JP2001024508A - リファレンス電圧発生回路及びad変換器並びに半導体集積回路 - Google Patents

リファレンス電圧発生回路及びad変換器並びに半導体集積回路

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JP2001024508A
JP2001024508A JP11197221A JP19722199A JP2001024508A JP 2001024508 A JP2001024508 A JP 2001024508A JP 11197221 A JP11197221 A JP 11197221A JP 19722199 A JP19722199 A JP 19722199A JP 2001024508 A JP2001024508 A JP 2001024508A
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constant current
converter
capacitor
voltage
circuit
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JP11197221A
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English (en)
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Yoichiro Kobayashi
洋一郎 小林
Shigetoshi Aoki
繁利 青木
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AD変換の精度向上を図ることにある。 【解決手段】 コンパレータ(13−1〜13−n)に
おけるリファレンス電圧供給端子に結合された容量(C
1〜Cn)と、この容量を充電するための定電流源(1
2−1〜12−n)と、その定電流を上記容量に断続的
に供給するためのスイッチ回路(11−1〜11−n)
とを設ける。製造ばらつきに着目すると、上記コンパレ
ータにおけるリファレンス電圧供給端子に結合された容
量や、上記容量を充電するための定電流源は、AD変換
器における他の素子とは設計値に対して同様にずれる。
それにより、上記コンパレータにおいて素子の製造ばら
つきを相殺してAD変換の精度向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リファレンス電圧
を発生するためのリファレンス電圧発生回路に関し、例
えばアナログ信号をディジタル信号に変換するAD(ア
ナログ・ディジタル)変換器及びそれを含む音声通信端
末装置に適用して適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ入力電圧をディジタル信号に変
換するためのAD変換器として、電流積分型が知られて
いる。電流積分型のAD変換器は、アナログ電流に変換
するための電圧電流変換回路や、回路に定電流を流すた
めの定電流源、その定電流経路を断続するためのスイッ
チなどが設けられる。また、上記スイッチを介して流れ
るローカルDA(ディジタル・アナログ)電流とアナロ
グ信号入力によって流れる入力電流との差分電流を積分
するための積分回路や、この積分結果を量子化するため
のコンパレータが設けられる。このコンパレータの量子
化出力は、1ビットの疎密波の形でディジタル信号に変
換されており、それは上記スイッチを動作制御するため
のローカルDAクロックとして、上記スイッチに伝達さ
れるとともに、ディジタルフィルタによりフィルタリン
グ処理される。このディジタルフィルタでのフィルタリ
ング処理により、アナログ入力に対応するディジタル出
力が得られる。
【0003】尚、電流積分型のAD変換器について記載
された文献の例としては、1992年6月26日に電子
情報通信学会から発行された「定電圧電流駆動オーバー
サンプリングAD変換器(第55頁〜第60頁)」があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】AD変換器の精度を向
上させるには多ビット化にすれば良いが、そうすると、
リファレンス電圧をそのビット数に応じて準備する必要
がある。また、電流積分型AD変換器の場合、内部に設
けた積分容量や、電流を発生する抵抗の製造ばらつきに
起因して、リファレンス電圧も変動してしまうことがあ
る。これはAD変換精度を大きく低下させてしまう。
【0005】本発明の目的は、簡単な構成によりリファ
レンス電圧を発生するための技術を提供することにあ
る。
【0006】本発明の別の目的は、AD変換の精度向上
を図るための技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、それぞれ電圧レベルが互いに異
なるリファレンス電圧を発生させる複数の電圧発生部を
含んでリファレンス電圧発生回路が形成されるとき、容
量と、上記容量を充電するための定電流源と、上記定電
流源の定電流を上記容量に断続的に供給するためのスイ
ッチ回路とを設けて上記電圧発生部を構成する。
【0009】上記した手段によれば、容量、定電流源、
スイッチ回路の組み合わせにより上記電圧発生部が簡単
に形成され、このことが、リファレンス電圧発生回路の
構成の容易化を達成する。
【0010】このとき、上記スイッチ回路は、上記定電
流源を上記容量に結合させるための第1トランジスタ
と、上記第1トランジスタと相補的に動作され、上記容
量の蓄積電荷を放出するための第2トランジスタとを含
んで構成することができる。
【0011】また、互いに定電流値が異なる複数の定電
流源を有するとき、複数の定電流源間で拡散容量値を揃
えるためのダミーMOSトランジスタを設けることがで
きる。
【0012】そして、それぞれ電圧レベルが互いに異な
るリファレンス電圧を発生させるための複数の電圧発生
部と、上記電圧発生部によって発生されたリファレンス
電圧と入力電圧とを比較するためのコンパレータとを含
んでAD変換器が構成されるとき、上記コンパレータに
おけるリファレンス電圧供給端子に結合された容量と、
上記容量を充電するための定電流源と、上記定電流源の
定電流を上記容量に断続的に供給するためのスイッチ回
路とを含んで上記電圧発生部を構成する。
【0013】上記した手段によれば、リファレンス電圧
を生成するための手段は、上記コンパレータにおけるリ
ファレンス電圧供給端子に結合された容量と、上記容量
を充電するための定電流源と、上記定電流源の定電流を
上記容量に断続的に供給するためのスイッチ回路とを含
んで構成され、それはAD変換器における他の素子と同
じ製造プロセスによって形成されるため、製造ばらつき
に着目すると、上記コンパレータにおけるリファレンス
電圧供給端子に結合された容量や、上記容量を充電する
ための定電流源と、AD変換器における他の素子とは設
計値に対して同様にずれる。このことが、上記コンパレ
ータにおいて、素子の製造ばらつきを相殺し、AD変換
の精度向上を達成する。
【0014】このとき、上記容量の充電時間と、上記コ
ンパレータでの判定タイミングとを制御するためのタイ
ミングコントローラを設けることができる。
【0015】そして、上記タイミングコントローラに
は、上記容量の充電開始タイミングを調整することでA
D変換のゲイン調整を可能とする手段を含めることがで
きる。
【0016】また、上記スイッチ回路は、上記定電流源
を上記容量に結合させるための第1トランジスタと、上
記第1トランジスタと相補的に動作され、上記容量の蓄
積電荷を放出するための第2トランジスタとを含んで構
成することができる。
【0017】さらに、互いに定電流値が異なる複数の定
電流源が形成されるとき、複数の定電流源間で拡散容量
値を揃えるダミーMOSトランジスタを設けると良い。
【0018】入力されたアナログ電圧を電流に変換する
ための電圧電流変換回路と、上記コンパレータの出力信
号に応じて流されるローカルDA電流と上記電圧電流変
換回路の出力電流との差分電流を積分するための積分容
量とを設けることができる。
【0019】受信された信号をディジタル信号に変換す
るためのAD変換手段と、上記AD変換手段の出力信号
を処理するための処理手段と、上記処理手段の処理結果
に基づいて音声アナログ信号を得るDA変換手段とを含
んで半導体集積回路が構成されるとき、上記AD変換手
段として上記AD変換器を適用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図11には、本発明にかかる半導
体集積回路が適用される音声通信端末装置が示される。
【0021】図11に示される音声通信端末装置は、特
に制限されないが、アンテナ143、デュプレクサ14
4、受信系回路141、送信系回路142、スピーカ1
45、マイクロフォン146を含んで成る。アンテナ1
43で受けられた高周波信号がデュプレクサ144を介
して受信系回路141に入力され、ここで信号処理され
ることで、音声信号が取り出され、その音声信号によっ
てスピーカ145が駆動される。また、マイクロフォン
146から入力された音声信号は、送信系回路142に
取り込まれて信号処理される。そして、高周波信号に変
換されてからデュプレクサ144を介してアンテナ14
3伝達されて発射される。
【0022】上記受信系回路141は次のように構成さ
れる。
【0023】デュプレクサ144を介して取り込まれた
高周波信号を増幅するためのアンプ(LNA)147、
このアンプ147から出力された高周波信号を低周波に
変換するための周波数変換部149、及びこの周波数変
換部149の出力信号をフィルタリング処理するための
2系統のプレフィルタ148、この2系統のプレフィル
タ148の出力信号をディジタル信号に変換するための
2系統のAD変換装置171,172が設けられる。そ
して、上記2系統のAD変換装置171,172の出力
信号をイコライジングするためのイコライザ181、こ
のイコライザ181の出力信号に対してチャネルデコー
ディング処理を行うチャネルデコーディング回路182
が設けられる。さらに、このチャネルデコーディング回
路182の出力信号に対してスピーチデコーディング処
理を行うスピーチデコーディング回路183、このスピ
ーチデコーディング回路183の出力信号のフィルタリ
ング処理を行うディジタルフィルタ184、このディジ
タルフィルタ184の出力信号をアナログ信号に変換す
るための音声DA変換器(DAC)185、及びこの音
声DA変換器185の出力信号を増幅するためのアンプ
186が設けられる。
【0024】上記AD変換装置171,172は互いに
同一構成とされる。
【0025】AD変換装置171は、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するAD変換器(ADC)10と、
このAD変換器10の出力信号をフィルタリング処理す
るディジタルフィルタ20とを含んで成る。
【0026】尚、特に制限されないが、上記受信系回路
141及び送信系回路142は、公知の半導体集積回路
製造技術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導
体基板に形成される。
【0027】図1には、上記AD変換器10の構成例が
示される。
【0028】図1に示されるように、AD変換器10
は、特に制限されないが、n個のコンパレータ13−1
〜13−n、このコンパレータ13−1〜13−nに対
応して配置されたn個の容量C1〜Cn、スイッチ回路
11−1〜11−n、定電流源12−1〜12−n、及
びタイミングコントローラ14とを含んで成る。
【0029】定電流源12−1〜12−nの定電流値は
互いに異なる。定電流源12−1の定電流値がIoで示
されるとき、定電流源12−2の定電流値は2Ioとさ
れ、定電流源12−nの定電流値はnIoとされる。つ
まり、定電流源12−1〜12−nは2のべき乗に従っ
て定電流値が大きくなる。
【0030】容量C1〜Cnは、対応するコンパレータ
13−1〜13−nの一方の入力端子とグランドGND
との間に設けられる。コンパレータ13−1〜13−n
の端子電圧はそれぞれVref1〜Vrefnで示さ
れ、それらはリファレンス電圧として対応するコンパレ
ータ13−1〜13−nの一方の端子に伝達される。
【0031】スイッチ回路11−1〜11−nは、タイ
ミングコントローラ14から出力されるスイッチ制御信
号CONTに従って、上記定電流源12−1〜12−n
を、対応する容量C1〜Cnに結合させる機能を有す
る。
【0032】コンパレータ13−1〜13−nは、タイ
ミングコントローラ14から出力される判定クロック信
号CKに同期して、それぞれリファレンス電圧Vref
1〜Vrefnと入力アナログ電圧Vcompとを比較
する。コンパレータ13−1〜13−nの出力は、上記
入力アナログ信号VcompのAD変換結果ADout
1〜ADoutnとされる。
【0033】ここで、本発明における電圧発生部は、容
量と定電流源とスイッチ回路とを含んで複数個形成され
る。例えば、容量C1と定電流源12−1とスイッチ1
1−1とを含んで一つの電圧発生部が形成され、容量C
2と定電流源12−2とスイッチ11−2とを含んで一
つの電圧発生部が形成される。同様に容量Cnと定電流
源12−nとスイッチ11−nとを含んで一つの電圧発
生部が形成される。
【0034】次に、各部の詳細な構成について説明す
る。
【0035】図2にはスイッチ回路11−1及び定電流
源12−1の構成例が代表的に示される。
【0036】定電流源12−1は、特に制限されない
が、二つのpチャンネル型MOSトランジスタQ1,Q
2が互いに直列接続されて成る。pチャンネル型MOS
トランジスタQ1のソース電極は高電位側電源Vccに
結合される。pチャンネル型MOSトランジスタQ2の
ドレイン電極はスイッチ回路11−1に結合される。二
つのpチャンネル型MOSトランジスタQ1,Q2のゲ
ート電極には所定のバイアス電圧VB1,VB2がそれ
ぞれ供給される。
【0037】定電流値を増やすには、例えばpチャンネ
ル型MOSトランジスタQ1,Q2の直列回路と同一の
回路を増やせば良い。
【0038】スイッチ回路11−1は、特に制限されな
いが、pチャンネル型MOSトランジスタQ3〜Q5
と、インバータINV1とが結合されて成る。pチャン
ネル型MOSトランジスタQ3,Q4のソース電極は定
電流源12−1に結合される。pチャンネル型MOSト
ランジスタQ3のドレイン電極は、低電位側電源Vss
に結合され、pチャンネル型MOSトランジスタQ3の
ドレイン電極は、容量C1に結合されている。容量C1
の蓄積電荷を放出するため、容量C1と低電位側電源V
ssとの間にpチャンネル型MOSトランジスタQ5が
設けられている。pチャンネル型MOSトランジスタQ
3,Q5は、スイッチ制御信号CONTによって制御さ
れる。pチャンネル型MOSトランジスタQ4は、スイ
ッチ制御信号CONTがインバータINV1で論理反転
された信号によって制御される。具体的には、スイッチ
制御信号CONTがハイレベルの場合には、pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ3,Q5がオフされ、pチャ
ンネル型MOSトランジスタQ4がオンされる。これに
より、定電流源12−1からの定電流Ioによって容量
C1が充電される。また、スイッチ制御信号CONTが
ローレベルの場合には、pチャンネル型MOSトランジ
スタQ4がオフされ、pチャンネル型MOSトランジス
タQ3,Q4がオンされる。この状態では、容量C1の
蓄積電荷が低電位側電源Vss側に放出される。
【0039】尚、定電流源12−2〜12−nやスイッ
チ回路11−2〜11−nも、それぞれ上記定電流源1
2−1やスイッチ回路11−1と同様に構成される。
【0040】図3には、上記バイアス電圧VB1,VB
2を生成するための回路構成例が示される。
【0041】入力電圧Viを取り込む演算増幅器45
に、nチャンネル型MOSトランジスタQ6、及び抵抗
46が結合されることで、入力電圧Viに応じた電流
が、pチャンネル型MOSトランジスタQ7、nチャン
ネル型MOSトランジスタQ6、及び抵抗46の直列回
路に流れる。pチャンネル型MOSトランジスタQ8
が、pチャンネル型MOSトランジスタQ7にカレント
ミラー結合される。pチャンネル型MOSトランジスタ
Q7,Q8のゲート電圧がバイアス電圧VB1とされ
る。また、pチャンネル型MOSトランジスタQ7,Q
8のゲート電圧とpチャンネル型MOSトランジスタQ
8のドレイン電圧との差分が演算増幅器47によって得
られる。この差分は、上記pチャンネル型MOSトラン
ジスタQ8に直列接続されたpチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ9のゲート電極に供給されるとともに、バイ
アス電圧VB2として出力される。入力電圧Viの値を
変えることでバイアス電圧VB1,VB2のレベルを調
整することができる。
【0042】図4には、図1に示されるAD変換器10
における主要部の動作タイミングが示される。
【0043】図4に示されるように、タイミングコント
ローラ14によって生成された判定クロック信号CKの
立ち下がりエッジのタイミングに同期してコンパレータ
13−1〜13−nでの比較判定が行われる。この比較
判定が開始される前に、タイミングコントローラ14に
よってスイッチ制御信号CONTがハイレベルにアサー
トされることにより、定電流源12−1〜12−nがそ
れぞれ対応する容量C1〜Cnに結合され、それにより
当該容量の充電(定電流源12−1〜12−nからの電
流の積分動作)が開始される。この充電により各キャパ
シタC1〜Cnの端子電圧は徐々に上昇される。そし
て、上記判定クロック信号CKの波形立下がりタイミン
グの各キャパシタC1〜Cnの端子電圧がそれぞれリフ
ァレンス電圧Vref1〜Vrefnとして、コンパレ
ータ13−1〜13−nでの比較動作に関与される。
【0044】また、タイミングコントローラ14によっ
てスイッチ制御信号CONTがローレベルにされると、
スイッチ回路12−1〜12−nにおけるpチャンネル
型MOSトランジスタQ5がオンされることにより、容
量C1〜Cnの蓄積電荷が低電位側電源Vssへ放出さ
れ、次の積分サイクルに備えられる。
【0045】AD変換器10のゲイン調整はタイミング
コントローラ14によって行われる。
【0046】つまり、タイミングコントローラ14にお
いては、図8に示されるように、スイッチ制御信号CO
NTをハイレベルにアサートするタイミングを変化させ
ることにより、積分開始タイミングを変化させることが
でき、それにより判定時のリファレンス電圧Vref1
〜Vrefnのレベルを同時に調整することができる。
このようにリファレンス電圧Vref1〜Vrefnの
レベルが調整されることにより、AD変換器のゲインが
調整される。
【0047】図12には、上記AD変換器10の比較対
照とされる回路構成が示される。
【0048】演算増幅器40にpチャンネル型MOSト
ランジスタQ31が結合され、このpチャンネル型MO
SトランジスタQ31のドレイン電極と低電位側電源V
ssとの間に分圧抵抗器41が結合される。この分圧抵
抗器41には複数のタップが設けられ、このタップから
抵抗分圧による所定レベルのリファレンス電圧が得られ
る。コンパレータの判定時に発生するノイズが、複数の
リファレンス電圧間で影響し合わないないように、分圧
抵抗器41のタップ電圧はバッファアンプ42−1〜4
2−nでバッファリングされてからコンパレータ13−
1〜13−nに伝達される。このバッファアンプ42−
1〜42−nを設けることは、チップ面積の増大、及び
消費電流の増大を招く。
【0049】これに対して、図1に示されるAD変換器
10は、定電流源12−1〜12−nによる定電流が、
互いに独立している容量11−1〜11−nで積分され
ることで、所定のリファレンス電圧Vref1〜Vre
fnを形成しているため、分圧抵抗41が不要であり、
さらにコンパレータの判定時に発生するノイズの影響を
排除するためのバッファアンプ42−1〜42−nも不
要とされる。
【0050】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0051】(1)容量C1〜Cnと、定電流源12−
1〜12−nと、この定電流源12−1〜12−nを上
記容量C1〜Cnに結合させるためのスイッチ回路11
−1〜11−nを含んで、リファレンス電圧Vref1
〜Vrefnを形成するための回路を容易に構成するこ
とができる。
【0052】(2)リファレンス電圧Vref1〜Vr
efnは、容量C1〜Cnと、この容量C1〜Cnを充
電するための定電流源12−1〜12−nと、この定電
流源12−1〜12−nの定電流を上記容量に断続的に
供給するためのスイッチ回路11−1〜11−nとで生
成される。それらはAD変換器における他の素子と同じ
製造プロセスによって形成されるため、製造ばらつきに
着目すると、上記コンパレータにおけるリファレンス電
圧供給端子に結合された容量や、上記容量を充電するた
めの定電流源と、AD変換器における他の素子とは設計
値から同様にずれる。それにより、上記コンパレータ1
3−1〜13−nにおいて、素子の製造ばらつきを相殺
するように作用し、AD変換の精度向上を図ることがで
きる。
【0053】(3)図1に示されるAD変換器10は、
定電流源12−1〜12−nによる定電流が、互いに独
立している容量11−1〜11−nで積分されること
で、所定のリファレンス電圧Vref1〜Vrefnを
形成しているため、分圧抵抗41が不要であり、さらに
コンパレータの判定時に発生するノイズの影響を排除す
るためのバッファアンプ42−1〜42−nも不要とさ
れ、チップ面積の低減及び消費電流の低減を図ることが
できる。
【0054】図9及び図10にはAD変換器10の別の
構成例が示される。
【0055】図9に示されるのは1次ΔΣ型AD変換器
とされ、この1次ΔΣ型AD変換器が、図1に示される
AD変換器と大きく相違するのは、コンパレータ13−
1〜13−nの出力信号をアナログ信号に変換するため
のローカルDA変換器92、入力されたアナログ電圧を
電流に変換するための電圧電流変換回路91、定電流源
93、容量94が設けられている点である。
【0056】尚、定電流源12−1〜12−n、スイッ
チ回路11−1〜11−n、容量C1〜Cn、コンパレ
ータ13−1〜13−n、及びタイミングコントローラ
14の詳細な構成及び作用については、図1に示される
回路と同一とされる。
【0057】上記ローカルDA変換器92は、コンパレ
ータ13−1〜13−nに対応して複数個配置された定
電流源921、及び各定電流源毎に配置され、対応する
定電流源の出力電流をローカルDA電流Idaとして選
択的に回路に供給するための複数のスイッチ回路922
とを含んで成る。ローカルDA変換器92における定電
流源921の定電流値がI0で示されるとき、定電流源
93の定電流値はI0/2とされる。
【0058】電圧電流変換回路91は、特に制限されな
いが、入力抵抗911と、演算増幅器912とが結合さ
れて成る。アナログ中心電圧を基準とするアナログ信号
は、抵抗911を介して演算増幅器912に一方の入力
端子に供給される。
【0059】アナログ中心電圧を基準とするアナログ信
号が入力されると、電圧電流変換回路91において、そ
れに応じた入力電流Iinが得られ、この入力電流Ii
nと、ローカルDA電流Idaとの差分電流ΔIが得ら
れる。この差分電流ΔIが容量94により積分される。
それにより容量94の端子には積分電圧Vintが得ら
れ、それがコンパレータ13−1〜13−nの一方の入
力端子に共通に伝達される。
【0060】タイミングコントローラ14によって生成
されるスイッチ制御信号CONTに基づいてスイッチ回
路11−1〜11−nの動作が制御されることで容量C
1〜Cnの端子にリファレンス電圧Vref1〜Vre
fnが得られ、それと上記積分電圧Vintとがコンパ
レータ13−1〜13−nで比較される。その比較結果
がローカルDAクロック信号CKldaとして上記ロー
カルDA変換器92に伝達されることで、それに応じた
ローカルDA電流Idaが得られる。
【0061】このようにして、上記電圧電流変換回路9
1に入力されたアナログ信号に対応するnビットのディ
ジタル信号(AD出力)が得られる。
【0062】また、定電流源12−1〜12−n、スイ
ッチ回路11−1〜11−n、容量C1〜Cn、コンパ
レータ13−1〜13−n、及びタイミングコントロー
ラ14を有するため、図1に示される回路と同様の作用
効果を得ることができる。例えば、差分電流ΔIを積分
するための容量94と、定電流12−1〜12−nから
の定電流を積分する容量C1〜Cnとは同一プロセスで
製造されるから、製造ばらつきが同じように現れる。容
量値が大きい方にずれても、小さい方にずれても、その
ような製造ばらつきはコンパレータ13−1〜13−n
の比較においてキャンセルされる。
【0063】図10に示されるのは2次ΔΣ型AD変換
器とされ、これが、図9に示される1次ΔΣ型AD変換
器と大きく異なるのは、演算増幅器101及びnチャン
ネル型MOSトランジスタQ42によって、キャパシタ
94の積分電圧を電流に変換し、変換された電流とロー
カルDA電流との差分電流を積分容量105でさらに積
分することにより積分電圧Vintを求め、それをコン
パレータ13−1〜13−nに供給している点である。
上記nチャンネル型MOSトランジスタQ42に定電流
源103が直列接続される。そしてこの定電流源103
に抵抗104が並列接続されている。定電流源102の
定電流値がI0とされるとき、定電流源103の定電流
値はI0/2とされる。
【0064】ローカルDA変換器92は、チップ占有面
積の低減のため、nチャンネル型MOSトランジスタQ
41にローカルDA電流を流す場合と、nチャンネル型
MOSトランジスタQ42にローカルDA電流を流す場
合とで兼用される。つまり、スイッチ回路922により
nチャンネル型MOSトランジスタQ41側接点が選択
された場合には、nチャンネル型MOSトランジスタQ
41にローカルDA電流が供給され、nチャンネル型M
OSトランジスタQ42側接点が選択された場合には、
nチャンネル型MOSトランジスタQ42にローカルD
A電流が供給される。
【0065】尚、定電流源12−1〜12−n、スイッ
チ回路11−1〜11−n、容量C1〜Cn、コンパレ
ータ13−1〜13−n、及びタイミングコントローラ
14の詳細な構成及び作用については、図1に示される
回路と同一とされる。
【0066】図10に示される回路構成においても、定
電流源12−1〜12−n、スイッチ回路11−1〜1
1−n、容量C1〜Cn、コンパレータ13−1〜13
−n、及びタイミングコントローラ14を有するため、
図1や図9に示される回路と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0067】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0068】例えば、図1、図9、及び図10に示され
るように多ビット化の場合には複数の定電流源12−1
〜12−nが設けられるが、その場合において、MOS
トランジスタの拡散容量の影響を低減するため、ダミー
MOSトランジスタを設けるようにすると良い。これに
ついて図5乃至図7を用いて説明する。
【0069】図5に示される定電流源12−1は、定電
流I0を供給する場合の回路構成とされる。pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ1,Q2が直列接続され、p
チャンネル型MOSトランジスタQ11,Q12が直列
接続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ21,
Q22が直列接続されて成るが、pチャンネル型MOS
トランジスタQ11,Q21のソース電極が開放状態で
あるため、pチャンネル型MOSトランジスタQ11,
Q12,Q21,Q22は定電流の生成には関与されな
い。この場合、pチャンネル型MOSトランジスタQ1
2,Q22は所定の拡散容量51を得るためのダミーM
OSトランジスタとされる。
【0070】また、図6に示される定電流源12−1
は、定電流2I0を供給する場合の回路構成とされる。
pチャンネル型MOSトランジスタQ1,Q2が直列接
続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ11,Q
12が直列接続され、pチャンネル型MOSトランジス
タQ21,Q22が直列接続されて成るが、pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ21のソース電極が開放状態
であるため、pチャンネル型MOSトランジスタQ2
1,Q22は定電流の生成には関与されない。しかし、
pチャンネル型MOSトランジスタQ2,Q12,Q2
2の存在により、所定の拡散容量51が形成され、その
値は図5に示される場合に等しい。この場合、pチャン
ネル型MOSトランジスタQ22はダミーMOSトラン
ジスタとされる。
【0071】さらに、図7に示される定電流源12−1
は、3I0を供給する場合の回路構成とされる。pチャ
ンネル型MOSトランジスタQ1,Q2が直列接続さ
れ、pチャンネル型MOSトランジスタQ11,Q12
が直列接続され、pチャンネル型MOSトランジスタQ
21,Q22が直列接続されて成る。この場合、pチャ
ンネル型MOSトランジスタQ1,Q2,Q11,Q1
2,Q21,Q22の全てが定電流の形成に関与され
る。pチャンネル型MOSトランジスタQ1,Q12,
Q22の存在により、所定の拡散容量51が形成され、
その値は図5及び図6に示される場合に等しい。
【0072】上記のように、図5ではpチャンネル型M
OSトランジスタQ12,Q22がダミーMOSトラン
ジスタとして機能し、図6ではpチャンネル型MOSト
ランジスタQ22がダミーMOSトランジスタとして機
能されることにより、スイッチ回路11−1から見た拡
散容量51を互いに等しくすることができる。このよう
に、定電流値が異なるにもかかわらず、ダミーMOSト
ランジスタを設けることで拡散容量51の値を互いに等
しくすることができ、スイッチ動作の遅延量を互いに等
しくすることで、積分時間のばらつきを低減することが
でき、AD変換の精度向上を図ることができる。
【0073】また、上記した例では、スイッチ回路など
をpチャンネル型MOSトランジスタによって構成した
が、nチャンネル型MOSトランジスタを適用しても良
い。
【0074】さらに、容量C1〜Cnの値を互いに異な
らせることにより、そこで生成されるリファレンス電圧
を異ならせるようにしても良い。
【0075】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である通信用
LSIに適用した場合について説明したが、本発明はそ
れに限定されるものではなく、各種半導体集積回路に適
用することができる。
【0076】本発明は、少なくともリファレンス電圧を
用いることを条件に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0078】すなわち、容量と、上記容量を充電するた
めの定電流源と、上記定電流源の定電流を上記容量に断
続的に供給するためのスイッチ回路との組み合わせによ
り電圧発生部を簡単に形成されることができるので、そ
のような電圧発生部を複数個備えて成るリファレンス電
圧発生回路を容易に得ることができる。
【0079】リファレンス電圧を生成するための電圧発
生部は、コンパレータにおけるリファレンス電圧供給端
子に結合された容量と、この容量を充電するための定電
流源と、定電流源の定電流を上記容量に断続的に供給す
るためのスイッチ回路とを含んで構成され、それはAD
変換器における他の素子と同じ製造プロセスによって形
成されるため、製造ばらつきに着目すると、上記コンパ
レータにおけるリファレンス電圧供給端子に結合された
容量や、上記容量を充電するための定電流源と、AD変
換器における他の素子とは設計値に対して同一方向にず
れる。それにより、上記コンパレータにおいては、素子
の製造ばらつきが相殺され、AD変換の精度向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるAD変換器の構成例回路図であ
る。
【図2】上記AD変換器に含まれるスイッチ回路の詳細
な構成例回路図である。
【図3】上記AD変換器に含まれるバイアス回路の詳細
な構成例回路図である。
【図4】上記AD変換器における主要部の動作タイミン
グ図である。
【図5】上記AD変換器における定電流源及びスイッチ
回路の構成例回路図である。
【図6】上記AD変換器における定電流源及びスイッチ
回路の構成例回路図である。
【図7】上記AD変換器における定電流源及びスイッチ
回路の構成例回路図である。
【図8】上記AD変換器におけるゲイン調整の原理説明
のための波形図である。
【図9】上記AD変換器の別の構成例回路図である。
【図10】上記AD変換器のさらに別の構成例回路図で
ある。
【図11】上記AD変換器を含む音声通信端末装置の構
成例ブロック図である。
【図12】上記AD変換器の比較対照とされるAD変換
器の構成例回路図である。
【符号の説明】
10 AD変換器 11−1〜11−n スイッチ回路 12−1〜12−n 定電流源 13−1〜13−n コンパレータ C1〜Cn,94,105 容量 14 タイミングコントローラ 91 電圧電流変換回路 92 ローカルDA変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 繁利 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 Fターム(参考) 5H420 NA17 NA18 NB02 NB16 NB18 NB31 NB37 5J022 AA07 AB01 BA01 BA06 CB01 CE01 CF01 CF02 CF04 CF07 CG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ電圧レベルが互いに異なるリフ
    ァレンス電圧を発生させる複数の電圧発生部を備えたリ
    ファレンス電圧発生回路であって、 上記電圧発生回路は、容量と、上記容量を充電するため
    の定電流源と、上記定電流源の定電流を上記容量に断続
    的に供給するためのスイッチ回路とを含み、上記容量の
    端子から所定のリファレンス電圧を得ることを特徴とす
    るリファレンス電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 上記スイッチ回路は、上記定電流源を上
    記容量に結合させるための第1トランジスタと、上記第
    1トランジスタと相補的に動作され、上記容量の蓄積電
    荷を放出するための第2トランジスタとを含んで成る請
    求項1記載のリファレンス電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 互いに定電流値が異なる複数の定電流源
    を有するとき、複数の定電流源間で拡散容量値を揃える
    ためのダミーMOSトランジスタが設けられて成る請求
    項1又は2記載のリファレンス電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 それぞれ電圧レベルが互いに異なるリフ
    ァレンス電圧を発生させるための複数の電圧発生部と、 上記電圧発生部に対応して配置され、対応する電圧発生
    部で発生されたリファレンス電圧と入力電圧とを比較す
    るための複数のコンパレータとを含むAD変換器であっ
    て、 電圧発生部は、上記コンパレータの端子に結合された容
    量と、上記容量を充電するための定電流源と、上記定電
    流源の定電流を上記容量に断続的に供給するためのスイ
    ッチ回路とを含んで成ることを特徴とするAD変換器。
  5. 【請求項5】 上記容量の充電時間と、上記コンパレー
    タでの判定タイミングとを制御するためのタイミングコ
    ントローラを含む請求項4記載のAD変換器。
  6. 【請求項6】 上記タイミングコントローラは、上記容
    量の充電開始タイミングを調整することでAD変換のゲ
    イン調整を可能とする手段を含む請求項5記載のAD変
    換器。
  7. 【請求項7】 上記スイッチ回路は、上記定電流源を上
    記容量に結合させるための第1トランジスタと、上記第
    1トランジスタと相補的に動作され、上記容量の蓄積電
    荷を放出するための第2トランジスタとを含んで成る請
    求項4乃至6の何れか1項記載のAD変換器。
  8. 【請求項8】 互いに定電流値が異なる複数の定電流源
    を有するとき、複数の定電流源間で拡散容量値を揃える
    ためのダミーMOSトランジスタが設けられて成る請求
    項4乃至7の何れか1項記載のAD変換器。
  9. 【請求項9】 入力されたアナログ電圧を電流に変換す
    るための電圧電流変換回路と、 上記コンパレータの出力信号に応じて流されるローカル
    DA電流と上記電圧電流変換回路の出力電流との差分電
    流を積分するための積分容量とを含む請求項4乃至8の
    何れか1項記載のAD変換器。
  10. 【請求項10】 受信された信号をディジタル信号に変
    換するためのAD変換手段と、上記AD変換手段の出力
    信号を処理するための処理手段と、上記処理手段の処理
    結果に基づいて音声アナログ信号を得るDA変換手段と
    を含み、上記AD変換手段として請求項4乃至9の何れ
    か1項記載のAD変換器を適用して成る半導体集積回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7710306B2 (en) 2006-11-10 2010-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Ramp generation circuit and A/D converter
JP2010146380A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Ricoh Co Ltd ソフトスタート回路及びそのソフトスタート回路を備えた電源回路

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