
図1〜図4に示したように、本発明の電動車両用インバータ10は、例えば、アルミダイカストで作製される箱体形状のインバータ本体12を備えている。このインバータ本体12の内部には、図7に示したように、制御基板14aなどから構成されるインバータ制御部14が備えられている。
また、図2、7に示したように、インバータ本体12の一方の側面12aには、メインコネクタ15が配置されている。図7に示したように、メインコネクタ15には、インバータ制御部14の制御基板14aが接続されるとともに、接続ライン18a、18bを介して、エンジンコントロールユニット(ECU)16が接続されている。
また、図7に示したように、メインコネクタ15には、インバータ制御部14の制御基板14aに接続されるとともに、電源コネクタ22を介してバッテリ(電源)20が、接続されている。さらに、メインコネクタ15には、車体などに接地される接続ライン24が接続されている。
なお、電動車両用インバータ10のインバータ本体12には、図示しないが、モータやジェネレータに接続されるコネクタが、例えば、インバータ本体12の側面12a、12bなどに形成されている。
また、図7に示したように、インバータ本体12の上面12cには、その後方側(図示しないエンジンが配置される側)に、複数の高電圧端子26が並列するように配設された高電圧端子部28を備えている。
この高電圧端子部28には、高電圧部である高電圧端子部28に、不用意に接触できないように、図1〜図4及び図7に示したように、高電圧端子部28を覆うように、インバータ本体12に、締結ボルト31によって取り付けられる、例えば、合成樹脂などの絶縁材料から構成される端子カバー30が設けられている。
なお、図3〜図4に示したように、この端子カバー30には、高電圧端子部28を囲むように、環状のシール溝部32が形成されており、このシール溝部32に、Oリングからなるシール部材34を装着するすることによって、雨水などが高電圧端子部28に侵入して短絡が生じないように構成されている。
また、図7に示したように、エンジンコントロールユニット(ECU)16の接続ライン18a、18bは、メインコネクタ15を介して、インバータ制御部14の制御基板14aに接続され、さらに、インターロックループ回路36を経て、メインコネクタ15から、インターロック接続ライン38を介して、インターロックコネクタ40に接続されている。
さらに、図1〜図7に示したように、インバータ本体12の上面12cには、その前方側(フロント側)には、端子カバー30と、接合部52において、脱着可能に接合されるとともに、インバータ本体12に脱着可能に固定された、例えば、合成樹脂などの絶縁材料から構成される本体カバー42を備えている。本体カバー42は、少なくとも一部が端子カバー30の上に重なるように取り付けられ、本体カバー42を取り外さないと、端子カバー30が取り外せないように構成されている。
このように構成することによって、本体カバー42を取り外さないと、端子カバー30が取り外せないので、誤った手順で作業しても、電動車両用インバータ10の端子カバー30を誤って取り外すことがない。これにより、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部28に、不用意に触れることによる、作業者の感電を防ぐことができる。
また、電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業しても、本体カバー42を取り外さないと、端子カバー30が取り外せないので、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部28に、不用意に触れることによる、作業者の感電を防ぐことができる。また、本体カバー42を取り外さないと、端子カバー30が取り外せないので、誤った手順で作業していることを認識させることができる。
さらに、従来の特許文献1のような構成のインバータのように、電動アクチュエータによるロック機構などを設ける必要がなく、簡単な構成で、部品点数も少なく、重量も軽く、小型化でき、燃費も低下することなく、さらには、コストも低減できる。
具体的には、図1〜図4に示したように、この実施形態の電動車両用インバータ10では、本体カバー42は、締結ボルト41を、インバータ本体12の上面12cに形成されたネジ穴43に締め付けることにより、インバータ本体12に脱着可能に固定されるように構成されている。
また、図3〜図4に示したように、インバータ本体12に、インターロック回路46の一部46aを形成するとともに、本体カバー42に、インターロック回路46の一部46bを形成している。これにより、本体カバー42の少なくとも一部が端子カバー30の上に重ねて取り付けられることによってインターロック回路46が成立するように構成されている。すなわち、インターロック回路46aと、インターロック回路46bとが相互に電気的接触して、インバータ本体12と、本体カバー42に、ループ形状のインターロック回路46(46a、46b)が形成されていることになる。
そして、図4に示したように、本体カバー42をインバータ本体12から取り外すと、インターロック回路46が遮断されて、高電圧端子部28の高電圧を遮断する。従って、車両の組立時や整備時において、締結ボルト41を緩めて取り外して、本体カバー42をインバータ本体12から取り外すと、インターロック回路46が自動的に遮断されるので、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。これにより、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業することがなく、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。
また、この実施形態の電動車両用インバータ10では、図4に示したように、本体カバー42に、インターロック回路46の一部46bを構成するインサート端子48をインサート成形している。
そして、このインサート端子48に、本体カバー42をインバータ本体12に脱着可能に固定する締結ボルト41用のボルト座面金具孔50と、締結ボルト41とによって、本体カバー42に形成されたインターロック回路46bと、インバータ本体12に形成されたインターロック回路46aとを電気的に接続する。このように構成することによって、ボルト座面金具孔50を介して、締結ボルト41によって、本体カバー42に形成されたインターロック回路46bと、インバータ本体に形成されたインターロック回路46aとが、電気的に接続されている状態となる。従って、締結ボルト41を取り外して、本体カバー42をインバータ本体12から取り外せば、インターロック回路46(46a、46b)が遮断される。これにより、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業することがなく、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。
この場合、この実施形態の電動車両用インバータ10では、図3〜図6に示したように、本体カバー42のフロント側のインバータ本体12の一方の側面12aに対応する側に、インターロックコネクタ40を有する。
また、図5に示したように、本体カバー42には、コネクタ用開口部45が形成されており、インターロックコネクタ40が、コネクタ用開口部45から露出して、後述するように、インターロック接続ライン38のソケット部38aを、このインターロックコネクタ40のソケット部40aに脱着自在に接続できるようになっている。
具体的には、インターロックコネクタ40には、本体カバー42に形成されたインターロック回路46の一部46bの末端の端子部46cが突設されているとともに、その上下に可撓性を有するソケット部40aが形成されている。
そして、図5に示したように、インターロック接続ライン38のソケット部38aを、このインターロックコネクタ40のソケット部40aに脱着自在に接続できるようになっている。なお、図示しないが、インターロック接続ライン38のソケット部38aには、これらのソケット部40a、端子部46cが係合する係合部分が形成されている。
これにより、本体カバー42に形成されたインターロック回路46(46a、46b)が、インターロック接続ライン38、メインコネクタ15を介して、インバータ本体12のインバータ制御部14の制御基板14aに接続されるようになっている。これにより、インターロック接続ライン38のソケット部38aを、インターロックコネクタ40のソケット部40aから取り外さないと、端子カバー30が取り外せないように構成されている。
また、インターロック接続ライン38を、インターロックコネクタ40から取り外すことでインターロック回路46(46a、46b)が遮断されて、高電圧端子部28の高電圧が遮断されるように構成されている。従って、車両の組立時や整備時において、インターロック接続ライン38を、インターロックコネクタ40から取り外すと、インターロック回路46(46a、46b)が遮断されて、高電圧端子部28の高電圧が遮断される。これにより、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外しても、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。
さらに、この実施形態の電動車両用インバータ10では、図4に示したように、端子カバー30と本体カバー42との接合部52が、端子カバー30と本体カバー42に設けた凹凸係合部54が相互に係合することにより、脱着可能に係止されている。
具体的には、この実施形態の電動車両用インバータ10では、図4に示したように、端子カバー30側に凹部を形成する係合孔56が形成されるとともに、この係合孔56に係合するように、本体カバー42に凸部を形成する下方に突設する突設部58が形成されている。また、インバータ本体12の上面12cには、この突設部58を収容するための収容凹部55が形成されている。
なお、この実施形態の場合には、係合孔56としたが、係合凹部とすることももちろん可能である。
これにより、端子カバー30側の係合孔56に、本体カバー42に形成された下方に突設する突設部58を係合することによって、端子カバー30と本体カバー42との接合部52が形成されている。このように構成することによって、端子カバーと本体カバー42との接合部が、前記端子カバーと本体カバー42に設けた凹凸係合部が相互に係合している状態である。これにより、本体カバー42を取り外さないと、端子カバーが取り外せない状態に確実に保持された状態となっており、車両の組立時や整備時において、誤った手順で作業するのが確実に防止できる。
なお、この実施形態では、接合部52として、端子カバー30側の係合孔56を、本体カバー42に突設部58を形成したが、図示しないが、端子カバー30側に突設部を形成して、本体カバー42側に係合凹部または係合孔を形成することも可能である。
また、この接合部52の数、形状、配置位置などは、特に限定されるものではない。また、この実施形態では、端子カバー30と本体カバー42との接合部52が、端子カバー30と本体カバー42に設けた凹凸係合部54が相互に係合するように構成した。
しかしながら、端子カバー30と本体カバー42との接合部52を、端子カバー30の上方に、本体カバー42が重なるような構造とするだけでも良い。
さらに、図示しないが、接合部52として、端子カバー30と本体カバー42との接合部52が、別の接合部材を介して相互に脱着自在に接合されていても良い。これにより、接合部材を取り外してから、本体カバー42を取り外さないと、端子カバー30が取り外せない状態に確実に保持された状態となっており、車両の組立時や整備時において、誤った手順で作業するのが確実に防止できる。
また、この実施形態の電動車両用インバータ10では、図1〜図2に示したように、メインコネクタ15が、本体カバー42の側部42aに覆われており、本体カバー42を、インバータ本体12から取り外すことで、メインコネクタ15にアクセス可能に構成されている。
従って、先に、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業することがなく、電動車両用インバータ10の端子カバー30を誤って取り外すことがない。これにより、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部28に、不用意に触れることがない。
また、誤った手順で、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外すことがなく、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。
このように構成される本発明の電動車両用インバータ10において、車両の組立時や整備時に、以下のようにして作業が行われる。
すなわち、本体カバー42をインバータ本体12から取り外すには、締結ボルト41を緩めて取り外して、本体カバー42をインバータ本体12から取り外すか、または、インターロック接続ライン38のソケット部38aを、インターロックコネクタ40のソケット部40aから取り外さなければならない。または、これらの取り外し作業を同時に行わなければならない。従って、締結ボルト41を取り外して、本体カバー42をインバータ本体12から取り外せば、インターロック回路46(46a、46b)が遮断されることになる。
また、インターロック接続ライン38を、インターロックコネクタ40から取り外すと、インターロック回路46(46a、46b)が遮断されて、高電圧端子部28の高電圧が遮断されるように構成されている。これにより、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業することがなく、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できる。
そして、このように高電圧端子部28の高電圧が遮断された状態で、本体カバー42をインバータ本体12から取り外せば、端子カバー30側の係合孔56と、本体カバー42に形成された下方に突設する突設部58との係合が解除される。これにより、締結ボルト31を緩めて取り外して、インバータ本体12から、端子カバー30を取り外して、高電圧端子部28が露出されて、高電圧端子26にアクセスすることができ、所定の結線作業などができるようになっている。
この際、電動車両用インバータ10では、図1〜図2に示したように、メインコネクタ15が、本体カバー42の側部42aに覆われており、本体カバー42を、インバータ本体12からから取り外さないと、メインコネクタ15にアクセスできないように構成されている。従って、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外して、誤った手順で作業することがなく、電動車両用インバータ10の端子カバー30を誤って取り外すことがない。これにより、高電圧が印加された状態の高電圧ハーネスの高電圧端子部28に、不用意に触れることがない。
また、誤った手順で、電動車両用インバータ10の電源コネクタ22を取り外すことがなく、電動車両用インバータ10の電源がオフの状態(電動車両用インバータ10に電流が供給されない状態)とならず、インターロック機能が確実に機能して、高電圧端子部28の高電圧が確実に遮断できるようになっている。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施形態では、本発明の電動車両用インバータ10の本体カバー42を、インバータ本体12に、締結ボルト41を介して脱着自在に構成したが、締結ボルト以外でも、脱着自在に固定する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、クランプなど周知の締結方法を採用することができる。
また、上記の実施形態では、インバータ本体12に、インターロック回路46の一部46aを形成するとともに、本体カバー42に、インターロック回路46の一部46bを形成するとともに、本体カバー42にインターロックコネクタ40が形成しているが、少なくともいずれか一方の手段だけ設けるようにすれば良い。
すなわち、例えば、図示しないが、インバータ本体12側に、インターロック回路46の全体を設けて、このインターロック回路46に接続するインターロックコネクタ40を、本体カバー42に形成しても良い。
また、例えば、図示しないが、インバータ本体12に、インターロック回路46の一部46aを形成するとともに、本体カバー42に、インターロック回路46の一部46bを形成するとともに、インバータ本体12側のインターロック回路46の一部46aに直接インターロック接続ライン38を接続するように構成するなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本開示は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HV)、プラグインハイブリッドカー(PHV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)などの電動車両において搭載され、エンジンコントロールユニット(ECU)、電源(バッテリ)、モータ、ジェネレータなどと接続される電動車両用インバータ、及び電動車両に適用することができる。
10 電動車両用インバータ
12 インバータ本体
12a、12b 側面
12c 上面
14 インバータ制御部
15 メインコネクタ
14a 制御基板
16 エンジンコントロールユニット(ECU)
18a、18b 接続ライン
20 バッテリ(電源)
22 電源コネクタ
24 接続ライン
26 高電圧端子
28 高電圧端子部
30 端子カバー
31 締結ボルト
32 シール溝部
34 シール部材
36 インターロックループ回路
38 インターロック接続ライン
38a ソケット部
40 インターロックコネクタ
40a ソケット部
41 締結ボルト
42 本体カバー
42a 側部
43 ネジ穴
45 コネクタ用開口部
46 インターロック回路
46a、46b インターロック回路の一部
46c 端子部
48 インサート端子
50 ボルト座面金具孔
52 接合部
54 凹凸係合部
55 収容凹部
56 係合孔
58 突設部

Claims (8)

  1. 電動車両のモータに接続される電動車両用インバータであって、
    インバータ制御部を備えたインバータ本体と、
    前記インバータ本体に配設された高電圧端子部と、
    前記高電圧端子部を覆うように、前記インバータ本体に取り付けられる端子カバーと、
    前記高電圧端子部にアクセスする際に、高電圧端子部の高電圧を遮断するインターロック回路と、
    前記端子カバーと接合部において脱着可能に接合されるとともに、前記インバータ本体に脱着自在に固定される本体カバーと、を備え、
    前記本体カバーの少なくとも一部は、前記端子カバーの上に重ねて取り付けられることを特徴とする電動車両用インバータ。
  2. 前記インバータ本体に、前記インターロック回路の一部が形成されるとともに、前記本体カバーに、前記インターロック回路の一部が形成され、前記本体カバーの少なくとも一部が前記端子カバーの上に重ねて取り付けられることによって前記インターロック回路が成立するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動車両用インバータ。
  3. 前記本体カバーをインバータ本体に脱着自在に固定する締結ボルト用のボルト座面金具孔と、締結ボルトとによって、前記本体カバーに形成された前記インターロック回路と、前記インバータ本体に形成された前記インターロック回路と、を電気的に接続することを特徴とする請求項2に記載の電動車両用インバータ。
  4. 前記本体カバーは、インターロック接続ラインを脱着自在に接続するためのインターロックコネクタを有し、
    前記インターロック接続ラインを、インターロックコネクタから取り外すことで前記インターロック回路が遮断されるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電動車両用インバータ。
  5. 前記端子カバーと前記本体カバーとの接合部が、前記端子カバーと前記本体カバーに設けた凹凸係合部が相互に係合することにより、脱着自在に係止されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電動車両用インバータ。
  6. 前記端子カバーと前記本体カバーとの接合部が、接合部材を介して相互に脱着自在に接合されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電動車両用インバータ。
  7. 前記インバータ本体のインバータ制御部に電源を接続するためのメインコネクタが、前記本体カバーに覆われており、前記本体カバーを、インバータ本体からから取り外すことで、前記メインコネクタにアクセス可能に構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電動車両用インバータ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電動車両用インバータを備えることを特徴とする電動車両。
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