JP2010151469A - センサチップおよびその製造方法並びに圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】センシング部からの信号を処理する回路部を保護するとともに組付作業性を向上させ得るセンサチップおよびその製造方法並びに圧力センサを提供する。
【解決手段】センシング部40aは、基準室用凹部41bおよび歪みゲージ44を近接させるように第1のシリコン基板41の一側面41aと第2のシリコン基板42の一側面42aとを貼り合わせることで基準室用凹部41bおよび一側面42aにより密閉されて形成される圧力基準室46を備えるとともに、この圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から回路部45に入力されるように構成される。そして、第2のシリコン基板42の他側面42bには、回路部45からの信号を取り出すための貫通電極48が形成される。
【選択図】図2
【解決手段】センシング部40aは、基準室用凹部41bおよび歪みゲージ44を近接させるように第1のシリコン基板41の一側面41aと第2のシリコン基板42の一側面42aとを貼り合わせることで基準室用凹部41bおよび一側面42aにより密閉されて形成される圧力基準室46を備えるとともに、この圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から回路部45に入力されるように構成される。そして、第2のシリコン基板42の他側面42bには、回路部45からの信号を取り出すための貫通電極48が形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を含む部位のみが圧力媒体中に露出するセンサチップおよびその製造方法並びに圧力センサに関するものである。
従来より、圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を含む部位のみが圧力媒体中に露出するセンサチップに関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される半導体圧力センサがある。この半導体圧力センサのセンサチップは、台座用ガラスの上にシリコン基板を設け、このシリコン基板の被測定媒体(圧力媒体)と接触する部位に、被測定媒体の圧力に応じて変位するダイアフラム部を形成してなるセンシング部を備えている。そして、センサチップのうちセンシング部を含む部位のみが被測定媒体中に露出するように、センサチップとハウジングとの間が低融点ガラスからなる封止部材で気密封着されている。
そして、ダイアフラム部の変位に基づく応力が歪みゲージに加わって、その圧力に応じた電気信号がボンディングワイヤを介して他の基板の増幅回路へ出力される。この増幅回路にて増幅された電気信号は、ターミナル等を介して外部装置へ出力される。
特許第2792116号公報
ところで、上述のような増幅回路等、センシング部からの信号を処理するための回路部をセンサチップに設ける場合、この回路部を圧力媒体等に起因する汚染から保護するためにセンサチップ内に設ける必要がある。しかしながら、上述のような回路部をセンサチップ内に設けると、この回路部から信号を取り出すための電極が必要になるため、電極を形成する工程が必要になり、さらにこの電極が形成される場所によっては電極に対する電気的接続作業を含めた組付作業が困難になるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、センシング部からの信号を処理する回路部を保護するとともに組付作業性を向上させ得るセンサチップおよびその製造方法並びに圧力センサを提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の発明では、圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を備えるセンサチップであって、基準室用凹部が一側面に形成される第1の基板と、圧力検出部が形成されてダイアフラムとして機能する薄肉部と前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部とが一側面に形成される第2の基板とを備えており、前記センシング部は、前記基準室用凹部および前記圧力検出部を近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることで前記基準室用凹部および前記第2の基板の前記一側面により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と前記圧力媒体の圧力との圧力差に基づく前記ダイアフラムの変位に応じた信号が前記圧力検出部から前記回路部に入力されるように構成され、前記第2の基板の他側面には、前記回路部からの信号を取り出すための電極が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を備えるセンサチップであって、圧力検出部が形成されてダイアフラムとして機能する薄肉部が一側面に形成される第1の基板と、前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部と基準室用凹部とが一側面に形成される第2の基板とを備えており、前記センシング部は、前記薄肉部および前記基準室用凹部を近接させるとともに前記圧力検出部および前記回路部を電気的に接続するように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることで前記薄肉部および前記基準室用凹部により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と前記圧力媒体の圧力との圧力差に基づく前記ダイアフラムの変位に応じた信号が前記圧力検出部から前記回路部に入力されるように構成され、前記第2の基板の他側面には、前記回路部からの信号を取り出すための電極が形成されることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載のセンサチップにおいて、前記回路部は、前記電極周囲にノイズを除去するためのキャパシタを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサチップにおいて、前記回路部が形成される前記一側面は、面方位が(110)面であり、前記回路部を構成する各拡散抵抗は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置されることを特徴とする。
請求項5の発明は、圧力媒体の圧力と密閉される圧力基準室の基準圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号を出力可能な圧力検出部を有するセンシング部とこのセンシング部からの信号を処理するための回路部とを備えるセンサチップの製造方法であって、基準室用凹部を第1の基板の一側面に形成する第1工程と、前記圧力検出部とこの圧力検出部に電気的に接続されて当該圧力検出部からの信号を処理するための回路部とを第2の基板の一側面に形成する第2工程と、前記基準室用凹部と前記圧力検出部とを近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることにより前記基準室用凹部と前記第2の基板の前記一側面とでもって前記圧力基準室を形成する第3工程と、前記第2の基板の他側面から前記圧力検出部近傍の厚さを薄くするダイアフラム用凹部を形成することにより前記ダイアフラムを構成するとともに前記回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部を形成する第4工程と、前記外部接続用端子を介して前記回路部から信号を取り出すための電極を前記電極用凹部および前記第2の基板の前記他側面に形成する第5工程と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、圧力媒体の圧力と密閉される圧力基準室の基準圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号を出力可能な圧力検出部を有するセンシング部とこのセンシング部からの信号を処理するための回路部とを備えるセンサチップの製造方法であって、前記圧力検出部を第1の基板の一側面に形成する第1工程と、前記第1の基板の他側面から前記圧力検出部近傍の厚さを薄くすることにより前記ダイアフラムとして機能する薄肉部を形成する第2工程と、前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部と基準室用凹部とを第2の基板の一側面に形成する第3工程と、前記薄肉部と前記基準室用凹部とを近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることにより前記薄肉部と前記基準室用凹部とでもって前記圧力基準室を形成するとともに前記圧力検出部および前記回路部を電気的に接続する第4工程と、前記第2の基板の他側面から前記回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部を形成する第5工程と、前記外部接続用端子を介して前記回路部から信号を取り出すための電極を前記電極用凹部および前記第2の基板の前記他側面に形成する第6工程と、を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサチップ又は請求項5および6のいずれか一項に記載のセンサチップの製造方法にて製造されるセンサチップと、前記圧力媒体を導入するための圧力導入通路が形成されてこの圧力導入通路に前記センシング部を露出させるように前記センサチップが取り付けられるケースと、を備える圧力センサであって、前記ケースの内面のうち前記センサチップを取り付けるための取付面には、前記センシング部からの信号を取り出すための配線部材が形成されており、前記センサチップは、前記電極を前記配線部材に電気的に接続させた状態で前記第2の基板の他側面にて前記取付面に取り付けられることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の圧力センサにおいて、前記センサチップのうち前記センシング部および前記電極の間の部分と前記取付面との間に、接着部材として機能するガラス部材を配置することで、当該センサチップが前記取付面に取り付けられるとともに、前記ガラス部材により、前記センシング部と前記配線部材とが仕切られていることを特徴とする。
請求項1の発明では、センシング部は、基準室用凹部および圧力検出部を近接させるように第1の基板の一側面と第2の基板の一側面とを貼り合わせることで基準室用凹部および第2の基板の一側面により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号が圧力検出部から回路部に入力されるように構成される。そして、第2の基板の他側面には、回路部からの信号を取り出すための電極が形成される。
これにより、回路部がセンサチップの内部に形成されるので当該回路部を圧力媒体等に起因する汚染から保護することができる。また、回路部からの信号を取り出すための電極が第2の基板の他側面に形成されるので、センサチップをこの他側面にてケースの取付面に取り付ける際にこの取付面に設けられる出力用の配線部材に電極を電気的に接続する場合には、センサチップに対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップの組付作業性を向上させることができる。
したがって、センシング部からの信号を処理する回路部を保護するとともに組付作業性を向上させることができる。
したがって、センシング部からの信号を処理する回路部を保護するとともに組付作業性を向上させることができる。
請求項2の発明では、センシング部は、薄肉部および基準室用凹部を近接させるとともに圧力検出部および回路部を電気的に接続するように第1の基板の一側面と第2の基板の一側面とを貼り合わせることで薄肉部および基準室用凹部により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号が圧力検出部から回路部に入力されるように構成される。そして、第2の基板の他側面には、回路部からの信号を取り出すための電極が形成される。
このようにしても、上記請求項1の発明と同様に、センシング部からの信号を処理する回路部を保護するとともにセンサチップに対する組付作業性を向上させることができる。
請求項3の発明では、回路部は、電極周囲にノイズを除去するためのキャパシタを備えている。電極はノイズの発生源になりやすいので、電極周囲にノイズを除去するためのキャパシタを設けることにより、ノイズの発生を抑制することができる。特に、請求項2の発明では、圧力検出部と回路部とが別基板に設けられるため、回路部が設けられる第2の基板の一側面において電極周囲にキャパシタを広範囲に形成することができるので、キャパシタによるノイズ抑制効果を高めることができる。
請求項4の発明では、回路部が形成される第2の基板の一側面は、面方位が(110)面であり、この回路部を構成する各拡散抵抗は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置される。このため、センサチップをケースの取付面に接着剤等を介して取り付ける場合、接着剤等を介する応力に基づくピエゾ効果が各拡散抵抗に発生しないので、回路部に対するノイズの発生を抑制することができる。
請求項5の発明では、基準室用凹部が形成される第1の基板の一側面と圧力検出部および回路部が形成される第2の基板の一側面とを貼り合わせることにより圧力基準室が形成される。そして、第2の基板の他側面から圧力検出部近傍の厚さを薄くするダイアフラム用凹部の形成によりダイアフラムが構成されるとともに回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部が形成される。そして、外部接続用端子を介して回路部から信号を取り出すための電極が電極用凹部および第2の基板の他側面に形成される。
これにより、回路部を内部に収容したセンサチップが製造されるので当該回路部を圧力媒体等に起因する汚染から保護することができる。また、このセンサチップには回路部からの信号を取り出すための電極が第2の基板の他側面に形成されるので、この他側面にてセンサチップをケースの取付面に取り付ける際に電極を取付面に設けられるリードフレーム等の配線部材に電気的に接続することにより、センサチップに対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップの組付作業性を向上させることができる。
特に、ダイアフラム用凹部および電極用凹部が同一の工程で形成されるので、両凹部が異なる工程で形成される場合と比較して、製造工程が削減されてセンサチップを製造するための製造コストを低減することができる。
請求項6の発明では、圧力検出部および薄肉部が形成される第1の基板の一側面と回路部および基準室用凹部が形成される第2の基板の一側面とを貼り合わせることにより、圧力基準室が形成されるとともに圧力検出部および回路部が電気的に接続される。そして、回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部が形成される。そして、外部接続用端子を介して回路部から信号を取り出すための電極が電極用凹部および第2の基板の他側面に形成される。
これにより、回路部を内部に収容したセンサチップが製造されるので当該回路部を保護することができる。また、このセンサチップには回路部からの信号を取り出すための電極が第2の基板の他側面に形成されるので、この他側面にてセンサチップをケースの取付面に取り付ける際に電極を取付面に設けられるリードフレーム等の配線部材に電気的に接続することにより、センサチップに対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップの組付作業性を向上させることができる。
請求項7の発明では、ケースの取付面には、センシング部からの信号を取り出すための配線部材が形成されており、センサチップは、電極を配線部材に電気的に接続させた状態で第2の基板の他側面にて取付面に取り付けられる。
これにより、センサチップを第2の基板の他側面にてケースの取付面に取り付ける際に、上記他側面に設けられる電極を上記取付面に設けられる配線部材に電気的に接続することにより、センサチップに対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップの組付作業性を向上させることができる。
請求項8の発明では、センサチップのうちセンシング部および電極の間の部分と取付面との間に、接着部材として機能するガラス部材を配置することで、当該センサチップが取付面に取り付けられるとともに、ガラス部材により、センシング部と配線部材とが仕切られている。これにより、圧力導入通路から導入された圧力媒体により、配線部材が腐食などの影響を受けることを防止できる。
以下、本発明に係る圧力センサの各実施形態について図を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本第1実施形態に係るセンサチップ40を採用する圧力センサ10の全体概略断面図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本第1実施形態に係るセンサチップ40を採用する圧力センサ10の全体概略断面図である。
圧力センサ10は、たとえば自動車に搭載され、燃料圧力、エンジンや駆動系の潤滑用オイル圧、あるいはエアコンの冷媒圧、さらには排気ガス圧等の圧力媒体の被測定圧力を検出する圧力センサ等に適用できる。
図1に示すように、圧力センサ10は、主に、圧力媒体の圧力に応じた電気信号を出力可能なセンシング部40aを有するセンサチップ40と、このセンシング部40aからの信号を取り出すためのリード22を有するコネクタケース20と、センサチップ40が低融点ガラス部材などよりなる接着剤50を介して支持されてセンシング部40aに圧力媒体を導入するための圧力導入通路31が形成されるハウジング30と、を備えている。
コネクタケース20は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより略円柱状に形成されている。このコネクタケース20の一端部側20aの下端面中央には、コネクタケース20の収納空間を構成する凹部21が形成されている。
また、図1に示すように、コネクタケース20には、センサチップ40と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の金属製棒状のリード22が設けられている。各リード22の一側端部は、コネクタケース20の凹部21の内部に露出して、後述するハウジング30の各リードフレーム34を介してセンサチップ40の各貫通電極48にそれぞれ電気的に接続されており、それによって、センサチップ40は、各リード22を介して外部と電気的に接続可能になっている。
各リード22は、例えば、黄銅にNiメッキ等のメッキ処理を施した材料よりなり、インサートモールドによりコネクタケース20と一体に成形されてコネクタケース20内にて保持されている。
また、図1に示すように、コネクタケース20の他端部側20bには、開口部23が形成されており、この開口部23内に各リード22の他側端部が突出した形でそれぞれ露出している。
このようにコネクタケース20の開口部23に露出する各リード22の他側端部は、例えば、ワイヤハーネス等の図略の外部配線部材を介して外部回路(車両のECU等)に電気的に接続されるようになっている。つまり、コネクタケース20の他端部側は、各リード22の他端部とともに、外部との接続を行うための接続部、すなわち、コネクタ部12として構成されている。
また、コネクタケース20には、当該コネクタケース20の凹部21と外部とを遮断する蓋部24が設けられている。この蓋部24は、凹部21と外部とを連通する開口部を遮蔽するように、コネクタケース20に対して取り付けられている。
蓋部24は、特に材質を限定するものではないが、コネクタケース20と同様の樹脂あるいは金属、セラミックなどよりなり、コネクタケース20に対して溶着や接着などにより、接合されている。
次に、ハウジング30について説明すると、このハウジング30は、例えば、ステンレス(SUS)などの金属材料をプレスや切削加工により図1中の上下方向に延びる中空筒状に成形されている。
圧力導入通路31は、ハウジング30の中空部として構成されたものである。つまり、圧力導入通路31は、ハウジング30の一端部側30aおよび他端部側30bにそれぞれ開口部31a,31bを有し、ハウジング30の内部にて両端部側間30a,30bを連通するように設けられたものである。
また、ハウジング30の一端部側30aの外面には、圧力センサ10を自動車の適所、例えば、エアコンの冷媒配管や自動車の燃料配管などの被検出体の適所に固定するためのネジ部32が形成されている。
そして、この被検出体から圧力導入通路31を介して圧力媒体が導入されるようになっている。この圧力媒体は、例えば、上述したエアコンの冷媒、ガソリンなどのエンジンの燃料、エンジンや駆動系の潤滑用オイル、あるいは排気ガスなどである。
ハウジング30の開口部31bには、センサチップ40を取り付けるための取付面33が形成されており、この取付面33には、コネクタケース20の一端部側20aとハウジング30の他端部側30bとを連結するとき、各リード22の一側端部に電気的に接続されるリードフレーム34がそれぞれ形成されている。なお、リードフレーム34は、特許請求の範囲に記載の「配線部材」の一例に相当する。
上述のように構成されるコネクタケース20は、その一端部側20aにてハウジング30の他端部側30bに連結される。このとき、コネクタケース20の各リード22とハウジング30の各リードフレーム34とがそれぞれ電気的に接続される。コネクタケース20とハウジング30との連結方法は特に限定するものではないが、溶接、接着、かしめなどが挙げられる。
本第1実施形態では、ハウジング30の他端部側30bにコネクタケース20の一端部側20aが挿入された状態で、ハウジング30の他端部側30bの一部35がコネクタケース20にかしめ固定されている。これにより、コネクタケース20およびハウジング30は一体に組み付けられ、本第1実施形態のケース11が構成されている。
また、ハウジング30の他端部側30bとコネクタケース20の一端部側20aとの間には、ハウジング30とコネクタケース20の間を気密的に封止するためのOリング25が配設されている。このOリング25は、例えば、シリコンゴム等の弾性材料よりなる。
次に、センサチップ40の構造について図2を参照して説明する。図2は、図1のセンサチップ40の詳細断面図である。
図2に示すように、センサチップ40は、第1のシリコン基板41と第2のシリコン基板42とを絶縁層43を介して貼り合わせて構成されている。これら両シリコン基板41,42はともに、単結晶シリコンよりなる。
図2に示すように、センサチップ40は、第1のシリコン基板41と第2のシリコン基板42とを絶縁層43を介して貼り合わせて構成されている。これら両シリコン基板41,42はともに、単結晶シリコンよりなる。
第1のシリコン基板41の一側面41aには、基準室用凹部41bおよび回路部用凹部41cが形成されている。また、第2のシリコン基板42の一側面42aには、圧力検出部として機能する歪みゲージ44とこの歪みゲージ44に導電層等(図示略)を介して電気的に接続されて当該歪みゲージ44からの信号を処理するための回路部45とが形成されている。なお、歪みゲージ44は、特許請求の範囲に記載の「圧力検出部」の一例に相当する。
そして、第1のシリコン基板41の一側面41aと第2のシリコン基板42の一側面42aとを基準室用凹部41bおよび歪みゲージ44を近接させるとともに回路部用凹部41cにて回路部45を覆うように絶縁層43を介して貼り合わせることで、基準室用凹部41bおよび一側面42aにより圧力基準室46が密閉されて形成される。
また、第2のシリコン基板42の他側面42bには、歪みゲージ44が形成される部位の厚さを薄くするようにダイアフラム用凹部42cが形成されている。これにより、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づき変位するダイアフラム47として機能する薄肉部47が構成される。すなわち、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から出力されるセンシング部40aが構成されることとなる。
また、第2のシリコン基板42の他側面42bには、回路部45の外部接続用端子45aを介して回路部45からの信号を出力するための貫通電極48が、電極用凹部42d上の絶縁層49を介して形成されている。ここで、貫通電極48や導電層等には、低クリープであってオーミック性に優れるチタン(Ti)が採用されているが、アルミニウムを採用してもよい。なお、貫通電極48は、特許請求の範囲に記載の「電極」の一例に相当する。
このように構成されるセンサチップ40は、センシング部40aがハウジング30の圧力導入通路31内に露出するように、各貫通電極48を対応するリードフレーム34にそれぞれ電気的に接続させた状態で第2のシリコン基板42の他側面42bにて取付面33に取り付けられている。さらに、センサチップ40は、センシング部40aおよび貫通電極48の間の部分と取付面33との間に、接着剤50が配置されることで、取付面33に取り付けられている。このため、接着剤50により、センシング部40aと各リードフレーム34および各リード22等の配線部材とが仕切られることとなる。
そして、センシング部40aは、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に応じてダイアフラム47が変位したとき、この変位に応じた信号を圧力検出信号として各貫通電極48等を介して各リードフレーム34に出力する。
なお、第1のシリコン基板41を酸化シリコン(SiO2)にて形成する場合には、接着剤50の材料によっては当該接着剤50との接着強度を高めることができる。特に、貫通電極48に対向する第1のシリコン基板41の他側面の部位に接着剤50が設けられる場合には、各貫通電極48と各リードフレーム34との接続が強固になる。
次に、上述したセンサチップ40を製造方法の工程を図3および図4を用いて詳細に説明する。図3(A)〜(C)および図4(D)〜(F)は、第1実施形態におけるセンサチップ40の製造方法の工程を示す説明図である。なお、図3および図4および後述する図5,図6,図10および図11にて示す工程では、説明の便宜上、1枚のウエハに複数のセンサチップを同時に製造する工程において、1つのセンサチップを製造する工程を図示している。
まず、図3(A)に示すように、第1のシリコン基板41を用意する。そして、この第1のシリコン基板41の一側面41aに、トレンチエッチング等を施して基準室用凹部41bおよび回路部用凹部41cを形成する。
次に、図3(B)に示すように、第2のシリコン基板42を用意する。そして、この第2のシリコン基板42の一側面42aに、接着層としても機能する絶縁層43を形成するとともに、この絶縁層43上に公知の半導体プロセスにより歪みゲージ44および回路部45を形成する。なお、歪みゲージ44および回路部45は、配線部材等(図示略)を介して電気的に接続されるように形成される。
そして、図3(C)に示すように、基準室用凹部41bと歪みゲージ44とを近接させるとともに回路部用凹部41cにて回路部45を覆うように、第1のシリコン基板41の一側面41aと第2のシリコン基板42の一側面42aとを絶縁層43を介して貼り合わせることにより基準室用凹部41bと第2のシリコン基板42の一側面42aとでもって圧力基準室46を形成する。
次に、図4(D)に示すように、第2のシリコン基板42の他側面42bから歪みゲージ44近傍の厚さを薄くするダイアフラム用凹部42cを形成することによりダイアフラム47を構成するとともに回路部45の外部接続用端子45aを露出するための電極用凹部42dを形成する。これにより、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から出力されるセンシング部40aが構成される。
そして、図4(E)に示すように、第2のシリコン基板42の他側面42bとダイアフラム用凹部42cおよび電極用凹部42dとに絶縁層49を形成し、この絶縁層49に外部接続用端子45aに連通するコンタクトホール49aを形成する。
次に、図4(F)に示すように、外部接続用端子45aを介して回路部45から信号を取り出すための貫通電極48を電極用凹部42dおよび第2のシリコン基板42の他側面42bに形成する。これにより、図2に示すセンサチップ40が完成する。
なお、図3(A)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項5に記載の「第1工程」の一例に相当し、図3(B)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項5に記載の「第2工程」の一例に相当し、図3(C)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項5に記載の「第3工程」の一例に相当し、図4(D)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項5に記載の「第4工程」の一例に相当し、図4(F)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項5に記載の「第5工程」の一例に相当する。
以上説明したように、本第1実施形態に係るセンサチップ40では、センシング部40aは、基準室用凹部41bおよび歪みゲージ44を近接させるように第1のシリコン基板41の一側面41aと第2のシリコン基板42の一側面42aとを貼り合わせることで基準室用凹部41bおよび一側面42aにより密閉されて形成される圧力基準室46を備えるとともに、この圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から回路部45に入力されるように構成される。そして、第2のシリコン基板42の他側面42bには、回路部45からの信号を取り出すための貫通電極48が形成される。
これにより、回路部45がセンサチップ40の内部に形成されるので当該回路部45を圧力媒体等に起因する汚染から保護することができる。また、回路部45からの信号を取り出すための貫通電極48が第2のシリコン基板42の他側面42bに形成されるので、センサチップ40をこの他側面42bにてハウジング30の取付面33に取り付ける際にこの取付面33に設けられるリードフレーム34に貫通電極48を電気的に接続することにより、センサチップ40に対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップ40の組付作業性を向上させることができる。
したがって、センシング部40aからの信号を処理する回路部45を保護するとともに組付作業性を向上させることができる。
したがって、センシング部40aからの信号を処理する回路部45を保護するとともに組付作業性を向上させることができる。
また、本第1実施形態に係るセンサチップ40の製造方法では、基準室用凹部41bが形成される第1のシリコン基板41の一側面41aと歪みゲージ44および回路部45が形成される第2のシリコン基板42の一側面42aとを貼り合わせることにより圧力基準室46が形成される。そして、第2のシリコン基板42の他側面42bから歪みゲージ44近傍の厚さを薄くするダイアフラム用凹部42cの形成によりダイアフラム47が構成されるとともに回路部45の外部接続用端子45aを露出するための電極用凹部42dが形成される。そして、外部接続用端子45aを介して回路部45から信号を取り出すための貫通電極48が絶縁層49を介して電極用凹部42dおよび第2のシリコン基板42の他側面42bに形成される。
これにより、回路部45を内部に収容したセンサチップ40が製造されるので当該回路部45を圧力媒体等に起因する汚染から保護することができる。また、上述のようにセンサチップ40の組付作業性を向上させることができる。
特に、ダイアフラム用凹部42cおよび電極用凹部42dが同一の工程で形成されるので、両凹部が異なる工程で形成される場合と比較して、製造工程が削減されてセンサチップ40を製造するための製造コストを低減することができる。
また、本第1実施形態に係る圧力センサ10では、ハウジング30の取付面33には、センシング部40aからの信号を取り出すための各リードフレーム34が形成されており、センサチップ40は、各貫通電極48を対応するリードフレーム34に電気的に接続させた状態で第2のシリコン基板42の他側面42bにて取付面33に取り付けられる。
これにより、センサチップ40を第2のシリコン基板42の他側面42bにてハウジング30の取付面33に取り付ける際に、上記他側面42bに設けられる各貫通電極48を上記取付面33に設けられる各リードフレーム34に電気的にそれぞれ接続することにより、センサチップ40に対する取付作業および電気的接続作業が同時に実施されるので、センサチップ40の組付作業性を向上させた圧力センサ10を構成することができる。
さらに、本第1実施形態に係る圧力センサ10では、センサチップ40のうちセンシング部40aおよび貫通電極48の間の部分と取付面33との間に、接着剤50を配置することで、当該センサチップ40が取付面33に取り付けられるとともに、接着剤50により、センシング部40aと各リードフレーム34および各リード22等の配線部材とが仕切られている。これにより、圧力導入通路31から導入された圧力媒体により、配線部材が腐食などの影響を受けることを防止できる。
図5(A)〜(C)および図6(D)〜(F)は、第1の実施形態に係る圧力基準室46の形成工程の変形例を示す説明図である。なお、図5および図6では、説明の便宜上、一部の部材を省略して図示している。
なお、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板42を貼り合せて圧力基準室46を形成することに限らず、所定の形状に形成された第2のシリコン基板42上にポリシリコン等を積層することで圧力基準室46を形成してもよい。
なお、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板42を貼り合せて圧力基準室46を形成することに限らず、所定の形状に形成された第2のシリコン基板42上にポリシリコン等を積層することで圧力基準室46を形成してもよい。
具体的には、図5(A)に示すように、歪みゲージ44等が形成された第2のシリコン基板42上に第1の酸化シリコン層61を積層した後に、歪みゲージ44等を電気的に接続する配線層62を積層する。そして、この配線層62上から第2の酸化シリコン層63を積層する。
次に、図5(B)に示すように、第2の酸化シリコン層63上に第1のポリシリコン層64を積層した後、当該第1のポリシリコン層64の表面を平坦化する。
そして、図5(C)に示すように、基準室用凹部41bに対応する第1のポリシリコン層64の部位を犠牲層65に置換する。なお、この犠牲層65は、第1のポリシリコン層64を多孔質化して形成してもよいし、第1のポリシリコン層64を除き他の物質で形成してもよい。
次に、図6(D)に示すように、第1のポリシリコン層64および犠牲層65上に第2のポリシリコン層66を積層する。
そして、図6(E)に示すように、第2のポリシリコン層66に犠牲層65の一部を露出させるエッチングホール66aを形成した後、犠牲層65を除去する。
そして、図6(F)に示すように、エッチングホール66aを閉塞するように第2のポリシリコン層66上に第3のポリシリコン層67を積層することにより、圧力基準室46が形成される。
このように、基準室用凹部41bが形成された第1のシリコン基板41を第2のシリコン基板42に貼り付けることなく圧力基準室46を形成することができる。
また、図7に示すように、犠牲層65を設けることなく、異方性エッチング等を施して第1のポリシリコン層64にテーパ状の空間64aを形成した後、第1のポリシリコン層64上に第3のポリシリコン層67を積層することにより、圧力基準室46を形成してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図8〜図11を参照して説明する。図8は、第2実施形態に係るセンサチップ70の断面図である。図9(A)は、図8に示す9A−9A線相当の切断面による断面図であり、図9(B)は、図9(A)において破線で囲んだ領域9Bの拡大図である。図10(A)〜(D)および図11(E)〜(G)は、第2実施形態におけるセンサチップ70の製造方法の工程を示す説明図である。
次に、本発明の第2実施形態を図8〜図11を参照して説明する。図8は、第2実施形態に係るセンサチップ70の断面図である。図9(A)は、図8に示す9A−9A線相当の切断面による断面図であり、図9(B)は、図9(A)において破線で囲んだ領域9Bの拡大図である。図10(A)〜(D)および図11(E)〜(G)は、第2実施形態におけるセンサチップ70の製造方法の工程を示す説明図である。
図8に示すように、本第2実施形態に係るセンサチップ70では、第1のシリコン基板41および第2のシリコン基板42に代えて第1のシリコン基板71および第2のシリコン基板72を採用する点が、上記第1実施形態にて述べたセンサチップ40と主に異なる。したがって、第1実施形態のセンサチップ40と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
センサチップ70は、第1のシリコン基板71と第2のシリコン基板72とを後述するように絶縁層43を介して貼り合せて構成されている。これら両シリコン基板71,72はともに、単結晶シリコンよりなる。
第1のシリコン基板71の一側面71aには、歪みゲージ44が形成されるとともに、厚さの薄い薄肉部47が形成されている。また、第2のシリコン基板72の一側面72aには、歪みゲージ44からの信号を処理するための回路部73と、基準室用凹部72cが形成されている。ここで、回路部73が形成される一側面72aは、面方位が(110)面である。
そして、第1のシリコン基板71の一側面71aと第2のシリコン基板72の一側面72aとを薄肉部47および基準室用凹部72cを近接させるとともに歪みゲージ44および回路部73を電気的に接続するように絶縁層43を介して貼り合わせることで、薄肉部47および基準室用凹部72cにより圧力基準室46が密閉されて形成される。これにより、薄肉部47が圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づき変位するダイアフラム47として構成される。すなわち、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から出力されるセンシング部70aが構成されることとなる。
また、第2のシリコン基板72の他側面72bには、回路部73の外部接続用端子73aを介して回路部73からの信号を出力するための貫通電極48が、電極用凹部72d上の絶縁層49を介して形成されている。
図9(A)に示すように、回路部73は、歪みゲージ44から入力される信号を処理して外部接続用端子73aを介して出力する信号処理部73bと、外部接続用端子73aの周囲に配置されてノイズを除去するためのキャパシタとして機能するノイズ除去部73cとを備えている。なお、信号処理部73bとノイズ除去部73cとは、トレンチ分離等により絶縁分離されている。そして、図9(B)に示すように、信号処理部73bを構成する各拡散抵抗74の一部(例えば、接着剤50を介して応力をうける部位に配置される拡散抵抗74)は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置されている。なお、全ての各拡散抵抗74が<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置されてもよい。
このように構成されるセンサチップ70は、センシング部70aがハウジング30の圧力導入通路31内に露出するように、各貫通電極48を対応するリードフレーム34にそれぞれ電気的に接続させた状態で第2のシリコン基板72の他側面72bにて取付面33に取り付けられている。さらに、センサチップ70は、接着剤50を介してハウジング30の開口部31bに支持されている。
そして、センシング部70aは、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に応じてダイアフラム47が変位したとき、この変位に応じた信号を圧力検出信号として各貫通電極48等を介して各リードフレーム34に出力する。
このとき、回路部73において、貫通電極48に電気的に接続される外部接続用端子73a周囲にはノイズ除去部73cが設けられているので、ノイズの発生源になりやすい貫通電極48等に起因するノイズの発生を抑制することができる。なお、本第2実施形態では、歪みゲージ44と回路部73とが別基板に設けられるので、回路部73が設けられる第2のシリコン基板72の一側面72aにおいて、外部接続用端子73a周囲にノイズ除去部73cを広範囲に形成することができる。このため、ノイズ除去部73cを、外部接続用端子73a周囲に限らず、さらに広範囲に形成してもよい。
信号処理部73bを構成する各拡散抵抗74の一部は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置されているため、センサチップ70がハウジング30の取付面33に接着剤50を介して取り付けられる状態では、接着剤50を介する応力に基づくピエゾ効果が各拡散抵抗74に発生しないので、回路部73に対するノイズの発生が抑制される。特に、接着剤50が配置される領域が、回路部73の投射面上に被る場合には、顕著に効果を得ることができる。
次に、上述したセンサチップ70を製造方法の工程を図10および図11を用いて詳細に説明する。図10(A)〜(D)および図11(F)〜(G)は、第2実施形態におけるセンサチップ70の製造方法の工程を示す説明図である。
まず、図10(A)に示すように、第1のシリコン基板71を用意する。そして、この第1のシリコン基板71の一側面71aに、公知の半導体プロセスにより歪みゲージ44を形成する。
次に、図10(B)に示すように、第1のシリコン基板71の他側面71bから歪みゲージ44の厚さを薄くするようにダイアフラム用凹部71cを設けることにより薄肉部47を形成する。
そして、図10(C)に示すように、第2のシリコン基板72を用意する。そして、この第2のシリコン基板72の一側面72aに、基準室用凹部72cを形成するとともに公知の半導体プロセスにより回路部73の信号処理部73bおよびノイズ除去部73c等を形成する。このとき、信号処理部73bの各拡散抵抗74の一部は、<110>軸方向に対して45°傾斜するように形成される。
そして、図10(D)に示すように、薄肉部47と基準室用凹部72cとを近接させるように第1のシリコン基板71の一側面71aと第2のシリコン基板72の一側面72aとを絶縁層43を介して貼り合わせることにより薄肉部47と基準室用凹部72cとでもって圧力基準室46を形成する。これにより、圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から出力されるセンシング部70aが構成される。
次に、図11(E)に示すように、第2のシリコン基板72の他側面72bから回路部73の外部接続用端子73aを露出するための電極用凹部72dを形成する。
そして、図11(F)に示すように、第2のシリコン基板72の他側面72bおよび電極用凹部72dに絶縁層49を形成し、この絶縁層49に外部接続用端子73aに連通するコンタクトホール49aを形成する。
次に、図11(G)に示すように、外部接続用端子73aを介して回路部73から信号を取り出すための貫通電極48を電極用凹部72dおよび第2のシリコン基板72の他側面72bに形成する。これにより、図8に示すセンサチップ70が完成する。
なお、図10(A)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第1工程」の一例に相当し、図10(B)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第2工程」の一例に相当し、図10(C)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第3工程」の一例に相当し、図10(D)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第4工程」の一例に相当し、図11(E)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第5工程」の一例に相当し、図11(G)に示す工程は、特許請求の範囲の請求項6に記載の「第6工程」の一例に相当する。
以上説明したように、本第2実施形態に係るセンサチップ70では、センシング部70aは、薄肉部47および基準室用凹部72cを近接させるとともに歪みゲージ44および回路部73を電気的に接続するように第1のシリコン基板71の一側面71aと第2のシリコン基板72の一側面72aとを貼り合わせることで薄肉部47および基準室用凹部72cにより密閉されて形成される圧力基準室46を備えるとともに、この圧力基準室46の基準圧力と圧力媒体の圧力との圧力差に基づくダイアフラム47の変位に応じた信号が歪みゲージ44から回路部73に入力されるように構成される。そして、第2のシリコン基板72の他側面72bには、回路部73からの信号を取り出すための貫通電極48が形成される。
このようにしても、上記第1実施形態と同様に、センシング部70aからの信号を処理する回路部73を保護するとともにセンサチップ70に対する組付作業性を向上させることができる。
また、本第2実施形態に係るセンサチップ70では、回路部73は、電極周囲にノイズを除去するためのキャパシタとして機能するノイズ除去部73cとを備えている。これにより、ノイズの発生源になりやすい貫通電極48等に起因するノイズの発生を抑制することができる。特に、本第2実施形態では、歪みゲージ44と回路部73とが別基板に設けられるため、回路部73が設けられる第2のシリコン基板72の一側面72aにおいて外部接続用端子73a周囲にノイズ除去部73cを広範囲に形成することができるので、ノイズ除去部73cによるノイズ抑制効果を高めることができる。
さらに、本第2実施形態に係るセンサチップ70では、回路部73が形成される第2のシリコン基板72の一側面72aは、面方位が(110)面であり、この回路部73の一部を構成する各拡散抵抗74は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置される。このため、センサチップ70をハウジング30の取付面33に接着剤50を介して取り付ける場合、接着剤50を介する応力に基づくピエゾ効果が各拡散抵抗74に発生しないので、回路部73に対するノイズの発生を抑制することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)上記第1実施形態において、センサチップ40の回路部45に上記第2実施形態にて述べた信号処理部73bおよびノイズ除去部73cを設けてもよい。これにより、センサチップ40においても、ノイズの発生源になりやすい貫通電極48等に起因するノイズの発生を抑制することができる。
(1)上記第1実施形態において、センサチップ40の回路部45に上記第2実施形態にて述べた信号処理部73bおよびノイズ除去部73cを設けてもよい。これにより、センサチップ40においても、ノイズの発生源になりやすい貫通電極48等に起因するノイズの発生を抑制することができる。
(2)上記第2実施形態において、ノイズ除去部73cは外部接続用端子73aの周囲に配置に配置されることなく、一側面72aの全面に配置するようにしてもよい。これによりノイズを抑制できる領域を広くすることができる。
10…圧力センサ
11…ケース
20…コネクタケース
22…リード
30…ハウジング
31…圧力導入通路
33…取付面
34…リードフレーム(配線部材)
40,70…センサチップ
40a,70a…センシング部
41,71…第1のシリコン基板(第1の基板)
41a,71a…一側面
41b,71c…基準室用凹部
42,71…第2のシリコン基板(第2の基板)
42a,72a…一側面
42b,72b…他側面
42c,71c…ダイアフラム用凹部
42d,72d…電極用凹部
44…歪みゲージ(圧力検出部)
45,73…回路部
45a,73a…外部接続用端子
46…圧力基準室
47…ダイアフラム,薄肉部
48…貫通電極(電極)
73b…信号処理部
73c…ノイズ除去部
74…拡散抵抗
11…ケース
20…コネクタケース
22…リード
30…ハウジング
31…圧力導入通路
33…取付面
34…リードフレーム(配線部材)
40,70…センサチップ
40a,70a…センシング部
41,71…第1のシリコン基板(第1の基板)
41a,71a…一側面
41b,71c…基準室用凹部
42,71…第2のシリコン基板(第2の基板)
42a,72a…一側面
42b,72b…他側面
42c,71c…ダイアフラム用凹部
42d,72d…電極用凹部
44…歪みゲージ(圧力検出部)
45,73…回路部
45a,73a…外部接続用端子
46…圧力基準室
47…ダイアフラム,薄肉部
48…貫通電極(電極)
73b…信号処理部
73c…ノイズ除去部
74…拡散抵抗
Claims (8)
- 圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を備えるセンサチップであって、
基準室用凹部が一側面に形成される第1の基板と、圧力検出部が形成されてダイアフラムとして機能する薄肉部と前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部とが一側面に形成される第2の基板とを備えており、
前記センシング部は、前記基準室用凹部および前記圧力検出部を近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることで前記基準室用凹部および前記第2の基板の前記一側面により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と前記圧力媒体の圧力との圧力差に基づく前記ダイアフラムの変位に応じた信号が前記圧力検出部から前記回路部に入力されるように構成され、
前記第2の基板の他側面には、前記回路部からの信号を取り出すための電極が形成されることを特徴とするセンサチップ。 - 圧力媒体の圧力を検出可能なセンシング部を備えるセンサチップであって、
圧力検出部が形成されてダイアフラムとして機能する薄肉部が一側面に形成される第1の基板と、前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部と基準室用凹部とが一側面に形成される第2の基板とを備えており、
前記センシング部は、前記薄肉部および前記基準室用凹部を近接させるとともに前記圧力検出部および前記回路部を電気的に接続するように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることで前記薄肉部および前記基準室用凹部により密閉されて形成される圧力基準室を備えるとともに、この圧力基準室の基準圧力と前記圧力媒体の圧力との圧力差に基づく前記ダイアフラムの変位に応じた信号が前記圧力検出部から前記回路部に入力されるように構成され、
前記第2の基板の他側面には、前記回路部からの信号を取り出すための電極が形成されることを特徴とするセンサチップ。 - 前記回路部は、前記電極周囲にノイズを除去するためのキャパシタを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサチップ。
- 前記回路部が形成される前記一側面は、面方位が(110)面であり、
前記回路部を構成する各拡散抵抗は、<110>軸方向に対して45°傾斜する方向に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサチップ。 - 圧力媒体の圧力と密閉される圧力基準室の基準圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号を出力可能な圧力検出部を有するセンシング部とこのセンシング部からの信号を処理するための回路部とを備えるセンサチップの製造方法であって、
基準室用凹部を第1の基板の一側面に形成する第1工程と、
前記圧力検出部とこの圧力検出部に電気的に接続されて当該圧力検出部からの信号を処理するための回路部とを第2の基板の一側面に形成する第2工程と、
前記基準室用凹部と前記圧力検出部とを近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることにより前記基準室用凹部と前記第2の基板の前記一側面とでもって前記圧力基準室を形成する第3工程と、
前記第2の基板の他側面から前記圧力検出部近傍の厚さを薄くするダイアフラム用凹部を形成することにより前記ダイアフラムを構成するとともに前記回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部を形成する第4工程と、
前記外部接続用端子を介して前記回路部から信号を取り出すための電極を前記電極用凹部および前記第2の基板の前記他側面に形成する第5工程と、
を備えることを特徴とするセンサチップの製造方法。 - 圧力媒体の圧力と密閉される圧力基準室の基準圧力との圧力差に基づくダイアフラムの変位に応じた信号を出力可能な圧力検出部を有するセンシング部とこのセンシング部からの信号を処理するための回路部とを備えるセンサチップの製造方法であって、
前記圧力検出部を第1の基板の一側面に形成する第1工程と、
前記第1の基板の他側面から前記圧力検出部近傍の厚さを薄くすることにより前記ダイアフラムとして機能する薄肉部を形成する第2工程と、
前記圧力検出部からの信号を処理するための回路部と基準室用凹部とを第2の基板の一側面に形成する第3工程と、
前記薄肉部と前記基準室用凹部とを近接させるように前記第1の基板の前記一側面と前記第2の基板の前記一側面とを貼り合わせることにより前記薄肉部と前記基準室用凹部とでもって前記圧力基準室を形成するとともに前記圧力検出部および前記回路部を電気的に接続する第4工程と、
前記第2の基板の他側面から前記回路部の外部接続用端子を露出するための電極用凹部を形成する第5工程と、
前記外部接続用端子を介して前記回路部から信号を取り出すための電極を前記電極用凹部および前記第2の基板の前記他側面に形成する第6工程と、
を備えることを特徴とするセンサチップの製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサチップ又は請求項5および6のいずれか一項に記載のセンサチップの製造方法にて製造されるセンサチップと、
前記圧力媒体を導入するための圧力導入通路が形成されてこの圧力導入通路に前記センシング部を露出させるように前記センサチップが取り付けられるケースと、
を備える圧力センサであって、
前記ケースの内面のうち前記センサチップを取り付けるための取付面には、前記センシング部からの信号を取り出すための配線部材が形成されており、
前記センサチップは、前記電極を前記配線部材に電気的に接続させた状態で前記第2の基板の他側面にて前記取付面に取り付けられることを特徴とする圧力センサ。 - 前記センサチップのうち前記センシング部および前記電極の間の部分と前記取付面との間に、接着部材として機能するガラス部材を配置することで、当該センサチップが前記取付面に取り付けられるとともに、
前記ガラス部材により、前記センシング部と前記配線部材とが仕切られていることを特徴とする請求項7に記載の圧力センサ。
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- 2008-12-24 JP JP2008327272A patent/JP2010151469A/ja active Pending
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