JP2010161289A - 変圧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
額縁型鉄心を用いた変圧器において、額縁型鉄心の材料費や工数の増大を抑えた構成下で無負荷損を減らす。
【解決手段】
額縁型鉄心を基本的に、該額縁型鉄心内で磁束が集中する磁気回路を形成する幅寸法の大きな板状磁性材を、該板状磁性材を構成する磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3つ以上の異なる位置として分散させ該磁路の実効的断面積を増大させたり、透磁率の高い磁性材片を用いたりして、該磁束が集中する磁気回路部分の磁気抵抗を減らした構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器に係り、特に、該額縁型鉄心の構成に関する。
省エネ法の改定により、変圧器の特性改善(トップランナー化)についての法律が2006年度より施行され、これによって、変圧器の鉄心で生じる損失(無負荷損)の低減化が必要となってきている。幅寸法の異なる板状磁性材が積層されて成る額縁型鉄心においては、無負荷損の低減化策として、従来より、板状磁性材に磁気特性の優れた磁性材を用いる技術や、板状磁性材の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に分散させる技術や、板状磁性材の積層数を増やす技術などが検討されている。
上記検討されている技術のうち、板状磁性材に磁気特性の優れた磁性材を用いる技術や板状磁性材の積層数を増やす技術では、額縁型鉄心の材料費の増加につながり、また、板状磁性材を構成する磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に分散させる技術では、額縁型鉄心の製造時の工数の増大につながり、いずれの技術も、額縁型鉄心やこれを用いた変圧器の製造コストを増大させる要因となる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、額縁型鉄心を用いた変圧器において、額縁型鉄心の材料費や製造工数の増大を抑えた構成下で、額縁型鉄心の鉄損を減らし、変圧器の無負荷損を減らせるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、額縁型鉄心を用いた変圧器において、コストパフォーマンスを改善した変圧器を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器において、該額縁型鉄心を基本的に、該額縁型鉄心内で磁束が集中する磁気回路を形成する幅寸法の大きな板状磁性材を、該板状磁性材を構成する磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に分散させて該磁路の実効的断面積を増大させたり、透磁率の高い磁性材片を用いたりして、該磁束が集中する磁気回路部分の磁気抵抗を減らした構成とする。具体的には、額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる第1の板状磁性材は、その各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第1の板状磁性材の各コーナー部において、3つ以上の異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層され、かつ、第1の板状磁性材以外の他の全ての第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、その各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第2の板状磁性材の各コーナー部において、2つの異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層される構成とする。また、透磁率の高い磁性材片を用いる構成では、幅寸法が最大となる第1の板状磁性材または該第1の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に大きな板状磁性材を、透磁率が相対的に高い磁性材片から構成し、他の板状磁性材は、透磁率が相対的に低い磁性材片から構成する。
本発明によれば、額縁型鉄心の材料費や製造工数の増大を抑えた構成下で、該額縁型鉄心の磁気回路特性の改善が可能となり、この結果、該額縁型鉄心の鉄損を減らし、変圧器の無負荷損を低減させることができる。また、変圧器の運転時の騒音も減らすことができる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としての変圧器の構造を示す図、図2は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材ユニットの説明図、図3は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図、図4は、図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個積層するときの説明図、図5は、図4の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図、図6は、図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個積層するときの説明図、図7は、図6の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図、図8は、図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材以外の板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図、図9は、図8の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個または図8の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個積層するときの説明図、図10は、図9の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。
図1において、(a)は変圧器の正面構成を示す図、(b)は、A−A断面の構成を示す図である。
図1において、1は、本発明の実施例としての変圧器、10は、板状磁性材が幅寸法順に積層されて成り、変圧器1の環状の磁気回路を形成する額縁型鉄心、20a、20b、20cは、額縁型鉄心10に巻き回され、通電により該額縁型鉄心10を励磁するコイル、101〜106は、額縁型鉄心10を形成する板状磁性材、板状磁性材101は、該板状磁性材101〜106のうちで幅寸法が最大の板状磁性材(第1の板状磁性材)、板状磁性材102〜106はそれぞれ、板状磁性材102、103、104、105、106の順に幅寸法が小さくなっている(板状磁性材106の幅寸法が最も短い)板状磁性材(第2の板状磁性材)である。額縁型鉄心10は、±Y軸方向に板状磁性材101、102、103、104、105、106が、幅寸法が次第に小さくなる順に積層されている。W1a、W1bは、第1の板状磁性材101の±Z軸方向の幅寸法、W2a、W2bは、第2の板状磁性材102の±Z軸方向の幅寸法、W3a、W3bは、第2の板状磁性材103の±Z軸方向の幅寸法、W4a、W4bは、第2の板状磁性材104の±Z軸方向の幅寸法、W5a、W5bは、第2の板状磁性材105の±Z軸方向の幅寸法、W6a、W6bは、第2の板状磁性材106の±Z軸方向の幅寸法、W1c、W1d、W1eは、第1の板状磁性材101の±Y軸方向の幅寸法、W2c、W2d、W2eは、第2の板状磁性材102の±Y軸方向の幅寸法、W3c、W3d、W3eは、第2の板状磁性材103の±Y軸方向の幅寸法、W4c、W4d、W4eは、第2の板状磁性材104の±Y軸方向の幅寸法、W5c、W5d、W5eは、第2の板状磁性材105の±Y軸方向の幅寸法、W6c、W6d、W6eは、第2の板状磁性材106の±Y軸方向の幅寸法である。また、tは、第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法、tは、板状磁性材101〜106全体の積層厚さ寸法、P、Pは、板状磁性材101〜106それぞれの平面内に形成される空間部、a、b、c、d、e、fは、板状磁性材101〜106それぞれにおけるコーナー部である。第1の板状磁性材101は、該空間部P、Pのそれぞれを囲む内周部の長さが他の第2の板状磁性材102〜106のどれよりも短いすなわち最短であるとともに、外周部の長さは、他の第2の板状磁性材102〜106のどれよりも長いすなわち最長である。第2の板状磁性材102〜106は、空間部P、Pのそれぞれを囲む内周部の長さが、板状磁性材102、103、104、105、106の順で長くなっている(板状磁性材106の内周部の長さが最も長い)とともに、外周部の長さは、板状磁性材102、103、104、105、106の順で短くなっている(板状磁性材106の外周部の長さが最も短い)。板状磁性材101〜106は、それぞれが環状の磁気回路を形成することにより、額縁型鉄心10全体としての磁気回路を構成する。
上記額縁型鉄心10において、板状磁性材101〜106はそれぞれ、各辺が磁性材片で構成され、第1の板状磁性材101は、該第1の板状磁性材101の各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第1の板状磁性材101の各コーナー部a、b、c、d、e、fにおいて、異なる3つの位置(3位置)または4つの位置(4位置)で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層され、上記第1の板状磁性材以外の他の全ての第2の板状磁性材102〜106は、幅寸法が同じとされるもの毎に、その各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおいて、2つの異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層されている、すなわち、板状磁性材102、103、104、105、106のそれぞれが、その各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおいて、2つの異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層されている。すなわち、板状磁性材101〜106はそれぞれ、各辺が磁性材片で構成され、互いに隣接する該磁性材片の磁路方向の端面を、コーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、互いに対向させ突き合わせた状態で、該各辺の磁性材片が継ぎ合わされている。該突き合わせ部の位置は、該コーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、板状磁性材101〜106のそれぞれにおける複数の板状磁性材ユニット(各辺の磁性材片が継ぎ合わされて構成される板状磁性材の最小単位。板状磁性材ユニットとしては、1枚ずつの各辺の磁性材片が継ぎ合わされて構成される板状磁性材ユニットと複数枚ずつの各辺の磁性材片が継ぎ合わされて構成される板状磁性材ユニットとがあるとする。)毎に異なる位置とされ、板状磁性材101〜106のそれぞれにおいて磁路方向の複数位置に分散されている。額縁型鉄心10においては、突き合わせ部の位置は、第1の板状磁性材101では、3個の板状磁性材ユニット間で3つの位置に分散され、または、4個の板状磁性材ユニット間で4つの位置に分散され、第2の板状磁性材102〜106のそれぞれでは、2個の板状磁性材ユニット間で2つの位置(3位置)に分散されているとする。すなわち、図1の構成において、額縁型鉄心10は、複数の第1の板状磁性材101と、複数の第2の板状磁性材102と、複数の第2の板状磁性材103と、複数の第2の板状磁性材104と、複数の第2の板状磁性材105と、複数の第2の板状磁性材106とから成り、さらに、各板状磁性材101は、3個または4個の板状磁性材ユニット(板状磁性材101用の板状磁性材ユニット)から構成され、各板状磁性材102は、2個の板状磁性材ユニット(板状磁性材102用の板状磁性材ユニット)から構成され、各板状磁性材103は、2個の板状磁性材ユニット(板状磁性材103用の板状磁性材ユニット)から構成され、各板状磁性材104は、2個の板状磁性材ユニット(板状磁性材104用の板状磁性材ユニット)から構成され、各板状磁性材105は、2個の板状磁性材ユニット(板状磁性材105用の板状磁性材ユニット)から構成され、各板状磁性材106は、2個の板状磁性材ユニット(板状磁性材106用の板状磁性材ユニット)から構成され、さらに、板状磁性材101用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または2枚の磁性材片で構成され、板状磁性材102用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または3枚以上の磁性材片で構成され、板状磁性材103用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または3枚以上の磁性材片で構成され、板状磁性材104用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または3枚以上の磁性材片で構成され、板状磁性材105用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または3枚以上の磁性材片で構成され、板状磁性材106用の各板状磁性材ユニットは、隣接する磁性材片のそれぞれが、1枚の磁性材片または3枚以上の磁性材片で構成されているものとする。積層厚さ寸法tは、複数の第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法であり、積層厚さ寸法tは、該複数の第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法tと、複数の第2の板状磁性材102の積層厚さ寸法と、複数の第2の板状磁性材103の積層厚さ寸法と、複数の第2の板状磁性材104の積層厚さ寸法と、複数の第2の板状磁性材105の積層厚さ寸法と、複数の第2の板状磁性材106の積層厚さ寸法との和の寸法である。該複数の第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法tは、複数の第2の板状磁性材102の積層厚さ寸法、複数の第2の板状磁性材103の積層厚さ寸法、複数の第2の板状磁性材104の積層厚さ寸法、複数の第2の板状磁性材105の積層厚さ寸法、複数の第2の板状磁性材106の積層厚さ寸法のいずれよりも大きくされている。
コイル20a、20b、20cに通電されて額縁型鉄心10が励磁されたとき、該額縁型鉄心10内に発生する磁束は、空間部P、Pのそれぞれを囲む内周部の長さが最も短い第1の板状磁性材101の該内周部の近傍に形成される磁気回路の磁気抵抗が最も低いために、該磁気回路に最も高い割合で集中することになる。第1の板状磁性材101においては、磁束集中が起きた場合にも、磁気回路特に内周部の近傍に形成される磁気回路の磁気抵抗が、磁束密度の上昇に起因した原因例えば磁気飽和などによって増大しないように、積層厚さ寸法tを十分な値(例えば約100×10−3m)にしてあり、これによって磁路の断面積を確保するようにしている。さらに、第1の板状磁性材101は、第2の板状磁性材102〜106よりも、透磁率の高い磁性材片を用いて構成してあり、この点からも、磁束が集中する上記磁気回路の磁気抵抗の増大化を抑えるようにしている。なお、第2の板状磁性材102〜106の積層厚さ寸法t−tも、例えば約100×10−3mとし、第1の板状磁性材101の積層厚さ寸法tと合わせた全体の積層厚さ寸法tは、約200×10−3mとする。
以下、説明中で用いる図1の構成における各構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いる。
図2は、図1の変圧器1に用いる額縁型鉄心10を構成する板状磁性材ユニットの説明図である。(a)は正面構成を示す図、(b)はコーナー部における磁性材片の突き合わせ部の説明図である。
図2において、10nは板状磁性材ユニット、A、B、C、D、Eはそれぞれ、磁性材片、Jは、隣接する磁性材片A、Dのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Jは、隣接する磁性材片A、Cのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Jは、隣接する磁性材片B、Cのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Jは、隣接する磁性材片B、Dのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Jは、隣接する磁性材片A、Eのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Jは、隣接する磁性材片B、Eのそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、Sは、磁性材片Aの端面、Sは、磁性材片Dの端面である。突き合わせ部Jにおいては、の端面Sと端面Sが突き合わされる。他の突き合わせ部J〜Jにおいても同様である。なお、図2(b)では、説明の便宜上、端面Sと端面Sとの間に隙間がある突き合わせ部Jの構成を示したが、本発明においては、全ての突き合わせ部で、磁性材片の端面間は密着されているものとする。
図3は、図1の変圧器1に用いる額縁型鉄心10を構成する板状磁性材101〜106のうち、幅寸法が最大となる第1の板状磁性材101を構成するための各磁性材片を示す図である。
図3において、1011〜1015は、第1の板状磁性材101の各辺を形成する磁性材片である。該磁性材片1011〜1015はそれぞれが、例えば、厚さ0.23×10−3mの高配向性電磁鋼板をプレス加工することで製作されたものである。高配向性電磁鋼板は、汎用性電磁鋼板よりも透磁率が高い磁気特性を有する。額縁型鉄心10は、複数の第1の板状磁性材101が積層されることにより構成され、各第1の板状磁性材101は、3個または4個の板状磁性材ユニットが積層されることにより構成され、各板状磁性材ユニットは、その各辺に、上記磁性材片1011〜1015のうちの対応するものが1枚ずつまたは複数枚(2枚)ずつ配されて構成される。
以下、説明中で用いる図3の構成における各構成要素には、図3の場合と同じ符号を付して用いる。
図4は、図3の磁性材片1011〜1015を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個積層または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個積層して、第1の板状磁性材101を形成するときの説明図である。
図4において、101a、101b、101cはそれぞれ板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット101aにおいて、101aj〜101ajは、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101aj〜101ajは、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bにおいて、101bj〜101bjは、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101bj〜101bjは、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット101cにおいて、101cj〜101cjは、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101cj〜101cjは、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。
板状磁性材ユニット101a、101b、101cが積層されて第1の板状磁性材101とされた状態では、コーナー部a、b、c、d、e、f(図1)において、上記突き合わせ部101aj〜101aj、101bj〜101bj、101cj〜101cjのそれぞれ対応するものどうしが、重ならずに、磁路の方向に3つの異なる位置にずれる。すなわち、コーナー部aにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配され、コーナー部bにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配され、コーナー部cにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配され、コーナー部dにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配され、コーナー部eにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配され、コーナー部fにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cjが磁路方向に対して3つの異なる位置に配されることになる。複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、上記3つの異なる位置が周期的に繰り返された状態となる。
以下、説明中で用いる図4の構成における各構成要素には、図4の場合と同じ符号を付して用いる。
図5は、図4の積層によって構成される第1の板状磁性材101のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。(a)は、コーナー部c、d、fにおける隣接磁性材片1011、1012、1013、1014、1015の端面の突き合わせ部の状態を示す正面図、(b)は、(a)の構成におけるB−B断面の構成を示す図である。
図5において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101ajと板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjとは、磁路方向に距離d331を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjと板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjとは、磁路方向に距離d332を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101ajと板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjとは、磁路方向に距離d341を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjと板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjとは、磁路方向に距離d342を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。図5(b)からも明らかなように、複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、各コーナー部において、隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の磁路方向に対する上記3つの異なる位置が3個の板状磁性材ユニット毎に周期的に繰り返されることになる。上記距離d331、d332、d341、d342は、例えば約15×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
図6は、図3の磁性材片1011〜1015を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個積層または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個積層して、第1の板状磁性材101を形成するときの説明図である。
図6において、101a、101b、101c、101dはそれぞれ板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット101aにおいて、101aj〜101ajは、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101aj〜101ajは、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bにおいて、101bj〜101bjは、隣接する磁性材片1011、1015のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101bj〜101bjは、隣接する磁性材片1015、1014のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101cにおいて、101cj〜101cjは、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101cj〜101cjは、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット101dにおいて、101dj〜101djは、隣接する磁性材片1011、1013のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、101dj〜101djは、隣接する磁性材片1013、1012のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。板状磁性材ユニット101bは、板状磁性材ユニット101aを裏返したものと同じ構造であり、同様に、板状磁性材ユニット101dは、板状磁性材ユニット101cを裏返したものと同じ構造である。
板状磁性材ユニット101a、101b、101c、101dが積層されて第1の板状磁性材101とされた状態では、コーナー部a、b、c、d、e、f(図1)において、上記突き合わせ部101aj〜101aj、101bj〜101bj、101cj〜101cj、101dj〜101djのそれぞれ対応するものどうしが、重ならずに、磁路の方向に4つの異なる位置にずれる。すなわち、コーナー部aにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが、磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配され、コーナー部bにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配され、コーナー部cにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配され、コーナー部dにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配され、コーナー部eにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配され、コーナー部fにおいては、突き合わせ部101aj、101bj、101cj、101djが磁路方向に対して4つの異なる位置にずれて配されることになる。複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、上記4つの異なる位置が周期的に繰り返された状態となる。
以下、説明中で用いる図6の構成における各構成要素には、図6の場合と同じ符号を付して用いる。
図7は、図6の積層によって構成される第1の板状磁性材101のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。(a)は、コーナー部c、d、fにおける隣接磁性材片1011、1012、1013、1014、1015の端面の突き合わせ部の状態を示す正面図、(b)は、(a)の構成におけるC−C断面の構成を示す図である。
図7において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101ajと板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjとは、磁路方向に距離d431を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjと板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjとは、磁路方向に距離d432を隔てて配され、板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjと板状磁性材ユニット101dにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101djとは、磁路方向に距離d433を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット101aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101ajと板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjとは、磁路方向に距離d441を隔てて配され、板状磁性材ユニット101bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101bjと板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjとは、磁路方向に距離d442を隔てて配され、板状磁性材ユニット101cにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101cjと板状磁性材ユニット101dにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部101djとは、磁路方向に距離d443を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。図7(b)からも明らかなように、複数の第1の板状磁性材101が積層された状態においては、各コーナー部において、隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の磁路方向に対する上記4つの異なる位置が4個の板状磁性材ユニット毎に周期的に繰り返されることになる。上記距離d431、d432、d433、d441、d442、d443は、例えば約10×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
図8は、図1の変圧器1に用いる額縁型鉄心10を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる第1の板状磁性材101以外の板状磁性材すなわち第2の板状磁性材102〜106を構成するための各磁性材片を示す図である。
図8において、1021〜1023は、第2の板状磁性材102〜106それぞれの各辺を形成する磁性材片である。該磁性材片1021〜1023はそれぞれが、例えば、厚さ0.30×10−3mの汎用性電磁鋼板をプレス加工することで製作されたものである。額縁型鉄心10は、第2の板状磁性材102〜106のそれぞれが複数と、複数の第1の板状磁性材101とが積層されることにより構成され、該第2の板状磁性材102〜106はそれぞれ、個々の第2の板状磁性材が2個の板状磁性材ユニットの積層により構成され、各板状磁性材ユニットは、その各辺に、上記磁性材片1021〜1023のうちの対応するものが1枚ずつまたは複数枚(3枚以上。例えば4枚)ずつ配されて構成される。
以下、説明中で用いる図8の構成における各構成要素には、図8の場合と同じ符号を付して用いる。
図9は、図8の磁性材片1021〜1023を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個積層または図8の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個積層して、第2の板状磁性材102〜106のそれぞれを形成するときの説明図である。
図9において、102a、102bはそれぞれ板状磁性材ユニットであって、第2の板状磁性材102を構成する板状磁性材ユニットである。板状磁性材ユニット102aにおいて、102aj〜102ajは、隣接する磁性材片1021、1023のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、102aj〜102ajは、隣接する磁性材片1023、1022のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。また、板状磁性材ユニット102bにおいて、102bj〜102bjは、隣接する磁性材片1021、1023のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部、102bj〜102bjは、隣接する磁性材片1023、1022のそれぞれの互いに対向する端面の突き合わせ部である。
板状磁性材ユニット102a、102bが積層されて第2の板状磁性材102とされた状態では、コーナー部a、b、c、d、e、f(図1)において、上記突き合わせ部102aj〜102aj、102bj〜102bjのそれぞれ対応するものどうしが、重ならずに、磁路の方向に2つの異なる位置すなわち互いにずれた位置に配される。すなわち、コーナー部aにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配され、コーナー部bにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配され、コーナー部cにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配され、コーナー部dにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配され、コーナー部eにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配され、コーナー部fにおいては、突き合わせ部102aj、102bjが磁路方向に対して互いにずれた位置に配されることになる。複数の第2の板状磁性材102が積層された状態においては、上記互いにずれた位置が周期的に繰り返された状態となる。
第2の板状磁性材103〜106のそれぞれについても、上記第2の板状磁性材102の場合と同様である。
以下、説明中で用いる図9の構成における各構成要素には、図9の場合と同じ符号を付して用いる。
図10は、図9の積層によって構成される第2の板状磁性材102のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。(a)は、コーナー部c、d、fにおける隣接磁性材片1021、1022、1023の端面の突き合わせ部の状態を示す正面図、(b)は、(a)の構成におけるD−D断面の構成を示す図である。
図10において、コーナー部cでは、板状磁性材ユニット102aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102ajと板状磁性材ユニット102bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102bjとは、磁路方向に距離d231を隔てて配される。同様に、コーナー部dでは、板状磁性材ユニット102aにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102ajと板状磁性材ユニット102bにおける隣接磁性材片の端面の突き合わせ部102bjとは、磁路方向に距離d241を隔てて配される。他のコーナー部a、b、e、fにおいても同様である。複数の第2の板状磁性材102が積層された状態においては、図10(b)からも明らかなように、2個の板状磁性材ユニット毎に上記2つの異なる位置すなわち互いにずれた位置が周期的に繰り返されることになる。上記距離d231、d241は、例えば約30×10−3mとする。他のコーナー部の距離も同様である。
なお、図5に示す第1の板状磁性材101のコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離は、図7に示す第1の板状磁性材101のコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離よりも長く、また、図10に示す第2の板状磁性材102のコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離は、図5に示す第1の板状磁性材101のコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離よりも長い。他の第2の板状磁性材103〜106のそれぞれも、そのコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離は、図5に示す第1の板状磁性材101のコーナー部a、b、c、d、e、fのそれぞれにおいて、磁性材片の端面の突き合わせ部が磁路方向にずれる距離よりも長い。
本発明の実施例としての上記変圧器1においては、額縁型鉄心10として、該額縁型鉄心10内で磁束が集中する第1の板状磁性材101を、該板状磁性材を構成する磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置または4位置に分散させるとともに、積層厚さ寸法を大きくした構成としているため、磁束が集中する第1の板状磁性材101による磁気回路において磁路の実効的断面積を増大させることができ、これによって、該第1の板状磁性材101による磁気回路の磁気抵抗を減らして鉄損を減らすことができ、額縁型鉄心10全体の鉄損を減らすことができて、変圧器の無負荷損を減らすことが可能となる。また、第1の板状磁性材101を、透磁率の高い高配向性電磁鋼板の磁性材片で構成しているため、この点からも、第1の板状磁性材101による磁気回路の磁気抵抗を減らして該磁気回路の鉄損を減らし、額縁型鉄心10全体の鉄損を一層低減させて、変圧器の無負荷損を一層減らすことが可能となる。また、磁束が集中する第1の板状磁性材101による磁気回路において磁路の実効的断面積を増大させることで、額縁型鉄心10全体の磁性材の積層数を減らすことが可能となり、これによって、該額縁型鉄心10の材料費の増大を抑えることができる。さらに、変圧器の騒音も低減させることができる。無負荷損及び騒音の低減効果については、発明者による実験でも確認されている。すなわち、発明者は、板状磁性材101〜106の全てを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2個に分散させた構成(図8〜図10に示す構成を板状磁性材101〜106の全てに適用した構成)の額縁型鉄心のサンプル(以下、鉄心サンプルAという)と、磁束が集中する第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置に分散させ(図3〜図5に示す構成)、他の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2個に分散させた構成(図8〜図10に示す構成)の額縁型鉄心のサンプル(以下、鉄心サンプルBという)と、磁束が集中する第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に4位置に分散させ(図3、図6〜図7に示す構成)、他の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2個に分散させた構成(図8〜図10に示す構成)の額縁型鉄心のサンプル(以下、鉄心サンプルCという)とをそれぞれ試作し、変圧器としての無負荷損と運転時の騒音とを求める実験を行った結果、無負荷損は、鉄心サンプルBの場合は、鉄心サンプルAの場合に比べて2.8%低減され、鉄心サンプルCの場合は、鉄心サンプルAの場合に比べて5.0%低減され、それぞれにおいて無負荷損の低減効果が確認され、また、騒音は、鉄心サンプルAの場合は67.5dB、鉄心サンプルCの場合は58.8dBであり、鉄心サンプルCの場合は、鉄心サンプルAの場合よりも8.7dB低減され、騒音低減効果も確認された。なお、上記鉄心サンプルAは、従来の変圧器に用いられている額縁型鉄心と同じ構成であり、上記鉄心サンプルB及び鉄心サンプルCは、本発明の実施例としての上記変圧器1に用いる額縁型鉄心10と同仕様の構成である。
また、上記変圧器1においては、額縁型鉄心10として、第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置または4位置に分散させ、他の第2の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成としているため、該額縁型鉄心10の製造時の工数の増大を抑えることができ、作業性を向上させることができる。すなわち、(1)第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置に分散させ、他の第2の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成においては、磁性材片の種類数は、第1の板状磁性材101用の5種類(5種類の形状(図3)×1段階の幅寸法)と、第2の板状磁性材102〜106用の15種類(3種類の形状(図8)×5段階の幅寸法)の合計20種類であり、また、板状磁性材ユニットの積層作業の作業パターン数は、第1の板状磁性材101用の3作業パターン(第1の板状磁性材101用の板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を3位置に分散(1段階の幅寸法×3位置分散))と、第2の板状磁性材102〜106用の10作業パターン(第2の板状磁性材102〜106それぞれの板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を2位置に分散(5段階の幅寸法×2位置分散))の合計13作業パターンである。また、(2)第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置に分散させ、他の第2の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成においては、磁性材片の種類数は、第1の板状磁性材101用の5種類(5種類の形状(図3)×1段階の幅寸法)と、第2の板状磁性材102〜106用の15種類(3種類の形状(図8)×5段階の幅寸法)の合計20種類であり、また、板状磁性材ユニットの積層作業の作業パターン数は、第1の板状磁性材101用の4作業パターン(第1の板状磁性材101用の板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を4位置に分散(1段階の幅寸法×4位置分散))と、第2の板状磁性材102〜106用の10作業パターン(第2の板状磁性材102〜106それぞれの板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を2位置に分散(5段階の幅寸法×2位置分散))の合計14作業パターンである。また、(3)第1の板状磁性材101及び第2の板状磁性材102〜106を全て、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた従来の構成の場合においては、磁性材片の種類数は、板状磁性材101〜106用の18種類(3種類の形状(図8)×6段階の幅寸法)であり、また、板状磁性材ユニットの積層作業の作業パターン数は、板状磁性材101〜106用の12作業パターン(板状磁性材101〜106それぞれの板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を2位置に分散(6段階の幅寸法×2位置分散))である。また、(4)もしも、第1の板状磁性材101及び第2の板状磁性材102〜106を全て、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置に分散させた従来の構成の場合においては、磁性材片の種類数は、板状磁性材101〜106用の30種類(5種類の形状(図3)×6段階の幅寸法)であり、また、板状磁性材ユニットの積層作業の作業パターン数は、板状磁性材101〜106用の18作業パターン(板状磁性材101〜106それぞれの板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を2位置に分散(6段階の幅寸法×3位置分散))であり、(5)もしも、第1の板状磁性材101及び第2の板状磁性材102〜106を全て、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に4位置に分散させた従来の構成の場合においては、磁性材片の種類数は、板状磁性材101〜106用の30種類(5種類の形状(図3)×6段階の幅寸法)であり、また、板状磁性材ユニットの積層作業の作業パターン数は、板状磁性材101〜106用の24作業パターン(板状磁性材101〜106それぞれの板状磁性材ユニットの磁性材片の突き合わせ部を2位置に分散(6段階の幅寸法×4位置分散))である。上記(1)〜(5)から明らかなように、上記(1)の構成においては、磁性材片の種類数は上記(3)の構成よりも2種類だけ多く、作業パターン数は上記(3)の構成よりも1作業パターンだけ多いに過ぎないが、上記(4)、(5)の構成よりも、磁性材片の種類数、作業パターン数のそれぞれが、大幅に少なくなっている。上記(2)の構成においても、磁性材片の種類数は上記(3)の構成よりも2種類だけ多く、作業パターン数は上記(3)の構成よりも2作業パターンだけ多いに過ぎないが、上記(4)、(5)の構成よりも、磁性材片の種類数、作業パターン数のそれぞれが、大幅に少なくなっている。磁性材片の種類数の増大や作業パターン数の増大が抑えられることにより、額縁型鉄心10の製造工数の増大を抑えることができ、製造時の作業性を向上させることができる。
また、本発明の変圧器においては、それに用いる額縁型鉄心を、板状磁性材のうち、幅寸法が最大の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に大きな板状磁性材が、透磁率が相対的に高い磁性材片から構成され、幅寸法が最小の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に小さな板状磁性材が、透磁率が相対的に低い磁性材片から構成されるようにしてもよい。この場合、(a)例えば図1に示した構造の額縁型鉄心においてすなわち第1の板状磁性材101だけを、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に3位置または4位置に分散させ、他の第2の板状磁性材102〜106は、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成において、板状磁性材101、102を、高配向性電磁鋼板など透磁率が相対的に高い磁性材片から構成し、他の板状磁性材103〜106を、汎用性電磁鋼板など透磁率が相対的に低い磁性材片から構成するようにしたものや、(b)板状磁性材101〜106を全て、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成において、幅寸法が最大の板状磁性材101を含み幅寸法が相対的に大きな板状磁性材例えば板状磁性材101、102を、高配向性電磁鋼板など透磁率が相対的に高い磁性材片で構成し、幅寸法が最小の板状磁性材106を含み幅寸法が相対的に小さな板状磁性材例えば板状磁性材103〜106を、汎用性電磁鋼板など透磁率が相対的に低い磁性材片で構成するようにしたものや、(c)板状磁性材101〜106を全て、各コーナー部a、b、c、d、e、fにおける磁性材片の端面の突き合わせ部の位置を磁路の方向に2位置に分散させた構成において、幅寸法が最大の板状磁性材101を、高配向性電磁鋼板など透磁率が相対的に高い磁性材片で構成し、幅寸法が相対的に小さな板状磁性材102〜106を、汎用性電磁鋼板など透磁率が相対的に低い磁性材片で構成するようにしたものなどがある。これらの構成においても、額縁型鉄心の材料費や製造工数の増大を抑えた構成下で、該額縁型鉄心の磁気回路特性の改善が可能となり、この結果、該額縁型鉄心の鉄損を減らし、変圧器の無負荷損を低減させることができる。無負荷損についての試作実験を行った結果、上記(a)、(b)、(c)ともほぼ同程度の無負荷損の低減効果が確認された。
なお、上記説明した実施例構成においては、板状磁性材の幅寸法を6段階の寸法としたが、本発明はこれに限定されない。
本発明の実施例としての変圧器の構造を示す図である。 図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材ユニットの説明図である。 図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図である。 図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを3個積層するときの説明図である。 図4の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。 図3の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個または図3の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを4個積層するときの説明図である。 図6の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。 図1の変圧器に用いる額縁型鉄心を構成する板状磁性材のうち、幅寸法が最大となる板状磁性材以外の板状磁性材を構成するための各磁性材片を示す図である。 図8の磁性材片を各辺に1枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個または図8の磁性材片を各辺に複数枚ずつ用いて成る板状磁性材ユニットを2個積層するときの説明図である。 図9の積層によって構成される板状磁性材のコーナー部における隣接磁性材片の端面の突き合わせ部の説明図である。
1…変圧器、
10…額縁型鉄心、
20a、20b、20c…コイル、
101…第1の板状磁性材、
102〜106…第2の板状磁性材、
10n、101a、101b、101c、101d、102a、102b…板状磁性材ユニット、
1011〜1015…第1の板状磁性材用磁性材片、
1021〜1023…第2の板状磁性材用磁性材片、
A、B、C、D、E…磁性材片、
〜J、101aj〜101aj、101bj〜101bj、101cj〜101cj、101dj〜101dj…隣接磁性材片端面の突き合わせ部、
a、b、c、d、e、f…コーナー部、
、P…空間部、
、S…磁性材片の端面。

Claims (6)

  1. 環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器であって、
    上記板状磁性材のうち、幅寸法が最大の第1の板状磁性材は、該第1の板状磁性材の各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第1の板状磁性材の各コーナー部において、3つ以上の異なる位置で互いに突き合わせた状態で、積層され、上記第1の板状磁性材以外の他の全ての第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、各辺を構成する磁性材片のうち互いに隣接する磁性材片の端面を、該第2の板状磁性材の各コーナー部において、2つの異なる位置で互いに対向させて突き合わせた状態で、積層された額縁型鉄心と、
    上記額縁型鉄心に巻き回され、通電により該額縁型鉄心を励磁するコイルと、
    を備えて成ることを特徴とする変圧器。
  2. 上記額縁型鉄心における上記第1の板状磁性材は、上記隣接する磁性材片のそれぞれが1枚の磁性材片または複数枚の磁性材片で構成され、かつ、上記第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、上記隣接する磁性材片のそれぞれが1枚の磁性材片または複数枚の磁性材片で構成されている請求項1に記載の変圧器。
  3. 上記額縁型鉄心における上記第1の板状磁性材は、上記隣接する磁性材片のそれぞれが2枚の磁性材片で構成され、上記第2の板状磁性材は、幅寸法が同じとされるもの毎に、上記隣接する磁性材片のそれぞれが3枚以上の磁性材片で構成されている請求項2に記載の変圧器。
  4. 上記額縁型鉄心は、上記第1の板状磁性材の積層厚さ寸法が、上記第2の板状磁性材のうち、幅寸法が同じとされるどのものの積層厚さ寸法よりも大きくされている請求項1または請求項2に記載の変圧器。
  5. 上記額縁型鉄心は、上記第1の板状磁性材が、上記第2の板状磁性材よりも透磁率の高い磁性材片から構成されている請求項1に記載の変圧器。
  6. 環状の磁気回路を形成する板状磁性材が幅寸法順に積層されて成る額縁型鉄心を用いた変圧器であって、
    上記板状磁性材のうち、幅寸法が最大の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に大きな板状磁性材が、透磁率が相対的に高い磁性材片から構成され、幅寸法が最小の板状磁性材を含み幅寸法が相対的に小さな板状磁性材が、透磁率が相対的に低い磁性材片から構成された額縁型鉄心と、
    上記額縁型鉄心に巻き回され、通電により該額縁型鉄心を励磁するコイルと、
    を備えて成ることを特徴とする変圧器。
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