JP2010160071A - X線検査方法、x線検査装置およびx線検査プログラム - Google Patents

X線検査方法、x線検査装置およびx線検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】X線検査装置において、実装部品の基板との接続配線についての情報が正確にかつ容易に入力されるようにする。
【解決手段】基板検査のティーチングにおいて、ユーザが基板の可視光画像に対して検査対象とする部品の2次元領域を入力すると、当該領域について、3次元データを生成し、これを解析することにより、当該部品を基板を接続するボール端子についての中心座標、個数、行数および列数を取得する。なお、このように取得された中心座標等の結果は、表示されても良い。画面1501内の表示欄1502に、基板についての可視光画像が表示されている。表示欄1502には、可視光画像に合わせて、検査対象として取得された領域に対応する枠610とともに、3次元データに基づいて取得されるはんだボールの位置等に基づいて、各はんだボールに対応する枠610Cが表示されている。
【選択図】図15

Description

本発明は、X線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムに関し、特に、プリント基板と回路部品との間の接合の良否等を検査するのに用いられるX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムに関する。
従来から、プリント基板(以下、単に「基板」ともいう)においてはんだ付けされた部品について、はんだ付けの状態の良否等を非破壊検査で検査するために、X線CT(Computed Tomography)がしばしば用いられている。X線CTでは、対象物を複数の方向からX線により撮像し、X線が吸収された度合い(減衰量)の分布を示す複数枚の透視画像を取得する。さらに、複数枚の透視画像に基づく再構成処理を行ない、検査対象のX線吸収係数の分布の2次元データもしくは3次元データを得る。
このような検査では、多数の同一形状の基板について、それぞれ同じ位置を次々と検査する場合があり、このような場合、位置決めの基準にする被測定物を用いて検査位置の検査装置への教示(ティーチング)が行なわれる。そして、教示された検査の位置について、同種の被測定物のX線透視画像が次々に生成され、当該透視画像に基づいて、各被測定物についての検査が行なわれる。
このような検査に関する技術は、従来から種々開示されている。たとえば、特許文献1や特許文献2に開示された技術では、ティーチングにおいて、検査位置の入力を受付ける際に、被測定物の可視光画像が表示される。
特開2007−218784号公報 特開2007−127490号公報
基板に関し、上記したような部品のはんだ付けの状態の良否等を検査するためには、部品の位置だけでなく、部品におけるはんだ付けの位置等、検査対象とする位置や形状を指定する情報の入力を必要とされる。
しかしながら、従来の検査装置では、基板に、BGA(Ball Grid Array)のようにはんだ付けの部分が部品本体に隠れて見えない部品が実装されている場合、はんだ付けの位置などの情報の入力の正確性は、ユーザの経験に左右されるところが大きく、このため、検査の精度がユーザの経験によって大きく左右されるという問題があった。また、QFP(Quad Flat Package)のようなパッケージ部品についても、部品ごとに多数存在するはんだ付けの位置をユーザが逐一指定することが必要であったため、ユーザに煩雑な作業を要求することとなっていたという問題があった。
本発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、実装部品の基板との接続配線についての情報が正確にかつ容易に入力されるX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムを提供することである。
本発明に従ったX線検査方法は、X線を用いて基板を検査する方法であって、前記基板を撮影した可視光画像を表示させるステップと、前記表示された画像に対する、基板に実装された部品の位置を指定する情報の入力を受付けるステップと、前記入力を受付けた部品の位置の、X線の透視画像に基づいて3次元データを生成するステップと、前記3次元データを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定するステップとを備える。
また、本発明のX線検査方法は、好ましくは、前記配線の位置の情報を特定するステップでは、3次元データにおける、垂直方向について所定の範囲のデータが処理対象とされ、前記所定の範囲は、前記3次元データに基づく画像を、垂直方向に沿う軸に投影させたときの、垂直方向についての画素値のピークに対応する垂直方向の位置を含む。
また、本発明のX線検査方法では、好ましくは、前記所定の範囲は、前記垂直方向についての画素値のピークに対応する垂直方向の位置を含み、かつ、処理の対象となる3次元データの範囲で想定される基板の傾きによって基板の垂直方向についての位置が変動する範囲である。
本発明に従ったX線検査装置は、X線を用いて基板を検査するX線検査装置であって、基板の可視光画像を撮影する可視光画像撮影手段と、前記表示された画像に対し、基板に実装された部品の位置を指定する情報を入力する入力手段と、X線の透視画像を撮影するX線画像撮影手段と、前記入力手段に入力された部品の位置について、前記X線画像撮影手段が撮影したX線の透視画像に基づいて3次元画像を生成する画像生成手段と、前記3次元画像のデータを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定する特定手段とを備える。
本発明に従ったX線検査プログラムは、X線を用いて基板を検査するX線検査装置に基板の検査をさせるための、コンピュータ読取可能なX線検査プログラムであって、前記X線検査装置に、前記基板を撮影した可視光画像を表示させるステップと、前記表示された画像に対する、基板に実装された部品の位置を指定する情報の入力を受付けるステップと、前記入力を受付けた部品の位置の、X線の透視画像に基づいて3次元データを生成するステップと、前記3次元データを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定するステップとを実行させる。
本発明では、ユーザが、基板の可視光画像を目視しながら基板に実装された部品の位置を指定する情報の入力することにより、当該位置についてのX線透視画像に基づいて、当該部品についての配線の位置の情報が特定される。
したがって、本発明によれば、基板の検査のティーチングに際し、基板に実装された部品に関して、X線透視画像に基づいて、当該部品と基板との接続配線についての情報が得られるため、ティーチングにおいて、当該情報が正確にかつ容易に入力されることとなる。
本発明のX線検査装置の一実施の形態であるX線検査装置の概略ブロック図である。 図1のX線検査装置の具体的構成を説明するための図である。 図1のX線検査装置で実行されるX線検査の流れをフローチャート形式で示す図である。 図1のX線検査装置における基板の良否判定の態様について説明するための図である。 図1のX線検査装置において実行されるティーチング処理のフローチャートである。 図5のBGA貼付け処理のサブルーチンのフローチャートである。 図6のBGA貼付け処理において表示される画面の一例を模式的に示す図である。 図6のBGA貼付け処理において表示される画面の他の例を模式的に示す図である。 図6のBGA貼付け処理における、部品の位置の入力態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理における、部品領域の分割の態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理における、部品領域の再分割の態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理における、部品領域の再分割後の領域を模式的に示す図である。 図6のBGA貼付け処理における、高さ領域の決定の態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理における、高さ領域の決定の態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理における、高さ領域の決定の態様の一例を説明するための図である。 図6のBGA貼付け処理において表示される画面のさらに他の例を模式的に示す図である。 図5のQFP貼付け処理のサブルーチンのフローチャートである。 図17のQFP貼付け処理における、部品の位置を指定する情報の入力態様の一例を説明するための図である。 図17のQFP貼付け処理において表示される画面の一例を示す図である。 図17のQFP貼付け処理における、高さ領域の決定の態様の一例を説明するための図である。 図17のQFP貼付け処理における、積算画像の生成の態様の一例を説明するための図である。 図17のQFP貼付け処理における、リードの数等の情報の取得態様の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部分には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。また、本明細書では、X軸、Y軸およびZ軸とは、互いに直行する軸を言うものとする。
(構成の概略)
図1を参照して、本実施の形態に係るX線検査装置100の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るX線検査装置100の概略ブロック図である。
X線検査装置100は、X線18を出力するX線源10と、X線検出器23と、画像取得制御機構30と、検査対象1の位置を移動する検査対象駆動機構110とを備える。さらに、X線検査装置100は、入力部40と、出力部50と、X線源制御機構60と、検査対象位置制御機構120と、演算部70と、記憶部90とを備える。
検査対象1は、X線源10とX線検出器23との間に配置される。本実施の形態においては、検査対象1は、部品が実装された回路基板であるとする。なお、図1では、下から順にX線源10、検査対象1、X線検出器23が設置されているが、X線源の保守性の観点より、下から順に、X線検出器23、検査対象1、X線源10との並びでこれらを配置してもよい。
X線源10は、X線源制御機構60によって制御され、検査対象1に対して、X線18を照射する。本実施の形態では、検査対象1は、回路部品を実装した基板であるものとする。
検査対象1は、検査対象駆動機構110により移動される。検査対象駆動機構110の具体的な構成については、後述する。検査対象位置制御機構120は、演算部70からの指示に基づいて、検査対象駆動機構110の動作を制御する。
X線検出器23は、X線源10から出力され、検査対象1を透過したX線を検出して画像化する2次元X線検出器である。X線検出器23としては、I.I.(Image Intensifier)管や、FPD(フラットパネルディテクタ)を用いることができる。設置スペースの観点からは、X線検出器23には、FPDを用いることが望ましい。また、インライン検査で使うことができるようにX線検出器23は、高感度であることが望ましく、CdTeを使った直接変換方式のFPDであることが特に望ましい。
画像取得制御機構30は、検出器駆動制御機構32と、画像データ取得部34を含む。検出器駆動制御機構32は、演算部70からの指示に基づき、X線検出器駆動部22の動作を制御し、X線検出器23を移動する。画像データ取得部34は、演算部70から指定されたX線検出器23の画像データを取得する。
入力部40は、ユーザからの指示入力等を受け付けるための操作入力機器である。出力部50は、測定結果等を外部に出力する装置である。本実施の形態では、出力部50は、演算部70で構成されたX線画像等を表示するためのディスプレイである。
すなわち、ユーザは、入力部40を介して様々な入力を実行することができ、演算部70の処理によって得られる種々の演算結果が出力部50に表示される。出力部50に表示される画像は、ユーザによる目視の良否判定のために出力されてもよいし、あるいは、後で説明する良否判定部78の良否判定結果として出力されてもよい。
X線源制御機構60は、電子ビームの出力を制御する電子ビーム制御部62を含む。電子ビーム制御部62は、演算部70から、X線焦点位置、X線エネルギー(管電圧、管電流)の指定をうける。指定されるX線エネルギーは、検査対象の構成によって異なる。
演算部70は、記憶部90に格納されたプログラム96を実行して各部を制御し、また、所定の演算処理を実施する。演算部70は、X線源制御部72と、画像取得制御部74と、再構成部76と、良否判定部78と、検査対象位置制御部80と、X線焦点位置計算部82と、撮像条件設定部84と、検査情報生成部86とを含む。
X線源制御部72は、X線焦点位置、X線エネルギーを決定し、X線源制御機構60に指令を送る。
画像取得制御部74は、X線検出器23が画像を取得するように、画像取得制御機構30に指令を送る。また、画像取得制御部74は、画像取得制御機構30から、画像データを取得する。
再構成部76は、画像取得制御部74により取得された複数の画像データから3次元データを再構成する。
良否判定部78は、部品が実装される基板表面の高さ(基板高さ)を求め、基板高さの断層画像をもとに検査対象の良否を判定する。なお、良否判定を行なうアルゴリズム、あるいは、アルゴリズムへの入力情報は、検査対象によって異なるため、良否判定部78は、これらを撮像条件情報94から入手する。
検査対象位置制御部80は、検査対象位置制御機構120を介し、検査対象駆動機構110を制御する。
X線焦点位置計算部82は、検査対象1のある検査エリアを検査する際に、その検査エリアに対するX線焦点位置や照射角などを計算する。
撮像条件設定部84は、検査対象1に応じて、X線源10からX線を出力する際の条件(たとえば、X線源に対する印加電圧、撮像時間等)を設定する。
記憶部90は、X線焦点位置情報92と、撮像条件情報94と、上述した演算部70が実行する各機能を実現するためのプログラム96と、X線検出器23が撮像した画像データ98とを含む。X線焦点位置情報92には、X線焦点位置計算部82によって計算されたX線焦点位置が含まれる。撮像条件情報94は、撮像条件設定部84によって設定された撮像条件や、良否判定を行なうアルゴリズムに関する情報を含む。
なお、記憶部90は、データを蓄積することができるものであればよい。記憶部90は、例えば、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read−Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置により構成される。
(具体的構成)
本実施の形態に係るX線検査装置100の具体的構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係るX線検査装置100の構成を説明するための図である。なお、図2において、図1と同一部分には、同一符号を付している。また、図2では、図1に示した部分のうち、X線焦点位置の制御、X線検出器位置の制御、検査対象位置の制御等に直接関係し、説明に必要な部分を抜き出して記載している。
X線源10は、本実施の形態では、X線を発生する位置(X線焦点位置)を一方向に走査可能な、走査型X線源である。X線源10は、X線源制御機構60を通した演算部70からの命令に従って、X線を発生させる。
X線源10は、密閉型のX線源であり、X線検査装置100の上部もしくは下部に据え付けられている。なお、X線源10のターゲットは透過型であってもよいし、反射型であってもよい。X線源10は、稼動部(図示しない)に取り付けられており、垂直方向に移動可能であるものとする。
X線検出器23は、検査対象1(基板)を挟むようにX線源10と対向した位置に配置される。X線検出器23は、X線源10から照射されたX線を画像化する。また、X線検出器23はX線検出器駆動部22に取り付けられている。X線検出器駆動部22は、3次元ステージであって、X線検出器23を、水平方向および垂直方向に移動可能である。
検査対象駆動機構110は、X線源10とX線検出器23との間に設置される。検査対象駆動機構110は、ステージ111a,111b、および、ステージ111a,111bに付属されている基板レール112a,112bを含む。ステージ111a,111bは、検査対象1を水平方向に平行移動可能である。基板レール112a,112bは、各々、検査対象1を上下からはさみこむことで基板を固定している。
ステージ111a,111bおよび基板レール112a,112bの動作は、基板駆動制御機構126によって制御される。
図2を参照して、X線検査装置100は、変位計114および光学カメラ116(これらは、図1では示していなかった)を備える。変位計114は、基板までの距離を測定する。したがって、変位計114は、後で詳述する基板の反りを計測することが可能である。光学カメラ116は可視光により基板を撮影する。光学カメラ116は、検査する位置の設定のためのフィデューシャルマークの撮影に用いられる。変位計114および光学カメラ116は、X線による撮像時にはX線に被爆しないように退避機構(図示していない)により、X線が照射されない領域に退避される。
また、光学カメラ116には、図示しない取付機構により照明装置115が取付けられている。照明装置115は、光学カメラ116の視野(撮像エリア)全体を均一に点灯する。本実施の形態では、照明装置115は、白色光を発するリング形状のLED(Light Emitting Diode)光源とされるが、これに限定されず、他の光源であっても良い。また、必ずしも光学カメラ116と一体的に設けられなくてもよく、光学カメラ116に対して独立して設けられてもよい。また、照明装置115も、光学カメラ116等と同様に、X線による撮像時にはX線に被爆しないように退避機構(図示していない)により、X線が照射されない領域に退避される。
以上の構成により、X線検査装置100は、線源−基板間距離と線源−ディテクタ間の距離の比(拡大率)を変更することができる。その結果、X線検査装置100は、X線検出器23で撮像される検査対象1の大きさ(したがって、分解能)を変更できる。
また、X線検査装置100は、様々な方向から基板を撮像できるように、基板とX線検出器23とを稼動できる。本実施の形態では、この様々な方向からの撮像結果を基に、CT(Computed Tomography)と呼ばれる3次元データ生成手法を用いて、検査対象1の3次元データを生成する。
また、本実施の形態では、X線検査装置100は、インライン検査に用いられる。インライン検査のために、検査対象駆動機構110は、基板を搬入出する機構をさらに含む。ただし、このような基板の搬入出機構は、図2には示していない。基板の搬入出機構としては、基板レール上に配置したベルトコンベアが用いられるのが一般的である。あるいは搬入出機構としてプッシャと呼ばれる棒を用いてもよい。プッシャにより基板をレール上で滑らせることにより、基板を移動させることができる。
演算部70としては、一般的な中央演算装置(CPU)を用いることができる。記憶部90は、主記憶部90aと補助記憶部90bとを含む。主記憶部90aとしてはメモリを、補助記憶部90bとしてはHDD(ハードディスクドライブ)を、例えば用いることができる。つまり、演算部70および記憶部90としては、一般的な計算機を使用可能である。
(検査処理の流れ)
図3は、本実施の形態に係るX線検査の流れをフローチャート形式で示す図である。図3を参照して、本実施の形態に係るX線検査全体の流れについて説明する。
図3を参照して、まず、処理が開始されると(ステップSA1)、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板をX線検査装置100内部の規定位置に搬入する(ステップSA3)。規定位置は、通常、X線検査装置100の中央、すなわち、X線照射範囲の中央に設定されていることが好ましい。ただし、規定位置は、X線検出器23が基板のX線透視画像を撮像可能な位置であれば構わない。
ステップSA5において、X線検査装置100は、光学カメラ116により、フィデューシャルマークを撮影する。また、X線検査装置100は、フィデューシャルマークの位置に基づいて、必要があれば、基板位置を補正する。具体的には、X線検査装置100は、搬入時と同様に基板位置を移動させる。これらの処理により、X線検査装置100は、基板搬入時に生じた基板位置のずれや基板の傾きを認識し、ずれおよび傾きを補正することが可能である。
ステップSA7において、X線検査装置100は、変位計114を用いて、再構成領域(以下、視野ともいう)中の基板の高さを測定する。X線検査装置100は、計測された基板の高さを、主記憶部90aに保存しておく。保存された基板の高さは、後述するCT撮像時に使用される。
一度の撮像では検査対象1全体を撮像できないなど、検査対象1が複数の視野を含む場合は、X線検査装置100は、CT撮像を行なう前に、全ての視野について、基板高さを計測しておく。これは、CT撮像時に変位計114が被爆しないように退避させる必要があることによる。このように基板高さを予め全て計測する方が、各視野のCT撮像の都度、基板高さを計測するのに比べて、全体の検査時間を短縮できる。
ステップSA9において、X線検査装置100は、検査対象1内で、1つの視野を複数の方向から撮像する。本実施の形態では、X線検査装置100は、基板とX線検出器23とを水平方向に円軌道を描くように移動させて、視野を複数の方向から撮像する。撮像時の基板およびX線検出器23の位置は、照射角度θR、線源−基板間距離(FOD)、線源−検出器間距離(FID)により決定される。基板およびX線検出器23は、X線検出器23の中心に視野の中心が撮像されるように配置される。なお、基板およびX線検出器23の軌道は円でなくてもよく、矩形や直線等であってもよい。
撮像枚数は、使用者により設定可能であるものとする。使用者は、求められる再構成データの精度に基づいて撮像枚数を決定することが好ましい。撮像枚数は、通常は、4〜256枚程度である。しかしながら、撮像枚数はこれに限られるものではない。例えば、X線検査装置100は、256枚を超える枚数の画像を撮像してももちろん構わない。
ステップSA11において、X線検査装置100は、複数方向の撮像画像から再構成データを生成する。再構成処理は、様々な方法が提案されており、たとえば、Feldkamp法を用いることができる。
ステップSA13において、X線検査装置100は、基板高さ、すなわち、部品が配置されている基板表面の高さを抽出する。ステップSA13で行なわれる処理の詳細については、後述する。
ステップSA15において、X線検査装置100は、基板高さから高さ方向に所定の距離だけ離れた高さの断層画像を、検査に用いる検査画像として取得する。ここで、検査画像の高さと基板高さとの間の距離は、使用者により設定されるものとする。なお、この距離は、検査対象1の設計データおよび検査方法に応じて設定されることが好ましい。本実施の形態では、部品が配置されている基板の表面から、部品が配置されている側に少し離れた高さの断層画像が検査画像に設定される。
ステップSA17において、X線検査装置100は、検査画像を用いて、視野の良否判定を行なう。すなわち、X線検査装置100は、加熱後のはんだのぬれ性、はんだのボイドおよびブリッジの有無、異物の有無などを検査する。様々な良否判定手法が周知であり、X線検査装置100は、検査項目に適した良否判定手法を用いればよい。
本実施の形態では、良否判定部78は、2値化画像内のはんだ面積に基づいて、実装基板の良否を判定する。以下、図4を参照して、本実施の形態における基板の良否判定の態様について説明する。図4は、2値化画像内のはんだ面積に基づく良否判定について説明するための図である。
図4(A)は、電子部品が実装された基板の斜視図である。基板501上に、第1の部品502と、第2の部品503とが実装されている。第2の部品503は、BGA(Ball Grid Array)504等により、基板501に物理的および電気的に接続されている。
図4(B)は、基板501と第2の部品503との接続箇所を基板501の面に垂直な断面で切った断面図である。BGA504は、第2の部品503と基板501の表面層505とを接続する。BGA504は、加熱され、加熱後の状態506に変形する。ただし、加熱後の状態506にボイド507が生じる場合がある。また、複数のはんだボール(以下、「ボール端子」とも言う)が結合しブリッジ508を形成する場合もある。
X線検査装置100は、はんだボールを含むと期待される領域の3次元データを生成し、3次元データを切り出して断層画像を作成する。X線検査装置100は、作成した断層画像を2値化し、画像をはんだとそれ以外に分離した2値化画像を取得する。この2値化処理には、判別分析法等の一般的な2値化処理を用いることが可能である。検査装置は、2値化画像から白(もしくは1)の部分のラベリングを行ない、はんだを区別したラベリング画像を取得する。このラベリング処理には、ラスタスキャンによって連結の有無を判定するような一般的なラベリング処理を用いることが可能である。
基板501の面に平行な断面の一例を、図4(C)に示す。図4(C)は、図4(B)において破線で示した断面で切った接続箇所の断面図である。図4(C)では、はんだを白、はんだ以外を斜線で示している。ここでは、正常、ボイド、ブリッジの3種類の状態を示した。図4(C)を参照して、ボイド507がある場合、はんだ内にはんだがない部分が生じる。ブリッジ508がある場合、正常時に比べ広範な領域にはんだが観察される。
検査装置は、ラベリング画像からそれぞれのはんだの面積(白もしくは1の画素の個数)を計数し、はんだの面積を求める。検査装置は、面積が一定の範囲内であれば良品、それ以外であれば不良とすることで、はんだ接合面の良否を判定する。この一定の範囲の閾値は、予めユーザにより設定されることが一般的である。
図3に戻って、ステップSA18において、X線検査装置100は、すべての視野に対して良否判定を行なったかどうか判断する。良否判定を行なっていない視野がある場合(ステップSA18においてNO)、X線検査装置100は、CT撮像(ステップSA9)からの処理を繰り返す。一方、すべての視野に対して良否判定が行なわれた場合(ステップSA18においてYES)、処理をステップSA19に進める。
ステップSA19において、X線検査装置100は、基板をX線検査装置100から搬出する。具体的には、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板をX線検査装置100の外に移動する。
以上で、X線検査装置100は、1つの検査対象1についての検査を終了する(ステップSA21)。X線検査装置100は、複数の検査対象1についてのインライン検査を実行する場合には、ここまで説明したステップSA1からステップSA21までの一連の処理を繰り返す。
(ティーチング処理の流れ)
X線検査装置100には、検査対象1の検査に関し、事前に、検査対象1における検査位置等についての教示(ティーチング)をする情報を入力できる。このような情報を入力する処理(ティーチング処理)の内容について、当該処理のフローチャートである図5を参照して説明する。なお、ティーチング処理は、X線検査装置100において、検査情報生成部86によって実現される。また、ティーチング処理において生成された、検査の教示に関する情報は、たとえば撮像条件情報94として記憶部90に記憶される。
図5を参照して、ティーチング処理では、X線検査装置100は、まずステップS1で、基板をX線検査装置100内部の規定位置に搬入する。規定位置は、通常、X線検査装置100の中央、すなわち、X線照射範囲の中央の設定されていることが好ましい。ただし、規定位置は、X線検出器23が基板のX線透視画像を撮像可能な位置であれば構わない。また、ステップS1では、X線検査装置100は、光学カメラ116により、基板上のフィデューシャルマークを撮影する。そして、X線検査装置100は、フィデューシャルマークの位置に基づいて、必要があれば、基板位置を補正する。具体的には、X線検査装置100は、搬入時と同様に基板位置を移動させる。これらの処理により、X線検査装置100は、基板搬入時に生じた基板位置のずれや基板の傾きを認識し、ずれおよび傾きを補正することが可能である。
次に、X線検査装置100は、ステップS2で、これから情報を取得しようとする部品の種類を選択する情報を取得して、ステップS3へ処理を進める。ここで、部品の種類を選択する情報は、ユーザによって、たとえば入力部40を介して入力される。
なお、ここで部品を選択する情報には、部品の位置およびサイズの情報を含むが、このような情報の取得には、検査対象の基板についてのCAD(Computer Aided Design)データやマウントデータが利用されても良い。つまり、部品を選択する情報の取得は、CADデータやマウントデータなどから取り込んだ情報を出力部50に表示し、そして、このように表示された情報について、または、このように表示された情報に対してユーザが必要に応じて行なった修正を加えるための操作による修正後の情報について、ユーザが行なった確定するための操作を受付けることにより、実現されても良い。
ステップS3では、X線検査装置100は、ステップS2において取得した部品の種類をチェックする。そして、選択された部品がBGAである場合には、ステップS4へ処理を進め、選択された部品がQFPである場合にはステップS5へ処理を進める。
ステップS4では、X線検査装置100は、BGA貼付け処理を実行して、ステップS6へ処理を進める。BGA貼付け処理とは、基板の検査情報(検査位置等について教示する情報)のティーチングにおいて、基板上に実装されたBGAについての検査情報を設定する処理である。
一方、ステップS5では、X線検査装置100は、QFP貼付け処理を実行して、ステップS6へ処理を進める。QFP貼付け処理とは、基板の検査情報(検査位置等について教示する情報)のティーチングにおいて、基板上に実装されたQFPについての検査情報を設定する処理である。
ステップS6では、入力部40に入力された情報が、さらに部品を選択する情報であるかまたはティーチング処理を終了させるための情報であるかを判断し、部品を選択する情報であると判断するとステップS2へ処理を戻し、ティーチング処理を終了する情報であると判断すると、ティーチング処理を終了させる。
(BGA貼付け処理)
図6は、ステップS4におけるBGA貼付け処理のサブルーチンのフローチャートである。
図6を参照して、BGA貼付け処理では、X線検査装置100は、まずステップS401で、これから処理対象とする部品について、番号の指定を取得する。処理対象となる部品とは、検査対象1である基板に実装された複数のBGAの中の1つのBGAをいう。
次に、ステップS402で、X線検査装置100は、処理対象となる部品についての検査ロジックを選択する情報を取得して、ステップS403へ処理を進める。
ステップS402では、出力部50には、たとえば図7に示したような画面601が表示される。画面601の表示欄601Aには、図4を参照して説明したようなはんだ接合面の不良態様(ボイド、ブリッジ等)や位置のずれなど、想定される不良態様が列挙されている。そして、ユーザは、この画面に対し、これから検査対象とする部品について検査を行なうロジックを選択する情報を入力する。そして、X線検査装置100は、当該画面に入力された情報に基づいて、検査ロジックとして選択された情報を取得する。
ステップS403では、X線検査装置100は、基板上の部品の領域として指定された情報を取得して、ステップS405へ処理を進める。
ステップS403では、出力部50には、たとえば図8の画面602のような画面が表示される。画面602の表示欄602Aには、光学カメラ116により撮影された基板の画像が表示されている。そしてユーザは、入力部40を操作することにより、表示欄602Aに表示された画像の中から、検査情報の入力についての処理対象とする部品の位置を選択する情報を入力する。部品の位置を指定する情報の入力態様の一例を、図9(A)〜図9(C)を参照して説明する。なお、図9(A)〜図9(C)は、表示欄602Aに表示される画像の一部が表示されているものとし、当該画像には、部品690が含まれているものとする。
まず、図9(A)に示されるように、表示された画像内の部品690の左下の座標を決定するためのカーソル611を、ユーザが目視で部品690の左下に合わせることにより、部品690の左下端の位置を指定する情報が入力される。
次に、図9(B)に示されるように、表示された画像内の部品690の右上の座標を決定するためのカーソル612を、ユーザが目視で部品690の右上に合わせることにより、部品690の右上端の位置を指定する情報が入力される。
なお、ユーザは、入力部40を適宜操作することにより、カーソル611,612の位置を調整する。
そして、図9(A)のカーソル611および図9(B)のカーソル612で示された位置情報が入力されると、X線検査装置100は、これらの位置情報に基づき、図9(C)に示されるように、部品の位置として入力された領域を枠610として表示させる。なお、図8の表示欄602Aにも、同様に枠610が示されている。
なお、部品690の位置を指定する情報の入力には、X線検査装置100が当該部品の位置やサイズについてのCADデータやマウントデータから取得される情報を表示する等、CADデータやマウントデータが利用されても良い。
図6に戻って、ステップS403で部品の領域の情報を取得した後、X線検査装置100は、ステップS405で、ステップS403で取得した部品の領域が、X線検査装置100において1つの再構成データについての最大にサイズを超えているか否かを判断し、超えている場合には、当該部品領域を分割する。当該部品領域の分割について、図10(A)および図10(B)を参照して説明する。
図10(A)には、表示欄602Aに表示される画像の一部が示され、そして、当該画像の中には、ステップS403において取得した部品の領域として枠610が示されている。この枠610は、XY平面についての部品の領域を特定するものとする。そして、この枠610で特定される領域のX方向のサイズとY方向のサイズのそれぞれについて、X線検査装置100において再構成データを生成できるサイズを超えている場合には、ステップS405の処理により、枠610で示された領域が、図10(B)に枠621〜624として示されるような複数の領域に分割される。分割後の各領域(枠621〜624)は、そのX方向のサイズおよびY方向のサイズのいずれもが、X線検査装置100において再構成データを生成できる最大のサイズ以下とされている。
図6に戻って、次に、X線検査装置100は、ステップS407で、ステップS405で生成した複数の分割領域(図10の枠621〜624で特定される領域)のそれぞれについて、当該領域を視野として、当該視野を複数の方向から撮像する。ここでの撮像とは、基板とX線検出器23とを水平方向に円軌道を描くように移動させて、当該視野を複数の方向から撮像する。
そして、ステップS409で、X線検査装置100は、ステップS407での撮像によって得られた複数方向の撮像画像から再構成データを生成する。
次に、X線検査装置100は、ステップS411で、ステップS409で得られた再構成データについて、X方向およびY方向について、領域を分割する。ステップS411の処理は、ステップS405におけるXY平面についての部品領域の分割領域を、XY平面について再度分割するものであるため、以下、適宜「再分割」と呼ぶ。
ステップS411における分割領域の再分割について、図11を参照して説明する。
図11では、ステップS409において生成された再構成データのXZ平面についての断面が示されている。断面画像625には、基板の上面が線LHで示され、下面が線LBで示されている。線LHおよび線LBが傾いていることにより、基板が傾いて、載置されていることが示されている。そして、断面画像625には、基板の一方の面に実装する部品を基板に接続するための配線であるはんだボール911〜914と、基板の他方の面に実装された部品921〜926が示されている。
図11において、破線で示された領域A1は、ステップS411において再分割領域の一つとして設定される領域である。領域A1内の線L1は、再分割の態様を説明するために示されており、図11中のX軸と平行な線である。線L1は、その一端が線LBに接し、その他端が線LHと接している。また、線L1は、その一端が領域A1のX軸方向の一端に接し、他端が領域A1のX軸方向の他端に接している。
上記のように、領域A1は、X軸と平行な線L1が、線LBに接したところから線LHに接するところまで、または、これよりもX軸方向の寸法が短くなるように、X軸方向についての範囲として設定される。つまり、再分割によって生成される各領域は、基板が傾いていても、当該各領域内の画像をZ軸に投影させたときに、基板の一方の面に実装された部材やはんだボールの画像と、他方の面に実装された部材やはんだボールの画像が重ならないものとされる。
また、再分割では、Y軸方向についての範囲も、同様に、YZ平面についての断面画像がZ軸に投影された際に、基板の一方の面に実装された部材やはんだボールの画像と、他方の面に実装された部材やはんだボールの画像が重ならないものとされる。
ステップS411では、以上のようにして、X方向およびY方向についての部品領域の再分割が行なわれる。このような再分割により、図10(B)を参照して説明した分割後の領域621は、たとえば、図12に示されるように領域631〜634に分割される。
なお、断面画像において、基板の領域は、たとえばパターン認識等により認識される。
図6に戻って、ステップS411の後、X線検査装置100は、ステップS413で、ステップS411の処理によって生成された各再分割領域について、検査の際に処理対象とするZ軸方向の領域(高さ領域)を決定する。ステップS413における高さ領域の決定について、図13〜図15を参照して説明する。
高さ領域の決定では、まず図13(A)に断面画像1301として示される再分割領域の3次元データから、Y軸方向に、検査対象であるはんだボールの仕様上の最小幅以下の間隔で断層画像を得る。なお、ここで得られる断層画像は、3次元データの中の、基板よりも上方の領域か基板よりも下方の領域かについてユーザから入力された範囲のものとすることもできる。図13(A)では、Y軸方向の断層の一部が線L11〜L15で示されている。線L11〜L15のそれぞれのY軸方向についての間隔が、上記のように、はんだボールの仕様上の最小幅以下とされる。これにより、図13(B)に示されるように、各断層について、画像1302〜1305で示されるような、XZ平面に広がる画像が得られる。そして、図13(C)に画像1306として示されるように、得られた断層画像のすべてを重ね合わせた画像が生成される。
そして、当該重ね合わせた画像について、図13(D)に示されるように、Z軸についての輝度の累積量が算出され、その最大値に対応するZの値が求められる。そして、求められたZの値を含む、Zについての所定の範囲について、XY平面についての積算画像が生成される。
ここで、Zについての所定の範囲とは、基板の仕様上許容される最大の傾きだけ傾いた場合に、再分割領域内の基板のある面の位置がZ軸方向で変動する最大のZの値とすることができる。
図6に戻って、ステップS413において高さ領域を決定した後、X線検査装置100は、ステップS415で、当該高さ領域についての、XY平面の積算画像を生成する。
ステップS413で決定したZについての所定の範囲が、図14(A)の再分割領域の3次元データのXZ断面140に対して、範囲A14として示されている。
そして、処理対象となっている再分割領域の中で、Z軸方向についての範囲A14内のXY平面画像を重ねた画像を生成する。図14(B)には、当該範囲に含まれるXY平面画像が、画像141〜143として模式的に示され、これらが重ねられた画像が、図14(C)に、画像144として示されている。
図6に戻って、ステップS415の後、X線検査装置100は、ステップS417において、ステップS415で生成した積算画像を2値化等の処理を実行することにより、当該画像に含まれるボール端子の数等の情報を取得する。
詳しくは、ステップS417では、2値化画像から白(もしくは画素値1)の部分のラベリングを行ない、はんだボールを区別したラベリング画像を取得し、連結成分を抽出し、そして、ラベルリングされた対象のうち中心の座標がX,Yともにピークに含まれるものを抽出して、各座標にインデックスを付ける。ここでのインデックス付けにおいて、同じインデックスが複数存在する場合には、中心座標がピークの中心に近く、対応するボール端子の画像の縦横の幅(XY平面についての幅)がピークの幅に近いものを採用し、また、面積が他のボール端子とは大きく異なるものについては除外する。このようなインデックス付けにより、X線検査装置100は、積算画像に含まれるボール端子の個数、ならびに、ボール端子の配列についての行数および列数を取得できる。
なお、Xについてのピークとは、積算画像をX軸方向に投影してX座標ごとに画素の累積値を算出した場合の累積値のピークに対応するX座標であり、また、Yについてのピークとは、積算画像をY軸方向に投影してY座標ごとに画素の累積値を算出した場合の累積値のピークに対応するY座標である。
図6に戻って、ステップS417の後、X線検査装置100は、ステップS419で、部品の検査についての分解能を決定する。
なお、部品の分解能の決定は、ステップS419で抽出したボール端子のサイズの平均値を算出し、X線検査装置100の仕様として取り得る各分解能におけるボール端子サイズの画素数を算出し、そして、ステップS417で取得したボール端子のサイズが、仕様上の最小のボール端子のサイズを超える分解能のうち、最低の分解能が、部品の検査における分解能とされる。
そして、ステップS419の後、X線検査装置100は、ステップS421で、ステップS419で決定した分解能に基づいて、当該分解能で検査が行なわれたときの検査点に含まれるように、ステップS417で取得したボール端子の中心の座標を修正する。
そして、ステップS421の後、X線検査装置100は、ステップS423で、処理対象となっている部品についてのすべての再分割領域についてステップS413〜ステップS421の処理を実行したか否かを判断し、まだ処理対象としていない再分割領域があると判断するとステップS413へ処理を戻す。
一方、すべての再分割領域についてステップS413〜ステップS421を実行したと判断すると、X線検査装置100は、ステップS425に処理を進める。
ステップS425では、X線検査装置100は、入力部40に対して、BGA貼付け処理の対象として他の部品を選択する処理がなされたか否かを判断し、なされたと判断するとステップS401に処理を戻し、当該部品について、ステップS401〜ステップS423の処理を実行する。一方、入力部40に、BGA貼付け処理を終了させる情報が入力されたと判断すると、X線検査装置100は、処理をリターンさせる。
以上説明したBGA貼付け処理では、ユーザが可視光画像に対して検査対象とする部品の2次元領域を入力すると、X線検査装置100は、当該領域について、3次元データを生成し、これを解析することにより、当該部品を基板を接続するボール端子についての中心座標、個数、行数および列数を取得する。
なお、このように取得された中心座標等の結果は、出力部50に表示されても良い。結果の表示例を図15に示す。
図15では、画面1501内の表示欄1502に、基板についての可視光画像が表示されている。表示欄1502には、可視光画像に合わせて、ステップS403で取得した領域に対応する枠610とともに、ステップS417で取得されるはんだボールの位置等に基づいて、各はんだボールに対応する枠610Cが表示されている。
X線検査装置100は、1つの基板に対し、複数のBGAが実装された場合でも、ティーチング処理において、各BGAについての検査ロジック、検査領域、正常と判断されるはんだボールの位置・配列・数等を記憶できる。
部品貼付け処理の際には、出力部50には、たとえば図16に示された画面1601が表示される。
図16を参照して、画面1601では、表示欄1602に、BGA貼付け処理において処理対象となった各部品(BGA)についての情報が、ステップS401において取得した番号ごとに、表示されている。具体的には、表示欄1602には、「番号」として、ステップS401で取得した番号が表示されている。「表/裏」として、ボール端子が基板の一方の面または他方の面のいずれに存在しているかが表示されている。「ピン数」として、部品に接続されるボール端子の数が表示されている。「行数」「列数」として、部品に接続されるボール端子の行数および列数が表示されている。「ピッチ(縦)」「ピッチ(横)」として、マトリクス状に配置されるボール端子の中心位置間の縦方向(たとえばY軸方向)および横方向(たとえばX軸方向)についての間隔が表示されている。そして、「状態」として、当該部品について選択された検査ロジックについてティーチング処理において処理対象とされている基板を対象として検査を行なった結果が表示されている。
BGA貼付け処理では、たとえばステップS423において、各部品ごとにステップS401〜ステップS423の処理が実行されたときに、それまで選択された部品について、図16の画面1601に示したような情報を表示するための処理を実行しても良い。
また、BGA貼付け処理では、たとえばステップS425においてさらなる部品の選択をしないと判断されたときに、それまでにステップS401〜ステップS423の処理対象とされたすべての部品について、図16の画面1601に示したような情報を表示するための処理を実行しても良い。
(QFP貼付け処理)
図17は、ステップS5におけるQFP貼付け処理のサブルーチンのフローチャートである。
図17を参照して、QFP貼付け処理では、X線検査装置100は、まずステップS501で、これから処理対象とする部品について、番号の指定を取得する。処理対象となる部品とは、検査対象1である基板に実装された複数のQFPの中の1つのQFPをいう。
次に、ステップS502で、X線検査装置100は、基板上の部品の領域として指定された情報を取得して、ステップS503へ処理を進める。部品の位置を指定する情報の入力態様の一例を、図18(A)〜図18(C)を参照して説明する。なお、図18(A)〜図18(C)は、表示欄602Aに表示される画像の一部が表示されているものとし、当該画像には、部品620が含まれているものとする。
まず、図18(A)に示されるように、表示された画像内の部品690の左下の座標を決定するためのカーソル631を、ユーザが目視で部品620の左下に合わせることにより、部品620の左下端の位置を指定する情報が入力される。
次に、図18(B)に示されるように、表示された画像内の部品620の右上の座標を決定するためのカーソル632を、ユーザが目視で部品620の右上に合わせることにより、部品620の右上端の位置を指定する情報が入力される。
さらに、図18(C)に示されるように、表示された画像内の部品620の本体右上座標を決定するためのカーソル633を、ユーザが目視で部品620の該当する位置に合わせることにより、部品620の本体の右上の位置を指定する情報が入力される。
なお、ユーザは、入力部40を適宜操作することにより、カーソル631,632,633の位置を調整する。
そして、カーソル611,612,613で示された位置情報が入力されると、X線検査装置100は、これらの位置情報に基づき、図19に示されるように、部品の位置として入力された領域を、枠640〜644として表示させる。なお、枠640は、部品本体に対応し、枠641〜644は部品のリードに対応する。
なお、部品620の位置を指定する情報の入力には、X線検査装置100が当該部品の位置やサイズについてのCADデータやマウントデータから取得される情報を表示する等、CADデータやマウントデータが利用されても良い。
図17に戻って、ステップS502で部品の領域の情報を取得した後、X線検査装置100は、ステップS503で、ステップS502で取得した部品の領域がX線検査装置100において1つの再構成データについての最大にサイズを超えているか否かを判断し、超えている場合には、当該部品領域を分割する。
次に、X線検査装置100は、ステップS505で、上記の複数の分割領域のそれぞれについて、当該領域を視野として、当該視野を複数の方向から撮像する。ここでの撮像とは、基板とX線検出器23とを水平方向に円軌道を描くように移動させて、当該視野を複数の方向から撮像する。
そして、ステップS507で、X線検査装置100は、ステップS507での撮像によって得られた複数方向の撮像画像から再構成データを生成する。
次に、X線検査装置100は、ステップS509で、ステップS507で得られた再構成データについて、X方向およびY方向について、領域を分割する。ここでは、BGAについての再分割と同様に、XZ平面についての断面画像がZ軸に投影された際に、他方の面に実装された部材やはんだボールの画像が重ならないようにX軸に関する範囲が分割され、かつ、YZ平面についての断面画像がZ軸に投影された際に、基板の一方の面に実装された部材やはんだボールの画像と、他方の面に実装された部材やはんだボールの画像が重ならないようにY軸に関する範囲が分割される。
次に、ステップS511では、X線検査装置100は、各再分割領域について、検査の際に処理対象とするZ軸方向の領域(高さ領域)を決定する。ステップS511における高さ領域の決定について、図20を参照して説明する。
高さ領域の決定では、まず図20(A)に断面画像670として示される再分割領域の3次元データから、図19に枠641〜644として示されたようなリードに対応する領域についてのY軸方向の断面(XZ平面)の断面画像を得る。ここで得られる断面画像の一例を、図20(B)に断面画像671として示す。
そして、断面画像671について、図20(C)に示されるように、Z軸についての輝度の累積量が算出され、その最大値に対応するZの値が求められる。そして、求められたZの値を含む、Zについての所定の範囲について、XY平面についての積算画像が生成される。ここで、Zについての所定の範囲とは、基板の仕様上許容される最大の傾きだけ傾いた場合に、再分割領域内の基板のある面の位置がZ軸方向で変動する最大のZの値とすることができる。
図17に戻って、ステップS511において高さ領域を決定した後、X線検査装置100は、当該高さ領域についての、ステップS513で、XY平面の積算画像を生成する。積算画像の生成態様を、図21を参照して説明する。
ステップS511で決定したZについての所定の範囲が、図21(A)の再分割領域の3次元データのXZ断面672に対して、範囲A15として示されている。
そして、処理対象となっている再分割領域の中で、Z軸方向についての範囲A15内のXY平面画像を重ねた画像を生成する。図21(B)には、当該範囲に含まれるXY平面画像が、画像673A〜673Cとして模式的に示され、これらが重ねられた画像が、図21(C)に、画像674として示されている。
図17に戻って、ステップS513の後、X線検査装置100は、ステップS515において、ステップS515で生成した積算画像を2値化等の処理を実行することにより、当該画像に含まれるリードの数等の情報を取得する。
図22を参照して、リードの数等の情報の取得態様について説明する。ステップS515では、2値化画像675(図22(A))を、Y方向およびZ方向に投影して各軸についての画素の累積値を算出し(図22(B),図22(C))、リード方向のピークの幅、高さを検証し、ほぼ等間隔、等幅にあることを条件として、投影画像からリードを抽出する。これにより、処理対象となっている再分割領域に含まれるリードの本数、列数等を取得する。
図17に戻って、ステップS515の後、X線検査装置100は、ステップS517で、部品の検査についての分解能を決定する。
なお、部品の分解能の決定は、ステップS515で抽出したリードのサイズの平均値を算出し、X線検査装置100の仕様として取り得る各分解能におけるリードサイズの画素数を算出し、そして、ステップS515で取得したリードのサイズが、仕様上の最小のリードのサイズを超える分解能のうち、最低の分解能が、部品の検査における分解能とされる。
そして、ステップS519で、X線検査装置100は、ステップS517で決定した分解能に基づいて、当該分解能で検査が行なわれたときの検査点に含まれるように、ステップS515で取得したリードについての座標(リード幅、リード長さ、リード位置(リードのX方向・Y方向の中心位置))を修正する。
そして、ステップS521で、X線検査装置100は、処理対象となっている部品についてのすべての再分割領域についてステップS511〜ステップS519の処理を実行したか否かを判断し、まだ処理対象としていない再分割領域があると判断するとステップS511へ処理を戻す。
一方、すべての再分割領域についてステップS511〜ステップS519を実行したと判断すると、X線検査装置100は、ステップS523に処理を進める。
ステップS523では、X線検査装置100は、入力部40に対して、QFP貼付け処理の対象として他の部品を選択する処理がなされたか否かを判断し、なされたと判断するとステップS501に処理を戻し、当該部品について、ステップS501〜ステップS523の処理を実行する。一方、入力部40に、QFP貼付け処理を終了させる情報が入力されたと判断すると、X線検査装置100は、処理をリターンさせる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態において説明された技術的思想は、可能な限り組み合わされて実現されることが意図される。
1 検査対象、10 X線源、12 基板、18 X線、22 X線検出器駆動部、23 X線検出器、30 画像取得制御機構、32 検出器駆動制御機構、34 画像データ取得部、40 入力部、50 出力部、60 X線源制御機構、62 電子ビーム制御部、70 演算部、72 X線源制御部、74 画像取得制御部、76 再構成部、78 良否判定部、80 検査対象位置制御部、82 X線焦点位置計算部、84 撮像条件設定部、86 検査情報生成部、90 記憶部、92 X線焦点位置情報、94 撮像条件情報、96 プログラム、98 画像データ、100 X線検査装置、110 検査対象位置駆動機構、111a,111b ステージ、112a,112b 基板レール、114 変位計、116 光学カメラ、120 検査対象位置制御機構、501 基板、502 第1の部品、503 第2の部品。

Claims (5)

  1. X線を用いて基板を検査する方法であって、
    前記基板を撮影した可視光画像を表示させるステップと、
    前記表示された画像に対する、基板に実装された部品の位置を指定する情報の入力を受付けるステップと、
    前記入力を受付けた部品の位置の、X線の透視画像に基づいて3次元データを生成するステップと、
    前記3次元データを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定するステップとを備える、X線検査方法。
  2. 前記配線の位置の情報を特定するステップでは、3次元データにおける、垂直方向について所定の範囲のデータが処理対象とされ、
    前記所定の範囲は、前記3次元データに基づく画像を、垂直方向に沿う軸に投影させたときの、垂直方向についての画素値のピークに対応する垂直方向の位置を含む、請求項1に記載のX線検査方法。
  3. 前記所定の範囲は、前記垂直方向についての画素値のピークに対応する垂直方向の位置を含み、かつ、処理の対象となる3次元データの範囲で想定される基板の傾きによって基板の垂直方向についての位置が変動する範囲である、請求項2に記載のX線検査方法。
  4. X線を用いて基板を検査するX線検査装置であって、
    基板の可視光画像を撮影する可視光画像撮影手段と、
    前記表示された画像に対し、基板に実装された部品の位置を指定する情報を入力する入力手段と、
    X線の透視画像を撮影するX線画像撮影手段と、
    前記入力手段に入力された部品の位置について、前記X線画像撮影手段が撮影したX線の透視画像に基づいて3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記3次元画像のデータを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定する特定手段とを備える、X線検査装置。
  5. X線を用いて基板を検査するX線検査装置に基板の検査をさせるための、コンピュータ読取可能なX線検査プログラムであって、
    前記X線検査装置に、
    前記基板を撮影した可視光画像を表示させるステップと、
    前記表示された画像に対する、基板に実装された部品の位置を指定する情報の入力を受付けるステップと、
    前記入力を受付けた部品の位置の、X線の透視画像に基づいて3次元データを生成するステップと、
    前記3次元データを処理することにより、前記基板と前記部品を接続する配線の位置の情報を特定するステップとを実行させる、X線検査プログラム。
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