JP2010160528A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着ベルト39と加圧ベルト15とが当接し、該当接部で加圧ベルト15側から押圧部材11の圧接面が、定着ベルト39側からニップ形成部材31がそれぞれ対向して相互に付勢されて、定着ベルト39−加圧ベルト15間に記録媒体7が挿通されるニップ部を形成し、押圧部材11の圧接面が、ニップ形成部材31の表面形状に倣った圧接面形状を有し、その中央部よりも両端部が、定着ベルト39の回転方向上流に延伸した形状であり、記録媒体7が前記ニップ部に進入する際、その先端辺における両端部が、中央部よりも早い段階で定着ベルト39と加圧ベルト15とに狭持されるように構成されてなることを特徴とする定着装置である。
【選択図】図12
Description
エンドレスベルト115は、例えばポリイミドフィルムにより形成されている。このエンドレスベルト115は、圧力ロール112および支持ロール113,114の周囲に巻回されている。圧力ロール112および支持ロール113,114はステンレス鋼によって形成されている。
また、定着対象が薄紙の場合、含水紙や折り癖のない紙であっても、紙の強度(コシ)が無いためにニップ突入時の先端形状が歪みやすいことから、上記の紙しわや画像欠陥が発生しやすくなる。
すなわち第1の本発明は、記録媒体に形成された未定着トナー画像を定着させる定着装置であって、少なくとも、複数のロールで張架され、回転する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトと当接して回転する無端状の加圧ベルトと、該加圧ベルトを挟んで前記定着ベルトに向けて面で押圧する圧接面を備えた押圧部材と、前記定着ベルトの周内に配置され、前記加圧ベルトおよび前記定着ベルトを挟んで前記押圧部材に対向し、当該両ベルト間に前記記録媒体が挿通されるニップ部を形成するニップ形成部材と、を有する定着装置において、
前記押圧部材の圧接面が、前記ニップ形成部材の表面形状に倣った圧接面形状を有し、その中央部よりも両端部が、前記定着ベルトの回転方向上流に延伸した形状であり、
前記記録媒体が前記ニップ部に進入する際、その先端辺における両端部が、中央部よりも早い段階で前記定着ベルトと前記加圧ベルトとに狭持されるように構成されてなることを特徴とする定着装置である。
前記押圧部材の圧接面に、前記定着ロールに向けて突出してその表面に歪みを与える突起を備え、
前記押圧部材の圧接面における前記定着ロールの回転方向と垂直方向の中央部側よりも両端部側が、前記定着ロールの回転方向上流になるように前記突起が設けられ、
前記突起による前記定着ロールの歪み量が、前記中央部側よりも前記両端部側の方が大きいことを特徴とする定着装置である。
前記突起としては、前記両端部ないしその近傍にのみに配置される構成であってもよい。
前記記録媒体が前記ニップ部に進入する際、その先端辺における両端部が、中央部よりも早い段階で前記定着ロールと前記加圧ベルトとに挟持されるように構成されてなることを特徴とするものである。
この場合も、より具体的な構成としては、前記押圧部材の圧接面を、その中央部よりも両端部が、前記定着ロールの回転方向上流に延伸した形状にすることが挙げられる。
<第1の実施形態>
まず、第1の本発明の例示的一態様である第1の実施形態の定着装置について説明する。
押圧部材11の接触荷重は約647N(66kgf)に設定されており、押圧部材11の平均接触圧力は、約98kPa(約1.0kgf/cm2)となっている。
定着ロール1は、モータ6により周速度V=270mm/secで回転しており、この回転によりエンドレスベルト15も速度270mm/secで従動回転するようになっている。
これに対し、第1の本発明の特徴を具備した本実施形態の押圧部材11は、その両端部が中央部よりも、定着ロール1の回転方向(矢印V方向)上流に延伸した形状となっている。
押圧部材11の先端辺の両端部が、定着ロール1の回転方向(図4で言えば、用紙7の搬送方向Aと同義。)上流に延伸しているため、ニップ部に用紙7が進入した際、用紙7の両端部が初めに挟持され、搬送力を受ける。このため、用紙7の中央部が先に挟持されることによる縦しわの発生を防止することができる。
次に、第2の本発明の例示的一態様である第2の実施形態の定着装置について説明する。本実施形態の定着装置は、第1の実施形態の定着装置と押圧部材の構成が異なる点のみであり、その他の構成は全て同一であるため、第1の実施形態の定着装置を示す概略構成図である図1を共用することとし、新たな図示は省略するものとする。ただし、図1における押圧部材11は、図6に示される構成の押圧部材21に置き換えられる。ここで、図6は、第2の実施形態に用いた押圧部材の側面図である。
金属シャフト18はステンレス製であり、両端部の直径が1.2mm、中央部の直径が0.8mmで、その間の直径は略一次関数的に変化している。金属シャフト18の両端部は、押圧部材21における定着ロール1の回転方向(図7で言えば、用紙7の搬送方向Aと同義。)上流の側端部(ニップ入口)近傍に位置し、金属シャフト18の中央部は金属シャフト18の両端部から約10mm下流側になるように曲げられた状態で配置される。
一般的に、ニップ領域において定着ロール表面に歪み(表面層の延び)が発生すると、その部分における用紙の搬送速度が増加する。この速度増加量は、定着ロール表面の歪みが大きいほど、大きくなる。第2の本発明は、この原理を応用している。
この変形例においても、金属シャフト18aが存在せず定着ロール1表面に何ら歪みを与えない中央部と、これが存在する両端部とで、搬送速度に差異を生じるため、第2の本発明による効果が奏される。
そのため、当該変形例の押圧部材を、図1に示す定着装置の押圧部材11に代えて使用すると、第1の本発明と第2の本発明の双方の作用・効果を奏し得るものとなる。
すなわちこの場合には、2つの効果が重畳され、より好適な紙しわ抑制効果が発揮される。
最後に、第1の本発明の他の例示的一態様である第3の実施形態の定着装置について説明する。本実施形態の定着装置は、いわゆるベルト−ベルトニップ方式のものである。
定着ロール31は、モータ26により周速度V=300mm/secで矢印V”方向に回転しており、この回転により定着ベルト39とエンドレスベルト15とが、速度300mm/secで従動回転するようになっている。
本発明は、本発明における必須の構成要件を具備するものであれば問題なく、当業者は、公知の知見により上記各実施形態および変形例に対して種々の変更を加えることができる。
押圧部材41を第1の本発明の定着装置に適用する場合には、ニップ入口における押圧部材形状が特徴的なので、勿論、第2の押圧部41yのニップ入口の先端辺が、両端部が中央部よりも延伸した形状(V時形状等)となっている。
以上説明した各実施形態の定着装置を用いて、それぞれ記載された装置条件にしたがい、実際に未定着トナー画像の定着を行い、画像ズレの発生を確認する試験を行った。試験条件は、紙しわが起こりやすいストレス条件とした。具体的には、用紙はA3サイズの王子製紙(株)製OK中質コート紙(坪量72.3g/m2)とし、高温高湿条件(30℃×85%Rh)で調湿したものを用いた。当該用紙を200枚連続で通紙した場合の紙しわの発生枚数を「紙しわ発生頻度」として評価した。
評価試験の結果を下記表1に示す。
Claims (3)
- 記録媒体に形成された未定着トナー画像を定着させる定着装置であって、少なくとも、複数のロールで張架され、回転する無端状の定着ベルトと、該定着ベルトと当接して回転する無端状の加圧ベルトと、該加圧ベルトを挟んで前記定着ベルトに向けて面で押圧する圧接面を備えた押圧部材と、前記定着ベルトの周内に配置され、前記加圧ベルトおよび前記定着ベルトを挟んで前記押圧部材に対向し、当該両ベルト間に前記記録媒体が挿通されるニップ部を形成するニップ形成部材と、を有する定着装置において、
前記押圧部材の圧接面が、前記ニップ形成部材の表面形状に倣った圧接面形状を有し、その中央部よりも両端部が、前記定着ベルトの回転方向上流に延伸した形状であり、
前記記録媒体が前記ニップ部に進入する際、その先端辺における両端部が、中央部よりも早い段階で前記定着ベルトと前記加圧ベルトとに狭持されるように構成されてなることを特徴とする定着装置。 - 前記ニップ形成部材が、表面に弾性体層が形成され、回転駆動する定着ロールであり、前記定着ベルトを張架する複数のロールの内の1つを担うことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記押圧部材が、前記ニップ部の出口近傍の前記加圧ベルトを押圧する第1の押圧部と、該第1の押圧部よりも前記ニップ部入口近傍の前記加圧ベルトを押圧する第2の押圧部とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
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