JP2006110667A - 切削インサート - Google Patents

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Abstract

【課題】 軟質被削材等の中仕上げ加工において良好な切屑処理性を得る。
【解決手段】 インサート本体1の角部に形成されたコーナ刃6を有するすくい面4の内側に向けて順に下降傾斜面8と平坦面12とチップブレーカ9とを形成し、この角部の二等分線に沿ったインサート本体1の厚さ方向に延びる断面において、この厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から平坦面12とチップブレーカ9のブレーカ壁13との境界Qまでの距離を0.7mm〜0.9mmの範囲とし、厚さ方向におけるコーナ刃6からの平坦面12までの後退量Bを0.07mm〜0.11mmの範囲とし、厚さ方向における平坦面12からチップブレーカ9の上端面10までの高さDを0.25mm〜0.3mmの範囲とし、ブレーカ壁13の厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角βを25°〜30°の範囲の一定の傾斜角とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、冷間圧延鋼板や熱間圧延鋼板のような鉄板材、軟鋼等のような軟質な被削材、または鉛フリー鋼材などの特に中上げ加工に用いて好適な切削インサートに関するものである。
このような被削材のうち、例えば冷間圧延鋼板や熱間圧延鋼板等の鉄板材はプレス材料として使用されることが多く、特に絞り加工のような大きな変形を要する部材に適するものであって、自動車のギアのカバーやモーターケース、ガスシリンダ等にも用いられているが、炭素含有量が0.15%以下と非常に少なくて軟らかく、また板材であって被削材自体の厚みも薄いために切削時の削り代も1mm以下と小さいことが殆どであり、従って切削時に生成される切屑を安定的にカールさせて処理することが難しい。
また、一般的に炭素含有量が0.3%以下の炭素鋼は軟鋼と呼ばれ、やはり硬度が低くて軟らかいため、常温で塑性加工される冷間鍛造品の素材として用いられることが多く、延びが大きい素材ほど低い力で塑性変形でき、かつ破断や割れが生じ難い。ところが、このような軟鋼の切削においても、冷間鍛造では製品の最終形状近くまで加工できるためにプレス後の切削加工における削り代は上記鉄板材と同様に非常に少なく、また元来軟らかい素材であることと、変形歪みを取り除くために焼きなまし処理を行って組成を均一化することが多いために素材の靱性が向上してしまうこととにより、切屑処理に関しては困難を極める結果となる。
一方、従来より知られる鉛快削鋼は、被削材から生成される切屑中に含有される鉛が切削熱により溶解して空孔が生じ、これが切屑分断の起点となって切屑処理性が向上するために様々な業種で使用されてきたが、最近では鉛の有害物質としての認識の高まりから、徐々に鉛製分を含まない鉛フリー(鉛レス)鋼材に移行する動きが見られ始めている。しかるに、このような鉛フリー鋼は、素材が均一であるために被削材自体の強度は増すものの、上述のような切屑分断の起点となる空孔が存在しなくなるために切屑処理性は却って悪化してしまうという問題がある。
そこで、このような被削材、特に熱間圧延軟鉄や冷間圧延板等のように切削加工を行うと切屑が分断されずに連続しやすい材料に用いられる切削インサートとして、特許文献1〜3には、すくい面と逃げ面の間の稜辺に切刃を形成し且つノーズ部のブレーカー溝内の中央部位にブレーカー突起を形成してなる切削インサートが種々提案されており、特に特許文献1、2では、ブレーカー溝を浅くかつ幅狭で切刃からのすくい角の小さなものとすることにより、かかる被削材の仕上げ加工において切屑を浅いブレーカー溝の溝底にバウンドさせてから幅狭のブレーカー溝中央のブレーカー突起に減速させることなく当ててカールさせるようにしている。
特許第3359539号公報 特開平10−328911号公報 特開平11−156608号公報
しかしながら、単にこうしてブレーカー溝の深さや幅、あるいは切刃からのすくい角を適宜設定しただけでは、上述の鉄板材、軟鋼等のような軟質な被削材や鉛フリー鋼材の切削加工のうちでも、特に仕上げ加工よりも比較的厚めでよりカールされ難い切屑が生成される中上げ加工においては、ブレーカー溝底からバウンドした切屑がブレーカー突起の壁面に衝突しても、そのまま逸れたり弾かれたりして十分にカールさせられず延び気味となって排出されてしまったりするおそれがある。
そして、このように延び気味の切屑が排出されると、被削材と切削インサートとの間にかかる切屑が噛み込まれて切刃に欠損を生じてしまったり、あるいは切削インサートを保持するバイト等の工具のホルダや被削材に切屑が絡みついて切削作業を停止せざるを得なくなったりする上、こうして切屑が絡みついたワークや工具は工作機械の自動交換手段によって交換することができなくなるため、作業者が手作業でこれらを取り外して絡んだ切屑を除去しなければならないなどの問題を生じたりもする。その一方で、これとは逆に、減速せずに衝突した切屑が必要以上にブレーカ壁面に押しつけられると、切削抵抗の増大を招いたり、場合によっては工具ホルダにびびり振動を生じて加工精度の劣化を生じたりするおそれもある。
本発明は、このような背景の下になされたもので、特に上述のような軟質被削材や鉛フリー鋼材等の中仕上げ加工において良好な切屑処理性を得ることが可能な切削インサートを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、多角形平板状のインサート本体の多角形面の角部に、この角部の突端にコーナ刃を有するすくい面を形成し、このすくい面には、上記角部の二等分線に沿って上記コーナ刃側から該すくい面の内側に向けて順に、このすくい面の内側に向かうに従い上記インサート本体の厚さ方向に漸次後退する下降傾斜面と、上記厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦面と、この平坦面から上記厚さ方向において上記コーナ刃の高さを越えるように漸次隆起するブレーカ壁とこのブレーカ壁の上端から上記厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦な上端面とを備えたチップブレーカとを形成し、上記二等分線に沿った上記厚さ方向に延びる断面において、上記厚さ方向に垂直な方向における上記コーナ刃から上記平坦面と上記チップブレーカのブレーカ壁との境界までの距離を0.7mm〜0.9mmの範囲とし、該厚さ方向における上記コーナ刃からの上記平坦面までの後退量を0.07mm〜0.11mmの範囲とし、上記厚さ方向における上記平坦面から上記チップブレーカの上端面までの高さを0.25mm〜0.3mmの範囲とし、上記チップブレーカのブレーカ壁の上記厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角を25°〜30°の範囲の一定の傾斜角としたことを特徴とする。
このように構成された切削インサートにおいては、コーナ刃側からすくい面内側のチップブレーカに向けて順に、インサート本体の厚さ方向に漸次後退する下降傾斜面とこの厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦面とが形成されており、この平坦面とチップブレーカとの境界がコーナ刃から0.7mm〜0.9mmの範囲と、チップブレーカがコーナ刃に近すぎず、かといって遠すぎもしない位置から漸次隆起するようにされるとともに、上記平坦面のコーナ刃からの後端量が0.07mm〜0.11mmの範囲と、浅すぎず、かといって深すぎもしない大きさとされているので、上述のような軟質な被削材等の中仕上げ加工において生成される切屑を、下降傾斜面から上記平坦面に確実に案内して接触させることにより巻き癖を付け、さらにそのすくい面内側に位置するチップブレーカのブレーカ壁に導くことができる。
そして、このチップブレーカのブレーカ壁は、その傾斜角が25°〜30°の範囲の一定の傾斜角とされるとともに、上記平坦面からチップブレーカ上端面までの高さが0.25mm〜0.3mmの範囲とされている。従って、上述のように上記平坦面から導かれた巻き癖の付いた切屑は、切削抵抗が大きくなりすぎない範囲で、ある程度の長さをもってこのブレーカ壁面に接触することとなり、これにより十分な摺接抵抗が与えられて一定の径に確実にカールさせられることとなるため、たとえ上述のような軟質な被削材等の中仕上げ切削においても切屑を確実にコントロールして良好に処理することが可能となる。
このため、上記構成の切削インサートによれば、このような軟質被削材等の切削加工時に切屑がワークとの間に噛み込まれることによりコーナ刃が欠損してインサート寿命が早期に費えてしまったり、あるいはワークや工具ホルダに切屑が絡まって切削作業が中断させられたり、作業者に余分な作業を強いたりすることがない一方、切削抵抗の増大や、これに伴うびびり振動の発生を招くこともなく、長期に亙って円滑かつ安定した加工を促すことが可能となる。
図1ないし図8は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態においてインサート本体1は、超硬合金等の硬質材料によって概略菱形の多角形平板状に形成され、その表裏一対の菱形面(多角形面)の中央には、当該インサート本体1をその厚さ方向(図1、3における上下方向、図2においては図面に直交する方向、図4においては左右方向)に貫通する断面円形の取付孔2が開口させられている。ここで、インサート本体1はこの取付孔2の中心線Oに関して180°回転対称形状とされるとともに、この中心線Oと上記菱形面の鋭角をなす角部の二等分線とを含んで上記厚さ方向に延びる平面Pに関して対称形状とされ、かつこの中心線Oに直交して上記厚さ方向にインサート本体1の中央を通る仮想平面に対しても表裏反転対称形状とされている。
そして、このインサート本体1の上記表裏一対の菱形面の辺稜部には切刃3が形成されていて、この切刃3に連なる上記菱形面の内側部分はすくい面4とされるとともにこれらの菱形面の周りのインサート本体1の周面は逃げ面5とされ、また切刃3のうち表裏の各菱形面のそれぞれ鋭角をなす角部の突端はコーナ刃6とされている。なお、このインサート本体1の上記周面はその全周に亙って上記仮想平面に直交して上記厚さ方向に延び、かつ両菱形面の各角部に連なる部分以外は該厚さ方向に沿った平坦面とされていて、これにより本実施形態の切削インサートはコーナ刃6も含めた切刃3に逃げ角の付されないネガティブインサートの構成とされている。
ここで、このコーナ刃6は、上記中心線O方向から見た平面視に図2に示すように、上記二等分線を含む平面P上に中心を有して上記菱形面の鋭角角部に交差する一対の辺稜部に滑らかに接する円弧状をなすように形成されるとともに、上記厚さ方向においては、上記一対の菱形面にそれぞれ形成される各一対のコーナ刃6同士が、該厚さ方向に直交する1の平面上に位置するように形成されている。これは、各菱形面の鈍角をなす角部においても同様である。また、各菱形面においてこれらの角部の間の部分に延びる切刃3は、上記平面視には直線上で、上記逃げ面5とされる周面に対向する側面視には図3に示すように交互に凹凸する円弧とその間を滑らかに結ぶ直線とにより構成された波形形状とされており、その両端は、該側面視に上記1の平面に沿って直線状に延びる上記コーナ刃6や鈍角角部の切刃3に鈍角に交差させられるとともに、この波形をなす切刃3の山部の頂点は該1の平面上に位置するようにされている。
さらに、上記コーナ刃6も含む切刃3のすくい面4内側には、上記菱形面の辺稜部の略全周に亙って、該切刃3から上記厚さ方向に略垂直またはすくい面4の内側に向かうに従い僅かに厚さ方向に後退するように延びるランド部7が形成されるとともに、このランド部7から内側に向けては、より大きな角度で上記厚さ方向に漸次後退する下降傾斜面8が形成される一方、この下降傾斜面8の反対側には逆に上記厚さ方向に隆起するように凸状をなすチップブレーカ9が形成されている。このチップブレーカ9は、本実施形態においては、上記平面視において概ね上記菱形面の各角部と辺稜部のうち切刃3がなす上記波形形状の1波おきの山部の頂点とに向けて突き出す部分と、これらの部分の間において切刃4に対し凹む部分とが交互に配列されるように、また上記取付孔2の周りを取り囲むように形成されたものであって、上記厚さ方向には上記コーナ刃6や切刃3の上記鈍角角部および上記波形の山部頂点が位置する上記1の平面よりも一段高い位置にまで突出させられて、その上端面10はチップブレーカ9の全体に亙って上記厚さ方向に垂直な平坦面とされている。
また、上記切刃3から延びる下降傾斜面8の内側には、このチップブレーカ9のうち平面視において上記切刃3がなす波形の1波おきの山部に向けて突き出した部分の間の部分にも、それぞれ上記厚さ方向に隆起するチップブレーカ11が形成されている。これらのチップブレーカ11は、上記チップブレーカ9との間に谷部をなすようにその表面が凸球面あるいは凸円錐面等の凸曲面状に形成されたものであり、これらチップブレーカ9,11の間の上記谷部は、図1および図2に示されるように概ね切刃3が側面視になす上記波形の谷底部に向けて延びるようにされている。さらにまた、これらのチップブレーカ11の上記厚さ方向における突端は、該厚さ方向に垂直な平坦面によって切り欠かれた形状とされており、こうして切り欠かれた突端面は円形をなしてチップブレーカ9の上記上端面10と上記厚さ方向に等しい高さとされている。
さらに、図5および図6に示すように、上記チップブレーカ9のうち平面視にコーナ刃6に向けて突き出した部分のすくい面4上には、上記二等分線に沿ってこのチップブレーカ9と上記下降傾斜面8との間に、上記厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦面12が形成されるとともに、この平坦面12のすくい面4内側に位置する上記チップブレーカ9のコーナ刃6側を向くブレーカ壁13は、該平坦面12との境界Qからすくい面4の内側に向かうに従い上記厚さ方向において上述のようにコーナ刃6の高さを越えるように漸次隆起して上記上端面10に達する傾斜面とされている。ここで、このブレーカ壁13は、少なくとも上記コーナ刃6の先端側を向く上記二等分線に沿ったその中央部分が、上記平面P上に中心軸を有する凸円筒面状または凸円錐面状とされるとともに、この中央部分の両側方部分は該中央部分に滑らかに連なり、上記中心軸側に向かうに従い漸次隆起する傾斜平面状とされている。
そして、本実施形態では図6に示すように、上記角部の二等分線に沿って上記厚さ方向に延びる断面、すなわち上記平面Pに沿った断面において、この厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から上記境界Qまでの距離Aが0.7mm〜0.9mmの範囲とされ、また該厚さ方向におけるコーナ刃6から平坦面12までの後退量Bは0.07mm〜0.11mmの範囲とされ、さらに上記厚さ方向におけるこの平坦面12からチップブレーカ9の上端面10までの高さD、すなわちブレーカ壁13の平坦面12からの隆起高さは0.25mm〜0.3mmの範囲とされている。また、本実施形態ではこのブレーカ壁13は、上述のような凸円筒面状または凸円錐面状をなしていることから、上記断面において該ブレーカ壁13が上記厚さ方向に垂直な方向に対してなす傾斜角βは一定の大きさとされ、この傾斜角βは25°〜30°の範囲とされている。
なお、上記下降傾斜面8のうち、コーナ刃6の内側において上記ランド部7から平坦面12に至る部分は、本実施形態では平面視に扇形を呈する概略凹円錐面状をなすようにしてすくい面4の内側に向かうに従い上記厚さ方向に漸次後退するように形成されており、従って上記平面Pに沿った断面におけるこの下降傾斜面8の上記厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角αも略一定の角度となるようにされ、この傾斜角αは本実施形態では10°〜15°の範囲とされている。従って、該断面において上記厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から下降傾斜面8と平坦面12との境界Rまでの距離Cは、概ね0.5mm〜0.8mmの範囲とされる。
また、このコーナ刃6に向けて突き出した部分以外の部分においても、チップブレーカ9のブレーカ壁は、図4および図8に示すように上記平面視に切刃3に直交する断面や図7に示すように菱形面の鈍角角部の二等分線に沿った断面において、すくい面4の内側に向かうに従い略一定の傾斜角で漸次隆起して上記上端面10に達するようにされている。さらに、このチップブレーカ9の上端面10のうち上記取付孔2の開口部周辺部分は、上記厚さ方向に僅かに一段凹んだ上記厚さ方向に垂直な概略平坦面とされている。
このように構成された切削インサートは、インサート着脱式バイト等の工具ホルダの取付座に着座させられた上で、上記取付孔2に挿通されるクランプピン等のクランプ手段によってこの工具ホルダに着脱可能に取り付けられて保持され、例えば上述したような冷間圧延鋼板や熱間圧延鋼板等の鉄板材、軟鋼などのような軟質な被削材や鉛フリー鋼材等の切削(旋削)において、切刃3のうち特に上記コーナ刃6により、粗加工よりは切込みが小さく、また仕上げ加工よりは切込みの大きい中仕上げ加工を行うのに用いられる。なお、インサート本体1の一方の菱形面のコーナ刃6を使用する際には、他方の菱形面のチップブレーカ9の上端面10およびチップブレーカ11の上記突端面が、上記工具ホルダの取付座における平坦な底面に密着するようになされている。
そして、上記構成の切削インサートでは、このコーナ刃6に連なるすくい面4の内側に形成されたチップブレーカ9において、上記平面Pに沿った断面におけるコーナ刃6から平坦面12とブレーカ壁13との境界Qまでの距離Aが0.7mm〜0.9mmの範囲とされるとともに、コーナ刃6から平坦面12までの厚さ方向における後退量が0.07mm〜0.11mmの範囲とされ、また平坦面12からチップブレーカ9の上端面10までのブレーカ壁13の高さDが0.25mm〜0.3mmの範囲とされるとともに、すくい面4の内側に向けて漸次隆起するこのブレーカ壁13の上記厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角βが25°〜 30°の範囲の一定の角度とされているので、上述のような軟質の被削材等における中仕上げ加工においても、切屑の良好かつ安定した処理を図ることが可能となる。
すなわち、上記コーナ刃6によって生成された切屑は、上記下降傾斜面8に沿ってすくい面4の内側に向かうに従い上記厚さ方向に後退するように下向きに案内されて上記平坦面12に達し、この平坦面12に接触して厚さ方向に垂直な方向に延びた後、該平坦面12のさらにすくい面4内側に位置するチップブレーカ9のブレーカ壁13に接触し、上向きに向きを変えて排出される。そして、これら平坦面12やブレーカ壁13、あるいは上記下降傾斜面8にも接触しながら延びることにより、切屑は摺接抵抗を受けてカールさせられるとともに適当な長さで分断されて処理されることとなる。
しかして、このとき上記構成の切削インサートにおいては、まずコーナ刃6から上記平坦面12とブレーカ壁13との境界Qまでの上記厚さ方向に垂直な方向の距離Aが0.7mm〜0.9mmの範囲とされるとともに、コーナ刃6から平坦面12までの後退量Bすなわち深さが0.07mm〜0.11mmの範囲とされており、コーナ刃6からブレーカ壁13に接触するまでの間に延びる切屑が下降傾斜面8および平坦面12に接触して抵抗を受けるのに必要十分な長さと深さとが確保されているので、中仕上げ加工で生成される粗加工よりは薄目の、しかしながら仕上げ加工よりは厚く、しかも上述のような軟質被削材等から生成された延び気味となりやすい切屑に対して、これを確実に一定径のコイル状にカールさせることが可能な巻き癖をつけることができる。
ここで、この距離Aが0.7mmよりも小さいと、コーナ刃6に対してチップブレーカ9のブレーカ壁13が接近しすぎ、生成された切屑が下降傾斜面8や特に平坦面12に摺接することなくそのまま直ぐにブレーカ壁13に接触してしまうために切削抵抗が大きくなり、さらに切屑がブレーカ壁13を乗り越えて流出してしまうことから、上述のような処理しやすい一定径のコイル状ではなく、直線状に捩れた切屑が排出されることとなる。その一方で、逆に上記距離Aが0.9mmよりも大きく、すなわちコーナ刃6からブレーカ壁13までが離れすぎていると、生成された切屑がある程度延びきった後にブレーカ壁13の接触するため、このブレーカ壁13から十分な抵抗を受けることがなくなり、不安定なカール形態となって延び気味の切屑が排出されることとなる。
また、コーナ刃6から平坦面12までの後退量Bが0.07mmを下回るほど小さいと、コーナ刃6から下降傾斜面8に沿って流れた切屑が直ぐに平坦面12と接触することとなって切屑が詰まり気味となり、やはり切削抵抗の増大を招くこととなる。一方、これとは逆に上記後退量Bが0.11mmを上回るほど大きく、すなわちコーナ刃6から平坦面12までの深さが深すぎると、切屑は平坦面12に接触することなくブレーカ壁13に接触してこのブレーカ壁13と下降傾斜面8との間に架橋されたような状態となってしまうため、平坦面12から切屑に作用する摺接抵抗が小さくなり、切屑のカール形態が不安定となってしまう。
そして、さらにこのような範囲の距離Aおよび後退量Bの平坦面12によって巻き癖がつけられた切屑は、上述のようにそのすくい面4内側の上記チップブレーカ9におけるブレーカ壁13に接触させられるが、上記構成の切削インサートでは、このチップブレーカ9において、上記平坦面12からその上端面10までの高さDすなわちブレーカ壁13の高さが0.25mm〜0.3mmの範囲とされるとともに、このブレーカ壁13の傾斜角βは25°〜30°の範囲の一定角度とされているので、平坦面12からブレーカ壁13に導かれて接触した上記切屑にさらに一定の長さで必要十分な摺接抵抗を与えて確実に一定径のコイル状に切屑をカールさせ、分断して処理することが可能となる。
すなわち、上記高さDが0.25mmを下回るほどこのブレーカ壁13が低いと、接触した切屑が十分に摺接抵抗を受けないうちにブレーカ壁13から離れてしまうため、切屑は確実にカールされずに形態が不安定となってしまう。また、逆にこの高さDが0.3mmを上回るほどブレーカ壁13が高いと、切屑が必要以上にブレーカ壁13に接触して摺接抵抗を受けるため、切屑は分断されても切削抵抗の増大を招き、さらにはびびり振動を生じたりして加工精度を損なう結果となる。
これは、ブレーカ壁13の傾斜角βについても同様であり、すなわちこの傾斜角βが25°よりも小さくてブレーカ壁13の傾斜が緩やかすぎると、切屑が接触しても十分な抵抗を与えることができなくなって、カールの形態が不安定となる。また、傾斜角βが一定ではなく、すなわち上記断面においてブレーカ壁13が直線状を呈さずに、例えば凸曲線状をなすような面(凸曲面)である場合にも、切屑が点当たりとなるためにそのカール形態が不安定となることが避けられない。一方、これとは逆にブレーカ壁13の傾斜角βが30°よりも大きくて急勾配で隆起していると、接触した切屑も急激に向きを変えるようにカールさせられるため切削抵抗が増加し、びびり振動を生じてやはり加工精度を損なうことになる。
従って、上記構成の切削インサートによれば、上記距離A,Bおよび高さDと傾斜角βとをそれぞれ上述の範囲に設定することにより、たとえ上記軟質な被削材等の中仕上げ加工においても、確実かつ安定的に切屑を一定の径のコイル状にカールさせて良好に処理することができ、切削抵抗の増大を防いでびびり振動等による加工精度の劣化を防ぐ一方で、長く延びた切屑が被削材や工具ホルダに絡まって切削作業を中断させたり、その除去のために作業者に余計な労力を強いたり、あるいはコーナ刃6と被削材の間に噛み込まれて切刃3の欠損を招いたりするような事態が生じるのを、未然に防止することが可能となる。そして、このように良好な切屑処理性が得られることにより、中仕上げとはいえ高精度の切削加工を、長期に亙って安定して効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、上記下降傾斜面8も、上記平面Pに沿った断面において10°〜15°の範囲の一定の傾斜角αで傾斜するようにされており、従ってコーナ刃6の刃先強度は十分に確保しつつ上述のような軟質被削材等に対しても鋭い切れ味で切削を行うことができ、そしてこの下降傾斜面8に沿って生成される切屑にある程度の抵抗を与えて、その後の平坦面12やブレーカ壁13との接触によるカールをより確実に促すことが可能となる。すなわち、この傾斜角αが10°を下回るほど小さいとコーナ刃6の刃先角が大きくなって切れ味が鈍り、特に軟質な被削材等に対しては切削抵抗の増大を招くおそれがある一方、逆にこの傾斜角αが15°を上回るほど大きいと刃先角は小さくなり、コーナ刃6の欠損等を招くおそれがある。
さらに、こうして傾斜角αが設定されることと、上述のようにコーナ刃6から平坦面12とブレーカ壁13との境界Qまでの距離Bが設定されることとにより、上記断面において上記厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から上記下降傾斜面8と平坦面12との境界Rまでの距離Cも、上述のように略0.5mm〜0.8mmの範囲とされるので、上記平坦面12によって必要以上に大きくなりすぎない範囲で切屑により確実に摺接抵抗を与えることができる。すなわち、この距離Cが小さすぎると切屑は必要以上に長く平坦面12上を摺接することとなって抵抗の増大を招くおいそれがある一方、逆にこの距離Cが長すぎると切屑は平坦面12から十分な摺接抵抗を受けることができなくなって、ブレーカ壁13に接触してもカール形態が不安定となったりするおそれがある。
以下、本発明のより具体的な実施例を挙げて、その効果について説明する。本実施例ではまず、上記実施形態に基づいて距離Aが0.7mm〜0.9mmの間で大きさの異なる3種の切削インサートを製造し、上述のような軟質な被削材等の中仕上げ加工を所定の送り量で行ってその際の切屑処理状況を評価した。また、これに対する比較例として、距離Aが上記範囲外であること以外は、他の後退量Bや距離Cや高さD、傾斜角α、βが実施例と同じとされた2種の切削インサートにより、同様の切削条件で切削を行って切屑処理状況を評価した。これらを実施例1〜3および比較例1、2として、距離A、B、高さDおよび傾斜角βと評価の結果とともに表1に示す。なお、この表1に示したものも含めて、以下の実施例および比較例では、使用した切削インサートのJIS B 4120における呼び記号はCNMG120408、上記断面におけるランド部7の幅は0.1mm、下降傾斜面8の傾斜角αは10°、距離Cは0.68mmであり、被削材はJIS G 3141において規定されるSPCC材(一般用冷間圧延鋼板)、湿式切削で、切削速度は300m/min、切込み0.5mm、送り量は0.25mm−1であった。
Figure 2006110667
この表1の結果より、距離Aが0.6mmと小さくされた比較例1の切削インサートでは、切屑がブレーカ壁13を乗り越えてしまい、直線状に捩れて長く延びた切屑が生成された。また、切屑の色が若干黒く変色していたことから、必要以上の切削抵抗コーナ刃6の刃先に負荷されていたと推測される。他方、距離Aが1.0mmと大きくされた比較例2では、ブレーカ壁13がコーナ刃6から離れているため、切屑が接触しても受ける摺接抵抗が小さく、切屑のカール形態は不安定であった。これらに対して、距離Aが0.7mm〜0.9mmの範囲とされた実施例1〜3の切削インサートでは、一定の径でカールした切屑が安定的に生成されては短く分断されて排出されており、被削材や工具ホルダに切屑が絡んだり被削材とコーナ刃6との間に噛み込まれたりすることなく良好に処理することができた。
次に、上記実施形態に基づいて後退量Bが0.07mm〜0.11mmの間で大きさの異なる3種の切削インサート(実施例4〜6)と、後退量Bがこの範囲外である2種の切削インサート(比較例3、4)とを製造して上記被削材の中仕上げ加工を行い、その際の切屑処理状況を評価した。この結果を、他の距離Aや高さD、傾斜角βとともに表2に示す。
Figure 2006110667
この表2の結果より、後退量Bが0.05mmと小さくされた比較例3では、切屑がコーナ刃6とブレーカ壁13との間で詰まりを生じ、切削抵抗の増大を招くことになった。また、これとは逆に後退量Bが0.13mmと大きくされた比較例4では、切屑が平坦面12と接触することがなく、このためブレーカ壁13に接触してもカール形態が不安定となって短く分断されることがなかった。これらに対して、後退量Bが0.07mm〜0.11mmの範囲とされた実施例4〜6では、切屑が詰まりを生じたりすることなく平坦面12にも確実に接触してブレーカ壁13に導かれ、一定の径でカールした安定的な切屑が生成されては短く分断されて、良好に処理することができた。
さらに、上記実施形態に基づいてブレーカ壁13の上記高さDを0.25mmおよび0.3mmとした2種の切削インサート(実施例7、8)と、高さDがこの範囲外である2種の切削インサート(比較例5、6)とを製造して中仕上げ加工を行い、その際の切屑処理状況を評価した。この結果を、他の距離A、後退量Bや傾斜角βとともに表3に示す。
Figure 2006110667
表3の結果より、高さDが0.2mmとされた比較例5では、切屑はブレーカ壁13に接触することが少なく、十分に抵抗を与えられることなくブレーカ壁13を乗り越えていったため、延び気味の切屑が排出されて安定したカール形態は得られなかった。逆に、高さDが0.35mmと大きくされた比較例6では、切屑はブレーカ壁13ににより抵抗を受けて分断されはしたものの、必要以上にブレーカ壁13に接触していたために切削抵抗が大きくなり、切削用インサートを保持する工具ホルダにびびり振動を生じたために切削速度や送り量を低くせざるを得ず、また所望の精度の加工面を得ることもできなかった。これらに対し、高さDが0.25mm〜0.3mmの範囲とされた実施例7、8では、切削速度や送り量が上記のままでも切削抵抗の増大やこれに伴うびびり振動等も生じることなく、一定の径でカールした安定的な切屑が生成されて短く分断処理され、また加工面精度も中仕上げとして所望の精度を得ることができた。
最後に、やはり上記実施形態に基づいて上記傾斜角βを25°および30°とした切削インサート(実施例9、10)と、25°〜30°の範囲外の20°および35°とした切削インサート(比較例7、8)とで、軟質被削材の中仕上げ加工を行い、その際の切屑処理状況を評価した。この結果を表5に示す。
Figure 2006110667
この表4の結果より、傾斜角βが20°と緩やかにされた比較例7の切削インサートでは、切屑がブレーカ壁13に接触しても十分な抵抗を与えることができず、カール形態が不安定で延びた切屑が排出された一方、傾斜角βが35°と急傾斜とされた比較例8の切削インサートでは、切屑がブレーカ壁13から受ける抵抗が大きくなりすぎ、その反作用で切削インサートおよび工具ホルダに作用する切削抵抗も増大したため、切屑分断はされたものの比較例6と同様にびびり振動を生じる結果となった。これらに対し、傾斜角βが25°〜30°の範囲とされた実施例9、10の切削インサートでは、切屑に適正な抵抗が与えられて、徒に切削抵抗の増大を招くことなく、しかしながら一定の径で安定してカールした切屑が生成され、短く分断されて良好に処理することができた。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態を中心線Oに沿って見た平面図である。 図1に示す実施形態を中心線Oに垂直に周面側から見た側面図である。 図2におけるGG断面図である。 図1に示す実施形態のコーナ刃6周辺を示す拡大斜視図である。 図2におけるHH断面図である。 図2におけるJJ断面図である。 図2におけるKK断面図である。
符号の説明
1 インサート本体
3 切刃
4 すくい面
5 逃げ面
6 コーナ刃
8 下降傾斜面
9,11 チップブレーカ
10 チップブレーカ9の上端面
12 平坦面
13 ブレーカ壁
O インサート本体1の中心線
P インサート本体1のコーナ刃6が形成される角部の二等分線に沿って厚さ方向に延びる平面
Q 平面Pによる断面における平坦面12とブレーカ壁13との境界
R 平面Pによる断面における下降傾斜面8と平坦面12との境界
A 平面Pによる断面において、インサート本体1の厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から境界Qまでの距離
B 平面Pによる断面において、インサート本体1の厚さ方向におけるコーナ刃6から平坦面12までの後退量
C 平面Pによる断面において、インサート本体1の厚さ方向に垂直な方向におけるコーナ刃6から境界Rまでの距離
D 平面Pによる断面において、インサート本体1の厚さ方向における平坦面12からチップブレーカ9の上端面10までの高さ
α 平面Pによる断面における下降傾斜面8のインサート本体1の厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角
β 平面Pによる断面におけるブレーカ壁13のインサート本体1の厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角

Claims (1)

  1. 多角形平板状のインサート本体の多角形面の角部に、この角部の突端にコーナ刃を有するすくい面が形成され、このすくい面には、上記角部の二等分線に沿って上記コーナ刃側から該すくい面の内側に向けて順に、このすくい面の内側に向かうに従い上記インサート本体の厚さ方向に漸次後退する下降傾斜面と、上記厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦面と、この平坦面から上記厚さ方向において上記コーナ刃の高さを越えるように漸次隆起するブレーカ壁とこのブレーカ壁の上端から上記厚さ方向に垂直な方向に延びる平坦な上端面とを備えたチップブレーカとが形成されており、
    上記二等分線に沿った上記厚さ方向に延びる断面において、
    上記厚さ方向に垂直な方向における上記コーナ刃から上記平坦面と上記チップブレーカのブレーカ壁との境界までの距離が0.7mm〜0.9mmの範囲とされ、
    該厚さ方向における上記コーナ刃からの上記平坦面までの後退量が0.07mm〜0.11mmの範囲とされ、
    上記厚さ方向における上記平坦面から上記チップブレーカの上端面までの高さが0.25mm〜0.3mmの範囲とされ、
    上記チップブレーカのブレーカ壁の上記厚さ方向に垂直な方向に対する傾斜角が25°〜30°の範囲の一定の傾斜角とされていることを特徴とする切削インサート。
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