JP5481244B2 - 充電コネクタ - Google Patents

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本発明は、ハイブリッドカーを含む電気自動車の充電をディーラ等において機器接続用のワイヤハーネスをねじ締め式にコネクタ結合して行わせる充電コネクタに関するものである。
従来、ハイブリッドカーを含む電気自動車のバッテリが上がった(電気がなくなった)場合に、ディーラ等で充電を行うには、バッテリに続くワイヤハーネスのコネクタに充電コネクタを嵌合接続して、充電を行っていた。
しかしながら、新たに、コネクタ嵌合によらずに、図10に示す如く、バッテリ(図示せず)に続くワイヤハーネス64の端末のインバータ接続用コネクタ22をインバータ(機器)71から外して、ボルト締めで端子同士を接続した状態で充電を行う充電コネクタが必要となった。図10で、符号23はインバータ接続用の左右一対の端子、32は、インバータ71への固定兼アース用の左右一対のブラケット、62はバッテリへの接続用端子、63は同じくアース用端子をそれぞれ示している。
上記ボルト締結型の充電コネクタにおいては、先ず作業者が感電することなく安全にコネクタ相互の接続離脱作業と充電作業を行えることが必要であり、次いでボルト締めや緩め作業を作業性良く行える必要があった。
参考までに、従来、ボルト締めで端子同士を接続するものとして、例えば特許文献1には、機器側のコネクタのバスバー端子にワイヤハーネス側のコネクタの雄端子をボルト締めで接続して、ワイヤハーネスから機器に給電を行うことが記載され(図示せず)、特許文献2には、合成樹脂製の端子カバー内に電線付き端子を収容し、端子カバーの蓋部をスライド式に開いた状態で端子をボルト締めで相手側(スタータ)に接続し、蓋部を閉めて端子を絶縁保護することが記載されている(図示せず)。
また、引用文献3には、車両のバッテリ(電池)と別置きの充電器とを充電コネクタを介して接続するものにおいて、充電コネクタの端子を長い端子と短い端子で構成し、充電コネクタの嵌合解除直前に短い端子で充電を停止させて、アークの発生を防ぐことが記載されている(図示せず)。
特開2009−32500号公報(図1) 特開2006−324065号公報(図1) 実開平6−2946号公報(図1)
本発明は、上記したように、コネクタ嵌合によらず、端子同士をボルト締めで接続する充電コネクタであって、感電の心配なく安全に、加えて作業性良く、コネクタの接続離脱作業や充電作業を行うことができる充電コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る充電コネクタは、絶縁性のハウジングと、該ハウジングの開口内に収容される一対の給電用の電線付き端子と、該ハウジング上に設けられる安全回路用の電線付き端子と、該開口を開閉するスライド式のハウジングカバーと、該安全回路用の該電線の中間切断部に接続した一対の小端子を収容して該ハウジングに設けられたインターロックハウジングと、該ハウジングカバーの小ハウジング内に設けられて該小端子を断続させるショート端子とを備え、該給電用の該端子にバッテリ側ハーネスの相手コネクタの端子がボルト締めで接続され、該安全回路用の該端子に該相手コネクタのアース用カバーがボルト締めで接続されることを特徴とする。
上記構成により、作業者が電気自動車の機器からバッテリ側ハーネスの相手コネクタを外し、充電コネクタのハウジングカバーをスライド式に開き、相手コネクタの端子をハウジング内の給電用の端子に重ね、開口からボルトを各端子を経てハウジング側のナットに螺合して両端子を締め付け接続させると共に、相手コネクタのアース用カバーと安全回路用の端子とをハウジング側のナットにボルト締めして接続する。次いでハウジングカバーをスライド式に閉めることで、ハウジングカバー側のショート端子が安全回路用の小端子を相互に接続させ、安全回路に信号電流が通電され、それにより、充電器に続く給電用の電線から端子と相手コネクタの端子とバッテリ側ハーネスを経てバッテリに充電電流が通電される。充電が完了し、ハウジングカバーを開くと、安全回路が遮断されて、給電用の電線の通電が遮断される。作業者はボルトを緩めて相手コネクタの端子を給電用の端子から外すと共に、相手コネクタのアース用カバーを充電コネクタから外す。なお、「該給電用の該端子にバッテリ側ハーネスの相手コネクタの端子がボルト締めで接続され、」とは、後述の導電性の端子カバーを介して接続する場合をも含み、「該安全回路用の該端子に該相手コネクタのアース用カバーがボルト締めで接続される」とは、後述の導電性の第二の端子カバーを介して接続する場合をも含むものである。
請求項2に係る充電コネクタは、請求項1記載の充電コネクタにおいて、前記ハウジングカバーが開き状態で前記ハウジング側の突起に軽ラップして保持されることを特徴とする。
上記構成により、ハウジングカバーが開いた状態で保持され、ハウジングカバーの自重による不意な閉じ動作が防止される。「軽ラップ」とは軽い力で押されて締め代とそれによる摩擦抵抗を生じることを言い、この摩擦抵抗はハウジングカバーが自重で落下しない程度のものである。
請求項3に係る充電コネクタは、請求項1又は2記載の充電コネクタにおいて、前記給電用の端子が導電性の端子カバーを介して前記相手コネクタの端子に前記ボルト締めで接続されることを特徴とする。
上記構成により、給電用の端子の上に端子カバーが面接触して給電用の端子を押さえ、端子カバーの上に相手コネクタの端子が面接触し、各端子が重なって厚み方向にボルト締めで押圧された状態に接続される。端子カバーは端子の電気接触部よりも大きいことが好ましい。
請求項4に係る充電コネクタは、請求項1〜3の何れかに記載の充電コネクタにおいて、前記給電用の前記電線が電線カバーで前記ハウジングに保持されることを特徴とする。
上記構成により、給電用の端子に続く電線がハウジング内で電線カバーで弛みなく押さえられて、外部との電線の干渉や引っ掛かり等が防止される。
請求項1記載の発明によれば、ハウジングカバーを開くことで、安全回路を作用させて充電電流を遮断することができるので、作業者が感電等の心配なく安全に、ボルト締めによるコネクタの接続離脱作業や充電作業を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、例えば充電コネクタを倒立させた場合に、ハウジングカバーが不意に閉じることがないから、充電電流を遮断した状態を維持でき、ボルト締めによるコネクタの接続離脱作業や充電作業を作業性良く行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、給電用の端子を端子カバーで押さえて、給電用の端子の電気接触部よりもおおきな端子カバーを介して相手コネクタの端子に確実に接触させることで、充電電流の通電の信頼性を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、給電用の電線と外部との干渉やそれに起因する傷付き等を防止して、充電の信頼性を高めることができる。
本発明に係る充電コネクタの一実施形態を示す分解斜視図である。 同じく充電コネクタのハウジングの内部を示す切欠斜視図である。 同じくハウジングとハウジングカバーとの係合状態を示す側面図(枠内は要部拡大図)である。 充電コネクタに相手側コネクタを結合した状態を示す斜視図である。 充電コネクタの端子に相手側コネクタの端子をねじ締め接続した状態を示す平面図である。 端子相互の接続後にハウジングカバーを閉めて安全回路を通電させた状態を示す平面図である。 相手コネクタとの接続時における充電コネクタの裏面側を示す下方視平面図である。 コネクタ接続時の安全回路の電気信号の流れを矢印で示す斜視図である。 同じく接続時の安全回路の電気信号の流れを矢印で示す平面図である。 車両側のバッテリと機器とを接続するワイヤハーネスの一形態を示す分解斜視図である。
図1〜図9は、本発明に係る充電コネクタの一実施形態を示すものである。
図1の如く、この充電コネクタ1は、給電用の左右一対の電線付き端子2と、安全回路用の一つの電線付き端子3と、各端子2,3を組み付ける絶縁樹脂製のハウジング4と、給電用の端子2の上に重ねて配置される導電金属製の板状の端子カバー5と、安全回路用の端子3の上に重ねて配置される導電金属製の横長板状の端子カバー(第二の端子カバー)6と、安全回路用の一対の電線7,8に接続された一対の端子9(図5)を収容してハウジング4に装着される絶縁樹脂製のインターロックハウジング10と、給電用の端子2に接続された電線11を覆ってハウジング4に組み付けられる電線カバー12と、電線カバー12の上からハウジング4にスライド自在に組み付けられて給電用の端子2や端子カバー5を覆うハウジングカバー13とを備えるものである。
給電用と安全回路用の各端子2,3は、中央にボルト挿通孔2a,3aを有する円形環状の板状の電気接触部2b,3bと、左右一対の圧着片を含む電線接続部2c,3cとを有する丸型板端子である。各端子2,3に圧着接続される電線11,7は絶縁被覆電線である。図1で給電用の端子2に接続された電線11は便宜上鎖線で示している。
給電用の左右一対の端子カバー5は同形状のものが対称に配置され、それぞれ中央にボルト挿通孔5aを有し、左端ないし右端に係止孔5bを有している。安全回路用の端子カバー6は、ハウジング4の上壁形状に沿った中間の傾斜部6aと、左右の水平部6bと、各水平部6bに設けられたボルト挿通孔6cと、各水平部6cの前後端に設けられた可撓性の係止枠片6dと、右側の水平部6cの左端に設けられた係止孔6eとで構成されている。
図1で安全回路用の一方の電線7の一部は矩形状に巻かれて図示されているが、この部分7aはハウジング4の右端の電線巻付け部14に巻いた状態の形状を示している。インターロックハウジング10はハウジング4の装着部15に前方から挿入されて突起や係止枠片等の係止部で係止される。
電線カバー12は、左右一対の断面逆T字状の細長板状の電線押さえ16と、電線押さえ16の先端(前端)に立ち上げられた垂直な壁部17と、各電線押さえ16の後方に一体に続く三角形状の水平な板部18と、板部18の左右端に垂下形成された可撓性の係止枠片18aと、板部18の後端から後方に延設された保護チューブ係止部19とで構成されている。電線押さえ16は、水平な押さえ板本体とその中央上部に突設された補強リブとで構成されている。
ハウジング4は、安全回路装着兼相手コネクタ結合用の前側部分20と、給電用の端子2と端子カバー5と電線カバー12とハウジングカバー13とを装着する後側部分(前側部分よりも前後に長い部分)21とで構成されている。
前側部分20は、相手コネクタ(図10のインバータ接続用コネクタ)22の板状端子23を挿通させる短い筒状壁24と、筒状壁24の上半に一体に設けられた横長矩形状のブロック部(符号20で代用)とで成り、ブロック部20の上壁25の左右に一対のナット26,27が埋設され、右側のナット26は左側のナット27よりも高く位置し、上壁25において、右側のナット26の右側に安全回路用の端子3を保持する前後一対のリブ28が立設され、ナット26の左側に端子カバー6の係止孔6eに係合する爪部29が立設され、左右のナット26,27の前後に端子カバー6の係止枠片6dを係合させる突起(後側の突起は孔部内に配置されている)30が設けられている。
ブロック部20の右側の前壁から水平に、ナット26の下側で相手コネクタ22(図10)のアース用カバー31の一方のブラケット32を挿通させる(逃がす)スリット状の孔部33と、孔部33の下側でインターロックハウジング10を挿入する孔部(装着部)15とが設けられ、孔部33に隣接してブロック部20の右壁に矩形状の電線巻付け溝(電線保持部)14が設けられている。スリット状の孔部33は左側のナット27とほぼ同じ高さに配置されている。筒状壁24の後方に矩形フラット状の後側部分21が続いている。ハウジング4の前側部分20と後側部分21とは一体に樹脂成形してもよいが、別々に形成して係止手段(図示せず)で相互に合体させてもよい。
後側部分21は、左右の給電用端子2を収容する前半の端子収容部(図2参照)34と、端子2に続く各電線11を案内する後半の電線案内部35とで構成される。図2の如くハウジング4にハウジングカバー13を装着して後方にスライドさせた際に、電線案内部35がハウジングカバー13で覆われ、ハウジングカバー13を前方にスライドさせることで、端子収容部34がハウジングカバー13で覆われて保護される。
図2の如く、端子収容部34は、筒状壁24のほぼ中心の高さに位置する水平な底壁36と、底壁36から立設された左右の側壁37及び中間の隔壁38と後壁39とで囲まれて、上部開口37aを有する。底壁36に、端子位置決め用の枠状の水平なリブ40と、リブ40の後方に高く続く端子後抜け防止用の左右一対のリブ41と、端子カバー5に対する左右のガイド壁41と一つの係止ランス42とが設けられている。枠状のリブ40の下方には矩形状のナット43を収容する空間が設けられている。後側の一対のリブ41内の空間は後方の電線ガイド溝44(図1)に連通し、電線カバー12の前端の垂直壁17が端子収容部34の後壁39の開口を塞いで、電線11を電線押さえ16に沿ってガイド溝44内に挿通させる。
図1の如く、電線案内部35の上壁には、ハウジングカバー13を本固定するためのナット45が埋設されている。電線ガイド溝44は後方の電線案内用の樋状部(樋部材)46に続いている。樋状部46は、各ガイド溝44に続く左右一対の短い真直部と、各真直部に続く傾斜部46aと、各傾斜部を交差させた一本の真直部46bとで略Y字状に形成され、短い真直部に電線カバー12の係止枠片18aを係合させる突起を有している。樋状部46はハウジング4と一体に樹脂成形してもよく、別体に樹脂成形して係止手段で相互に固定してもよい。ハウジング4の後側部分21の左右の側壁(符号35で代用)の下部には、ハウジングカバー13の下端の内向きの鍔部47をスライド係合させるガイド溝48が水平に設けられている。
図3の如く、ガイド溝48の後端寄りにハウジングカバー保持用の突起49がガイド溝48の下面48aから上向きに設けられ、突起49の水平な上面49aとガイド溝48の上面48bとの垂直距離はハウジングカバー13の鍔部47の厚みよりも若干小さく(軽ラップに)規定され、突起49の上面49aが鍔部47の下面に軽く押接することで、ハウジングカバー13の開いた状態における自重による不意な閉じ動作が防止されている。
これにより、給電用の端子2への相手コネクタ22(図10)の端子23のねじ締め作業性が向上すると共に、後述の安全回路の不意な導通(オン)による充電開始が防止され、作業者が安全に保護される。突起49の水平な上面49aは前側の緩勾配の傾斜面49bと後側の急勾配の傾斜面49cに続いている。
ガイド溝48の後端はストッパ部48cを介してハウジング4の後端に続き、ストッパ部48cでハウジングカバー13の後抜けが防止されている。ハウジングカバー13は例えば鍔部47を側壁50(図2)と共に外側に撓ませた状態でハウジング4のガイド溝48に係合するか、あるいは前側部分20(図1)を組み付ける前にガイド溝48の開口した前端から水平にスライド係合される。
図1,図2の如く、ハウジングカバー13は、鍔部47を有する左右の側壁50と、左の側壁50から右の側壁50よりも外側に幅広に延長された水平な上壁51と、上壁51に立設された後側の垂直な操作壁52と、ハウジング前側部分20の後壁に当接する前側の円弧状の垂直な操作壁53と、前後の操作壁52,53を連結する補強兼操作用の壁部54と、上壁51の右側延長部と右壁50とに交差して一体形成された安全回路用の小ハウジング55と、後壁側から後方に水平に板状に突出し、ボルト挿通孔を有する突出壁56とを備えたものである。
絶縁樹脂製の小ハウジング55内には、インターロックハウジング10内の一対の小端子9(図5)を相互に接続させるU字状のショート端子57(図5)が収容されている。インターロックハウジング10と一対の小端子9とでインターロックコネクタが構成され、ショート端子57と小ハウジング55とで小コネクタ(相手側インターロックコネクタ)が構成される。後方の突出壁56には、ハウジングカバー固定用の垂直なボルト58が回動自在に設けられ、ボルト58はハウジング4側のナット45(図1)に締結される。
図1において、インターロックハウジング10がハウジング4の装着部15内に収容され、安全回路用の端子3はその電線接続部3cがハウジング4の前後一対のリブ28で挟持されて位置決め固定され、安全回路用の端子3の上から導電性の端子カバー6がハウジング4に装着され、端子3に端子カバー6が電気的に接触する。
図2において、給電用の端子2の上に導電性の端子カバー5(図1)が前方からスライド式に装着されて、係止ランス42で係止されると同時に、端子カバー5の後端が後側のリブ41の前端に当接して位置決め固定される。端子カバー5と端子2とは上下に接触し、端子2は下側のナット43に接触する。端子2に続く電線11は、電線カバー12(図1)で覆われたガイド溝44と樋状部46とを経て、電線カバー12の突起19aで係止された絶縁性の保護チューブ59内を通って充電器(図示せず)に続いている。
図4〜図5の如く、充電コネクタ1に相手側コネクタ(図10のインバータ用コネクタ)22が結合接続される。図4の如く、相手側コネクタ(相手コネクタ)22は、導電金属製のアース用カバー31と、アース用カバー31を水平に貫通して組み付けられた絶縁性のハウジング60と、ハウジング60を水平に貫通した、ボルト挿通孔を有する左右一対の板状の端子23とを備えたものであり、板状の端子23は各電線61に接続され、各電線61の端末には、ハイブリッドカーを含む電気自動車のバッテリ(図示せず)の+極と−極との各電極に接続される端子62(図10)が接続され、アース用カバー31に続くワイヤハーネス(バッテリ側ハーネス)64の導電金属製の編組が端末のアース用端子63(図10)に接続されている。
アース用カバー31は、環状部65とその前端に続く垂直な鍔部66と、鍔部66の上端から水平に折り曲げられたボルト挿通孔32a(図10を有する左右一対の同じ高さのブラケット32とを有する。例えば車両のディーラにおいて、相手コネクタ22を充電コネクタ1に接合させた際に、右側のブラケット32がハウジング4の孔部33(図1)に挿通され、左側のブラケット32が安全回路用の端子カバー6の左端の水平部6bの上に接触した状態でボルト68でナット27(図1)に締結され、アース用カバー31と端子カバー6と安全回路用の端子3とが電気的に接続される(未だ通電はされていない)。右側のブラケット32は孔部33内で右側のナット26(図1)の下面に接するが、左側のボルト68のみで各部材32,6,3の接続が十分になされるので、端子カバー6の右端の水平部6bと端子3とナット26とはボルトで締め付ける必要がない。
図4,図5において、ハウジング4の中間の端子収容部34における給電用の端子2と端子カバー5とで相手コネクタ端子接続部が構成され、ハウジング前部における安全回路用の端子3と端子カバー6とインターロックハウジング10とで安全回路接続部が構成される。ワイヤハーネス64は相手側コネクタ22を含むものである。
図5の如く、相手側コネクタ22の左右一対の端子23は充電コネクタ1の一対の端子2にボルト締めで接続される(未だ通電はされていない)。安全回路用の端子3は一方の電線7に続き、一方の電線7はガイド溝14aに巻かれてインターロックハウジング10内の一方(右側)の細板状の小端子9に続いている。インターロックハウジング10内の他方(左側)の細板状の小端子9は他方の電線8に続き、他方の電線8は、図7の如くハウジング4の裏面に沿って給電用の電線11(図1)と共に保護チューブ59内を通って充電器に続いている。一方の電線7と他方の電線8とを安全回路用の一本の電線と見なした場合に、一本の電線の中間切断部に一対の小端子9が接続されている。各電線11,8と保護チューブ59とで充電器側のワイヤハーネスが構成される。
図5の如く、インターロックハウジング10内の一対の小端子9に対向して、ハウジングカバー13の右端の小ハウジング55内にU字状のショート端子57が配置されている。図5の如く、作業者がハウジングカバー13を開いて、一対の給電用端子2を相手コネクタ22の端子23にボルト69締めで接続した状態から、図6の如く、ハウジングカバー13を前方にスライドさせて閉じることで、インターロックハウジング10と小ハウジング55とが嵌合し、安全回路の一対の端子9がU字状のショート端子57で相互に接続される。
これにより、図7の矢印と図6,図8の各矢印の如く、充電器側の他方の電線8からショート端子57と一方の電線7とを経て安全回路用の端子9に小電流の通電(信号伝達)が行われ、図8の如く、安全回路用の端子3から導電性の端子カバー6を経て相手側コネクタ22のアース用カバー31とアース用カバー31に続くワイヤハーネス64内の編組とを経てバッテリ側のアース端子63(図10)に小電流の通電が行われる。
この安全回路の通電によって、充電器側のスイッチ機構が作動して、すなわち例えばリレーが励磁されてリレーの主回路が接続され、あるいはトランジスタのベース電流が通電されてトランジスタの主回路(コレクタ電流)に通電されて、これら主回路に続く給電用の電線11に充電器から大電流が通電され、給電用の端子2と相手側コネクタ22の端子23を経てバッテリ側の電線61に通電されて、バッテリが充電される。
図7の如く、安全回路用の他方の電線8は、ハウジング4の裏面に設けられたフック状の保持部70(図3参照)で引っ掛かり等なく安定に保持されて、保護チューブ59内に導入されている。図6,図9の如く、ハウジングカバー13は閉じた状態で後側のボルト58の締結でハウジング4に固定される。図8の如く、安全回路用の端子3は、端子カバー6の係止部6dとハウジング4の被係止部30との係合で端子カバー6にしっかりと押接して確実な信号伝達を可能とする。
図8の如く、本例の相手コネクタ22の導電性のアース用カバー22においては、右側のブラケット32はナット26の下側に位置するので締付することはできない。車種に応じて右側のブラケット32が端子カバー6の上に位置するものがあり、その場合に、右側のブラケット32が端子カバー6と安全回路用の端子3とにボルト締めで接続される(この場合、左側のボルト68の装着は不要である)。この場合、端子カバー6は安全回路用の端子3を押さえて固定する役目をする。
図8の如く、安全回路用の一方の電線7は一方の細径な端子9(図6)を経て矢印の如く反時計回りにガイド溝14aに巻き付けて固定され、巻き付けることで電線7の余長部が吸収される。余長部は、細幅の端子9を収容したインターロックハウジング10を相手側の小ハウジング55内にスムーズに挿入するために必要である。細幅の端子9はインターロックハウジング10内のランス(図6)で係止される。ハウジング10,55の嵌合後に電線7が巻かれて安全回路用の端子3が保持リブ28で保持される。インターロックハウジング10をハウジング4に一体に形成すれば、電線7の余長部は不要である。
上記充電コネクタ1において、給電用の端子2や安全回路用の端子3や各端子カバー5,6をハウジング4にインサート成形ではなくボルト締めで固定し、ボルト締め前の段階で、各端子2,3を端子カバー5,6で押さえて固定し、且つ端子カバー5,6を係止手段42,6dでハウジング4に固定したことで、廃棄時の分解作業性(分別性)が良好である。ハウジング4と電線カバー12とハウジングカバー13とは同一の材質の樹脂材(PBT)を用いて形成しており、廃棄時に分解不要であり、環境対策性に優れる。
ハウジング4に設けられる各ナット26,27,45もインサート成形ではなく着脱可能に配置されることが好ましく、例えば矩形状のナット孔の開口縁の係止爪等(図示せず)でナット26,27,45を締付力に抗して係止したり、ハウジング4の裏面側からナット26,27,45を挿入してナットの鍔部(図示せず)をハウジング4のナット孔の開口内縁に当接させることが好ましい。各端子カバー5,6がガイド部41や係止手段30でハウジング4に固定されることで、万一、ナット26,27の固定力が弱まっても、ナット26,27が端子カバー5,6の裏面に当接して締付時のナット26,27の浮き上がりが防止される。各ナット26,27,45をハウジング4と一体に絶縁樹脂で形成することも可能である。
上記実施形態においては、給電用の端子2の上に導電金属製の端子カバー5を接触させ、その上に相手コネクタ22の端子23を接触させたが、例えば絶縁樹脂製の端子カバー5を用いた場合は、端子2の下面に接する導電金属製のナット43と、ナット43に螺合するボルト69とを介して端子カバー5上の相手コネクタ端子23を導通させることも可能である。但し、導電性の端子カバー5を用いることで、導通抵抗が低減され、通電が確実に行われ、端子カバー5が座金の役目もするので、端子カバー5は導電性であることが好ましい。端子カバー5は給電用の端子2に対する押さえ部材として作用する。端子カバー5を用いない場合は、例えばハウジング4の後側の一対のリブ41に端子2を固定する係止爪等(図示せず)を設ける等して端子2を固定する必要がある。
導電金属製の端子カバー6を用いた場合は、安全回路用の端子3は孔3aを有しない平板状のものでもよい。端子カバー6は安全回路用の端子3に対する押さえ部材として作用する。また、給電用の端子2や安全回路用の端子3や相手コネクタ22の端子23や各端子カバー5,6の円形の各孔に代えて、一端を外部に開放した切欠孔(図示せず)を設けることも可能である。
ハウジング4の前部20の左右のナット26,27が段差状に上下に位置しているのは、車種に応じて相手側のインバータ用コネクタ22の固定用ブラケット32の突出高さ違いのもの(二種類ある)に対応するためである。図4の例は突出高さの低いブラケット32を用いた例であり、突出高さの高いブラケット(32)を用いた場合は、左側のブラケット(32)は端子カバー6から上方に離間してボルト締めすることができず、右側のブラケット(32)を端子カバー6の上から安全回路用の端子3にボルト締めすることになる。
また、上記実施形態においては、ハウジングカバー13のスライド機構として、ハウジングカバー13に内向きの鍔部47を設け、ハウジング4に鍔部47をスライド係合させるガイド溝48を設けたが、例えばハウジングカバー13にガイド溝(48)を設け、ハウジング4に外向きの鍔部(レール部)(47)を設けたり、鍔部47やガイド溝48として断面L字状やT字状のものを用いたりすることも可能である。
本発明は、充電コネクタとして以外に、相手側コネクタとの接続構造として、あるいは相手側コネクタを含む充電コネクタや充電構造として、あるいは充電コネクタを用いた充電方法等としても有効なものである。
本発明に係る充電コネクタは、ハイブリッドカーを含む電気自動車のバッテリの充電をディーラ等において機器接続用のワイヤハーネスを用いて行う際に、安全且つ確実に充電を行わせ、廃棄時には容易に分解して環境性を高めるために利用することができる。
1 充電コネクタ
2 給電用の端子
3 安全回路用の端子
4 ハウジング
5 端子カバー
7,8 安全回路の電線
9 小端子
10 インターロックハウジング
11 給電用の電線
12 電線カバー
13 ハウジングカバー
22 相手コネクタ
23 相手端子
31 アース用カバー
37a 開口
49 突起
55 小ハウジング
57 ショート端子
64 バッテリ側ハーネス

Claims (4)

  1. 絶縁性のハウジングと、該ハウジングの開口内に収容される一対の給電用の電線付き端子と、該ハウジング上に設けられる安全回路用の電線付き端子と、該開口を開閉するスライド式のハウジングカバーと、該安全回路用の該電線の中間切断部に接続した一対の小端子を収容して該ハウジングに設けられたインターロックハウジングと、該ハウジングカバーの小ハウジング内に設けられて該小端子を断続させるショート端子とを備え、該給電用の該端子にバッテリ側ハーネスの相手コネクタの端子がボルト締めで接続され、該安全回路用の該端子に該相手コネクタのアース用カバーがボルト締めで接続されることを特徴とする充電コネクタ。
  2. 前記ハウジングカバーが開き状態で前記ハウジング側の突起に軽ラップして保持されることを特徴とする請求項1記載の充電コネクタ。
  3. 前記給電用の端子が導電性の端子カバーを介して前記相手コネクタの端子に前記ボルト締めで接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の充電コネクタ。
  4. 前記給電用の前記電線が電線カバーで前記ハウジングに保持されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の充電コネクタ。
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