JP2010149280A - 切削インサートおよび切削工具並びにそれを用いた切削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
広範な切削条件下で優れた切屑排出性を発揮する切削インサートを提供する。
【解決手段】
上面2と、下面3と、上面2及び下面3と交差する側面4と、を有するインサート本体と、上面2及び側面4の交差部に位置し、上面2を構成する第1辺22と第2辺23とのコーナー部21に位置するコーナー切刃61と、第1辺22に位置する第1切刃62と、を有する切刃6と、上面2において切刃6に沿って位置するすくい面5と、上面2において、すくい面5より内方に位置する突起部7と、を備えるインサート1である。突起部7は、切刃6から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第1面71と、第1面71よりも高位で且つ第1面71よりも切刃6を基準として内方に位置し、切刃6から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第2面72と、第1面71と第2面72との間に位置する第3面73と、を有し、第1面71と第3面73との交差部Xは、コーナー切刃61から遠ざかるにつれて下方に傾斜する。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削インサートおよび切削工具並びにそれを用いた切削方法に関する。
金属等の被削材を加工する切削工具は、例えば、ホルダと該ホルダに装着される切削インサートとを備える。
特許文献1に開示された切削インサートは、その上面を構成する2辺間にコーナー刃が位置し、その内方に第1のブレーカ壁と第2のブレーカ壁とを備えている。第1のブレーカ壁は、コーナー刃の近傍に配置され、コーナー刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜している。第2のブレーカ壁は、第1のブレーカ壁よりも内方で且つ上方に位置しており、且つ、コーナー刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜している。
また、第1のブレーカ壁と第2のブレーカ壁との間には第1の平坦面が設けられており、第1のブレーカ壁と第1の平坦面との交差部はコーナー刃から遠ざかるにつれて上方に傾斜している。
特開2006−110666号公報
しかしながら、上記のような切削インサートでは、切込みが大きい切削条件下(高切込み加工)で生成される切屑は、コーナー刃から遠い位置においても第1のブレーカ壁と勢いよく接触することになるため、コーナー部から遠い位置における切削抵抗が非常に大きくなるおそれがあった。また、切込みが大きい切削条件下において、切屑は、安定してカールされずに、コーナー刃及び該コーナー刃に隣接する辺に位置する切刃と、第1及び第2のブレーカ壁などの突出部との間に詰まるというおそれがあった。
そのため、広範な切削条件下で優れた切屑排出性を発揮する切削インサートが求められていた。
本発明の実施形態に係る切削インサートは、上面と、下面と、前記上面及び前記下面と交差する側面と、を有するインサート本体と、
前記上面及び前記側面の交差部に位置し、前記上面を構成する第1辺と第2辺とのコーナー部に位置するコーナー切刃と、前記第1辺に位置する第1切刃と、を有する切刃と、
前記上面において前記切刃に沿って位置するすくい面と、
前記上面において、前記すくい面より内方に位置する突起部と、を備え、
前記突起部は、
前記切刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第1面と、
前記第1面よりも高位で且つ前記第1面よりも前記コーナー切刃を基準として内方に位置し、前記切刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第2面と、
前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面と、を有し、
前記第1面と前記第3面との交差部は、前記コーナー切刃から遠ざかるにつれて下方に
傾斜する。
本発明の実施形態に係る切削工具は、上記の切削インサートと、上記の切削インサートが装着されたホルダと、を備える。
本発明の実施形態に係る切削方法は、被削材を回転させる工程と、回転した前記被削材の表面に、上記の切削工具の切刃を接触させる工程と、を備える。
本発明の実施形態に係る切削インサートおよび切削工具によれば、広範な切削条件下で優れた切屑排出性を発揮することができる。
また、本発明の実施形態に係る切削方法によれば、加工精度の高い切削加工が可能となり、仕上げ面精度の高い加工物を得ることができる。
本発明に係る第1の実施形態の切削インサート1の全体斜視図である。 インサート1の(a)上面図、(b)側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2(a)の要部拡大図である。 図2(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図である。 本発明に係る第2の実施形態の切削インサート1’の全体斜視図である。 インサート1’の(a)上面図、(b)側面図である。 図5の要部拡大図である。 図6(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図、(c)C−C断面図である。 本発明に係る一実施形態の切削工具11の全体斜視図である。 切削工具11の(a)上面図、(b)側面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態の切削方法を示す工程図である。
≪切削インサート≫
<第1実施形態>
図1乃至図5を用いて、本発明に係る第1の実施形態の切削インサート1(以下、インサート1と略す。)について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態のインサート1の全体斜視図、図2は、インサート1の(a)上面図、(b)側面図である。そして、図3は、図1の要部拡大図であり、図4は、図2(a)の要部拡大図であり、図5は、図2(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図である。
インサート1は、上面2と、該上面2に対応する下面3と、上面2と下面3との間に配置される側面4と、を有している。上面2は、コーナー部21と、該コーナー部21の一端側に配置された第1辺22と、を有している。
本実施形態においては、上面2は、略菱形である。
また、インサート1は、切刃6と、すくい面5と、突起部7と、を有している。
切刃6は、少なくともコーナー部21と第1辺22に沿って形成されている。本実施形態においては、図1および図2(a)に示すように、上面2が有する4つのコーナー部の
うち、鋭角をなす2つのコーナー部21に沿って、各々切刃6が形成されている。すなわち、インサート1は、2つの切刃6を有している、いわゆる、2コーナーを切削に利用する仕様のインサートである。さらに、切刃6は、図2(b)に示すように、下面3に略平行となるよう形成されている。
本実施形態のように、切刃6が下面3に略平行であることで、切刃6の強度を高く維持することができるため、切刃6の欠損を抑制することができる。なお、切刃6は、本実施形態において示す構成に限定されるものではなく、例えば、コーナー部21から離れるにつれて下面3に近づくよう傾斜していてもよい。なお、下面3に近づくように傾斜する事とは、下方に傾斜する事と同義である。特に断らない限り、以下においても同様である。
また、すくい面5は、上面2のうち、切刃6の内方に位置する領域に設けられている。さらに、すくい面5は、少なくともコーナー部21および第1辺22に沿って設けられている。突起部7は、上面2のうち、すくい面5よりも内方に位置する領域に設けられている。
そして、突起部7は、図1乃至図5に示すように、第1面71と第2面72と第3面73とを有している。
第1面71は、図3、図4および図5(a)に示すように、コーナー部21の近傍に配置され、切刃6から内方に向うにつれて下面3から遠ざかるように傾斜している。なお、下面3から遠ざかるように傾斜する事とは、上方に傾斜する事と同義である。特に断らない限り、以下においても同様である。次に、第2面72は、第1面71よりも高位で且つ第1面71よりもコーナー切刃61を基準として内方に位置している。そして、第2面72は、切刃6から内方に向かうにつれて上方に傾斜している、すなわち、切刃6から内方に向うにつれて下面3から遠ざかるよう傾斜している。なお、高位に位置するとは、下面3を基準にして、下面3に略垂直な方向において、高い位置にあることをいう。また、内方とは、切刃6を基準にして上面2の中央に向う方向をいう。次に、第3面73は、図3、図4および図5(a)に示すように、第1面71と第2面72との間に設けられている。
そして、本実施形態において、第1面71と第3面73との交差部Xは、切刃6に沿って、コーナー切刃61から遠ざかるにつれて下面3に近づくように傾斜している。言い換えれば、本実施形態においては、第1面71の最高部は、コーナー部21から遠ざかるにつれて下面3に近づくよう傾斜している。
このような構成により、低切込み加工時に生じる切屑は、コーナー部21の近傍に位置する第1面71によって安定してカールされる。一方、高切込み加工時に生じる切屑は、第1切刃62の近傍に位置する第1面71から受けるカール作用が小さく、第2面72によって安定してカールされる。言い換えれば、コーナー部21から遠ざかるにつれて、生成された切屑をカールさせる作用における第1面71の割合が減少し、第2面72の割合が増大する。このようにして、低切込み加工時においても、高切込み加工時においても、切屑を安定してカールさせて細かく分断することができるため、切屑のスムーズな排出が可能となる。それ故、本実施形態におけるインサート1は、広範な切削条件下において、優れた切屑排出性を発揮することができる。
なお、本実施形態のように、第3面73は、コーナー部21および第1辺22に沿って設けられているとともに、コーナー部21に対応する領域731と第1辺22に対応する領域732とを有し且つ領域731と領域732とが分断された構成であっても良い。このような構成の場合、領域731においても領域732においても、交差部Xは、コーナ
ー部21から遠ざかるにつれて、下面3に近づくよう傾斜している。その結果、コーナー部21側から第1辺22側に至る比較的長い領域で、より広範な切込み加工の条件下において優れた切削排出性を発揮する事ができる。
以上に説明した構成に加えて、本実施形態のインサート1は、以下に示すような構成を備える。
まずは、コーナー部21に対応する領域における構成に基づく切屑排出性について詳しく説明する。
図5(a)は、図2(a)のA−A断面図であり、具体的には、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mを通り且つ下面3に略垂直な断面を示す図である。
この図に示されるように、本実施形態では、第3面73は、コーナー部に対応する領域において、コーナー切刃61から内方に向うにつれて下面3に近づくよう傾斜している。
このような構成により、低切込み加工時においては、コーナー切刃61による切削によって生じた切屑は、第1面71によって安定してカールされる。加えて、低切込みで且つ送りが大きい(高送り)切削条件下においては、コーナー切刃61による切削によって生じた切屑のうち第1面71を乗り越えた切屑は、第2面72によって安定してカールされる。そのため、広範な切削条件下において、第1面71及び第2面72によって、コーナー切刃61による切削によって生じた切屑を安定してカールすることができ、カールされた切屑は細かく分断されてスムーズに排出される。このように、インサート1は、コーナー部に対応する領域においても、広範な切削条件下で、優れた切屑排出性を発揮することができる。
なお、本実施形態においては、第3面73は平面である。具体的には、図5(a)に示すように、第3面73は、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに沿って、傾斜する傾斜平面である。すなわち、図5(a)に示すように、傾斜角度θ73で、コーナー部21から内方に向うにつれて、下面3に近づくよう傾斜している。なお、第3面73は、上記のように下面3に近づく傾斜平面に限らず、下面3に略平行の平面であっても良い。
このような構成により、低切込みで且つ送り量が大きい切削条件下において、第1面71を乗り上げた切屑を、第3面73内に引き込む作用が生じるため、切刃6と突起部7との間に切屑が詰まることを抑制することができる。
なお、このような第3面73の変形例として、例えば、第3面73は、交差部Xから内方に向かうにつれて下面3に近づくように傾斜する凹曲面であってもよい。
また、本実施形態において、第2面72は、図1および図5(a)に示すように、コーナー部21に対応する領域に、第1斜面721と第2斜面722とを有している。第1斜面721は、コーナー部21側に位置するとともに切刃6から内方に向うにつれて下面3から遠ざかるよう傾斜している。そして、第2斜面722は、第1斜面721よりも内方に位置するとともに、切刃6から内方に向うにつれて下面3から遠ざかるよう傾斜している。そして、図5(a)に示すように、第1斜面721の下面3に対する傾斜角度θ721は、第2斜面722の下面3に対する傾斜角度θ722よりも大きい。なお、ここで、傾斜角度θ721およびθ722はいずれも、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mを通り、下面3に略垂直な断面における、各傾斜角度をいう。
このような構成により、低切込みで且つ送り量が大きい切削条件下において、生成され
る切屑が、第1面71を乗り上げたときに、第2面72の第1斜面721によって安定してカールされる。一方、高切込み加工時においては、第2面72のコーナー部21に対応する領域(第1斜面721及び第2斜面722)に衝突した際の衝撃を小さくすることができる。以上のように、低切込み加工時のブレーカ機能を高く維持するとともに、高切込み加工時の切削抵抗を低減することができる。
そして、本実施形態においては、第1斜面721および第2斜面722は、上述した各傾斜角度の関係を備えるとともに、図2(a)及び図4に示すように、上面視において、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに沿う方向における第1斜面721の長さL721は、第2斜面722の長さL722よりも小さく設定されている。
このような構成により、上述した効果がより一層高まる。特に、低切込み加工時のブレーカ機能を高く維持することができる。
なお、本実施形態においては、θ721>θ722、且つ、L721<L722の関係を満たすが、θ721>θ722の関係のみを満たすように第1斜面721および第2斜面722を設定してもよい。
さらに、図4に示すように、本実施形態においては、第3面73と第2面72との交差部Zは、上面視において、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに略垂直である。この場合、低切込みで且つ送り量が大きい切削条件下において生成される切屑は、等角二等分線Mに沿って生成され、第2面72の正面(第1斜面721)に安定して接触することができる。そのため、切屑を第2面72によって安定してカールする事によって細かく分断することができる。
次に、本実施形態においては、第1面71は、図3および図4に示すように、上面視においては、コーナー部21から遠ざかるにつれて、切刃6に近づくよう設けられている。具体的には、第1面71は、コーナー部21から遠ざかるにつれて、切刃6に近づくよう設けられた領域を有していればよい。この領域は、第1面71のうち第1辺22に沿う領域である。図4に示すように、この領域において、コーナー部21から遠い側に位置する切刃6と第1面71との距離X1は、コーナー部21側に位置する切刃6と第1面71との距離X2よりも小さい。なお、ここでいう距離X1およびX2は、いずれも切刃6に略垂直な方向における距離である。
このような構成により、コーナー部21から離れるにつれて、切屑が第1面71と接触するまでの距離が短くなるため、切屑のカール径が小さくする事ができる。一方、中切込み加工時においても、第1面71及び第2面によって切屑を安定してカールさせることができる。その結果、生成された切屑は、細かく分断され、スムーズに排出される。
次に、本実施形態においては、図5(a)に示すように、第1面71の最高部の高さは、第2面72の最高部の高さの1/3以下である事が好ましい。このような構成により、第1面71によって得られる低切込み加工時のブレーカ作用と、第2面によって得られる高送り加工時に切屑を細かく分断させる効果と、を好適に兼ね備えることができる。なお、ここでいう第1面71および第2面72の最高部とは、各々、前記高さ方向において、最も高位に位置する部分をいう。本実施形態においては、第1面71および第2面72の最高部は、いずれも、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線M上に位置する部分である。また、高さとは、第1すくい面51と第1面71との交点を基準として、下面3に対して略垂直な方向における寸法をいう。
次に、第2面72は、第1面71および第3面73よりもコーナー部21から離れた位
置まで延びるよう設けられている。このような構成により、高切込み加工時において、コーナー部21から比較的離れた位置にある第1切刃62による切削によって生じた切屑を、第2面72によって安定してカールさせ、スムーズに排出することができる。そのため、より一層広範な切削条件下において、優れた切屑排出性を発揮させることができる。ここで、コーナー部21から離れた位置は、切刃6に沿う方向におけるコーナー部21からの距離によって判断される。
また、本実施形態においては、図1乃至図4に示すように、すくい面5は、切刃6側に設けられた第1すくい面51と、第1すくい面51よりも内方に位置する第2すくい面52と、を有している。
第1すくい面51は、コーナー部21および第1辺22に沿って設けられている。第2すくい面52は、第1辺22に沿って設けられている。また、第2すくい面52は、第1すくい面51と第2面72との間に設けられている。
すなわち、図1乃至図4に示すように、突起部7の第1面71は、切刃6から第1すくい面51のみを介して配置されている。つまり、第1面71は、第1すくい面51と接するように、切刃6に近接して設けられている。一方、第2面72は、コーナー部21から離れた領域において、切刃6から、第1すくい面71だけでなく、第2すくい面52も介して配置されている。
このような構成により、高切込み加工時において、生成された切屑は、まず第2すくい面5によって安定してカールされ、その後、第2面72によって更に安定してカールされる。このように2段階でカールされた切屑は、安定して細かく分断されるため、スムーズに排出される。
さらに、上面視において、図2(a)および図4に示すように、第3面73と第2すくい面52との交差部Yと、第1辺22とのなす角度αは、90度以下であることが望ましい。
本実施形態においては、角度αは略90度をなす。このような構成により、第1面71が、低切込み加工時に切屑をカールさせる機能を果たすとともに、第2面72が、高切込み加工時に切屑をカールさせる機能を果たす。すなわち、インサート1は、第1面71及び第2面72が対応する切削条件下で機能する突起部7をそれぞれ有するため、低切込み加工時に生成される切屑と、高切込み加工時に生成される切屑と、の両方を安定してカールさせる効果が高まる。
なお、本実施形態においては、図5(a)に示すように、第1すくい面51の下面3に対する傾斜角度θ51は、切刃6に沿って、一定である。なお、図5(a)においては、下面3に略平行な線は点線で示されており、θ51は、該点線と第1すくい面51とのなす角度である。また、本実施形態においては、第2すくい面52は、下面3に略平行である。
さらに、本実施形態においては、上面視において、第1面71のコーナー部21側端部は、略円弧形状をなしている。そして、上面視において、この第1面71のコーナー部21側端部の曲率半径R73は、コーナー部21の曲率半径R21よりも大きい。このような構成により、第1面71において、コーナー部21に対応する領域を広く確保することができる。そのため、中切込み加工時において、高い切屑排出性を維持するとともに、低切込み加工時に生成する切屑を、第1面71にスムーズに接触させ、安定してカールさせることができる。すなわち、コーナー部21に位置するコーナー切刃61によって生成さ
れ、等角二等分線Mに沿って排出される切屑を、第1面71によって安定してカールさせることができる。
さらに、本実施形態のインサート1は、逃げ角が正である、いわゆる、ポジティブタイプのインサートである。具体的には、側面4の平坦面41以外の領域は、上面2から下面3に向かうにつれて、内方に位置するよう傾斜している。なお、本実施形態においては、図1、図3および図4に示すように、側面4は、コーナー部21に対応する領域に、平坦面41を有している。
平坦面41は、コーナー部21に近接して設けられている。そして、平坦面41は、上面2から下面3に向かうにつれて、外方に位置するよう傾斜している。
また、第2面72のうち第1辺22に沿う領域は、コーナー部21から遠ざかるにつれて第1辺22から離れるよう配置されている。それと関連して、図2(a)、図3および図4に示すように、上面視において、第3面73の第1辺22に略垂直な方向における寸法は、コーナー部21から離れるにつれて増加している。
なお、本実施形態においては、上述したように、切刃6は下面3に略平行であるとともに、交差部Xがコーナー切刃61から遠ざかるにつれて下面3に近づくように傾斜している。それと関連して、図2(a)、図3および図4に示すように、上面視において、第1面71の第1辺22に略垂直な方向における寸法は、コーナー部21から離れるにつれて減少している。
<第2実施形態>
次に、図6乃至図9を用いて、本発明に係る第2の実施形態のインサート1’について、詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
図6は、インサート1’の全体斜視図、図7は、インサート1’ の(a)平面図、(b)側面図である。図8は、図1の要部拡大図、図9は、図2(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図、(c)C−C断面図である。
本実施形態のインサート1’においては、第3面73は、コーナー部21および第1辺22に沿って設けられており、且つ、コーナー部21に対応する領域と、第1辺22に対応する領域と、が連続して設けられている。すなわち、第3面73は、上面2のうちコーナー部21に対応する領域だけでなく、第1辺22に対応する領域にも沿うように設けられている。それ故、交差部Xは、上述のようにコーナー切刃から遠ざかるにつれて下方に傾斜し、その傾斜が上面2のうち第1辺22に対応する領域まで延びている。また、第3面73は、1つの連続した面で構成されている。すなわち、第3面73は、切刃6の長手方向に延びており、切刃6に沿う方向において途切れる領域がない。
このような構成により、そのため、第2面72のうち第1斜面721と第1辺22に沿う領域との交差稜部が、切刃6から遠ざかって配置される。その結果、前記交差稜部に、切屑が詰まることを抑制することができる。その結果、広範な切削条件下において、更に、切屑排出性を向上させることができる。
また、このような構成により、低切込み加工時だけでなく、中切込み加工時においても、生成した切屑を安定してカールさせ、スムーズに排出させることができる。また、高切込み加工時においても、切削抵抗の低減を図る事ができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、第3面73のうちコーナー部2
1に対応する領域は、コーナー部21側に位置する第1斜面731と、該第1斜面731の内方に位置する第2斜面732と、を有している。ただし、第1の実施形態とは違って、本実施形態においては、第1斜面731は、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに略垂直な方向に沿って延びるよう設けられている。すなわち、第1斜面731の上端は、第1の実施形態における第1斜面731の上端に比べて、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mの略垂直な方向における寸法が大きい。
このような構成により、低切込みで且つ送り量が大きい切削条件下において第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに沿って生成された切屑を、より安定して第3面73によってカールすることができる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、第3面73は、第1辺22及び第2辺23の等角二等分線Mに沿って、コーナー部21から遠ざかるにつれて下面3に近づくよう傾斜して設けられている。
なお、上述した第1実施形態のインサート及び第2実施形態のインサートの構成に対しては、次のような変更を加えてもよい。
例えば、上述の実施形態において、第3面73は、コーナー部21および第1辺22に沿って設けられた形態を例示したが、これに限らず、第3面73は、少なくともコーナー部21に対応する位置に配置されていれば良い。
すなわち、第3面73は、第1辺22に沿う領域まで延びない形態であっても構わない。
また、上述の実施形態においては、逃げ角が正であるインサート、いわゆる、ポジティブタイプのインサートを例示したが、これに限らず、逃げ角がゼロであるインサート、いわゆる、ネガティブタイプのインサートであっても良い。なお、ネガティブタイプの場合は、ホルダ12の基準面14に対して、所定の傾斜角を有する状態で取り付けられる。そのため、ホルダ12に取り付けた状態で、インサートの交差部Xが、コーナー部21から遠ざかるにつれて、ホルダ12の基準面14に近づくよう傾斜していればよい。
さらに、上述の実施形態においては、上面3が略菱形をなす形態を例示したが、これに限らない。コーナー部21および第1辺22を有する形状であれば、上面3は、略三角形など他の略多角形をなす形態でも良い。
またさらに、上述の実施形態においては、第1面71のコーナー部21側端部は、上面視で円弧状をなす形態を例示したがこれに限らない。例えば、第1面71のコーナー部21側端部は、直線状をなす形態であってもよい。
また、第1面71、第2面72および第3面73の切刃6に略垂直な方向における寸法は、本実施形態で示した値に限らず、適宜選択できる。
≪切削工具≫
次に、本発明に係る一実施形態の切削工具11について、図10および図11を用いて説明する。図10は、切削工具11の全体斜視図、図11は、切削工具11の(a)平面図、(b)側面図である。
切削工具11は、ホルダ12と、上述のインサート1と、を備えている。
ホルダ12は、先端にインサートポケット13を有している。インサートポケット13は、ホルダ12の上面と一側面と先端面とに開口している。インサート1は、切刃6がホルダ12の外周部から突出するようインサートポケット13に装着される。具体的には、イ
ンサート1のコーナー部21が、ホルダ12の先端側で且つ一側面側に配置される。そして、インサート1の第1辺22が、ホルダ12の一側面に沿って配置される。
本実施形態においては、インサート1は、固定ネジ16によって、ホルダ12にネジ止めされる。具体的には、インサート1は、上面2の中央から下面3の中央に貫通する貫通穴15を有している。一方、ホルダ12のインサートポケット13は、ネジ穴を有している。インサート1は、貫通穴に挿通され、ネジ穴に螺合された固定ネジ16によって、ホルダ12のインサートポケット13に装着される。
また、本実施形態においては、上述したように、インサート1はポジティブタイプであり、図11(b)に示すように、下面3は、ホルダ12の基準面14に対して平行となるよう配置されている。
なお、ここでいうホルダ12の基準面14とは、外部機器に把持される把持部に設けられている。本実施形態においては、ホルダ12の把持部は、角柱状をなすため、ホルダ12の基準面14は、図10および図11に示すように、把持部の一側面をいう。
切削工具11は、上述したインサート1を備えるため、広範な切削条件下において、優れた切屑排出性を発揮することができる。特に、低炭素鋼などの比較的延性に富む被削材を切削加工する際にも、切屑を細かく分断することができる。そのため、切屑がカールされずに伸びた状態になってホルダ12に絡み付くことを抑制することができる。したがって、加工精度が高く、切刃の欠損を抑制することができる。その結果、工具寿命が長くなる。
≪被削材の切削方法≫
最後に、本発明に係る一実施形態の被削材の切削方法について、図12を用いて説明する。
本実施形態の被削材の切削方法は、以下の(I)〜(IV)の工程を有している。
(I) 被削材120を回転させる工程、
(II) 上述した本実施形態の切削工具11を被削材120に近接させる工程
(III) 切削工具11の切刃6を被削材120の表面に接触させて被削材120を切削する工程
(IV) 被削材120から切削工具11を遠ざける工程
このような本実施形態の切削方法は、上述した優れた切屑排出性を有する切削工具11を用いるため、切屑のホルダ12への絡み付きを抑制することができる。そのため、加工精度の向上を図ることができる。その結果、仕上げ面精度の高い切削加工を、長期に渡って安定して行うことができる。
具体的には、まず、被削材120、ホルダ12にインサート1を取り付けた切削工具11を用意する。そして、図12(a)に示すように、被削材120を該被削材120の軸心121を中心に回転させる。さらに、切削工具11の切刃6を被削材120に近づける(図12(a)中の矢印A方向)。
なお、切刃6と被削材120とは相対的に近づけばよく、例えば被削材120を切削工具11に近づけてもよい。
ついで、図12(b)に示すように、切刃6を被削材120に接触させて切削工具11を矢印B方向に移動させながら該被削材120を切削する。ここで、切削工具11に装着されたインサート1は、上述の通り、第1面71、第2面72、および第3面73を有し
た突起部7を有し、交差部Xがコーナー部21から遠ざかるにつれて下面3に近づくよう傾斜している。したがって、生成された切屑を突起部7の第1面71および第2面72によって安定してカールさせて、スムーズに排出することができる。特に、低切込み加工及び高切込み加工のいずれにおいても、生成される切屑を安定してカールさせて、細かく分断させることができ、切屑をスムーズに排出することができる。したがって、切削加工時に、切屑がホルダ12に絡み付くことを抑制することができる。したがって、加工精度が短期間で悪化することを抑制することができる。その結果、長期に渡って、加工精度の高い切削性能を発揮することができる。
その後、図12(c)に示すように、被削材120から切削工具11を矢印C方向に離隔させる。なお、被削材120と切削工具11とは相対的に遠ざければよく、例えば被削材120を切削工具11から遠ざけてもよい。
なお、切削加工を継続する場合には、被削材120を回転させた状態を維持して、被削材120の異なる箇所に切削工具11の切刃6を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、本実施形態の切削方法においては、工程を上記の(I)〜(IV)に分けて説明したが、本実施形態における上記効果を得る上で、被削材120を回転させる工程と、回転した被削材120の表面に切削工具1の切刃6を接触させる工程と、を有すればよい。
以上、本発明にかかるいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
1、1´ 切削インサート
2 上面
21 コーナー部
22 第1辺
23 第2辺
M 第1辺22及び第2辺23の等角二等分線
3 下面
4 側面
41 側面4の平坦面
5 すくい面
51 第1すくい面
52 第2すくい面
6 切刃
61 コーナー切刃
7 突起部
71 第1面
72 第2面
721 第1斜面
722 第2斜面
73 第3面
X 第1面71と第3面73との交差部
11 切削工具
12 ホルダ
13 インサートポケット
14 ホルダ12の基準面
15 貫通穴
16 固定ネジ
120 被削材
121 被削材120の軸心

Claims (9)

  1. 上面と、下面と、前記上面及び前記下面と交差する側面と、を有するインサート本体と、
    前記上面及び前記側面の交差部に位置し、前記上面を構成する第1辺と第2辺とのコーナー部に位置するコーナー切刃と、前記第1辺に位置する第1切刃と、を有する切刃と、
    前記上面において前記切刃に沿って位置するすくい面と、
    前記上面において、前記すくい面より内方に位置する突起部と、を備え、
    前記突起部は、
    前記切刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第1面と、
    前記第1面よりも高位で且つ前記第1面よりも前記切刃を基準として内方に位置し、前記切刃から内方に向かうにつれて上方に傾斜する第2面と、
    前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面と、を有し、
    前記第1面と前記第3面との交差部は、前記コーナー切刃から遠ざかるにつれて下方に傾斜する、切削インサート。
  2. 前記第1辺及び前記第2辺の等角二等分線を通り且つ前記下面に略垂直な断面において、前記第3面は、前記コーナー切刃から内方に向かうにつれて下方に傾斜している、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第3面は平面である、請求項2に記載の切削インサート。
  4. 前記第3面は前記切刃に沿って位置する、請求項1に記載の切削インサート。
  5. 前記第2面は、前記第1辺に沿う方向において、前記第1面及び第3面よりも前記コーナー部から離れた部位まで延びている、請求項1に記載の切削インサート。
  6. 上面視において、前記第1面と前記切刃との距離は、前記コーナー部から遠ざかるにつれて小さくなる、請求項1に記載の切削インサート。
  7. 前記第3面は、前記第1面と前記第2面との間に断続的に位置している、請求項1に記載の切削インサート。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートが装着されたホルダと、
    を備える切削工具。
  9. 被削材を回転させる工程と、
    回転した前記被削材の表面に、請求項8に記載の前記切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    を備える切削方法。
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