JP2010136510A - 降圧型スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング動作時のデューティ比が1に近いとき、スイッチング動作における最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧の変動にかかわらず、デューティ比を1に確定できる降圧型スイッチングレギュレータを提供する。
【解決手段】入力電圧Viを印加される入力端子1aとコモン電位との間に直列に接続されて交互にオン・オフするスイッチ素子2及び整流用スイッチ素子3と、スイッチ素子2と整流用スイッチ素子3との接続点に一端が接続されたインダクタ4と、このインダクタ4の他端の電圧を平滑して出力端子1bに出力電圧Voを生成する出力コンデンサ5と、出力電圧Voが設定目標電圧となるようにスイッチ素子2と整流用スイッチ素子3とを駆動する制御回路6との基本構成にて、入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧を検出し、この差電圧が所定のオフセット電圧ΔV以下であるときにスイッチ素子2をオン状態にするAND回路63を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に電源電圧を供給する降圧型スイッチングレギュレータに関するものである。
降圧型スイッチングレギュレータは、例えば携帯用電子機器に用いられ、入力されるバッテリーの電圧を所定の電圧に降圧して電子回路に供給する。
このような降圧型スイッチングレギュレータは、図9に示すように、バッテリー等の入力電源1から入力電圧Viを印加される入力端子1aと、この入力端子1aとコモン電位との間に直列に接続されて交互にオン・オフするスイッチ素子2及び整流用スイッチ素子3と、スイッチ素子2と整流用スイッチ素子3との接続点に一端が接続されたインダクタ4と、このインダクタ4の他端の電圧を平滑して出力端子1bに出力電圧Voを生成する出力コンデンサ5と、出力電圧Voを検出して当該出力電圧Voが設定目標電圧となるようにスイッチ素子2と整流用スイッチ素子3とを駆動する制御回路60とから構成される。
上記の構成において、スイッチ素子2がオンで整流用スイッチ素子3がオフのとき、入力端子1aからスイッチ素子2とインダクタ4とを介して出力端子1bへ電流が流れる。このとき、インダクタ4には入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧が印加され、インダクタ4は励磁される。次に、スイッチ素子2がオフで整流用スイッチ素子3がオンのとき、整流用スイッチ素子3とインダクタ4とを介して出力端子1bへ電流が流れる。このとき、インダクタ4には出力電圧Voが印加され、インダクタ4は消磁される。定常状態において、スイッチ素子2のオン時間をTon、オフ時間をToffとすると、インダクタ4の励磁量と消磁量とが釣り合っているので、すなわち印加電圧と時間との積は等しいので、
(Vi−Vo)×Ton=Vo×Toff (1)
の関係が成り立つ。この(1)式を出力電圧Voについて整理すると、
Vo=Vi×Ton/(Ton+Toff) (2)
となる。出力電圧Voは、スイッチ素子2の一周期T(=Ton+Toff)におけるオン時間の割合(D=Ton/T、デューティ比Dと称する)によって調整される。
さて、入力電源1であるバッテリーの消耗に伴って入力電圧Viが低下すると、(2)式から明らかなように、出力電圧Voを安定化するために、スイッチ素子2のデューティ比Dは増加していく。例えばD=0.98のようにデューティ比Dが1に近くなると、実際の回路動作においてはスイッチ素子2のオフ時間が短くなり過ぎ、安定に動作することが困難となる。具体的にはスイッチ素子2がオン状態(D=1)とスイッチング動作とを不規則に繰り返し、このため出力電圧Voが変動してしまうという問題がある。
この問題を解決する技術として、例えば特許文献1では、入力電圧Viが低下して所定値を下回ると、スイッチ素子2をスイッチングレギュレータ動作からシリーズレギュレータ動作へ切り換える降圧型スイッチングレギュレータが開示されている。
また、図10に示すように、入出力間にバイパストランジスタ7を設け、スイッチ素子2のデューティ比Dが1になったことを検出するとバイパストランジスタ7を動作させる降圧型スイッチングレギュレータが、特許文献2に開示されている。
図10において、バイパストランジスタ7を駆動する駆動回路22は、NチャネルFET221と、抵抗222と、コンデンサ223と、ダイオード224とから構成される。コンデンサ223はスイッチ素子2がオンのときに抵抗222を介して充電され、スイッチ素子2がオフして整流用スイッチ素子3がオンすると、ダイオード224及び整流用スイッチ素子3を介して放電される。コンデンサ223への充電時定数は、スイッチ素子2が通常のスイッチング動作をしている場合、NチャネルFET221がオンしないように設定されている。このため、バイパストランジスタ7はオフ状態を維持する。
入力電圧Viが低下して出力電圧Voに近づき、スイッチ素子2のデューティ比Dが1に至ると、コンデンサ223が放電されなくなり、NチャネルFET221のゲート電圧は抵抗222によってプルアップされ、NチャネルFET221がオン状態となる。これによりバイパストランジスタ7もオン状態となり、デューティ比D=1の動作が確定するとともに、スイッチ素子2のオン抵抗とインダクタ4との直列抵抗に対してバイパストランジスタ7のオン抵抗が並列接続されるので、出力端子1bへの電流供給能力が高まる。
特開昭60−257766号公報 特開2001−298945号公報
しかしながら、特許文献1のようにスイッチングレギュレータ動作からシリーズレギュレータ動作に切り換える方式は、スイッチングレギュレータとシリーズレギュレータという異なる変換特性に応じて帰還系の位相補償をする必要があり、設計が難しいという問題があった。また、入力電圧Viの検出による切り換えでは、その閾値を出力電圧Voよりわずかに高い電圧にする必要があり、負荷となる電子回路の状況によって出力の設定目標電圧が変化される場合には対応できないといった問題があった。
特許文献2では、デューティ比D=1を検出するので、出力の設定目標電圧の変動には対応可能だが、デューティ比D=1を検出するための回路が必要であり、また、デューティ比Dが最大でも1に至らない、すなわち最小オフ時間があるような降圧型スイッチングレギュレータには適用できないといった問題があった。
本発明の目的は、スイッチング動作時にデューティ比が1に近い場合には、スイッチング動作における最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧の変動にかかわらず、デューティ比を1に確定できる降圧型スイッチングレギュレータを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の降圧型スイッチングレギュレータは、入力電圧と出力電圧との差電圧又は入力電圧と出力の設定目標電圧との差電圧を検出し、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときにスイッチ素子をオン状態にする制御回路を有する。この構成により、スイッチング動作時にデューティ比が1に近いと、スイッチング動作における最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧の変動にかかわらず、デューティ比が1に確定するので動作が安定する。
また本発明の降圧型スイッチングレギュレータは、スイッチ素子を駆動する第1の制御回路と、入力端子と出力端子との間に接続されたバイパストランジスタと、このバイパストランジスタを駆動する第2の制御回路とを備え、第2の制御回路は、入力電圧と出力電圧との差電圧又は入力電圧と出力の設定目標電圧との差電圧を検出し、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときにバイパストランジスタをオン状態にする。この構成により、スイッチング動作時にデューティ比が1に近いと、バイパストランジスタを介して入出力間が短絡されるので、デューティ比が1に確定する。
第2の制御回路はまた、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記スイッチ素子をオン状態にすることにより、入出力間インピーダンスを低減して効率を向上し、出力端子への電流供給能力が高まる。
整流回路が整流用スイッチ素子からなる同期整流回路である場合、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記整流用スイッチ素子をオフ状態にするとよい。
第2の制御回路はまた、前記インダクタに流れる電流を検出し、前記インダクタに流れる電流が所定の電流値を越えないように前記バイパストランジスタを駆動する。このことにより、インダクタが磁気飽和に至る最大電流以上の電流を降圧型スイッチングレギュレータから出力することができるといった効果を付加することができる。
第2の制御回路はまた、出力電圧を検出し、前記出力電圧が所定の電圧以下であるときに前記バイパストランジスタをオフ状態にする。この構成により、バイパストランジスタの地絡を保護する効果を付加することができる。
本発明によれば、入出力間の差電圧又は入力電圧と出力の設定目標電圧との差電圧が所定の電圧値以下であるときに、スイッチ素子又は入出力間に設けたバイパストランジスタをオン状態にするので、低入力時の不安定動作を回避することができる。また、バイパストランジスタの電流供給能力を利用して、インダクタの最大電流以上に電流供給能力を増大することができる。
以下、本発明の実施形態に係る降圧型スイッチングレギュレータについて、図面を参照しながら説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図1において、1はバッテリー等の入力電源であり、入力電圧Viを生成する。1aは入力電圧Viが印加される入力端子、2は入力電源1に接続されたスイッチ素子であり、PチャネルFETからなる。3は整流回路である整流用スイッチ素子であり、NチャネルFETからなる。スイッチ素子2と整流用スイッチ素子3とは交互にオン・オフする。4はスイッチ素子2の出力に一端が接続されたインダクタである。5は平滑手段である出力コンデンサであり、インダクタ4の他端に接続されて、出力電圧Voを生成して出力端子1bより出力する。6は制御回路であり、出力電圧Voを検出して、当該出力電圧Voが設定目標電圧となるように信号Vc2及びVc3を出力する第1の制御回路60を有する。第1の制御回路60は背景技術で説明した従来の制御回路60に相当し、信号Vc2は周期Tとオン時間TonのLレベルとを有するパルス状の信号である。信号Vc2と信号Vc3とはほとんど同相であるが、スイッチング時にスイッチ素子2と整流用スイッチ素子3とが同時にオン状態とならないように、デッドタイムと称される微小な位相差を有している。
制御回路6はまた、入力電圧Viからオフセット電圧源61のオフセット電圧ΔVを減算した電圧(Vi−ΔV)と出力電圧Voとを比較する比較器62と、この比較器62の出力と信号Vc2とが入力される第1のAND回路63と、比較器62の出力と信号Vc3とが入力される第2のAND回路64とを有する。第1のAND回路63の出力はスイッチ素子2への駆動信号Vg2であり、第2のAND回路64の出力は整流用スイッチ素子3への駆動信号Vg3である。
図2は、図1の降圧型スイッチングレギュレータの要部波形図であり、入力電圧Viと、出力電圧Voと、信号Vc2と、駆動信号Vg2とを示す。
以下に、図1の降圧型スイッチングレギュレータの動作を、図2を参照しながら説明する。まず、図2の時刻t1より前では、入力電圧Viからオフセット電圧ΔVを減算した電圧(Vi−ΔV)が出力電圧Voより高く(すなわちVi−Vo>ΔV)、通常のスイッチングレギュレータとして動作している。このとき、比較器62の出力はHレベルであり、第1のAND回路63の出力である駆動信号Vg2は信号Vc2に等しく、第2のAND回路64の出力である駆動信号Vg3は信号Vc3に等しい。したがって、スイッチ素子2と整流用スイッチ素子3とは、第1の制御回路60によって出力電圧Voが設定目標電圧Vorとなるように、交互にオン・オフするスイッチング動作をする。このとき、駆動信号Vg2及び信号Vc2がLレベルであれば、スイッチ素子2がオンで整流用スイッチ素子3がオフであり、インダクタ4には入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧(Vi−Vo)が印加され、入力端子1aからスイッチ素子2とインダクタ4とを介して出力端子1bへ電流が流れ、インダクタ4が励磁される。一方、駆動信号Vg2及び信号Vc2がHレベルであるとき、スイッチ素子2がオフで整流用スイッチ素子3がオンであり、インダクタ4には出力電圧Voが印加され、整流用スイッチ素子3とインダクタ4とを介して出力端子1bへ電流が流れ、インダクタ4が消磁される。定常状態において、インダクタ4の励磁量と消磁量とが釣り合っていることから、
Vo=Vi×Ton/T=Vi×D (3)
となるのは、背景技術での説明と同様である。
さて、第1の制御回路60は、出力電圧Voが設定目標電圧Vorとなるようにデューティ比Dを調整する。入力電源1であるバッテリーの消耗に伴って入力電圧Viが低下すると、式(3)から明らかなとおり、一定の出力電圧Voを維持すべくスイッチ素子2のデューティ比Dは増加していく。図2においては、信号Vc2及び駆動信号Vg2のパルス幅が狭くなっていく。
次に、図2の時刻t1より後は、入力電圧Viが低下し、入力電圧Viからオフセット電圧ΔVを減算した電圧(Vi−ΔV)が出力電圧Voより低くなった場合(すなわちVi−Vo<ΔV)の動作を示している。このとき、比較器62の出力はLレベルであり、第1のAND回路63の出力である駆動信号Vg2はLレベルに固定され、第2のAND回路64の出力である駆動信号Vg3もLレベルに固定される。したがって、スイッチ素子2はオン状態、整流用スイッチ素子3はオフ状態に維持される。
このとき、スイッチ素子2のオン抵抗やインダクタ4の直列抵抗を含む入出力間直列抵抗の総和をR1とし、出力端子1bから出力される電流をIoとすると、出力電圧Voは、
Vo=Vi−R1×Io (4)
となる。オフセット電圧ΔVはΔV>R1×Ioに設定されるので、時刻t1の直後では、出力電圧Voは設定目標電圧Vorより高くなる。このため、第1の制御回路60は信号Vc2及びVc3のパルス幅を広げてHレベルにする。
更に入力電圧Viが低下し、時刻t2にて出力電圧Voが設定目標電圧Vorより低くなると、第1の制御回路60は信号Vc2及びVc3のパルス幅を最小とする。第1の制御回路60がデューティ比D=1まで調整可能であれば、信号Vc2及びVc3をLレベルにする。
以上のように本発明の降圧型スイッチングレギュレータによれば、従来の制御回路に相当する第1の制御回路60に最小オフ時間が存在しても、入力電圧Viが低下して電圧(Vi−ΔV)が出力電圧Voを下回る、すなわち入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回ると、強制的にスイッチ素子2をオン状態とする。このことにより、スイッチング動作における最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧Vorの変動にかかわらず、デューティ比Dが1に確定するので動作が安定する。
《第2の実施形態》
図3は、本発明の第2の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図3において、図1に示した本発明の第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同じ構成のものには、同じ番号を付与し、その説明を省略する。図1に示した降圧型スイッチングレギュレータの構成と異なるのは、出力電圧Voを可変するために外部から制御電圧Vcを印加される制御端子1cを有することと、制御回路6の構成と、比較器62への入力信号を生成する構成とである。
制御回路6の中の第1の制御回路60aは、基準電圧Vrを生成する基準電圧源70と、出力電圧Voを検出するための分割抵抗である抵抗71及び抵抗72と、一端を制御端子1cに接続されて他端を抵抗71と抵抗72との接続点に接続された抵抗73と、抵抗71と抵抗72との接続点電位Vbと基準電圧Vrとを入力される誤差増幅器74と、この誤差増幅器74の出力に応じて信号Vc2及びVc3を出力するPWM(pulse width modulation)回路75とから構成される。
比較器62へは、入力電圧Viからオフセット電圧源61を介してコモン電位との間に接続された抵抗65と抵抗66との接続点電位Vaと、基準電圧Vrとが入力される。抵抗65と抵抗66との接続点と、制御端子1cとの間には抵抗67が接続される。抵抗65は抵抗71と等しい抵抗値Raを有し、抵抗66は抵抗72と等しい抵抗値Rbを有し、抵抗67は抵抗73と等しい抵抗値Rcを有する。
以上のように構成された本発明の第2の実施形態に係る降圧型スイッチングレギュレータの動作を説明する。
まず、比較器62の非反転入力端子に発生する電圧Vaは、
Va={(Vi−ΔV)/Ra+Vc/Rc}
/(1/Ra+1/Rb+1/Rc) (5)
で表される。比較器62は、この電圧Vaと基準電圧Vrとを比較する。
入力電圧Viが高く、Va>Vrである場合、比較器62はHレベルの信号を出力する。このため、第1のAND回路63は信号Vc2を、第2のAND回路64は信号Vc3をそれぞれそのまま出力する。
一方、誤差増幅器74の反転入力端子に発生する電圧Vbは、
Vb=(Vo/Ra+Vc/Rc)/(1/Ra+1/Rb+1/Rc) (6)
で表される。誤差増幅器74は、この電圧Vbと基準電圧Vrとの誤差を増幅した誤差信号を出力する。この誤差信号はPWM回路75に入力され、PWM回路75は電圧Vbと基準電圧Vrとの誤差がゼロになるように、パルス幅の調整された信号Vc2及びVc3を出力する。したがって、上述のように、信号Vc2及びVc3が駆動信号Vg2及びVg3としてスイッチ素子2及び整流用スイッチ素子3をスイッチング動作させていると、電圧Vbと基準電圧Vrとが等しくなるように出力電圧Voが制御される。(6)式よりVb=Vrとすると、出力電圧Voは、
Vor=(1+Ra/Rb+Ra/Rc)×Vr−Rc/Ra×Vc (7)
に安定化され、制御電圧Vcを高くするほど低下するように制御される。(7)式で表される電圧Vorは、出力の設定目標電圧である。
次に、入力電圧Viが低下してVa<Vrになると、比較器62の出力はLレベルに反転し、駆動信号Vg2及びVg3がともにLレベルに維持される。このためスイッチ素子2はオン状態、整流用スイッチ素子3はオフ状態に固定される。この動作の切り替わる入力電圧の閾値Virは、(5)式において、Va=Vrであるから、
Vir=(1+Ra/Rb+Ra/Rc)×Vr−Rc/Ra×Vc+ΔV
=Vor+ΔV (8)
となる。すなわち、入力電圧Viと出力の設定目標電圧Vorとの差電圧がオフセット電圧ΔVより高いと通常のスイッチング動作をし、低いとスイッチ素子2はオン状態、整流用スイッチ素子3はオフ状態に維持される。
第1の実施形態では、入力電圧Viと出力電圧Voとをオフセット電圧ΔVを介して直接比較したが、第2の実施形態では、入力電圧Viと出力の設定目標電圧Vorとをオフセット電圧ΔVを介して比較する。定常時の動作は同様であるが、制御電圧Vcが急に低下して設定目標電圧Vorが入力電圧Vi近くに設定されたような場合に、第2の実施形態の方が速く応答できる。すなわち、第2の実施形態では、制御電圧Vcが低下して出力の設定目標電圧Vorが入力電圧Vi近くに設定された時点で、スイッチ素子2がオン状態に固定される。第1の制御回路60aによるデューティ比Dの上昇よりも早く、スイッチ素子2にてデューティ比D=1になるので、出力電圧Voは入力電圧Viに向けて高速に上昇するのである。
以上のように本発明の第2の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータによれば、最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧の変動にかかわらず、デューティ比が1に確定するので動作が安定するといった第1の実施形態の効果に加え、設定目標電圧が入力電圧近くに設定された場合の応答速度の向上という効果がある。
《第3の実施形態》
図4は、本発明の第3の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図4において、図1に示した本発明の第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同じ構成のものには、同じ番号を付与し、その説明を省略する。図1に示した降圧型スイッチングレギュレータの構成と異なるのは、図1中の第1及び第2のAND回路63,64を取り除き、第1の制御回路60が出力する信号Vc2がスイッチ素子2を駆動し、信号Vc3が整流用スイッチ素子3を駆動する構成となっている点と、比較器62の出力でゲート駆動されるPチャネルFETからなるバイパストランジスタ7が、入力端子1aと出力端子1bとの間に接続されている点とである。ここで、オフセット電圧源61と比較器62とは、バイパストランジスタ7を駆動する第2の制御回路8を構成する。
第3の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータが第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと異なるのは、入力電圧Viが低下して、入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回ると、スイッチ素子2の状態にかかわらず、バイパストランジスタ7をオン状態とする点である。このとき、バイパストランジスタ7のオン抵抗R7は充分小さく、出力電圧Voは入力電圧Viの近くで安定する。
さて、入力電圧Viが電圧(Vo+ΔV)以下になった直後では、出力電圧Voは設定目標電圧より高くなる。このため、第1の制御回路60は信号Vc2のパルス幅を広げてHレベルにするので、スイッチ素子2はオフ状態となる。このためインダクタ4は励磁されなくなり、もし整流用スイッチ素子3がオンしようとすると、当該整流用スイッチ素子3のドレインからソースへと通常のスイッチング動作時とは逆方向に電流を流してしまう。したがって、第1の制御回路60は、信号Vc2がHレベルであっても整流用スイッチ素子3が逆方向に電流を流そうとする場合は、信号Vc3をLレベルにして逆流を防止する機能を有する。このとき、出力端子1bから出力される電流をIoとし、バイパストランジスタ7のオン抵抗をR7とすると、出力電圧Voは、
Vo=Vi−R7×Io (9)
となる。オフセット電圧ΔVは、ΔV>R7×Ioに設定される。
更に入力電圧Viが低下し、出力電圧Voが設定目標電圧より低くなると、第1の制御回路60は信号Vc2のパルス幅を最小とする。第1の制御回路60がデューティ比D=1まで調整可能であれば、信号Vc2及びVc3をLレベルにする。するとスイッチ素子2もオン状態に固定されるので、スイッチ素子2のオン抵抗やインダクタ4の直列抵抗を含む入出力間直列抵抗の総和をR1とすると、入出力間インピーダンスは、当該入出力間直列抵抗の総和R1とバイパストランジスタ7のオン抵抗R7との並列抵抗R17となる。ここに、並列抵抗R17は、
R17=R1×R7/(R1+R7) (10)
である。したがって、出力電圧Voは、
Vo=Vi−R17×Io (11)
となる。このとき、出力電圧Voの上昇に伴って第1の制御回路60がスイッチ素子2を再びオフ状態にしないように、ヒステリシス特性を有することが望ましい。
以上のように、本発明の第3の実施形態による降圧型スイッチングレギュレータによれば、入力電圧Viが低下して入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回ると、強制的にバイパストランジスタ7をオン状態とする。このことにより、スイッチング動作における最小オフ時間の有無や出力の設定目標電圧の変動にかかわらず動作が安定する。
《第4の実施形態》
前述の第3の実施形態では、第1の制御回路60に、整流用スイッチ素子3の逆流防止機能や、スイッチ素子2のデューティ比D=1動作移行時のヒステリシス特性が必要であった。整流用スイッチ素子3の逆流防止機能は同期整流回路一般に有する機能ではあるが、これらの機能を不要とするには、バイパストランジスタ7がオン状態になればスイッチ素子2もオン状態とし、同時に整流用スイッチ素子3をオフ状態とする新たな機能を有すればよい。本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータは、この新たな機能を有するものである。
図5は、本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図5において、図1に示した本発明の第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同じ構成のものには、同じ番号を付与し、その説明を省略する。図1に示した降圧型スイッチングレギュレータの構成と異なるのは、比較器62の出力でゲート駆動されるPチャネルFETからなるバイパストランジスタ7が、入力端子1aと出力端子1bとの間に接続されている点である。この点を除き、本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの動作は、図1に示した第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、図示はしないが、制御回路6の中で、オフセット電圧源61、比較器62、第1のAND回路63及び第2のAND回路64が、第2の制御回路8を構成している。
第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータが第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの動作と異なるのは、入力電圧Viが低下して、入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回ると、強制的にスイッチ素子2をオン状態とすると同時に、バイパストランジスタ7もオン状態とする点である。このことにより、スイッチ素子2のオン抵抗とインダクタ4の直列抵抗とを含む入出力間直列抵抗の総和R1に、バイパストランジスタ7のオン抵抗R7が並列で接続されるので、入出力間インピーダンスを低減して効率を向上し、出力端子1bへの電流供給能力が高まるという効果が得られる。
また、バイパストランジスタ7がオン状態になればスイッチ素子2もオン状態とし、同時に整流用スイッチ素子3をオフ状態とするので、第1の制御回路60には、第3の実施形態のような整流用スイッチ素子3の逆流防止機能やスイッチ素子2のデューティ比D=1動作移行時のヒステリシス特性が不要になる。
《第5の実施形態》
図6は、本発明の第5の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図6において、図5に示した本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同じ構成のものには、同じ番号を付与し、その説明を省略する。図5に示した降圧型スイッチングレギュレータの構成と異なるのは、スイッチ素子2の電流を検出する抵抗80と、電圧Vsを生成する電圧源回路81と、抵抗80の電圧降下と電圧Vsとを比較する第2の比較器82と、第1の比較器62の出力と第2の比較器82の出力とを入力されてバイパストランジスタ7をゲート駆動する第3のAND回路83とが付加されている点である。
以上のような構成により本実施形態の降圧型スイッチングレギュレータは、入力電圧Viが低下して入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回ると、強制的にスイッチ素子2をオン状態とすると同時に、バイパストランジスタ7もオン状態とする動作は同様である。更に、本実施形態の降圧型スイッチングレギュレータは、インダクタ4が磁気飽和に至るような大きい出力電流でも動作が可能となる。以下に出力電流が大きい場合の動作を説明する。
図6において、出力電流が増加すると、それに伴ってスイッチ素子2を流れる電流も増加し、抵抗80での電圧降下も大きくなる。抵抗80の電圧降下が電圧Vsより小さい場合、第2の比較器82の出力はHレベルであり、第3のAND回路83を介してバイパストランジスタ7を駆動するのは第1の比較器62の出力となる。この状態は前述の第4の実施形態の動作と同様である。出力電流が増加して抵抗80の電圧降下が電圧Vsを上回ると、第2の比較器82の出力はLレベルとなり、第3のAND回路83を介してバイパストランジスタ7をオン状態とする。このことにより、バイパストランジスタ7を介して、入力端子1aから出力端子1bへ電流が流れる。
以上のように本実施形態によれば、入出力電圧が近い場合にオン状態となって電流を流すバイパストランジスタ7を大出力電流時にもオン状態とすることにより、インダクタ4に流れる電流が最大電流Imaxを超えないように、バイパストランジスタ7が出力電流を分担するので、スイッチ素子2及びインダクタ4の電流負担を軽減することができる。すなわち、バイパストランジスタ7の電流供給能力を更に生かし、インダクタ4の最大電流Imax以上の出力電流を供給可能として、降圧型スイッチングレギュレータ自体の電流供給能力を増大することができる。
なお、本実施形態ではスイッチ素子2に流れる電流を検出したが、インダクタ4に流れる電流や出力電流そのものを検出しても構わない。また、電流検出方法も抵抗80によるもの以外にも、スイッチ素子2とともにカレントミラー構造を形成する素子を用いて検出する等の方法がある。
《第6の実施形態》
図7は、本発明の第6の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。図7において、図5に示した本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータと同じ構成のものには、同じ番号を付与し、その説明を省略する。図5に示した降圧型スイッチングレギュレータの構成と異なるのは、電圧Vpを生成する電圧源回路90と、出力電圧Voと電圧Vpとを比較する第3の比較器91と、第1の比較器62の出力と第3の比較器91の出力とを入力されてバイパストランジスタ7をゲート駆動するOR回路92とが付加されている点である。
以上のような構成により本実施形態の降圧型スイッチングレギュレータは、出力電圧Voが低下して所定の電圧Vpを下回ると、強制的にバイパストランジスタ7をオフ状態とする。このとき、入出力間電圧(Vi−Vo)が所定のオフセット電圧ΔVを下回りバイパストランジスタ7をオン状態にさせようとする指令が第1の比較器62から出力されても、上記オフ状態が優先される。
この構成により、バイパストランジスタ7を出力地絡による過電流から保護する効果を付加することができる。
《第7の実施形態》
図8は、本発明の第7の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。これは、図6に示した本発明の第5の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータにバイパストランジスタ7の出力地絡保護回路を設けた構成である。この保護回路は、インダクタ4の磁気飽和防止のためにバイパストランジスタ7に電流が流れるような場合においても有効に働く。バイパストランジスタ7だけでなく、スイッチ素子2の過電流保護回路が設けられていることが更に望ましい。
なお、本発明の第3、第4、第5及び第6の実施形態では入力電圧Viと出力電圧Voとの差電圧が所定値を下回るとバイパストランジスタ7をオンしたが、入力電圧Viと出力の設定目標電圧Vorとの差電圧が所定値を下回るとバイパストランジスタ7をオンするような構成を選択しても構わない。その場合には、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は、降圧型スイッチングレギュレータの性能向上に有用であり、例えばパーソナルコンピュータや携帯電話等の電子機器の電源回路に利用することができる。
本発明の第1の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 図1の降圧型スイッチングレギュレータの動作波形図である。 本発明の第2の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 本発明の第3の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 本発明の第4の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 本発明の第5の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 本発明の第6の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 本発明の第7の実施形態の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 従来の一般的な降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。 従来の他の降圧型スイッチングレギュレータの回路構成図である。
符号の説明
1 入力電源
1a 入力端子
1b 出力端子
1c 制御端子
2 スイッチ素子
3 整流用スイッチ素子
4 インダクタ
5 出力コンデンサ
6 制御回路
7 バイパストランジスタ
8 第2の制御回路
60,60a 第1の制御回路
61 オフセット電圧源
62,82,91 比較器
63,64,83 AND回路
65〜67,71〜73,80 抵抗
70 基準電圧源
74 誤差増幅器
75 PWM回路
81,90 電圧源回路
92 OR回路

Claims (6)

  1. 入力電圧を印加される入力端子に接続されたスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子に一端を接続されたインダクタと、
    前記インダクタの他端の電圧を平滑して出力端子に出力電圧を生成する平滑手段と、
    前記スイッチ素子がオフ状態のときに前記インダクタに還流電流を流す整流回路と、
    前記出力電圧が設定目標電圧となるように前記スイッチ素子を駆動する制御回路とを備え、
    前記制御回路はまた、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧又は前記入力電圧と前記設定目標電圧との差電圧を検出し、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  2. 入力電圧を印加される入力端子に接続されたスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子に一端を接続されたインダクタと、
    前記インダクタの他端の電圧を平滑して出力端子に出力電圧を生成する平滑手段と、
    前記スイッチ素子がオフ状態のときに前記インダクタに還流電流を流す整流回路と、
    前記出力電圧が設定目標電圧となるように前記スイッチ素子を駆動する第1の制御回路と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に接続されたバイパストランジスタと、
    前記バイパストランジスタを駆動する第2の制御回路とを備え、
    前記第2の制御回路は、前記入力電圧と前記出力電圧との差電圧又は前記入力電圧と前記設定目標電圧との差電圧を検出し、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記バイパストランジスタをオン状態にすることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  3. 請求項2記載の降圧型スイッチングレギュレータにおいて、
    前記第2の制御回路はまた、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  4. 請求項2記載の降圧型スイッチングレギュレータにおいて、
    前記整流回路は整流用スイッチ素子からなる同期整流回路であり、
    前記第2の制御回路はまた、前記差電圧が所定の電圧値以下であるときに前記整流用スイッチ素子をオフ状態にすることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  5. 請求項2記載の降圧型スイッチングレギュレータにおいて、
    前記第2の制御回路はまた、前記インダクタに流れる電流を検出し、前記インダクタに流れる電流が所定の電流値を越えないように前記バイパストランジスタを駆動することを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  6. 請求項2記載の降圧型スイッチングレギュレータにおいて、
    前記第2の制御回路はまた、前記出力電圧を検出し、前記出力電圧が所定の設定値以下であるときは、前記バイパストランジスタをオフ状態にすることを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
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