JP2010161137A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010161137A
JP2010161137A JP2009001457A JP2009001457A JP2010161137A JP 2010161137 A JP2010161137 A JP 2010161137A JP 2009001457 A JP2009001457 A JP 2009001457A JP 2009001457 A JP2009001457 A JP 2009001457A JP 2010161137 A JP2010161137 A JP 2010161137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist pattern
memory device
space
semiconductor memory
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009001457A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Mine
利之 峰
Akio Shima
明生 島
Yoshitaka Sasako
佳孝 笹子
Katsuji Kinoshita
勝治 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009001457A priority Critical patent/JP2010161137A/ja
Publication of JP2010161137A publication Critical patent/JP2010161137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】相変化メモリやReRAMなどの記憶素子と半導体デバイスの積層により構成される半導体記憶装置を製造する際、微細化に伴い素子分離幅のバラツキが書込みディスターブ耐性に大きな悪影響を与えるようになる。
【解決手段】半導体基板上に形成された被加工材料、若しくは複数の積層膜から構成される被加工材料を所望のダブルパターンニング法を用いて加工する製造方法において、パターンを形成する際、素子分離幅を規定する加工を2回行うことで解決できる
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体記憶装置の製造方法に関し、特に電気的書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置の高集積化、高性能化を実現する技術に関する。
電気的書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置は、近年、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ等の小型携帯情報機器の大容量記憶装置として急速に需要が拡大している。大容量の不揮発性半導体記憶装置としては、蓄積ノードにキャリアを閉じ込め情報を記憶する浮遊ゲート型フラッシュメモリ、チャージトラップメモリ、また可変抵抗素子を用いたメモリが検討されている。
我々は、将来の大容量メモリの候補の1つとして、可変抵抗素子とダイオードを用いた積層クロスポイント型セルの開発を行っている。具体的には、可変抵抗素子に相変化素子をダイオードに多結晶Siを用いたクロスポイント型の素子からなる不揮発性大容量メモリである。
一般的に大容量メモリは、大容量化を実現するため最小加工寸法(F)でメモリセルを形成する。現在、最先端の大容量メモリはプロセスルールが約40nmの製品が開発されている。最小加工寸法を規定するリソグラフィーは、液浸型のArFエキシマレーザー露光が用いられている。
一方、F>40nmの世代では、半導体製造方法に大きな変革が必要となる。これまで微細加工技術はリソグラフィー技術の進歩により牽引されてきたが、現状の露光技術は物理的限界に近づいている。具体的には、F>40nmの世代では最小加工寸法で設計されたライン/スペースのレジストパターン(ピッチ>80nm)を1回の露光で形成してきたが、F<40nm世代ではパターンピッチを維持したままではレジストパターンを解像できない。このため、F<32nmの世代では一括でパターン形成する方法として、EUV(極紫外線)露光法、ナノインプリント法が検討されている。但し、両者ともに開発段階であり量産適用へは更に時間が必要とされている。現在、最も現実的な方法として、既存の液浸型のArFエキシマレーザー露光装置を用いたダブルパターンニングという手法が最有力となっている。ダブルパターンニング法はプロセス数が増加するが、高額な露光装置を新たに投資する必要がない点が大きな利点であり、原理的には22nmの世代まで適用可能である。
ダブルパターンニング法は、ダブルリソ方式とスペーサー方式の2つに大別される。ダブルリソ方式もいくつかの手法があるが基本的には2回の露光で所望のパターンを形成する方式である。一方、スペーサー方式は1回の露光と1回のサイドスペーサー形成を用いて所望のパターンを形成する方式である。以下、図を用いて各方式の概要を説明する。
図47〜図49にダブルリソ方式の概要を示す。201は支持基板、203は被加工材料(被エッチング材料)、204はハードマスク、205a、205bはレジストパターンである。ここでは、一例として、最小加工寸法;Fを32nmとし、201を単結晶シリコン基板、202をシリコン酸化膜、203を多結晶シリコン膜、204をシリコン酸化膜として説明する。
最初に、ハードマスクとなるシリコン酸化膜204上にライン幅:F、スペース:3Fのライン/スペースのレジストパターン205a(ピッチ:4F)を形成する(図47(a))。続いて、所定の熱処理を行い、上記レジストパターン205aを硬化させる(図47(b))。
次に、上記レジストパターン205a上に第2のレジストパターンとなるレジスト205bを塗布した後(図47(c))、先のレジストパターン205aの間に、ライン幅:F、スペース:3Fのライン/スペースのレジストパターン205b(ピッチ:4F)を形成する(図48(a))。続いて、上記レジストパターン205a、205bをマスクとして、下地のシリコン酸化膜204をドライエッチング法により加工し、ライン幅:F、スペース:Fのライン/スペースのシリコン酸化膜パターン204(ピッチ:2F)を形成する(図48(b))。
次に、酸素アッシングによりレジストパターン205を除去した後、上記シリコン酸化膜204をハードマスクとして下層の多結晶シリコン膜203を加工し、ライン幅:F、スペース: Fのライン/スペースパターン(ピッチ:2F)を形成する(図48(c))。
この後、配線を分離するためのシリコン酸化膜206をパターン上に形成した後(図49(a))、CMP研磨により平坦化する(図49(b))。
ここでは、レジストを2回塗布して2回の露光でライン幅:F、スペース:Fのライン/スペースパターンを形成する方法を示したが、同一レジストに2回の露光を行い一括して現像することで、ライン幅:F、スペース:Fのライン/スペースパターンを形成する方法も検討されている。両方法共に、1回の露光では最小加工寸法;F=32nmのライン/スペースパターン(2Fピッチ)を形成することが出来ないために、露光を2回に分けて行う点で共通している。
次に、図50〜図52を用いてスペーサー方式の説明を行う。301は支持基板、303は被加工材料(被エッチング材料)、304〜307はハードマスク、308はレジストパターンである。ここでは、一例として、最小加工寸法;fを32nmとし、301を単結晶シリコン基板、302をシリコン酸化膜、303を多結晶シリコン膜、304、306をカーボン膜、305をシリコン酸化膜、307をシリコン窒化膜として説明する。
最初に、ハードマスクとなるシリコン酸化膜307上にライン幅:F、スペース:3Fのライン/スペースのレジストパターン308(ピッチ:4F)を形成する(図50(a))。続いて、上記、レジストパターン308を用いて、下層のシリコン窒化膜307、及びカーボン膜306を加工する。レジストパターン308は、下層のカーボン膜306エッチング時に消失する(図50(b))。
次に、化学気相成長法(CVD;Chemical Vapor Deposition)を用いて上記パターン上にシリコン窒化膜309を所定の厚さに形成した後、異方性ドライエッチング法により上記シリコン窒化膜309をエッチングして、カーボンパターン306側壁部にシリコン窒化膜のスペーサー309を形成する。ハードマスクとして形成した最上層のシリコン窒化膜307は、サイドスペーサー形成時に消失する(図51(a))。
次に、酸素プラズマによるドライエッチング法でカーボンパターン306をエッチングして、シリコン窒化膜のサイドスペーサー309のみを残す。上記、シリコン窒化膜のサイドスペーサーは幅;F、スペース;Fとすれば、自己整合的に2Fピッチのライン/スペースが形成される(図51(b))。
この後、上記シリコン窒化膜309のサイドスペーサーをマスクとして、下地のシリコン酸化膜305、及びカーボン膜304をエッチングする(図51(c))。続いて、上記シリコン酸化膜305、カーボン膜904をハードマスクとして多結晶Si膜303をエッチングする(図52(a))。次に、配線間を分離するためのシリコン酸化膜310を全面に形成した後(図52(b))、CMP研磨を行って表面を平坦化する(図52(c))。
ハードマスクとして用いる材料の組み合わせは多数存在するが、1回の露光で形成した4Fピッチのライン/スペースパターンの側壁にスペーサーを形成し、自己整合的に2Fピッチのライン/スペースを形成する方法がスペーサー方式と呼ばれる。但し、スペーサー方式は、ラインパターンに対してスペーサーを形成する必要があるため、ラインパターンのエッジ部分が円周状に繋がってしまう。このため、もう1回露光、エッチングを追加して、エッジ部分を切り離す工程が必要となる。
上記、サイドスペーサーを用いたNAND型フラッシュメモリの形成方法が、特許文献1や特許文献2に公開されている。
特開2007−335763号公報 特開2002−280388号公報
先に記述したように、我々は、最小加工寸法:F<32nm世代の大容量メモリの候補の1つとして、抵抗可変素子(相変化材料)とダイオード(多結晶Siダイオード)を用いた積層クロスポイント型のセル開発を行っている。これまで大容量メモリにおいては、各セル特性のバラツキを抑制するために、活性領域となる素子寸法のバラツキを最小にすることが重要とされてきた。しかし、最小加工寸法:F<32nm世代では、活性領域の寸法バラツキと同等以上に素子分離領域の寸法バラツキがメモリセル特性に大きな影響を与えることが顕在化してきた。
相変化メモリは、Ge2Sb2Te5などの相変化材料がアモルファス状態と結晶状態で抵抗値が異なることを利用して情報を記憶する。アモルファス状態では抵抗が高く、結晶状態では抵抗が低い。したがって読み出しは素子の両端に電位差を与え、素子に流れる電流を測定することで、素子の高抵抗状態/低抵抗状態を判別することで行える。
相変化メモリでは電流により発生するジュール熱によって、相変化膜の電気抵抗を異なる状態に変化させることによりデータ書き込み行う。リセット動作、すなわち高抵抗のアモルファス状態へ変化させる動作は、大電流を短時間流して溶解させた後、電流を急減させ急冷することにより行う。一方、セット動作、すなわち低抵抗の結晶状態へ変化させる動作は、結晶化温度に保持するのに十分な電流を長時間流すことにより行う。ここで問題となるのが、ジュール熱によって発熱させたセルの温度が、隣接するセルへ悪影響を与えることである。
我々は、ハーフピッチ32nmルールで形成した相変化メモリが、隣接するセルへ与える熱の影響について詳細に検討した。図53、図54にその一例を示す。図54は、図53に示したように、32nm□(角)の相変化材料をシリコン酸化膜で覆い、そのセルを発熱させたときの温度シミュレーションを行った結果である。図54のX軸は、発熱セル側壁部からの距離をY軸は、その場所の温度を示している。セルの発熱温度は四角の端部が600℃になるように設定した。図54から明らかなように、発熱セルに近くなると温度は急激に上昇することが分かる。すなわち、素子分離寸法の微細化が進むと、隣接するセルへの熱拡散の影響は著しく大きくなる。この結果、以下のような問題が発生する。
相変化メモリのセット/リセット温度は採用する相変化材料により異なるが、GeSbTeをベースとした材料の場合は、融点(Tm)は約630℃以上、結晶化温度は約150℃〜200℃である。従って、リセット電流は融点を超える温度に、セット電流は結晶化温度を超える温度に設定される。製品の仕様により異なるが、一般的には時間がかかるセット動作は、結晶化温度の1.5〜2倍の温度に設定される。
ここで、図55に示したように、最小加工寸法:Fで配置されたメモリアレイで、選択セルにリセットパルスを印加する場合を考える。隣接するセルAとセルBは高抵抗状態(非晶質)で、選択セルに対し素子分離寸法が±ΔXだけ変動したとする。この場合、図54のシミュレーション結果から明らかなように、選択セルを加熱すると隣接する非選択セルの温度は、選択セルの間隔に対応して上昇する。つまり、ΔXだけ間隔が短いセルBの温度は、ΔXだけ間隔の長いセルAよりセル温度が上昇する。この動作を繰り返すと、高抵抗状態(非晶質)のセルの相変化材料は結晶化が進行し、最終的には低抵抗状態(結晶)に変化する。すなわち、書込み動作の繰り返しにより情報が失われる書込みディスターブが発生する。
例えば、図56に示したように選択セルにリセットパルス(融点:Tm以上の温度に設定)を印加した場合、非選択セルの温度が相変化材料の結晶化温度:Tcを超えないセルAは、ディスターブ耐性は大きいが、Tcを超えるセルBのディスターブ耐性は非常に小さくなり大きな問題となる。
以上示したように、最小加工寸法:Fが小さくなると素子分離幅の変動は大容量メモリを実現する上で大きな障害となる。更に、F<32nmを実現するためのダブルパターンニング法では、上記問題がより顕在化するようになる。
ダブルリソ方式は、既に説明したように2回の露光を行う方法である。1回目のパターン、もしくは露光に対して、機械的合わせで2回目のパターンを形成する。図57にダブルリソ方式の合わせずれによる問題点を示す。ダブルリソ法では、1回目の露光と2回目の露光は機械的合わせで実施するため、必然的に合わせずれ:ΔXが発生する。通常、レジストパターン幅は、活性領域の幅で規定するため、上記合わせずれ:ΔXは素子分離幅の変動になる。そのため、図57に示したように、分離領域Aの寸法がF−ΔXになれば必然的に分離領域Bの寸法はF+ΔXとなる。
最先端のリソグラフィーに要求される露光の合わせ精度:ΔXは、最小加工寸:Fの1/5以下とされている。その合わせ精度を実現できた場合の、各プロセス世代の寸法精度を図57(b)の表1に示す。上述したように、相変化メモリにおいては隣接するセルの間隔も縮小されるため、非選択の隣接セルの温度上昇の絶対値は大きくなる。微細化に伴い素子分離寸法の変動量:ΔFは小さくなるが、非選択セルの温度の最大値と最小値の差は一定(約95℃)なので、微細化が進むほど素子分離寸法のバラツキが問題となる。
同様に、スペーサー方式も同じ問題を抱えている。図58に示したように、スペーサー方式の活性領域の寸法は最終的なスペーサー幅で規定される。通常、スペーサーはCVD法で形成した薄膜とドライエッチングにより形成される。このためスペーサーの膜厚バラツキとドライエッチングの寸法バラツキを合わせた寸法変動;±Δdが必然的に存在する。図58においては、活性領域の寸法が設計の数値に対し±Δd変動した場合を示している。この場合、リソグラフィーで規定される分離領域;Aの寸法はFとなるが、スペーサー形成で±Δdの影響を受ける分離領域;Bの寸法は、F±2・Δdとなる。
以上説明したように、抵抗可変素子とダイオードを用いた大容量不揮発性メモリにおいては、微細化が進むほど素子分離領域の寸法バラツキが書き込みディスターブ耐性を劣化させる原因となり大きな問題となる。特に、ダブルパターンニング法が必要となるF<40nm世代においては、上記問題がより顕在化するようになる。ここでは、可変抵抗素子として相変化材料を例に挙げて説明したが、相変化材料に限らずNiO、CuO、TiOなどReRAMとなる記録材料も同様に現象が問題となる。また、NAND型メモリにおいても、素子分離領域の寸法変動は隣接する浮遊ゲート間の寄生容量の影響が著しく大きくなるので、素子の安定動作としては大きな問題となる。
そこで、本発明の目的は、大容量メモリの微細化に伴う素子分離寸法変動のデバイス特性への影響を抑制する技術を提供することにある。特に、ダブルパターンニング法を採用する、最小加工寸法F<40nm世代の、抵抗可変素子とポリシリコン材料を用いた半導体デバイスを積層するメモリの製造プロセスにおいて、書込みディスターブ耐性劣化を抑制することで半導体記憶装置の高集積化、高性能化を推進する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
上記問題は、ダブルパターンニング法によりパターンを形成する際、素子分離幅を規定する加工を2回行うことで解決できる。以下、図を用いて詳細な内容を説明する。
図59〜図60に本発明の概要を示す。図は断面構造を示しており、401が支持基板、402が下地絶縁膜、403が被加工材料、404がハードマスク、405と407がレジストパターン、406と408が埋め込み絶縁膜(分離絶縁膜)である。ここでは、一例として、401を単結晶シリコン基板、402と404をシリコン酸化膜、403を多結晶シリコン膜、406と408を素子分離絶縁膜として説明する。
まず、ハードマスクとなるシリコン酸化膜404上に、ライン/スペースのレジストパターン405を形成する。ここで、例えば、レジストのスペースを最小加工寸法:F、レジストのパターン幅を3Fとする(図59(a))。
次に、上記レジストパターン405を用いて、シリコン酸化膜404、多結晶シリコン膜403を加工して、パターン幅:3F、スペース:Fのスクライブ状のパターンを形成する(図59(b))。
続いて、例えば、CVD法によりシリコン酸化膜406を全面に形成した後、化学的機械研磨法(CMP法)により上記シリコン酸化膜406をスクライブパターンのスペース部分に埋め込む(図59(c))。
次に、上記スクライブパターン上に、ライン/スペースのレジストパターン407を形成する。ここで、例えば、レジストのスペースを最小加工寸法:F、レジストのパターン幅を3Fとする(図60(a))。但し、このレジストパターンは、図60(a)のスクライブラインパターンの短辺方向に対して、2Fずれた位置に配置する。言い換えれば、3F幅で加工された被加工材403のパターン中央部に、レジストパターン407のスペース部分が配置されるようにする。
次に、上記レジストパターン407をマスクとして、下地のシリコン酸化膜404と多結晶シリコン膜403を加工する(図60(b))。
次に、例えば、CVD法によりシリコン酸化膜408を全面に形成した後、CMP法により上記シリコン酸化膜408をスクライブパターンのスペース部分に埋め込み、素子分離膜とする(図60(c))。
図61に本発明の特徴を示す。本発明においてはダブルリソ法の合わせずれ:ΔXは存在するが、レジストパターンのスペース部分を規定してパターンを形成するので、合わせずれが存在しても、素子分離幅は一定となる。言い換えれば、合わせずれ:ΔXの影響は活性領域側に影響する。無論、活性領域のパターン寸法のバラツキも大容量メモリでは素子間バラツキの原因となるが、その殆どはベリファイ動作により補正できる。一方、素子分離寸法のバラツキはベリファイ動作などの電気的保証が出来ない場合が殆どであり、今後は、素子分離幅のバラツキ低減がより重要となる。
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
3次元積層化した抵抗可変素子と選択素子の両方の高性能化、高信頼化を実現することで、大容量、高性能かつ高信頼な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1〜図22を用いて、本発明の実施例1(クロスポイント型PNダイオード)である半導体記憶装置の実施例を説明する。ここでは、ダブルパターンニング法を用いたP/i/N型の多結晶シリコンダイオードの形成方法を例に挙げている。
先ず、単結晶シリコン基板101上に、100nmのシリコン酸化膜(SiO2)102、50nmのチタンナイトライド膜(TiN)103、150nmの多結晶シリコンダイオード104、50nmのチタンナイトライド膜105、100nmのシリコン酸化膜(SiO2)106を順次形成した。
なお、ここで、多結晶シリコンダイオード104は、加工後にダイオードとなる層を示し、加工前は、多結晶シリコンの薄膜層を指すものとする。
多結晶シリコンダイオード104は、例えば、化学気相成長法(CVD法)で形成した、ボロン(B)ドープ非晶質シリコン、ノンドープ非晶質シリコン、リン(P)ドープ非晶質シリコンを連続で成膜した後、800℃、30秒程度の熱処理を行うことでP/i/N型の多結晶シリコンダイオード104を形成した。ここでは、各層の膜厚を50nmとし、多結晶シリコンダイオード104のトータル膜厚を150nmとした。
続いて、液浸型のArFエキシマレーザーを用いて、レジストパターン107を形成した。図1(a)はレジストパターン形成時の平面図、図1(b)は、図1(a)のC−C断面図、図1(c)はA−A断面図である。本実施例ではレジストパターン107の最小加工寸法;Fを32nmとした。但し、32nmのライン/スペースパターンは形成できないため、最小加工寸法はレジストパターン間のスペースだけで、レジストパターンのライン幅は3F(96nm)とした。
露光を2回に分けて一括現像によりレジストパターンを形成するダブルリソ法では、ライン/スペースは32nm/32nmである。レジストパターンのアスペクト比が大きくなるとレジストパターンが転倒する不良が発生し易いため、レジスト膜厚を厚く出来ない課題がある。しかし、本発明ではレジストパターンのスペース幅が96nmと比較的広いため転倒不良は殆ど発生せず、レジスト膜厚を厚く出来る利点がある。
ここでは、図1(a)のy方向(図1(c)A−A)には2本のレジストパターン107だけを記載しているが、実際のメモリアレイでは繰り返しパターンとなる。図1に示したように、メモリ領域の周辺(図1では左右)には、周辺回路を配置している。周辺回路のレジストパターン間のスペースは最小加工寸法;Fとしたが、パターン幅は2F(64nm)とした。
次に、図2に示したように、上記レジストマスク107を用いて、下層の積層膜を順次ドライエッチングし、最下層のチタンナイトライド膜103まで加工した。本実施例では、レジストマスク107で下層のシリコン酸化膜106を加工した後、一度レジスト107を酸素アッシングで除去し、上記シリコン酸化膜106をハードマスクとして、下層の積層膜03〜1105を加工した。
次に、炭素を5%含有した塗布ガラス(SOG)を全面に塗布した後、400℃の窒素アニールを行い、SOG膜をシリコン酸化膜108に改質した。この後、機械的化学研磨法(CMP)でシリコン酸化膜108の研磨を行い、加工した積層膜のスペース部分にシリコン酸化膜108を埋め込んだ(図3)。
スペース部分に埋め込んだシリコン酸化膜108は、隣接するシリコンダイオードを電気的に分離するための素子分離絶縁膜である。本実施例では、炭素を5%含有した塗布ガラス(SOG)を用いたが、ポリシラザン(PSZ)を回転塗布した後、400℃程度の低水分雰囲気中で改質したシリコン酸化膜を用いることも可能である。また、通常のCVD法によるシリコン酸化膜を用いることも無論可能である。但し、CVD法はパターン開口幅が40nm以下の領域では、一般的なCVD法で完全に埋め込むことは非常に困難なので、エアーギャップを積極的に利用する場合は有利であるが完全に埋め込んで用いる場合は、塗布系の絶縁膜が有効である。
次に、ライン/スペース=32nm/32nmのパターンを形成するため、2回目のリソグラフィーと加工を行った。図4に2層目のレジストパターンの平面図を示す。図5(a)〜(c)には、図4の各領域の断面図を示した。2層目のレジストパターン109は、図4のy方向に2Fだけずらしたスペース;Fの穴パターン109となる。図5(c)に示すように、先に形成した幅3Fの積層膜の中央部の表面が露出するようにレジスト穴パターン109を形成した。
続いて、上記レジスト穴パターン109をマスクトして、下層のシリコン酸化膜106、上部電極となるチタンナイトライド膜105、多結晶シリコンダイオード104、下部電極となるチタンナイトライド膜103を順次加工した。図6に各領域の断面図を示す。図6(c)に示したように、A−A断面は2Fピッチ(64nm)の多結晶Siダイオードのライン/スペースパターンが形成される。
次に、炭素を5%含有した塗布ガラス(SOG)を全面に塗布した後、400℃の窒素アニールを行い、SOG膜をシリコン酸化膜110に改質した。この後、機械的化学研磨法(CMP)でシリコン酸化膜110の研磨を行い、先に加工したスペース部分にシリコン酸化膜110を埋め込んだ(図7)。ここでは、多結晶シリコンダイオード104の上部側の電極であるチタンナイトライド105表面が露出するまでCMP研磨を行った。図7(a)D−D断面、及び図7(c)A−A断面に示したように、シリコン酸化膜で埋め込まれた領域は、同じ方法で形成したシリコン酸化膜であるが、厳密には1回目のシリコン酸化膜108と2回目のシリコン酸化膜110の違いがある。図7(c)A−A断面に示したように繰り返しパターンの領域は、1回目で埋め込んだシリコン酸化膜108と2回目に埋め込んだシリコン酸化膜110が交互に配置されるが、本方法で形成した場合の分離幅は、リソグラフィー工程の合わせずれが発生しても同じ分離幅になっていることが特徴である。
次に、上記ストライプ状に形成した1層目の多結晶シリコンダイオード103〜105上に2層目の多結晶シリコンダイオードを形成し、1層目のダイオードをクロスポイント型に、2層目のダイオードをストライプ状に加工する。ここでは図示していないが、2層目のダイオードを形成する前に、周辺回路部分の接続を行うためのコンタクト穴形成や、引き出し配線となるプラグの形成があるが、ここでは割愛する。
次に、先に形成した1層目の多結晶シリコンダイオード103〜105と同じ膜種と形成方法で2層目のダイオードの各層を成膜した。図8に平面図を、図9に各領域の断面図を示した。下部電極となるチタンナイトライド膜111の膜厚は50nm、上部電極となるチタンナイトライド膜113の膜厚は50nmとした。N/i/P型の多結晶シリコンダイオードのトータル膜厚は150nmで、各層の膜厚はそれぞれ50nm成膜した。但し、2層目の多結晶シリコン領域112は、下層側よりリンドープ多結晶シリコン、ノンドープ多結晶シリコン、ボロンドープ多結晶シリコンの順で、1層目のダイオードとは逆となる。2層目の多結晶シリコンダイオードの上部電極であるチタンナイトライド113の上部に、シリコン酸化膜114を100nm形成した後、リソグラフィー法によりレジストパターン115を形成する。図10(b)C−C断面、図11(b)D−D断面に示したように、レジストパターンのスペースを;F、パターン幅を3Fで形成した。
次に、上記レジストパターン115をマスクとして、2層目のダイオード、及び1層目のダイオードの一部を加工した。図12、図13に平面図と各領域の断面図を示した。図12(b)C−C断面、図13(c)B−B断面に示すように、ドライエッチングは、1層目のダイオードの下部電極103表面が露出するまで行った。図12(c)A−A断面、及び図13D−D断面部分は、1層目のダイオードの素子分離膜であるシリコン酸化膜108、110表面が露出した時点でエッチングは自己整合的に停止させた。
続いて、炭素を5%含有した塗布ガラス(SOG)を全面に塗布した後、400℃の窒素アニールを行い、SOG膜をシリコン酸化膜116に改質した。この後、機械的化学研磨法(CMP)でシリコン酸化膜116の研磨を行い、先に加工したスペース部分にシリコン酸化膜116を埋め込んだ。図14、図15にその断面図を示した。シリコン酸化膜116のCMP研磨は、ハードマスクとして用いたシリコン酸化膜114表面が露出した時点で停止させた。図に示したように、各断面は完全に平坦化させた。
次に、1層目のダイオード形成と同様に、最小加工寸法;Fを有するレジスト穴パターン117を形成した。図16、図17に示したように、先に形成した2層目のダイオードの3F幅の中央部に、レジスト穴が来るように配置する。すなわち、図16、図17の平面図に示したように、2層目のダイオードのスクライブ状に形成した下層パターンに対し、x方向に2Fずれた穴パターン117を形成する。
続いて、上記レジスト穴パターン117を用いて、下層膜をドライエッチングし、2層目のダイオード、及び1層目のダイオードの一部を加工した。図17、図18に平面図と各領域の断面図を示した。図18(b)C−C断面、図18(c)A’−A’断面に示すように、ドライエッチングは、1層目のダイオードの下部電極103表面が露出するまで行った。図19(c)D−D断面部分は、1層目のダイオードの素子分離膜であるシリコン酸化膜110表面が露出した時点でエッチングは自己整合的に停止させた。
続いて、炭素を5%含有した塗布ガラス(SOG)を全面に塗布した後、400℃の窒素アニールを行い、SOG膜をシリコン酸化膜117に改質した。この後、機械的化学研磨法(CMP)でシリコン酸化膜117の研磨を行い、先に加工したスペース部分にシリコン酸化膜117を埋め込んだ。図20、図21にその断面図を示した。シリコン酸化膜117のCMP研磨は2層目のダイオード上部電極113表面が露出した時点で停止させた。
図22に平面図(a)とB−B断面図(b)、及びA’−A’断面図(c)を比較して示す。1層目のダイオード下部電極103がシリコン酸化膜で底部に埋め込まれている形状は同じであるが、厳密には、異なる工程で形成された埋め込み絶縁膜108、110、116、117の4つのシリコン酸化膜が共存している。この部分が、本方法の特徴的な部分である。
以上の工程で、2層目のシリコンダイオードがストライプ状にパターニングされ、1層目のシリコンダイオードがクロスポイント構造となる。本実施例では、2層目までのシリコンダイオード作製工程を示したが、同様の方法を用いて3層目以降も形成することができる。
本実施例で示したように、本方法によれば、隣接するシリコンダイオードの素子分離間隔を、リソグラフィーの合わせ精度に関係なく同じ分離幅にすることができる。また、非常に微細でアスペクト比の大きいパターンを形成する場合でも、常に絶縁膜が側壁に存在した形状であるため、パターン倒れ不良を飛躍的に抑制できる利点もある。
次に、本発明の第2の実施例(クロスポイント型相変化メモリ)について説明する。
図23は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した一部平面であり、図24〜27は、それぞれ図23におけるA−A線、B−B線、C−C線、D−D線断面図である。また図28は、メモリアレイ部分だけを示した立体図である。なお、図23の平面図、図28の立体図において、図面を見やすくするために一部の部材は省略している。
本実施例の半導体記憶装置は、メモリ素子に抵抗可変素子(例えば相変化メモリ)、選択素子にポリシリコンダイオードを用いていて、これらが積層クロスポイント型にアレイを構成している。半導体主面内のx方向にワード線、y方向にビット線が延在しており、それぞれアレイ端のコンタクト孔を介して選択トランジスタSTの拡散層に接続されている。選択トランジスタの他方の拡散層はコンタクト孔を介してグローバルワード線GWL、グローバルビット線GBLに接続されている。隣接するメモリ層はビット線かワード線のいずれかを共用する構造になっていて、これを実現するために選択素子となるダイオードの極性は隣接メモリ層で、逆向きである(図28)。図23から図28では4層積層の場合のメモリアレイを示しているが、5層以上を積層することももちろん可能である。
相変化メモリは、Ge2Sb2Te5などの相変化材料がアモルファス状態と結晶状態で抵抗値が異なることを利用して情報を記憶する。アモルファス状態では抵抗が高く、結晶状態では抵抗が低い。したがって読み出しは素子の両端に電位差を与え、素子に流れる電流を測定することで、素子の高抵抗状態/低抵抗状態を判別することで行える。
相変化材料を高抵抗のアモルファス状態から低抵抗の結晶状態に変化させる動作、逆に低抵抗の結晶状態から高抵抗のアモルファス状態に変化させる動作は、図29のような温度変化を相変化材料に与えることで行える。アモルファス状態の相変化材料は結晶化温度以上に加熱し10−6 秒程度以上保持することで結晶状態にすることができる。また、結晶状態の相変化材料は、融点以上の温度まで加熱し液体状態にした後、急速に冷却することでアモルファス状態にすることができる。
相変化メモリでは電流により発生するジュール熱によって、相変化膜の電気抵抗を異なる状態に変化させることによりデータ書き込み行う。リセット動作、すなわち高抵抗のアモルファス状態へ変化させる動作は、大電流を短時間流して溶解させた後、電流を急減させ急冷することにより行う。一方、セット動作、すなわち低抵抗の結晶状態へ変化させる動作は、結晶化温度に保持するのに十分な電流を長時間流すことにより行う。
図30の等価回路図を用いて、本実施例の半導体装置の読出し動作を説明する。メモリアレイ中から1セルを選択して読出しを行なうには、選択セルが接続されているワード線(SWL:選択ワード線)、選択セルが接続されていないワード線(USWL:非選択ワード線)、選択セルが接続されているビット線(SBL:選択ビット線)、選択セルが接続されていないビット線(USBL:非選択ビット線)に、例えばそれぞれ、1V、0V、0V、1Vの電圧を印加する。ダイオードが逆向き電圧のリーク電流をほとんど流さないおかげで、選択セルSMCだけに電流が流れ、センスアンプで測定することで抵抗状態を判定できる。
図31の等価回路図を用いて、本実施例の半導体装置のセット/リセット動作を説明する。メモリアレイ中から1セルを選択してセット動作を行うには、選択セルが接続されているワード線(SWL:選択ワード線)、選択セルが接続されていないワード線(USWL:非選択ワード線)、選択セルが接続されているビット線(SBL:選択ビット線)、選択セルが接続されていないビット線(USBL:非選択ビット線)に例えばそれぞれ、2.5V、0V、0V、2.5Vの電圧を印加する。この時、非選択ワード線、非選択ビット線に接続されたCellDは、ダイオードに印加される電圧が逆方向電圧であるために電流が流れない。また、選択ワード線、非選択ビット線に接続されたCellB,非選択ワード線、選択ビット線に接続されたCellDはビット線とワード線が等電位であるために電流が流れない。選択セルSMCにだけ電流が流れジュール熱により相変化材料が加熱される。選択ビット線、選択ワード線に印加する電圧は選択メモリセルの相変化材料を結晶化温度に加熱するのに充分な電圧であれば良い。結晶化に充分な時間(10−6 秒程度以上)電圧を印加すると、選択セルの相変化素子は低抵抗の結晶状態になり、それ以外のセルは状態を変化させない。
メモリアレイ中から1セルを選択してリセット動作を行うには、選択セルが接続されているワード線(SWL:選択ワード線)、選択セルが接続されていないワード線(USWL:非選択ワード線)、選択セルが接続されているビット線(SBL:選択ビット線)、選択セルが接続されていないビット線(USBL:非選択ビット線)に例えばそれぞれ、3V、0V、3V、0Vの電圧を印加する。この時、非選択ワード線、非選択ビット線に接続されたCellDは、ダイオードに印加される電圧が逆方向電圧であるために電流が流れない。また、選択ワード線、非選択ビット線に接続されたCellB,非選択ワード線、選択ビット線に接続されたCellDはビット線とワード線が等電位であるために電流が流れない。選択セルSMCにだけ電流が流れジュール熱により相変化材料が加熱される。選択ビット線、選択ワード線に印加する電圧は選択メモリセルの相変化材料を融点以上の温度に加熱するのに充分な電圧であれば良い。印加電圧を急速に0にし相変化材料を急冷すると選択セルの相変化素子は高抵抗のアモルファス状態になり、それ以外のセルは状態を変化させない。
次に、図32〜図34を用いて上記積層相変化メモリの製造方法を説明する。
まず、シリコン基板上に公知の技術を用いて図24のA−A断面、図26のC−C断面に見られる選択トランジスタSTを形成する。メモリアレイの駆動に必要な周辺回路を形成するシリコン基板上のデバイスに関しても同様に形成する。
ST形成後に絶縁膜21でSTおよび、周辺回路のデバイスを埋め込み、必要に応じて化学的機械研磨法(CMP法)などで表面を平坦化、更にこの後形成するメモリアレイのワード線2とSTの拡散層Difを接続するCONTを形成したのが図32(a)の状態である。次にワード線となる例えばタングステン2を成膜した後、メモリアレイ単位でタングステン2を加工する。次に、Bドープアモルファスシリコン14、Pドープアモルファスシリコン15を成膜する(図32(b))。タングステン膜2の成膜にはスパッタ法、Bドープアモルファスシリコン14、Pドープアモルファスシリコン15の成膜には減圧CVD法を用いた。タングステン成膜温度は200℃以下、Bドープアモルファスシリコンの成膜温度は400℃程度、リンドープアモルファスシリコン15の成膜温度は520℃程度である。
次に例えばCO2レーザーアニールにより、Bドープアモルファスシリコン14、Pドープアモルファスシリコン15を結晶化し不純物の活性化を行う(図33(a))。この時点では、相変化メモリ材料は含まれていないので、熱負荷低減の目的で行うレーザーアニールは必須ではなく、通常の加熱炉によるポリシリコンの結晶化、不純物の活性化を行うことも可能であるが、後述するように2層目以降のメモリアレイを製造する際には、レーザーアニールが必須である。本実施例では、1層目と2層目以降の選択素子の特性を同等にそろえるために、図33(a)の工程で2層目以降に用いるのと同じレーザーアニールを用いた。
次に、WSi、TiSi2などのシリサイド10をPドープポリシリコン5の表面に形成し、相変化素子の下部電極となる8(TiN、Wなど)、相変化材料6(Ge2Sb2Te5など)、相変化素子の上部電極となる7(TiN、Wなど)を順に成膜した(図33(b))。
次に、実施例1に示した方法と同様に、本発明であるダブルパターンニング法を用いて、上部電極材料7、相変化材料6、下部電極材料8、シリサイド膜10、Pドープポリシリコン5、Bドープポリシリコン4、ワード線材料2をx方向に延在するストライプ状にパターニングし、その分離領域に絶縁膜を埋め込みCMP法で表面を平坦化した。この時、WL、GWLに至るコンタクト孔が形成される部分にはパターンを残す(図34(a))。この工程でのA−A断面を示したのが図34(b)である。パターンの平面図は図35である。またメモリアレイ部分の立体図は図36となる(分離絶縁膜22は記載なし)。
次に、ビット線と選択トランジスタの拡散層を接続するためのコンタクト孔150を形成する(図37(a)(b))。
次に、例えば孔150内に例えばCVD法でW、またはTi、TiN、Wを順に埋め込む。上表面に堆積したWを例えばCMP法で除去することでplugを形成する。次にビット線3となる材料(例えばタングステン)を成膜し、TiNなどのバリアメタル、またはWSi、TiSi2などのシリサイド膜、またバリアメタルとシリサイド膜を順に成膜し10を形成した。続いて、Pをドープしたアモルファスシリコン15、Bをドープしたアモルファスシリコン14を連続して成膜する(図38)。
次に、例えばCO2レーザーアニールにより、アモルファスシリコン14、15を結晶化し不純物の活性化を行う(図39(a))。
レーザーアニールは、アモルファスシリコンの結晶化と不純物の活性化を充分に行い、選択素子となるダイオードの電流駆動能力を充分なものにすること、1層目のメモリアレイを構成する相変化メモリ材料6への熱負荷を低減し歩留りを低下させないことを目的に行う。
通常、炉体によるポリシリコンの結晶化には700℃以上の長時間熱処理が必要であり、この熱負荷で相変化素子の歩留りはほぼ0%にまで低下してしまう。相変化材料6と結晶化を行う2層目のアモルファスシリコンの間に、ビット線材料3が存在する状態で、レーザーアニールによる短時間アニールを行なうと、炉対加熱の場合と比較して、2層目のアモルファスシリコンを結晶化する際の相変化材料6の温度上昇を抑制でき熱負荷を低減できる。
次に、WSi、TiSi2などのシリサイド9をBドープポリシリコン4の表面に形成し、相変化素子の下部電極となる8(TiN、Wなど)、相変化材料6(Ge2Sb2Te5など)、相変化素子の上部電極となる7(TiN、Wなど)を順に成膜した(図39(b))。
次に、実施例1に示した、本発明のダブルパターンニング法を用いて、上部電極材料7、相変化材料6、下部電極材料8、シリサイド膜9、Bドープポリシリコン4、Pドープポリシリコン5、TiNなどのバリアメタル、またはWSi、TiSi2などのシリサイド膜、またバリアメタルとシリサイド膜を順に成膜し形成した10、ビット線材料3、1層目のメモリアレイの上部電極7、1層目のメモリアレイの相変化材料6、1層目のメモリアレイの下部電極8、1層目のメモリアレイの膜10、1層目のメモリアレイのPドープポリシリコン5、1層目のメモリアレイのBドープポリシリコン4をy方向に延在するストライプ状にパターニングし、スペース部分をシリコン酸化膜23で埋め込み平坦化した。この時、BL、GBLに至るコンタクト孔が形成される部分にはパターンを残す(図40(a))。この工程でのC−C断面を示したのが図40(b)である。パターンの平面図は図41である。またメモリアレイ部分の立体図は図42(a)がパターニングされて図42(b)となる(絶縁膜は図示せず)。2層目のメモリアレイがストライプ状にパターニングされ、1層目のメモリアレイのクロスポイント構造が完成する。
次に、ワード線1層目のパターンに至るコンタクト孔150を形成、その後、例えば孔150内に例えばCVD法でWを埋め込む。上表面に堆積したWを例えばCMP法で除去することでplugを形成した。次にワード線となる例えばタングステン2、Bドープアモルファスシリコン14、Pドープアモルファスシリコン15を成膜する(図43(a))。
次に例えばCO2レーザーアニールにより、アモルファスシリコン14、15を結晶化し不純物の活性化を行う(図43(b))。
次に、TiNなどのバリアメタル、またはWSi、TiSi2などのシリサイド膜10をPドープポリシリコン5の表面に形成し、相変化素子の下部電極となる8(TiN、Wなど)、相変化材料6(Ge2Sb2Te5など)、相変化素子の上部電極となる7(TiN、Wなど)を順に成膜した(図44)。
次に、実施例1で示した本発明のダブルパターンニング法により、上部電極材料7、相変化材料6、下部電極材料8、シリサイド膜10、Pドープポリシリコン5、Bドープポリシリコン4、ワード線材料2、2層目のメモリアレイの上部電極7、2層目のメモリアレイの相変化材料6、2層目のメモリアレイの下部電極8、2層目のメモリアレイのシリサイド9、2層目のメモリアレイのBドープポリシリコン4、2層目のメモリアレイのPドープポリシリコン5をx方向に延在するストライプ状にパターニングし、そのスペースをシリコン酸化膜で埋め込み平坦化した。この時の、メモリアレイ部分の立体図は図45となる。3層目のメモリアレイがストライプ状にパターニングされ、2層目のメモリアレイのクロスポイント構造が完成する。
以下、同様のプロセスを繰り返すことで、本実施例の4層積層クロスポイントメモリを完成することができる。
4層積層クロスポイントメモリ形成後、最上層のワード線パターン、ビット線パターンと、GWL、GBLを接続するためのプラグを形成した。この後、図には示していないが、選択トランジスタSTのウェル、ゲートに給電するための配線、GBL、GWLを形成し半導体記憶装置を完成した(図46)。
本実施例2で作製した抵抗可変素子を相変化メモリとしたメモリは、書換えに伴うディスターブ耐性が、従来のダブルパターンニング法で作製した場合に比べ、1桁以上向上した。また、作製途中のパターン倒れ不良が殆ど発生せず、製造歩留りが著しく改善した。
本実施例では、抵抗可変素子を相変化メモリ、選択素子となるトランジスタをポリシリコンで形成したが、抵抗可変素子をNiO、CuO、TiO2などのReRAM、選択トランジスタをGe、SiGeなどのシリコン以外の半導体を用いることも可能であり、同様の効果を得ることができた。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ等の小型携帯情報機器用記憶装置に用いて好適なものである。
(a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図である。 (a)―(c)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)―(c)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)―(c)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図である。 (a)―(c)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 (a)は、本発明の実施例1である半導体記憶装置の一例を示した平面図、(b)および(c)は、その断面図ある。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した平面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 相変化材料に与える温度変化を示す図である。 本発明の実施例2で示す半導体記憶装置の等価回路図である。 本発明の実施例2で示す半導体記憶装置の等価回路図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した平面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した平面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 (a)、(b)は、本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した断面図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 本発明の実施例2である半導体記憶装置の一例を示した俯瞰図である。 (a)―(c)は、ダブルリソ法の製造方法を示す図である。 (a)―(c)は、ダブルリソ法の製造方法を示す図である。 (a)、(b)は、ダブルリソ法の製造方法を示す図である。 (a)、(b)は、スペーサー法の製造方法を示す図である。 (a)―(c)は、スペーサー法の製造方法を示す図である。 (a)―(c)は、スペーサー法の製造方法を示す図である。 微細化による隣接セルへの影響を説明する図である。 微細化による隣接セルへの影響を説明する図である。 微細化による隣接セルへの影響を説明する図である。 微細化による隣接セルへの影響を説明する図である。 (a)はダブルリソ法の問題点を説明する図で、(b)はその表である。 スペーサー法の問題点を説明する図である。 (a)―(c)は、本発明による課題の解決を説明する図である。 (a)―(c)は、本発明による課題の解決を説明する図である。 本発明による課題の解決を説明する図である。
101,201,301…単結晶シリコン基板、
102,106,114,202,302…シリコン酸化膜、
103,105,111,113…チタンナイトライド膜、
104,112…シリコンダイオード、
108,110,116,117…埋め込み酸化膜、
107,109,115,117…レジストパターン、
203,303,403…多結晶シリコン膜、
205a,205b,308,405…レジストパターン、
1…半導体基板(シリコン基板)、
2…ワード線、
3…ビット線、
4…p型ポリシリコン、
5…n型ポリシリコン、
6…抵抗可変素子材料(例えば相変化材料)、
7…抵抗可変素子の上部電極、
8…抵抗可変素子の下部電極、
9…p型ポリシリコン界面のバリアメタル、またはシリサイド、
10…n型ポリシリコン界面のバリアメタル、またはシリサイド、
14…p型不純物を高濃度に含むアモルファスシリコン、
15…n型不純物を高濃度に含むアモルファスシリコン、
44…p型不純物を低濃度に含むポリシリコン、
45…n型不純物を低濃度に含むポリシリコン、
54…p型不純物を低濃度に含むアモルファスシリコン、
55…n型不純物を低濃度に含むアモルファスシリコン、
20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,31…シリコン酸化膜、
30…ハードマスク材料、
100…プレート電極、
120,121,122,123,124,125,126,127…絶縁膜、
150,151…コンタクト孔、
161…ゲート絶縁膜、
200…素子分離、
Gate…ゲート電極、
Dif…拡散層、
ST…選択トランジスタ、
plug…プラグ電極、
SWL…選択ワード線、
USWL…非選択ワード線、
SBL…選択ビット線、
USBL…非選択ビット線、
SMC…選択メモリセル、
Sense Amp.…センスアンプ、
Icell…読み出し時選択セル電流、
Iread…読み出し時センスアンプ電流、
Iset…セット時選択セル電流、
Ireset…リセット時選択セル電流、
CellA…選択ワード線、選択ビット線メモリセル(選択メモリセル)、
CellB…非選択ワード線、選択ビット線メモリセル、
CellC…選択ワード線、非選択ビット線メモリセル、
CellD…非選択ワード線、非選択ビット線メモリセル、
u…選択ワード線の上層のビット線、
d…選択ワード線の下層のビット線。

Claims (8)

  1. 半導体基板上に形成された少なくとも一層からなる被加工材料を、最小寸法Fなる解像能力を有するリソグラフィー装置を用いて所望の形状に加工する半導体記憶装置の製造方法において、
    a)前記被加工材料の上部に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    b)前記第1のレジストパターンを用いて、前記被加工材料の前記第1のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第1の溝を複数形成した後に、前記第1の溝を絶縁膜で埋め込む工程と、
    c)前記ストライプ状の第1の溝と隣接する前記ストライプ状の第1の溝との間に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第2のレジストパターンのスペース部分がアライメントされるように該第2のレジストパターンを前記被加工材料上に形成する工程と、
    d)前記第2のレジストパターンを用いて、前記被加工材料の前記第2のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第2の溝を複数形成する工程と、を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
    d)前記第2の溝を複数形成した後に、前記第2の溝を絶縁膜で埋め込む工程と、
    e)前記ストライプ状の第1および第2の溝と交わる方向に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第3のレジストパターンを前記被加工材料上に形成する工程と、
    f)前記第3のレジストパターンを用いて、前記被加工材料の前記第3のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第3の溝を複数形成し前記第1および第2の溝と前記第3の溝との交点部分にピラー状の加工領域を形成した後に、前記第3の溝に絶縁膜を埋め込む工程を、さらに有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 相変化材料やReRAM材料などの記録材料とシリコン材料とを含む半導体デバイスが積層された構造を持つ半導体記憶装置を、最小寸法Fなる解像能力を有するリソグラフィー装置を用いて所望の形状に加工する半導体記憶装置の製造方法において、
    a)前記記録材料と前記シリコン材料と金属膜を設けた積層膜を形成する工程と、
    b)前記積層膜上に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    c)前記第1のレジストパターンを用いて、前記積層膜の前記第1のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第1の溝を複数形成した後に、前記第1の溝を絶縁膜で埋め込む工程と、
    d)前記ストライプ状の第1の溝と隣接する前記ストライプ状の第1の溝との間に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第2のレジストパターンのスペース部分がアライメントされるように該第2のレジストパターンを前記積層膜上に形成する工程と、
    e)前記第2のレジストパターンを用いて、前記積層膜の前記第2のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第2の溝を複数形成する工程と、を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1および第2の溝に絶縁膜を埋め込んだ領域が、電気的な素子分離領域であり、前記絶縁膜に囲まれた前記積層膜の部分が、素子の活性領域であることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  5. 相変化材料やReRAM材料などの記録材料とシリコン材料とを含む半導体デバイスが積層された構造を持つ半導体記憶装置を、最小寸法Fなる解像能力を有するリソグラフィー装置を用いて所望の形状に加工する半導体記憶装置の製造方法において、
    a)前記記録材料と前記シリコン材料と金属膜を設けた積層膜を形成する工程と、
    b)前記積層膜上に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    c)前記第1のレジストパターンを用いて、前記積層膜の前記第1のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第1の溝を複数形成した後に、前記第1の溝を絶縁膜で埋め込む工程と、
    d)前記ストライプ状の第1の溝と隣接する前記ストライプ状の第1の溝との間に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第2のレジストパターンのスペース部分がアライメントされるように該第2のレジストパターンを前記積層膜上に形成する工程と、
    e)前記第2のレジストパターンを用いて、前記積層膜の前記第2のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第2の溝を複数形成した後に、前記第2の溝を絶縁膜で埋め込む工程と、
    f)前記ストライプ状の第1および第2の溝と交わる方向に、ライン幅が2F以上でスペースがFであるライン/スペースを有する第3のレジストパターンを前記積層膜上に形成する工程と、
    g)前記第3のレジストパターンを用いて、前記積層膜の前記第3のレジストパターンのスペース部分をエッチングしてストライプ状の第3の溝を複数形成し前記第1および第2の溝と前記第3の溝との交点部分にピラー状の加工領域を形成した後に、前記第3の溝に絶縁膜を埋め込む工程と、を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第1、第2および第3の溝に絶縁膜を埋め込んだ領域が、電気的な素子分離領域であり、前記絶縁膜に囲まれた前記積層膜の部分が、素子の活性領域であることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体記憶装置の製造方法において、
    前記素子分離領域の分離幅が、40nm以下であることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体記憶装置の製造方法において、
    前記分離幅のバラツキが、前記積層膜部分の幅のバラツキに比べ小さいことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
JP2009001457A 2009-01-07 2009-01-07 半導体記憶装置の製造方法 Pending JP2010161137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001457A JP2010161137A (ja) 2009-01-07 2009-01-07 半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001457A JP2010161137A (ja) 2009-01-07 2009-01-07 半導体記憶装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010161137A true JP2010161137A (ja) 2010-07-22

Family

ID=42578126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001457A Pending JP2010161137A (ja) 2009-01-07 2009-01-07 半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010161137A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192866A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2012234903A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
JP2013070008A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
KR20130097997A (ko) * 2012-02-27 2013-09-04 삼성전자주식회사 콘택 형성 방법 및 이를 이용한 상변화 메모리 장치의 제조 방법
US9583538B2 (en) 2013-02-28 2017-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device having crossing interconnects separated by stacked films

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136071A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Seiko Epson Corp クロスポイント型強誘電体メモリ
JP2006313898A (ja) * 2005-05-02 2006-11-16 Sharp Corp クロスポイント型抵抗メモリアレイの製造方法、及びクロスポイント型抵抗メモリアレイ積載体の製造方法
JP2007184548A (ja) * 2006-01-02 2007-07-19 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子の製造方法
JP2007184419A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Sharp Corp 不揮発性メモリ装置
JP2007243169A (ja) * 2006-02-07 2007-09-20 Qimonda Ag 遮熱機構を有する相変化メモリセル
JP2008511997A (ja) * 2004-09-01 2008-04-17 マイクロン テクノロジー,インコーポレイテッド 縦型のu字形トランジスタを有するdramセル
JP2008283165A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のハードマスクパターン形成方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136071A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Seiko Epson Corp クロスポイント型強誘電体メモリ
JP2008511997A (ja) * 2004-09-01 2008-04-17 マイクロン テクノロジー,インコーポレイテッド 縦型のu字形トランジスタを有するdramセル
JP2006313898A (ja) * 2005-05-02 2006-11-16 Sharp Corp クロスポイント型抵抗メモリアレイの製造方法、及びクロスポイント型抵抗メモリアレイ積載体の製造方法
JP2007184548A (ja) * 2006-01-02 2007-07-19 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子の製造方法
JP2007184419A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Sharp Corp 不揮発性メモリ装置
JP2007243169A (ja) * 2006-02-07 2007-09-20 Qimonda Ag 遮熱機構を有する相変化メモリセル
JP2008283165A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Hynix Semiconductor Inc 半導体素子のハードマスクパターン形成方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011192866A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
US8309958B2 (en) 2010-03-16 2012-11-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method of manufacturing same
JP2012234903A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
JP2013070008A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
KR20130097997A (ko) * 2012-02-27 2013-09-04 삼성전자주식회사 콘택 형성 방법 및 이를 이용한 상변화 메모리 장치의 제조 방법
KR101872777B1 (ko) * 2012-02-27 2018-08-02 삼성전자주식회사 콘택 형성 방법 및 이를 이용한 상변화 메모리 장치의 제조 방법
US9583538B2 (en) 2013-02-28 2017-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device having crossing interconnects separated by stacked films
US9954168B2 (en) 2013-02-28 2018-04-24 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
US10147878B2 (en) 2013-02-28 2018-12-04 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
US10505113B2 (en) 2013-02-28 2019-12-10 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
US11355705B2 (en) 2013-02-28 2022-06-07 Kioxia Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11011580B2 (en) Memory device
TWI400797B (zh) 非揮發性記憶裝置及其製造方法
EP1796167B1 (en) Storage element
US9595567B2 (en) Semiconductor memory device with resistance change film and method of manufacturing the same
JP2009267219A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
TWI591633B (zh) 記憶體裝置
US9246088B2 (en) Semiconductor memory device having a variable resistance layer serving as a memory layer
US10014346B2 (en) Semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JP6414851B2 (ja) 半導体記憶装置
TWI752249B (zh) 半導體記憶裝置
US9595568B2 (en) Semiconductor memory device having unequal pitch vertical channel transistors employed as selection transistors and method for programming the same
JP2009016400A (ja) 積層配線構造体及びその製造方法並びに半導体装置及びその製造方法
JP2013062380A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
WO2013051066A1 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011066337A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置
JP2011066313A (ja) 不揮発性半導体装置
JP2015141726A (ja) 半導体記憶装置
JP2010161137A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
CN110518016B (zh) 间距可扩充立体nand存储器
US20120211717A1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP2015153974A (ja) 半導体記憶装置
TWI692084B (zh) 儲存裝置
US10332935B2 (en) Storage apparatus
JP2016072536A (ja) 記憶装置
JP2016072538A (ja) 記憶装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131008