JP5569061B2 - X線検査方法、x線検査装置およびx線検査プログラム - Google Patents

X線検査方法、x線検査装置およびx線検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、X線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムに関し、より特定的には、検査対象の断面方向について検査するのに用いられるX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムに関する。
産業用X線検査装置には、製品を透過したX線強度をラインセンサで検出するタイプのものがある。このような産業用X線検査装置は、製品の欠陥や異物の混入を非破壊、非接触で検査する手段として広く用いられている。そして、このような検査では、局部的に詳細な観察を行うためにX線透過像の倍率を拡大する機能を必要とする場合が少くない。X線透過像の倍率は、X線源からラインセンサまでの距離Aを、X線源から被検査品までの距離Bで除したA/Bの比により定まる。
従来の装置では、倍率を変更するのにX線源かラインセンサのいずれか一方を移動させていた。この場合、一般的には、ラインセンサを遠ざけることにより倍率を拡大するのが一般的であった(たとえば、特許文献1を参照)。
一方で、近年、サブミクロンの微細加工技術によりLSI(Large−Scale Integration)の高集積化が進み、従来複数のパッケージに分かれていた機能をひとつのLSIに積め込むことができるようになった。従来のQFP(Quad Flat Package)やPGA(Pin Grid Array)では、ワンパッケージに必要な機能を組み込むことによるピン数の増加に対応できなくなったため、最近では、特に、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)パッケージのLSIが使用される。また、携帯電話機などの超小型化が必要なものでは、ピン数がそれほど必要なくてもBGAパッケージが使用されている。
LSIのBGAやCSPパッケージは超小型化には大いに貢献する反面、半田部分等がアセンブリ後には外観からは目に見えないという特徴がある。
そこで、BGAやCSPパッケージを実装したプリント基板等を検査する際は、検査対象品にX線を照射して得られた透視画像を分析することで、品質の良否判定が行なわれてきた。この良否判定にあたり、複数の方向から撮像した透視画像から、対象物の3次元データを再構成するX線CT(Computed Tomography)が広く用いられている。
X線CTでは、対象物を複数の方向からX線により撮像し、X線が吸収された度合い(減衰量)の分布を示す複数枚の透視画像を取得する。さらに、複数枚の透視画像に基づく再構成処理を行ない、検査対象のX線吸収係数の分布の2次元データもしくは3次元データを得る。
このような検査では、多数の同一形状の基板について、それぞれ同じ位置を次々と検査する場合があり、このような場合、位置決めの基準にする被測定物を用いて検査位置の検査装置への教示(ティーチング)が行なわれる。そして、教示された検査の位置について、同種の被測定物のX線透視画像が次々に生成され、当該透視画像に基づいて、各被測定物についての検査が行なわれる。
特許文献2(特開2007−127668号公報)には、単一焦点のX線源を使用して、検査対象である基板をXY方向に順次移動させることで、複数の方向から基板の画像を撮像する方法が開示されている。
また、特許文献3(特開2006−177760号公報)には、離散的に配置された複数の検出器で、基板を撮像する方法が開示されている。複数の検出器で撮像するので、基板の移動回数を減らすことができる。
特開2004−309139号公報 特開2007−127668号公報 特開2006−177760号公報
ところで、X線CTを使用して対象物を検査する際にも、コンベアで搬送された対象物全体を撮像するものがある。このような方式では、対象の中で部位によって分解能を変更することはできず、倍率に限界があった。
また、X線CTを使用して対象物を検査する装置は、プリント基板の検査工程で使用される場合には、同じ基板を複数枚生産する工程で使用される。ところが、同じ種類の基板でも、複数枚生産している中には、基板のたわみ具合が変わる場合が多いことが、見出された。基板のたわみ具合が違う場合に、X線CT検査装置のX線源、X線検出器、検査対象物である基板との相関関係が変わってしまうと、同じ検査分解能で撮像したい場合でも、検査部位によって分解能に誤差が生じてしまう。その結果、精度のよい検査ができなくなってしまう、という問題がある。
また、分解能を変更する場合、シンプルな構成にしようとすると、X線検出器(または、X線源)のみを変更すればよいものの、特許文献1に記載のように、X線画像の輝度が均一ではなくなるなどの弊害があるため、都合が悪い。この場合、X線CT検査装置の場合、検査対象物の同一領域について、複数の方向から透視画像を撮像する必要があるために、特許文献1に記載のようなラインセンサを用いる構成を適用することはできない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、X線CTを使用して対象物を検査する際に、検査対象の部分領域ごとに異なる分解能で検査することが可能なX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムを提供することである。
この発明の他の目的は、X線CTを使用して対象物を検査する際に、検査対象物が基板のような平板構造である場合などに、検査装置への搬送機構での搬送途上において、当該検査対象物にたわみが発生している場合にも、精度のよい検査のできるX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、X線CTを使用して対象物を検査する際に、検査対象の部分領域ごとに異なる分解能を変化させた場合でも、X線画像の輝度の均一性を保った撮像が可能なX線検査方法、X線検査装置およびX線検査プログラムを提供することである。
この発明の1つの局面に従うと、X線を用いて対象物を検査するX線検査装置であって、X線が対象物に複数の方向から入射するようにX線を出力するX線出力手段と、各方向から対象物に入射して対象物を透過したX線が届く位置の受像面においてX線を撮像するX線検出手段と、対象物の位置を第1の面内で移動させるための対象位置駆動手段と、X線出力手段とX線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、対象物に対するX線出力手段およびX線検出手段の第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するための倍率変更手段と、各位置で撮像したX線の強度分布データに基づき、対象物の複数の再構成画像データを生成する再構成手段とを備える。
好ましくは、再構成手段は、対象物が存在しない状態で、撮像位置に対応したX線出力手段とX線検出手段との各配置において、X線検出手段に入射するX線の受像面内の初期強度分布に基づき、対象物を透過したX線の強度を補正する。
好ましくは、倍率変更手段は、撮像にあたって複数の倍率に変更し、再構成手段は、初期強度分布に基づき、受像面の画素ごとに、対象物を透過したX線の強度を補正するための補正情報を予め格納するための記憶装置を備え、補正情報は、複数の倍率に共通な情報である。
好ましくは、X線検査装置は、対象物ごとに、第1の面に垂直な方向についての変位を計測するための変位計測手段をさらに備え、倍率変更手段は、変位に基づいて、対象物ごとに相対位置を調整する。
好ましくは、倍率変更手段は、X線検出手段を第1の面に平行な第2の面内および垂直な方向に移動させるためのX線検出手段駆動手段と、X線出力手段を垂直な方向に移動させるためのX線出力手段駆動手段とを含む。
この発明の他の局面に従うと、X線を用いて対象物を検査するX線検査方法であって、対象物の位置を第1の面内で移動させるステップと、X線出力手段とX線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、対象物に対するX線出力手段およびX線検出手段の第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するステップと、X線が対象物に複数の方向から入射するようにX線をX線出力手段から出力するステップと、各方向から対象物に入射して対象物を透過したX線が届く位置の受像面においてX線検出手段によりX線を撮像するステップと、各位置で撮像したX線の強度分布データに基づき、対象物の複数の再構成画像データを生成するステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、X線を用いて対象物を検査するX線検査装置に対象物の検査をさせるための、コンピュータ読取可能なX線検査プログラムであって、X線検査装置に、対象物の位置を第1の面内で移動させるステップと、X線出力手段とX線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、対象物に対するX線出力手段およびX線検出手段の第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するステップと、X線が対象物に複数の方向から入射するようにX線をX線出力手段から出力するステップと、各方向から対象物に入射して対象物を透過したX線が届く位置の受像面においてX線検出手段によりX線を撮像するステップと、各位置で撮像したX線の強度分布データに基づき、対象物の複数の再構成画像データを生成するステップとを実行させる。
本発明によれば、X線CTを使用して対象物を検査する際に、検査対象の部分領域ごとに異なる分解能で検査することが可能である。
また、この発明によれば、X線CTを使用して対象物を検査する際に、当該検査対象物にたわみが発生している場合にも、精度のよい検査が可能である。
また、この発明によれば、X線CTを使用して対象物を検査する際に、検査対象の部分領域ごとに異なる分解能を変化させた場合でも、再構成処理を簡略化して、X線画像の輝度の均一性を保った撮像が可能である。
本実施の形態に係るX線検査装置100の概略ブロック図である。 本実施の形態に係るX線検査装置100の構成を説明するための図である。 X線源10の断面図である。 X線源10が焦点固定型の場合、複数枚の透過画像が撮影するときの検査対象1およびX線検出器23の移動状態を説明する概念図である。 16枚の透過像からCT画像を再構成する場合に、1プロジェクション目と2プロジェクション目のX線源10,検査対象1の部分領域およびX線検出器23の配置を説明する図である。 X線検出器23、検査対象1、および、X線焦点位置17をY方向から見た正面図である。 検査対象1の斜視図である。 部分領域を透過するX線について説明するための図である。 倍率(分解能)を変更する際に、X線検出器23、検査対象1、X線源10の3者の距離の関係を示す図である。 このようなX線検出器23についての面内輝度補正を説明するための図である。 X線源10から照射されるX線の強度の空間分布を説明するための図である。 X線源10から45度傾いた方向にX線検出器23が配置された場合のX線検出器23におけるX線の輝度分布を模式的に示す図である。 倍率を変える場合に、X線源10と検査対象1との間の距離を変更するときのX線検出器23におけるX線の輝度分布を模式的に示す図である。 検査対象1となるプリント基板の具体例を示す上面図および側面図である。 本実施の形態に係るX線検査の流れをフローチャート形式で示す図である。 ティーチング処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部分には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
また、本明細書では、「X1軸、Y1軸およびZ1軸」または「X2軸、Y2軸およびZ2軸」とは、互いに直行する軸を言うものとする。
(構成の概略)
図1は、本実施の形態に係るX線検査装置100の概略ブロック図である。図1を参照して、本実施の形態に係るX線検査装置100の構成について説明する。
X線検査装置100は、X線18を出力するX線源10と、X線センサであるX線検出器23と、画像取得制御機構30と、検査対象1の位置を移動する検査対象駆動機構110とを備える。さらに、X線検査装置100は、入力部40と、出力部50と、X線源制御機構60と、X線源の高さを移動させるためのX線源駆動機構66と、撮像時のX線検出器23とX線源10の高さを制御するための撮像高さ制御部64と、検査対象位置制御機構120と、演算部70と、記憶部90とを備える。
検査対象1は、X線源10とX線検出器23との間に配置される。本実施の形態においては、検査対象1は、部品が実装された回路基板であるとする。なお、図1では、下から順にX線源10、検査対象1、X線検出器23が設置されているが、X線源の保守性の観点より、下から順に、X線検出器23、検査対象1、X線源10との並びでこれらを配置してもよい。
X線源10は、X線源制御機構60によって制御され、検査対象1に対して、X線18を照射する。本実施の形態では、検査対象1は、回路部品を実装した基板であるものとする。
X線検出器23は、X線源10から出力され、検査対象1を透過したX線を検出して画像化する2次元X線検出器である。X線検出器23としては、I.I.(Image Intensifier)管や、FPD(フラットパネルディテクタ)を用いることができる。設置スペースの観点からは、X線検出器23には、FPDを用いることが望ましい。また、インライン検査で使うことができるようにX線検出器23は、高感度であることが望ましい。
画像取得制御機構30は、検出器駆動制御機構32と、画像データ取得部34を含む。検出器駆動制御機構32は、演算部70からの指示に基づき、X線検出器駆動部22の動作を制御し、X線検出器23を水平な2次元面(以下、「検出器水平移動面」と呼ぶ)内で移動する。
画像データ取得部34は、演算部70から指定されたX線検出器23の画像データを取得する。
検査対象1は、検査対象駆動機構110により移動される。検査対象駆動機構110は、複数の検査対象1を、順次、検査位置に搬送するためのコンベアと、当該検査位置に搬送された特定の検査対象1のX線源10に対する相対的な位置を、搬送される方向を含む水平な2次元面(以下、「検査対象水平移動面」と呼ぶ)内で移動させるためのX−Yステージとして機能する。検査対象駆動機構110の具体的な構成については、後述する。検査対象位置制御機構120は、演算部70からの指示に基づいて、検査対象駆動機構110の動作を制御する。
変位計24は、たとえば、レーザ光を使用した光学計測などにより基板までの距離を測定する。したがって、変位計24は、後で詳述する基板の反りを計測することが可能である。
ここで、X線検出器23とX線源10とは、その相対的な距離を保ったまま、撮像高さ制御部64の制御により、X線源駆動機構66およびX線検出器駆動部22が駆動されることで、上記検出器水平移動面および検査対象水平移動面に垂直な方向(Z軸方向)に移動する。このようなZ軸方向への移動により、後に説明するように、X線検出器23により撮像される透過像の倍率(分解能)が変更される。この倍率の変更にあたっては、変位計24により測定された基板までの距離の変動に応じて、Z軸方向への移動量が調整され、基板がそっている場合(たわんでいる場合)にも、分解能が一定に保たれるように制御される。
入力部40は、ユーザからの指示入力等を受け付けるための操作入力機器である。出力部50は、測定結果等を外部に出力する装置である。本実施の形態では、出力部50は、演算部70で構成されたX線画像等を表示するためのディスプレイである。
すなわち、ユーザは、入力部40を介して様々な入力を実行することができ、演算部70の処理によって得られる種々の演算結果が出力部50に表示される。出力部50に表示される画像は、ユーザによる目視の良否判定のために出力されてもよいし、あるいは、後で説明する良否判定部78の良否判定結果として出力されてもよい。
X線源制御機構60は、電子ビームの出力を制御する電子ビーム制御部62を含む。電子ビーム制御部62は、演算部70から、X線焦点位置、X線エネルギー(管電圧、管電流)の指定をうける。指定されるX線エネルギーは、検査対象の構成によって異なる。
演算部70は、記憶部90に格納されたプログラム96を実行して各部を制御し、また、所定の演算処理を実施する。演算部70は、X線源制御部72と、画像取得制御部74と、再構成部76と、良否判定部78と、検査対象位置制御部80と、X線焦点位置計算部82と、撮像条件設定部84と、検査情報生成部86とを含む。
X線源制御部72は、X線焦点位置、X線エネルギーを決定し、X線源制御機構60に指令を送る。
画像取得制御部74は、X線検出器23が画像を取得するように、画像取得制御機構30に指令を送る。また、画像取得制御部74は、画像取得制御機構30から、画像データを取得する。
再構成部76は、画像取得制御部74により取得された複数の画像データから3次元データを再構成する。
良否判定部78は、部品が実装される基板表面の高さ(基板高さ)を求め、基板高さの断層画像をもとに検査対象の良否を判定する。なお、良否判定を行なうアルゴリズム、あるいは、アルゴリズムへの入力情報は、検査対象によって異なるため、良否判定部78は、これらを撮像条件情報94から入手する。
検査対象位置制御部80は、検査対象位置制御機構120を介し、検査対象駆動機構110を制御する。
X線焦点位置計算部82は、検査対象1のある検査エリアを検査する際に、その検査エリアに対するX線焦点位置や照射角などを計算する。
撮像条件設定部84は、検査対象1に応じて、X線源10からX線を出力する際の条件(たとえば、X線源に対する印加電圧、撮像時間等)を設定する。
記憶部90は、X線焦点位置情報92と、撮像条件情報94と、上述した演算部70が実行する各機能を実現するためのプログラム96と、X線検出器23が撮像した画像データ98とを含む。X線焦点位置情報92には、X線焦点位置計算部82によって計算されたX線焦点位置が含まれる。撮像条件情報94は、撮像条件設定部84によって設定された撮像条件や、良否判定を行なうアルゴリズムに関する情報を含む。
なお、記憶部90は、データを蓄積することができるものであればよい。記憶部90は、例えば、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read−Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置により構成される。
(具体的構成)
本実施の形態に係るX線検査装置100の具体的構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係るX線検査装置100の構成を説明するための図である。なお、図2において、図1と同一部分には、同一符号を付している。また、図2では、図1に示した部分のうち、X線焦点位置の制御、X線検出器位置の制御、検査対象位置の制御等に直接関係し、説明に必要な部分を抜き出して記載している。
X線源10は、X線を発生する位置(X線焦点位置)は固定された位置にあるものとする。ただし、X線源10の構成はこのようなものに限定されず、たとえば、X線焦点位置を一方向に走査可能な、走査型X線源であってもよい。X線源10は、X線源制御機構60を通した演算部70からの命令に従って、X線を発生させる。
X線源10は、密閉型のX線源であり、X線検査装置100の上部もしくは下部に据え付けられている。なお、X線源10のターゲットは透過型であってもよいし、反射型であってもよい。X線源10は、稼動部(図示しない)に取り付けられており、垂直方向(Z3軸方向)に移動可能であるものとする。
X線検出器23は、検査対象1(基板)を挟むようにX線源10と対向した位置に配置される。X線検出器23は、X線源10から照射されたX線を画像化する。また、X線検出器23はX線検出器駆動部22に取り付けられている。X線検出器駆動部22は、3次元ステージであって、X線検出器23を、水平方向(X1軸方向およびY1軸方向:検出器水平移動面)および垂直方向(Z1軸方向)に移動可能である。
検査対象駆動機構110は、X線源10とX線検出器23との間に設置される。検査対象駆動機構110は、ステージ111a,111b、および、ステージ111a,111bに付属されている基板レール112a,112bを含む。ステージ111a,111bは、検査対象1を水平方向(X2軸方向およびY2軸方向:検査対象水平移動面)に平行移動可能である。基板レール112a,112bは、各々、検査対象1を上下からはさみこむことで基板を固定している。
ステージ111a,111bおよび基板レール112a,112bの動作は、検査対象位置制御機構120によって制御される。
図2を参照して、X線検査装置100は、変位計24および光学カメラ(図示せず)を備える。光学カメラは可視光により基板を撮影する。光学カメラは、検査する位置の設定のための基板上のマーク(フィデューシャルマーク)の撮影に用いられる。変位計24および光学カメラは、X線による撮像時にはX線に被爆しないように退避機構(図示していない)により、X線が照射されない領域に退避される。
以上の構成により、X線検査装置100は、線源−基板間距離と線源−ディテクタ間の距離の比(拡大率)を変更することができる。その結果、X線検査装置100は、X線検出器23で撮像される検査対象1の大きさ(したがって、分解能)を変更できる。
また、X線検査装置100は、様々な方向から基板を撮像できるように、基板とX線検出器23とを稼動できる。本実施の形態では、この様々な方向からの撮像結果を基に、CT(Computed Tomography)と呼ばれる3次元データ生成手法を用いて、検査対象1の3次元データを生成する。
また、本実施の形態では、X線検査装置100は、インライン検査に用いられる。インライン検査のために、検査対象駆動機構110は、基板を搬入出する機構をさらに含む。ただし、このような基板の搬入出機構は、図2には示していない。基板の搬入出機構としては、基板レール上に配置したベルトコンベアが用いられるのが一般的である。あるいは搬入出機構としてプッシャと呼ばれる棒を用いてもよい。プッシャにより基板をレール上で滑らせることにより、基板を移動させることができる。
演算部70としては、一般的な中央演算装置(CPU)を用いることができる。
記憶部90は、主記憶部90aと補助記憶部90bとを含む。主記憶部90aとしてはメモリを、補助記憶部90bとしてはHDD(ハードディスクドライブ)を、例えば用いることができる。つまり、演算部70および記憶部90としては、一般的な計算機を使用可能である。
X線源10において焦点位置が固定されている場合は、その構成は周知の構成である。一方、図3を参照して、X線源10が走査型X線源である場合の構成について説明する。図3は、X線源10が走査型X線源である場合の断面図である。
図3を参照して、X線源10においては、電子ビーム制御部62によって制御された電子銃19から、タングステンなどのターゲット11に対し電子ビーム16が照射される。そして、電子ビーム16がターゲットに衝突した場所(X線焦点位置17)からX線18が発生し、放射(出力)される。図3を参照して分かるように、X線源10は電子ビームの透過方向にX線を出力する、透過型のX線源である。
なお、電子ビーム系は、真空容器9の中に収められている。真空容器9の内部は、真空ポンプ15によって真空に保たれており、電子銃19から高圧電源14によって加速された電子ビーム16が発射される。
X線源10は、電子線収束コイル13により収束された後、偏向ヨーク12によって電子ビーム16を偏向することにより、電子ビーム16がターゲット11に衝突する場所を変更することができる。たとえば、偏向ヨーク12によって偏向された電子ビーム16aはターゲット11に衝突し、X線焦点位置17aからX線18aが出力される。また、同様に、偏向ヨーク12によって偏向された電子ビーム16bはターゲット11に衝突し、X線焦点位置17bからX線18bが出力される。
ターゲット11は、直線状のターゲットでもよいし、連続面のターゲットでもよい。連続面のターゲットを有する場合、X線源10は、X線焦点位置17を、ターゲット内の範囲で自由に設定できる。本撮像方法にこのX線源10を用いる場合には、X線焦点位置17を一方向に制限すればよい。また、図3で示したX線源10は透過型であるが、X線源10は、反射型でもよい。
なお、X線焦点位置を移動させるには、たとえば、X線源自体の位置を、その都度、機械的に移動させることも可能である。ただし、走査型X線源を用いれば、X線焦点位置を移動させるにあたり、一定の範囲内であれば、X線源10を機械的に移動させることを必要とせず、保守性や信頼性に優れたX線検査装置を実現できる。また、走査型X線源によるX線走査は、機械的な走査に比べ、所要時間が100分の1程度で済む(線源による走査時間は数msであり、機械的な移動は、数100ms)。そのため、本実施の形態では、走査型X線源を用いる。なお、X線源としては、X線放射面上でX線発生位置を瞬時に変更することができる他の種類の線源、例えば、多焦点X線源を用いてもよい。
(撮像方式)
ここからは、X線検査装置100を用いたX線透視画像の撮像方式について説明する。
なお、X線源10が焦点固定型の場合と走査型の場合とで、撮像方式が異なるので、その両者について説明する。
(撮像方式:X線源10において焦点位置が固定の場合)
図4は、X線源10が焦点固定型の場合、複数枚の透過画像が撮影するときの検査対象1およびX線検出器23の移動状態を説明する概念図である。
図4(a)に示されるように、水平方向については、X線源10の位置、すなわち、X線を発生させる焦点位置は固定された状態で、検査対象1とX線検出器23とは、個々の向きは固定のまま、円運動する。
したがって、検査対象1に対して、16枚の透過像からCT画像を再構成する場合は、X線検出器23と検査対象1の検査対象となる部分領域とが、X線源10の焦点位置を中心として、上から見たときに、0度から22.5度ずつ相対的に回転した16個の配置について、透過像を撮像することになる。
図4(b)では、1回目の透過画像を撮像する位置(1プロジェクション目:0度)と、2回目の透過像を撮像する位置(2プロジェクション目:22.5度)を模式的に示している。
図5は、図4(b)で説明したような16枚の透過像からCT画像を再構成する場合に、たとえば、照射角度45度で撮像するときの1プロジェクション目と2プロジェクション目のX線源10,検査対象1の部分領域およびX線検出器23の配置を説明する図である。
図5(a)では、1プロジェクション目の場合に、倍率2倍で、X線源10、検査対象1の部分領域,X線検出器23を手前側と上側とからみた配置を示す。横から見た場合に、X線源10の焦点から、鉛直方向から特定の角度の照射方向(たとえば、45度)の延長上に、検査対象1とX線検出器23とが配置される。ここで、倍率を変更する場合も、X線焦点、検査対象1、X線検出器23は、上記特定の照射方向の延長上に配置されるように、後述する「焦点受像器間距離」を保ったまま、X線源10とX線検出器23とが移動する。
図5(b)では、2プロジェクション目の場合に、倍率2倍で、X線源10、検査対象1の部分領域,X線検出器23を手前側と上側とからみた配置を示す。このときも、横から見た場合に、X線源10の焦点から、鉛直方向から特定の角度の照射方向(たとえば、45度)の延長上に、検査対象1とX線検出器23とが配置されることは、同様である。また、倍率の変更に際しても、同様にして、X線源10とX線検出器23とが移動する。
異なる部分領域を検査対象とするときは、それぞれの部分領域について、同様の配置となるように複数の、たとえば16枚の透過画像を撮影できる配置となるように、検査対象1、X線検出器23の配置を変更する。
(撮像方式:X線源10が走査型のX線源である場合)
次に、X線源10が走査型のX線源である場合の撮像方式について説明する。
まず、図6を用いて、X線検出器23、検査対象1、および、X線焦点位置17の位置関係について説明する。図6は、X線検出器23、検査対象1、および、X線焦点位置17をY方向から見た正面図である。
図6では、X線検出器23の位置を示している。しかしながら、X線検出に関係するのは、X線検出器23の有感エリア(受光部)であるので、各図に示したX線検出器23は、受光部と置き換えて考えてよい。図7を参照して、X線検出器23は、正方形、またはそれに近いアスペクト比の受光部を有する。
図6を参照して、X線検出器23は、検査対象領域のX方向両端部について、必要な角度からの透過画像を取得できるサイズとする。なお、ここでは、検査対象1の全面が検査対象領域であるとしている。斜めCTのためには、X線検出器23のX方向長さは、検査対象1のX方向長さに比べ、長くなっている必要がある。
また、図6を参照して、X線源10は、検査対象領域をX方向に移動させることなく、検査対象領域のX方向両端部を必要な角度から照射できるX線放射領域を持っている。X線源10は、X方向のライン上の互いに異なる複数の焦点位置(図においてF1〜Fk)で、X線をZ方向に順次放射する。X線検出器23は、一照射毎に透過画像を取得する。
X線検査装置100は、X線を焦点位置F1からFkのそれぞれで照射および撮像した後、検査対象1をY方向に移動させて、F1〜Fk照射および撮像を行なう。X線検査装置100は、同様に、X線照射と検査対象1の移動とを繰り返す。
X線検査装置100は、検査対象領域を複数の領域(部分領域)に分割して撮像画像を管理する。すなわち、X線検査装置100は、撮像画像のうち、各部分領域に対応する画像(部分画像とよぶ)を取得し、部分画像から、部分領域の3次元データを再構成する。以下、このことについて説明する。
図7は、検査対象1の斜視図である。検査対象1は、X方向およびY方向に分割されている。ここでは、検査対象1をXY方向のそれぞれについて6方向、したがって、36方向から撮像することを考える。そのためには、X方向について、6方向からX線を照射するために、図9に示すように検査対象1をX方向について6等分割して取り扱うことが望ましい。Y方向については、X方向についての分割と等しい長さで分割する。その結果、図7に示す例では、検査対象1は、X方向に6分割、Y方向に10分割されている。
図8は、部分領域を透過するX線について説明するための図である。図10では、構成をXZ平面から見ている。X線検査装置100は、焦点F1〜F11において撮像を実施し、各焦点について、X線透過画像を取得する。
焦点位置F1からのX線は、検査対象1の左端の部分領域に入射し、X線検出器23に入射する。焦点位置F1からの点線は、右方向に最大角度で放射したX線を示す。なお、焦点位置F1からは、左方向にもX線が出力するが、図8では、このX線は省略している。
焦点位置F2については、X線検出器23は、左端の部分領域およびその隣の部分領域について透過像を取得することができる。焦点位置F3〜F11についても、1つまたは複数の部分領域について透過像を取得できる。
その結果、検査対象1の左端の部分領域には、焦点位置F1〜F6から出たX線が透過し、透過したX線がX線検出器23に入射する。検査対象1の右端の部分領域には、焦点位置F6〜F11から出たX線が透過し、透過したX線がX線検出器23に入射する。同様に、いずれの部分領域にも、6つの焦点位置から出たX線が透過し、透過したX線がX線検出器23に入射する。そのためF1〜F11での撮像で、6つの視野について6方向からの撮像が完了していることとなる。
なお、X線を放射させるX方向の距離間隔は、たとえば、図7で示すX方向の分割ステップと同じ距離が望ましい。ただし、距離間隔は、これに限られるわけではない。
以上説明したように、X線源10の焦点が固定式の場合も、走査式の場合も、検査対象1の部分領域については、CT画像を再構成させることができる。
(倍率の変更方法)
次に、倍率の変更方法について説明する。
図9は、倍率(分解能)を変更する際に、X線検出器23、検査対象1、X線源10の3者の距離の関係を示す図である。
X線透過像の倍率は、X線源10からX線検出器23までの距離DAを、X線源10から検査対象1までの距離DBで除したDA/DBの比により定まる。
ここで、X線源10の焦点の水平基準面からの基準となる鉛直軸がX線検出器23の受像面と交差する点までの距離を、焦点受像器間距離(FID:Focal Spot to Image receptor Distance)と呼ぶことにする。
図9(a)を参照して、X線源10からX線検出器23までの距離DAを1とするとき、X線源10から検査対象1までの距離DBが1/2に相当するときは、倍率は、2倍となる。
一方、図9(b)を参照して、X線検査装置100が、図9(a)の状態から、距離DAを1としたまま、距離DBが1/3に相当する距離まで、X線検出器23とX線源10とをZ軸方向(鉛直方向)に移動させたときは、倍率は、3倍となる。この場合は、X線検出器23とX線源10との間の距離が一定であるので、図9(a)の場合と、X線検出器23で検出される平均の輝度は等しい。
ところで、図9(a)の状態から、仮に、距離DBが1/2としたまま、距離DAを3/2に相当する距離まで、X線検出器23をZ軸方向(鉛直方向)に移動させたときも、倍率は、3倍となる。しかし、この場合は、X線検出器23とX線源10との間の距離が遠くなるので、図9(a)の場合に比べて、X線検出器23で検出される平均の輝度は小さくなってしまう。
(X線検出器23での面内輝度補正)
上述のように、X線検出器23とX線源10との間の距離が一定のまま、倍率を変更するように、X線検出器23とX線源10とをZ軸方向(鉛直方向)に移動させるのであれば、X線検出器23の平均の輝度は一定に維持される。
しかし、X線検査装置100のような構成でCT撮像をする場合には、このような平均の輝度が一定に保たれるだけでは不十分である。以下、その内容について説明する。
つまり、X線検出器23では、検査対象1を透過したX線の2次元の強度分布(輝度分布)を測定する。
CTの原理上、再構成部76は、X線検出器23からの強度情報に基づいて、X線を吸収する物体の3次元像を作成しているため、X線が画素ごとにどれだけ吸収されたかを特定する必要がある。その際には、たとえば、検査対象1が存在しない状態で、X線の輝度分布を、撮像時のX線検出器23の位置とX線源10の位置(X線源10自身の物理的位置だけでなく、X線源10における焦点位置が焦点の走査により変わる場合は当該焦点位置をいう)との相対的な配置を、焦点受像器間距離を一定として変更させた各配置について、予めX線検出器23の受光面上での輝度分布を取得しておき、これを初期輝度分布データとして、各配置に対応させて記憶部90の撮像条件情報94の中に格納しておく。再構成部76は、撮像時の各配置において、初期輝度分布データを用いて、検査対象1について撮像された画像の輝度を画素ごとに補正する処理を行う。なお、撮像条件設定部84は、初期輝度分布データに基づいて、各画素ごとの補正係数(「CT補正データ」と呼ぶ)を計算しておき、これも撮像条件情報94の中に格納しておく。
なお、焦点受像器間距離については、検査対象1の大きさや、その検査のための倍率などから、予め設定しておくものとする。
図10は、このようなX線検出器23についての面内輝度補正を説明するための図である。
図10(a)に示すように、X線源10とX線検出器23とが対向する配置について初期輝度分布の強度分布が存在するものとする。図中、濃度の低い部分ほど輝度が高いものとする。
これに対して、図10(b)に示すように、面内輝度補正を行うことで、再構成部76は、完全にX線が透過した際のX線検出器23の面内では輝度に分布がない状態にして、検査対象1を透過したX線についての吸収量の面内分布を特定する。
ただし、画素ごとにX線がどれだけ吸収されたかを特定する方法であれば、画像を補正する以外の方法でもかまわない。いずれにしても、画素ごとにX線が完全に透過した状態で撮影したときの画素ごとの輝度に関する情報、すなわち、初期輝度分布データを予め取得しておく必要がある。
図11は、X線源10から照射されるX線の強度の空間分布を説明するための図である。
X線源10の照射は、照射角度0度方向(ターゲット面に垂直)に、強く出力されるのが一般的であり、照射角度が大きくなるほど強度が小さくなる。しかも、X線のエネルギー量は、X線源の照射位置からの距離の2乗に反比例するという特性を持っている。
このため、上述したように、CT画像を得るために、X線検出器23とX線源10との相対的な配置を焦点受像器間距離を一定として変更させた各配置について、初期輝度分布データを予め取得しておく必要があることになる。
図12は、X線源10から45度傾いた方向にX線検出器23が配置された場合のX線検出器23におけるX線の輝度分布を模式的に示す図である。
図12においても、濃度の低い部分ほど輝度が高い。つまり、X線検出器23において、X線源10から遠い側では、X線の輝度が低くなる。
以上のように、X線検出器23とX線源10との相対的な配置を変更して撮像する場合、その各配置に対応して、初期輝度分布データを予め取得しておくことが必要である。
ただし、X線検査装置100では、倍率が変更された場合でも、すなわち、検査対象1とX線源10との距離および検査対象1とX線検出器23との間の距離が変更された場合でも、焦点受像器間距離を一定としているので、X線検出器23とX線源10との相対的な配置が共通であるため、このような初期輝度分布データを倍率を変えた場合ごとに取得しておく必要がなく、初期設定が簡略化されるとともに、記憶しなければならないデータ量が削減でき、再構成部76の再構成処理も簡略化されるという利点がある。
図13は、倍率を変える場合に、X線源10と検査対象1との間の距離を変更するときのX線検出器23におけるX線の輝度分布を模式的に示す図である。
図13に示すように、分解能を変更する際に、焦点受像器間距離を変更すると、X線検出器23が受けるX線の輝度の面内分布が変わってしまうため、分解能ごとに補正用データをもっておかなければならなくなる。
(検査対象1の具体例)
図14は、検査対象1となるプリント基板の具体例を示す上面図および側面図である。図14(a)が上面図であり、図14(b)が側面図である。
図14(a)に示すように、検査対象である基板には、検査部位が小さな部品(たとえば、BGA:図中、検査位置(1)に相当)から大きな部品(図中、検査位置(2)に相当)まで搭載されるので、検査部位によって倍率を変更した方が、精度のよい検査ができる。
なお、図14(a)に示すように、検査位置(1)および(2)には、変位計24により、高さを計測する位置を示すマーカが付されているものとする。
図14(b)に示すように、BGAの場合、上面からは、ハンダづけの位置を確認することはできず、側面から、その一部が観察できるに過ぎない。
(検査処理の流れ)
図15は、本実施の形態に係るX線検査の流れをフローチャート形式で示す図である。図15を参照して、本実施の形態に係るX線検査全体の流れについて説明する。
図15を参照して、まず、処理が開始されると(ステップSA1)、X線検査装置100の再構成部76は、補助記憶部90bに格納されていたCT補正データを読み込み、主記憶部90aに格納する(ステップSA2)。
次に、検査対象位置制御部80は、基板に付されたID情報を示すマークにより、基板の種類を判定する(ステップSA3)。なお、基板の種類の判定方法としては、ID情報のマークによる方法に限られず、当初、外部から与えられた基板の種類を示す情報によって判定することとしてもよい。さらに、演算部70は、判定された基板の種類に基づいて、検査条件を設定される際に使用される基準値や、当該基板の種類に対応して検査対象となる部分領域を特定する位置情報、検査の基準位置を示す基準位置情報などを補助記憶部90bから読み込む(ステップSA4)。
続けて、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板をX線検査装置100内部の規定位置に搬入する(ステップSA5)。規定位置は、通常、X線検査装置100の中央、すなわち、X線照射範囲の中央に設定されていることが好ましい。ただし、規定位置は、X線検出器23が基板のX線透視画像を撮像可能な位置であれば構わない。
ステップSA5において、X線検査装置100は、光学カメラにより、フィデューシャルマークを撮影する。また、X線検査装置100は、フィデューシャルマークの位置に基づいて、必要があれば、基板位置を補正する。具体的には、X線検査装置100は、搬入時と同様に基板位置を移動させる。これらの処理により、X線検査装置100は、基板搬入時に生じた基板位置のずれや基板の傾きを認識し、ずれおよび傾きを補正することが可能である。
ステップSA6において、X線検査装置100は、検査対象位置制御部80により、基板を高さ計測位置(1)まで移動させる。そして、X線検査装置100は、変位計24を用いて、再構成領域(以下、視野ともいう)中の基板の高さH1を測定する(ステップSA7)。X線検査装置100は、計測された基板の高さH1を、主記憶部90aに保存しておく。さらに、ステップSA8において、X線検査装置100は、検査対象位置制御部80により、基板を高さ計測位置(2)まで移動させる。そして、X線検査装置100は、変位計24を用いて、再構成領域(以下、視野ともいう)中の基板の高さH2を測定する(ステップSA9)。X線検査装置100は、計測された基板の高さH2を、主記憶部90aに保存しておく。保存された基板の高さH1およびH2は、後述するCT撮像時に使用される。
なお、以上の説明では、2カ所で撮像を行うものとしたが、一度の撮像では検査対象1全体を撮像できないなど、検査対象1が複数の視野を含む場合は、X線検査装置100は、CT撮像を行なう前に、全ての視野について、基板高さを計測しておく。これは、CT撮像時に変位計24が被爆しないように退避させる必要があることによる。このように基板高さを予め全て計測する方が、各視野のCT撮像の都度、基板高さを計測するのに比べて、全体の検査時間を短縮できる。
ステップSA10において、X線検査装置100は、基板の高さH1から基板のたわみを考慮して、撮像高さ制御部64により、撮像の際のX線源10およびX線検出器23の高さを撮像位置(1)の高さに調整する。
ステップSA11において、X線検査装置100は、検査対象1内で、撮像位置(1)についての1つの視野を複数の方向から撮像する。本実施の形態では、X線検査装置100は、基板とX線検出器23とを水平方向に円軌道を描くように移動させて、視野を複数の方向から撮像する。撮像時の対象領域およびX線検出器23の位置は、撮像に用いるX線の照射角度θR、線源−基板間距離(FOD)、焦点受像器間距離(FID)により決定される。基板およびX線検出器23は、X線検出器23の中心に視野の中心が撮像されるように配置される。なお、基板およびX線検出器23の軌道は円でなくてもよく、矩形や直線等であってもよい。
撮像枚数は、使用者により設定可能であるものとする。使用者は、求められる再構成データの精度に基づいて撮像枚数を決定することが好ましい。撮像枚数は、通常は、4〜256枚程度である。しかしながら、撮像枚数はこれに限られるものではない。例えば、X線検査装置100は、256枚を超える枚数の画像を撮像してももちろん構わない。
ステップSA12において、X線検査装置100は、複数方向の撮像画像から再構成データを生成する。再構成処理は、様々な方法が提案されており、たとえば、Feldkamp法を用いることができる。X線検査装置100は、基板高さ、すなわち、部品が配置されている基板表面の高さを抽出する。X線検査装置100は、さらに、基板高さから高さ方向に所定の距離だけ離れた高さの断層画像を、検査に用いる検査画像として取得する。ここで、検査画像の高さと基板高さとの間の距離は、使用者により設定されるものとする。なお、この距離は、検査対象1の設計データおよび検査方法に応じて設定されることが好ましい。本実施の形態では、部品が配置されている基板の表面から、部品が配置されている側に少し離れた高さの断層画像が検査画像に設定される。そして、X線検査装置100は、検査画像を用いて、視野の良否判定を行なう。すなわち、X線検査装置100は、加熱後のはんだのぬれ性、はんだのボイドおよびブリッジの有無、異物の有無などを検査する。様々な良否判定手法が周知であり、X線検査装置100は、検査項目に適した良否判定手法を用いればよい。
本実施の形態では、良否判定部78は、たとえば、2値化画像内のはんだ面積に基づいて、実装基板の良否を判定する。
続いて、ステップSA13〜SA15において、撮像位置(2)について、撮像位置(1)と同様の処理が行われる。
ステップSA16において、X線検査装置100は、検査結果および計測値を表示するとともに、記憶部90に格納する。
最後に、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板を搬出して(ステップSA17)、当該基板についての検査が終了する。
(ティーチング処理の流れ)
X線検査装置100には、ティーチング処理により、検査対象1の検査に関し、事前に、検査対象1における検査位置等についての教示(ティーチング)をする情報を入力できる。図16は、ティーチング処理を説明するためのフローチャートである。
なお、ティーチング処理は、X線検査装置100において、検査情報生成部86によって実現される。また、ティーチング処理において生成された、検査の教示に関する情報は、たとえば撮像条件情報94として記憶部90に記憶される。
図16を参照して、ティーチング処理では、X線検査装置100は、まず、ステップSB1において、ユーザからの入力により基板の種類を設定する。続いて、ステップSB2で、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板をX線検査装置100内部の規定位置に搬入する。規定位置は、X線検出器23が基板のX線透視画像を撮像可能な位置であれば構わない。また、ステップSB1では、X線検査装置100は、光学カメラにより、基板上のフィデューシャルマークを撮影する。そして、X線検査装置100は、フィデューシャルマークの位置に基づいて、必要があれば、基板位置を補正する。具体的には、X線検査装置100は、搬入時と同様に基板位置を移動させる。これらの処理により、X線検査装置100は、基板搬入時に生じた基板位置のずれや基板の傾きを認識し、ずれおよび傾きを補正することが可能である。
次に、X線検査装置100は、ステップSB3で、これから情報を取得しようとする部品の種類を選択する情報を取得する。ここで、部品の種類を選択する情報は、ユーザによって、たとえば入力部40を介して入力される。なお、ここで部品を選択する情報には、部品の位置およびサイズの情報および検査分解能の情報を含む。このような情報の取得には、検査対象の基板についてのCAD(Computer Aided Design)データやマウントデータが利用されても良い。つまり、部品を選択する情報の取得は、CADデータやマウントデータなどから取り込んだ情報を出力部50に表示し、そして、このように表示された情報について、または、このように表示された情報に対してユーザが必要に応じて行なった修正を加えるための操作による修正後の情報について、ユーザが行なった確定するための操作を受付けることにより、実現されても良い。続いて、ユーザからの入力に応じて、当該部品についての検査ウィンドウが設定される(ステップSB4)。
さらに、ステップSB5において、ステップSB4において入力された情報に基づいて、検査情報生成部86は、X線源10の照射エネルギー、焦点位置などの検査基準のデータを算出し、記憶部90に格納する。
X線検査装置100は、X線検査装置100は、検査対象駆動機構110により、基板を搬出する。
最後に、X線検査装置100は、各撮像位置に対応したX線検出器23およびX線源10の配置に対応する初期輝度分布データを取得し、記憶部90に格納する。このとき、上述のように、焦点受像器間距離を一定としているので、倍率に関わらず、複数の倍率に共通な初期輝度分布データの取得を行えばよい。
以上のような構成により、X線検査装置100では、検査対象の部分領域ごとに異なる分解能で検査する際に、再構成処理に必要となる初期輝度分布データまたはCT補正データを簡略化して、X線画像の輝度の均一性を保った撮像が可能である。
あるいは、X線検査装置100では、当該検査対象物にたわみが発生している場合にも、精度のよい検査が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 検査対象、9 真空容器、10 X線源、11 ターゲット、12 偏向ヨーク、13 電子線収束コイル、14 高圧電源、15 真空ポンプ、16,16a,16b 電子ビーム、17,17a,17b X線焦点位置、18,18a,18b X線、19 電子銃、22 X線検出器駆動部、23 X線検出器、24 変位計、30 画像取得制御機構、32 検出器駆動制御機構、34 画像データ取得部、40 入力部、50 出力部、60 X線源制御機構、62 電子ビーム制御部、64 撮像高さ制御部、66 X線源駆動機構、70 演算部、72 X線源制御部、74 画像取得制御部、76 構成部、78 良否判定部、80 検査対象位置制御部、82 X線焦点位置計算部、84 撮像条件設定部、86 検査情報生成部、90 記憶部、90a 主記憶部、90b 補助記憶部、92 X線焦点位置情報、94 撮像条件情報、96 プログラム、98 画像データ、100 X線検査装置、100ms,ms 数、110 検査対象駆動機構、111a,111b ステージ、112a,112b 基板レール、120 検査対象位置制御機構。

Claims (5)

  1. X線を用いて対象物を検査するX線検査装置であって、
    前記X線が前記対象物に複数の方向から入射するように前記X線を出力するX線出力手段と、
    各前記方向から前記対象物に入射して前記対象物を透過した前記X線が届く位置の受像面において前記X線を撮像するX線検出手段と、
    前記対象物の位置を第1の面内で移動させるための対象位置駆動手段と、
    前記X線出力手段と前記X線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、前記対象物に対する前記X線出力手段および前記X線検出手段の前記第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するための倍率変更手段と、
    各前記位置で撮像した前記X線の強度分布データに基づき、前記対象物の複数の再構成画像データを生成する再構成手段とを備え
    前記倍率変更手段は、撮像にあたって複数の倍率に変更し、
    前記再構成手段は、前記対象物が存在しない状態で、撮像位置に対応した前記X線出力手段と前記X線検出手段との各配置において、前記X線検出手段に入射する前記X線の前記受像面内の初期強度分布に基づき、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正し、
    前記X線検査装置は、前記初期強度分布に基づき、前記受像面の画素ごとに、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正するための補正情報を予め格納するための記憶装置をさらに備え、
    前記補正情報は、前記複数の倍率に共通な情報である、X線検査装置。
  2. 前記X線検査装置は、前記対象物ごとに、前記第1の面に垂直な方向についての変位を計測するための変位計測手段をさらに備え、
    前記倍率変更手段は、前記変位に基づいて、前記対象物ごとに前記相対位置を調整する、請求項に記載のX線検査装置。
  3. 前記倍率変更手段は、
    前記X線検出手段を前記第1の面に平行な第2の面内および前記垂直な方向に移動させるためのX線検出手段駆動手段と、
    前記X線出力手段を前記垂直な方向に移動させるためのX線出力手段駆動手段とを含む、請求項1または2に記載のX線検査装置。
  4. X線を用いて対象物を検査するX線検査方法であって、
    前記対象物の位置を第1の面内で移動させるステップと、
    X線出力手段とX線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、前記対象物に対する前記X線出力手段および前記X線検出手段の前記第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するステップと、
    前記X線が前記対象物に複数の方向から入射するように前記X線を前記X線出力手段から出力するステップと、
    各前記方向から前記対象物に入射して前記対象物を透過した前記X線が届く位置の受像面において前記X線検出手段により前記X線を撮像するステップと、
    各前記位置で撮像した前記X線の強度分布データに基づき、前記対象物の複数の再構成画像データを生成するステップとを備え
    前記倍率を変更するステップは、撮像にあたって複数の倍率に変更するステップを含み、
    前記再構成画像データを生成するステップでは、前記対象物が存在しない状態で、撮像位置に対応した前記X線出力手段と前記X線検出手段との各配置において、前記X線検出手段に入射する前記X線の前記受像面内の初期強度分布に基づき、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正し、
    前記対象物を透過した前記X線の強度を補正するステップでは、記憶装置に予め格納された、前記初期強度分布に基づき、前記受像面の画素ごとに、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正するための補正情報が参照され、
    前記補正情報は、前記複数の倍率に共通な情報である、X線検査方法。
  5. X線を用いて対象物を検査するX線検査装置に前記対象物の検査をさせるための、コンピュータ読取可能なX線検査プログラムであって、
    前記X線検査装置に、
    前記対象物の位置を第1の面内で移動させるステップと、
    X線出力手段とX線検出手段との間の距離を所定の値に保持して、前記対象物に対する前記X線出力手段および前記X線検出手段の前記第1の面に垂直な方向の相対位置を移動させて、倍率を変更するステップと、
    前記X線が前記対象物に複数の方向から入射するように前記X線を前記X線出力手段から出力するステップと、
    各前記方向から前記対象物に入射して前記対象物を透過した前記X線が届く位置の受像面において前記X線検出手段により前記X線を撮像するステップと、
    各前記位置で撮像した前記X線の強度分布データに基づき、前記対象物の複数の再構成画像データを生成するステップとを実行させ
    前記倍率を変更するステップは、撮像にあたって複数の倍率に変更するステップを含み、
    前記再構成画像データを生成するステップでは、前記対象物が存在しない状態で、撮像位置に対応した前記X線出力手段と前記X線検出手段との各配置において、前記X線検出手段に入射する前記X線の前記受像面内の初期強度分布に基づき、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正し、
    前記対象物を透過した前記X線の強度を補正するステップでは、記憶装置に予め格納された、前記初期強度分布に基づき、前記受像面の画素ごとに、前記対象物を透過した前記X線の強度を補正するための補正情報が参照され、
    前記補正情報は、前記複数の倍率に共通な情報である、X線検査プログラム。
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