JP2006147196A - 車両用前照灯 - Google Patents

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JP2006147196A JP2004332300A JP2004332300A JP2006147196A JP 2006147196 A JP2006147196 A JP 2006147196A JP 2004332300 A JP2004332300 A JP 2004332300A JP 2004332300 A JP2004332300 A JP 2004332300A JP 2006147196 A JP2006147196 A JP 2006147196A
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Michio Tsukamoto
三千男 塚本
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/25Projection lenses
    • F21S41/265Composite lenses; Lenses with a patch-like shape
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/32Optical layout thereof
    • F21S41/36Combinations of two or more separate reflectors
    • F21S41/365Combinations of two or more separate reflectors successively reflecting the light

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 光源バルブから前方のシェードに向かって出射された直接光を前方照射に活用
して、光束利用効率を高めることができ、消費電力を増やさずともより明るい配光パター
ンを得ることのできる車両用前照灯を提供する。
【解決手段】 車両用前照灯10は、車両前後方向に延びるレンズ中心軸Ax上に配置さ
れた投影レンズ21と、光源バルブ23からの直接光を前方に向けてレンズ中心軸Ax寄
りに反射するリフレクタ25と、カットオフラインを形成するシェード27とを備える。
光源バルブ23とシェード27との間には、光源バルブ23からシェード27に向かって
出射される直接光b2,b3を反射する第1付加リフレクタ29と、この第1付加リフレ
クタ29からの反射光を前方に反射する第2付加リフレクタ30と、この第2付加リフレ
クタ30からの反射光を前方に照射する付加投影レンズ31とが配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ型の車両用前照灯に関するものであり、特に、光源バルブから
出射される光のより多くを前方照射に活用して、光束利用効率を向上させるための改良に
関する。
図8は、特許文献1に開示された従来のプロジェクタ型の車両用前照灯を示している。
この車両用前照灯は、車両前後方向に延びるレンズ中心軸Ax上に投影レンズ1が配置
されると共に、その後方側焦点Fよりも後方側に光源バルブ3が配置されており、この光
源バルブ3の出射する直接光をリフレクタ5によりレンズ中心軸Ax寄りに反射させるよ
うに構成されている。
また、投影レンズ1の後方側焦点F近傍において、レンズ中心軸Ax近傍に上端縁が位
置するように配置されたシェード7によってリフレクタ5からの反射光の一部を遮蔽して
、すれ違い配光パターンの上端部に所定のカットオフラインを形成するようになっている

なお、投影レンズ1とリフレクタ5の前端開口縁との間には、略円筒状のホルダ9が介
在している。このホルダ9は、投影レンズ1とリフレクタ5とを所定の位置関係に連結す
る連結手段として機能するとともに、シェード7の取付け部を兼ねている。
光源バルブ3は、放電発光部を光源3aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブで
あって、前照灯の前後長を縮小するために、バルブ軸をレンズ中心軸Axに直交させた横
差しの格好でリフレクタ5に挿入固定されている。また、光源バルブ3をレンズ中心軸A
xよりも下方に下げて配置することによって、リフレクタ5の反射面5a上のレンズ中心
軸側方領域を配光制御用として有効に利用可能にしている。
特開2004−127830号公報
ところが、上述したような従来の車両用前照灯の構成では、光源バルブ3から前方のシ
ェード7に向かって出射されてシェード7の裏面に当たる直接光C1,C2は、全てシェ
ード7によって遮蔽されてしまい、前方照射の配光に利用されずに浪費されてしまうため
、光束利用効率の低下を招く原因となり、消費電力の割に、明るい配光パターンが得られ
ないという問題があった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、光源バルブから前方のシェー
ドに向かって出射された直接光を前方照射に活用して、光束利用効率を高めることができ
、消費電力を増やさずともより明るい配光パターンを得ることのできる車両用前照灯を提
供することである。
本発明の車両用前照灯は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向
に延びるレンズ中心軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側に配置され
た光源バルブと、この光源バルブからの直接光を前方に向けて前記レンズ中心軸寄りに反
射するリフレクタと、前記投影レンズと光源バルブとの間に配置されて前記リフレクタか
らの反射光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、を
備えた車両用前照灯であって、
前記シェードと光源バルブとの間に配置されて前記光源バルブから前記シェードに向か
う直接光を反射する第1付加リフレクタと、前記シェードと光源バルブとの間に前記第1
付加リフレクタと対向するように配置されて前記第1付加リフレクタで反射された光を前
方に反射する第2付加リフレクタと、この第2付加リフレクタの前方に配置されて前記第
2付加リフレクタからの反射光を前方に照射する付加投影レンズと、を備えたことを特徴
とする。
上記構成の車両用前照灯によれば、光源バルブからシェードに向かって前方に出射され
た直接光は、第1付加リフレクタと第2付加リフレクタの反射を経て付加投影レンズに入
射し、この付加投影レンズによって前方照射される。
従って、光源バルブからシェードに向かって前方に出射された直接光を前方照射に活用
して、光束利用効率を高めることができ、消費電力を増やさずともより明るい配光パター
ンを得ることができる。
また、付加投影レンズはシェードの側方等に配置される第2付加リフレクタよりも前方
に配置される。そこで、付加投影レンズの配置を投影レンズの直下、又は直上又は側方な
ど、前照灯の最前位置に近づけて配置すれば、それによって付加投影レンズからの光束の
出射位置が前照灯の最前位置に近づくため、付加投影レンズから出射された光が前照灯の
周囲のエクテンション等に蹴られて、付加投影レンズによる配光が削られてしまうことが
ない。従って、付加投影レンズの照射では、安定した配光を形成することができ、投影レ
ンズによる配光の補助に活かすことができる。
尚、上記構成の車両用前照灯において、前記付加投影レンズの後方側焦点の近傍に、前
記第2付加リフレクタからの反射光の一部を遮蔽して前記付加投影レンズによる配光パタ
ーンのカットオフラインを形成する付加シェードを設けることが望ましい。
この構成によれば、例えば投影レンズ用のシェードの形成するカットオフラインと付加
シェードの形成するカットオフラインを一致させることで、カットオフラインを崩さずに
、カットオフライン周辺の光度を全体的に高めて遠方視認性を向上させることができる。
さらに、付加シェードを可動式にした場合には、前照灯のハイビーム/ロービームの切り
換え操作に前記付加シェードの動きを連動させることで、2灯式のプロジェクタ型の車両
用前照灯が可能になる。
更に、上記構成の車両用前照灯において、前記第2付加リフレクタが、前記光源バルブ
の位置よりも前方に配置されることが望ましい。
この構成によれば、第2付加リフレクタはその背面を光源バルブに向ける配置となって
、光源バルブからの直接光は第2付加リフレクタに入射しない。即ち、第2付加リフレク
タへの入射光は、第1付加リフレクタからの反射光のみに規制でき、配光の制御が容易に
なる。
更に、第2付加リフレクタが光源バルブよりも下方位置に配置される場合には、光源バ
ルブからの直接光が入射しないという効果は、良好な配光を得る上でより重要になる。
即ち、光源バルブがディスチャージヘッドランプ(GDHL)等の放電バルブの場合、
光源の下部から放射される光は黄色なので配光に適さない。上記構成のように第2付加リ
フレクタが、前記光源バルブの位置よりも前方に配置されていれば、放電バルブの下部か
ら第2付加リフレクタに向かって放射された黄色光は、第2付加リフレクタの背面によっ
て蹴られて、カットすることができる。
更に、上記構成の車両用前照灯において、前記投影レンズと前記付加投影レンズとが一
体形成されることが望ましい。
この構成によれば、それぞれが独立部品の場合と比較して、部品点数が削減されると共
に、前照灯の組み立て時の組み立て工程数を減らすことができ、生産コストの低減を図る
ことができる。
更に、上記構成の車両用前照灯において、前記付加投影レンズの外郭形状が、非軸対称
形状にされることが望ましい。
この構成によれば、一般的な平凸レンズを使用する場合と比較して、拡散角度の調整が
容易になると共に、車両搭載性が向上する。
尚、前記第1付加リフレクタの反射面が、前記光源バルブの発光部付近を焦点とする回
転放物面に形成され、前記第2付加リフレクタの反射面が、前記第1付加リフレクタの焦
点と前記レンズ中心軸を通る断面(略鉛直断面)において、前記付加投影レンズの焦点付
近を焦点とする略放物線を含む曲面に形成されることが望ましい。
この構成によれば、これら第1付加リフレクタ及び第2付加リフレクタは、何れも上下
方向に偏平な形状になるため、例えば、これらのリフレクタ相互を斜めに傾斜させて対向
配置することで、シェードの下方の限られたスペースにも十分配置でき、これら1付加リ
フレクタ及び第2付加リフレクタの追加によって、前照灯のコンパクト化が犠牲になるこ
とがない。
また、前記第2付加リフレクタは、略鉛直断面において略放物線を含む曲面で構成され
るが、水平断面においては自由曲面として前方に照射する光束を左右拡散させる構成とす
ることもできる。
以上に説明した本発明の車両用前照灯によれば、光源バルブからシェードに向かって前
方に出射された直接光を前方照射に活用して、光束利用効率を高めることができ、消費電
力を増やさずともより明るい配光パターンを得ることができる。
また、付加投影レンズの配置を投影レンズの直下、又は直上又は側方など、前照灯の最
前位置に近づけて配置すれば、それによって付加投影レンズからの光束の出射位置が前照
灯の最前位置に近づくため、付加投影レンズから出射された光が前照灯の周囲のエクテン
ション等に蹴られて、付加投影レンズによる配光が削られてしまうことがない。従って、
付加投影レンズの照射では、安定した配光を形成することができ、投影レンズによる配光
の補助に活かすことができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用前照灯を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の概略縦断面図である。
本第1実施形態の車両用前照灯10は、図1に示すように、ランプボディ12とその前
方開口部に取り付けられた素通し状の透明カバー(カバー)14で形成された灯室16内
に、灯具ユニット18が収容されている。
灯具ユニット18は、図示せぬエイミング機構を介して、ランプボディ12に支持され
ている。エイミング機構は、灯具ユニット18の取付位置及び取付角度を微調整するため
の機構で、エイミング調整した段階では、灯具ユニット18のレンズ中心軸Axは、車両
前後方向に対して0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようになっている。
灯具ユニット18は、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びるレ
ンズ中心軸Ax上に配置された投影レンズ21と、投影レンズ21の後方側焦点Fよりも
後方に配置された光源バルブ23と、この光源バルブ23の位置を第1焦点として光源バ
ルブ23から放射された直接光B1を前方に向けてレンズ中心軸Ax寄りに反射するリフ
レクタ25と、前記投影レンズと光源バルブとの間における後方側焦点F近傍においてレ
ンズ中心軸Ax近傍に上端縁が位置するように配置されてリフレクタ25からの反射光の
一部及び光源バルブ23からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフライン
を形成するシェード27と、このシェード27と光源バルブ23との間に配置されて光源
バルブ23からシェード27に向かう直接光b2,b3を反射する第1付加リフレクタ2
9と、シェード27と光源バルブ23との間に第1付加リフレクタ29と対向するように
配置されて該第1付加リフレクタ29で反射された光b21,b31を前方に反射する第
2付加リフレクタ30と、この第2付加リフレクタ30の前方に配置されて該第2付加リ
フレクタ30からの反射光b22,b32を前方に照射する付加投影レンズ31と、付加
投影レンズ31の後方側焦点f31の近傍に上端縁を揃えて配置されて第2付加リフレク
タ30からの反射光b22,b32の一部を遮蔽して付加投影レンズ31による配光パタ
ーンのカットオフラインを形成する付加シェード33と、を備えている。
投影レンズ21は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、その
後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
光源バルブ23は、放電発光部を光源23aとするメタルハライドバルブ等の放電バル
ブであって、光源23aがレンズ中心軸Axよりも僅かに下方に位置するように、バルブ
軸をレンズ中心軸Axに交差させた向きで、リフレクタ25に挿入固定されている。尚、
放電バルブの代わりにハロゲンバルブ等を用いることもでき、リフレクタ25の後方より
光源バルブ23aを挿入固定することもできる。
リフレクタ25の反射面25aは、レンズ中心軸Axを含む鉛直断面形状が、光源23
aの中心を第1焦点とし、投影レンズ21の後方側焦点Fの近傍を第2焦点とする略楕円
曲面に形成されていて、光源23aから放射された光を第2焦点に向けて反射する。
本実施形態の第1付加リフレクタ29の反射面29aは、光源23a付近を焦点する略
回転放物面に形成されている。また、第2付加リフレクタ30の反射面30aは、第1付
加リフレクタ29の焦点とレンズ中心軸Axを通る断面(略鉛直断面)において、付加投
影レンズ31の後方側焦点f31付近を焦点とする略回転放物面に形成されている。
これらの第1付加リフレクタ29及び第2付加リフレクタ30は、上端を後方に下げた
傾斜状態で、対向配置されている。そして、第2付加リフレクタ30は、前記光源バルブ
23の直下位置よりも前方に位置させられている。
本実施形態の場合、付加投影レンズ31は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平
凸レンズからなり、投影レンズ21の下方で、投影レンズ21よりも前方に突出した位置
に配置されている。
上述した本発明の車両用前照灯10によれば、光源バルブ23からシェード27に向か
って前方に出射された直接光b2,b3は、第1付加リフレクタ29と第2付加リフレク
タ30の反射を経て付加投影レンズ31に入射し、この付加投影レンズ31によって前方
照射される。
従って、光源バルブ23からシェード27に向かって前方に出射された直接光b2,b
3を前方照射に活用して、光束利用効率を高めることができ、消費電力を増やさずともよ
り明るい配光パターンを得ることができる。
また、付加投影レンズ31はシェード27の下方に配置される第2付加リフレクタ30
よりも前方に配置されており、前照灯の最前位置に近づけて配置することができるので、
付加投影レンズ31からの光束の出射位置が前照灯の最前位置に近づくため、付加投影レ
ンズ31から出射された光が前照灯の周囲のエクテンション等に蹴られて、付加投影レン
ズ31による配光が削られてしまうことがない。
従って、付加投影レンズ31の照射では、安定した配光を形成することができ、投影レ
ンズ21による配光の補助に有効に、且つ高精度に活かすことができる。
また、付加投影レンズ31の後方側焦点f31の近傍には、前記第2付加リフレクタ3
0からの反射光b22,b32の一部を遮蔽して付加投影レンズ31による配光パターン
のカットオフラインを形成する付加シェード33が設けられているため、例えば、投影レ
ンズ21用のシェード27の形成するカットオフラインと付加シェード33の形成するカ
ットオフラインを一致させることで、カットオフラインを崩さずに、カットオフライン周
辺の光度を全体的に高めて、遠方視認性を向上させることができる。
さらに、付加シェード33を可動式にすれば、前照灯の走行配光パターン/すれ違い配
光パターン(ハイビーム/ロービーム)の切り換え操作に前記付加シェード33の動きを
連動させることで、2灯式のプロジェクタ型の車両用前照灯が可能になる。
また、第1付加リフレクタ29及び第2付加リフレクタ30の反射面形状が、略回転放
物面とされているため、これら第1付加リフレクタ29及び第2付加リフレクタ30は、
何れも上下方向に偏平な形状にでき、図示したようにこれらのリフレクタ29,30相互
を斜めに傾斜させて対向配置することで、シェード27の下方の限られたスペースにも十
分配置でき、これら第1付加リフレクタ29及び第2付加リフレクタ30の追加によって
、前照灯のコンパクト化が犠牲になることがない。
また、第2付加リフレクタ30が、光源バルブ23の直下位置よりも前方に配置されて
いるため、第2付加リフレクタ30はその背面を光源23aに向ける配置となって、光源
バルブ23からの直接光b2,b3は第2付加リフレクタ30に入射しない。即ち、第2
付加リフレクタ30への入射光は、第1付加リフレクタ29からの反射光b21,b31
のみに規制でき、配光の制御が容易になる。
また、図1に示したように、第2付加リフレクタ30が光源バルブ23よりも下方位置
に配置され、放電バルブである光源バルブ23の下部から第2付加リフレクタ30に向か
って放射された黄色光は、第2付加リフレクタ30の背面によって蹴られて、カットされ
る。
従って、光源バルブ23の下部から放射される配光に適さない光をカットし、上部から
放射される良好な光のみを配光に用いることができる。
尚、上記第1実施形態に係る車両用前照灯10の灯具ユニット18においては、第2付
加リフレクタ30からの反射光b22,b32を前方に照射する付加投影レンズの外郭形
状が平凸型とされたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図2に示した本発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット100
のように、付加レンズ体131の外郭形状を両面がスラント付きの偏平形状などの非軸対
称形状にしても良い。
付加投影レンズ131の外郭形状をこのような非軸対称形状にした場合は、想像線で図
示した一般的な平凸レンズを使用する場合と比較して、狭いスペースに付加投影レンズ1
31を設置でき、前照灯のコンパクト化により、車両への搭載性を向上させることができ
る。
また、付加投影レンズ131を非軸対称形状にすることで、一般的な平凸レンズを使用
する場合と比較して、拡散角度の調整も容易になる。
また、上記第2実施形態に係る灯具ユニット100では、シェード27と第1付加リフ
レクタ29とは、互いに独立した部品とされていたが、これらシェード27と第1付加リ
フレクタ29とは互いに近接した位置に配置されるため、図3に示した第3実施形態に係
る灯具ユニット200のように、シェード27と第1付加リフレクタ29とを一体形成し
て単一の部品35で構成することもできる。
このようにすると、それぞれシェード27と第1付加リフレクタ29とを独立部品とし
た場合と比較して、部品点数が削減されると共に、前照灯の組み立て時の組み立て工程数
を減らすことができ、生産コストの低減を図ることができる。
また、図4に示した本発明の第4実施形態に係る灯具ユニット300のように、リフレ
クタ25と第2付加リフレクタ30とを一体形成して単一の部品37としても良い。
このようにすると、それぞれリフレクタ25と第2付加リフレクタ30とを独立部品と
した場合と比較して、部品点数が削減されると共に、前照灯の組み立て時の組み立て工程
数を減らすことができ、生産コストの低減を図ることができる。
また、上記第1実施形態の灯具ユニット18では、第1付加リフレクタ29がその反射
面29aを下向きにして配置され、この第1付加リフレクタ29の下方に第2付加リフレ
クタ30が対向配置された構成のため、付加投影レンズ31が投影レンズ21の下方に配
置される構成となっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
図5に示した本発明の第5実施形態に係る灯具ユニット400は、車両前後方向に延び
るレンズ中心軸Ax上に配置された投影レンズ121と、投影レンズ121の後方側焦点
Fよりも後方で且つレンズ中心軸Axよりも僅かに下方に配置された光源バルブ123と
、この光源バルブ123の位置を第1焦点として光源バルブ123から放射された直接光
B101を前方に向けてレンズ中心軸Ax寄りに反射するリフレクタ125と、投影レン
ズ121と光源バルブ123との間における後方側焦点F近傍においてレンズ中心軸Ax
近傍に上端縁が位置するように配置されてリフレクタ125からの反射光の一部及び光源
バルブ123からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成する
シェード127と、このシェード127と光源バルブ123との間に配置されて光源バル
ブ123からシェード127に向かう直接光b102,b103を反射する第1付加リフ
レクタ129と、シェード127の上方に第1付加リフレクタ129と対向するように配
置されて該第1付加リフレクタ129で反射された光b121,b131を前方に反射す
る第2付加リフレクタ130と、この第2付加リフレクタ130の前方に配置されて該第
2付加リフレクタ130からの反射光b122,b132を前方に照射する付加投影レン
ズ131と、付加投影レンズ131の後方側焦点f131の近傍に上端縁を揃えて配置さ
れて第2付加リフレクタ130からの反射光b122,b132の一部を遮蔽して付加投
影レンズ131による配光パターンのカットオフラインを形成する付加シェード133と
、を備えている。
リフレクタ125の反射面125aは、レンズ中心軸Axを含む鉛直断面形状が、光源
123aの中心を第1焦点とし、投影レンズ121の後方側焦点Fの近傍を第2焦点とす
る略楕円曲面に形成されていて、光源123aから放射された光を第2焦点に向けて反射
する。
本実施形態の第1付加リフレクタ129の反射面129aは、光源123a付近を焦点
する略回転放物面に形成されている。また、第2付加リフレクタ130の反射面130a
は、第1付加リフレクタ129の焦点とレンズ中心軸Axを通る断面(略鉛直断面)にお
いて、付加投影レンズ131の後方側焦点f131付近を焦点とする略回転放物面に形成
されている。
これらの第1付加リフレクタ129及び第2付加リフレクタ130は、下端を後方に下
げた傾斜状態で、対向配置されている。そして、第2付加リフレクタ130は、前記光源
バルブ123の直上位置よりも前方に位置させられている。
本実施形態の場合、付加投影レンズ131は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の
平凸レンズからなり、投影レンズ121の上方で、投影レンズ121よりも前方に突出し
た位置に配置されている。
上述した本第5実施形態の灯具ユニット400によっても、上記第1実施形態の灯具ユ
ニット18と同様の作用効果を得ることができる。従って、搭載される車両のヘッドライ
ト周りのデザインに応じて、付加投影レンズ31が投影レンズ21の下方に配置された灯
具ユニット18と、付加投影レンズ131が投影レンズ121の上方に配置された灯具ユ
ニット400とを適宜選択することができる。
図6及び図7に示した本発明の第6実施形態に係る灯具ユニット500は、車両前後方
向に延びるレンズ中心軸Ax上に配置された投影レンズ221と、投影レンズ221の後
方側焦点Fよりも後方で且つレンズ中心軸Axよりも僅かに下方に配置された光源バルブ
223と、この光源バルブ223の光源223aの位置を第1焦点として光源バルブ22
3から放射された直接光B201を前方に向けてレンズ中心軸Ax寄りに反射するリフレ
クタ225と、投影レンズ221と光源バルブ223との間における後方側焦点F近傍に
おいてレンズ中心軸Ax近傍に上端縁が位置するように配置されてリフレクタ225から
の反射光の一部及び光源バルブ223からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカッ
トオフラインを形成するシェード227と、このシェード227と光源バルブ223との
間に配置されて光源バルブ223からシェード227に向かう直接光b202を側方の斜
め上方へ反射する第1付加リフレクタ229と、光源バルブ223の側方の斜め上方に第
1付加リフレクタ229と対向するように配置されて該第1付加リフレクタ229で反射
された光b221を前方に反射する第2付加リフレクタ230と、この第2付加リフレク
タ230の前方に配置されて該第2付加リフレクタ230からの反射光b222を前方に
照射する付加投影レンズ231と、を備えている。
リフレクタ225の反射面225aは、レンズ中心軸Axを含む鉛直断面形状が、光源
223aを第1焦点とし、投影レンズ221の後方側焦点Fの近傍を第2焦点とする略楕
円曲面に形成されていて、光源バルブ223から放射された光を第2焦点に向けて反射す
る。
本実施形態の第1付加リフレクタ229の反射面229aは、光源バルブ223の光源
223a付近を第1焦点とし、第2付加リフレクタ230の近傍を第2焦点とする略楕円
曲面に形成されている。また、第2付加リフレクタ230の反射面230aは、略回転双
曲面(鉛直断面が略双曲線となる曲面)に形成されている。
本第6実施形態の付加投影レンズ231は、図6に示すように、一体成形されて隣接す
る投影レンズ221の側方に配置されており、それぞれのレンズが独立部品の場合と比較
して、部品点数が削減されると共に前照灯の組み立て時の組み立て工程数を減らすことが
でき、生産コストの低減を図ることができる。また、このように付加投影レンズ231を
投影レンズ221の側方に配置することで、意匠的に特徴のある前照灯を提供することが
できる。
尚、本発明の車両用前照灯に係る第1付加リフレクタと第2付加リフレクタの反射面形
状の組合せは、上記各実施形態に示した略回転放物面と略回転放物面との組合せや、略楕
円曲面と略回転双曲面との組合せに限らない。
例えば、それぞれの反射面を共に略楕円曲面とした組合せや、略楕円曲面と平坦面との
組合せや、共に平坦面とした組合せなど、種々の組合せを採用することができる。尚、本
発明における略楕円曲面とは、楕円面や円弧面を含むものである。
また、本発明に係る第1付加リフレクタ及び第2付加リフレクタの反射面の形状は、鉛
直断面において略放物線、略楕円、略双曲線などを含む曲面で構成されるが、水平断面に
おいては自由曲面として前方に照射する光束を左右拡散させる構成とすることもできる。
本発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の概略縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す概略縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す概略縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す概略縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す概略縦断面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを示す概略水平断面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 従来の車両用前照灯の縦断面図である。
符号の説明
10 車両用前照灯
12 ランプボディ
14 透明カバー(カバー)
16 灯室
18 灯具ユニット
21 投影レンズ
23 光源バルブ
23a 光源
25 リフレクタ
27 シェード
29 第1付加リフレクタ
30 第2付加リフレクタ
31 付加投影レンズ
33 付加シェード

Claims (5)

  1. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びるレンズ中心軸上に
    配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側に配置された光源バルブと、この光源
    バルブからの直接光を前方に向けて前記レンズ中心軸寄りに反射するリフレクタと、前記
    投影レンズと光源バルブとの間に配置されて前記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽し
    て配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、を備えた車両用前照灯であっ
    て、
    前記シェードと光源バルブとの間に配置されて前記光源バルブから前記シェードに向か
    う直接光を反射する第1付加リフレクタと、前記シェードと光源バルブとの間に前記第1
    付加リフレクタと対向するように配置されて前記第1付加リフレクタで反射された光を前
    方に反射する第2付加リフレクタと、この第2付加リフレクタの前方に配置されて前記第
    2付加リフレクタからの反射光を前方に照射する付加投影レンズと、を備えたことを特徴
    とする車両用前照灯。
  2. 前記付加投影レンズの後方側焦点の近傍に、前記第2付加リフレクタからの反射光の一
    部を遮蔽して前記付加投影レンズによる配光パターンのカットオフラインを形成する付加
    シェードを設けることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第2付加リフレクタが、前記光源バルブの位置よりも前方に配置されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記投影レンズと前記付加投影レンズとが一体形成されることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の車両用前照灯。
  5. 前記付加投影レンズの外郭形状が、非軸対称形状にされることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の車両用前照灯。
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