JP2010126022A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】車両用空調装置1の前席空調ユニット2は、内気吸入口と、外気導入口と、吸気モードを内気循環モード又は外気導入モードに切り替える内外気切替ドア211と、フロントブロア24とを有する。後席空調ユニット3は、内気送風口と、排気送風口と、送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドア311と、リアブロア34とを有する。車外52からのリモコンスイッチ操作により、前席空調ユニット2は吸気モードが優先的に外気導入モードに、また、後席空調ユニット3は送風モードが排気モードになるように制御するとともに、これらのモードでフロントブロア24及びリアブロア34を作動させて車内を強制換気するように制御するコントロールユニット4を有する。
【選択図】図1
【解決手段】車両用空調装置1の前席空調ユニット2は、内気吸入口と、外気導入口と、吸気モードを内気循環モード又は外気導入モードに切り替える内外気切替ドア211と、フロントブロア24とを有する。後席空調ユニット3は、内気送風口と、排気送風口と、送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドア311と、リアブロア34とを有する。車外52からのリモコンスイッチ操作により、前席空調ユニット2は吸気モードが優先的に外気導入モードに、また、後席空調ユニット3は送風モードが排気モードになるように制御するとともに、これらのモードでフロントブロア24及びリアブロア34を作動させて車内を強制換気するように制御するコントロールユニット4を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、強制換気機能を有する車両用空調装置に関する。
従来、夏の炎天下などにおいては、車内の温度が非常に高温となり、搭乗者が乗車した直後に空調装置(エアコン)を作動させても車内が冷却されるまでは多大な時間がかかっていた。このため、手動でドアを開閉して車内の換気を行ったり、停車中に窓を開けっ放しにしたりしてその熱気を排出していた。ところが、その操作が煩わしく、また、駐車スペース及び防犯上の制約などもあった。
そのため、エアコン始動前に所定時間、車両の前方に配される前席空調ユニット内に設けられたフロントブロアを駆動して車内の熱気を排出させる熱気排出手段を有する空調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、インテークドアを外気導入側に切り替え、閉鎖手段により吹き出し路を閉鎖した後、後席空調装置のリヤモータファンを駆動させて強制換気を行う制御手段を設けた空調装置も提案されている(特許文献2参照)。さらに、ソーラー換気システムなどを導入することによって熱気を排出することも考えられている。
ところが、特許文献1に記載の従来技術においては、以下のような問題点があった。すなわち、上記の従来技術では、前述したとおり前席空調ユニットのみによって車内の換気を行うものであるため、車内の熱気を十分に排出することが困難であった。特にミニバンやSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)などのキャビンの大きな車体を有する車両では、その問題が顕著となる。そのため、炎天下におけるエアコンの冷却能力を十分に向上させることができるとは言い難かった。また、特許文献2に記載の従来技術は、運転席の強制換気スイッチのオン操作により強制換気を行うもので、エアコン始動前に強制換気するものではない。
さらに、ソーラー換気システムなどを導入する場合にあっては、それが専用品であるため、換気システムのコストが増大してしまうという問題があった。
さらに、ソーラー換気システムなどを導入する場合にあっては、それが専用品であるため、換気システムのコストが増大してしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を提供しようとするものである。
本発明は、車内の前方側に備えつけられる前席空調ユニットと、車内の後方側に備えつけられる後席空調ユニットとを有する車両用空調装置であって、
上記前席空調ユニットは、車内の空気を取り込む内気吸入口と、車外の空気を取り込む外気導入口と、上記内気吸入口と上記外気導入口とを選択的に開閉して吸気モードを内気循環モード又は外気導入モードに切り替える内外気切替ドアと、上記内気吸入口又は上記外気導入口から内気又は外気を取り込んで送風を行うフロントブロアとを有し、
上記後席空調ユニットは、車内から吸入した空気を車内に吹き出す内気送風口と、車内から吸入した空気を車外に排出する排気送風口と、上記内気送風口と上記排気送風口とを選択的に開閉して送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドアと、車内の空気を吸入して送風を行うリアブロアとを有し、
車外からのリモコンスイッチ操作により、上記前席空調ユニットは吸気モードが優先的に外気導入モードとなるように、また、上記後席空調ユニットは送風モードが排気モードとなるように制御するとともに、これらのモードで上記フロントブロア及び上記リアブロアを作動させて車内を所定時間だけ強制換気するように制御するコントロールユニットを有することを特徴とする車両用空調装置にある(請求項1)。
上記前席空調ユニットは、車内の空気を取り込む内気吸入口と、車外の空気を取り込む外気導入口と、上記内気吸入口と上記外気導入口とを選択的に開閉して吸気モードを内気循環モード又は外気導入モードに切り替える内外気切替ドアと、上記内気吸入口又は上記外気導入口から内気又は外気を取り込んで送風を行うフロントブロアとを有し、
上記後席空調ユニットは、車内から吸入した空気を車内に吹き出す内気送風口と、車内から吸入した空気を車外に排出する排気送風口と、上記内気送風口と上記排気送風口とを選択的に開閉して送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドアと、車内の空気を吸入して送風を行うリアブロアとを有し、
車外からのリモコンスイッチ操作により、上記前席空調ユニットは吸気モードが優先的に外気導入モードとなるように、また、上記後席空調ユニットは送風モードが排気モードとなるように制御するとともに、これらのモードで上記フロントブロア及び上記リアブロアを作動させて車内を所定時間だけ強制換気するように制御するコントロールユニットを有することを特徴とする車両用空調装置にある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。
本発明は、上記構成を有するため、前席空調ユニットにて車内の温度よりも低温の外気を車内に導入し、かつ、後席空調ユニットにて車内の空気、すなわち、車内の熱気を車外に排出することができる。これにより、低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を得ることができる。
本発明は、上記構成を有するため、前席空調ユニットにて車内の温度よりも低温の外気を車内に導入し、かつ、後席空調ユニットにて車内の空気、すなわち、車内の熱気を車外に排出することができる。これにより、低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を得ることができる。
すなわち、停車中に車内に熱気が溜まった場合、エアコン始動前に空調装置を作動させて車内の熱気を強制的に車外へと排出して車内を換気することができる。
特に、本発明においては、上記のとおり前席空調ユニットと後席空調ユニットとが協働して作動するため、前席空調ユニットによる外気の導入と、後席空調ユニットによる車内の空気(熱気)の排出とを連動して行うことができる。そのため、車内の熱気を、効率良く排出することができる。
特に、本発明においては、上記のとおり前席空調ユニットと後席空調ユニットとが協働して作動するため、前席空調ユニットによる外気の導入と、後席空調ユニットによる車内の空気(熱気)の排出とを連動して行うことができる。そのため、車内の熱気を、効率良く排出することができる。
具体的には、本発明においては、外気を前席空調ユニットの外気導入口から十分に前席空調ユニット内に吸気して、それを前席空調ユニットに設けられたフロント送風口から車内に送風する。そのため、車内の熱気よりも十分に温度の低い外気を十分に車内に送り込むことができる。そして、フロント送風口からの送風により、車内を正圧とすることができる。さらにそれに加えて、後席空調ユニット内においては、リアブロアを作動させてあるため、車内の熱気を後席空調ユニット内に十分吸入することができる。そしてその後、排気送風口から車内の熱気を排出することにより、車内を十分に換気することができる。
このようにして、車内を換気した後においては、エアコン始動時においてエアコンに作用する熱負荷を十分に小さくすることができ、その冷却能力を格段に向上させることができる。そして、車内に搭乗者が乗り込んで運転を開始するときには、車内を早期に快適な温度となるようにすることができる。
また、本発明では、従来から車両に備えつけられているエアコンユニットをそのまま用いつつ、後席空調ユニットに排気送風口と、該排気送風口と既存の内気送風口とを選択的に開閉して送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドアとを設ける簡便な構成で、前述した優れた作用効果を有する車両用空調装置を低コストにて得ることができる。
また、冷却能力の高いエアコンを使用する必要がなくなるため、エアコンの低コスト化を図ることもできる。
また、冷却能力の高いエアコンを使用する必要がなくなるため、エアコンの低コスト化を図ることもできる。
以上のとおり、本発明によれば、低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を提供することができる。
本発明の車両用空調装置は、前席空調ユニット及び後席空調ユニットの双方を有し、特にミニバンやSUVなどのようにキャビンが比較的大きい車両においてその機能を顕著に発揮することができる。
また、上記後席空調ユニットは、車両の車体外板と該車体外板よりも内側に設けられ車内と連通する車内連通口を有するトリムとの間に配設されるとともに、該トリムが配される側と反対側において空気を吸入する空気吸入口を有し、かつ、上記車内連通口と上記空気吸入口との間の空気の通路を形成するカバーにより上記後席空調ユニットの外周が覆われていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、後席空調ユニットの熱気排出能力を向上させることができる。換言すれば、上記カバーにより、車体外板とトリムとの間の空間に存在する余分な熱気を吸入することなく、車内の熱気を効率的に後席空調ユニット内に吸入することができる。そしてその熱気を、後席空調ユニットから車外に排出することができる。
この場合には、後席空調ユニットの熱気排出能力を向上させることができる。換言すれば、上記カバーにより、車体外板とトリムとの間の空間に存在する余分な熱気を吸入することなく、車内の熱気を効率的に後席空調ユニット内に吸入することができる。そしてその熱気を、後席空調ユニットから車外に排出することができる。
また、上記リモコンスイッチは、車両のドアを開錠又は施錠するリモートコントロールキーと一体化してなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、部品種類を増加させることなく、前述したとおり優れた作用効果を有する車両用空調装置を低コストにて得ることができる。
この場合には、部品種類を増加させることなく、前述したとおり優れた作用効果を有する車両用空調装置を低コストにて得ることができる。
また、強制換気する時間は、1〜3分間であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、バッテリへの負荷が少ない短い時間でエアコン始動前に車内の温度を十分に下げることができる。
この場合には、バッテリへの負荷が少ない短い時間でエアコン始動前に車内の温度を十分に下げることができる。
本発明の車両用空調装置に係る実施例について、図1〜図7とともに説明する。
図1、図4に示すように、本例の車両用空調装置1は、下記の前席空調ユニット2と、後席空調ユニット3と、コントロールユニット4とを有する。
図1、図4に示すように、本例の車両用空調装置1は、下記の前席空調ユニット2と、後席空調ユニット3と、コントロールユニット4とを有する。
上記前席空調ユニット2は、図4に示すように、車両5の車内51の前方側に備えつけられている。
かかる前席空調ユニット2は、図2に示すように、該前席空調ユニット2内における空気の通路であるフロントダクト21と、車内51の空気を前席空調ユニット2に取り込む内気吸入口221と、フロントダクト21内に外気を導入するための外気導入口222と、フロントダクト21内に取り込まれた空気を車内51に送風するためのフロント送風口23とを有する。
かかる前席空調ユニット2は、図2に示すように、該前席空調ユニット2内における空気の通路であるフロントダクト21と、車内51の空気を前席空調ユニット2に取り込む内気吸入口221と、フロントダクト21内に外気を導入するための外気導入口222と、フロントダクト21内に取り込まれた空気を車内51に送風するためのフロント送風口23とを有する。
また、前席空調ユニット2は、内気吸入口221と外気導入口222とを選択的に開閉して内気吸入口221から内気を取り込む内気循環モードと外気導入口222から外気を取り込む外気導入モードとを切り替える内外気切替ドア211と、内気吸入口221又は外気導入口222から内気又は外気を取り込んで送風を行うフロントブロア24とを有する。
上記後席空調ユニット3は、図4に示すように、車内51の後方側に備えつけられている。
かかる後席空調ユニット3は、図3に示すように、車内51から吸入した内気を車内51へ吹き出すための内気送風口32と、車内51から吸入した内気を車外52に排出するための排気送風口33とを有する。内気送風口32には、車両5の天井に配設された、図示しない吹出口に接続される送風ダクト321が連結されている。また、排気送風口33には、排気口521に接続される排気ダクト331が連結されている。
かかる後席空調ユニット3は、図3に示すように、車内51から吸入した内気を車内51へ吹き出すための内気送風口32と、車内51から吸入した内気を車外52に排出するための排気送風口33とを有する。内気送風口32には、車両5の天井に配設された、図示しない吹出口に接続される送風ダクト321が連結されている。また、排気送風口33には、排気口521に接続される排気ダクト331が連結されている。
また、後席空調ユニット3は、内気送風口32と排気送風口33とを選択的に開閉して送風モードを内気送風口32から内気を車内51へ吹き出す内気吹出モード又は排気送風口331から内気を車外52へ排出する排気モードに切り替える送風口切替ドア311と、内気を吸入して送風を行うリアブロア34とを有する。
また、コントロールユニット4は、車外52から強制換気用のリモコンスイッチ60を操作することにより、前席空調ユニット2は吸気モードが優先的に外気導入モードとなるように、また、後席空調ユニット3は送風モードが排気モードとなるように制御するとともに、これらのモードでフロントブロア24及びリアブロア34を作動させて車内51を所定時間だけ強制換気するように制御する。
以下、詳細に説明する。
以下、詳細に説明する。
<車両用空調装置の構成>
本例の車両用空調装置1は、図4に示すような、例えば、ミニバンやSUVなどのようにキャビンが大きな車両5に適用することにより、その作用効果を顕著に発揮することができる。これは、このようにキャビンの大きな車両5には、一般にフロントのみならずリアにも空調ユニットが配設されており、これらを後述するよう連動して作動させることで、車内51の熱気を効率良く排出できるからである。
そして、本例の車両用空調装置1は、前述したとおり、前席空調ユニット2と、後席空調ユニット3と、コントロールユニット4とを有する。
本例の車両用空調装置1は、図4に示すような、例えば、ミニバンやSUVなどのようにキャビンが大きな車両5に適用することにより、その作用効果を顕著に発揮することができる。これは、このようにキャビンの大きな車両5には、一般にフロントのみならずリアにも空調ユニットが配設されており、これらを後述するよう連動して作動させることで、車内51の熱気を効率良く排出できるからである。
そして、本例の車両用空調装置1は、前述したとおり、前席空調ユニット2と、後席空調ユニット3と、コントロールユニット4とを有する。
上記前席空調ユニット2について、図2、図7とともに説明する。
前席空調ユニット2は、前述した構成要素のほか、以下のような構成要素を有する。
図7に示すように車両5の車内51の前方には、図示しないエンジンなどが収納されるエンジン室が設けられている。車内51の前方には計器513やオーディオ機器514が収納されるインストルメントパネル512が配置され、このインストルメントパネル512の上方にフロントガラス515が嵌め込まれている。
前席空調ユニット2は、前述した構成要素のほか、以下のような構成要素を有する。
図7に示すように車両5の車内51の前方には、図示しないエンジンなどが収納されるエンジン室が設けられている。車内51の前方には計器513やオーディオ機器514が収納されるインストルメントパネル512が配置され、このインストルメントパネル512の上方にフロントガラス515が嵌め込まれている。
前席空調ユニット2から空気が吹き出されるフロント送風口23は、本例では、図7に示すように、車内51の前方に配設されるインストルメントパネル512に設けられ、搭乗者に向かって送風するフロントフェイス送風口231である。なお、下記のデフロスタ送風口232や下記のフロントフット送風口233に送風口が設定されている場合には、図1、図2に示すように、前席空調ユニット2内に設けられたフロント吹出口切替ダンパ212によって、送風口がフロントフェイス送風口231となるようにフロントダクト21内の空気の通路を切り替える。
なお、上記フロント送風口23は、上記のとおりフロントフェイス送風口231のほか、図2に示すように、フロントガラス513の下から送風されるデフロスタ送風口232や、搭乗者の足元から送風されるフロントフット送風口233とすることもできる。
また、前席空調ユニット2は、前述したとおり、内気循環モードと外気導入モードとを切り替えるための内外気切替ドア211を有する。具体的には、図2に示すように、外気導入口222のほか、車内51の空気(内気)を循環させるための内気吸入口221を有する。そして、上記内外気切替ドア211を用いることにより、外気導入口222と、内気吸入口221とを選択的に開閉することができるよう構成されている。
また、前席空調ユニット2は、上記のほか、フロントダクト21内にエバポレータ251やヒータコア252を有し、これらを通過することにより空調することができる。ただし、本例において、強制換気中は、エバポレータ251やヒータコア252などは作動しない。
次に、後席空調ユニット3について、図3とともに説明する。
また、後席空調ユニット3は、前述した構成要素のほか、車内51から吸入した内気を車内51へ吹き出すための別の内気送風口37を有している。該内気送風口37には、車両5のトリム500に配設された図示しない吹出口に接続される送風ダクト371が連結されている。また、後席空調ユニット3は、リア吹出口切替ダンパ312を有し、それによって内気送風口32、37を選択的に開閉して、内気吹出モードを内気送風口32を経由するフェイスモードと、別の内気送風口37を経由するフットモードとに切り替えている。すなわち、後席空調ユニット3は、吸入した内気を搭乗者の顔に向かって吹き出す図示しないリアフェイス吹出口と、足元に向かって吹出す図示しないリアフット吹出口とにそれぞれ送風ダクト321、371を介して接続され、リア吹出口切替ダンパ312によりこれらを切り替えることができるよう構成されている
本例においては、前述の排気送風口33及び排気ダクト331は、フェイスモード時の内気送風口32側に隣接して設けられている。
また、後席空調ユニット3は、前述した構成要素のほか、車内51から吸入した内気を車内51へ吹き出すための別の内気送風口37を有している。該内気送風口37には、車両5のトリム500に配設された図示しない吹出口に接続される送風ダクト371が連結されている。また、後席空調ユニット3は、リア吹出口切替ダンパ312を有し、それによって内気送風口32、37を選択的に開閉して、内気吹出モードを内気送風口32を経由するフェイスモードと、別の内気送風口37を経由するフットモードとに切り替えている。すなわち、後席空調ユニット3は、吸入した内気を搭乗者の顔に向かって吹き出す図示しないリアフェイス吹出口と、足元に向かって吹出す図示しないリアフット吹出口とにそれぞれ送風ダクト321、371を介して接続され、リア吹出口切替ダンパ312によりこれらを切り替えることができるよう構成されている
本例においては、前述の排気送風口33及び排気ダクト331は、フェイスモード時の内気送風口32側に隣接して設けられている。
後席空調ユニット3は、図3に示すように、車両5の車体外板520と後述するトリム500との間に配設されるとともに、その外周が後述するカバー300で覆われている。
具体的には、例えば合成樹脂からなるカバー300は、車体外板520よりも車内51側に配され車内51と連通する複数の車内連通口501を有するトリム500に密接した状態で、後席空調ユニット3の外周を覆っている。そして、後席空調ユニット3は、トリム500が配される側と反対側に空気吸入口36を有する。そしてさらに、カバー300によって後席空調ユニット3の外周を覆うことにより、車内連通口501と空気吸入口36との間に空気の通路が形成されている。
なお、本例では、カバー300は、後席空調ユニット3と一体化してなるものとしたが、別体にて形成することもできる。
具体的には、例えば合成樹脂からなるカバー300は、車体外板520よりも車内51側に配され車内51と連通する複数の車内連通口501を有するトリム500に密接した状態で、後席空調ユニット3の外周を覆っている。そして、後席空調ユニット3は、トリム500が配される側と反対側に空気吸入口36を有する。そしてさらに、カバー300によって後席空調ユニット3の外周を覆うことにより、車内連通口501と空気吸入口36との間に空気の通路が形成されている。
なお、本例では、カバー300は、後席空調ユニット3と一体化してなるものとしたが、別体にて形成することもできる。
後席空調ユニット3は、前述した送風口切替ドア311、リアブロア34のほか、エバポレータ351やヒータコア352を有し、これらを通過することにより空調することができる。ただし、本例において、強制換気中は、エバポレータ351やヒータコア352などは作動しない。
次に、コントロールユニット4について、図1、図4とともに説明する。
コントロールユニット4は、両図に示すように、リモートコントロールキー6からの信号600を受信し、これを照合して後述するエアコンECU41などに信号を送信する照合ECU42と、照合ECU42から送られてきた作動開始信号に基づいて前席空調ユニット2及び後席空調ユニット3の作動を制御するエアコンECU41と、車両5のボデーにおけるドアの施開錠を制御するボデーECU43と、車両5のシステム全体の電力制御を行うパワーマネジメントECU44とを有する。これらエアコンECU41、ボデーECU43及びパワーマネジメントECU44は、相互に通信できるように接続されている。
コントロールユニット4は、両図に示すように、リモートコントロールキー6からの信号600を受信し、これを照合して後述するエアコンECU41などに信号を送信する照合ECU42と、照合ECU42から送られてきた作動開始信号に基づいて前席空調ユニット2及び後席空調ユニット3の作動を制御するエアコンECU41と、車両5のボデーにおけるドアの施開錠を制御するボデーECU43と、車両5のシステム全体の電力制御を行うパワーマネジメントECU44とを有する。これらエアコンECU41、ボデーECU43及びパワーマネジメントECU44は、相互に通信できるように接続されている。
<車両用空調装置の作動前>
次に、本例の車両用空調装置1が作動するまでの手順の一例について、図5とともに説明する。
同図のステップS1に示すように、炎天下の下に置かれた車両5に乗り込む前に、前述したリモートコントロールキー6と一体化してなる強制換気用のリモコンスイッチ60をONにする。かかるリモコンスイッチ60は、例えば、1回の長押しによってON状態となるよう構成することができる。
次に、本例の車両用空調装置1が作動するまでの手順の一例について、図5とともに説明する。
同図のステップS1に示すように、炎天下の下に置かれた車両5に乗り込む前に、前述したリモートコントロールキー6と一体化してなる強制換気用のリモコンスイッチ60をONにする。かかるリモコンスイッチ60は、例えば、1回の長押しによってON状態となるよう構成することができる。
次いで、図5のステップS2に示すように、車両5の状態を確認する。そして、ここでは、例えば、イグニッションスイッチ(図示略)がOFFとなっているか、車両5のすべてのドアが閉まっているか、フードがある場合にはフードが閉じられているか、イグニッションキーがささっていないか、ブレーキがOFFとなっているか、盗難防止システムが警報状態になっていないかなどを確認する。
これらの項目が正常な状態にあると確認された場合(ステップS21)には、ステップS3に示すように、ドアロック状態を確認する。一方、上記項目に異常が確認された場合(ステップS22)には、車両用空調装置1は起動しない。
そして、ステップS4に示すようにドアがロックされているかを確認し、ドアがロックされている場合(ステップS41)には、ステップS5に示すように、空調システムの電源がONする。一方、ドアがロックされていない場合(ステップS42)には、空調システムの電源はONしない。
そして、ステップS4に示すようにドアがロックされているかを確認し、ドアがロックされている場合(ステップS41)には、ステップS5に示すように、空調システムの電源がONする。一方、ドアがロックされていない場合(ステップS42)には、空調システムの電源はONしない。
次いで、ステップS6に示すように、シフトポジションの状態を確認する。そして、シフトポジションがパーキング(P)以外である場合(ステップS62)には、車両用空調装置1は動作を終了する。
一方、シフトポジションがパーキング(P)である場合(ステップS61)には、ステップS7に示すように、バッテリ7の電池残量を確認する。そして、バッテリ7の電池残量が必要量を満たさない場合(ステップS72)には、車両用空調装置1は動作を終了する。
一方、シフトポジションがパーキング(P)である場合(ステップS61)には、ステップS7に示すように、バッテリ7の電池残量を確認する。そして、バッテリ7の電池残量が必要量を満たさない場合(ステップS72)には、車両用空調装置1は動作を終了する。
次いで、バッテリ7の電池残量が必要量を満たす場合(ステップS71)には、ステップS8に示すように、設定温度に対して冷房作動条件を満たしているかどうか、すなわち設定温度に対する車内温度を判断材料として換気作動が必要か否かを判定する。そして、換気作動が不要と判定された場合(ステップS82)には、車両用空調装置1は動作を終了する。
一方、この時点で換気作動が必要と判定された場合(ステップS81)には、ステップS9に示すように、冷房システムに異常がないかを確認する。
一方、この時点で換気作動が必要と判定された場合(ステップS81)には、ステップS9に示すように、冷房システムに異常がないかを確認する。
このとき冷房システムに異常がある場合(ステップS92)には、車両用空調装置1は動作を終了する。
一方、冷房システムに異常がない場合(ステップS91)には、ステップS10に示すように、車両用空調装置1が3分間のタイマーで終了まで換気作動を行う。
一方、冷房システムに異常がない場合(ステップS91)には、ステップS10に示すように、車両用空調装置1が3分間のタイマーで終了まで換気作動を行う。
<車両用空調装置の作動後>
次に、車両5の内部に備えつけられたコントロールユニット4に信号600が送られた後の車両用空調装置1の動作について、図1とともに説明する。
上記のようにコントロールユニット4にて受信されたリモートコントロールキー6からの信号600に基づいて、エアコンECU41から前席空調ユニット2に制御信号が送信される(矢印X参照)とともに、後席空調ユニット3にも同様に制御信号が送信される(矢印Y参照)。
次に、車両5の内部に備えつけられたコントロールユニット4に信号600が送られた後の車両用空調装置1の動作について、図1とともに説明する。
上記のようにコントロールユニット4にて受信されたリモートコントロールキー6からの信号600に基づいて、エアコンECU41から前席空調ユニット2に制御信号が送信される(矢印X参照)とともに、後席空調ユニット3にも同様に制御信号が送信される(矢印Y参照)。
そして、前席空調ユニット2は、吸気モードが内気吸入口221から内気を取り込むように設定されている場合、すなわち、内気循環モードに設定されている場合には、エアコンECU41は、内外気切替ドア211を作動させて吸気モードを外気導入口222から外気を取り込む外気導入モードへ切り替える。
また、送風口がフロントフット送風口233などに設定されている場合には、フロント吹出口切替ダンパ212によってフロントフェイス送風口231に切り替える。
また、送風口がフロントフット送風口233などに設定されている場合には、フロント吹出口切替ダンパ212によってフロントフェイス送風口231に切り替える。
また、前席空調ユニット2は、上記のとおり内外気切替ドア211を作動させると同時に、フロントブロア24を作動させて外気を外気導入口222から前席空調ユニット2内に導入するとともに、該前席空調ユニット2内に導入された外気をフロント送風口23から車内51に送風する(図4における矢印W、図2における矢印w1参照)。
一方、後席空調ユニット3は、エアコンECU41の指示に従って、内気吹出モードが内気送風口37を経由するフットモードに設定されている場合には、リア吹出口切替ダンパ312を作動させて、内気吹出モードが内気送風口32を経由するフェイスモードとなるように切り替える。さらに、エアコンECU41の指示に従って、送風口切替ドア311を作動させて、内気送風口32を閉じるとともに、排気送風口33を開き、後席空調ユニット3内に吸入された内気が排気送風口331に流れるよう、送風モードを排気モードに切り替える。
また、後席空調ユニット3は、上記のとおり送風口切替ドア311やリア吹出口切替ダンパ312を作動させると同時に、リアブロア34を作動させて車内51の空気を吸入口36から後席空調ユニット3内に吸入するとともに後席空調ユニット3内に吸入した内気を排気送風口33から排出する(図4における矢印W、図3における矢印w2参照)。
そして、車両外板520に設けられたルーバ521から熱気が車外52に排出される。
以上の動作を行うことにより、車内51の熱気を車外52へと排出することができる。
そして、車両外板520に設けられたルーバ521から熱気が車外52に排出される。
以上の動作を行うことにより、車内51の熱気を車外52へと排出することができる。
具体的な性能としては、本例の車両用空調装置1は、図6に示すように、コントロールユニット4が信号600を受信してから3分間で車内51の温度を10℃低減することができるよう構成されている。
すなわち、例えば、気温が35℃、日射量が1000W/m2の炎天下においては、車両5の駐車時にはエアコンによって25℃に設定された車内51の温度は、駐車後数分で、80℃もの高温となることがある。
そこで、リモートコントロールキー6から信号600を送信した後、図6に示すように、乗車するまでの3分間に、例えば、80℃から70℃まで車内51の温度を下げることにより、エアコンの冷却能力を格段に向上させることができる。
そこで、リモートコントロールキー6から信号600を送信した後、図6に示すように、乗車するまでの3分間に、例えば、80℃から70℃まで車内51の温度を下げることにより、エアコンの冷却能力を格段に向上させることができる。
以下に、本例の作用効果について説明する。
本例は、上記構成を有するため、前席空調ユニット2にて車内51の温度よりも低温の外気を車内51に導入し、かつ、後席空調ユニット3にて車内51の空気、すなわち、車内51の熱気を車外52に排出することができる。これにより、低コストであって、エアコン始動前に車内51の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置1を得ることができる。
本例は、上記構成を有するため、前席空調ユニット2にて車内51の温度よりも低温の外気を車内51に導入し、かつ、後席空調ユニット3にて車内51の空気、すなわち、車内51の熱気を車外52に排出することができる。これにより、低コストであって、エアコン始動前に車内51の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置1を得ることができる。
すなわち、停車中に車内51に熱気が溜まった場合、エアコン始動前に本例の車両用空調装置1を作動させて車内の熱気を強制的に車外52へと排出して車内51を換気することができる。
特に、本例においては、上記のとおり前席空調ユニット2と後席空調ユニット3とが協働して作動するため、前席空調ユニット2による外気の導入と、後席空調ユニット3による車内51の空気(熱気)の排出とを連動して行うことができる。そのため、車内51の熱気を、効率良く排出することができる。
特に、本例においては、上記のとおり前席空調ユニット2と後席空調ユニット3とが協働して作動するため、前席空調ユニット2による外気の導入と、後席空調ユニット3による車内51の空気(熱気)の排出とを連動して行うことができる。そのため、車内51の熱気を、効率良く排出することができる。
具体的には、本例においては、外気を外気導入口222から十分に前席空調ユニット内2に吸気して、それをフロント送風口23から車内51に送風する。そのため、車内51の熱気よりも十分に温度の低い外気を十分に車内51に送り込むことができる。そして、フロント送風口23からの送風により、車内51を正圧とすることができる。さらにそれに加えて、後席空調ユニット3内においては、リアブロア34を作動させてあるため、車内51の熱気を後席空調ユニット3内に十分吸入することができる。そしてその後、排気送風口33から車内51の熱気を排出することにより、車内51を十分に換気することができる。
このようにして、車内51を換気した後においては、エアコン始動時においてエアコンに作用する熱負荷を十分に小さくすることができ、その冷却能力を格段に向上させることができる。そして、車内51に搭乗者が乗り込んで運転を開始するときには、車内51を早期に快適な温度となるようにすることができる。
また、本例では、従来から車両5に備えつけられているエアコンユニットをそのまま用いつつ、後席空調ユニット3に排気送風口33と、該排気送風口33と既存の内気送風口32、37とを選択的に開閉して送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドア311とを設ける簡便な構成で、前述した優れた作用効果を有する車両用空調装置1を低コストにて得ることができる。
また、冷却能力の高いエアコンを使用する必要がなくなるため、エアコンの低コスト化を図ることもできる。
また、冷却能力の高いエアコンを使用する必要がなくなるため、エアコンの低コスト化を図ることもできる。
また、後席空調ユニット3は、その外周がカバー300により覆われているため、後席空調ユニット3の熱気排出能力を向上させることができる。換言すれば、カバー300により、車体外板520とトリム500との間の空間に存在する余分な熱気を吸入することなく、車内51の熱気を効率的に後席空調ユニット3内に吸入することができる。そしてその熱気を、後席空調ユニット3から車外52に排出することができる。
また、強制換気用のリモコンスイッチ60は、車両5のドアを開錠又は施錠するリモートコンロールキー6と一体化してなる。このため、部品種類を増加させることなく、前述したとおり優れた作用効果を有する車両用空調装置1を低コストにて得ることができる。
また、フロント送風口23は、車内51の前方側に配設されるインストルメントパネル512に設けられるとともに搭乗者に向かって送風するフロントフェイス送風口231である。このため、外気導入口222から導入された外気を、フロントフェイス送風口231から車内51にまんべんなく、かつ、効率良く供給することができる。そのため、エアコン始動前に車内51の温度を十分に下げることができ、エアコンの冷却能力を一層向上させることができる。
また、車両用空調装置1は、コントロールユニット4が作動開始信号600を受信してから3分間で上記車内51の温度を10℃低減することができるよう構成されているため、エアコン始動前に車内51の温度を十分に下げることができる。そのため、エアコンの冷却能力をより一層向上させることができる。
以上のとおり、本例によれば、低コストであって、エアコン始動前に車内の温度を下げてエアコンの冷却能力を向上させることができる車両用空調装置を提供することができる。
1 車両用空調装置
2 前席空調ユニット
211 内外気切替ドア
221 内気吸入口
222 外気導入口
24 フロントブロア
3 後席空調ユニット
311 送風口切替ドア
32 内気送風口(フェイスモード時)
33 排気送風口
34 リアブロア
37 内気送風口(フットモード時)
4 コントロールユニット
51 車内
52 車外
2 前席空調ユニット
211 内外気切替ドア
221 内気吸入口
222 外気導入口
24 フロントブロア
3 後席空調ユニット
311 送風口切替ドア
32 内気送風口(フェイスモード時)
33 排気送風口
34 リアブロア
37 内気送風口(フットモード時)
4 コントロールユニット
51 車内
52 車外
Claims (4)
- 車内の前方側に備えつけられる前席空調ユニットと、車内の後方側に備えつけられる後席空調ユニットとを有する車両用空調装置であって、
上記前席空調ユニットは、車内の空気を取り込む内気吸入口と、車外の空気を取り込む外気導入口と、上記内気吸入口と上記外気導入口とを選択的に開閉して吸気モードを内気循環モード又は外気導入モードに切り替える内外気切替ドアと、上記内気吸入口又は上記外気導入口から内気又は外気を取り込んで送風を行うフロントブロアとを有し、
上記後席空調ユニットは、車内から吸入した空気を車内に吹き出す内気送風口と、車内から吸入した空気を車外に排出する排気送風口と、上記内気送風口と上記排気送風口とを選択的に開閉して送風モードを内気吹出モード又は排気モードに切り替える送風口切替ドアと、車内の空気を吸入して送風を行うリアブロアとを有し、
車外からのリモコンスイッチ操作により、上記前席空調ユニットは吸気モードが優先的に外気導入モードとなるように、また、上記後席空調ユニットは送風モードが排気モードとなるように制御するとともに、これらのモードで上記フロントブロア及び上記リアブロアを作動させて車内を所定時間だけ強制換気するように制御するコントロールユニットを有することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1において、上記後席空調ユニットは、車両の車体外板と該車体外板よりも内側に設けられ車内と連通する車内連通口を有するトリムとの間に配設されるとともに、該トリムが配される側と反対側において空気を吸入する空気吸入口を有し、かつ、上記車内連通口と上記空気吸入口との間の空気の通路を形成するカバーにより上記後席空調ユニットの外周が覆われていることを特徴とする車両用空調装置。
- 請求項1又は2において、上記リモコンスイッチは、車両のドアを開錠又は施錠するリモートコントロールキーと一体化してなることを特徴とする車両用空調装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、強制換気する時間は、1〜3分間であることを特徴とする車両用空調装置。
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