JP2010143050A - インクジェット記録装置およびインクタンクにおけるインク攪拌方法 - Google Patents
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【解決手段】インク流路中に容積が可変であるインク収容部21と、インクタンク10との間に圧力差を発生させた後、弁23を開放し、インク収納部21内ののインクをインクタンク10へと逆流させ、インクタンク10内のインクを攪拌する。
【選択図】図9
Description
すなわち、本願発明の第1の形態は、インクタンクに収容されているインクを記録ヘッドに供給し、前記記録ヘッドからインクを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記インクタンクに連通するインク収容部と、前記インク収容部と前記インクタンクとの連通、遮断を切換える切換え手段と、前記切換え手段によって前記インク収容部と前記インクタンクとの間の連通が遮断された状態で、前記インク収容部内に前記インクタンク内の圧力より高い圧力を付与する圧力付与手段と、を備え、前記切換え手段は、前記圧力発生手段によって前記インク収容部内に前記インクタンク内より高い圧力が付与された状態で、前記インクタンクと前記インク収容部とを連通させる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の構成を示す模式図である。
本実施形態におけるインクジェット記録装置では、インクタンク10から供給されたインクが、インク供給管20を経由して記録ヘッド30にインクが供給される。記録ヘッド30は、用紙搬送方向(図1の紙面と直交する方向)に対して直交する方向(X方向)に往復動作することで、プラテン43上の記録媒体50に記録を行う。吸引回復動作や予備吐出等で記録ヘッド30より吐出されるインク、すなわち記録媒体への記録を目的とせずに記録ヘッドから排出または吐出されるインクは、吸引キャップ40や予備吐口44に吐出される。吸引キャップ40に吐出されたインクは、吸引ポンプ41により吸引キャップ40から廃インクタンク42へと導かれ、ここで保持される。また予備吐口44に吐出されたインクは、予備吐口44内の吸収体に吸収される。なお、吸引キャップ40と吸引ポンプ41とにより記録ヘッド30内のインクおよび空気をインク吐出口から吸引可能な吸引手段が構成されている。
図3において、制御部100は、例えばCPU101、プログラムや所要のテーブルその他の固定データを格納したROM103、および画像データを展開する領域や作業用の領域等を設けたRAM105などを有する。また、この制御部100は、画像データの供給源であるホスト装置110とインタフェース(I/F)112を介して接続されている。ホスト装置110は、記録に係る画像等のデータの作成、処理などを行うと共に、入力・設定処理などを行うプリンタドライバなどを備えたコンピュータによって構成されている。なお、ホスト装置としては、コンピュータ形態のものだけでなく、画像読み取り用のリーダ部等の形態のものを使用することも可能である。そして、画像データや、その他のコマンド、ステータス信号等が、インタフェース(I/F)112を介してコントローラ100へと送受信される。
主走査モータ151は、記録ヘッド30を保持するキャリッジをX方向へと移動させるモータであり、モータドライバ150によって駆動される。搬送モータ171は記録媒体8を搬送するためのモータであり、モータドライバ170によって駆動される。給紙モータ161は、自動給紙装置の給紙ローラを駆動するモータであり、モータドライバ160によって駆動される。また、ポンプ駆動モータ181は、前述の吸引ポンプ41を駆動するモータであり、モータドライバ180によって駆動される。カム駆動モータ191は、加減圧ポンプ27のカム27を回転させるモータであり、モータドライバ190によって駆動される。キャップ移動モータ201は、前述のキャップ40を記録ヘッド30に対して進退させるためのモータであり、モータドライバ200によって駆動される。また、バルブドライバ210は、前述の流路弁23の開閉させる。
(初期充填動作)
始めに、記録ヘッド30内部へインクを充填する際の動作について、図4ないし図6を用いて説明する。
まず図4に示すように、吸引キャップ40を記録ヘッド30の吐出口形成面に当接させてインク吐出口を周囲から遮断した密閉状態とし、流路弁23を開放する。また制御カム27を回動させて加減圧ポンプ29のベローズ24を伸した状態(図2(b)に示す状態)にする。この状態で吸引ポンプ41を作動させると、記録ヘッド30の内部が減圧される。このとき、図4に示すように、記録ヘッド30の内部が負圧になるに連れて可撓膜31は図中の矢印に示す方向、すなわち記録ヘッド30の内部方向へと変形する。可撓膜31が変形すると、変形時の変位量がアーム32によりヘッド内流路弁33へ伝達され、ヘッド内流路弁33は図4の矢印方向に変位し、開放状態になる。この状態のまま吸引ポンプ41を動作させ続けると、インク供給管20を通じサブタンク21から吸引される空気量に応じて、インクがサブタンク21へ流入する。サブタンク21内の空気が全て吸引されインクがサブタンク21内部に充填されると、次にインクは記録ヘッド30の内部へ流入し始める。所定の時間が経過しインクが記録ヘッド30内に所定量供給されたら吸引ポンプ41の駆動を停止する。この時吸引ポンプ41の駆動開始から停止までの時間は、予め動作試験などによって計測することにより求める。
以上がインクの初期充填時の動作である。本実施形態の構成及び動作によれば、サブタンク内21の空気を全て吸い出した後に、記録ヘッド30にインクが充填されるため、サブタンク21及び流路20,22中に空気を混入させることなく、記録ヘッド30へのインク充填が可能である。
次に、記録中のインク供給動作について説明する。記録動作によりインクが消費されていくと、記録ヘッド30の内部の負圧値は大きくなっていく。記録ヘッド30の内部の負圧値が高まるに連れて可撓膜31は、記録ヘッド30の内部へと変形する。可撓膜31が変形すると、変形時の変位量がアーム32によりヘッド内流路弁33に伝達され、ヘッド内流路弁33は弁開放状態になる。ヘッド内流路弁33が開放状態になるとサブタンク21内の加圧されたインクが記録ヘッド30の内部へ流入する。記録ヘッド30内部にインクが流入し圧力が上昇するに連れて、可撓膜31は記録ヘッド30の外部側へ変形し、これに伴ってヘッド内流路弁33も閉状態へ移行しインクの流入は停止する。以上の動作を繰り返すことで、記録ヘッド30へのインク供給が実施される。
以上が記録中のインク供給動作の詳細である。
次に、本実施形態の特徴の一つであるインクタンク10の内部のインク攪拌動作について詳細に説明する。
前述したように、インクジェットプリンタにおいては、インクタンク10がある一定期間以上放置されると、色材が沈降してインク内に濃度差が発生し、画像に悪影響を及ぼすことがある。こうした問題は、顔料を色材として用いる顔料インクにおいて特に顕著である。そこで、本実施形態では以下に示すインク攪拌動作を実施し、この問題を解消している。以下、このインク攪拌動作の詳細を図1ないし図10を用いて説明する。
以上がインクタンク内攪拌動作の詳細である。
次に、本発明の第2の実施形態を、図11ないし図13を用いて説明する。なお、図11ないし図13において、第1の実施形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付してある。
この第2の実施形態では、インクタンク10からバッファタンク21に至る流路を、供給流路50と、攪拌流路51の2系統設けると共に、供給流路50中に一方向弁52を設けており、これが上記第1の実施形態との構造上の相違点である。以下、この相違点を中心に、この第2の実施形態の作用を説明する。
この第2の実施形態では、サブタンク21および記録ヘッド30へのインク供給動作において、上記第1の実施形態のように流路弁23を開放する必要がなく、この点がまず上記第1の実施形態と異なる。すなわちこの第2の実施形態では供給流路50と一方向弁52を設けたことにより、インクは、吸引ポンプ41や加減圧ポンプ29によって生じる負圧に応じてインクタンク10より供給される。またサブタンク21を加圧しても、52は一方向弁であるため、インクがインクタンク側へ逆流することはない。このため本実施形態では、初期充填動作及び記録中のインク供給動作では流路弁23を制御する必要がなく、図10において流路弁23を閉じたまま、実施形態1同様の動作を行えば、初期充填及び記録中のインク供給を実施することができる。
この第2の実施形態におけるインクタンク10内のインク攪拌動作を、図11ないし図13を用いて説明する。
まず、図13のS101〜S105に至る動作は、上記第1の実施形のS101〜S105に至る動作と同様である。すなわち、S104の動作によって、サブタンク21内を加圧し、インク袋11との間に差圧を発生させ、S105において流路弁23を開放する。これにより、サブタンク21内のインクはインク袋11へと勢い良く逆流し、インク袋11内に、図14に示すようなインクの対流を発生させ、インクを十分に攪拌する。このとき、この第2の実施形態では、インクが逆流する際の流路がインク供給流路100とは別に設けられた攪拌流路51であり、この点が上記第1の実施形態とは異なるが、インク袋11に対するインクの攪拌効果は、上記第1の実施形態と同様である。
S105において流路弁23を開放してから所定の待機時間が経過すると、この第2の実施形態ではS106において流路弁23を閉鎖した後、S107にて制御カム27を回動させ、加減圧ポンプ29による負圧発生作用で、インクをサブタンク21へ供給する。この第2の実施形態では、流路弁23を開放させたまま制御カム27を回動しても、インクはサブタンク21から攪拌流路51および供給流路50を経て再びサブタンク21へ入るといった流路を循環するのみで、インクタンク10からのインクの吸引は行われない。このため、この第2の実施形態では、図13に示すように、流路弁の閉鎖と、制御カムの回動とを、第1の実施形態とは逆の順序で行っている。
11 インク袋
14 ケース
20 インク供給管
21 サブタンク
22 インク針
23 流路弁
24 ベローズ
25 ポンプ保持アーム
26 加圧バネ
27 制御カム
28 ポンプアーム位置検出センサ
29 加減圧ポンプ
30 記録ヘッド
31 可撓膜
32 アーム
33 ヘッド内流路弁
40 吸引キャップ
41 吸引ポンプ
50 供給流路
51 攪拌流路
52 一方向弁
100 制御部
101 CPU
Claims (9)
- インクタンクに収容されているインクを記録ヘッドに供給し、前記記録ヘッドからインクを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記インクタンクに連通するインク収容部と、
前記インク収容部と前記インクタンクとの連通、遮断を切換える切換手段と、
前記切換手段によって前記インク収容部と前記インクタンクとの間の連通が遮断された状態で、前記インク収容部内に前記インクタンク内の圧力より高い圧力を付与する圧力付与手段と、を備え、
前記切換え手段は、前記圧力発生手段によって前記インク収容部内に前記インクタンク内より高い圧力が付与された状態で、前記インクタンクと前記インク収容部とを連通させることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記インク収容部は、前記インクタンクから前記記録ヘッドへとインクを供給可能なインク供給流路に連通し、
前記切換手段は、前記インク供給流路のうち、前記インクタンクと前記インク収容部とを連通させる部分に設けられ、
前記圧力発生手段によって前記インク収容部内に前記インクタンク内より高い圧力が付与された状態で、前記インクタンクと前記インク収容部とを連通させることにより、前記インク収容部から前記インク供給流路を介して前記インクタンク内へとインクを逆流させて前記インクタンク内のインクを攪拌することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記インク収容部は、前記インクタンクから前記インク収容部へのインクの流動のみを可能とする第1のインク供給流路と、前記記録ヘッドに連通する第2のインク供給流路と、前記インクタンクに連通するインク流路とに連結され、
前記切換え手段は、前記第1のインク供給流路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記圧力付与手段は、前記インク収容部に連通する容積可変の構造体と、該構造体の容積を変化させる変更機構と、からなり、前記インク収容部と前記インクタンクとの連通を遮断した状態で、前記変更機構によって前記構造体の容積を縮めることによって前記インク収容部内に、前記インクタンク内の圧力より高い圧力を付与することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記圧力付与手段は、前記インク収容部と前記インクタンクとを連通させた状態で、前記変更機構によって前記構造体の容積を拡大することによって前記インク収容部内に前記インクタンク内の圧力より低い圧力を付与し、前記インクタンクから前記インク収容部へとインクを供給することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク収容部は、一定の容積を有するサブタンクであり、
前記構造体は、一端部が前記サブタンクに連通するベローズにより構成されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。 - 前記変更機構は、付勢手段の付勢力を受けて前記ベローズの他端部を前記ベローズ内の容積を縮める方向に押圧するアームと、該アームを前記付勢手段に抗して前記ベローズの容積を拡大する方向に移動させ得るカムと、を備えることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドのインク吐出口から前記記録ヘッド内のインクまたは空気を吸引可能な吸引手段を、さらに備え、
前記吸引手段によって前記記録ヘッド内のインクまたは空気を吸引することによって記録ヘッドないに負圧を発生させ、前記記録ヘッド内に前記インク収容部内のインクを充填させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - インクジェット記録装置に搭載される記録ヘッドに供給するインクを収容したインクタンク内のインクを攪拌するインク攪拌方法であって、
前記インクタンクとインクを収納するインク収容部との連通、遮断を切換える切換え工程と、
前記切換え手段によって前記インク収容部と前記インクタンクとの間の連通を遮断した後、前記インク収容部内に前記インクタンク内の圧力より高い圧力を付与する圧力付与工程と、を備え、
前記切換え工程は、前記圧力発生手段によって前記インク収容部内に前記インクタンク内より高い圧力が付与された状態で、前記インクタンクと前記インク収容部とを連通させることを特徴とするインクタンクにおけるインク攪拌方法。
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