JP2010123403A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動シェードを回動自在に支持するブラケットの軽量化を図り、軽量で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯10は、投影レンズ11の後方側焦点Fよりも後方に配置された光源23aと、光源23aからの直接光を前方に向けて光軸Ax寄りに集光反射させるリフレクタ25と、リフレクタ25からの反射光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する可動シェード30と、投影レンズ11と光源23aとの間に配置されて可動シェード30を回動自在に支持するブラケット32と、を備える。ブラケット32は、金属の板状部材から形成されると共に、リフレクタ25からの反射光の一部を光軸Axに沿って前方へ通過させる開口部32aを有し、開口部32aには、該開口部32aに取付けられた可動シェード30と開口縁との間に形成される隙間を塞ぐ固定シェード33が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用前照灯に関し、特に車両の走行状況等に応じて前照灯の配光を変化させることができる可変配光機能を備えたプロジェクタ型の車両用前照灯に関する。
一般に、プロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯は、車両前後方向に延びる光軸上に配置された光源からの光をリフレクタにより前方へ向けて光軸寄りに反射させ、この反射光をリフレクタの前方に設けられた投影レンズを介して灯具前方へ照射するように構成されている。
そして、このプロジェクタ型の車両用灯具ユニットをすれ違いビーム(ロービーム)照射用の車両用前照灯として構成する場合には、投影レンズとリフレクタとの間にリフレクタからの反射光の一部を遮蔽して上向き照射光を除去するシェードを設けることにより、所定のカットオフラインを有するすれ違いビーム配光パターンで前方へビーム照射を行うようになっている。
一般に、車両用前照灯のシェードは、固定されたものであるので、例えばシェードをすれ違いビーム配光パターンに設定したときには、この灯具ユニットはすれ違いビーム専用としてのみ使用可能なものとなり、走行ビーム(ハイビーム)との切換え使用が不可能であった。
そこで、シェードをすれ違いビーム位置と走行ビーム位置とに移動可能な可動シェードとし、且つ、すれ違いビーム位置としたときにはその上端縁を投影レンズの焦点に位置させ、走行ビーム位置としたときにはその上端縁を投影レンズの焦点から適宜に外れるものとすることで、すれ違いビーム用としても走行ビーム用としても最適な配光特性が得られるものとした車両用灯具(車両用前照灯)も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−341696号公報
ところで、上記特許文献1に記載された車両用灯具のシェード(移動シェード)は、取付枠の内部に回動可能に支持されているが、該取付枠は略筒状をなしてリフレクタの前端部に取り付けられると共に、前面開口には投光レンズ(投影レンズ)が取り付けられている。
このような略筒状をなす取付枠は、溶融したアルミ合金を金型内に射出して一体成形するアルミダイキャスト等により成形されるのが一般的であるが、近年、自動車の燃費向上の為には更なる灯具ユニットの軽量化が求められており、アルミダイキャストによる軽量化には限界があった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、可動シェードを回動自在に支持するブラケットの軽量化を図り、軽量で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯を提供することである。
本発明の上記目的は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、
前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、
前記光源からの直接光を前方に向けて前記光軸寄りに集光反射させるリフレクタと、
前記投影レンズと光源との間に配置されて前記リフレクタからの反射光の一部及び前記光源からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する可動シェードと、
前記投影レンズと光源との間に配置されて前記可動シェードを回動自在に支持するブラケットと、
を備えた車両用前照灯であって、
前記ブラケットは、金属の板状部材から形成されると共に、前記リフレクタからの反射光の一部を前記光軸に沿って前方へ通過させる開口部を有し、
前記開口部には、該開口部に取付けられた前記可動シェードと開口縁との間に形成される隙間を塞ぐシェード部が設けられることを特徴とする車両用前照灯により達成される。
上記構成の車両用前照灯によれば、可動シェードを回動自在に支持するブラケットの開口部には、可動シェードと開口縁との間に形成される隙間を塞ぐシェード部が設けられるので、板状部材から形成されたブラケットの開口部と可動シェードとの間に生じる隙間からリフレクタの反射光が洩れるのを防止できる。
そこで、ブラケットを金属の板状部材から形成することができ、アルミダイキャスト製に比べて軽量化できる。また、プレス加工等により金属の板状部材からブラケットを製造することができるので、アルミダイキャストよりも製造コストを抑えることができる。
尚、上記構成の車両用前照灯において、前記シェード部が、前記ブラケットと別体に金属の板状部材から形成され、前記可動シェードの移動を妨げないオフセット位置に固定されることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、ブラケットとは別体に金属の板状部材から形成されるシェード部が、可動シェードの移動を妨げないオフセット位置に固定される。
そこで、可動シェードと干渉しないシェード部の形成が容易となり、更に製造コストを低減できる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記可動シェードが、回動軸を介して前記ブラケットに支持されており、前記ブラケットが、前記回動軸をカシメ固定していることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、ブラケットに対する可動シェードの取付け精度が向上すると共に、部品点数を増加させることなく容易に可動シェードをブラケットに固定することができる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記可動シェードが金属の板状部材から形成され、
前記可動シェードの水平方向の両端部には、前記ブラケットの開口縁後面に当接する面当て部が形成され、
前記面当て部が当接する前記ブラケットの開口縁には、補強リブが設けられていることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、金属の板状部材から形成される可動シェードは、面当て部が形成されることにより剛性及び耐久性が向上する。また、可動シェードの面当て部が当接するブラケットの開口縁にも、補強リブが設けられているので、剛性及び耐久性が向上する。
本発明に係る車両用前照灯によれば、板状部材から形成されたブラケットの開口部と可動シェードとの間に生じる隙間からリフレクタの反射光が洩れるのを防止できる。
そこで、ブラケットを金属の板状部材から形成することができ、アルミダイキャスト製に比べて軽量化できると共に、製造コストを抑えることができる。
従って、可動シェードを回動自在に支持するブラケットの軽量化を図り、軽量で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明に係る車両用前照灯の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図であり、図2は図1に示した灯具ユニットの分解斜視図、図3は図1に示した灯具ユニットの縦断面図、図4は図2に示した可動シェードの分解斜視図、図5及び図6は図1に示したブラケットに可動シェード及びアクチュエータを取り付けたアッセンブリーの前方側斜視図及び後方側斜視図である。
本実施形態に係る車両用灯具10は、図1及び図2に示すように、素通し状の透明カバー14とランプボディ12とで形成される灯室16内に、灯具ユニット18が収容された構成となっている。
本実施形態の灯具ユニット18は、図1及び図2に示すように、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸(レンズ中心軸)Ax上に配置された投影レンズ11と、投影レンズ11の後方側焦点Fよりも後方に配置された光源バルブ(ディスチャージバルブ)23と、この光源バルブ23の光源23aを第1焦点として光源バルブ23から放射された光(直接光)を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ25と、投影レンズ11と光源23aとの間に配置されてリフレクタ25からの反射光の一部及び光源23aからの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する可動シェード30と、投影レンズ11と光源23aとの間に配置されて可動シェード30を回動自在に支持するブラケット32と、を備えている。
また、灯具ユニット18は、図1に示すように、ブラケット32を介してフレーム22に支持されており、該フレーム22は図示せぬエイミング機構を介して、ランプボディ12に支持されている。エイミング機構は、灯具ユニット18の取付位置及び取付角度を微調整するための機構で、エイミング調整した段階では、灯具ユニット18の光軸Axは、車両前後方向に対して0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようになっている。
フレーム22は、前方から見て略矩形の枠状をしており、上下から前方に向かって支持板24,26が夫々突設されている。上側の支持板24の前端部には軸受部24a設けられ、該軸受部24aによって灯具ユニット18の上部に設けられた連結部材27の被支持軸27aが回動自在に支持される。下側の支持板26は、該支持板26の前端部のうち上記軸受部24aの真下に位置した部分に円形の軸挿通孔26aが形成されている。そして、フレーム22の下側の支持板26の下面には、上記灯具ユニット18を水平方向に回動させるスイブルアクチュエータ71が固定される。
スイブルアクチュエータ71は、例えば、ステアリング操作に応動して駆動されることによって、出力軸72が回転される。出力軸72は、支持板26の軸挿通孔26aを挿通し、灯具ユニット18の下部に設けられたジョイント部28に嵌合され、該ジョイント部28は出力軸72に連結される。
従って、スイブルアクチュエータ71が駆動されると、出力軸72が回転され、該出力軸72の回転に伴って灯具ユニット18が水平方向に回動される。
尚、ジョイント部28は、ブラケット32と別体に形成された後に取付部32cに取付けられるので、灯具ユニットの仕様に応じて適宜交換が可能となり、ブラケット32の汎用性が向上する。
金属板からプレス成形されたブラケット32は、図4に示すように、前方から見て略矩形の板状をしており、中央部には光軸Axが貫通する開口部32aが形成されている。ブラケット32の上部には連結部材27を固定する為のカシメ片32bが設けられ、下部にはアクチュエータ20を固定する為の取付部32cが設けられている。
このブラケット32は、リフレクタ25の反射面25aで反射した迷光が投影レンズ11に入射してしまうのを防止するシェードであって、レンズホルダ31を介して投影レンズ11が前面側に固定されると共に、リフレクタ25が後面側に固定される。
可動シェード30は、図3及び図4に示すように、金属板からプレス成形された略長方形の板状であり、光軸Axの下方近傍に位置するように設けられる。可動シェード30の両端部には、シャフト42が回転自在に挿通される軸支部30bと、遮蔽位置においてブラケット32の開口縁に当接して回動を規制する当接部(面当て部)30cとが折り曲げ形成されている。
尚、可動シェード30の当接部30cが当接するブラケット32の開口縁には、前方へ折り曲げ形成された補強リブ32eが設けられている。そこで、金属の板状部材から形成される可動シェード30は、当接部30cが折り曲げ形成されることにより剛性及び耐久性が向上する。また、可動シェード30の当接部30cが当接するブラケット32の開口縁にも、折り曲げ形成された補強リブ32eが設けられているので、剛性及び耐久性が向上する。
そして、この可動シェード30は、後方側焦点F近傍に上端縁30aが位置するように配置される遮蔽位置と、この遮蔽位置よりもリフレクタ25からの反射光に対する遮蔽量を減少させる遮蔽緩和位置と、を採り得るようになっている。この可動シェード30の上端縁30aは、左右段違いで形成されており、可動シェード30が遮蔽位置にあるとき、すれ違いビーム配光パターンのカットオフラインを形成する。
また、可動シェード30は、図7に示すように、左右両端部に形成された軸支部30b,30bに、所定長のシャフト42を挿通させた状態で、このシャフト42の両端部をブラケット32のカシメ片32dにセットされる。そして、図7に示すように、該カシメ片32dをカシメることによって、ブラケット32後面側に、シャフト42の両端部がカシメ固定され、可動シェード30はブラケット32に回動自在に支持される。
そこで、ブラケット32に対する可動シェード30の取付け精度が向上すると共に、部品点数を増加させることなく容易に可動シェード30をブラケット32に固定することができる。
可動シェード30に切り起こし形成されたロッド係合部30dには、ロッド部材40のシェード側係合部が連結されている。シャフト42には、リターンスプリング44が巻装されている。このリターンスプリング44は、金属製のねじりコイルバネであり、その一端部が可動シェード30に係止されると共に、その他端部がブラケット32に係止されており、可動シェード30を遮蔽位置へ向けて常時弾性付勢するようになっている。尚、可動シェード30は、遮蔽位置に移動したとき、両端部に形成した当接部30c,30cがブラケット32の後面に当接することで、遮蔽位置に位置決めされるようになっている。
そして、ロッド部材40のアクチュエータ側係合部に連結されるアクチュエータ20の駆動により、可動シェード30の遮蔽位置と遮蔽緩和位置との間における移動が行われるようになっている。
また、可動シェード30の前方側には、オーバーヘッドサイン部材35が取付けられている。該オーバーヘッドサイン部材35は、前下がりの傾斜面を有するように折り曲げ形成された金属の板状部材であり、この傾斜面は後述するオーバーヘッドサイン用反射面25bからの反射光P1を投影レンズ11に向けて反射し、投影レンズ11から上向きの照射光であるオーバーヘッドサイン照射光P2を出射させるオーバーヘッドサイン用受光面35aとされる。
アクチュエータ20は、図6に示すように、ブラケット32の取付部32cに取り付けられ、その出力軸21を車両後方へ向けて突出させるようにして配置されたソレノイドである。
このアクチュエータ20は、図示しないビーム切換えスイッチの操作が行われたときに駆動して、その出力軸21の直線往復運動をロッド部材40に伝達し、該ロッド部材40のシェード側係合部に連結された可動シェード30を回動させるようになっている。
ロッド部材40は、折り曲げ形成された針金形状部材で構成されている。そこで、ロッド部材40が略前後方向に沿って往復運動すると、シェード側係合部にロッド係合部30dが連結されている可動シェード30は、車両幅方向に延びるシャフト42を中心にして遮蔽位置と遮蔽緩和位置との間における回動が行われる。
更に、ブラケット32の前面には、図1乃至図5に示すように、可動シェード30の回動を妨げないオフセット位置に固定され、迷光が投影レンズ11に入射してしまうのを防止する固定シェード(シェード部)33が設けられている。即ち、板状部材から形成されたブラケット32の開口部32aと可動シェード30との間には、可動シェード30を回動可能とする為の隙間が生じるが、固定シェード33が設けられることで、この隙間からリフレクタ25の反射光が洩れるのを防止できる。
この固定シェード33は、前下がりの傾斜面を有するように折り曲げ形成された金属の板状部材からなり、この傾斜面は後述するオーバーヘッドサイン用反射面25bからの反射光P1を投影レンズ11に向けて反射し、投影レンズ11から上向きの照射光であるオーバーヘッドサイン照射光P2を出射させるオーバーヘッドサイン用受光面33aとされる。また、前下がりの傾斜面を有するように折り曲げ形成されることで、固定シェード33は剛性を確保することができる。また、オーバーヘッドサイン用受光面35aも用いる。
投影レンズ11は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズで構成されている。この投影レンズ11は、図1に示すように、その後方側焦点Fがリフレクタ25の反射面25aの第2焦点に位置するようにして光軸Ax上に配置されており、これにより後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
光源バルブ23は、放電発光部を光源23aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、本実施形態の場合、バルブ軸をレンズ中心軸Axに一致させた向きで、リフレクタ25の後端部に挿入固定されている。
光源バルブ23には、バルブソケット60が取着されている。そして、バルブソケット60から導出された給電コード61は、灯具ユニット18の背後を通って下方へ延び、ランプボディ12の下部に配置された点灯回路ユニット(図示せず)に接続され、これによって、点灯回路ユニットが備える放電点灯回路から点灯電圧及び起電電圧が光源バルブ23に供給されるようになっている。
尚、放電バルブの代わりにハロゲンバルブ等を用いることもでき、バルブ軸をレンズ中心軸Axに略交差させた向きで、リフレクタ25の側方より光源バルブ23を挿入固定することもできる。
ここで、上記「略交差させた向き」の概念には、光源バルブ23の光軸が車両前後方向に延びる光軸Axに対し直交して配置される場合が含まれることは勿論であるが、光軸Axに対して立体的に交差して配置される場合や、車両幅方向の水平線に対して±15°程度傾斜させた状態で配置される場合も含む。
リフレクタ25は、光源23aを通る光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面25aを有している。
この反射面25aは、レンズ中心軸Axを含む断面形状が光源23aの中心位置を第1焦点とすると共に投影レンズ11の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形状の楕円系反射面に設定されており、光源23aからの光を前方へ向けて光軸Axよりに集光反射させるようになっている。また、この反射面25aの離心率は、鉛直断面から水平断面に向けて徐々に大きくなるように設定されている。
また、リフレクタ25の反射面25aの端部に連続する反射面として、オーバーヘッドサイン用反射面25bが一体形成されている。
このオーバーヘッドサイン用反射面25bは、光軸Axを含む断面形状が光源23aの中心位置を第1焦点とすると共に、投影レンズ11の後方側焦点Fの僅かに前方に位置しているオーバーヘッドサイン用受光面33a,35aの中心付近を第2焦点とする略楕円曲面に設定されており、光源23aからの光をオーバーヘッドサイン用受光面33a,35aに集光反射させるようになっている。また、このオーバーヘッドサイン用反射面25bの離心率は、鉛直断面から水平断面に向けて徐々に大きくなるように設定されている。そこで、オーバーヘッドサイン用反射面25bからオーバーヘッドサイン用受光面33a,35aに入射した光は、上向き照射の光P1として投影レンズ11に入射される。
次に、上記車両用前照灯10による配光について、説明する。
図3に示したように、可動シェード30が遮蔽位置にある時、可動シェード30は、左右段違いの所謂Z型のカットオフラインを有したすれ違いビーム用配光パターンを形成する。
また、オーバーヘッドサイン用反射面25bからの反射光P1は、オーバーヘッドサイン用受光面33a,35aにより上向き光として投影レンズ11に入射され、投影レンズ11からオーバーヘッドサイン照射光P2として出射され、すれ違いビーム用配光パターンの上方に、オーバーヘッドサインを照射するOHS配光パターンを形成する。
以上に説明した本第1実施形態の車両用前照灯10によれば、可動シェード30を回動自在に支持するブラケット32の開口部32aには、可動シェード30と開口縁との間に形成される隙間を塞ぐ固定シェード33が設けられるので、板状部材から形成されたブラケット32の開口部32aと可動シェード30との間に生じる隙間からリフレクタ25の反射光が洩れるのを防止できる。
そこで、ブラケット32を金属の板状部材から形成することができ、アルミダイキャスト製に比べて軽量化できる。また、プレス加工等により金属の板状部材からブラケット32を製造することができるので、アルミダイキャストよりも製造コストを抑えることができる。
従って、可動シェード30を回動自在に支持するブラケット32の軽量化を図り、軽量で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯10を提供することができる。
図9は本発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図であり、図10は図9に示した灯具ユニットの分解斜視図、図11は図10に示した可動シェードの分解斜視図、図12は図9に示した可動シェードの背面図、図13は図9に示した灯具ユニットの水平断面図である。
本実施形態に係る車両用灯具100は、図9及び図10に示すように、素通し状の透明カバー114とランプボディ112とで形成される灯室116内に、灯具ユニット118が収容された構成となっている。
灯具ユニット118は、ランプボディ112にブラケット122を介して支持されており、このブラケット122はエイミング機構160を介して、ランプボディ112に支持されている。
エイミング機構160は、灯具ユニット118の取付位置及び取付角度を微調整するための機構で、エイミング調整した段階では、灯具ユニット118の光軸(レンズ中心軸)Axは、車両前後方向に対して、0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようになっている。
金属板からプレス成形されたブラケット122は、図3に示すように、前方から見て略矩形の板状をしており、光軸Axが貫通する中央開口部122aと、エイミング機構160におけるエイミングスクリュー163の一端に係合する軸受部材161が取付けられる3つの取付穴122bとが設けられている。
このブラケット122は、リフレクタ125の反射面125aで反射した迷光が投影レンズ111に入射してしまうのを防止するシェードであって、レンズホルダ131を介して投影レンズ111が前面側に固定されると共に、リフレクタ125が後面側に固定される。
また、ブラケット122の下方における後面側には、図11及び図13に示すように、ハロゲンバルブ123から付加リフレクタ128へ向かう直接光の一部を遮蔽して反射光を制御する制御部材146が設けられている。
本実施形態の灯具ユニット118は、図9及び図10に示すように、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ111と、投影レンズ111の後方側焦点Fよりも後方に配置されたハロゲンバルブ123と、このハロゲンバルブ123の光源123aを第1焦点としてハロゲンバルブ123から放射された直接光を前方にむけて光軸Ax寄りに集光反射させるリフレクタ125と、投影レンズ111とハロゲンバルブ123との間に配置されてリフレクタ125からの反射光L1の一部及びハロゲンバルブ123からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する可動シェード130と、投影レンズ111の後方側焦点F近傍に上端縁130aが位置するように配置される遮蔽位置と、この遮蔽位置よりもリフレクタ125からの反射光L1に対する遮蔽量を減少させる遮蔽緩和位置との間において可動シェード130を移動させるアクチュエータ120と、光軸Axの下方に配置され、ハロゲンバルブ123からの直接光を投影レンズ111に透過させずに前方へ拡散反射する付加リフレクタ128と、を備えている。
投影レンズ111は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズで構成されている。この投影レンズ111は、図9に示すように、その後方側焦点Fがリフレクタ125の反射面125aの第2焦点に位置するようにして光軸Ax上に配置されており、これにより後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
尚、本実施形態の投影レンズ111は、有効面が直径60mm程度の通常レンズよりも大径の直径80mmの投影レンズが用いられている。そこで、レンズの焦点距離を大きくして光源像を小さくすることにより、灯具ユニット118の光量及び光束を向上することができる。
また、投影レンズ111の表面にはマイクロストラクチャーが形成されている。そこで、投影レンズ111は、集光度が高められた灯具ユニット118のカットオフラインCLの明暗がくっきり出すぎて視認性が低下するのを抑えることができる。
ハロゲンバルブ123は、光源123がバルブ中心軸方向に延びる線分光源として構成されており、光軸Axから下方に離れた位置においてバルブ軸を光軸Axに略交差させた向きで、リフレクタ125の側方より挿入固定されている。
リフレクタ125は、光源123aからの光を前方へ向けて光軸Axよりに集光反射させて走行ビーム配光パターンPHに必要なホットゾーン(高輝度部)HZを形成する反射面125a,125b,125cを有している(図14参照)。
反射面125aは、光軸Axを含む鉛直断面で、光源123aの位置を第1焦点とし、且つ、投影レンズ111の後方側焦点Fを第2焦点とする略楕円形に形成された楕円系反射面であり、その離心率は鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
そしてこれにより、この反射面125aで反射した光源123aからの光L1を、鉛直断面内においては後方側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させ、ホットゾーンHZにおける拡散パターンHZAを形成するようになっている。
また、図9に示した反射面125bは、リフレクタ125の上方部における有効反射面外に設けられており、その反射光L2が反射面125aの反射光L1による拡散パターンHZAの下方部分を照射する集光パターンHZBを形成するようになっている。
即ち、リフレクタ125の反射面125a,125bは、図14に示すように、それぞれの反射光L1,L2による拡散パターンHZAと集光パターンHZBとを合成することによって、走行ビーム配光パターンPHに必要なホットゾーンHZを形成している。
また、図13に示すように、光軸Axの真横における該光軸Axよりも上方に設けられた反射面125cは、リフレクタ125における光軸Axの真横の反射面の一部に形成された拡散面であり、横方向の拡散光L3を容易に得ることができる。
付加リフレクタ128は、図10に示すように、リフレクタ125の下方に配置されており、ハロゲンバルブ123からの直接光の一部を投影レンズ111に透過させずに前方へ拡散反射する内側反射面150と、外側反射面151と、オーバーヘッド用反射面152と、を備えている。
光軸Axの左右に配置される内側反射面150は、それぞれ光軸Axに沿って車両前後方向へ延びる放物系反射面とされ、カットオフラインより下方で左右に広がった第1拡散パターンWZAを形成する。
また、内側反射面150の両側において車両前後方向へ延びる外側反射面151は、カットオフラインより下方で内側反射面150より左右に大きく広がった第2拡散パターンWZBを形成する放物系反射面とされる。更に、外側反射面151は、前方に向かうにつれて光軸Axから離れるように形成され、光軸Axを含む垂直平面に対して鋭角を成すように形成されている。
更に、付加リフレクタ28の前端部に配置されるオーバーヘッド用反射面152は、ハロゲンバルブ23の直接光L6を上向きに反射してオーバーヘッドサイン(OHS)を照射するOHS照射用の配光パターンOZを形成する。
可動シェード130は、図11及び図12に示すように、金属板からプレス成形された略長方形の板状であり、光軸Axの下方近傍に位置するように設けられる。可動シェード130の両端部には、シャフト142が回転自在に挿通される軸支部130bと、遮蔽位置においてブラケット122に当接して回動を規制する当接部(面あて部)130cとが折り曲げ形成されている。
尚、可動シェード130の当接部130cが当接するブラケット132の開口縁には、前方へ折り曲げ形成された補強リブ132eが設けられている。そこで、金属の板状部材から形成される可動シェード130は、当接部130cが折り曲げ形成されることにより剛性及び耐久性が向上する。また、可動シェード130の当接部130cが当接するブラケット132の開口縁にも、折り曲げ形成された補強リブ132eが設けられているので、剛性及び耐久性が向上する。
そして、この可動シェード130は、後方側焦点F近傍に上端縁130aが位置するように配置される遮蔽位置と、この遮蔽位置よりもリフレクタ125からの反射光に対する遮蔽量を減少させる遮蔽緩和位置と、を採り得るようになっている。この可動シェード130の上端縁130aは、左右段違いで形成されており、可動シェード130が遮蔽位置にあるとき、すれ違いビーム配光パターンPLのカットオフラインCLを形成する(図15参照)。
尚、この上端縁130aの対向車近傍のカットオフラインを形成する部分には、端部に向かうほど上方へ突出する突出部が形成されている。この突出部は、投影レンズ111のレンズ収差により上方へもれる虞がある対向車近傍の配光パターンを予めカットすることで、対向車へのグレアを防止する。
可動シェード130は、図11及び図13に示すように、左右両端部に形成された軸支部130b,130bの挿通穴に、所定長のシャフト142を挿通させた状態で、このシャフト142の両端部をブラケット122のカシメ片で後面側にカシメ固定することで、該ブラケット122に回動自在に支持される。
尚、可動シェード130が固定された後面と反対側のブラケット122の前面には、可動シェード130の回動を許容しながら迷光が投影レンズ111に入射してしまうのを防止する固定シェード(シェード部)133が設けられている。即ち、板状部材から形成されたブラケット132の開口部132aと可動シェード130との間には、可動シェード130を回動可能とする為の隙間が生じるが、固定シェード133が設けられることで、この隙間からリフレクタ125の反射光が洩れるのを防止できる。
可動シェード130の中央部に切り起こし形成されたロッド係合部130dには、ロッド部材140の上端係合部が連結されている。尚、ロッド係合部130dを切り起こし形成したことにより形成された切り欠き穴は、図12に示すように、該切り欠き穴を覆うように折り曲げられた遮光片130eに覆われ、漏れ光が防止される。
また、可動シェード130の下端縁中央部には、後方に向けてストッパ片130fが突設されている。ストッパ片130fは、可動シェード130が遮蔽緩和位置に回動した際に、先端部が固定シェード133に当接することで、回動範囲を規制している。
シャフト142には、リターンスプリング144が巻装されている。このリターンスプリング144は、金属製のねじりコイルバネであり、その一端部が可動シェード130に係止されると共に、その他端部がブラケット122に取付けた固定シェード133に係止されており、可動シェード130を遮蔽位置へ向けて常時弾性付勢するようになっている。尚、可動シェード130は、遮蔽位置に移動したとき、両端部に形成した当接部130c,130cがブラケット122の後面に当接することで、遮蔽位置に位置決めされるようになっている。
そして、ロッド部材140の下端係合部に連結されるアクチュエータ120の駆動により、可動シェード130の遮蔽位置と遮蔽緩和位置との間における移動が行われるようになっている。
アクチュエータ120は、付加リフレクタ128の下方において、その出力軸121を車両前方斜め下方へ向けて突出させるようにして配置されたソレノイドである。そして、アクチュエータ120は、付加リフレクタ128の下方に回りこむリフレクタ125の下部にネジ止め固定されている。
このアクチュエータ120は、図示しないビーム切換えスイッチの操作が行われたときに駆動して、その出力軸121の直線往復運動を動作方向変換機構153の回転プレート155を介してロッド部材140に伝達し、該ロッド部材140の上端係合部に連結された可動シェード130を回動させるようになっている。
ロッド部材140は、上下端係合部がL字状に折り曲げ形成された針金上部材で構成されている。そこで、ロッド部材140が略上下方向に沿って往復運動すると、上端係合部にロッド係合部130dが連結されている可動シェード130は、車両幅方向に延びるシャフト142を中心にして遮蔽位置と遮蔽緩和位置との間における回動が行われる。
次に、可動シェード130の光学的作用について説明する。
図9及び図13に示すように、可動シェード130が遮蔽位置にある状態では、すれ違い配光パターンPL上にカットオフラインCLを形成するその上端縁130aが投影レンズ111の後方側焦点Fを通るように配置され、これによりリフレクタ125の反射面125aからの反射光L1の一部が遮蔽されて投影レンズ111から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。
また、可動シェード130の位置に関わらず、付加リフレクタ128における内側反射面150及び外側反射面151の反射光L4,L5は、前方へ照射される。
そこで、リフレクタ125における反射面125aの反射光L1と、付加リフレクタ128における内側反射面150及び外側反射面151の反射光L4,L5と、を合成することによって、図15に示すような左右段違いの所謂Z型のカットオフラインCLを有する左側通行用のすれ違いビーム配光パターンPLを形成するようになっている。
一方、可動シェード130が遮蔽位置から遮蔽緩和位置へ移動すると、その上端縁130aが後方へ向けて斜め下方に変位して、リフレクタ125の反射面125aからの反射光L1に対する遮蔽量が減少する。本実施形態においては、この遮蔽緩和位置では反射面125aからの反射光に対する遮蔽量が略ゼロになる。
そこで、リフレクタ125における反射面125aの反射光L1と、付加リフレクタ128における内側反射面150及び外側反射面151の反射光L4,L5と、を合成することによって、図14に示すような走行ビーム配光パターンPHを形成するようになっている。
即ち、以上に説明した本第2実施形態の車両用前照灯100によれば、可動シェード130を回動自在に支持するブラケット130の開口部130aには、可動シェード130と開口縁との間に形成される隙間を塞ぐ固定シェード133が設けられるので、板状部材から形成されたブラケット132の開口部133aと可動シェード130との間に生じる隙間からリフレクタ125の反射光が洩れるのを防止できる。
そこで、ブラケット132を金属の板状部材から形成することができ、アルミダイキャスト製に比べて軽量化できる。また、プレス加工等により金属の板状部材からブラケット132を製造することができるので、アルミダイキャストよりも製造コストを抑えることができる。
従って、可動シェード130を回動自在に支持するブラケット132の軽量化を図り、軽量で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯100を提供することができる。
尚、本発明の車両用前照灯は、上述した各実施形態の構成に何ら限定されるものではなく、その趣旨に基づいて種々の形態を採り得るものであることは云うまでもない。例えば、ディスチャージバルブではなく、ハロゲンバルブを用いた場合には、制御回路等が省略でき、更なる軽量化で安価なプロジェクタ型の車両用前照灯を提供できる。
例えば、上記実施形態においては、固定シェード33(133)をブラケット32(122)と別体に形成した後、可動シェード30(130)の移動を妨げないオフセット位置に固定したが、予めブラケットにシェード部を一体成形しても良い。
本発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図である。 図1に示した灯具ユニットの分解斜視図である。 図1に示した灯具ユニットの縦断面図である。 図1に示した可動シェードの分解背面図である。 図1に示したブラケットに可動シェード及びアクチュエータを取り付けたアッセンブリーの前方側斜視図である。 図1に示したブラケットに可動シェード及びアクチュエータを取り付けたアッセンブリーの後方側斜視図である。 可動シェードの取付方法を説明するための要部拡大斜視図である。 可動シェードの取付方法を説明するための要部拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図である。 図9に示した灯具ユニットの分解斜視図である。 図10に示した可動シェードの分解斜視図である。 図9に示した可動シェードの背面図である。 図9に示した灯具ユニットの水平断面図である。 図9に示したリフレクタ及び付加リフレクタからの光照射により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される走行ビーム配光パターンの配光パターンを透視的に示す図である。 図9に示したリフレクタ及び付加リフレクタからの光照射により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるすれ違い配光パターンの配光パターンを透視的に示す図である。
符号の説明
10…車両用前照灯
11…投影レンズ
12…ランプボディ
14…透明カバー(カバー)
18…灯具ユニット
20…アクチュエータ
23…光源バルブ(ディスチャージバルブ)
25…リフレクタ
25a…反射面
25b…オーバーヘッドサイン用反射面
30…可動シェード
30a…上端縁
30b…軸支部
30c…当接部(面当て部)
31…レンズホルダ
32…ブラケット
32a…開口部
33…固定シェード(シェード部)
40…ロッド部材
Ax…光軸

Claims (4)

  1. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、
    前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源と、
    前記光源からの直接光を前方に向けて前記光軸寄りに集光反射させるリフレクタと、
    前記投影レンズと光源との間に配置されて前記リフレクタからの反射光の一部及び前記光源からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する可動シェードと、
    前記投影レンズと光源との間に配置されて前記可動シェードを回動自在に支持するブラケットと、
    を備えた車両用前照灯であって、
    前記ブラケットは、金属の板状部材から形成されると共に、前記リフレクタからの反射光の一部を前記光軸に沿って前方へ通過させる開口部を有し、
    前記開口部には、該開口部に取付けられた前記可動シェードと開口縁との間に形成される隙間を塞ぐシェード部が設けられることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記シェード部が、前記ブラケットと別体に金属の板状部材から形成され、前記可動シェードの移動を妨げないオフセット位置に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記可動シェードが、回動軸を介して前記ブラケットに支持されており、前記ブラケットが、前記回動軸をカシメ固定していることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記可動シェードが金属の板状部材から形成され、
    前記可動シェードの水平方向の両端部には、前記ブラケットの開口縁後面に当接する面当て部が形成され、
    前記面当て部が当接する前記ブラケットの開口縁には、補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用前照灯。
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