JP2010126453A - エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 - Google Patents
エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010126453A JP2010126453A JP2008299956A JP2008299956A JP2010126453A JP 2010126453 A JP2010126453 A JP 2010126453A JP 2008299956 A JP2008299956 A JP 2008299956A JP 2008299956 A JP2008299956 A JP 2008299956A JP 2010126453 A JP2010126453 A JP 2010126453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- epoxy
- reaction
- acrylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Epoxy Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、アクリロイル基を有する化合物とエポキシ化合物との反応工程によって、1分子内にアクリロイル基とエポキシ基とを有するエポキシ基含有アクリル酸エステル類を製造する方法であって、該製造方法は、反応工程をアルキルフェノール系化合物の存在下で行うエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法である。
【選択図】なし
Description
以下に本発明を詳述する。
アクリロイル基とエポキシ基とを1つずつ有する化合物である場合には、例えば、塗料、接着剤、粘着剤、繊維改質剤、分散剤、レジスト材料用途として好ましく用いることができる。また、ジアクリレートや、ジエポキシ化合物である場合には、例えば、塗料、レジスト材料や各種コーティング剤用途として好ましく用いることができる。
上記水酸基を1つだけ有する芳香環は、アルコキシ基を有していないことが好ましい。水酸基が結合した芳香環に、更にアルコキシ基が結合しているアルキルフェノール系化合物である場合には、重合禁止能の効果が低くなるおそれがある。上記アルコキシ基とは、例えば、メトキシ基、エトキシ基等である。このような形態であれば、本発明の製造で得られるエポキシ基含有アクリル酸エステル類の収率をより改善することができ、本発明の効果を充分に得ることができる。
上記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基等いずれの形態であってもよく、これらは、炭素原子が直線状に連なった鎖状の形態であってもよいし、分岐した形態であってもよい。また、環状の形態であってもよい。より好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数が1〜5のアルキル基であり、更に好ましくは、メチル基、ブチル基である。
上記アルキル基の側鎖に結合する置換基としては、1つの芳香環に2つ以上の水酸基を有するもの以外であることが好ましく、例えば、フェニル基等の芳香族置換基であってもよい。
上記アクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸トリデシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸イソステアリル等のアクリル酸アルキルエステル類;
アクリル酸2−ビニロキシエチル、アクリル酸1−メチル−2−ビニロキシエチル、アクリル酸2−ビニロキシプロピル、アクリル酸3−ビニロキシプロピル、アクリル酸4−ビニロキシブチル、アクリル酸4−ビニロキシシクロヘキシル、アクリル酸6−ビニロキシヘキシル、アクリル酸4−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、アクリル酸p−ビニロキシメチルフェニルメチル、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、アクリル酸2−[2−(2−ビニロキシエトキシ)エトキシ]エチル、アクリル酸2−(2−ビニロキシプロポキシ)プロピル、アクリル酸2−(2−ビニロキシイソプロポキシ)イソプロピル、アクリル酸ポリエチレングリコールモノビニルエーテル、アクリル酸ポリプロピレングリコールモノビニルエーテル等のビニルエーテル基含有アクリル酸エステル類;アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル等の芳香族基含有アクリル酸エステル類;
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ポリエチレングリコール、アクリル酸ポリプロピレングリコール等の水酸基含有アクリル酸エステル類;アクリル酸クロライド、アクリル酸ブロマイド、アクリル酸トリフルオロエチル、アクリル酸テトラフルオロエチル等のハロゲン含有アクリル酸エステル類;エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート等のジアクリレート類;
ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート等の窒素原子含有アクリル酸エステル類;等が挙げられる。
上記ハロゲン元素を有するエポキシ化合物は、エポキシ基を有する化合物にハロゲンが置換したものであれば特に限定されないが、例えば、エピハロヒドリン等の化合物、これらの化合物にメチル基、フェニル基等の置換基が結合したものが挙げられる。これらの化合物は単独で用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。ハロゲン元素を有するエポキシ化合物として、より好ましくは、エピハロヒドリンである。
本発明の製造方法で好ましく用いられるエピハロヒドリンとしては、例えば、エピクロロヒドリン、エピブロムヒドリン、エピヨードヒドリン、メチルエピクロルヒドリン、メチルエピブロムヒドリン、メチルエピヨードヒドリン等や、これらのエピハロヒドリンにメチル基、フェニル基等の置換基が結合したものが挙げられる。
上記水酸基を有するエポキシ化合物としては、無置換型のグリシドール、アルキル基置換型のグリシドール等のグリシドール類が使用できるが、入手の容易さなどからは無置換型のグリシドールが好ましい。
上記リン系酸化防止剤としては、種々のものを用いることができ、特に限定されるものではなく、例えば、一般的に用いられるリン系酸化防止剤を好ましく用いることができる。
リン系酸化防止剤としては、例えば、トリフェニルホスフィン;トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ホスファイト、トリス(シクロヘキシルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン等のモノホスファイト系化合物;4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェニル−ジ−トリデシルホスファイト)、4,4’−イソプロピリデン−ビス(フェニル−ジ−アルキル(C12〜C15)ホスファイト)、4,4’−イソプロピリデン−ビス(ジフェニルモノアルキル(C12〜C15)ホスファイト)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルホスファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス(イソデシルホスファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス(ノニルフェニルホスファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニルホスファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジメチルフェニルホスファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニルホスファイト)等のジホスファイト系化合物等が挙げられる。これらの中でも、トリフェニルホスフィンや、モノホスファイト系化合物が好ましい。モノホスファイト系化合物としては、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト等が特に好ましい。
上記塩基性触媒としては、第4級アンモニウム塩が特に好ましい。具体的には、テトラメチルアンモニウムクロリド、トリメチルエチルアンモニウムクロリド、ジメチルジエチルアンモニウムクロリド、メチルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、トリメチルベンジルアンモニウムクロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド等が挙げられる。第4級アンモニウム塩は上記の1種でもよく、任意の2種以上のものを組み合わせて使用してもよいが、上記の中でもテトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、およびトリメチルベンジルアンモニウムクロリドが好適に使用される。
反応を行う雰囲気は、特に限定されるものではないが、例えば、重合禁止剤は、酸素分子が存在することにより効力を発揮する。また、酸素分子が多すぎても爆発範囲に属することとなるため、分子状酸素濃度を適度な濃度に設定することが好ましい。この観点から、反応気相部の分子状酸素濃度は、下限を0.01容量%以上、上限を10容量%以下に設定することが好ましい。下限は、0.02容量%以上がより好ましく、0.05容量%以上が更に好ましい。下限は、9容量%以下がより好ましく、8容量%以下が更に好ましい。上記の分子状酸素濃度の範囲が、収率、重合抑制、爆発回避、経済性の観点から有効である。分子状酸素濃度の設定は、分子状酸素又は空気等の分子状酸素を含むガスと、窒素やアルゴン等の不活性ガスとを、反応器に別々に供給したり、予め混合して供給したりすることにより行われる。
実施例1
攪拌装置、温度計、コンデンサー、空気と窒素の混合ガス導入管を備えたフラスコに、アクリル酸カリウム 350g、エピクロロヒドリン 1470g、テトラメチルアンモニウムクロリド 2.61g、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT) 3.64g、トリフェニルホスフィン 3.64g、1,3,5−トリス−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸(AO20) 3.64g、及び、セバシン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシ)(EC3314A) 3.64gを加えた。常圧で加熱を開始して、内温を70℃に保ち3時間反応させた。得られたアクリル酸グリシジルは、アクリル酸カリウム基準で反応収率が87.3モル%であった。
なお、反応収率の測定は、株式会社島津製作所製のガスクロマトグラフ「GC−17A」を用いたガスクロマトグラフィー分析によって以下に示す条件で行った。実施例2〜12、比較例1〜5についても同様の方法で反応収率を測定した。
測定条件
使用カラム:キャピラリーカラム TC−WAX(GL Sciences Inc.製)
キャリア(He)圧 1.1Kgf/cm2
H2圧:0.7Kgf/cm2
空気圧:0.6Kgf/cm2
インジェクション温度:220℃
ディテクター温度:220℃
昇温プログラム:45℃で5分保持、15℃/分で220℃まで昇温し、220℃で10分間保持
EC3314Aの代わりに4H−TEMPO 3.64gを加えたこと以外は、実施例1と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は85.0モル%であった。
EC3314Aを加えなかったこと以外は、実施例1と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は84.6モル%であった。
トリフェニルホスフィンの代わりに、トリフェニルホスファイト 3.64gを加えたこと以外は実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は82.0モル%であった。
トリフェニルホスフィンを加えなかったこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は80.1モル%であった。
BHTの代わりにトリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアネート(AO30) 3.64gを加え、AO20の代わりに、4,4−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(AO40) 3.64gを加えたこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は83.4モル%であった。
BHTの代わりに4,4−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)(AO40) 3.64gを加え、AO20の代わりにn−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(AO50) 3.64gを加えたこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は79.6モル%であった。
BHTの代わりにテトラキス−(メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン(AO60) 3.64gを加え、AO20の代わりにジ(α−メチルベンジル)フェノール(スミライザーS) 3.64gを加えたこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は85.0モル%であった。
反応温度(内温)を80℃にしたこと以外は、実施例2と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は86.6モル%であった。
反応温度(内温)を90℃にしたこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は73.4モル%であった。
反応時間を2時間にしたこと以外は、実施例10と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は76.4モル%であった。
BHTの代わりにハイドロキノン 3.64gを加え、AO20の代わりにフェノチアジン 3.64gを加えたこと以外は、実施例3と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は48.4モル%であった。
ハイドロキノンの代わりに、ハイドロキノンモノメチルエーテル 3.64gを加えたこと以外は、比較例1と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は46.2モル%であった。
BHT:2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール
AO20:1,3,5−トリス−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸
AO30:1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニルブタン)
AO40:4,4−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)
AO50:n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
AO60:テトラキス−(メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン
スミライザーS:ジ(α−メチルベンジル)フェノール
EC3314A:セバシン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシ)
4H−TEMPO:2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン−N−オキシル
また、実施例1〜4及び実施例6〜8のように、リン系酸化防止剤を用いた場合には、更に収率が向上し、実施例1及び2のように、更にN−オキシル系酸化防止剤を用いると、特に高い収率を得ることができたことがわかる。
実施例1と同様の手順で、メタクリル酸カリウム 90.0g、エピクロロヒドリン 335.3g、テトラメチルアンモニウムクロリド 0.60g、フェノチアジン 0.425g(仕込み総液量に対して1000ppm)の仕込み量とし、反応温度(内温)は80℃、反応時間は5時間としてメタクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は、94.2モル%であった。
安定剤としてのフェノチアジンを用いず、BHT 0.425g及びAO20 0.425gを加えたこと以外は、比較例3と同様にしてメタクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は、96.5モル%であった。
下記表2に比較例3及び4の結果について示す。
実施例12
攪拌装置、温度計、コンデンサー、空気と窒素の混合ガス導入管を備えたフラスコに、アクリル酸 100.0g、エピクロロヒドリン 577.8g、テトラメチルアンモニウムクロリド 1.52g、BHT 0.68g、AO20 0.68g、トリフェニルホスフィン 0.68g及びEC3314A 0.68gを加え、90℃で3時間攪拌して反応を行った。ついで48%水酸化ナトリウム 120.2gを6時間かけて滴下しつつ、80℃、200mmHgの条件下で閉環反応を行った。このとき、反応収率は、44モル%であった。
安定剤としてのBHT、AO20、トリフェニルホスフィン及びEC3314Aを用いず、フェノチアジン 0.68g(仕込み総液量に対して1000ppm)を加えたこと以外は、比較例12と同様にしてアクリル酸グリシジルの合成を行った。反応収率は、38モル%であった。
下記表3に実施例12及び比較例5の結果について示す。
Claims (5)
- アクリロイル基を有する化合物とエポキシ化合物との反応工程によって、1分子内にアクリロイル基とエポキシ基とを有するエポキシ基含有アクリル酸エステル類を製造する方法であって、
該製造方法は、反応工程をアルキルフェノール系化合物の存在下で行うことを特徴とするエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法。 - 前記反応工程は、
(a1)アクリル酸若しくはその金属塩と(b1)ハロゲン元素を有するエポキシ化合物とを反応させる工程、又は、
(a2)アクリル酸エステル若しくはアクリル酸無水物と(b2)水酸基を有するエポキシ化合物とを反応させる工程であることを特徴とする請求項1記載のエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法。 - 前記反応工程は、
(a3)アクリル酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩と、
(b3)ハロゲン元素を有するエポキシ化合物とを
反応させる工程であることを特徴とする請求項2記載のエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法。 - 前記アルキルフェノール系化合物は、1つ又は複数の芳香環を有し、1つの芳香環に1つだけ水酸基を有するものであって、該水酸基を有する芳香環のオルト位に、置換基を有していてもよい炭素数が1〜10のアルキル基を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法。
- 前記製造方法は、反応工程を更にリン系酸化防止剤及び/又はN−オキシル系酸化防止剤の存在下で行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299956A JP2010126453A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299956A JP2010126453A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010126453A true JP2010126453A (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=42327075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008299956A Pending JP2010126453A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010126453A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103145646A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-12 | 苏州太湖电工新材料股份有限公司 | 一种含硫环氧树脂及其制备方法 |
WO2013146651A1 (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-03 | 興人ホールディングス株式会社 | 環状エーテル基含有(メタ)アクリレート |
JP2014076959A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | メタクリル酸グリシジルの製造方法 |
WO2014148301A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | 三菱レイヨン株式会社 | グリシジル(メタ)アクリレートの製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4872115A (ja) * | 1971-12-27 | 1973-09-29 | ||
JPH09249657A (ja) * | 1996-03-13 | 1997-09-22 | Nof Corp | (メタ)アクリル酸グリシジルの精製方法 |
JP2006151975A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-06-15 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | メタクリル酸グリシジルの製造方法 |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008299956A patent/JP2010126453A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4872115A (ja) * | 1971-12-27 | 1973-09-29 | ||
JPH09249657A (ja) * | 1996-03-13 | 1997-09-22 | Nof Corp | (メタ)アクリル酸グリシジルの精製方法 |
JP2006151975A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-06-15 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | メタクリル酸グリシジルの製造方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013146651A1 (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-03 | 興人ホールディングス株式会社 | 環状エーテル基含有(メタ)アクリレート |
JP2014076959A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-05-01 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | メタクリル酸グリシジルの製造方法 |
CN103145646A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-12 | 苏州太湖电工新材料股份有限公司 | 一种含硫环氧树脂及其制备方法 |
CN103145646B (zh) * | 2013-03-21 | 2015-03-11 | 苏州太湖电工新材料股份有限公司 | 一种含硫环氧树脂及其制备方法 |
WO2014148301A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | 三菱レイヨン株式会社 | グリシジル(メタ)アクリレートの製造方法 |
US9303003B2 (en) | 2013-03-22 | 2016-04-05 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Process for producing glycidyl (meth)acrylate |
JPWO2014148301A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2017-02-16 | 三菱レイヨン株式会社 | グリシジル(メタ)アクリレートの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010114077A1 (ja) | α-(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート組成物及びその製造方法 | |
JP2010126453A (ja) | エポキシ基含有アクリル酸エステル類の製造方法 | |
JP2014051456A (ja) | 2−オキソ−1,3−ジオキソラン構造を有する(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2005506958A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造法 | |
JP5546908B2 (ja) | グリシジルアクリレートの製造方法 | |
JP2007308463A (ja) | 2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレートの製造方法 | |
JP5496534B2 (ja) | α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレートの製造方法 | |
JP4963545B2 (ja) | (メタ)アクリロイロオキシテトラヒドロフラン類およびその製造方法 | |
JP2014205662A (ja) | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP4576173B2 (ja) | アダマンチル(メタ)アクリレート化合物の製造法 | |
JP5417087B2 (ja) | グリシジルアクリレートの製造方法 | |
JP2020023456A (ja) | エステル組成物、(メタ)アクリレート組成物、エステル組成物の製造方法、(メタ)アクリレート組成物の製造方法 | |
JP5003180B2 (ja) | グリセリルモノ(メタ)アクリレートの製造法 | |
JP2011046625A (ja) | エポキシ基含有アクリル酸エステルの製造方法 | |
JP2010132817A (ja) | カルバゾール基含有(メタ)アクリル酸エステル類、及び、その製造方法 | |
JP5999342B2 (ja) | メタクリル酸グリシジルの製造方法 | |
KR101178238B1 (ko) | 공비적 에스테르화에 의한 알킬 아크릴레이트의 제조방법 | |
JP2010254585A (ja) | アントラセン−9,10−ジエーテル化合物、その製造法及びその重合物 | |
JP2009256307A (ja) | 不飽和カルボン酸アダマンチルエステル及びその製造法 | |
JP2007112788A (ja) | オキセタン化合物 | |
JP2005239610A (ja) | α位置換アクリレート類の製造方法 | |
JP2020026428A (ja) | エステル化合物、エステル組成物、(メタ)アクリレート化合物、および硬化物、ならびにエステル化合物の製造方法および(メタ)アクリレート化合物の製造方法 | |
JP5957406B2 (ja) | アダマンチルメタクリレートの製造方法 | |
JP2007145835A (ja) | オキセタン化合物 | |
JP2007131582A (ja) | アダマンチルエステル化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110804 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20130820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20130822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20131015 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20131105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |