JP2010135899A - 構内交換機 - Google Patents

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Abstract

【課題】着信履歴を着信先の電話機に対応する記憶装置に記憶させる構内交換機において、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されないようにする。
【解決手段】複数の内線電話機TELを収容する構内交換機100は、着信先の内線電話機TELへの着呼に応じて発呼元情報を着信履歴として当該着信先の電話機に対応する記憶装置に登録するとともに、着呼に対して着信先の内線電話機TEL以外の他の内線電話機TELが応答した場合であっても、着信先の内線電話機TELの記憶装置に登録された発呼元情報を消去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、着信履歴サービスを提供可能な構内交換機に関する。
近年、通信インフラの発達により、通信に関する様々な付加サービスが普及しており、付加サービスの一例として、着信時に通信相手の発信元電話番号を着信先の電話機に通知して、その電話機に登録する着信履歴サービスが知られている。
例えば、特許文献1には、内線電話機のメモリに着信履歴を記憶させ、内線電話機の操作によりその着信履歴を内線電話機の表示手段に表示させることができる構内交換機が提案されている。この機能を備えることにより、内線電話機の使用者は、離席中で電話に出ることができなくても、離席中にいつ、誰から電話がかかってきたかを簡単に知ることができる。
特許文献2には、着信先の不在時間帯であることを示す音声ガイダンスを発信者に提供し、その音声ガイダンスに対して着信不実施指示を発信者から受けた場合には、着信先電話機に対する着信履歴メッセージを送信するか否かを発信者に問い合わせて、発信者から着信履歴メッセージを送信する旨の応答があった場合に、着信履歴メッセージを送信する技術が開示されている。
特許文献3には、保存された着信履歴を着信継続時間又は呼び出し音回数に応じて表示するか否かをユーザによって選択できる技術が開示されている。
特開平5−244286号公報 特開2005−341476号公報 特開2004−104626号公報
ところで、例えば、オフィス等においては、複数の内線電話機に接続され、これらの内線電話機間の相互の通話や、外線電話との通話を行えるようにする構内交換機が使用されている。このような場合、一般的に、複数のユーザが各々の専用の電話機を所有し、各電話には個々の電話番号が割り当てられており、直接各個人の電話機に電話をかけることができるようになっている。
このような環境において、あるユーザに掛かってきた電話に不在等の理由で出られない場合、他のユーザが自分の電話機において代理で応答することができる代理応答サービスが知られている。また、あるユーザの電話機が着信不応答の場合、ある一定の時間着信した後に、別の電話機に着信先を換えて呼び出すことができる不応答転送サービスが知られている。
上記のように代理応答や不応答転送等が行われた場合でも、着信履歴を記憶するように設定された電話機であれば、一度着信すれば着信したその電話機には代理応答或いは不応答転送された場合であっても着信はされているので、着信履歴として発呼元の電話番号等が記憶される。しかしながら、代理応答や不応答転送等で他の電話機が応答し、他のユーザが発呼元の相手に応答して用件に対応できた場合には、発呼者は既に発呼用件が済んでいるので元の着信先の電話機に着信履歴を残す必要がない。このような場合、着信履歴として発呼元の電話番号を記憶しても無駄になる。一般的に着信履歴を記憶する場合には、電話機のメモリを利用するため、記憶できる数が限定されている。例えば、着信履歴の記憶数が20件までの場合、それ以降は最初に記憶した着信履歴が消去され、新たな着信履歴を記憶するような運用が一般的である。このような場合、電話を利用する頻度が高いユーザ(例えば問合せ対応者等)は、着信履歴の記憶容量を超えてしまい必要な着信履歴を確認することができない。また、単に着信履歴の記憶数を増やしても、例えば着信履歴が50件や100件となってしまった場合、電話機の限られた表示スペースで着信履歴を確認するときには、操作性が悪くユーザが着信履歴を確認するためだけに時間を費やしてしまうことになり、電話機のユーザが利用しずらいものであり実用的ではない。
本発明は、着信履歴を着信先の電話機に対応する記憶装置の記憶させる構内交換機において、代理応答や不応答転送等で他の電話機が応答した場合などで、発呼者の要件が満たされている不要な着信履歴を記憶装置に記憶されないようにした構内交換機を提供することを目的とする。
本発明に係る構内交換機は、複数の電話機を収容する構内交換機において、着信先の電話機への着呼に応じて発呼元情報を着信履歴として当該着信先の電話機に対応する記憶装置に登録すると共に、前記着呼に対して前記着信先の電話機以外の他の電話機が応答した場合、前記記憶装置に登録された前記発呼元情報を消去する着信履歴処理部を備えることを特徴とする。
本発明に係る構内交換機によれば、着呼に対して着信先の電話機以外の他の電話機が応答した場合、記憶装置に登録された発呼元情報が消去されるので、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されずに済む。
本発明に係る構内交換機の一つの態様では、前記着信履歴処理部は、前記他の電話機からの応答が行われた後、前記発呼元から発呼元情報の登録要求を受けた場合には、当該登録要求により示される発呼元情報を前記記憶装置に登録することを特徴する。
本発明に係る構内交換機の一つの態様によれば、発呼元から発呼元情報の登録要求を受けた場合には、消去された発呼元情報が再登録されるので、例えば元の着信先の加入者に対して折返し電話をもらいたい場合など、必要に応じて発呼元の要求により発呼元情報の再登録をすることができる。
本発明に係る構内交換機の一つの態様では、前記着信履歴処理部は、前記着信先の電話機による前記記憶装置に登録された発呼元情報に基づく発呼元への発呼に対して、当該発呼元からの応答があった場合には、当該発呼元情報を消去することを特徴とする。
本発明に係る構内交換機の一つの態様によれば、着信先の電話機による記憶装置に登録された発呼元情報に対応する発呼元への発呼に対して、当該発呼元からの応答があった場合には、当該発呼元情報が消去されるので、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されずに済む。
本発明に係る構内交換機は、複数の電話機を収容する構内交換機において、グループ着信先となる複数の電話機への着呼に応じて発呼元情報を着信履歴として当該グループ着信先の各電話機に対応する各記憶装置に登録する着信履歴処理部であって、前記グループ着信に対して応答を行った電話機以外の他の電話機に対応する前記記憶装置に登録された前記発呼元情報をそれぞれ消去する着信履歴処理部を備えることを特徴とする。
本発明に係る構内交換機によれば、グループ着信に対して応答を行った電話機以外の他の電話機に対応する記憶装置に登録された発呼元情報がそれぞれ消去されるので、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されずに済む。
本発明によれば、着呼に対して着信先の電話機以外の他の電話機が代理応答や不応答転送に応答した場合、着信先の電話機に対応する記憶装置に登録された発呼元情報が消去されるので、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されずに済み、記憶されている着信履歴は誰も応答していない着信のみが記憶されるようになるので、着信履歴を記憶するメモリの有効利用が図れることはもとより、電話機を利用しているユーザは、連絡が取れていない相手の情報として着信履歴を活用できる優れた構内交換機を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」と称す)について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る構内交換機システムの全体構成を示すブロック図を示す。図1において、構内交換機100は、内線電話機TEL(TEL1〜TELn)を収容し、公衆網、専用線網、或いはIP網などのネットワーク150を介した他の通信端末と内線電話機TELとの間の通信或いは、内線電話機TEL間の通信の中継を行う。
構内交換機100は、制御装置110、記憶装置120、通話路スイッチ130、局線トランクGT1〜GTn、及び内線トランクIT1〜ITnを備える。制御装置110、記憶装置120及び通話路スイッチ130は、バス140を介して接続される。
各局線トランクGT1〜GTnは、ネットワーク150と接続される局線Ls1〜Lsnをそれぞれ収容する。各内線トランクIT1〜ITnは、それぞれ内線Lr1〜Lrnを介して内線電話機TEL1〜TELnを収容する。
通話路スイッチ130は、制御装置110による制御により、各内線トランクIT1〜ITnと各局線トランクGT1〜GTnとの相互間を接続して通話路を形成し、ネットワーク150を介した他の通信端末との外線通話を制御する。さらに、通話路スイッチ130は、各内線トランクIT1〜ITn相互間を接続して通話路を形成し、内線電話機TEL1〜TELn間の内線通話をそれぞれ制御する。
制御装置110は、CPU、ROM、RAM等により構成され、記憶装置120に記憶された各種プログラムを実行することで、呼接続制御など構内交換機100全体の制御を行う。
記憶装置120は、フラッシュメモリ等のメモリで構成され、構内交換機100の動作に必要な内線側及び外線側の各種データ、プログラムを格納し、制御装置110の指令により呼接続制御等に必要な各種データを制御装置110に提供する。
図2は、記憶装置120内部の機能ブロックを示す。図2に示すように、記憶装置120は、制御装置110によって実行されるプログラム122として、通話路スイッチ130を制御して内線電話機TEL1〜TELnによる外線通話或いは内線通話を実行する呼制御部124と、各内線電話機TEL1〜TELnに対する着信履歴の登録や消去を制御する着信履歴処理部126とを記憶する。さらに、制御装置110は、内線トランクIT1〜ITnや局線トランクGT1〜GTnの収容位置や内線番号情報など通話路を形成し、外線通話や内線通話を実現するための制御データとして局データが記憶される局データ記憶部128を有する。なお、着信履歴処理部126についての詳細は後述する。
図3は、内線電話機TELの外観図である。図3に示すように、各内線電話機TEL1〜TELnは、回線接続時に通話を行う送受話器1、発呼元の電話番号等の発呼元情報を表示するディスプレイ2、呼び出し音(リングバックトーン)を鳴らすスピーカ3、着信を加入者に知らせる場合や、加入者不在時に着信があり着信履歴が残っていることを知らせる場合などに点灯するランプ4、着信履歴として記憶されている発信元情報の表示を指示する着信履歴表示ボタン5、ディスプレイ2に表示された発呼元へ発呼を指示する発信ボタン6を備える。
図4は、内線電話機TELの機能ブロックを示す。図4に示すように、各内線電話機TEL1〜TELnは、電話機全体を制御するCPU10、各処理プログラムを記憶するROM12、各処理プログラムの実行時に使用されるRAM14を備える。さらに、内線電話機TELは、構内交換機100との通信インタフェースとなる交換機インタフェース31、送受話器1との通信インタフェースとなる送受話器インタフェース32、スピーカ3とCPU10とのインタフェースとなるスピーカインタフェース33、着信履歴表示ボタン5や発信ボタン6等の内線電話機TELが有する各種ボタンとCPU10とのインタフェースとなるボタンインタフェース34、ランプ4とCPU10とのインタフェースとなるランプインタフェース35、ディスプレイ2とCPU10とのインタフェースとなる表示インタフェース36を備える。加えて、内線電話機TELは、上記の各インタフェースとCPU10を接続するための入出力インタフェース30を備える。また、内線電話機TELは、構内交換機100からの指示に基づいて、着信時に構内交換機100から提供される発呼元の電話番号等の発呼元情報が登録される着信履歴記憶部20を備える。
このように構成された各内線電話機TEL1〜TELnにおいて、CPU10は、構内交換機100から着信通知と発呼元情報(電話番号)とを交換機インタフェース31を介して受信すると、スピーカインタフェース33を介してスピーカ3から呼び出し音を出力させるとともに、ランプインタフェース35を介してランプ4を点滅させる。また、CPU10は、表示インタフェース36を介して発呼元情報をディスプレイ2に表示させる。さらに、CPU10は、発呼元情報を、着信通知を受信した時刻情報と関連付けて着信履歴記憶部20に登録する。
呼び出し音を聞いた内線電話機TELの加入者が送受話器1を取り応答(オフフック)すると、構内交換機100は呼接続制御を行い、応答した内線電話機TELと発呼元との通話路が形成され、通話が実現される。このように通話が実現された場合、構内交換機100から内線電話機TELに対して履歴消去要求が出力される。内線電話機TELのCPU10は、その履歴消去要求を受信すると、着信履歴記憶部20に登録した発呼元情報を消去する。
以上、本実施形態にかかる構内交換機システムでは、着信先の内線電話機により応答した場合、着信先の内線電話機TELに登録された着信履歴が消去される。
図5は、代理応答が行われた場合の構内交換機100と各内線電話機TEL1〜TELnとの間のシーケンスを示す。
図5において、構内交換機100は、ネットワーク150を介して、発呼元電話番号及び着信先電話番号を含む発信処理要求を受信すると(S100)、例えば着信先電話番号に対応する内線電話機TEL1に対して発呼元電話番号を含む呼出要求を実行する(S102)。内線電話機TEL1は、呼出要求を受けて、スピーカ3を介して呼び出し音を出力するとともに、構内交換機100から提供された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20に登録する(S104)。
ここで、内線電話機TEL1の加入者が不在等により、他の加入者により内線電話機TEL2の送受話器がオフフックされ、内線電話機TEL2から代理応答要求を行うと(S106)、構内交換機100はその代理応答要求に応じてネットワーク150を介して発信元に対して応答処理を実行する(S108)。さらに、構内交換機100は、元の着信先である内線電話機TEL1に対して呼出停止要求及び履歴消去要求を行う(S110)。内線電話機TEL1は、呼び出し音の出力を停止するとともに、ステップS104において登録された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20から消去する(S112)。
以上のシーケンスの通り、着信先の内線電話機TEL1で応答せずに、他の内線電話機TEL2で代理応答した場合、元の着信先の内線電話機TEL1に登録された着信履歴が消去される。
本実施形態によれば、他の内線電話機TEL2により代理応答が行われることに対応して、元の着信先内線電話機TEL1の着信履歴が消去されるので、不要な着信履歴が残らずに済み無駄なメモリ領域の消費を低減することができる。また、例えば、発信元の加入者からの着信に他の内線電話機TEL2による応答で用件が済んだ場合には、元の着信先の内線電話機TEL1には、着信履歴が残らない。よって、元の着信先内線電話機の利用者が着信履歴に基づいて、改めて発呼元に対して行う折返し電話が行われなくて済むため、発信元の内線電話機TEL1利用者が同じ用件で電話を掛けなおす必要が無くなる。
ところで、他の加入者により応答が行われた場合でも用件が済まず、発呼元の加入者に改めて元の着信先の内線電話機TEL1の利用者から折返し電話をして欲しい場合がある。その場合、元の着信先の内線電話機TEL1に着信履歴を残したほうが都合のよい場合もある。
そこで、図5に示すように、例えば、発呼元の端末から専用のボタンが押下される、あるいは特殊操作(特番のダイヤルなど)がされる、もしくは通話終了後に構内交換機100からのガイダンスに従って指定されたボタンが押下される等により、発呼元から発呼元の電話番号を含む着信履歴再登録要求を受信した場合(S118)、構内交換機100は、元の着信先の内線電話機TEL1に対して発呼元電話番号を着信履歴として再登録を要求する(S120)。元の着信先の内線電話機TEL1は、着信履歴再登録要求を受けると、着信履歴再登録要求に含まれる発呼元電話番号情報を着信履歴として、再度着信履歴記憶部20に登録する(S122)。さらに、内線電話機TEL1は、新たな着信履歴が登録されていることを利用者に知らせるべく、ランプ4を赤点灯する(S124)。
上記実施形態では、発呼元の電話機からの操作で着信履歴を再登録する形態を説明したが、代理応答して発呼元電話機と通話状態となっている内線電話機TEL2からの操作でも同様に実施することが可能である。例えば、発呼元電話機の加入者から元の着信先の内線電話機TEL1の利用者から「折返し電話をして欲しい。」と伝言を頼まれることはよくある。このような場合に、代理応答した内線電話機TEL2の利用者が、通話中に特定操作(例えば、上記実施例と同様に特定のボタン(着信履歴再登録要求ボタン)を押下する。)を行うことで、構内交換機100は、内線電話機TEL2から着信履歴再登録要求を受け、元の着信先である内線電話機TEL1に対して着信履歴の再登録を実施すればよい。
以上のように、発呼元の要求もしくは、代理応答した内線電話機TEL2からの要求により、消去された着信履歴が再登録される。よって、他の内線電話機TEL2により応答が行われたにも拘わらず用件が済まない場合であっても、必要に応じて元の着信先の内線電話機TEL1に着信履歴を再登録することができる。このように着信履歴が再登録されることで、元の着信先の内線電話機TEL1の利用者に対して折返し電話をもらいたい旨を容易に知らせることができる。
続いて、図6を参照して、不応答転送が行われた場合の構内交換機100と内線電話機TELとの間のシーケンスについて説明する。
図6において、構内交換機100は、ネットワーク150を介して、発呼元電話番号及び着信先電話番号を含む発信処理要求を受信すると(S200)、着信先電話番号に対応する内線電話機TEL1に対して発呼元電話番号を含む呼出要求を実行する(S202)。内線電話機TEL1は、呼出要求を受けて、スピーカ3を介して呼び出し音を出力するとともに、構内交換機100から提供された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20に登録する(S204)。
構内交換機100は、内線電話機TEL1を呼出要求後、予め定められた時間経過しても内線電話機TEL1から応答が無かった場合、内線電話機TEL1が不応答であると判断し、不応答転送処理を実行する。具体的には、内線電話機TEL1に対して呼出停止要求を行うとともに(S206)、予め転送先として局データに登録されている内線電話機、例えば内線電話機TEL2に対して呼出要求を行う(S210)。
呼出停止要求を受けた内線電話機TEL1は、呼び出し音の出力を停止する(S208)。一方、不応答転送により呼出要求を受けた内線電話機TEL2は、スピーカ3を介して呼び出し音を出力するとともに、構内交換機100から提供された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20に登録する(S212)。この状態の場合、内線電話機TEL1及び内線電話機TEL2の両方に発呼元電話番号が着信履歴として記憶されている。その後、内線電話機TEL2の送受話器がオフフックされ、内線電話機TEL2が応答要求を行うと(S214)、構内交換機100はその応答要求に応じてネットワーク150を介して発信元に対して応答処理を実行する(S216)。さらに、構内交換機100は、元の着信先である内線電話機TEL1及び内線電話機TEL2に対して着信履歴消去要求を行う(S218)。内線電話機TEL1及び内線電話機TEL2は、ステップS204において登録された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20から消去する(S220)。
以上のシーケンスにより、不応答転送に基づいて他の内線電話機TEL2が応答した場合、元の着信先の内線電話機TEL1に登録された着信履歴が消去されるので、不要な着信履歴が残らずに済み、無駄なメモリ消費を低減することができる。また、不要な着信履歴が残らないため、元の着信先の利用者が着信履歴に基づいて改めて発呼元に対して行う折返し電話が行われなくて済むため、発信元の加入者が同じ用件について何度も電話に応答する必要がなくなる。
続いて、図7を参照して、複数の内線電話機TELが一斉に呼び出されるグループ着信の場合において、呼び出された複数の内線電話機TELの内、何れか一台の内線電話機TELが応答した場合のシーケンスについて説明する。
図7において、構内交換機100は、発呼元電話番号及び着信先電話番号を含む発信処理要求を受信すると(S300)、構内交換機100は、局データを参照してその着信先電話番号がグループ着信に対応する番号であることを検知して、さらにその着信先電話番号において着信すべき内線電話機を、局データを参照して特定する。次いで、構内交換機100は、特定された各内線電話機TEL1,TEL2,TEL3に対して発呼元電話番号を含む呼出要求を実行する(S302)。内線電話機TEL1,TEL2,TEL3は、それぞれ呼出要求を受けて、スピーカ3を介して呼び出し音を出力するとともに、構内交換機100から提供された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20にそれぞれ登録する(S304)。
続いて、内線電話機TEL2の送受話器が取られ、内線電話機TEL2が応答要求を行うと(S306)、構内交換機100はその応答要求に応じてネットワーク150を介して発信元に対して応答処理を実行する(S308)。さらに、構内交換機100は、グループ着信先の他の内線電話機TEL1,TEL3に対して呼出停止要求及び履歴消去要求を行う(S310)。内線電話機TEL1,TEL3は、呼び出し音の出力を停止するとともに、ステップS304において登録された発呼元電話番号を着信履歴記憶部20から消去する(S312)。
以上のシーケンスにより、グループ着信時にグループ内の内線電話機TEL2により応答が行われた場合には、応答を行わなかった内線電話機TEL1及び内線電話機TEL3に登録された着信履歴が消去される。このように、複数の内線電話機TELを同時に呼び出すグループ着信の場合であっても、何れかの内線電話機TELで応答された場合には、呼び出し処理が行われた全ての内線電話機TELの着信履歴は消去される。よって、不要な着信履歴が残らずに済み、無駄なメモリ消費を低減することができる。
図8は、発呼元の要求や、他の内線電話機による代理応答が行われずに、元の着信先の内線電話機に着信履歴が残った場合に、その着信履歴に基づいて発呼元に対して折返しの電話が行われた場合における、構内交換機100と内線電話機TELとの間のシーケンスを示す。
図8において、まず、加入者が内線電話機TEL1のランプ4が点灯していることを認識して、着信履歴表示ボタン5を押下すると(S400)、内線電話機TEL1は、着信履歴記憶部20を参照して、発呼元情報として発呼元の電話番号をディスプレイ2に表示する(S402)。なお、着信履歴として複数の発呼元情報が登録されている場合には、例えば登録された時間が最も遅い情報(つまり、最新の発呼元情報)を表示する。発呼元電話番号が表示された状態で、加入者が送受話器1を取る、或いは発信ボタン6を押下することで、発呼指示を行うと(S404)、内線電話機TEL1は、構内交換機100に対して、表示された発呼元電話番号に対する発呼要求を行う(S406)。構内交換機100は、発呼要求に応じてネットワーク150を介して発呼元に対して発呼処理を行う(S408)。
構内交換機100は、発呼処理の応答として、ネットワーク150を介して応答処理要求を受けると(S410)、応答処理要求に示される発呼元電話番号を参照して、その発呼元電話番号が、内線電話機TEL1により要求された電話番号か否かを判定する(S412)。つまり、代理応答や不応答転送等による他の加入者の電話機からの応答でないかどうかを判定する。
判定の結果、本来の発呼元からの応答の場合には、構内交換機100は、内線電話機TEL1に対して履歴消去要求を行い(S424)、内線電話機TEL1は、その要求に応じて発呼元情報を着信履歴記憶部20から消去し(S426)、通話を実行する。一方、本来の発呼元からの応答でない場合には、発呼元情報の消去は行わずに通話を実行する。
以上のシーケンスにより、着信履歴に基づいて発呼元に対して折返しの電話が行われた場合に、本来の発呼元からの応答があったときには、発呼元情報が消去される。よって、不要な着信履歴が残らずに済み、無駄なメモリ消費を低減することができる。
なお、上記の実施形態では、着信履歴を記憶する着信履歴記憶部20を各内線電話機TELが備える例について説明した。しかし、着信履歴記憶部20は必ずしも内線電話機TELに設ける必要はなく、例えば、構内交換機100が備える記憶装置120に内線電話機TELごとにメモリ領域を割り当て、割り当てられたメモリ領域を着信履歴記憶部20として機能させても構わない。
本発明によれば、着呼に対して着信先の電話機以外の他の電話機が応答した場合、本来の着信先に対応する記憶装置に登録された発呼元情報が消去されるので、不要な着信履歴が記憶装置に記憶されずに済む。よって、本発明は、着信履歴を着信先の電話機に対応する記憶装置に記憶させる構内交換機等に適用することができる。
本実施形態に係る構内交換機システムの全体構成を示す機能ブロックを示す図である。 構内交換機が備える記憶装置内部の機能ブロックを示す図である。 内線電話機の外観を示す平面図である。 内線電話機の内部の機能ブロックを示す図である。 代理応答が行われた場合の構内交換機と内線電話機との間のシーケンスを示す図である。 不応答転送が行われた場合の構内交換機と内線電話機との間のシーケンスを示す図である。 グループ着信時における構内交換機と内線電話機との間のシーケンスを示す図である。 着信履歴記憶部に登録された着信履歴に基づいて発呼元に対して折返しの電話が行われた場合における、構内交換機と内線電話機との間のシーケンスを示す図である。
符号の説明
10 CPU
12 ROM
14 RAM
20 着信履歴記憶部
30 入出力インタフェース
100 構内交換機
110 制御装置
120 記憶装置
122 プログラム
124 呼制御部
126 着信履歴処理部
128 局データ記憶部
130 通話路スイッチ
140 バス
150 ネットワーク
IT 内線トランク
GT 局線トランク
TEL 内線電話機

Claims (4)

  1. 複数の電話機を収容する構内交換機において、
    着信先の電話機への着呼に応じて発呼元情報を着信履歴として当該着信先の電話機に対応する記憶装置に登録すると共に、前記着呼に対して前記着信先の電話機以外の他の電話機が応答した場合、前記記憶装置に登録された前記発呼元情報を消去する着信履歴処理部、
    を備える構内交換機。
  2. 請求項1に記載の構内交換機において、
    前記着信履歴処理部は、前記他の電話機からの応答が行われた後、前記発呼元から発呼元情報の登録要求を受けた場合には、当該登録要求により示される発呼元情報を前記記憶装置に登録する、
    ことを特徴する構内交換機。
  3. 請求項1または2に記載の構内交換機において、
    前記着信履歴処理部は、前記着信先の電話機による前記記憶装置に登録された発呼元情報に基づく発呼元への発呼に対して、当該発呼元からの応答があった場合には、当該発呼元情報を消去する、
    ことを特徴とする構内交換機。
  4. 複数の電話機を収容する構内交換機において、
    グループ着信先となる複数の電話機への着呼に応じて発呼元情報を着信履歴として当該グループ着信先の各電話機に対応する各記憶装置に登録すると共に、前記グループ着信に対して応答を行った電話機以外の他の電話機に対応する前記記憶装置に登録された前記発呼元情報をそれぞれ消去する着信履歴処理部、
    を備える構内交換機。
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