JP4393279B2 - 車両用前照灯 - Google Patents
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Description
灯に関する。
投影レンズが配置されると共に、その後方側焦点よりも後方側に光源バルブが配置されて
おり、この光源バルブからの光をリフレクタによりレンズの中心軸寄りに反射させるよう
に構成されている。
う向きで後方からリフレクタに挿入固定した、所謂後方挿入型の灯具ユニットが多い。
しかし、このような構成の車両用前照灯は、灯具ユニットが前後方向に長くなって、大
型化を招くという問題があった。
らリフレクタに挿入固定した、所謂側方挿入型の灯具ユニットが提案されている(例えば
、特許文献1参照)。
このような側方挿入型の灯具ユニットでは、前後長を短くして、その分車両用前照灯を
コンパクト化することができる。
して構成されているので、側方挿入型の灯具ユニットの場合は、次のような問題が生じる
。
即ち、線分光源の配光は、光軸と直交する方向が最も光度が高く、光軸方向の光度が最
も低くなる光度分布を有している。したがって、側方挿入型の灯具ユニットを採用した場
合には、リフレクタの反射面における光軸方向前方の領域への入射光量が極端に少なくな
るので、車両用前照灯からの照射光により形成される配光パターンの明るさを十分に確保
することが困難になってしまうという問題が生じる。
よるコンパクト化と共に配光パターンの明るさを十分に確保することができる車両用前照
灯を提供することである。
向に延びるレンズの中心軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よ
りも後方側における前記レンズの中心軸の側方から挿入固定された光源バルブと、前記光
源バルブからの光を車両前方に向けて反射するリフレクタと、前記投影レンズの後方で前
記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するシェードと、を備えた車両用前照灯であって
、前記光源バルブは、発光部が前記レンズの中心軸の側方にずれた位置となるように配置
され、前記発光部と前記シェードとの間には、前記発光部を第1焦点とする略楕円面形状
の反射面を有した第1付加リフレクタが設けられ、前記光源バルブの光軸方向前方には、
前記第1付加リフレクタからの反射光を前記投影レンズに向けて反射する第2付加リフレ
クタが設けられることを特徴とする。
徴とする。
また、前記光源バルブとしては、放電バルブやハロゲンバルブ等の線分光源を有するバ
ルブが採用可能である。
中心軸の側方から光源バルブがリフレクタに挿入固定されるので、前記光源バルブは、光
軸が車両前後方向に延びるレンズの中心軸に直交する向きとなり、灯具ユニットの前後長
を短くして車両用前照灯をコンパクトにできる。
ズの中心軸の側方にずれた位置となるように配置され、前記発光部の位置を第1焦点とす
る略楕円面形状の反射面を有した第1付加リフレクタによる光軸方向前方への反射光が、
第2付加リフレクタによって投影レンズに向けて反射されるので、前記第1付加リフレク
タにおける第2焦点は前記レンズの中心軸に接近することができ、第1及び第2付加リフ
レクタによる2回反射の効率が向上する。
いると共に、第1付加リフレクタからの反射光を投影レンズに向けて反射する第2付加リ
フレクタが、前記光源バルブの光軸方向前方に設けられているので、シェードによって遮
蔽されるべき発光部からの光を、これら第1及び第2付加リフレクタを用いて投影レンズ
に入射させて、これを前方照射光として有効に利用することができる。
光量の不足に起因した配光パターンの明るさ不足を解消することができ、車両用前照灯か
らの照射光により形成される配光パターンの明るさを十分に確保することができる。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る車両用前照灯1は、素通し状の透
明カバー(カバー)2とランプボディ4とで形成された灯室内に、図示せぬエイミング機
構を介して灯具ユニット5が収容されている。
り、車両前後方向に延びるレンズの中心軸Ax上に配置された投影レンズ8と、前記投影
レンズ8の後方側焦点Fよりも後方側における前記レンズの中心軸Axの側方から挿入固
定された放電バルブまたはハロゲンバルブ(光源バルブ)10と、前記放電バルブ10か
らの光を車両前方に向けて反射するリフレクタ13と、前記投影レンズ8の後方で前記リ
フレクタ13からの反射光の一部を遮蔽するシェード15と、前記放電バルブ10の発光
部10aと前記シェード15との間に設けられた第1付加リフレクタ21と、前記放電バ
ルブ10の光軸V方向前方に設けられて、前記第1付加リフレクタ21からの反射光を前
記投影レンズ8に向けて反射する第2付加リフレクタ23と、を備えている。
投影レンズ8は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、その後方
側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。上記レン
ズの中心軸Axは、正確には水平方向に対して前方へ向けて0.5〜0.6度程度下向き
の方向に延びている。尚、投影レンズ8は、リフレクタ13及び第2付加リフレクタ23
の前端開口部から前方へ向けて延びる略筒状に形成されたホルダ17に固定支持されてい
る。
メタルハライドバルブであって、光軸Vが前記レンズの中心軸Axに直交する向きで、前
記レンズの中心軸Axの側方から前記第1リフレクタ13に挿入固定されている。
本実施形態の場合、放電バルブ10は、図1に示すように発光部10aの位置がレンズ
の中心軸Axの側方に距離Lだけずれた位置となるように配置されると共に、図2に示す
ようにレンズの中心軸Axよりも距離hだけ下方の位置に設置されている。
軸とする略楕円球面状の反射面13aを有している。
この反射面13aは、直線P1を含む断面形状が発光部10aの中心位置を第1焦点(
F1)とすると共に投影レンズ8の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形に設定さ
れており、図4に示すように、発光部10aからの光を車両前方へ向けてレンズの中心軸
Ax寄りに集光反射させるようになっている。また、この反射面13aの離心率は、鉛直
断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
るようにして該ホルダ17と一体的に設けられている。このシェード15の上端縁15a
は、投影レンズ8の後方側焦点Fを通ると共に、すれ違い配光パターンのカットオフライ
ンを形成する明暗境界形成部を備えている。そこで、シェード15は、リフレクタ13か
ら下方に反射して投影レンズ8に向かおうとする反射光を遮蔽する。
10aの中心が第1焦点F1となる略楕円面形状の反射面21aを有した第1付加リフレ
クタ21が配置されている。
また、放電バルブ10の光軸V方向前方には、第1付加リフレクタ21からの反射光を
投影レンズ8に向けて反射する第2付加リフレクタ23が設けられている。
光部10aの中心と対称な位置を第2焦点F2とする略楕円面形状になっている。
第2付加リフレクタ23は、図1に示すように、第1付加リフレクタ21の第2焦点F
2を通ってレンズの中心軸Axに平行な直線P2を中心軸とする略楕円球面状の反射面2
3aを有している。
F2を第1焦点とすると共に投影レンズ8の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形
に設定されており、第1付加リフレクタ21で反射されて第2焦点F2を通る光を前方へ
向けてレンズの中心軸Ax寄りに集光反射させるようになっている。また、この反射面2
3aの離心率は、鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている
。
Axの側方から放電バルブ10がリフレクタ13に挿入固定されるので、前記放電バルブ
10は、光軸Vが車両前後方向に延びるレンズの中心軸Axに直交する向きとなり、灯具
ユニット5の前後長を短くして車両用前照灯1をコンパクトにできる。即ち、車両用前照
灯1の車体取付スペースを低減することができる。
0aが前記レンズの中心軸Axの側方に距離Lだけずれた位置となるように配置され、前
記発光部10aの位置を第1焦点F1とする略楕円面形状の反射面21aを有した第1付
加リフレクタ21による光軸V方向前方への反射光が、第2付加リフレクタ23によって
投影レンズ8に向けて反射される。
そこで、前記第1付加リフレクタ21における第2焦点F2は前記レンズの中心軸Ax
に接近することができ、第1及び第2付加リフレクタ21,23による2回反射の効率が
向上する。
との間に設けられていると共に、第1付加リフレクタ21からの反射光を投影レンズ8に
向けて反射する第2付加リフレクタ23が、前記放電バルブ10の光軸V方向前方に設け
られているので、シェード15によって遮蔽されるべき発光部10aからの光を、これら
第1及び第2付加リフレクタ21,23を用いて投影レンズ8に入射させて、これを前方
照射光として有効に利用することができる。
びる線分光源として構成されている放電バルブ10が、レンズの中心軸Axの側方からリ
フレクタ13に挿入固定されているので、光軸V直交方向へ向かう最も光度が高い光線束
を、第1及び第2付加リフレクタ21,23によって利用することができる。尚、放電バ
ルブ10の光軸V方向前方に前記第2付加リフレクタ23を設けることにより、放電バル
ブ10から光軸V方向前方に入射する直射光は利用することができなくなるが、この直射
光は光軸V方向へ向かう最も光度が低い光線束であるので、全体としては利用光束を大幅
に増大させることができる。
距離hだけ下方の位置においてリフレクタ13に挿入固定されているので、バルブ挿入孔
がリフレクタ13の反射面13aにおけるレンズの中心軸側方領域に形成されてしまうの
を回避することができ、これにより該レンズの中心軸側方領域を配光制御用として有効に
利用することができる。そして、このレンズの中心軸側方領域からの反射光により、配光
パターンの拡散領域の明るさを十分に確保することができる。
も、リフレクタ13の反射面13aにおける光軸V方向前方への入射光量の不足に起因し
た配光パターンの明るさ不足を解消することができ、車両用前照灯1からの照射光により
形成される配光パターンの明るさを十分に確保することができる。
尚、本発明の車両用前照灯に係るランプボディ、カバー、光源バルブ、リフレクタ、シ
ェード、第1及び第2付加リフレクタ等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
2 透明カバー(カバー)
4 ランプボディ
8 投影レンズ
10 放電バルブ(光源バルブ)
10a 発光部
13 リフレクタ
15 シェード
21 第1付加リフレクタ
21a 反射面
23 第2付加リフレクタ
23a 反射面
Ax レンズの中心軸
F 後方側焦点
F1 第1焦点
F2 第2焦点
V 光軸
Claims (2)
- ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びるレンズの中心軸上
に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方側における前記レン
ズの中心軸の側方から挿入固定された光源バルブと、前記光源バルブからの光を車両前方
に向けて反射するリフレクタと、前記投影レンズの後方で前記リフレクタからの反射光の
一部を遮蔽するシェードと、を備えた車両用前照灯であって、
前記光源バルブは、発光部が前記レンズの中心軸の側方にずれた位置となるように配置
され、
前記発光部と前記シェードとの間には、前記発光部を第1焦点とする略楕円面形状の反
射面を有した第1付加リフレクタが設けられ、
前記光源バルブの光軸方向前方には、前記第1付加リフレクタからの反射光を前記投影
レンズに向けて反射する第2付加リフレクタが設けられることを特徴とする車両用前照灯
。 - 前記光源バルブが、前記レンズの中心軸よりも下方に配置されることを特徴とする請求
項1に記載の車両用前照灯。
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---|---|---|---|
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---|---|
JP2006004641A JP2006004641A (ja) | 2006-01-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP2011181277A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用前照灯 |
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2004
- 2004-06-15 JP JP2004176564A patent/JP4393279B2/ja not_active Expired - Fee Related
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