JP2010143735A - 傾斜型乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

傾斜型乗客コンベアの安全装置 Download PDF

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JP2010143735A JP2008324840A JP2008324840A JP2010143735A JP 2010143735 A JP2010143735 A JP 2010143735A JP 2008324840 A JP2008324840 A JP 2008324840A JP 2008324840 A JP2008324840 A JP 2008324840A JP 2010143735 A JP2010143735 A JP 2010143735A
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真典 岩田
Takatoshi Nemoto
隆敏 根本
Tsutomu Iketomi
力 池富
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Abstract

【課題】本発明は、悪戯による誤動作がなくなるのは勿論のこと、動作後の交換作業が簡単な傾斜型乗客コンベアの安全装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、上昇運転時に前方となる挟まれ防止板12の端部に、この挟まれ防止板とは別構成の検出体13を設け、この検出体13の内部に検出体13の損傷により断線する検出回路16を形成したのである。
したがって、単に検出体13を押したりしても検出体13が損傷しない限り安全装置11を作動させないので、誤動作を防止することができる。また、乗客が検出体13を損傷させることにより、乗客に衝撃を与えて警告すると共に、内部の検出回路16が断線するので閉回路が開路し、それにより制御装置7を作動させて警報を発したり乗客コンベアの運転を停止させたりすることができるのである。
【選択図】図3

Description

本発明は傾斜区間において隣接踏板間に段差が生じるエスカレーターや傾斜区間において隣接踏板間に段差を生じない電動道路等の傾斜型乗客コンベアの安全装置に係り、特に、建築構造物の天井部と乗客コンベアの移動手摺との間に形成される三角空間の狭角部に、挟まれ防止板を含む安全装置を設けた傾斜型乗客コンベアの安全装置に関するものである。
三建築構造物の天井部と乗客コンベアの移動手摺との間に形成される三角空間の狭角部に、挟まれ防止板を含む安全装置を設けた傾斜型乗客コンベアの安全装置は、例えば特許文献1に開示のように既に提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示の安全装置は、悪戯による誤動作が起こり易いので、挟まれ防止板に検出回路を設け、挟まれ防止板の損傷によって検出回路が断線した場合、警報や運転を停止させるようにした安全装置が特許文献2,3に提案されている。
実開昭53−96789号公報 特開2006−219236号公報 特開2002−128448号公報
特許文献2,3による安全装置によれば、悪戯による誤動作はなくなるが、挟まれ防止板が損傷した場合、挟まれ防止板全体を一式交換しなければならず、その交換作業が厄介になると云う新たな問題を有している。
本発明の目的は、悪戯による誤動作がなくなるのは勿論のこと、動作後の交換作業が簡単な傾斜型乗客コンベアの安全装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、上昇運転時に前方となる挟まれ防止板の端部に、この挟まれ防止板とは別構成の検出体を設け、この検出体の内部に検出体の損傷により断線する検出回路を形成したのである。
このように構成することで、単に検出体を叩いたり押したりしても検出体が損傷しない限り安全装置を作動させることはないので、誤動作を防止することができる。また、乗客が検出体を損傷させることにより、乗客に衝撃を与えて警告すると共に、内部の検出回路が断線するので閉回路が開路し、それにより制御装置を作動させて警報を発したり乗客コンベアの運転を停止させたりすることができるのである。
したがって、本発明によれば、悪戯による誤動作がなくなるのは勿論のこと、動作後の交換作業が簡単な傾斜型乗客コンベアの安全装置を得ることができる。
以下、本発明による傾斜型乗客コンベアの安全装置の一実施の形態を、図1〜図4に示すエスカレーターの安全装置に基づいて説明する。
エスカレーター1は、上階2と下階3との間に設置された枠体4と、この枠体4内に案内され循環移動する複数の踏板5と、これら踏板を駆動する駆動装置6と、この駆動装置6の運転を制御する制御装置7と、前記踏段5の幅方向両端に対向する前記枠体4に踏段移動方向に沿って立設された欄干8と、この欄干8の周縁を循環移動する無端状の移動手摺9とを備えている。尚、前記踏段5は、無端状に連結されており、往路側では乗客が乗り込む踏板が常に水平に保持されている。
そして、エスカレーター1の移動手摺9と上階2の天井部2Cとが交差して形成される狭角部の三角空間10に、この三角空間10を塞ぐように全体が三角形状をした安全装置11が配置されている。
この安全装置11は、大きくは、前記三角空間10と同じ角度の三角形状の挟まれ防止板(三角板)12と、上昇運転時に前方となる前記挟まれ防止板12の端部側、云い代えれば、三角形状の挟まれ防止板12の縦辺側に位置させた検出体13とを有する。
前記挟まれ防止板12は、前記天井部2Cに例えば支柱やチェーン等の支持具14を介して吊持ちされている。そして、三角形状の挟まれ防止板12の縦辺12Vには、前記検出体13を着脱可能に支持する支持穴12Hが形成されている。
また、前記検出体13は、所定の力が加わると損傷する樹脂製の円筒体15と、この円筒体15の表面に設けられこの円筒体15の損傷によって断線する導電性箔や印刷配線などによる閉回路の検出回路16と、この検出回路16を含む前記円筒体15の表面を覆う伸縮性のある絶縁性フィルム17と、前記円筒体15の上端に位置する中継端子部18とを備えている。
尚、前記円筒体15は、前記挟まれ防止板12の支持穴12Hに装着される連結具15Rが突出して設けられている。そして、前記中継端子部18は、前記検出回路16の端と電気的に接続する端子19と、この端子19と電気的に接続された中継端子20とを備えており、この中継端子20から前記制御装置7まで信号配線21が接続されている。
以上のように安全装置11を構成したので、乗客が悪戯などで検出体13を押圧したとしても、検出体13の円筒体15が損傷されない限り検出回路16の損傷もなく、したがって、制御装置7はエスカレーター1の運転を停止させることはないので、悪戯による誤動作を無くすことができる。しかしながら、乗客が誤って欄干8の移動手摺9から身を乗り出した場合、乗客の身体が検出体13に衝突することで、円筒体15が損傷して変形し、それによって閉回路を構成する検出回路16は断線して開路する。その開路信号を信号配線21を経由して検出した制御装置7は、駆動装置6の運転を停止させてエスカレーター1の運転を停止させたり、図示しない警報装置を作動させて身を乗り出した乗客に対して注意を喚起したり、さらには他の乗客に対して事故発生のための運転停止を報知したりする。
エスカレーター1の運転停止により、身を乗り出した乗客が救出された後は、運転スイッチ(起動スイッチ)を投入することにより、再度エスカレーター1の運転を再開することができるが、安全装置11の検出回路16が断線したままでは再度同様な事故が発生した場合、運転を停止させることができない。
そこで、保守員によって、断線した検出開路16を有する検出体13の連結具15Rと挟まれ防止板12の支持穴12Hとの連結を解いて、検出体13を挟まれ防止板12から撤去し、新たな検出体13を再度挟まれ防止板12に取り付けることで、エスカレーター1の運転が可能となるように構成することが望ましい。即ち、閉回路の検出回路16が制御装置7に接続されていないときには、運転スイッチを入れてもエスカレーターは運転を開始しないようにしておくのである。
以上説明したように本実施の形態によれば、検出体13を挟まれ防止板12の前方に着脱可能に取り付けたので、検出体13の検出回路16が断線した場合には、検出体13のみを取替えればよく、その取替え作業は挟まれ防止板12を取替えるのに比べて簡単に短時間に行うことができる。その結果、乗客に対するサービス低下を最小限に留めることができる。
ところで上記実施の形態においては、検出体13を挟まれ防止板12に着脱可能に支持させたものであるが、検出体13を上階2の天井部2Cなど挟まれ防止板12とは別の構成部材に着脱可能に取り付けてもよい。さらに、上記実施の形態は、傾斜型乗客コンベアとしてエスカレーターを一例に説明したが、傾斜設置される傾斜型電動道路にも適用できるのは云うまでもない。
本発明による傾斜型乗客コンベアの安全装置の一実施の形態を示す側面図。 図1の平面図。 図1の分解斜視図。 本発明による傾斜型乗客コンベアの安全装置が適用されたエスカレーターの側面図。
符号の説明
1…エスカレーター、2…上階、2C…天井部、3…下階、4…枠体、5…踏板、6…駆動装置、7…制御装置、8…欄干、9…移動手摺、10…三角空間、11…安全装置、12…挟まれ防止板(三角板)、12H…支持穴、12V…縦辺、13…検出体、14…支持具、15…円筒体、16…検出回路、17…絶縁性フィルム、18…中継端子部、19…端子、20…中継端子、21…信号配線。

Claims (4)

  1. 乗客コンベアが建築構造物の上階と下階間に設置され、乗客コンベアの移動手摺が上階の天井部と交差して形成される三角空間に、この三角空間を塞ぐように設置された挟まれ防止板を備え、この挟まれ防止板の損傷による断線により制御装置を作動させる検出回路を侵入防止板に形成した傾斜型乗客コンベアの安全装置において、上昇運転時に前方となる前記挟まれ防止板の端部に挟まれ防止板とは別構成の検出体を設け、この検出体の内部に検出体の損傷により断線する検出回路を形成したことを特徴とする傾斜型乗客コンベアの安全装置。
  2. 前記検出体は、前記侵入防止板に対して着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の傾斜型乗客コンベアの安全装置。
  3. 前記検出体は、前記上階の天井部に対して着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の傾斜型乗客コンベアの安全装置。
  4. 建築構造物の天井部とこの天井部と交差する乗客コンベアの移動手摺との間に形成される狭角部に、前記移動手摺の走行方向に沿って前記天井部から吊持ちされる安全装置を備えた傾斜型乗客コンベアの安全装置において、前記安全装置は、前記天井部に支持された三角状の三角板と、この三角板の縦辺に着脱可能に取り付けられ所定の力が加わると破損する樹脂製の円筒体と、この円筒体の表面に設けられこの円筒体の損傷によって断線する検出回路と、この検出回路を含む前記円筒体の表面を覆う伸縮性のある絶縁性フィルムと、前記検出回路の断線を検出する制御装置とを備えたことを特徴とする傾斜型乗客コンベアの安全装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103359599A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 株式会社日立制作所 乘客输送装置及乘客输送装置的安全设备

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