JP2010161289A - 変圧器 - Google Patents
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Abstract
額縁型鉄心を用いた変圧器において、額縁型鉄心の材料費や工数の増大を抑えた構成下で無負荷損を減らす。
【解決手段】
額縁型鉄心を基本的に、該額縁型鉄心内で磁束が集中する磁気回路を形成する幅寸法の大きな板状磁性材を、該板状磁性材を構成する磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3つ以上の異なる位置として分散させ該磁路の実効的断面積を増大させたり、透磁率の高い磁性材片を用いたりして、該磁束が集中する磁気回路部分の磁気抵抗を減らした構成とする。
【選択図】図5
Description
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、額縁型鉄心を用いた変圧器において、コストパフォーマンスを改善した変圧器を提供することにある。
図1は、本発明の実施例としての変圧器の構造を示す図、図2は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材ユニットの説明図、図3は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図、図4は、図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個積層するときの説明図、図5は、図4の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図、図6は、図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個積層するときの説明図、図7は、図6の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図、図8は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材以外の板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図、図9は、図8の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個または図8の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個積層するときの説明図、図10は、図9の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。
図1において、1は、本発明の実施例としての変圧器、10は、板状磁性材が幅寸法順に積層されて成り、変圧器1の環状の磁気回路を形成する額縁型鉄心、20a、20b、20cは、額縁型鉄心10に巻き回され、通電により該額縁型鉄心10を励磁するコイル、101〜106は、額縁型鉄心10を形成する板状磁性材、板状磁性材101は、該板状磁性材101〜106のうちで幅寸法が最大の板状磁性材(第1の板状磁性材)、板状磁性材102〜106はそれぞれ、板状磁性材102、103、104、105、106の順に幅寸法が小さくなっている(板状磁性材106の幅寸法が最も短い)板状磁性材(第2の板状磁性材)である。額縁型鉄心10は、±Y軸方向に板状磁性材101、102、103、104、105、106が、幅寸法が次第に小さくなる順に積層されている。W1a、W1bは、第1の板状磁性材101の±Z軸方向の幅寸法、W2a、W2bは、第2の板状磁性材102の±Z軸方向の幅寸法、W3a、W3bは、第2の板状磁性材103の±Z軸方向の幅寸法、W4a、W4bは、第2の板状磁性材104の±Z軸方向の幅寸法、W5a、W5bは、第2の板状磁性材105の±Z軸方向の幅寸法、W6a、W6bは、第2の板状磁性材106の±Z軸方向の幅寸法、W1c、W1d、W1eは、第1の板状磁性材101の±Y軸方向の幅寸法、W2c、W2d、W2eは、第2の板状磁性材102の±Y軸方向の幅寸法、W3c、W3d、W3eは、第2の板状磁性材103の±Y軸方向の幅寸法、W4c、W4d、W4eは、第2の板状磁性材104の±Y軸方向の幅寸法、W5c、W5d、W5eは、第2の板状磁性材105の±Y軸方向の幅寸法、W6c、W6d、W6eは、第2の板状磁性材106の±Y軸方向の幅寸法である。また、t1は、第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法、t0は、板状磁性材101〜106全体の積層厚さ寸法、P1、P2は、板状磁性材101〜106それぞれの平面内に形成される空間部、a、b、c、d、e、fは、板状磁性材101〜106それぞれにおけるコーナー部である。第1の板状磁性材101は、該空間部P1、P2のそれぞれを囲む内周部の長さが他の第2の板状磁性材102〜106のどれよりも短いすなわち最短であるとともに、外周部の長さは、他の第2の板状磁性材102〜106のどれよりも長いすなわち最長である。第2の板状磁性材102〜106は、空間部P1、P2のそれぞれを囲む内周部の長さが、板状磁性材102、103、104、105、106の順で長くなっている(板状磁性材106の内周部の長さが最も長い)とともに、外周部の長さは、板状磁性材102、103、104、105、106の順で短くなっている(板状磁性材106の外周部の長さが最も短い)。板状磁性材101〜106は、それぞれが環状の磁気回路を形成することにより、額縁型鉄心10全体としての磁気回路を構成する。
以下、説明中で用いる図1の構成における各構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いる。
図2において、10nは板状磁性材ユニット、A、B、C、D、Eはそれぞれ、磁性材片、J1は、隣接する磁性材片A、Dのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、J2は、隣接する磁性材片A、Cのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、J3は、隣接する磁性材片B、Cのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、J4は、隣接する磁性材片B、Dのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、J5は、隣接する磁性材片A、Eのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、J6は、隣接する磁性材片B、Eのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、SAは、磁性材片Aの端面、SDは、磁性材片Dの端面である。突き合わせ部J1においては、の端面SAと端面SDが突き合わされる。他の突き合わせ部J2〜J6においても同様である。なお、図2(b)では、説明の便宜上、端面SAと端面SDとの間に隙間がある突き合わせ部J1の構成を示したが、本発明においては、全ての突き合わせ部で、磁性材片の端面間は密着されているものとする。
図3において、1011〜1015は、第1の板状磁性材101の各辺を形成する磁性材片である。該磁性材片1011〜1015はそれぞれが、例えば、厚さ0.23×10−3mの高配向性電磁鋼板をプレス加工することで製作されたものである。高配向性電磁鋼板は、汎用性電磁鋼板よりも透磁率が高い磁気特性を有する。額縁型鉄心10は、複数の第1の板状磁性材101が積層されることにより構成され、各第1の板状磁性材101は、3個または4個の板状磁性材ユニットが積層されることにより構成され、各板状磁性材ユニットは、その各辺に、上記磁性材片1011〜1015のうちの対応するものが1枚ずつまたは複数枚(2枚)ずつ配されて構成される。
以下、説明中で用いる図3の構成における各構成要素には、図3の場合と同じ符号を付して用いる。
図4において、101a、101b、101cはそれぞれ板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット101aにおいて、101aj1〜101aj4は、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101aj5〜101aj6は、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bにおいて、101bj1〜101bj4は、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101bj5〜101bj6は、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット101cにおいて、101cj1〜101cj4は、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101cj5〜101cj6は、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。
以下、説明中で用いる図4の構成における各構成要素には、図4の場合と同じ符号を付して用いる。
図5において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101aj3と板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj3とは、磁路方向に距離d331を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj3と板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj3とは、磁路方向に距離d332を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101aj4と板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj4とは、磁路方向に距離d341を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj4と板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj4とは、磁路方向に距離d342を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。図5(b)からも明らかなように、複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、各コーナー部において、隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の磁路方向に対する上記3つの異なる位置が3個の板状磁性材ユニット毎に周期的に繰り返されることになる。上記距離d331、d332、d341、d342は、例えば約15×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
図6において、101a、101b、101c、101dはそれぞれ板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット101aにおいて、101aj1〜101aj4は、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101aj5〜101aj6は、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bにおいて、101bj1〜101bj4は、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101bj5〜101bj6は、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101cにおいて、101cj1〜101cj4は、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101cj5〜101cj6は、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット101dにおいて、101dj1〜101dj4は、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101dj5〜101dj6は、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bは、板状磁性材ユニット101aを裏返したものと同じ構造であり、同様に、板状磁性材ユニット101dは、板状磁性材ユニット101cを裏返したものと同じ構造である。
以下、説明中で用いる図6の構成における各構成要素には、図6の場合と同じ符号を付して用いる。
図7において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101aj3と板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj3とは、磁路方向に距離d431を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj3と板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj3とは、磁路方向に距離d432を隔てて配され、板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj3と板状磁性材ユニット101dにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101dj3とは、磁路方向に距離d433を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101aj4と板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj4とは、磁路方向に距離d441を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bj4と板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj4とは、磁路方向に距離d442を隔てて配され、板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cj4と板状磁性材ユニット101dにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101dj4とは、磁路方向に距離d443を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。図7(b)からも明らかなように、複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、各コーナー部において、隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の磁路方向に対する上記4つの異なる位置が4個の板状磁性材ユニット毎に周期的に繰り返されることになる。上記距離d431、d432、d433、d441、d442、d443は、例えば約10×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
図8において、1021〜1023は、第2の板状磁性材102〜106それぞれの各辺を形成する磁性材片である。該磁性材片1021〜1023はそれぞれが、例えば、厚さ0.30×10−3mの汎用性電磁鋼板をプレス加工することで製作されたものである。額縁型鉄心10は、第2の板状磁性材102〜106のそれぞれが複数と、複数の第1の板状磁性材101とが積層されることにより構成され、該第2の板状磁性材102〜106はそれぞれ、個々の第2の板状磁性材が2個の板状磁性材ユニットの積層により構成され、各板状磁性材ユニットは、その各辺に、上記磁性材片1021〜1023のうちの対応するものが1枚ずつまたは複数枚(3枚以上。例えば4枚)ずつ配されて構成される。
以下、説明中で用いる図8の構成における各構成要素には、図8の場合と同じ符号を付して用いる。
図9において、102a、102bはそれぞれ板状磁性材ユニットであって、第2の板状磁性材102を構成する板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット102aにおいて、102aj1〜102aj4は、隣接する磁性材片1021、1023のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、102aj5〜102aj6は、隣接する磁性材片1023、1022のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット102bにおいて、102bj1〜102bj4は、隣接する磁性材片1021、1023のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、102bj5〜102bj6は、隣接する磁性材片1023、1022のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。
第2の板状磁性材103〜106のそれぞれについても、上記第2の板状磁性材102の場合と同様である。
以下、説明中で用いる図9の構成における各構成要素には、図9の場合と同じ符号を付して用いる。
図10において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット102aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102aj3と板状磁性材ユニット102bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102bj3とは、磁路方向に距離d231を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット102aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102aj4と板状磁性材ユニット102bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102bj4とは、磁路方向に距離d241を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。複数の第2の板状磁性材102が積層された状態においては、図10(b)からも明らかなように、2個の板状磁性材ユニット毎に上記2つの異なる位置すなわち互いにずれた位置が周期的に繰り返されることになる。上記距離d231、d241は、例えば約30×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
10…額縁型鉄心、
20a、20b、20c…コイル、
101…第1の板状磁性材、
102〜106…第2の板状磁性材、
10n、101a、101b、101c、101d、102a、102b…板状磁性材ユニット、
1011〜1015…第1の板状磁性材用磁性材片、
1021〜1023…第2の板状磁性材用磁性材片、
A、B、C、D、E…磁性材片、
J1〜J6、101aj1〜101aj6、101bj1〜101bj6、101cj1〜101cj6、101dj1〜101dj6…隣接磁性材片端面の突き合わせ部、
a、b、c、d、e、f…コーナー部、
P1、P2…空間部、
SA、SD…磁性材片の端面。
Claims (6)
- 環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器であって、
上記板状磁性材のうち、幅寸法が最大の第1の板状磁性材は、該第1の板状磁性材の各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第1の板状磁性材の各コーナー部において、3つ以上の異なる位置で互いに突き合わせた状態で、積層され、上記第1の板状磁性材以外の他の全ての第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第2の板状磁性材の各コーナー部において、2つの異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層された額縁型鉄心と、
上記額縁型鉄心に巻き回され、通電により該額縁型鉄心を励磁するコイルと、
を備えて成ることを特徴とする変圧器。 - 上記額縁型鉄心における上記第1の板状磁性材は、上記隣接する磁性材片のそれぞれが1枚の磁性材片または複数枚の磁性材片で構成され、かつ、上記第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、上記隣接する磁性材片のそれぞれが1枚の磁性材片または複数枚の磁性材片で構成されている請求項1に記載の変圧器。
- 上記額縁型鉄心における上記第1の板状磁性材は、上記隣接する磁性材片のそれぞれが2枚の磁性材片で構成され、上記第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、上記隣接する磁性材片のそれぞれが3枚以上の磁性材片で構成されている請求項2に記載の変圧器。
- 上記額縁型鉄心は、上記第1の板状磁性材の積層厚さ寸法が、上記第2の板状磁性材のうち、幅寸法が同じとされるどのものの積層厚さ寸法よりも大きくされている請求項1または請求項2に記載の変圧器。
- 上記額縁型鉄心は、上記第1の板状磁性材が、上記第2の板状磁性材よりも透磁率の高い磁性材片から構成されている請求項1に記載の変圧器。
- 環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器であって、
上記板状磁性材のうち、幅寸法が最大の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に大きな板状磁性材が、透磁率が相対的に高い磁性材片から構成され、幅寸法が最小の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に小さな板状磁性材が、透磁率が相対的に低い磁性材片から構成された額縁型鉄心と、
上記額縁型鉄心に巻き回され、通電により該額縁型鉄心を励磁するコイルと、
を備えて成ることを特徴とする変圧器。
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