JP2010142805A - 粉体分級方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1種類の熱可塑性樹脂からなる粉体或いは少なくとも1種類の熱可塑性樹脂を含有する粉体(熱可塑性樹脂は軟化点が112℃以下の非架橋ボリエステル樹脂であり、粉体にR1COR2で示される化合物が含有)を分散した気体を流路に沿い流し、流路を微粉流路3、細粉流路4、粗粉流路5の複数の流路に別けることにより粉体を分級する粉体の分級方法。(式中、R1は炭素数10以上のアルキル基またはアルコキシル基を示し、R2は−X−COOR3(Xはアルキレン基を示し、R3は炭素数10以上のアルキル基を示す。)または炭素数10以上のアルキル基を示す。)
【選択図】図1
Description
COOR3 (Xはアルキレン基を示し、R3 は炭素数10以上のアルキル基を示す。)または炭素数10以上のアルキル基を示す。)により上記課題が解決されることを見出した。該化合物の離型効果によりエッジへの付着が軽減されると考えられる。本発明によりエ
ッジの定期清掃の間隔を延ばし、工業上多大なる利益を実現した。
−COOR3 (Xはアルキレン基を示し、R3 は炭素数10以上のアルキル基を示す。)または炭素数10以上のアルキル基を示す。)
R1 はアルキル基またはアルコキシル基であり、炭素数はそれぞれ10以上、好ましくは16以上、更に好ましくは20以上である。R2 は−X−COOR3好ましくはXが
ヘニル、ベヘン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル等の脂肪酸モノエステル類等が挙げられる。これらの混合物も好適である。
価のアルコール単量体としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオール類、ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類、その他の2価のアルコール単量体が挙げられる。2価のカルボン酸単量体としては、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ジフェン酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、これらの酸の無水物もしくは低級アルキルエステルを主成分とするものが挙げられる。3価以上の多価カルボン酸としては、トリメリト酸、シクロヘキサントリカルボン酸、ナフタレントリカルボン酸、ブタントリカルボン酸、ヘキサントリカルボン酸、オクタンテトラカルボン酸、及びこれらの酸の無水物、その他を挙げることができる。3価以上の多価アルコール単量体としては、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
[実施例1]
分岐型ポリエステル系樹脂 100重量部
(構成モノマー:ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、テレフタル酸、トリメリト酸 フローテスター軟化点112℃ ガラス転移点67℃)
顔料 ピグメントブルー 15 5重量部
帯電制御剤(日本カーリット社製LR147) 3重量部
ベヘン酸ベヘニル(融点:76.0℃) 5重量部
を配合し、2軸混練機で混練し、粗砕、粉砕を行い、ブロードな分子量分布を有するトナー粉体原料を得た。
ベヘン酸ベヘニルをジステアリルケトン(融点:87.5℃)に代えた以外は、実施例1同様の組成、同様の方法でトナー粉体原料を調達した。この粉体を用い、実施例1同様の分級を行ったところ、僅かながらエッジへの付着はあったものの約1時間の間に約8kgの処理が問題なく行え、実施例1同様に平均粒径9.1μmで4〜16μmに99体積%以上の分布を有するシャープな粒度分布の粉体を調達することができた。
線形ポリエステル系樹脂 100重量部
(構成モノマー:ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、テレフタル酸 フローテスター軟化点105℃ ガラス転移点60℃)
顔料 ピグメントブルー 15 5重量部
帯電制御剤(日本カーリット社製LR147) 3重量部
ベヘン酸ベヘニル(融点:76.0℃) 5重量部
を配合し、実施例同様の方法でトナー粉体原料を調達した。この粉体を用い、実施例1同
様の分級を行ったところ、僅かながらエッジへの付着はあったものの約1時間の間に約8kgの処理が問題なく行え、実施例1同様に平均粒径9.1μmで4〜16μmに99体積%以上の分布を有するシャープな粒度分布の粉体を調達することができた。
スチレン−ブチルアクリレート共重合体樹脂 100重量部
(フローテスター軟化点130℃ ガラス転移点60℃)
ポリプロピレン 3重量部
帯電制御剤(4級アンモニウム塩) 2重量部
ベヘン酸ベヘニル(融点:76.0℃) 5重量部
を配合し、2軸混練機で混練し、粗砕、粉砕を行い、ブロードな分子量分布を有するトナー粉体原料を得た。この粉体を用い、実施例1同様装置で約7kg/Hrの処理量で分級を実施したところ、約1時間30分間で終了したが、エッジへの付着はほとんど観られず、平均粒径11.7μmのシャープな粒度分布の粉体を調達することができた。
スチレン−ブチルアクリレート共重合体樹脂 100重量部
(フローテスター軟化点130℃ ガラス転移点60℃)
ポリプロピレン 3重量部
帯電制御剤(4級アンモニウム塩) 2重量部
ジステアリルケトン(融点:87.5℃) 5重量部
を配合し、2軸混練機で混練し、粗砕、粉砕を行い、ブロードな分子量分布を有するトナー粉体原料を得た。この粉体を用い、実施例1同様装置で約7kg/Hrの処理量で分級を実施したところ、約1時間30分間で終了したが、エッジへの付着はほとんど観られず、平均粒径11.8μmのシャープな粒度分布の粉体を調達することができた。
ベヘン酸ベヘニルを除いたこと以外は、実施例1同様の組成、同様の方法でトナー粉体原料を調達し、これを用い、実施例1同様の分級を行ったところ、20分間でエッジ先端に約2mmの突起状の付着が成長し、一旦運転を停止し、清掃を行う必要が生じた。
ジステアリルケトンを除いたこと以外は、実施例2同様の組成、同様の方法でトナー粉体原料を調達し、これを用い、実施例1同様の分級を行ったところ、15分間でエッジ先端に約2mm以上の突起状の付着が成長し、一旦運転を停止し、清掃を行う必要が生じた。
2 コアンダブロック
3 微粉流路
4 細粉流路
5 粗粉流路
6 Fエッジ
7 Mエッジ
Claims (6)
- 流路が複数に別れるところにおいて気体の流れが曲率を有することを特徴とする請求項1に記載の粉体分級方法。
- 熱可塑性樹脂のガラス転移点が50℃以上75℃以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体分級方法。
- 熱可塑性樹脂の軟化点が160℃以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粉体分級方法。
- 粉体が乾式電子写真用トナーであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の粉体分級方法。
- 粉体がカラートナーであることを特徴とする請求項5に記載の粉体分級方法。
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JP2009291482A JP2010142805A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 粉体分級方法 |
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JPH05249737A (ja) * | 1992-03-03 | 1993-09-28 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
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JPH0934162A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Mitsubishi Chem Corp | 静電荷像現像用トナー用樹脂組成物の製造方法および静電荷像現像用トナー |
JPH0996920A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-04-08 | Mitsubishi Chem Corp | 静電荷像現像用トナー |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009291482A patent/JP2010142805A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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