JP2010146380A - ソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路 - Google Patents

ソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の勾配電圧を独立して生成することができ、1つの勾配電圧の勾配が急峻になっても、急峻でない勾配を持つソフトスタート電圧を得ることができるソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路を得る。
【解決手段】第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が正常に取り付けられた場合は、勾配電圧VS1〜VSnの内で最小電圧である勾配電圧VS1に追従する第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が取り外された状態になった場合は、勾配電圧VS2〜VSnの内の最小電圧に追従する第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2以上になると、コンデンサC1の取り付け状態に関係なく、第1基準電圧VREF1をソフトスタート電圧VSSとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、起動時における負荷への出力電流が過大になることを防止することが必要な電源回路に使用するソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路に関するものであり、特に、異常状態の検出を行い、該異常状態を検出してから遅延時間後に機能停止をすることが必要な電源回路に応用可能な技術に関するものである。
従来、集積回路外に設けられたコンデンサの容量を変更することによりソフトスタート電圧の勾配を調整することは、集積回路をなす電源回路の業界で広く知られていた。集積回路内に設けられたコンデンサは非常に大きな占有面積を必要とするため、コンデンサの容量を大きくしてソフトスタート電圧の勾配を緩やかにすることは非現実的であり、通常、このようなコンデンサは集積回路外に設けられるようにせざるを得なかった。
そこで、1つの勾配電圧を生成し、該勾配電圧に追従する電圧をソフトスタート電圧として出力するソフトスタート回路において、集積回路外に設けたコンデンサに電流源から電荷を充放電して得られる充放電電圧として前記勾配電圧を生成し、該勾配電圧に追従した電圧をソフトスタート電圧とする際、集積回路外に設けたコンデンサの容量を変更することでソフトスタート電圧の勾配を調整することができるようにした第1の方法があった。
また、第2の方法として、集積回路内に設けたコンデンサに電流源から電荷を充放電して得られる充放電電圧として前記勾配電圧を生成し、該勾配電圧に追従した電圧をソフトスタート電圧とする際、前記コンデンサに電荷を供給する電流源の電流を小さくすることで、集積回路内に設けたコンデンサの容量を大きくすることなくソフトスタート電圧の勾配を緩やかにする方法があった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−43862号公報
しかし、前記第1の方法では、ソフトスタート電圧をいかなる勾配に調整する場合においても、集積回路外にコンデンサを設ける必要があり、製造不具合等によって該コンデンサの接続が遮断されると、前記ソフトスタート電圧は急峻な勾配になり、前記集積回路をなす電源回路に接続された負荷に大電流が流れて該負荷に不具合が発生する場合があった。
また、前記第2の方法では、集積回路外にコンデンサを設ける必要がないため、外付けの部品点数を削減することができるが、集積回路外にコンデンサを設けないため、ソフトスタート電圧の勾配を調整することができなかった。
前記第1及び第2の各方法を組み合わせ、集積回路内に設けたコンデンサと並列に接続されたコンデンサを該集積回路外に設けることにより、該集積回路外に設けられたコンデンサの容量を大きくしてソフトスタート電圧の勾配をより緩やかに調整することができ、前記集積回路外に設けたコンデンサを取り外してもソフトスタート電圧の勾配を急峻にさせないようにすることが可能である。
しかし、このようにした場合、前記集積回路内に設けたコンデンサの容量を大きくすることなく該コンデンサに流し込む電流を小さくする構成にしたことから、ソフトスタート回路の出力インピーダンスが大きくなり、前記集積回路外に設けたコンデンサを接続するように配線を延長すると、該ソフトスタート回路から出力されたソフトスタート電圧がノイズの影響を受けやすくなるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、設定された勾配をなす複数の勾配電圧を生成し、該各勾配電圧の内、最も勾配の大きい電圧よりも勾配の小さい電圧を生成するようにしたことから、複数の勾配電圧を独立して生成することができ、1つの勾配電圧の勾配が急峻になっても、出力インピーダンスが大きい配線を延長することなく、急峻でない勾配を持つソフトスタート電圧を得ることができるソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路を得ることを目的とする。
この発明に係るソフトスタート回路は、起動時に、設定された勾配を有する電圧をなすソフトスタート電圧を生成して出力するソフトスタート回路において、
前記起動時に、設定された勾配で電圧が変化する複数の勾配電圧を生成して出力する勾配電圧生成回路部と、
該勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第1電圧を生成して出力する第1電圧変換回路部と、
前記勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第2電圧を生成して出力する第2電圧変換回路部と、
前記第2電圧と所定の第2基準電圧との電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記第1電圧又は所定の第1基準電圧のいずれか一方を前記ソフトスタート電圧として排他的に出力する選択回路部と、
を備えるものである。
具体的には、前記選択回路部は、前記第2電圧が前記第2基準電圧に達するまでは、前記第1電圧を前記ソフトスタート電圧として出力するようにした。
また、前記選択回路部は、前記第2電圧が前記第2基準電圧に達すると、前記第1基準電圧を前記ソフトスタート電圧として出力するようにした。
また、この発明に係るソフトスタート回路は、起動時に、設定された勾配を有する電圧をなすソフトスタート電圧を生成して出力するソフトスタート回路において、
前記起動時に、設定された勾配で電圧が変化する複数の勾配電圧を生成して出力する勾配電圧生成回路部と、
該勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第1電圧を生成して出力する電圧変換回路部と、
前記第1電圧と所定の第1基準電圧との電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記第1電圧又は前記第1基準電圧のいずれか一方を前記ソフトスタート電圧として排他的に出力する選択回路部と、
を備えるものである。
具体的には、前記選択回路部は、前記第1電圧が前記第1基準電圧に達するまでは、前記第1電圧を前記ソフトスタート電圧として出力するようにした。
また、前記選択回路部は、前記第1電圧が前記第1基準電圧に達すると、前記第1基準電圧を前記ソフトスタート電圧として出力するようにした。
具体的には、前記勾配電圧生成回路部は、
複数の電流源と、
該各電流源で生成された電流が対応して流れる各コンデンサと、
を備え、
前記各コンデンサの端子電圧が前記各勾配電圧をなすようにした。
また、前記各コンデンサの少なくとも1つを除く各回路は、集積回路に集積されるようにした。
また、この発明に係る電源回路は、入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する電源回路において、
制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、前記出力電圧の制御を行う出力トランジスタと、
前記請求項1から請求項9のいずれかに記載のソフトスタート回路と、
前記出力電圧に比例した帰還電圧が該ソフトスタート回路から出力された電圧になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
を備えるものである。
また、前記ソフトスタート回路の前記各コンデンサの少なくとも1つを除く各回路は、集積回路に集積されるようにした。
本発明のソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路によれば、複数の勾配電圧を生成し、該各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも勾配の小さい電圧を生成してソフトスタート電圧として出力するようにしたことから、1つの勾配電圧と他の1つの勾配電圧を独立して生成することができ、1つの勾配電圧の勾配が急峻になったり一定電圧になっても、出力インピーダンスを大きくすることなく、急峻でない勾配を持つソフトスタート電圧を得ることができる。
また、複数の勾配電圧を生成するようにしたことから、出力インピーダンスの小さい勾配電圧と出力インピーダンスの大きい勾配電圧をそれぞれ独立させることができる。
また、選択回路部が比較を行う電圧と切り替えを行う電圧とが異なるため、ソフトスタート電圧が所定の基準電圧と同電圧に達した後に、ソフトスタート電圧を第1電圧から第1基準電圧に切り替えることができ、回路遅延によってソフトスタート電圧に切り替え歪が生じることを防止できる。
また、選択回路部が比較を行う電圧と切り替えを行う電圧が同一になるようにしたことから、電圧変換回路部と基準電圧を生成する回路の縮小を図ることができる。
また、対応する電流源で生成された電流が流れる各コンデンサの端子電圧である勾配電圧を複数生成するようにしたことから、1つの勾配電圧を得るためのコンデンサを取り外して該勾配電圧の勾配が急峻になっても、勾配の緩やかな他の勾配電圧に追従したソフトスタート電圧を得ることができる。
また、1つ以上の勾配電圧を生成するコンデンサを集積回路外に設けることができると共に、その他の勾配電圧を生成するコンデンサと電流源を集積回路内に設けることができるため、集積回路外の部品で決定される勾配電圧と、集積回路内の素子で決定される勾配電圧のいずれか勾配の緩やかな勾配電圧に追従したソフトスタート電圧を得ることができ、電源回路に使用した場合、起動時における負荷への大電流を防止することができる。
また、本発明のソフトスタート回路を備えた電源回路では、勾配電圧を得るための集積回路外のコンデンサを取り付けなければ集積回路内の電流源と集積回路内のコンデンサで生成する勾配電圧に追従した出力電圧が得られ、勾配電圧を得るための集積回路外のコンデンサを取り付ければ集積回路内の電流源と集積回路内のコンデンサで生成する勾配電圧よりも緩やかな勾配に調整することができる勾配電圧に追従した出力電圧を得ることができ、集積回路外のコンデンサを取り付けなければソフトスタート回路のすべてを集積回路内に設けることができるため、ソフトスタート回路の外付け部品点数が削減可能な集積回路からなる電源回路と、起動時における出力電圧の勾配をソフトスタート回路の外付けコンデンサで調整することができる集積回路からなる電源回路を、1つの集積回路内に両立して得ることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。
図1において、ソフトスタート回路1は、複数の勾配電圧VS1〜VSn(nは、n>1の整数)を生成して出力する勾配電圧生成回路2と、勾配電圧VS1〜VSnの電圧変換を行う第1電圧変換回路3と、勾配電圧VS1〜VSnの電圧変換を行う第2電圧変換回路4と、セレクタ回路5とを備えている。なお、勾配電圧生成回路2は勾配電圧生成回路部を、第1電圧変換回路3は第1電圧変換回路部を、第2電圧変換回路4は第2電圧変換回路部を、セレクタ回路5は選択回路部をそれぞれなす。
勾配電圧生成回路2は、NMOSトランジスタMA1〜MAn、電流源I1〜In及びコンデンサC1〜Cnで構成されており、第1電圧変換回路3は、NMOSトランジスタMB1〜MBn及び抵抗R1で構成され、第2電圧変換回路4は、NMOSトランジスタMC1〜MCn及び抵抗R2で構成されている。また、セレクタ回路5は、電圧比較回路11及び切替回路12で構成され、切替回路12は、インバータ13及びNMOSトランジスタM1,M2で構成されている。
勾配電圧生成回路2において、電源電圧VDDとNMOSトランジスタMAk(k=1〜n)のドレインとの間には電流源Ikが接続され、NMOSトランジスタMAkのソースと接地電圧との間にコンデンサCkが接続されている。NMOSトランジスタMAkにおいて、ゲートはドレインに接続され、該接続部から勾配電圧VSkが出力される。
次に、第1電圧変換回路3において、所定の第1基準電圧VREF1と抵抗R1の一端との間にはNMOSトランジスタMB1〜MBnが直列に接続され、抵抗R1の他端は接地電圧に接続されている。NMOSトランジスタMBkのゲートには勾配電圧VSkが対応して入力されており、NMOSトランジスタMBnと抵抗R1との接続部から第1電圧V1が出力される。
同様に、第2電圧変換回路4において、所定の第3基準電圧VREF3と抵抗R2の一端との間にはNMOSトランジスタMC1〜MCnが直列に接続され、抵抗R2の他端は接地電圧に接続されている。NMOSトランジスタMCkのゲートには勾配電圧VSkが対応して入力されており、NMOSトランジスタMCnと抵抗R2との接続部から第2電圧V2が出力される。
次に、セレクタ回路5において、電圧比較回路11の非反転入力端には第2電圧V2が、電圧比較回路11の反転入力端には所定の第2基準電圧VREF2がそれぞれ入力されており、電圧比較回路11の出力端はNMOSトランジスタM2のゲートに接続されると共にインバータ13を介してNMOSトランジスタM1のゲートに接続されている。第1電圧V1と第1基準電圧VREF1との間には、NMOSトランジスタM1及びM2が直列に接続され、NMOSトランジスタM1とNMOSトランジスタM2との接続部からソフトスタート電圧VSSが出力される。
このような構成において、勾配電圧VS2〜VSnは、コンデンサC1に電流源I1から電荷を供給して得られる充電電圧よりも勾配が急峻になるように設定されている。勾配電圧VS1は、コンデンサC1を取り外した場合、勾配を持たない又は極めて急峻な勾配を持つ勾配電圧になる。
第1電圧変換回路3は、入力された勾配電圧VS1〜VSnの内、最も小さい電圧に追従する第1電圧V1を生成して出力し、第1電圧V1の上限値は第1基準電圧VREF1になる。第2電圧変換回路4は、入力された勾配電圧VS1〜VSnの内、最も小さい電圧に追従する第2電圧V2を生成して出力し、第2電圧V2の上限値は第3基準電圧VREF3になる。
第3基準電圧VREF3は第2基準電圧VREF2よりも大きく、第2基準電圧VREF2は第1基準電圧VREF1よりも大きくなるように各電圧値が設定されている。
第1電圧変換回路3及び第2電圧変換回路4は、最小値回路を得る手段として多段ソースフォロア回路を使用しており、第1電圧変換回路3は、入力された勾配電圧VS1〜VSnの内の最小電圧からNMOSトランジスタのしきい値Vthを差し引いた第1電圧V1を生成して出力し、同様に、第2電圧変換回路4は、入力された勾配電圧VS1〜VSnの内の最小電圧からNMOSトランジスタのしきい値Vthを差し引いた第2電圧V2を生成して出力する。
セレクタ回路5では、電圧比較回路11によって第2電圧V2と第2基準電圧VREF2との電圧比較が行われ、電圧比較回路11は、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満である場合は、ローレベルの信号を出力し、NMOSトランジスタM1がオンして導通状態になると共にNMOSトランジスタM2がオフして遮断状態になり、切替回路12は、第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力する。また、電圧比較回路11は、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2以上になった場合は、ハイレベルの信号を出力し、NMOSトランジスタM1がオフして遮断状態になると共にNMOSトランジスタM2がオンして導通状態になり、切替回路12は、第1基準電圧VREF1をソフトスタート電圧VSSとして出力する。
このようなことから、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が正常に取り付けられた場合は、勾配電圧VS1〜VSnの内で最小電圧である勾配電圧VS1に追従する第1電圧V1がソフトスタート電圧VSSとして出力される。また、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が取り外された状態になった場合は、勾配電圧VS2〜VSnの内の最小電圧に追従する第1電圧V1がソフトスタート電圧VSSとして出力される。
また、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2以上になった場合は、コンデンサC1の取り付け状態に関係なく、第1基準電圧VREF1がソフトスタート電圧VSSとして出力される。
電圧比較回路11に入力される第2電圧V2の上限値は、切替回路12に入力される第1電圧V1の上限値よりも大きく、第2基準電圧VREF2は第1基準電圧VREF1よりも大きいため、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2と等しくなる時刻には、第1電圧V1はすでに上限の第1基準電圧VREF1に達している。このことにより、切替回路12から出力されるソフトスタート電圧VSSが、第1電圧V1から第1基準電圧VREF1に切り替わる際に、ソフトスタート電圧VSSに切り替え歪を生じる懸念がないという利点もある。
ソフトスタート回路1の動作開始時における第1電圧V1又は第2電圧V2の電圧は、勾配電圧VS1〜VSnの電圧よりもNMOSトランジスタのしきい値Vth分だけ小さい値になるため、勾配電圧VS1〜VSnの開始電圧をNMOSトランジスタのしきい値Vthにするか、又は勾配電圧VS1〜VSnをコンデンサC1〜Cnの充電電圧にNMOSトランジスタMA1〜MAnのしきい値Vthを加算した値にしなければ、第1電圧V1又は第2電圧V2の開始電圧は0でなくなる。
図2は、図1のソフトスタート回路1における各電圧の例を示した図である。
本第1の実施の形態では、勾配電圧VS1〜VSnの開始電圧をNMOSトランジスタのしきい値Vthだけ小さい値にすることにより、図2で示しているように、開始電圧が0の第1電圧V1及び第2電圧V2を得ていることが分かる。
ここで、第1電圧V1及び第2電圧V2の開始電圧を0にするために、図1のソフトスタート回路1を図3のようにしてもよい。なお、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、NMOSトランジスタMA1〜MAnをなくし、コンデンサC1〜Cnに、対応する電流源I1〜Inを直接接続するようにしたことにある。このようにすることにより、勾配電圧VS1〜VSnの各開始電圧をそれぞれゼロにすることができ、第1電圧V1及び第2電圧V2の開始電圧を0にすることができる。
次に、図4は、図1のソフトスタート回路1を使用した電源回路の回路例を示した図である。
図4において、電源回路20は、入力端子INに入力された入力電圧VDDを所定の定電圧に降圧し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷30に出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータをなしている。
電源回路20は、入力電圧VDDの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなる出力トランジスタM11と、NMOSトランジスタからなる同期整流用トランジスタM12とを備えている。
更に、電源回路20は、第1基準電圧VREF1、第2基準電圧VREF2及び第3基準電圧VREF3をそれぞれ生成して出力する基準電圧発生回路21と、ソフトスタート回路1と、出力トランジスタM11及び同期整流用トランジスタM12のスイッチング制御を行う制御回路22と、インダクタL1と、出力コンデンサCoとを備えている。なお、電源回路20では、インダクタL1、コンデンサC1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよく、場合によっては、出力トランジスタM11、同期整流用トランジスタM12、インダクタL1、コンデンサC1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
基準電圧発生回路21は、第1基準電圧VREF1、第2基準電圧VREF2及び第3基準電圧VREF3をそれぞれ生成してスロープ電圧生成回路1に出力する。制御回路22は、例えばPWM制御を行う場合、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成し、該帰還電圧Vfbとソフトスタート回路1からの出力電圧VSSとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し、該誤差電圧Veを三角波信号TW等を使用してPWM変調し、出力トランジスタM11と同期整流用トランジスタM12が相反するスイッチング動作を行うように、PWM変調して得られたパルス信号に応じた制御信号PHS及びNLSをそれぞれ生成して出力トランジスタM11及び同期整流用トランジスタM12の各ゲートに対応して出力する。
入力電圧VDDと接地電圧との間に出力トランジスタM11及び同期整流用トランジスタM12が直列に接続され、出力トランジスタM11と同期整流用トランジスタM12との接続部と出力端子OUTとの間にインダクタL1が接続されている。出力電圧Voutと接地電圧との間には出力コンデンサCoが接続され、出力電圧Voutは制御回路22に入力され、更に、制御回路22にはソフトスタート回路1からの出力電圧VSSが入力されている。また、制御回路22は、入力された出力電圧Vout及びVSSに応じて制御信号PHS及びNLSをそれぞれ生成し、出力トランジスタM11及び同期整流用トランジスタM12の各ゲートに対応して出力する。
このような構成において、電源回路20の出力電圧Voutが大きくなると、誤差電圧Veが低下して前記パルス信号のデューティサイクルは小さくなる。この結果、出力トランジスタM11がオンする時間が短くなり、それに応じて同期整流用トランジスタM12がオンする時間が長くなって、電源回路20の出力電圧Voutが低下するように制御される。
また、電源回路20の出力電圧Voutが小さくなると、誤差電圧Veが上昇して前記パルス信号のデューティサイクルは大きくなる。この結果、出力トランジスタM11がオンする時間が長くなり、それに応じて同期整流用トランジスタM12がオンする時間が短くなって、電源回路20の出力電圧Voutが上昇するように制御される。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutを所定の電圧で一定になるように制御する。
なお、図1及び図3では、第1電圧変換回路3及び第2電圧変換回路4が、(n+1)個のNMOSトランジスタと抵抗とを直列に接続して構成したが、抵抗と、(n+1)個のNMOSトランジスタを並列に接続した並列回路とを直列に接続してもよく、このようにした場合、第1電圧変換回路3及び第2電圧変換回路4は、図5のようになる。なお、図5では、図3と同じもの又は同様のものは同じ符号で示しここではその説明を省略する。また、図3の回路構成をなす場合を例にして示しているが、図1の回路構成をなす場合も同様であるのでその説明を省略する。
図5の第1電圧変換回路3において、抵抗R1の一端に第1基準電圧VREF1が入力されており、抵抗R1の他端と接地電圧との間にNMOSトランジスタMB1〜MBnが並列に接続されている。NMOSトランジスタMB1〜MBnの各ゲートには、勾配電圧VS1〜VSnが対応して入力されており、抵抗R1とNMOSトランジスタMB1〜MBnとの接続部から第1電圧V1が出力される。
同様に、第2電圧変換回路4において、抵抗R2の一端に第3基準電圧VREF3が入力されており、抵抗R2の他端と接地電圧との間にNMOSトランジスタMC1〜MCnが並列に接続されている。NMOSトランジスタMC1〜MCnの各ゲートには、勾配電圧VS1〜VSnが対応して入力されており、抵抗R2とNMOSトランジスタMC1〜MCnとの接続部から第2電圧V2が出力される。
図5の第1電圧変換回路3及び第2電圧変換回路4は、勾配電圧VS1〜VSnがゲートに入力される並列に接続されたNMOSトランジスタのオン抵抗と固定抵抗で、第1基準電圧VREF1又は第3基準電圧VREF3を分圧した電圧を第1電圧V1及び第2電圧V2として出力する。ソフトスタート電圧VSSの勾配は並列に接続されたNMOSトランジスタのオン抵抗によって決定されるため、コンデンサC1を取り外して勾配電圧VS1の勾配が急峻になっても、急峻でない勾配を持つ第1電圧V1及び第2電圧V2を生成することができる。なお、入力される勾配電圧VS1〜VSnの勾配の向きは、第1電圧V1又は第2電圧V2の勾配の向きに対して反転するようにしてもよい。
このように、本第1の実施の形態におけるソフトスタート回路は、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が正常に取り付けられた場合は、勾配電圧VS1〜VSnの内で最小電圧である勾配電圧VS1に追従する第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2未満であり、コンデンサC1が取り外された状態になった場合は、勾配電圧VS2〜VSnの内の最小電圧に追従する第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第2電圧V2が第2基準電圧VREF2以上である場合は、コンデンサC1の取り付け状態に関係なく、第1基準電圧VREF1をソフトスタート電圧VSSとして出力するようにした。このようなことから、1つの勾配電圧と他の1つの勾配電圧を独立して生成することができ、1つの勾配電圧の勾配が急峻になっても、急峻でない勾配を持つソフトスタート電圧を得ることができる。
第2の実施の形態.
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。なお、図6では、図3と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図3との相違点のみ説明する。
図6における図3との相違点は、図3の第1電圧変換回路3及び第2電圧変換回路4をなくして電圧変換回路7を追加し、図3の勾配電圧生成回路2の電流源I3〜In及びコンデンサC3〜Cnをなくしたことにある。これに伴って、図3の勾配電圧生成回路2を勾配電圧生成回路2aにし、図3のソフトスタート回路1をソフトスタート回路1aにした。
図6において、ソフトスタート回路1aは、勾配電圧VS1及びVS2を生成して出力する勾配電圧生成回路2aと、勾配電圧VS1及びVS2の電圧変換を行う電圧変換回路7と、セレクタ回路5とを備えている。なお、勾配電圧生成回路2aは勾配電圧生成回路部をなし、電圧変換回路7は電圧変換回路部をなす。
勾配電圧生成回路2aは、電流源I1,I2及びコンデンサC1,C2で構成されており、電圧変換回路7は、電圧比較回路21及び切替回路22で構成され、切替回路22は、インバータ23及びNMOSトランジスタM21,M22で構成されている。
勾配電圧生成回路2aにおいて、電源電圧VDDと接地電圧との間に、電流源I1及びコンデンサC1が直列に接続されると共に、電流源I2及びコンデンサC2が直列に接続されている。電流源I1とコンデンサC1との接続部から勾配電圧VS1が出力されると共に、電流源I2とコンデンサC2との接続部から勾配電圧VS2が出力される。勾配電圧VS1は電圧比較回路21の非反転入力端に入力されると共に、勾配電圧VS2は電圧比較回路21の反転入力端に入力されている。電圧比較回路21の出力端はNMOSトランジスタM22のゲートに接続されると共にインバータ23を介してNMOSトランジスタM21のゲートに接続されている。勾配電圧VS1と勾配電圧VS2との間には、NMOSトランジスタM21及びM22が直列に接続され、NMOSトランジスタM21とNMOSトランジスタM22との接続部から第1電圧V1が出力される。また、セレクタ回路5において、電圧比較回路11の非反転入力端には第1基準電圧VREF1が、電圧比較回路11の反転入力端には第1電圧V1がそれぞれ入力されている。
このような構成において、勾配電圧VS1は、コンデンサC1に電流源I1から電荷を供給して得られる充電電圧であり、勾配電圧VS2は、コンデンサC2に電流源I2から電荷を供給して得られる充電電圧である。勾配電圧VS2は、勾配電圧VS1よりも勾配が急峻になるように設定されている。また、勾配電圧VS1は、コンデンサC1を取り外した場合、勾配を持たない電圧又は極めて急峻な勾配を持つ勾配電圧になる。
電圧変換回路7は、最小値回路を得る手段として、電圧比較回路21と切替回路22を使用し、入力された勾配電圧VS1及びVS2の内、小さい方の電圧を第1電圧V1として出力する。電圧比較回路11は、第1電圧V1と第1基準電圧VREF1との電圧を比較し、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1未満である場合に第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1以上になると第1基準電圧VREF1をソフトスタート電圧VSSとして出力する。
図7は、図6のソフトスタート回路1aにおける各電圧の例を示した図である。
図7において、勾配電圧を生成するための外付けコンデンサC1を取り付けた場合、勾配電圧VS1の勾配は、勾配電圧VS2の勾配よりも緩やかになるように設定されている。また、外付けコンデンサC1を取り付けた場合、電圧変換回路7は勾配電圧VS1と勾配電圧VS2との電圧比較を行い、勾配電圧VS1が勾配電圧VS2未満である場合に勾配電圧VS2を第1電圧V1として出力し、勾配電圧VS1が勾配電圧VS2以上である場合に勾配電圧VS1を第1電圧V1として出力する。このようなことから、電圧比較回路11は、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1未満である場合に、勾配電圧VS1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、出力電圧VSSは勾配電圧VS1に追従した勾配を有する。これに対して、外付けコンデンサC1を取り外した場合、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1未満である場合に、勾配電圧VS2をソフトスタート電圧VSSとして出力し、出力電圧VSSは勾配電圧VS2に追従した勾配を有する。
なお、ソフトスタート回路1aを電源回路に使用した場合は、図8に示すように、図4のソフトスタート回路1をソフトスタート回路1aにすると共に、ソフトスタート回路1aに基準電圧発生回路21からの第1基準電圧VREF1のみが入力されるようにすればよい。図8の場合においても、インダクタL1、出力コンデンサCo及びコンデンサC1を除く各回路は、1つのICに集積されるようにしてもよく、場合によっては、出力トランジスタM11、同期整流用トランジスタM12、インダクタL1、コンデンサC1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。このように、ソフトスタート回路の外付け部品点数が削減可能な集積回路電源装置と、起動時の出力電圧の勾配をソフトスタート回路の外付けコンデンサで調整可能な集積回路電源装置を、1つの集積回路電源装置で両立して提供することができる。
前記のように、本第2の実施の形態におけるソフトスタート回路は、勾配電圧VS1及びVS2の内、小さい方の電圧を第1電圧V1とし、第1電圧V1と第1基準電圧VREF1との電圧比較を行い、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1未満である場合に第1電圧V1をソフトスタート電圧VSSとして出力し、第1電圧V1が第1基準電圧VREF1以上である場合には第1基準電圧VREF1をソフトスタート電圧VSSとして出力するようにした。このことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、電圧変換回路を1つにすることができることから回路規模の縮小を図ることができ、勾配電圧VS1とVS2の開始電圧が0であれば、第1電圧V1の開始電圧が0になるという利点を得ることができる。
第3の実施の形態.
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。なお、図9では、図6と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図6との相違点のみ説明する。
図9における図6との相違点は、図6の電圧変換回路7を電圧変換回路8に置き換えたことにある。これに伴って、図6のソフトスタート回路1aをソフトスタート回路1bにした。
図9において、ソフトスタート回路1bは、勾配電圧生成回路2aと、勾配電圧VS1及びVS2の電圧変換を行う電圧変換回路8と、セレクタ回路5とを備えている。電圧変換回路8は、演算増幅回路31,32及び抵抗R31,R32で構成されている。なお、電圧変換回路8は電圧変換回路部をなす。
電圧変換回路8において、演算増幅回路31の出力端と反転入力端が接続されていることから、演算増幅回路31はボルテージホロアをなしており、演算増幅回路31の非反転入力端には勾配電圧VS1が入力され、演算増幅回路31の出力端は抵抗R31の一端に接続されている。同様に、演算増幅回路32の出力端と反転入力端が接続されていることから、演算増幅回路32もボルテージホロアをなしており、演算増幅回路32の非反転入力端には勾配電圧VS2が入力され、演算増幅回路32の出力端は抵抗R32の一端に接続されている。抵抗R31及びR32の各他端は接続され、該接続部から第1電圧V1が出力される。
このような構成において、電圧変換回路8は、最も勾配の大きい勾配電圧よりも勾配の小さい電圧を得る手段として、勾配電圧VS1と勾配電圧VS2との中間電圧をなす第1電圧V1を生成する構成をなしており、抵抗R31及びR32の各抵抗値をr31及びr32とすると、第1電圧V1は下記(1)式のようになる。
V1=(r2×VS1+r1×VS2)/(r1+r2)………………(1)
勾配電圧VS1及びVS2は、それぞれ独立して生成することができ、かつ、勾配電圧VS1は、コンデンサC1を取り外した場合、勾配を持たない又は極めて急峻な勾配を持つ勾配電圧になるが、第1電圧V1は急峻でない勾配をなすことができる。
このように、本第3の実施の形態におけるソフトスタート回路は、勾配電圧VS1と勾配電圧VS2との中間電圧をなすように第1電圧V1を生成するようにしたことから、前記第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、ソフトスタート回路1bを電源回路に使用した場合を示した図は、図8のソフトスタート回路1aをソフトスタート回路1bにすればよいことから省略する。
第4の実施の形態.
図10は、本発明の第4の実施の形態におけるソフトスタート回路の例を示したブロック図である。なお、図10では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
図10において、ソフトスタート回路1cは、勾配電圧生成回路2と、電圧変換回路9と、セレクタ回路5cとを備えている。なお、電圧変換回路9は電圧変換回路部をなし、セレクタ回路5cは選択回路部をなす。
電圧変換回路9は、勾配電圧生成回路2が生成する複数の勾配電圧VS1〜VSnがそれぞれ入力され、入力された勾配電圧VS1〜VSnのうち最も勾配の大きい電圧よりも勾配の小さい電圧を生成して第1電圧V1として出力する。
セレクタ回路5cは、電圧変換回路9から出力された第1電圧V1が入力され、第1電圧V1と基準電圧VREFとの電圧比較を行い、該比較結果に応じていずれか一方の電圧をソフトスタート電圧VSSとして出力する。このようにすることにより、勾配電圧VS1〜VSnのうち最も勾配の大きい電圧よりも勾配の小さい電圧をソフトスタート電圧VSSとして得ることができる。
なお、ソフトスタート回路1cを電源回路に使用した場合を示した図は、図8のソフトスタート回路1aをソフトスタート回路1cにすると共に図8の第1基準電圧VREF1を基準電圧VREFにすればよいことから省略する。
なお、前記説明では、電源回路として同期整流型の降圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、これは一例であり、本発明はこれに限定するものではなく、昇圧型スイッチングレギュレータ、反転型スイッチングレギュレータ及びシリーズレギュレータ等のリニアレギュレータにも適用することができる。
このように、本発明は、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成し、帰還電圧Vfbが所定の基準電圧になるようにして出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように出力トランジスタの動作制御を行う構成の電源回路に対して適用することができる。更に、本発明は、インダクタL1に流れたインダクタ電流を検出し、該検出したインダクタ電流を基に出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように出力トランジスタの動作制御を行う構成の電流モード制御型スイッチングレギュレータにも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。 図1のソフトスタート回路1における各電圧の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるソフトスタート回路の他の回路例を示した図である。 ソフトスタート回路1を使用した電源回路の回路例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるソフトスタート回路の他の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。 図6のソフトスタート回路1aにおける各電圧の例を示した図である。 ソフトスタート回路1aを使用した電源回路の回路例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるソフトスタート回路の回路例を示した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるソフトスタート回路の構成例を示したブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c ソフトスタート回路
2,2a 勾配電圧生成回路
3 第1電圧変換回路
4 第2電圧変換回路
5,5c セレクタ回路
6,7,8,9 電圧変換回路
11,21 電圧比較回路
12 切替回路
13,23 インバータ
20 電源回路
21 基準電圧発生回路
22 制御回路
30 負荷
31,32 演算増幅回路
MA1〜MAn,MB1〜MBn,MC1〜MCn,M1,M2,M21,M22 NMOSトランジスタ
I1〜In 電流源
C1〜Cn コンデンサ
R1,R2,R31,R32 抵抗
M11 出力トランジスタ
M12 同期整流用トランジスタ
L1 インダクタ
Co 出力コンデンサ

Claims (11)

  1. 起動時に、設定された勾配を有する電圧をなすソフトスタート電圧を生成して出力するソフトスタート回路において、
    前記起動時に、設定された勾配で電圧が変化する複数の勾配電圧を生成して出力する勾配電圧生成回路部と、
    該勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第1電圧を生成して出力する第1電圧変換回路部と、
    前記勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第2電圧を生成して出力する第2電圧変換回路部と、
    前記第2電圧と所定の第2基準電圧との電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記第1電圧又は所定の第1基準電圧のいずれか一方を前記ソフトスタート電圧として排他的に出力する選択回路部と、
    を備えることを特徴とするソフトスタート回路。
  2. 前記選択回路部は、前記第2電圧が前記第2基準電圧に達するまでは、前記第1電圧を前記ソフトスタート電圧として出力することを特徴とする請求項1記載のソフトスタート回路。
  3. 前記選択回路部は、前記第2電圧が前記第2基準電圧に達すると、前記第1基準電圧を前記ソフトスタート電圧として出力することを特徴とする請求項1又は2記載のソフトスタート回路。
  4. 前記第2電圧は前記第1電圧よりも大きく、前記第2基準電圧は前記第1基準電圧よりも大きいことを特徴とする請求項1、2又は3記載のソフトスタート回路。
  5. 起動時に、設定された勾配を有する電圧をなすソフトスタート電圧を生成して出力するソフトスタート回路において、
    前記起動時に、設定された勾配で電圧が変化する複数の勾配電圧を生成して出力する勾配電圧生成回路部と、
    該勾配電圧生成回路部から出力された前記各勾配電圧の最も勾配の大きい電圧よりも小さい勾配を有する第1電圧を生成して出力する電圧変換回路部と、
    前記第1電圧と所定の第1基準電圧との電圧比較を行い、該比較結果に応じて前記第1電圧又は前記第1基準電圧のいずれか一方を前記ソフトスタート電圧として排他的に出力する選択回路部と、
    を備えることを特徴とするソフトスタート回路。
  6. 前記選択回路部は、前記第1電圧が前記第1基準電圧に達するまでは、前記第1電圧を前記ソフトスタート電圧として出力することを特徴とする請求項5記載のソフトスタート回路。
  7. 前記選択回路部は、前記第1電圧が前記第1基準電圧に達すると、前記第1基準電圧を前記ソフトスタート電圧として出力することを特徴とする請求項5又は6記載のソフトスタート回路。
  8. 前記勾配電圧生成回路部は、
    複数の電流源と、
    該各電流源で生成された電流が対応して流れる各コンデンサと、
    を備え、
    前記各コンデンサの端子電圧が前記各勾配電圧をなすことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のソフトスタート回路。
  9. 前記各コンデンサの少なくとも1つを除く各回路は、集積回路に集積されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のソフトスタート回路。
  10. 入力端子から入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する電源回路において、
    制御電極に入力された制御信号に応じた動作を行って、前記出力電圧の制御を行う出力トランジスタと、
    前記請求項1から請求項9のいずれかに記載のソフトスタート回路と、
    前記出力電圧に比例した帰還電圧が該ソフトスタート回路から出力された電圧になるように前記出力トランジスタの動作制御を行う制御回路と、
    を備えることを特徴とする電源回路。
  11. 前記ソフトスタート回路の前記各コンデンサの少なくとも1つを除く各回路は、集積回路に集積されることを特徴とする請求項10記載の電源回路。
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