JP2017132620A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急事態を精度良く、かつ迅速に検出すると共に、急な停止による二次的な事故を防止することができるようにした乗客コンベアを提供する。【解決手段】複数の踏段(3)と、駆動装置(32)と、欄干(4)と、案内レール(19)と、移動手摺(5)と、駆動装置を制御する制御部(22)と、を備え、進行方向の途中に乗客を保護するための保護板(6)が吊下げられた乗客コンベアにおいて、案内レールのうち保護板の下方の領域(7)の部分にかかる押圧力を検出する押圧力検出装置(25)を有し、制御部は、押圧力検出装置から入力された検出情報が第1情報であることに基づき、駆動装置を所定時間減速させるよう制御し、押圧力検出装置から入力された検出情報が第1情報より緊急度の高い第2情報であることに基づき、駆動装置を緊急停止させるよう制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
本技術分野の背景技術として、特開2009−51662号公報(特許文献1)および特開平2−123095号公報(特許文献2)がある。
特許文献1には、「上下に離れた階床の相互間に傾斜して配置される乗客コンベアにあって、建屋の水平天井部あるいは隣接する乗客コンベアの外装部と、建屋の水平天井部あるいは隣接する乗客コンベアの外装部に対して交差するように走行する移動手摺りとの間に形成される三角形状の空間に固定された略三角保護板へ一定以上の外力が働いた際、前記略三角保護板の移動を検知し乗客コンベアを停止させる乗客コンベアの安全装置において、前記略三角保護板が外力により水平方向に第1の距離を移動したことに応じて投入される非常放送スイッチと、前記略三角保護板が外力により水平方向に前記第1の距離を越える第2の距離を移動したことに応じて投入される非常停止スイッチとを備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置」(請求項1)が記載されている。
また特許文献2には、「無端状のステップ、このステップと同期して走行するハンドレール、このハンドレールの走行を案内する案内体等で構成される乗客コンベアと、この乗客コンベアの近傍に位置する物体との間に形成される挟角部に配置された乗客の安全を保護する保護体を備えた乗客コンベアにおいて、前記挟角部の下方に位置する前記案内体が一方に凸部、他の一方に凹部を有する上側案内体と下側案内体とで隙間を持って構成され、かつこの凸部の頂部と凹部の底部の隙間に隙間が狭まったことを検出する帯状検出体を配置し、この帯状検出体の作動により警報を発するか、または運転を停止するようにした乗客コンベアの安全装置」(請求項1)が記載されている。
特開2009−51662号公報 特開平2−123095号公報
しかしながら、特許文献1に記載された乗客コンベアの安全装置は、三角形状の空間に乗客が挟み込まれる緊急事態を三角保護板に加えられる外力から検知しているため、かかる緊急事態を精度良く、かつ迅速に検出することが難しい。一方、特許文献2に記載された乗客コンベアの安全装置では、美観性を保つことができるが、挟み込みが検出されて乗客コンベアが直ちに停止された場合、急な停止によって他の乗客が転倒するなどの二次的事故の危険がある。
そこで、本発明は、緊急事態を精度良く、かつ迅速に検出すると共に、急な停止による二次的な事故を防止することができるようにした乗客コンベアを提供する。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、無端状に連結された複数の踏段と、前記複数の踏段を循環移動させるための駆動装置と、前記踏段の両側に立設された欄干と、前記欄干の上方に設けられた案内レールと、前記案内レールにて案内され、前記複数の踏段と同期して循環移動する移動手摺と、前記駆動装置を制御する制御部と、を備え、進行方向の途中に乗客を保護するための保護板が吊下げられた乗客コンベアにおいて、前記案内レールのうち前記保護板の下方の領域の部分にかかる押圧力を検出する押圧力検出装置を有し、前記制御部は、前記押圧力検出装置から入力された検出情報が第1情報であることに基づき、前記駆動装置を所定時間減速させるよう制御し、前記押圧力検出装置から入力された検出情報が前記第1情報より緊急度の高い第2情報であることに基づき、前記駆動装置を緊急停止させるよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、緊急事態を精度良く、かつ迅速に検出すると共に、急な停止による二次的な事故を防止することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係る乗客コンベアの側面図である。 図1に示す乗客コンベアの保護板が吊下げられた部分の要部断面図である。 可動案内レールが設けられた領域の欄干と移動手摺の断面図である。 可動案内レールが設けられた領域の移動手摺の移動方向の構成を示す断面図である。 第一スイッチの動作過程を示す断面図である。 第一スイッチの動作過程を示す断面図である。 第一スイッチの動作過程を示す断面図である。 第二スイッチの動作過程を示す断面図である。 第二スイッチの動作過程を示す断面図である。 第二スイッチの動作過程を示す断面図である。 モータ停止処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る乗客コンベアの可動案内レールが設けられた領域の欄干と移動手摺の断面図である。
「第1実施形態」
以下、本発明に係る乗客コンベアの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る乗客コンベアの側面図、図2は図1に示す乗客コンベアの保護板6が吊下げられた部分の要部断面図である。
乗客コンベアは、上方階1と下方階2との間に傾斜して設置され、図示しないステップチェーンにより無端状に連結された複数の踏段3と、踏段3の両側に踏段3の移動方向に沿って立設された一対の欄干4と、欄干4の周縁を案内レール19に案内されて循環移動する移動手摺5と、モータ(駆動装置)32と、モータ32の駆動を制御する制御部22と、を備えている。
ステップチェーンは、図示しない駆動スプロケットと従動スプロケットに巻き掛けられており、駆動スプロケットをモータ32が回転させることで、複数の踏段3が図中の矢印A方向(上り方向)に循環移動する。この際、移動手摺5も踏段3と同期して同一方向に循環移動する。
乗客コンベアの進行方向の途中における乗客コンベアと上方階1の天井部30とが交差する部分には、三角形状の空間部31が形成されている。この三角形状の空間部31には、下方階2から上方階1へ走行運転中の乗客コンベアに乗り込んだ乗客や、物体が挟まれてしまう危険を回避するために、略三角の保護板6が配置されている。
保護板6は、乗客コンベアの進行方向の上流側の第1保護板6aと下流側の第2保護板6bとを有し、第1保護板6aは踏段3の幅方向に可動するように天井部30から吊り下げられている。一方、第2保護板6bは踏段3の幅方向に可動することなく天井部30に固定されている。なお、以下の説明において、第1保護板6aと第2保護板6bとをまとめて保護板6と言うことにする。
保護板6が配置された下方の領域7に位置する乗客コンベアには、欄干4と移動手摺5との間に二段階スイッチ装置(押圧力検出装置)25が設けられている(図4参照)。この二段階スイッチ装置25は、例えば乗客が移動手摺5から身を乗り出し、あるいは寄り掛かるなどして、移動手摺5を案内する案内レール19のうち領域7の部分に押圧力が加わった場合に、その押圧力を検出するための装置である。なお、二段階スイッチ装置25の詳細については後述する。
次に、移動手摺5を案内する案内レール19の構造について説明する。案内レール19は、保護板6の下方の領域7の部分を構成する可動案内レール13と、それ以外の部分を構成する固定案内レール17とで構成される。すなわち、本実施形態において、案内レール19は2つの異なる案内レール13,17で構成されている。なお、固定案内レール17は従来と同じ構成であるため、ここでの説明は省略し、可動案内レール13の構成について、以下説明する。
図3は、可動案内レール13が設けられた領域7の欄干4と移動手摺5の断面図である。欄干パネル8の上端部には、固定支持部材9が嵌め込まれて、この固定支持部材9を介して下部フレーム10および上部フレーム11が固定されている。上部フレーム11の外側もしくは内側には、上部フレーム11に対して上下方向に移動可能に嵌め合わされた可動ガイド12が配置され、この可動ガイド12の上部に可動案内レール13が固定されている。上述した移動手摺5は、可動案内レール13に沿って移動するように配置されている。
上部フレーム11内には、下端部を下部フレーム10側に接触させ、かつ上端部を可動案内レール13に接触させた通常保持用ばね(第1付勢部材)14が配置されている。定常状態で可動ガイド12は、この通常保持用ばね14によって初期位置(図3に示す位置)に弾性的に保持されている。この初期位置において、可動案内レール13と固定案内レール17とは同一高さ位置にある(すなわち、段差がない)ため、常態では移動手摺5は可動案内レール13と固定案内レール17との接続部分においてもスムーズに移動することができる(図4参照)。
これらの可動ガイド12および可動案内レール13は、図1に示した領域7において長手方向つまり移動手摺5の移動方向で領域7外の同部から分割されており、領域7内においてのみ可動ガイド12および可動案内レール13が通常保持用ばね14によって上下方向に他の部分から独立して移動する構成となっている。
これに対して、領域7外においては、後述するように可動ガイド12に対応する部分は固定ガイド16となっており、可動案内レール13に対応する部分は固定案内レール17となっている。また領域7外においては、移動手摺5の移動方向における所定間隔で、固定ガイド16と固定案内レール17とが、上部フレーム11もしくは下部フレーム10に結合されている。
このように、本実施形態に係る案内レール19は、従来からある固定案内レール17のうち保護板6の下方の領域7を切り離し、当該領域7の部分に固定案内レール17と独立して上下方向に移動可能な可動案内レール13を組み込んで構成される。
次に、二段階スイッチ装置25の詳細について説明する。図4は、可動案内レール13が設けられた領域7における移動手摺5の移動方向の構成を示す断面図である。上述した領域7に合わせて設けた可動ガイド12の両端部(すなわち、可動案内レール13の両端部)には、通常保持用ばね14が一対配置されている。両通常保持用ばね14の上部に位置した可動ガイド12およびその上部の案内レール13は、ボルトなどの可動体15A,15Bによって一体的に結合されて、図示の高さ位置に保持されている。
一対の通常保持用ばね14の内側には、ちょうど中間位置に2つのストローク逃げ用ばね(第2付勢部材)18によって支持されて高さ調整された台19上に、第一スイッチ20が配置されている。また一対の通常保持用ばね14の内側には、各通常保持用ばね14からほぼ等距離の位置に先の可動体15A,15Bが位置しており、これらの可動体15A,15Bの下方に第二スイッチ21A,21Bが、移動手摺5の移動方向(図4の左右方向)の前後に第一スイッチ20を挟むようにして取り付けられている。
第一スイッチ20および第二スイッチ21A,21Bは、例えばリミットスイッチに代表されるような、通常保持用ばね14が圧縮される方向の力を受けて作動する機械式接点で構成され、同力が解除されると自動復帰する構成である。また通常保持用ばね14のばね定数は、ストローク逃げ用ばね18のばね定数よりも大きい。
上述したように領域7外においては、移動手摺5の移動方向における所定間隔で、固定ガイド16と固定案内レール17とが、上部フレーム11もしくは下部フレーム10に結合されている。しかし、この領域7内においては、可動ガイド12および可動案内レール13を上部フレーム11もしくは下部フレーム10に結合する部材は存在しないので、領域7内の可動案内レール13は、領域7外の固定案内レール17とは関係なく上下方向に移動することができる。
同図から分かるように、可動ガイド12および可動案内レール13が位置P1(第1位置)まで下方へ移動すると、先ず、第一スイッチ20が作動し、さらに可動ガイド12および可動案内レール13が位置P2(第2位置)まで下方へ移動すると、第二スイッチ21A,21Bが作動することになる。そして、第一スイッチ20の検出信号(第1情報)および第二スイッチ21A,21Bの検出信号(第2情報)は、乗客コンベアのモータ32を制御する制御部22に取り込まれる。
次、第一スイッチ20および第二スイッチ21A,21Bの動作について説明する。図5、図6および図7は、第一スイッチ20の動作過程を示す断面図、図8、図9および図10は、第二スイッチ21Aの動作過程を示す断面図である。
図5および図8は、可動案内レール13が初期位置にある状態を示す。この状態では、可動案内レール13に押圧力がかかっていないため、可動案内レール13は通常保持用ばね14によって初期位置に保持されている。よって、図5に示すように可動案内レール13は第一スイッチ20から上方に離れた状態にあり、また、図8に示すように、第二スイッチ21Aも、可動体15Aから離れた状態である。
図6および図9は、可動案内レール13に何らかの押圧力がかかって、通常保持用ばね14の付勢力に抗して位置P1(図4参照)まで下方に移動した状態を示す。この状態では、図6に示すように、可動案内レール13が下方に移動して第一スイッチ20を押下する。そして、第一スイッチ20からのオン信号(第1情報)が制御部22に入力される。一方、第一スイッチ20はストローク逃げ用ばね18により上方に付勢されているため、可動案内レール13は位置P1より下方には移動していない。そのため、図9に示すように、可動体15Aは依然として第二スイッチ21Aに触れていない。なお、詳しくは後述するが、第一スイッチ20が作動すると、乗客コンベアは減速するよう制御されている。
図7および図10は、可動案内レール13にさらなる押圧力がかかって位置P2(図4参照)まで下方に移動した状態を示す。この状態では、図7に示すように、可動案内レール13が第一スイッチ20を押下した状態で、ストローク逃げ用ばね18の付勢力に抗してさらに下方まで移動する。そのため、図10に示すように、可動体15Aが第二スイッチ21Aを押下する。そして、第二スイッチ21Aからのオン信号(第2情報)が制御部22に入力される。なお、詳しくは後述するが、第二スイッチ21A(21B)が作動すると、乗客コンベアは直ちに緊急停止するよう制御されている。
次に、乗客コンベアの制御処理の詳細について説明する。図11は、制御部22によるモータ停止処理の手順を示すフローチャートである。図11に示すように、制御部22は、第二スイッチ21A,21Bからオン信号が入力された場合(ステップS1/Yes)、可動案内レール13に何らかの大きな力が掛かっており、空間部31に乗客や物が挟まった可能性が極めて高い。そのため、制御部22はステップS5を実行して直ちにモータ32を緊急停止する。つまり、第二スイッチ21A,21Bがオンとなる場合には、緊急事態であると判断してモータ32を緊急停止する。
一方、第二スイッチ21A,21Bからのオン信号が入力されない場合(ステップS1/No)、制御部22は、ステップS2において第一スイッチ20からのオン信号が入力されたか否かを監視する。ステップS2でYesの場合、ステップS3に進み、制御部22は、モータ32の回転速度を減速して、乗客に注意喚起を促す。さらに、ステップS4において、制御部22は、第一スイッチ20からのオン信号が所定時間(例えば1〜2秒)だけ継続しているか否かを監視し、オン信号の入力が所定時間経過した場合(ステップS4/Yes)、モータ32を停止する(ステップS5)。なお、ステップS2でNoの場合、およびステップS4でNoの場合には、制御部22はモータ32を停止させることなく処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、第一スイッチ20のオン信号によって乗客コンベアを減速するよう制御しているため、例えば、領域7において乗客が一時的に移動手摺5から身を乗り出した後にすぐ止めたような一時的事象の場合に乗客コンベアの停止を避けることができる。よって、不要な緊急停止を回避して、乗客コンベアの運転効率の低下を防ぐことができる。しかも、乗客コンベアが減速するため、乗客に注意喚起を促す効果も奏し得る。
また、第1実施形態では、第一スイッチ20からのオン信号が出力された場合、まず乗客コンベアを減速させ、その後、所定時間経過してから停止させる構成としているため、同じ乗客コンベアを利用していた他の乗客がいても転倒事故などの二次的事故の発生を防止することができる。
勿論、第二スイッチ21A,21Bからのオン信号が入力された場合、乗客コンベアを緊急停止する構成としているため、乗客が空間部31に挟み込まれるような緊急事態を防止することができる。
また、一般に上述したように乗客コンベアでは、下方階2の乗降口近傍と、上方階1の乗降口近傍とに設けられた非常停止ボタンの操作によって作動する非常停止装置が設けられているが、上述したような重大事象が発生しても、乗客がいないときには非常停止ボタンを操作することができない。しかし、第二スイッチ21A,21Bによって乗客コンベアを直ちに停止することができるので、重大事故に至ることを防止することができる。しかも、移動手摺5側に二段階スイッチ装置25を設けているため、乗客コンベアの異常状態を精度良く、かつ迅速に検出することができる。
さらに、本実施形態では、二段階スイッチ装置25として、機械式接点を有する第一スイッチ20、および第二スイッチ21A,21Bを用いているため、構造が簡単かつ安価である。また、第一スイッチ20を中心に配置し、その前後(両側)に第二スイッチ21A,21Bを配置する構成としているため、可動案内レール13が下方に移動する状態を第一スイッチ20で精度良く検出して、直ちに乗客コンベアを減速して乗客に注意喚起を促すことができる。
しかも、第一スイッチ20の前後にある2つの第二スイッチ21A,21Bで緊急度の高い異常状態を検出できるため、高い安全性が確保される。また、第一スイッチ20はストローク逃げ用ばね18で付勢されているため、構造が簡単であるうえ、第一スイッチ20の高さ調整を行いたい場合には、ストローク逃げ用ばね18の自由長さを異なるものに置き換えればよく、メンテナンス性にも優れる。
ここで、第1実施形態において、可動案内レール13は通常保持用ばね14によって初期位置に付勢されているから、一時的に可動案内レール13が位置P1まで下がった場合であっても、通常保持用ばね14の付勢力により初期位置に自己復帰することが考えられる。この場合、第一スイッチ20の動作はオフとなるため、制御部22は、第一スイッチ20から検出信号がオンからオフになったことに基づき、減速していたモータ32の回転速度を定常速度に復帰させるように制御しても良い。
「第2実施形態」
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、二段階スイッチ装置25の代わりに、圧電素子40を用いて可動案内レール13にかかる押圧力を検出している点が第1実施形態と異なる。図12は、第2実施形態に係る乗客コンベアの可動案内レール13が設けられた領域7の欄干4と移動手摺5の断面図である。図12に示すように、可動案内レール13の上面には圧電素子40が設けられている。制御部22は、圧電素子40からの出力を監視し、出力値が第1閾値(第1情報)となったことに基づきモータ32を減速させ、出力値が第1閾値より緊急度の高い第2閾値(第2情報)となったことに基づきモータ32を緊急停止させる。
このように構成しても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、圧電素子40を設ける構成においては、必ずしも可動案内レール13を必要としない。すなわち、案内レールを従来の固定案内レール17のみで構成し、固定案内レール17の領域7に圧電素子40を設けて、移動手摺5に乗客が身を乗り出しているような状況を圧電素子40の出力値により把握し、その出力値に応じてモータ32を減速させたり、緊急停止させたりすれば良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施形態は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
例えば、可動案内レール13が設けられる範囲は、保護板6の真下の範囲だけでなく、進行方向の手前側に及んでも良い。保護板6より手前側に可動案内レール13を設けると、空間部31に乗客や異物が挟まる可能性をより未然に防ぐことができる。すなわち、領域7の範囲は、安全性を考慮して適宜決定すれば良い。
3 踏段
4 欄干
5 移動手摺
6 保護板
7 領域
13 可動案内レール
14 通常保持用ばね(第1付勢部材)
17 固定案内レール
18 ストローク逃げ用ばね(第2付勢部材)
19 案内レール
20 第一スイッチ
20A,20B 第二スイッチ
22 制御部
25 二段階スイッチ装置(押圧力検出装置)
32 モータ(駆動装置)

Claims (5)

  1. 無端状に連結された複数の踏段と、前記複数の踏段を循環移動させるための駆動装置と、前記踏段の両側に立設された欄干と、前記欄干の上方に設けられた案内レールと、前記案内レールにて案内され、前記複数の踏段と同期して循環移動する移動手摺と、前記駆動装置を制御する制御部と、を備え、進行方向の途中に乗客を保護するための保護板が吊下げられた乗客コンベアにおいて、
    前記案内レールのうち前記保護板の下方の領域の部分にかかる押圧力を検出する押圧力検出装置を有し、
    前記制御部は、
    前記押圧力検出装置から入力された検出情報が第1情報であることに基づき、前記駆動装置を所定時間減速させるよう制御し、
    前記押圧力検出装置から入力された検出情報が前記第1情報より緊急度の高い第2情報であることに基づき、前記駆動装置を緊急停止させるよう制御することを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記第1情報が入力されてから前記所定時間経過した後においても前記第1情報の入力が継続している場合に、前記駆動装置を停止するように制御することを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1または2において、
    前記案内レールは、上下方向に移動可能な可動案内レールと、上下方向に移動不能な固定案内レールと、を有し、
    前記可動案内レールは前記保護板の下方の領域に配置され、前記固定案内レールは前記保護板の下方の領域以外の領域に配置され、
    前記可動案内レールは、常態において、第1付勢部材の付勢力により前記固定案内レールと同一高さとなる初期位置に保持されており、前記可動案内レールに上方から押圧力が加わることにより、前記第1付勢部材の付勢力に抗して下方に移動する構成であり、
    前記押圧力検出装置は、
    前記可動案内レールが前記初期位置より低い第1位置まで移動したことを検出する第1スイッチと、前記可動案内レールが前記第1位置より低い第2位置まで移動したことを検出する第2スイッチと、を有し、
    前記制御部は、
    前記第1情報としての前記第1スイッチからの検出信号が入力されたことに基づき、前記駆動装置を前記所定時間減速させるよう制御し、
    前記第2情報としての前記第2スイッチからの検出信号が入力されたことに基づき、前記駆動装置を緊急停止させるよう制御することを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項3において、
    前記第1スイッチは、第2付勢部材により下方から支持され、
    前記第2スイッチは、前記第1スイッチより低い位置に固定されており、
    前記可動案内レールが前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記第1位置まで移動すると前記第1スイッチが作動し、
    前記可動案内レールが前記第1付勢部材の付勢力および前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記第2位置まで移動すると前記第2スイッチが作動する
    ことを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4において、
    前記第1付勢部材は、前記可動案内レールの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ、
    前記第1スイッチは、前記可動案内レールの長手方向において、2つの前記第1付勢部材の中間位置に設けられ、
    前記第2スイッチは、前記可動案内レールの長手方向において、前記第1スイッチを挟んで両側かつ前記第1付勢部材の内側にそれぞれ設けられることを特徴とする乗客コンベア。
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