JP6070520B2 - 車両側コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車両側コネクタに関する。
車両のバッテリに接続された車両側コネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。この車両側コネクタには、充電器に接続された充電用コネクタが嵌合可能とされており、車両側コネクタと充電用コネクタを正規に嵌合させた状態で充電が行われる。充電用コネクタにはロックアームが設けられており、このロックアームの先端に係止部が設けられている。車両側コネクタに設けられた被係止部にロックアームの係止部を係止させることによって両コネクタが正規嵌合状態にロックされる。
特開2012−221612号公報
ところで、車両側コネクタと充電用コネクタが正規嵌合状態に至ったかどうかを確認する方法としては、例えば上記したロックアームの係止部が被係止部に係止する際に発するロック音等によって確認する方法が挙げられる。しかしながら、このような確認方法では、正規嵌合状態にあるか否かを目視によって直接確認することができない。そこで、例えばコネクタの嵌合状態をLEDランプ等の表示部によって表示することにより、正規嵌合状態にあるか否かを目視によって直接確認する方法が考えられる。この場合、表示部から引き出された電線が引っ張られて表示部と電線の接合部が損傷するおそれがあり、電線が引っ張られた場合の対策が急務となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、表示部から引き出された電線が引っ張られた場合に、表示部と電線の接合部が損傷することを防止することを目的とする。
本発明は、車両のバッテリに接続される車両側コネクタであって、充電器に接続された充電用コネクタが嵌合可能な嵌合部と、電線が引き出された表示部を有し、嵌合部に組み付けられた表示装置と、表示装置に設けられ、電線が引っ張られた場合に、その引っ張り力に抗して電線を保持する電線保持部とを備え、嵌合部には、車両のボディに取り付けるための取付部が設けられており、電線保持部と取付部の間には、これらを隔離する隔壁が形成されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、表示部から引き出された電線が引っ張られても、電線保持部によって電線を保持することができるため、表示部と電線の接合部が損傷することを防止できる。また、電線が取付部側へ動くことが隔壁によって防止されているから、取付部で電線が挟まれることを防止できる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
電線保持部は片持ち状に延びる形態をなす引掛け部を有し、この引掛け部は、表示部の周壁に設けられたボルト止め部と一体に形成されており、引掛け部とボルト止め部の間に電線が配される構成としてもよい。
このような構成によると、電線が強く引っ張られて引掛け部に強い力がかかった場合であっても、その力をボルト止め部と一体となって受け止めることができるため、電線を強固に保持することができる。また、引掛け部とボルト止め部の間に電線が配されるため、ボルト止め部で電線が挟まれることを防止できる。
引掛け部の延出端部とこれに対向する表示装置の端縁部との間には、電線の直径よりも小さい隙間が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、引掛け部から電線が外れそうになっても、引掛け部の延出端部と表示装置の端縁部との間に形成された隙間から電線が抜けることを防止できる。
隔壁は、引掛け部の延出端部と対向する表示装置の端縁部に連設されている構成としてもよい。
このような構成によると、電線を引掛け部に引っ掛けた直後に、隔壁によって電線を案内することができる。
隔壁は、ボルト止め部と取付部の間に配されている構成としてもよい。
このような構成によると、隔壁とボルト止め部の間に電線を配設しやすくなる。
また、本発明は、車両のバッテリに接続される車両側コネクタであって、充電器に接続された充電用コネクタが嵌合可能な嵌合部と、発光部収容孔を有し、嵌合部に組み付けられた表示装置と、を備え、表示装置は、電線が引き出された電線保持部と、電線が引っ張られた場合に、その引っ張り力に抗して電線を保持する引掛け部を有し、電線保持部が組み付けられる収容部と、をさらに有し、収容部に発光部が一体に設けられ、発光部は発光部収容孔に収容されるものとされ、引掛け部の延出端部とこれに対向する表示装置の端縁部との間には、電線の直径よりも小さい隙間が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、引掛け部から電線が外れそうになっても、引掛け部の延出端部と表示装置の端縁部との間に形成された隙間から電線が抜けることを防止できる。
引掛け部は、収容部の周壁に設けられたボルト止め部と一体に形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、電線が強く引っ張られて引掛け部に強い力がかかった場合であっても、その力をボルト止め部と一体となって受け止めることができるため、電線を強固に保持することができる。
本発明によれば、表示部から引き出された電線が引っ張られた場合に、表示部と電線の接合部が損傷することを防止できる。
実施形態1における車両側コネクタを斜め前方から見た分解斜視図 表示装置を斜め前方から見た斜視図 表示装置を斜め後方から見た分解斜視図 表示装置を斜め後方から見た斜視図 表示装置の背面図 図5におけるA−A線断面図 表示装置の正面図 図7におけるB−B線断面図 表示装置の平面図 引掛け片の内側に配された電線の配設状態を斜め後方から見た斜視図 車両側コネクタの背面図 図11におけるC−C線断面図 図11におけるD−D線断面図 図11におけるE−E線断面図 図11におけるF−F線断面図 引掛け片の内側に電線を収容する前の状態を斜め後方から見た斜視図 引掛け片の内側に電線を収容した後の状態を斜め後方から見た斜視図 引掛け片の内側に電線が収容されたLED表示部をLED収容部に収容する前の状態を引掛け片の外側から見た斜視図 引掛け片の内側に電線が収容されたLED表示部をLED収容部に収容した後の状態を引掛け片の外側から見た斜視図 引掛け片の内側に電線が収容されたLED表示部をLED収容部に収容する前の状態を引掛け片の内側から見た斜視図 引掛け片の内側に電線が収容されたLED表示部をLED収容部に収容した後の状態を引掛け片の内側から見た斜視図 実施形態2における表示装置を斜め前方から見た分解斜視図 LED表示部の背面図 電線を外した状態におけるLED表示部を斜め後方から見た斜視図 車両側コネクタを斜め後方から見た斜視図 充電用コネクタの一部を斜め前方から見た斜視図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図21の図面を参照しながら説明する。本実施形態の車両側コネクタ10は、車両に搭載されたバッテリ(図示せず)に対して電線Wを介して接続されており、充電器に接続された充電用コネクタ50(図26参照)が前方から嵌合可能とされている。充電用コネクタ50を車両側コネクタ10に正規嵌合させた状態で通電することにより、バッテリへの充電が行われる。なお、図26に示すように、充電用コネクタ50の先端側上部には係止部51が設けられている。
車両側コネクタ10は、図1に示すように、LED表示部21がベゼル22に内蔵されてなるLED表示装置20、このLED表示装置20に対して後方から組み付けられるハウジング本体30、LED表示装置20とハウジング本体30の間において前後方向から挟持されるパッキン40などを備えて構成されている。このうちハウジング本体30は、充電用コネクタ50を内部に嵌合可能な嵌合筒部31を有し、この嵌合筒部31の内部には、複数の丸ピン形状をなす車両側端子(図示せず)が収容される端子収容部32が形成されている。
嵌合筒部31の外周面における上部には、充電用コネクタ50の係止部51が係止可能な被係止部33が形成されている。充電用コネクタ50を車両側コネクタ10の嵌合筒部31に嵌合させると、係止部51と被係止部33が互いに係止することで充電用コネクタ50と車両側コネクタ10が正規嵌合状態に保持される。なお、嵌合筒部31の外周上面には、略門形をなす保護壁34が被係止部33を覆うようにして連設されている。
ハウジング本体30の外周には、つば状をなす複数の取付部35が形成されている。これらの取付部35は、ハウジング本体30の外周面の四隅(下の二つが嵌合筒部31の外周面、上の二つが保護壁34の外周面)から突出して形成されており、その突出端部には、カラー35Aがそれぞれ埋設されている。このカラー35Aにボルトを通して車両のボディにボルト止めすることにより、ハウジング本体30が車両のボディに固定される。
LED表示装置20のベゼル22は、図2に示すように、ハウジング本体30の嵌合筒部31と保護壁34を挿通させる挿通孔23を有している。ベゼル22における挿通孔23の周囲には、略円筒状をなすLED収容部24が形成されている。言い換えると、LED収容部24は、ハウジング本体30の嵌合筒部31を全周に亘って囲む筒状に形成されている。このLED収容部24の外周には、つば状をなす複数のフランジ部25が形成されている。各フランジ部25は、LED収容部24の外周面から突出して形成され、かつ、互いに連結されている。図1に示すように、LED収容部24の各フランジ部25とハウジング本体30の各取付部35との間にパッキン40が挟持されており、このパッキン40によってハウジング本体30とベゼル22の間がシールされている。
ベゼル22の後面には、図3に示すように、LED表示部21をボルト止めするための複数の締結部22Aが形成されている。また、ベゼル22の後面には、ハウジング本体30をボルト止めするための複数の締結部22Bが形成されている。ハウジング本体30をボルト止めするための締結部22Bは、LED表示部21をボルト止めするための締結部22Aよりも挿通孔23に近い位置に配されている。
図2に示すように、LED収容部24の前面における挿通孔23の左右両側には、一対の発光部24Aが形成されている。これらの発光部24Aは半透明状をなして、LED収容部24における発光部24A以外の部分と一体に二色成形されており、発光部24Aの内部に、LED表示部21が配設されている。発光部24AでLEDが発光することにより、バッテリへの充電状況やプラグの差込状況などを示すマークが点灯し表示される。
LED表示部21は、図3に示すように、LEDが実装されたLED基板26、このLED基板26に接続された複数の被覆電線27、これらの被覆電線27を一括して保持する電線保持部28などを備えて構成されている。被覆電線27は、導電性の芯線を被覆で覆った構成とされ、LED基板26に形成された回路基板に対して半田付け等によって電気的に接合されている。
一対のLED収容部24は、一対のLED表示部21が装着される一対の装着部24Bを有しており、これらの装着部24Bは縦長の長方形状の開口を有し、ベゼル22の後面における挿通孔23の左右両側において後方に開口する形態でそれぞれ設けられている。左右一対のLED表示部21は共通の部品からなり、点対称となるように構成されている。すなわち、左側のLED収容部24に装着されたLED表示部21を180°回転させると、右側のLED収容部24にも装着することができる。当然のことながら、LED表示部21を構成するLED基板26、被覆電線27、電線保持部28、シールリング41、およびゴム栓42についても点対称となるように構成されている。
図1に示すように、電線保持部28は略方形の箱状をなし、その外周面には、シールリング41が嵌着されている。電線保持部28をLED収容部24の装着部24Bに後方から装着すると、シールリング41が電線保持部28の外周面と装着部24Bの内周面との間で挟持されることにより、電線保持部28と装着部24Bの間がシールリング41によってシールされる。
図3に示すように、電線保持部28の内部には、ゴム栓42が取り付けられるゴム栓取付部28Aが形成されており、このゴム栓取付部28Aに被覆電線27が挿通されている。ゴム栓42は、被覆電線27がそれぞれ貫通して配される貫通孔を有している。この貫通孔に被覆電線27を通した状態でゴム栓42をゴム栓取付部28Aに取り付けることにより、ゴム栓取付部28Aと被覆電線27の間がゴム栓42によってシールされる。
電線保持部28の周壁における上下両端部には、一対のボルト止め部28Bが一体に成形されている。これらのボルト止め部28BにボルトB1(図5参照)を通し、ベゼル22の後面における装着部24Bの上下両側に設けられた一対の締結部22Aにそれぞれ締結することによって、電線保持部28がLED収容部24の装着部24Bに装着された状態に保持される。
電線保持部28のボルト止め部28Bには、図4に示すように、フック状をなす引掛け片29が一体に形成されている。この引掛け片29は、ボルト止め部28Bの後端部から側方に延びた後、曲線状に折り曲げられて前方に向かうように形成されている。図6に示すように、ゴム栓42から後方に引き出された被覆電線27は、下方に向けられて引掛け片29の手前で前方に向けられた後、引掛け片29の内側を通って下方に導出されている。このようにすると、被覆電線27が強い力で引っ張られた場合でも、その力が引掛け片29で受け止められるため、LED基板26との接合部が破損する等のおそれはない。
また、図8に示すように、引掛け片29の延出端部29Aとベゼル22の後端縁部22Cとの間には、隙間S1が形成されている。この隙間S1は、被覆電線27の直径よりも小さいものとされている。このため、隙間S1から被覆電線27が抜けて外れることはない。
さらに、図9に示すように、電線保持部28の上側にも引掛け片29が配設されているため、ゴム栓42から後方に引き出された被覆電線27を上方に引き出すこともできる。このとき、引掛け片29の延出端部29Aとベゼル22の後端縁部22Cとの間には、やはり隙間S1が形成されており、この隙間S1から被覆電線27が抜けることはない。
図10および図11に示すように、電線保持部28と取付部35の間には、これらを隔離する隔壁22Dが形成されている。図12および図13に示すように、引掛け片29とボルト止め部28Bの間に被覆電線27が配されており、この被覆電線27は、図11に示すように、隔壁22Dに沿って斜め下方に案内されている。図14および図15に示すように、隔壁22Dは、引掛け片29の延出端部29Aと対向する後端縁部22Cから下方に連設されており、この後端縁部22Cよりも隔壁22Dのほうが後方に突出して形成されている。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、LED表示装置20の組み付け手順を説明する。被覆電線27をゴム栓42に先通ししておき、この被覆電線27の端末にて被覆を皮剥ぎすることで露出された芯線をLED基板26に接続する。ゴム栓42をゴム栓取付部28Aに取り付けてLED基板26をLED収容部24の装着部24Bの前端部に装着することで、LED表示部21を構成する。
このLED表示部21をベゼル22に組み付ける際に、図16に示すように、複数の被覆電線27を束ねておき、図17に示すように、これらの被覆電線27を引掛け片29の内側(引掛け片29とボルト止め部28Bの間)に通した状態でLED表示部21をLED収容部24内に装着していく。そして、図18(図20)に示すように、ボルトB1をボルト止め部28Bに挿通させて締結部22Aに締め込んでいく。このとき、被覆電線27は、引掛け片29とボルト止め部28Bの間に配されているため、ボルト止め部28Bと締結部22Aの間に被覆電線27が挟まれることはない。
このようにして、図19(図21)に示すように、ボルト止めによってLED表示部21をLED収容部24内に固定され、LED表示部21がベゼル22に組み付けられてなるLED表示装置20が構成される。この状態で被覆電線27が引っ張られた場合、電線保持部28の引掛け片29により被覆電線27の引っ張りに抗して、被覆電線27を保持することができる。また、被覆電線27を引掛け片29に引っ掛けておくことによる副次的な効果として、締結部22Aとボルト止め部28Bとのボルト締結時に、被覆電線27が邪魔にならず、作業性が良いことが挙げられる。
次に、LED表示装置20の挿通孔23にハウジング本体30の嵌合筒部31と保護壁34を後方から嵌合させ、LED表示装置20のフランジ部25とハウジング本体30の取付部35との間にパッキン40を挟み付ける。このとき、被覆電線27は、隔壁22Dとボルト止め部28Bの間に配されているため、締結部22Bのほうに移動することはなく、取付部35と締結部22Bの間に被覆電線27が挟まれることはない。さらに、ハウジング本体30の後方からボルトB2(図1参照)を締結部22B(図4参照)に締め込むことで、LED表示装置20とハウジング本体30を互いに組み付け状態に固定する。この後、車両側端子を端子収容部32の内部に挿入し、リテーナ(図示せず)をハウジング本体30に取り付けることによって車両側端子を抜け止めする。さらに、ハウジング本体30の取付部35にボルトを通して車両のボディに締結することによって車両側コネクタ10がボディに固定される。
以上のように本実施形態では、LED表示部21から引き出された被覆電線27が引っ張られても、電線保持部28によって被覆電線27を保持することができるため、LED表示部21と被覆電線27の接合部が損傷することを防止できる。また、被覆電線27が取付部35側へ動くことが隔壁22Dによって防止されているから、取付部35で被覆電線27が挟まれることを防止できる。
また、電線保持部28はフック状をなして片持ち状に延びる形態をなす引掛け片29を有し、この引掛け片29は、LED表示部21の周壁に設けられたボルト止め部28Bと一体に形成されており、引掛け片29とボルト止め部28Bの間に被覆電線27が配される構成としてもよい。このような構成によると、被覆電線27が強く引っ張られて引掛け片29に強い力がかかった場合であっても、その力をボルト止め部28Bと一体となって受け止めることができるため、被覆電線27を強固に保持することができる。また、引掛け片29とボルト止め部28Bの間に被覆電線27が配されるため、ボルト止め部28Bで被覆電線27が挟まれることを防止できる。
また、引掛け片29の延出端部29AとLED表示装置20との間には、被覆電線27の直径よりも小さい隙間S1が形成されている構成としてもよい。このような構成によると、フック状をなす引掛け片29から被覆電線27が外れそうになっても、引掛け片29の延出端部29AとLED表示装置20の間に形成された隙間S1から被覆電線27が抜けることを防止できる。
隔壁22Dは、引掛け片29の延出端部29Aと対向するLED表示装置20の後端縁部22Cに連設されている構成としてもよい。このような構成によると、被覆電線27を引掛け片29に引っ掛けた直後に、隔壁22Dによって被覆電線27を案内することができる。
隔壁22Dは、ボルト止め部28Bと取付部35の間に配されている構成としてもよい。このような構成によると、隔壁22Dとボルト止め部28Bの間に被覆電線27を配設しやすくなる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図22ないし図26の図面を参照しながら説明する。本実施形態の車両側コネクタ110は、実施形態1のLED表示装置20の構成を一部変更したものであって、実施形態1と同じハウジング本体30に組み付けられることで構成される。実施形態1と対応する構成については、実施形態1で使用した符号の数字部分に100を加えた符号を用いるものとし、重複する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。
車両側コネクタ110は、LED表示装置120と、ハウジング本体30とを備えて構成され、LED表示装置120は、図22に示すように、LED表示部121と、ベゼル122とを備え、LED表示部121は、LED基板(図示せず)が内蔵されたLED収容部124、防水部材141、ゴム栓142、電線保持部128、被覆電線127などを備えている。
本実施形態のLED収容部124は、実施形態1のLED収容部24とは異なり、ベゼル122と一体に形成されておらず、ベゼル122とは別体に形成されている。左右一対のLED収容部124は、鏡像関係をなしている。また、本実施形態の発光部124Aも、実施形態1の発光部24Aとは異なり、LED収容部124と一体に形成され、左右一対のLED収容部124は、鏡像関係をなしている。このため、ベゼル122には、左右一対の発光部124Aが収容される左右一対の発光部収容孔122Cが形成されている。
発光部124Aは、LED収容部124の前面から前方に突出する形態で形成されている。また、発光部124Aは断面略台形状の柱状をなし、この略台形の四辺のうち上底および下底を除く二辺は、一方が下底に直角をなし、他方が下底に鋭角をなすように形成されている。また、実施形態1ではボルト止め部28Bが電線保持部28の周壁に設けられているものの、本実施形態ではボルト止め部124EがLED収容部124の周壁に設けられている。さらに、LED収容部124には、後方に開口する形態をなす装着部124Bが設けられており、この装着部124B内に電線保持部128が組み付けられている。
柱状をなす発光部124Aの外周面には、環状をなす防水部材141が嵌着されている。この防水部材141は、左右一対の発光部124Aに装着される共通の部品として構成され、左右一対の発光部124Aに対して左右一対の防水部材141が面対称をなすように配設されている。防水部材141の前後両側には、誤結防止用のリブ141Aが一対設けられている。このリブ141Aは、防水部材141が正規の姿勢で発光部124Aに装着された場合にLED収容部124に設けられた凹部124Dに嵌まり込むようになっている。このため、防水部材141が例えば上下逆の嵌合姿勢で発光部124Aに装着しようとした場合には、リブ141Aが凹部124Dに嵌まらず、不正な姿勢で装着されたことを確認できる。
電線保持部128は、左右一対のロック片128Cを有し、このロック片128CがLED収容部124内に形成された左右一対のロック孔124Cに内側から嵌まり込んで係止することによって電線保持部128がLED収容部124内に保持される。電線保持部128の外周面には、シールリング143が嵌着されており、このシールリング143によって電線保持部128の周壁とLED収容部124の装着部124Bの内壁との間がシールされる。
電線保持部128の後面には、図23に示すように、ゴム栓取付部128Aに取り付けられたゴム栓142から被覆電線127が後方に引き出されており、この被覆電線127が屈曲しながら配設されている。被覆電線127は、電線保持部128の後面に立設された複数の方向規制片129Aに添わせることによって所定の方向に案内され、複数の抜け規制片129Bの内側に通されることによって後方に抜け止めされている。また、電線保持部128のボルト止め部128Bには、引掛け片129Cが一体に形成されており、電線保持部128の下端から一旦下方に引き出された被覆電線127が引掛け片129Cの内側を通って下方に導出されている。
方向規制片129Aは、図24に示すように、電線保持部128の後面から後方に突出する丸棒状に形成されている。また、抜け規制片129Bは、電線保持部128の後面から略L字状に突出して形成されている。抜け規制片129Bは、その突出端がゴム栓取付部128Aとは反対側のロック片128Cに向けて突出するアンダーカット形状とされており、このアンダーカット形状を成形するための型抜き孔がロック片128Cの上下両側に形成されている。すなわち、上下一対の型抜き孔によって、その間に形成されたロック片128Cが撓み可能とされている。
図23に示すように、引掛け片129Cは、ボルト止め部124Eと一体に形成されている。また、引掛け片129Cは、図24に示すように、ボルト止め部124Eから略U字状をなして折り返すように延出され、全体としてフック状をなしている。図25に示すように、LED表示部121がベゼル122に組み付けられた状態では、引掛け片129Cの延出端部129Dとベゼル122のフランジ部125の後端縁部125Aとの間に被覆電線127の直径よりも小さい隙間S2が形成されるため、この隙間S2から被覆電線127が抜けることはない。
図23に示すように、方向規制片129Aと抜け規制片129Bは、直線状に交互に並んで設けられている。図23には、ゴム栓142から上方に引き出された被覆電線127が右方に曲げられ、上側の方向規制片129Aの右側を通って下方に向かい、抜け規制片129Bの内側に通され、次いで、真ん中の方向規制片129Aの左側を通って右側に戻された後、抜け規制片129Bの内側に通されて下側の方向規制片129Aの右側を通って左方に曲げられた後、更に下方に曲げられて引掛け片129Cの内側に通されている様子が描かれている。
本実施形態によると、LED表示部121から引き出された被覆電線127が引っ張られても、引掛け片129Cによって被覆電線127の引っ張りに耐えることができる。仮に、引掛け片129Cが破損した場合であっても、複数の抜け規制片129Bによって被覆電線127の引っ張りに耐えることができる。このようにすると、電線保持部128によって被覆電線127をより強固に保持することができ、LED表示部121から引き出された被覆電線127が引っ張られた場合に、LED表示部121と被覆電線127の接合部が損傷することを防止できる。さらに、複数の方向規制片129Aと複数の抜け規制片129Bによって被覆電線127を蛇行させながら配設することができるため、LED表示部121から引き出される被覆電線127が長い場合には、実施形態1よりも有効である。その理由は、被覆電線127が引掛け片129Cで引っ掛けられるまでの間に、被覆電線127の余長を吸収することができるからである。
また、LED表示部121は、電線保持部128が組み付けられるLED収容部124を有し、このLED収容部124にフック状をなして片持ち状に延びる形態をなす引掛け片129Cが設けられており、この引掛け片129Cの延出端部129Dとこれに対向するベゼル122のフランジ部125の後端縁部125Aとの間には、被覆電線127の直径よりも小さい隙間S2が形成されている構成としてもよい。このような構成によると、フック状をなす引掛け片129Cから被覆電線127が外れそうになっても、引掛け片129Cの延出端部129Dとベゼル122のフランジ部125の後端縁部125Aとの間に形成された隙間S2から被覆電線127が抜けることを防止できる。
また、引掛け片129Cは、LED収容部124の周壁に設けられたボルト止め部124Eと一体に形成されている構成としてもよい。このような構成によると、被覆電線127が強く引っ張られて引掛け片129Cに強い力がかかった場合であっても、その力をボルト止め部124Eと一体となって受け止めることができるため、被覆電線127を強固に保持することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では被覆電線27、127を引っ掛けて保持するフック状の引掛け片29、129Cを例示しているものの、本発明によると、被覆電線27、127を挟んで保持する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では芯線を被覆で覆った被覆電線27、127を例示しているものの、本発明によると、フラットケーブルなどを用いてもよい。
(3)上記実施形態では引掛け片をボルト止め部28B、124Eと一体に形成しているものの、本発明によると、引掛け片を電線保持部28の周壁やLED収容部124の周壁に設けてもよい。
(4)上記実施形態では表示装置の光源としてLEDを例示しているものの、本発明によると、電球を光源としてもよい。
(5)上記実施形態では、隔壁22Dがベゼル22の後端縁部22Cに連設されているものを例示しているものの、本発明によると、隔壁をベゼル22の後端縁部22Cとは切り離して形成してもよい。
10、110…車両側コネクタ
20…LED表示装置
21…LED表示部
22C…後端縁部(端縁部)
22D…隔壁
27、127…被覆電線
28、128…電線保持部
28B…ボルト止め部
29、129C…引掛け片(引掛け部)
29A、129D…延出端部
30…ハウジング本体(嵌合部)
35…取付部
50…充電用コネクタ
124…LED収容部
124E…ボルト止め部
129A…方向規制片(引掛け部)
129B…抜け規制片(引掛け部)
S1、S2…隙間

Claims (6)

  1. 車両のバッテリに接続される車両側コネクタであって、
    充電器に接続された充電用コネクタが嵌合可能な嵌合部と、
    電線が引き出された表示部を有し、前記嵌合部に組み付けられた表示装置と、
    前記表示装置に設けられ、前記電線が引っ張られた場合に、その引っ張り力に抗して前記電線を保持する電線保持部とを備え、
    前記嵌合部には、車両のボディに取り付けるための取付部が設けられており、前記電線保持部と前記取付部の間には、これらを隔離する隔壁が形成されていることを特徴とする車両側コネクタ。
  2. 前記電線保持部は片持ち状に延びる形態をなす引掛け部を有し、この引掛け部は、前記表示部の周壁に設けられたボルト止め部と一体に形成されており、前記引掛け部と前記ボルト止め部の間に前記電線が配されることを特徴とする請求項1に記載の車両側コネクタ。
  3. 前記引掛け部の延出端部とこれに対向する前記表示装置の端縁部との間には、前記電線の直径よりも小さい隙間が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両側コネクタ。
  4. 前記隔壁は、前記引掛け部の延出端部と対向する前記表示装置の端縁部に連設されていることを特徴とする請求項3に記載の車両側コネクタ。
  5. 車両のバッテリに接続される車両側コネクタであって、
    充電器に接続された充電用コネクタが嵌合可能な嵌合部と、
    発光部収容孔を有し、前記嵌合部に組み付けられた表示装置と、を備え、
    前記表示装置は、電線が引き出された電線保持部と、前記電線が引っ張られた場合に、その引っ張り力に抗して前記電線を保持する引掛け部を有し、前記電線保持部が組み付けられる収容部と、をさらに有し、
    前記収容部に発光部が一体に設けられ、前記発光部は前記発光部収容孔に収容されるものとされ、
    記引掛け部の延出端部とこれに対向する前記表示装置の端縁部との間には、前記電線の直径よりも小さい隙間が形成されていることを特徴とする車両側コネクタ。
  6. 前記引掛け部は、前記収容部の周壁に設けられたボルト止め部と一体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の車両側コネクタ。
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